2009/09/22

官僚たちの夏  最終話

演出:平野俊一
脚本:橋本裕志
ゲスト:藤田朋子、桂ざこば、他

とくに最終回っぽくなく、淡々と終わった感じ。
でも、ヘンに盛り上げず、
風越(佐藤浩市)と庭野(堺雅人)が
再び斜陽になった繊維業界のデモに巻き込まれて、
精一杯やったものの、
本当に自分たちがやってきたことに意味があったのかと
自問するような終わり方は悪くなかったと思う。

それぞれがそれぞれの立場でものを言えば
収集がつかなくなるわけで、
その調整役としての難しさは出たような気がする。

結局、全体としては、原作の内容は10分1くらい。
ここまで手を入れて分かりやすい昭和史にするなら、
新聞記者の西丸(佐野史郎)を主人公にして
時代を振り返るような構成にする手もあったかもしれない。

そうすれば風越のガサツなところを描いても
そんなに違和感がなかったと思う。

最終回の片山(高橋克典)は
ちょっと人間くささが出て良かったけど、
風越を単純なキャラクターにしてしまったのが
ドラマとしての魅力を半減させてしまった気がする。

でも、たぶんこのドラマは
そういう問題だけでもなかったんだろうなあ。
役者は豪華で、映像もしっかりしていたのに、
見応えをほとんど感じなかったのは…。

やっぱり今やる企画ではなかったのかもしれない。
佐橋俊彦の音楽も基本的には悪くなかったけど、
冒頭でかかるテーマ曲は狙いすぎで軽い感じだった。

            採点 6.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★☆☆☆
                演出  ★★★★☆
                配役  ★★★★☆
                音楽  ★★★☆☆
                主題歌 ★★★★☆
                新鮮さ ★☆☆☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆

          平均採点 6.15(10点満点平均6)

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2009/09/15

官僚たちの夏  第9話

演出:平野俊一
脚本:橋本裕志
ゲスト:鶴見辰吾、藤田朋子、他

とにかく風越(佐藤浩市)たちの正義がメインなので、
今回も政治家の描き方などはハッキリしていた。
とくに特別委員会で鮎川(高橋克実)を悪く言うところは
ここで泣いてくださいという感じで、
このドラマを象徴したような作りだった。

天下りした官僚が
自分たちのエゴを通したりするところも入れてるんだけど、
全体的に状況説明っぽい流れになって、
やっぱり人間臭さが出ないのが残念。

ただ、鮎川はブレないところがドラマとしてはいいと思う。
高橋克実の良さが出ているキャラなので。

それにしても「フルスイング」「刑事一代」に続いて
今回も同じように雰囲気のある役だったのに
いつも最後に死んでしまうのが可哀想。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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2009/09/08

官僚たちの夏  第8話

演出:大岡進
脚本:橋本裕志
ゲスト:鶴見辰吾、岡本信人、金田明夫、他

特許庁に出された風越(佐藤浩市)が
次官として通産省に戻ってくるまで。

悲願だった東京オリンピックの開催時期と絡めつつ、
国産航空機と国産コンピュータの問題、
国際通商派と国内産業派のその後を描いた構成は、
かなり分かりやすかったと思う。
相変わらずきれい事だったけど。

炭坑の話題も少し振っていて、
次回は鮎川(高橋克実)の話が中心になりそう。
鮎川と風越の関係をもう少し丁寧に描いていたら
この部分も面白くなったんだけどな。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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2009/08/17

官僚たちの夏  第7話

演出:平野俊一
脚本:橋本裕志
ゲスト:佐藤B作、他

来週は世界陸上、再来週は総選挙で休み。
ということで、国内産業保護法(特振法のこと)が
審議未了のまま廃案になるところまで一気に描かれた。

一応、いろんなエピソードは盛り込まれていたけど、
発言の裏付けに登場人物の人間性が滲み出たりすることが少ないので、
やっぱりナレーションベースで物事が進行していく
というイメージが強かった。

せめて風越(佐藤浩市)の雑なキャラクターだけでも
これまでにしっかり描いていれば、
全体的な深みも出たりしたんだろうけど…。

もう終盤はお涙頂戴でもなんでもいいや、
という感じ。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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2009/08/10

官僚たちの夏  第6話

演出:松田礼人
脚本:橋本裕志
ゲスト:山谷初男、他

公害問題に取り組みながら
国内産業派と国際通商派が対立する様子や
そこに人事の駆け引きが加わってくることも描いてるんだけど、
なぜか見応えが出てこない。

たぶん、登場人物にリアルな人間臭さがないからなんだろうなあ。
話の流れは分かりやすく構成していて
それはドラマとしておそらく正しいんだろうけど、
そういうものを見たかったわけではなかったというか。

