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2004/12/24

ホットマン2  最終話

演出:中島悟
脚本:樫田正剛

家を買い戻さない結末は
まあいいんじゃないだろうか。
あと、あやめ(白石美帆)が
まったく相手にされなかった展開も。

ただ、その他の細かいエピソードはブツ切れで、
表面をなぞっただけで、いつもの感じのまま。
最後までこのドラマらしいと言えばらしかった。

七海(山内菜々)がブレイクして
視聴率もかなり取れた前作を受けての続編だったんだろうけど、
さすがにこのクオリティーでは見続けるのもつらかった。

やるなら山内菜々をメインに別の作品を企画する、
というのが本当は正しかったんだろうと思う。
それで美山加恋まで使えるなら
どうにでも視聴率を取るやり方はあったと思うし。

続編の方が安牌と思ってしまうところが
今のテレビ局のしょっぱいところなんだろうな。

矢田亜希子も小西真奈美もキャスティングできなかったわけだし、
別の企画にする勇気も見せて欲しかった。

             採点  5.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★☆☆☆☆
                  演出  ★☆☆☆☆
                  配役  ★★☆☆☆
                  主題歌 ★☆☆☆☆
                  音楽  ★☆☆☆☆
                  新鮮さ ★☆☆☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  5.21(10点満点平均6)


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2004/12/22

マザー&ラヴァー  最終回2時間スペシャル 母と恋人、最終決戦!! マザコン男 運命の選択!?

演出:塚本連平
脚本:岡田惠和

最後はセオリー通りにまとめた感じか。
瞳(篠原涼子)の家族に関しては
とくにエピソードを広げなかったけど、
裏の裏は表なので
テーマに沿って省略したということだろう。

真吾(坂口憲二)が役者としてそこそこ成功し、
途中で何度か登場した想像上のドラマでオチをつけたのも、
お約束と言えばお約束。

でも、いったんは真吾が芝居をやめると決断した展開は
マリア(松坂慶子)の過去とも絡めていて良かったと思う。

結婚式の入場は多少やりすぎたかな。
でも、このドラマにおいてアレをしなければ
逆に結婚式のシーンそのものにあまり意味がなくなるので、
結婚式を描くならやってもよかったのかもしれない。

劇団員が真吾の結婚後を想像するシーンで
「アットホーム・ダッド」の安藤咲良をわざわざ起用したのは、
篠原涼子の娘というポジションを考えれば気の利いたサービスだった。

そして、ラストのエピローグの中で、
今度は真吾ではなく、真吾と瞳の間に生まれた子供、
つまりマリアにとっては孫を、
また瞳とマリアで奪い合うようなシーンをちょっとだけ入れたのは
リアリティーがあってなかなか良かったと思う。

ただ、その他の人物のその後までエピローグに入れたのは不要。
というか、エピソード自体が面白くなくて残念だった。
種田(蛍原徹)と麻衣子(矢沢心)は
本編中もうまく動かしたと思うので、
あんな締め方をされて可哀想なくらいだった。


このドラマ、企画はかなり良かったと思う。
マザコン男を主人公にしようなんて、
普通なら避けて通るところだけど、
そこにあえて挑戦し、
“母親に依存するような弱い”マザコンではなく、
“母親が大好きだから自分が守ろうとする”マザコンを、
母親と恋人との関係も含めて描いたところは立派だった。

しかも、マザコンという切り口だけに固執せず、
娘を嫁に出す父、に付随するドラマを
母と息子の関係に取り入れたところもうまかった。

そういうトータルなアプローチの中で、
自分の親を大切にする男は恋人も大切にするし、
生まれてくる子供も大切にする、
という部分は十分に描けたのではないだろうか。

それをコメディーの体裁を維持しながら描けたのは、
岡田惠和のスキルの証明でもあったと思う。

ただもちろん、すべてがうまくいったわけでもない。
男が母親を大切にする度合いはどこまでなら気持ち悪くないか、
これは各個人で基準が違うと思うけど、
中には行き過ぎと感じるエピソードもあった。

