2009/09/10

赤鼻のセンセイ  10 最終話

演出:佐久間紀佳
脚本:山岡真介、根本ノンジ
脚本協力:高梨一起

最後まで冒頭の漫才は入れて、
和田(須賀健太)はドナーが見つかり、
院内学級も継続されるという明るい最終回だった。

終わり方としてはこれで良かったと思う。
ただ、学園ドラマっぽく卒業式に時間をかけたので、
じっくり描いて欲しかったようなところは、ほぼスルーだった。

結局、絹(小林聡美)や桜山(上川隆也)は
ほとんど活かされないままだったなあ。

参太朗(大泉洋)のキャラクター自体は、
好き嫌いは別にして大泉洋の個性を活かしてハッキリしていたと思う。
でも、やっぱり院内学級のことは何も知らず、
ただ教員免許を持っているだけという設定が、
ドラマの内容としては適してなかった。

これが知識と経験を踏まえた上で
子供たちには笑っていて欲しいと考える教師だったら、
考え方の違う教師や病院側の方針などとぶつかる過程を描いて
もっと前半から見応えも出たのにな。

それがあって、この最終回に“和田が笑ってる”というシーンだったら
その意味ももっと深く伝わったような気がする。
小林聡美や上川隆也がいたから
当初はそのあたりに期待してたんだけど、
参太朗のおちゃらけキャラだけが目立つような前半がすごく残念だった。

まあ、最初から終盤はそれなりに盛り上がるような設定だったし、
実際、その通りにはなったから、それだけでいいか。

            採点 6.0(10点満点平均6)

                脚本  ★☆☆☆☆
                演出  ★★☆☆☆
                配役  ★★★☆☆
                音楽  ★★☆☆☆
                主題歌 ★★☆☆☆
                新鮮さ ★☆☆☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆

          平均採点 5.90(10点満点平均6)

B002OI3A1M赤鼻のセンセイ DVD-BOX
VAP,INC(VAP)(D) 2009-12-02

by G-Tools

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/09/07

赤鼻のセンセイ  9

演出:佐久間紀佳
脚本:高梨一起
脚本協力:根本ノンジ

和田(須賀健太)が参太朗(大泉洋)に対して
簡単に明日なんて言うなと怒ったところからそのまま進めるのではなく、
一度、八重樫(神木隆之介)の気持ちに振った展開が良かった。

自分もいつの間にか和田がもうすぐ死ぬかもしれないと受け入れているから
明日が来ないかもしれないと思っている和田をその場で怒れなかったと、
八重樫が自分を責めるシーンは、
院内学級の同級生という設定も活きて良かったと思う。

その後、和田が将来の夢を語りながら
参太朗との授業を“明日”と約束するあたりから、
ドラマ的にはその明日が来ないのではないかという雰囲気になって、
ラストは和田の状態が悪化する展開に。

どちらでもメッセージ性は出ると思うけど、
ドラマの冒頭でも院内学級の生徒がひとり亡くなってるし、
和田には回復してもらいたいなあ。

ベタでも“学ぶことが生きること”という
院内学級を舞台にした作品らしいセリフもあったので、
それを軸に和田の命も院内学級も続く明るい最終回になって欲しい。

            採点 6.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/08/27

赤鼻のセンセイ  8

演出:吉野洋
脚本:根本ノンジ

とりあえず、戻ってきた桜山(上川隆也)の兄・幸一(羽場裕一)が、
経営的な理由ではなく、
NICUを作るために院内学級を閉鎖したいと言い出したのは、
安っぽくならなくて良かった。

それに対して参太朗(大泉洋)たちが
他の場所でも院内学級を続けたいと言うのは当然の流れとして、
赤ちゃんを助けることができるなら
院内学級がなくなっても我慢すると、
子供たちから言い出すラストは、
何より子供たち自身が病気を抱える患者であるだけに、
重みがあっていい展開だった。

