2009/07/09

赤鼻のセンセイ  1

チーフプロデューサー:櫨山裕子
プロデューサー:大倉寛子、秋元孝之
演出:佐久間紀佳
脚本:土田英生
音楽:中塚武
主題歌:「夢をアリガトウ」原由子
制作協力:オフィスクレッシェンド
制作:日本テレビ
出演:大泉洋、小林聡美、上川隆也、香椎由宇、神木隆之介、須賀健太、
   高良光莉、まえだまえだ、尾美としのり、光石研、平岩紙、神山繁、
   入山法子、高橋努、工藤里紗、能瀬あんな、田島ゆみか、住谷念美、他

桜山(上川隆也)のカメラ目線やまえだまえだの漫才など、
冒頭から想像した雰囲気と違ったけど、
全体としてもテーマにたどり着く前に
見ていてイライラするような作りだった。

参太朗(大泉洋)がウザイ感じに映るのは仕方ない。
そういうキャラクター設定なので。
でも、ドラマの初回として院内学級の説明をする上で、
教師役の参太朗が一から知っていく段取りにしたのは
よくなかったと思う。

こういう何も知らない登場人物が出てきて、
その人物がいろんなことを知っていく過程で
視聴者にも状況や設定を説明するというやり方は、
テレビドラマのセオリーというか、
保守的なドラマの典型なわけだけど、
院内学級を舞台にした作品で教師にその役をやらせるのは
いくら何でも乱暴だった。

考え方の違う参太朗と絹(小林聡美)や教師と医師の対立を軸に
院内学級の現状やそこに関わる人々を描くなら、
いくらでも別の導入はあっただろうに…。

最終的にハートフルな内容になるのは分かるけど、
さすがにこの出だしはきつかった。
小林聡美がもったいないなあ。

            採点 5.5(10点満点平均6)


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恋して悪魔  第1話

プロデューサー:豊福陽子、貸川聡子
演出:村上正典
脚本:小川智子
脚本協力:永田優子
音楽:菅野祐悟
主題歌:「悪魔な恋」中山優馬w/B.I.Shadow
制作:関西テレビ、共同テレビ
出演:中山優馬、加藤ローサ、近藤真彦、姜暢雄、桜庭ななみ、伊東四朗、
   堀内敬子、森本慎太郎、高橋ひとみ、中島健人、岡本玲、入江甚儀、
   太賀、峯岸みなみ、西村優奈、森山沙月、永井杏、他

やっぱりいろいろ問題ありか。
せめて近藤真彦じゃなくて東山紀之ならとも思ったけど、
仕事人が血を吸うのはルール違反だしなあ。

ただ、想像したほど悪くない部分もあった。
ちょっと可能性を感じたのは、恋愛としての切り口だけじゃなく、
他者との接し方や感情の表し方など、10代の若者がぶつかりそうな悩みを
ヴァンパイアであるルカ(中山優馬)を通して描こうとしているところ。
これがうまくいけば設定は特殊でも普遍性のある内容になるかも。

それにしても、ついこの前まで加藤ローサは
榮倉奈々と女子高生役をやってたと思ったのに、
回想シーンで急激にセーラー服が似合わなくなっていたのには驚いた。
でもその分、中山優馬との年齢差は多少感じられたからいいか。

ルカが居候している状況はまだ詳しく説明されてないけど、
中華料理店「しんじょう」の雰囲気が明るくのほほんとしているのはいい感じ。
ルカが真琴(加藤ローサ)に“若い方がいいのかな”と言ったシーンなどをみても
他では笑いが取れそうにないので、
敦子(堀内敬子)には頑張ってもらいたい。

正直、真琴と出会ってルカに牙が生えたんだし、
2時間ドラマでも収まるんじゃないかという気もする。
でも、高校生の時に死んでしまった真琴の初恋の相手と
死ぬことのないヴァンパイアであるルカとのつながりや、
ルカが成長する部分を飽きさせないように作れれば、
それなりに見られるようになるかも。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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2009/07/06