あと、真吾が社会人としてはまだ中途半端で
役者を目指しているという設定はいいとしても、
その劇団での芝居を最後まで活かせなかったのはもったいなかった。
あんなに練習風景を使っていたので、
てっきり最後の公演は重要なアイテムになるのかと思っていたのに…。

序盤はうまく作ったと思われたマリアのキャラも、
最後の方はかなりしつこく感じられた。
後半は母親が息子を手放したくないという気持ちも描かれたので、
それを考えるともう少し淡々としたキャラでもよかったかもしれない。

とまあ、問題点も多々あったけど、
数多く作られるドラマを考えると
この作品にはこの作品なりのオリジナリティーはあったし、
見る価値のあるドラマだった思う。

             採点  6.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★☆☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★★★★☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  6.42(10点満点平均6)


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2004/12/21

ラストクリスマス  Last Christmas 幸せのオーロラ

演出:西谷弘
演出協力:村上正典
脚本:坂元裕二

ハッピーエンドなら
それなりの見終わった感は得られると思ったけど、
……ダレたなあ。

作為的な展開で始まったので、
冒頭からのめり込み度は少なかった。
ま、あそこはホニャララ、ハニャララ、ヘニャララで
何とかごまかせたかもしれない。
でも、青井(矢田亜希子)が死んだと思わせてからが長かった。

青井が澤口(児玉清)に託していたテープを
春木(織田裕二)が1人で見る展開は、
その内容から言って悪くなかったと思う。

ただ、そこからの残り時間があまりにも長かったので
青井が生きてることは想像できた。
そうなるとラストはもう2人でオーロラを見るしかないので、
その分かり切ったラストまで見続けるのが結構つらかった。

ていうか、青井がシアトルの病院を出るところから
オーロラを見るまでの流れがかったるかったんだな。
病院の前に春木(織田裕二)が待ってるだけで良かったし、
あとはオーロラが出るまでの会話で何とか締めて欲しかった。

春木と青井以外のカップルは最終回らしくコテコテだったので、
この2人で最後に山場が作れなかったのは痛かったと思う。


やりすぎた部分も多々あったけど、
全体的には一定のスタイルを守って作っていた作品だった。
そういう意味での潔さは認めていいと思う。

ただ、これはあくまでも
90年代初頭のトレンディードラマを意識した企画モノであって、
本当の意味の王道ではない。
つまり、織田裕二が言うように、
仮に月9が“ドラマの王様”というポジションだとしたら、
今後、月9がどういう道を進めばいいのか、
という命題は依然として残されたままだ。

まあ、大多亮が月9に関わるのは1年間の限定だったので、
来年になれば意外とあっさり解決しそうな気もするけど(笑)

とりあえず昔のトレンディードラマを知っている世代は
それなりに楽しめる作品だったんじゃないでしょーか。

             採点  5.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★☆☆☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★☆☆☆☆
                  話題性 ★★★★☆

           平均採点  6.73(10点満点平均6)


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2004/12/20

夫婦。  最終話

演出:清弘誠
脚本:遊川和彦

もう一度、太一(田村正和)が華(黒木瞳)に
婚姻届を渡すまで、というラストは良かったと思う。
でも、ずいぶん雑なところも多かった。

待田(羽田美智子)の扱いは、この際もう諦めよう。
菜穂(加藤あい)が“待田さんじゃなきゃイヤ”
と言う部分に説得力はないけど、
そうでもしなくちゃ待田にスポットが当てられないので。

最後に待田が赤井(宮迫博之)に結婚を申し込む展開も
コテコテのコメディーと思えば我慢できる。

ただ、結婚式の爆発シーンはさすがに中途半端だろう。
表現したかったことは分かるけど、
それがその後の脚本にそんなに活かされているとは思えなかった。
ていうか、ハッキリ言っていらなかった。