ただ、中盤で中学生グループが
病院を出ていこうとする部分はいらなかった気がする。

八重樫(神木隆之介)のキャラクター的な理由というより、
前々回から七瀬(香椎由宇)が和田(須賀健太)に対して
どれだけ治療に専念してきたかは描いていて、
それを和田も理解しているはずなのに、
院内学級の閉鎖=こんな病院にいる意味がない、という発想は、
あまりにもその場だけの展開な感じがした。
もう少し全体の流れも考えたストーリーにしてくれればいいのに…。

それにしても、院内学級に関しては
ドラマの内容からして何か解決策を見出すと思うけど、
和田はどうなるんだろうなあ。

            採点 6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/08/20

赤鼻のセンセイ  7

演出:佐久間紀佳
脚本:山岡真介

参太朗(大泉洋)の根本的な設定を別にすれば、
入院患者の気持ちを描く部分と
参太朗が信じてきた明るさや笑いが
人を救うこともあるという部分のバランスは
悪くなかったと思う。

自分は何も分かってなかったと落ち込んで、
院内学級で教えるのが恐くなったという参太朗に、
今の話がこれまでで一番つまらなかったと
絹(小林聡美)が返すところも良かった。

絹や桜山(上川隆也)や七瀬(香椎由宇)が
やっと有効に使えてきた感じ。
あと、和田(須賀健太)と八重樫(神木隆之介)の病室に来て
香(高良光莉)がただ本を読んでいるシーンも個人的には好きだった。

当初はもっと早い段階から出てくると思われた
院内学級の存続についての話も次回から出てきそう。
だんだんシリアスな切り口も増えてきてることだし、
そろそろ冒頭の漫才はなくしてもいいんじゃないだろうか。

            採点 6.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/08/17

赤鼻のセンセイ  6

演出:茂山佳則
脚本:土田英生
脚本協力:高梨一起、根本ノンジ

七瀬(香椎由宇)が医師として
和田(須賀健太)のことを真剣に診ているのは
最初から分かっていたことだけど、
七瀬のキャラクターがブレていないので
終盤は意外と盛り上がった。

参太朗(大泉洋)の単純な言動で始まる冒頭は工夫がなくて、
相変わらず面白みには欠けると思う。
でも、今回みたいに参太朗が子供たちに書かせたメッセージが
オチになるような使い方はいいと思う。
もう参太朗のキャラクターは分かってるので、
出だしはもう少し工夫して欲しい気もするけど。

で、前回、今回と和田をみんなが支える内容が続いて、
それでも最後に和田の病状が悪化してしまう展開は、
つらいけれども避けて通れないストーリーだと思う。

最終的にどうなるかは別にして、
院内学級を舞台にしたドラマとしては
ここをしっかり描いて欲しい。

            採点 6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/08/10

赤鼻のセンセイ  5

演出:吉野洋
脚本:高梨一起
脚本協力:根本ノンジ、山岡真介

子供の患者に本当の病状を告げるべきかどうかという
出だしはかなり重たい切り口に。
でも、この正解のない答えに安易に結論をつけずに、
和田(須賀健太)の思い出の場所の変化と
友達が埋めてくれたタイムカプセルを使って、
和田に生きる気力を与えた落とし所は良かったと思う。

タイムカプセルの中身ではなく、
20歳の和田君へ、30歳の和田君へ、40歳の和田君へと、
次々に未来の和田にあてたタイムカプセルが出てきたところも良かった。
150歳の和田にあてたタイムカプセルまであったのも、
子供らしさが出ていてむしろ良かったんじゃないだろうか。