じゃあ「官僚たちの夏」ではなかったら許せたのかというと
それも違うような気がするし。
これだけの役者を集めて
やってることが表面的なものだけになってるのがもったいない。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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2009/08/03

官僚たちの夏  第5話

演出:大岡進
脚本:橋本裕志
ゲスト:麻生祐未、他

アメリカのコンピュータ企業との交渉を中心に、
庭野(堺雅人)と風越(佐藤浩市)の奮闘を描いた内容。
IDNというのはもちろんIBMのことで、
日本の6社は、富士通、日立、日本電気、東芝、三菱電機、沖電気。

ただ、実際に日本のコンピュータ産業育成に動いたのは、
庭野のモデルになっている人ではなくて、
別の官僚だと思う。
とにかくいつものように、
やたらと感動的に描かれていた。

片山(高橋克典)が提唱した
「太平洋ベルトライン構想(太平洋ベルト地帯構想のこと)」を前振りに、
次回は公害の話になるらしい。
「官僚たちの夏」というより、
昭和回顧録がまだまだ続きそう。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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2009/07/27

官僚たちの夏  第4話

演出:大岡進
脚本:橋本裕志
ゲスト:桂ざこば、他

新たな政治家として須藤恵作(長塚京三)が登場。
ちなみにモデルは佐藤栄作。

通産省内の貿易自由化に関する会議は、
また議論の内容というより
どっちに転がるかのエンタメ寄りの見せ方で、
分かりやすい感じだった。

最後に政治家の思惑との絡み合いなんかが出てきて
あのあたりは面白いところだと思うけど、
そういう部分は時間をかけずにあっさり描いちゃったりするんだよな。

牧(杉本哲太)が帰国して
いよいよ特振法作りが中心になるかと思いきや、
次回はコンピュータ産業を舞台にした
電算機プロジェクトの話になるらしい。
もうこのパターンはずっと変わらないのかも。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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2009/07/21

官僚たちの夏  第3話

演出:平野俊一
脚本:橋本裕志
ゲスト:桂ざこば、他

繊維業界でまた同じようなパターン。
輸出自主規制を進めた玉木(船越栄一郎)も池内(北大路欣也)も
苦渋の決断という感じで、
やっぱりみんないい人という印象だった。

風越(佐藤浩市)の天下りに関する意見も単純で、
あらゆることがあっさりと描かれている感じ。
もう少し全体的にアクの強いテイストを想像してたんだけどな。

きっとテイストはもうこのまま変わらずに、
終盤、大袈裟に泣かせたりするだけのような気がする。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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2009/07/13

官僚たちの夏  第2話

演出:平野俊一
脚本:橋本裕志
ゲスト:岡本信人、みのもんた、岩松了、他

また思いっきりドラマチックな描き方。
でも、今回のテレビの話は
過当競争を抑えて国内の企業を強化するという趣旨なので、
特振法立案への前振りにはなっていたと思う。
そこに自由貿易を理想とする国際通商派を
分かりやすく絡めてくる感じか。

前回、池田勇人をモデルとしている池内(北大路欣也)が
風越(佐藤浩市)に“俺はお前の味方だぞ”とか言っていたので
どうなることかと思っていたけど、
池内と風越も対立するようになった。

風越のキャラクターは、
セリフで雑な人間だと説明があったわりに
やたらとスマートな印象なので、
国際通商派とのやり合いではもっと人間味を出して欲しい。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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2009/07/06

官僚たちの夏  第1話

制作統括:貴島誠一郎
プロデューサー:伊佐野英樹、真木明
演出:平野俊一
脚本:橋本裕志
原作:城山三郎「官僚たちの夏」
音楽:佐橋俊彦
主題歌:「STAY」コブクロ
制作:TBS
出演:佐藤浩市、北大路欣也、堺雅人、高橋克実、佐野史郎、西村雅彦、
   高橋克典、船越栄一郎、杉本哲太、吹石一恵、床嶋佳子、田中圭、
   村川絵梨、国広富之、他
ゲスト:蟹江敬三、市毛良枝、加藤虎ノ介、他

時代背景の説明と登場人物の紹介をしつつ、
自動車産業の話をメインにした初回。
次回は家電業界にスポットが当たるみたいだし、
しばらくはそういう分かりやすい見せ方で
ドラマの世界観を提示していくのかも。

登場人物のキャラクターもあまりクセがなく、
みんな格好良くみえるような感じだった。
せめて国内産業派と国際通商派の議論くらいは
面白く見せてくれるといいんだけど。

とにかく原作とはほとんど関係なく、
ドラマとしての見やすさを重視したような作りだった。
感動させようという部分があまり出すぎると
だんだんシラけてしまう可能性もあるかも。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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