あの家で華がひとつだけ足りないと思っていたことが
ダブルベッドっていうのもなあ。
いや、それも描きたいことは分かるけど、
脚本としては唐突感があった。

今回の流れだったら太一と華の2人だけの写真の方が自然だろう。
インスタント写真で撮った2人の小さな写真を
太一が何気なく飾っていて、
それを一年後に訪れた華が見つける、という方が良かった。

全体的なことを考えると、
太一と華の関係はそれなりに描けていたと思う。
でも、その夫婦関係を描く肉付けとしての子供たちや待田は、
結局、ありふれた描き方しかできなかった。
まあ、このスタッフの作品ではいつものことだけどね。

いろんな意味で期待を裏切らない内容ではあった。

             採点  5.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★★☆☆☆
                  配役  ★★★☆☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★☆☆☆
                  新鮮さ ★☆☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  5.91(10点満点平均6)


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2004/12/18

3年B組 金八先生  第10話 中3の父 小6の母

演出:加藤新
原作・脚本:小山内美江子

予告でも流れていた小学生の妊娠問題が
3Bに深く関わってくると思いきや、
伸太郎(濱田岳)と金八(武田鉄矢)の信頼関係と、
ドラッグへの入口の多様さを示す形で使われただけだった。

わざわざ妊娠問題にして金八にひとこと言わせたのは、
やはりこれまでのシリーズを
総括していく意図があったのかもしれない。

その後、ドラッグの話から起きた教室内の乱闘で、
最後までしゅう(八乙女光)が
崇史(鮎川太陽)の父親が中傷されたことについては
しゃべらなかったところは良かった。

その時の謝り方と、
ヤヨ(岩田さゆり)に対する謝り方の違いも
丁寧に演出されていたと思う。

民間校長の問題は、
板橋(木野花)が受ける方向で話が進んだ。
そして彼女が本屋で手にしていたのは
水谷修(夜回り先生)の本。

うーん、やっぱり3Bの誰かが
ドラッグで死にそうな気がする。
それが孝太郎(竹内友哉)ではなくて、
親友の和晃(村上雄太)とかだったらまた悲しいなあ。
まあ、そうならないことを祈るけど。

次回は年明けの2時間スペシャルで、
鶴本直(上戸彩)が登場する模様。
期待しよう。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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ミステリー民俗学者 八雲樹  最終話 冬に咲く桜

演出:麻生学
脚本:戸田山雅司、大石哲也

八雲の少年時代を演じたのは、
東京電力のCMでも同じようにメガネを上げる仕草をしている
佐藤和也だった。

そういえばあのCMにも本当のお母さんは出てこなかったような…。
ていうか、家中の家電を見て回るのも
フィールドワークの一環だったのかよ!
みたいな感動もあったりして。
ナイスなキャスティングだった。

で、長い時間をかけて語り継がれてきた民話と、
八雲(及川光博)にとってはつらい、
でも長い時間をさかのぼる事件を絡めた内容は良かった。
時間がすべてを癒していくという切り口も
このドラマには合っていたし。

ただ、事件そのものはかなりショボかった。
殺人に至るキッカケはかなり突発的だったのに、
その後の処理は妙に用意周到だったし、
流美(真行寺君枝・安藤希)の描き方も浅かった。

まあ、一時間で、しかも最終回では、
そこに力を入れられないのもムリはないか。

全話を通してみると、
ストーリーはこの手のミステリーにありがちな
ご都合主義と安っぽさがあったけど、
全体のトーンはそんなに悪くなかった。

とくに後半の八雲と富良野(平山あや)のコンビは
微妙な距離感でいい雰囲気を出していたと思う。

この感じだと続編を作るかもしれないな。
テレ朝も「トリック」が一段落したから
この手のシリーズものを作りたいだろうし。

もし作るのなら、常廣丈太はぜひ参加して欲しい。
今回は4番手の演出家だったけど、
彼が一番この作品の雰囲気に合ってたような気がする。

             採点  6.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★☆☆☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  6.15(10点満点平均6)