毎回1エピソードのシンプルな作りであることにはかわりないけど、
今回はようやくこのドラマの個性が出たような感じで
なかなか良かった。

            採点 6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/07/31

赤鼻のセンセイ  4

演出:佐久間紀佳
脚本:佐藤久美子
脚本協力:根本ノンジ、山岡真介

自分の仕事がかかっているとはいえ、
参太朗(大泉洋)がとにかく本気で香(高良光莉)と戦うところは、
そんなに無理なく参太朗のキャラクターが出たと思う。

悪く言えばバカっぽいんだけど、
香の力になりたいという意味では純粋なので。

友達の応援で膨らますのではなく、
久しぶりにボールを打った手のしびれで
香が生きる意欲を思い出すという見せ方は悪くなかった。

            採点 5.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/07/24

赤鼻のセンセイ  3

演出:吉野洋
脚本:根本シンジ
脚本協力:土田英生、佐藤久美子

「薔薇のない花屋」の雫、八木優希の参加で
終盤は少し盛り上がった。
やっぱり八木優希の泣き顔は大きな武器か。

でも、その終盤も内容はちっとも新しくなかったと思う。
ていうか、あんだけ手の込んだ歓迎会をやったのに、
美術教師の権田(光石研)や音楽教師の西森(平岩紙)が
まったく目立たないってどういうことだろう。

桜山(上川隆也)も七瀬(香椎由宇)も活かせてるとは思えないし、
根本的に脚本の作り方が雑だと思う。

とにかく基本的なパターンに
何かひとつ乗せるだけの内容なので、
次回は香(高良光莉)に頑張ってもらうしかない。

            採点 5.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/07/16

赤鼻のセンセイ  2

演出:佐久間紀佳
脚本:土田英生

基本的なパターンは初回と変わらず、
教師なのにデリカシーのない参太朗(大泉洋)が
無神経に院内学級をかき回すものの、
結果的にいい方向に転がってまるく収まるという作り方。

せめて“たとえ明日世界が滅びても、私は今日、リンゴの木を植える”
という有名なフレーズの部分を
具体的に説得力のある描き方ができればいいんだけど、
そこが曖昧で、
都合よく参太朗の行動が支持されてしまうところがつらい。

結局、考え方の違う参太朗と絹(小林聡美)のぶつかり合いを
面白く見せたいというところにウエイトが掛かりすぎてるんだろうな。
本来はそこから先がテーマなのに。

ある程度2人が認め合うようになるまでは
見ていてもかなりイライラしそう。

            採点 5.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/07/09

赤鼻のセンセイ  1

チーフプロデューサー:櫨山裕子
プロデューサー:大倉寛子、秋元孝之
演出:佐久間紀佳
脚本:土田英生
音楽:中塚武
主題歌:「夢をアリガトウ」原由子
制作協力:オフィスクレッシェンド
制作:日本テレビ
出演:大泉洋、小林聡美、上川隆也、香椎由宇、神木隆之介、須賀健太、
   高良光莉、まえだまえだ、尾美としのり、光石研、平岩紙、神山繁、
   入山法子、高橋努、工藤里紗、能瀬あんな、田島ゆみか、住谷念美、他

桜山(上川隆也)のカメラ目線やまえだまえだの漫才など、
冒頭から想像した雰囲気と違ったけど、
全体としてもテーマにたどり着く前に
見ていてイライラするような作りだった。

参太朗(大泉洋)がウザイ感じに映るのは仕方ない。
そういうキャラクター設定なので。
でも、ドラマの初回として院内学級の説明をする上で、
教師役の参太朗が一から知っていく段取りにしたのは
よくなかったと思う。

こういう何も知らない登場人物が出てきて、
その人物がいろんなことを知っていく過程で
視聴者にも状況や設定を説明するというやり方は、
テレビドラマのセオリーというか、
保守的なドラマの典型なわけだけど、
院内学級を舞台にした作品で教師にその役をやらせるのは
いくら何でも乱暴だった。

考え方の違う参太朗と絹(小林聡美)や教師と医師の対立を軸に
院内学級の現状やそこに関わる人々を描くなら、
いくらでも別の導入はあっただろうに…。

最終的にハートフルな内容になるのは分かるけど、
さすがにこの出だしはきつかった。
小林聡美がもったいないなあ。

            採点 5.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