官僚たちの夏  第1話

制作統括:貴島誠一郎
プロデューサー:伊佐野英樹、真木明
演出:平野俊一
脚本:橋本裕志
原作:城山三郎「官僚たちの夏」
音楽:佐橋俊彦
主題歌:「STAY」コブクロ
制作:TBS
出演:佐藤浩市、北大路欣也、堺雅人、高橋克実、佐野史郎、西村雅彦、
   高橋克典、船越栄一郎、杉本哲太、吹石一恵、床嶋佳子、田中圭、
   村川絵梨、国広富之、他
ゲスト:蟹江敬三、市毛良枝、加藤虎ノ介、他

時代背景の説明と登場人物の紹介をしつつ、
自動車産業の話をメインにした初回。
次回は家電業界にスポットが当たるみたいだし、
しばらくはそういう分かりやすい見せ方で
ドラマの世界観を提示していくのかも。

登場人物のキャラクターもあまりクセがなく、
みんな格好良くみえるような感じだった。
せめて国内産業派と国際通商派の議論くらいは
面白く見せてくれるといいんだけど。

とにかく原作とはほとんど関係なく、
ドラマとしての見やすさを重視したような作りだった。
感動させようという部分があまり出すぎると
だんだんシラけてしまう可能性もあるかも。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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魔女裁判  第9話

演出:加藤裕将
脚本:八津弘幸

結局、黒川(鈴木亮平)は有罪用に
裁判官も買収しているという設定だった。
そこが説明だけでOKなら最初から何でもアリだと思うけど。

で、4つ目の鍵が使われたことを知った鏡子(石田ゆり子)が
犯人は娘の遙(忽那汐里)ではないかと察して、
自分が罪をかぶる方向に。

裁判の結果はもうひと捻りあるかもしれないけど、
その裁判の結果と黒川の問題を
あと1回でうまく収められるんだろうか。

まあ、もはやこのドラマは
何となく格好良さげに終わらせればいいのかも。

            採点 5.0(10点満点平均6)


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風に舞いあがるビニールシート  全5回

制作統括:遠藤理史
プロデューサー:岡本幸江
演出:岡田健、渡邊良雄
脚本:宮村優子、加藤綾子
原作:森絵都「風に舞いあがるビニールシート」
音楽:菅野よう子
主題歌:「i say,"yes"」布施明
制作:NHK
出演:吹石一恵、クリス・ペプラー、片平なぎさ、佐野史郎、吉沢悠、
   平岩紙、篠原ともえ、塩見三省、宮崎美子、長谷川朝晴、大島優子、
   趙珉和、オレンヂ、ダンテ・カーヴァー、カプール・シャクンタラ、
   サヘル・ローズ、ソイラ・レア、浅利陽介、他

森絵都の直木賞受賞作「風に舞いあがるビニールシート」から
表題作をドラマ化したもの。
結論から言うと、第1話の構成がもったいなかった。

里佳(吹石一恵)がキャリアアップを目指して
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に面接に来るところから始まって、
里佳がエド(クリス・ペプラー)と結婚するまでを
第1話の中で順番に描いたことで、
どこに焦点を当てたいのかが曖昧な出だしになってしまったと思う。

オーソドックスではあるけど、
里佳がUNHCRでバリバリ働くところから始めて、
あとから里佳が転職を考えた動機や
面接シーンなどのエドとの出会いを描き、
2人の価値観の違いや距離が近づく様子を描けばよかったんじゃないだろうか。

男女の物語ではあるけど、
やっぱりUNHCRの活動を通して
見て見ぬ振りをしてはいけない景色に気づき、
ひとりの女性が新たな一歩を踏み出す話でもあると思うので、
そのあたりの世界観を初回でしっかり出すべきだったと思う。

NHKのドラマで体の相性などは描写できないので、
2人関係の進展が多少強引になってしまうのは仕方ない。
でも、2人の結婚を2話目の前半に持ってくるだけでも
ずいぶんと印象は違ったんじゃないだろうか。

離婚に至るまでの描き方や、
離婚後もエドが緊急連絡先のトップを里佳にしていたエピソードなど、
里佳が改めてエドのことを知る部分はむしろ丁寧に描いていただけに、
出だしの構成は本当に残念だった。

捨て犬に関するボランティアをする主婦とか、
みんなで野球をするシーンとか、
原作に含まれる別の作品のエッセンスも取り入れていたけど、
とりあえず登場人物の配置はなかなか良かったと思う。