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2004/12/17

大奥 第一章  最終話「命果つるとも」

演出:林徹
脚本:浅野妙子

このあと衝撃の結末、とテロップが出た時は
思わず笑ってしまったけど、
本当に衝撃の結末だった。

でも、子供が産めないと思っていたのにやっぱり産めました、
という展開よりはドラマティックで良かったかも。

この最終回、春日(松下由樹)の
家光(西島秀俊)に対する思い、幕府安泰に対する思い、
そしてその裏にある一人の女としての、
一人の母としての業はよく描けていたと思う。
病床で家光に抱きかかえられながら泣くシーンは
さすがに感動的だった。

ただ、全体的に見ると、
第二部以降は失速した感が歪めない。

やっぱり女同士のバトルがあってこその「大奥」。
それがあって初めて当時を生きた女性の
悲哀がより身にしみるのではないだろうか。

そういう意味では中盤でお夏(野波麻帆)や
お楽(京野ことみ)を活かせなかったことが痛かった。
松下由樹は頑張ったと思うけど、
エンターテイメント性という部分では
前作に及ばなかった気がする。

でも、視聴率は平均で17%を超えたみたいだし、
第二章もイケるんじゃないかな。

岸田今日子がナレーションをしていた20年前の「大奥」で
この頃のお玉を演じていたのは、
今「はなまるマーケット」に出ている太川陽介夫人、
藤吉久美子だった。
(ちなみに桂昌院になってからは淡島千景)

藤吉久美子で第二章! …ムリか。
じゃあ、名前が似てるので
秋吉久美子で第二章! …これならイケそう?
何にでも出てくる黒木瞳あたりにも白羽の矢が当たりそうだな。

ここまで来たらこのスタイルで再び幕末までつなげて欲しい。

             採点  7.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★☆☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  6.45(10点満点平均6)


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ホットマン2  第11話

演出:楠田泰之
脚本:樫田正剛

コメディーとしては、
円造(反町隆史)が住職(小西良太郎)に
相談へ行くシーンに画面が切り替わるタイミングと、
高橋ひとみが絡んで円造の相談が勘違いされるシーンが良かった。

終盤のシリアスなシーンも今回はそれなりに筋が通っていて
内容的にはそんなに悪くなかったと思う。

最終回前の段取りとしては
まあまあじゃないだろうか。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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2004/12/16

一番大切な人は誰ですか?  最終回

演出:佐藤東弥
脚本:大森寿美男

そうか。小南(小林涼子)は血のつながった家族で、
東子(宮沢りえ)や路留(牧瀬里穂)は
要(岸谷五朗)にとって元々は赤の他人。
そこに違いがあるからいいのか。

子供の頃は路留が一番大切だったと
隆夫(田村亮)が言っていたけど、
中学生になって路留が隆夫を避けるようになったからといって
隆夫にとって路留が大切ではなくなったわけじゃないしな。

そういうことを前提としてこの作品を見ると、
一番大切な人という切り口がハッキリ出ていた
要と路留の関係よりも、
要と東子の別れの方がより心に浸みた。

最後の別れのシーンはもう圧巻だった。
ドラマのストーリーとしては路留が帰ってきて、
要たちが八丈島に行くことで完結している。

でも、人間の気持ちはそんなに単純ではない。
東子自身もそういう結果がベストだと分かっていても、
そんなにスッキリと消化できるできるものではない。
その複雑な気持ちまでしっかりと描いた脚本は素晴らしかった。

もちろん、要と東子も
かつてはお互いが一番大切な人だったに違いない。
それが今はそうでなくなってしまったのは、
2人が変わってしまったからではなく、
単に“行き先が違って”しまったんだろう。

要はずっと要のままで、東子はずっと東子のまま。
そこもお互いが分かっているところが良かった。


この要と東子の関係の方が
要と路留の関係よりも印象に残ってしまったのは、
やっぱり…、じゃなくて、やはり、
宮沢りえと牧瀬里穂の差なのだろうか。

両親を絡めた路留の描き方も
脚本的には決して引けを取ってなかったので、
実際問題そうなのだろう。

牧瀬里穂も終盤はかなり頑張ったと思う。
でも今回は相手が悪かった。
今作のような宮沢りえでは
四つに組める女優自体がそう多くはないのかもしれない。

ここは牧瀬里穂を責めるより、
宮沢りえに賞賛を送った方がいいだろう。

その宮沢りえと絡みながらも
実に新鮮な魅力を発揮したのが小林涼子だった。
小南役が彼女だったことは
この作品にとって大きなプラスだったと思う。

そして路留の母親役に吉田日出子を起用できたことも大きかった。
出番がそれほど多くなかっただけに、
この逸子役は難しかったと思う。
でも、あの独特の雰囲気を武器に、
深みのあるキャラクターを作っていたと思う。

そう言えば、この逸子に
“(路留が)離婚するならあの女(美貴子)を刺すわよ”
と言わせて最後に隆夫と離婚させた展開はすごく良かった。
この夫婦のパーツも最後まできちんと描いていたな。


この作品は、日常的な設定ながら、
そこで繰り広げられるセリフの意味は深かった。
通常のドラマと比べれば難解だったと言ってもいい。
その結果、視聴率は今期の連ドラの中でも最低だった。

ただ、初回は15%を超えていたのに
すぐ一桁台に落ちてしまったところをみると、
初回のテイストにこそ問題があったのだと思う。
そしておそらく、その大きな原因は、
笑いの取り方にあったような気がする。

岸谷五朗、佐藤隆太、鶴見辰吾が絡むシーンは、
ちょっとコントっぽくなりすぎた。
後半は全体のバランスが取れてきて
3人のシーンも味のひとつになっていただけに、
初回の出来はかなりもったいなかった気がする。

そんなこんなで多くの人には支持されなかったかもしれないけど、
作品のクオリティーとしては今期一番のドラマだった。

             採点  8.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★★
                  演出  ★★★★★
                  配役  ★★★★★
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★★☆☆
                  話題性 ★☆☆☆☆

           平均採点  7.40(10点満点平均6)


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2004/12/15

マザー&ラヴァー  第11話 最後のクリスマス

演出:三宅喜重
脚本:岡田惠和

マリア(松坂慶子)から瞳(篠原涼子)に
クリスマスを真吾(坂口憲二)と過ごさせてくれと言うのは
さすがにムリがあるだろう、と
出だしはスッキリしない感じだった。
でも、終わってみるとひとつの話としてはアリだったかな。

一番良かったのは瞳が実家に帰ったこと。
この作品は真吾とマリアだけに限られた
特別な親子関係の話で完結してしまうと意味がないので、
マリアから親の寂しさを感じ取った瞳が
自分の両親とクリスマスを過ごそうと思った展開は良かった。

ここで瞳の両親(小野武彦・木内みどり)を出しておくことが
最終回にもつながるみたいだし。

ただ、最後に真吾がまた家に戻るのはどうなんだろうなあ。
それが真吾だってことは分かるけど、
第2話の誕生日ネタと同じような限界越えを感じた。

すでにカギをもらっていた真吾が部屋の外で瞳を待っているのも、
瞳がプレゼントを外で渡さなければならない必要性や
部屋の飾り付けをドラマティックに見せるという
段取りを消化するのが大きな理由で、
状況としてはかなり不自然だった。

子供が成長すると自然消滅してしまう
親から見たクリスマスという切り口は悪くなかったので、
もう少し細かい部分を詰めて欲しかった。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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めだか  最終回

演出:木下高男
脚本:相沢友子

最後に出てきた新任の教師が
金八3B出身の佐藤めぐみだった。
このドラマは最後まで端役に渋いキャスティングするなあ。

えー、そんなことはもうどうでもいいんだけど、
卒業式後の教室のシーンで
贈る言葉を生徒からめだか(ミムラ)にしたのは良かった。
ただ、初めて顔がアップで映ったような生徒もいたので、
最後の方はどうでもいい贈る言葉になっていたのが残念。