里佳の日本人の上司として出てきた神谷(片平なぎさ)や、
通信社の記者として最初から登場した寺島(吉沢悠)だけでなく、
里佳の両親(塩見三省・宮崎美子)や
同級生の恵利子(篠原ともえ)と尚美(平岩紙)も、
うまくストーリーに絡めていた。

とくに、正式な国際職員になることをためらう里佳に
父親が“言い訳に親を使うな”と突き放すところや、
エドが死んだあとも仕事をする里佳をなじった恵利子が
ビルを出たあとに“そんなつもりじゃなかったの”と震えるところなどは
すごく印象的だった。

ドラマとしての肉付けは悪くなかったし、
日本語と英語が混ざる内容ながらもそんなにゴツゴツした感じなかったし、
今まであまりスポットが当たらなかった舞台を描いた作品としては
意欲的なドラマだった。

            採点 7.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★☆
                演出  ★★★☆☆
                配役  ★★★☆☆
                音楽  ★★★☆☆
                主題歌 ★★★★☆
                新鮮さ ★★★☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆


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MR.BRAIN  EPISODE 7

演出:山室大輔
脚本:蒔田光治、森下佳子
ゲスト:市川海老蔵、上川隆也、光石研、鈴木一真、
    浜田晃、清水紘治、大林丈史

ものすごく大袈裟にやってるけど、
そんなに複雑でもなさそうな最終エピソード。
あとは初回から出ていた武井(市川海老蔵)が
そのまま悪なのか、実は善なのか、というあたりが興味の的か。

九十九(木村拓哉)がこれは犯人からの挑戦だとか言って
科警研も警視庁もみんなが同意するところはさすがに笑った。
あと、慌ててるのに九十九がいつものように
言い方が回りくどいところとか。

犯人に誘導されているとはいえ、
科警研のスタッフが自分の専門分野で情報を集めていくところは
それなりにこのドラマらしかったと思う。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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コールセンターの恋人  1st call

チーフプロデューサー:黒田徹也
プロデューサー:奈良井正巳、樽井勝弘、壁谷梯之
演出:片山修
脚本:中園ミホ
原案:山口雅俊
音楽:中西匡
主題歌:「アリガトウ」ソナーポケット
ナレーション:森本レオ
企画・脚本・プロデュース協力:(株)ヒント
制作協力:泉放送制作
制作:ABC、テレビ朝日
出演:小泉孝太郎、ミムラ、名取裕子、若林豪、松重豊、柴俊夫、安田顕、
   中島ひろ子、山崎野々華、滝沢沙織、中林大樹、石井康太、樋場早紀、
   真下玲奈、福井仁美、愛未、えれな、はねゆり、他

ストーリーのリアリティというよりも、
通販業界のクレーム対応を通して起こる人間ドラマを
エンターテイメントたっぷりに見せるという感じ。

お客様相談窓口のスタッフが
それぞれに得意分野を持ったプロフェッショナルなので、
今後の作りもだいたい想像できるような内容だった。

それにしても前半の組み立ては
音楽も含めてかなり古くさかったと思う。
商品企画部から異動させられた主人公の都倉(小泉孝太郎)を
エリートなのに最初はワザとらしいくらいにダメ男で描くあたりも、
見ていてうんざりするような構成だった。

ただ、響子(ミムラ)たちが問題を解決したあとに、
テレビで大写しになった高枝切りバサミを
南極アイス(名取裕子)たちがさらに売ろうとするあたりは、
商魂たくましい販売側と地味でもきめ細かいクレーム対応係との違いが
分かりやすく描けて良かったと思う。

響子と南極アイスには過去に因縁がありそうだし、
本社とコールセンターの関係も
うまく全体に活かしていってくれるといいんだけど。

そういえば通販業界を扱ったドラマでは、
同じテレ朝で「ツーハンマン」という秀作があったなあ。
ああいうセンスのあるコメディがまた見たい。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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2009/07/03