それ以外は…、やっぱり浅かった。
小山田(山崎樹範)の就職エピソードも、
“貴重な人材を逃すところだった”
みたいな余計なセリフを入れるので、
さらにショボさが倍増したし。

このドラマは結局、
めだかがまわりに影響を与えたという部分を
毎回描けなかったのが最大のネックだったと思う。
最初の2話くらいでほとんどクラスがまとまってしまって、
めだかが少しずつ信頼を得ていく過程が表現できなかった。

うーん、つまりクラス全員にエピソードを作って
スポットを当てる必要はないんだけど、
どういうキャラの生徒なのかはセリフの端々に盛り込んで
クラス全員を有効に使うべきだった。

そして、13人の生徒+3人の教師、
この16人とめだかが少しずつ絡む中で、
めだかがまわりに与える影響とめだか自身の成長に
グラデーションを出すべきだった。

なんて、三谷幸喜のようなテクニックを
元歌手の相沢友子に求めるのはコクか。

いいセリフも確かにあったけど、
脚本にムラがあったのはイタかった。

             採点  5.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★☆☆
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  6.14(10点満点平均6)


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2004/12/14

ラストクリスマス  10 約束の海

演出:西谷弘
脚本:坂元裕二

奥貫薫、網浜直子、尾藤イサオという
かなり豪華なゲストを迎えて、
同室入院患者の死、一度目の結婚のわだかまり、
実母が出ていった生い立ちなどが描かれた。
…約30分で。 早っ!

でも、これもすべてファッションなので、アイテムなので、
最初からここに魂を込めるつもりはないので、
全然問題なし(笑)

さすがに青井(矢田亜希子)の元夫まで出すとややこしくなるから
そこまではしなかったのが最低限の配慮か。

「サンタが街にやってくる」の使い方や
“健次のせいで死にたくないよ”のシーンは良かった。

青井の病気は悪くなる一方だけど、
大きな意味でのこのドラマのスタイルは一貫してると思う。
今回のタイトル「約束の海」も
本当は「お約束の最終回前」という感じだし。

そのノリで期待を裏切らない最終回を望む。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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2004/12/13

夫婦。  第10話

演出:高成麻畝子
脚本:遊川和彦

前回の菜穂(加藤あい)に続き、
順(塚本高史)のパーツを描いた回。
この2人に関してはもっと面白くなりそうな要素があったけど、
メインの話ではないこともあってありふれた結末に。
まあ、致し方なしというところか。

唯一、印象的だったのは、
いなくなった萌(菱山美幸)を見つけた華(黒木瞳)が
一緒に自転車の練習をして、
萌がひとりで乗れた瞬間に大喜びするシーン。

このドラマの太一(田村正和)と瞳の関係において、
子育てが終わったというタイミングは重要なので、
その安堵感と寂しさ、
自分が無条件に必要とされていた頃を懐かしむ要素は必要だった。
その華の気持ちと順に関するエピソードを
うまくリンクさせたところは良かったと思う。

そしてラスト、改めて華を愛していると感じた太一は、
今してやれること、しなきゃいけないこととして、
離婚届に判を押す。

これもよくある流れだけど、
最終回はもっとお約束の展開になるんだろうなあ。
ストーリーがありふれている以上、
印象的なセリフとシーンで最後は締めて欲しい。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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ナースマンがゆく  最終話

演出:大谷太郎
脚本:梅田みか

親子の確執を絡めたのはいいけど、
父親(平泉成)が裕次郎(松岡昌宏)の仕事に関して
どうせいい加減な気持ちでやってるんだろう、
と言う流れはあまり良くなかった。

死んだ妹(岡田めぐみ)が看護士を目指していたのは
父親も知っていただろうし、
裕次郎が看護士をやっていることに
特別な思いがあることぐらいは分かって当然なので。

昔、父親が裕次郎に対して
“お前が死んだ方がよかった”
と言ってしまったエピソードだけを残して、
だから父と子の関係がギクシャクしたまま、
父親は娘の死を乗り越えられていない、
そのことから自分の手術も受ける気がしない、
という流れでよかったと思う。