救命病棟24時

『救命病棟24時』  8月〜
フジ系 火曜9時  期待度 ★★★★☆

救命救急センターを舞台にした
人気ヒューマンドラマの第4シリーズ。

今回は救命救急の崩壊がテーマで、
第1、第3シリーズに出ていた松嶋菜々子も
第2子出産後の復帰作として出演する。

ただ、6月中旬に主役の江口洋介がバイク事故で重傷を負ったため、
7月7日スタートの予定が8月からに変更。
放送回数も縮小されるらしい。

しかも、今シリーズの脚本は、
これまでの中心だった福田靖でも橋部敦子でもない。
かなり安定感のある作品ではあるけど、
さすがに今回は不安要素が多そう。

共演は、第2シリーズに出ていた木村多江のほか、
ユースケ・サンタマリア、北乃きい、板尾創路、
石田卓也、市川実和子など。


B00005UBW4救命病棟24時(第2シリーズ)DVD-BOX
江口洋介, 松雪泰子, 伊藤英明, 須藤理彩
フジテレビ 2005-07-06

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B0009ETCGU救命病棟24時 第3シリーズ DVD-BOX
江口洋介, 松嶋菜々子, 大泉洋, 香川照之
ポニーキャニオン 2005-07-20

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こちら葛飾区亀有公園前派出所

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』  8月〜
TBS系 土曜7時58分  期待度 ★★☆☆☆

もはや説明する必要もない「こち亀」を、
「MR.BRAIN」のあとに香取慎吾主演でドラマ化。
ラサール石井は両津の父親・銀次役で出演する。

秋本・カトリーヌ・麗子は香里奈、
中川圭一は速水もこみち、
大原大次郎は伊武雅刀。

いろいろ心配な面はあるけど、
脚本がマギーというのもかなり心配。
とにかく笑わせて欲しい。


4088528115こちら葛飾区亀有公園前派出所 1 早うち両さんの巻 (ジャンプコミックス)
秋本 治
集英社 1977-07

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オトメン(乙男)

『オトメン(乙男)』  8/1〜
フジ系 土曜11時10分  期待度 ★★☆☆☆

乙女思考の大和撫子な日本男児が、
男らしく育てられた日本男児な大和撫子に恋をするラブコメディー。
同名の人気コミックをドラマ化。

主演は、岡田将生と夏帆。
木村了、瀬戸康史、市川知宏、佐野和真、桐谷美玲、武井咲、
高田延彦、鶴見辰吾、山本未来、柳原可奈子などが共演する。

フジの土曜深夜枠なので、
どういうテイストで映像にするかにかかってきそう。
少女コミックらしさをうまく出してくれるといいんだけど。

4592184149オトメン(乙男) 1 (花とゆめCOMICS)
菅野 文
白泉社 2007-01-19

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オルトロスの犬

『オルトロスの犬』  7/24〜
TBS系 金曜10時  期待度 ★★★☆☆

触れただけで病や傷を治す神の手を持つ悪魔のような男と
触れただけで人を殺せる悪魔の手を持つ心優しき男の宿命の対決を描く。
オルトロスとはギリシャ神話に出てくる2つの頭を持つ犬のこと。

滝沢秀明と錦戸亮が共演。
他に、水川あさみ、佐々木蔵之介、八乙女光、高畑淳子、
柴俊夫、原田夏希、忍成修吾、六角精児、波瑠などが出演する。

アメリカのドラマのように、
複数の脚本家がシーンを持ち寄って
ひとつにまとめるという作り方をするらしい。
このドラマはワーナーブラザーズ映画の
ライターズワークショップが脚本を担当する。

うまくいけば日本でも定着していくかもしれないけど、
結局、ドラマは船頭が優秀かどうかにかかってると思う。
Pは三城真一、那須田淳、松原浩。

とにかくこういうドラマは
エンターテイメントに徹して欲しい。


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猿ロック

『猿ロック』  7/23〜
日テレ系 木曜11時58分  期待度 ★★★☆☆

どんな鍵でも開けてしまうサルと呼ばれる鍵師が、
様々な事件に巻き込まれながら人助けをしていく。
「ヤングマガジン」に連載中の同名コミックをドラマ化。
2010年の映画化もすでに決まっている。

主演は市原隼人。
高岡蒼甫、芦名星、渡部豪太なども出演する。

「ROOKIES」でも共演した市原隼人と高岡蒼甫のコンビに加え、
映画化も踏まえたドラマということで、
深夜でもそれなりのクオリティーは期待できそう。


4063611868猿ロック 1 (ヤングマガジンコミックス)
芹沢 直樹
講談社 2003-12-22

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