最終回らしいネタではあったけど、
出だしの笑えないコメディーとか、
脚本の単純さとか、
結局、いつもと変わらないままだった。

全体的には一新した看護士たちを
ほとんど活かせなかったのが残念な点。
「カバチタレ!」では新鮮だった香里奈も
まったく成長を見せないままだった。
このままだと女優としてやっていくのはムリかもしれない。
ま、可愛いからいいけど。

こういうスタイルで看護士モノのドラマを作るのは
しばらく控えた方がいい、と
改めて痛感した作品でもあった。

             採点  5.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★☆☆☆☆
                  演出  ★☆☆☆☆
                  配役  ★☆☆☆☆
                  主題歌 ★★☆☆☆
                  音楽  ★★☆☆☆
                  新鮮さ ☆☆☆☆☆
                  話題性 ★☆☆☆☆

           平均採点  5.31(10点満点平均6)


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2004/12/11

3年B組 金八先生  第9話 しゅうの母の秘密

演出:三城真一
原作・脚本:小山内美江子

今回のシリーズの大きなテーマ“共に生きる”に沿って、
しゅうの問題も、民間校長の問題も描いた感じ。
その中で伸太郎(濱田岳)のキャラクターもかなりハッキリしてきた。

伸太郎は情に厚いな。
しゅうが襲われた現場を直接見ていたということもあるけど、
崇史(鮎川太陽)や舞子(黒川智花)に負けないくらい
しゅうのことを気にしていた。
金八(武田鉄矢)が最後に頼るのは
伸太郎なのかもしれない。

そして、しゅうの母親・光代(萩尾みどり)の問題。
光代がしゅうを虐待しているのは、
継母だからではないことはハッキリした。
父親(うじきつよし)の会社がつぶれたり、
事故を起こした頃から変わったということだったけど、
何が彼女をしゅうに対する虐待という方向にまで向かわせたのか。
そこは大きなポイントになるようだ。

次回の通常1時間枠で年内の放送は終わり。
さらに大きな問題が起きて年を越しそうだけど…。
さて、どうなることやら。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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ミステリー民俗学者 八雲樹  第9話 やまんばに呪われた村(解決編)

演出:常廣丈太
脚本:戸田山雅司

知香(大塚寧々)の母親が娘を助けるために死んだ、
というところが分かりづらかった。
あと、いろんな出来事が起きた時刻を表示していたことも、
結局、何の意味もなかったし。

ただ、全体的なトーンは前編に引き続き悪くなかったと思う。
序盤のコメディーシーンの入れ方とか、終盤の締め方とか。
事件解決部分のラストで
富良野(平山あや)が八雲(及川光博)の袖をつかむシーンなんかは
雰囲気があってすごく良かったと思う。

高樹マリアは見せ場がなくて残念。
最終回は最近注目の安藤希が出るようなので
透明感のある演技に期待しよう。

八雲と富良野のコンビがこなれてきたので、
最終回は意外ときれいにまとめてくるような気がする。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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2004/12/10

黒革の手帖  最終話

演出:藤田明二、松田秀知
脚本:神山由美子

話そのものは最後まで面白かったと思し、
ラストもあれでいいと思うけど、
良くも悪くもテレ朝っぽい作りのままだった。

仲村トオルが絡んだシーンは概ね良かったと思う。
ただ、各役者の演技のテイストが何となくバラバラで、
どういうスタンスで楽しめばいいのかずっと分かりづらかった。

米倉涼子に関しては、
過去に出演した作品と比べて
どうこう言うほどのことでもなかったと思う。
米倉涼子はやっぱり米倉涼子だった。
ひとつの回に1〜2度はいい表情をしてたけど。

この最終回で言えば、
別荘の夜のシーンと、
安島と最後に会った駐車場のシーンは良かった。
結局、仲村トオルが引き出していたということなのかもしれない。

ところで、元子が長谷川(津川雅彦)の家で会う女を
朝加真由美にあの姿で演じさせたのは、
マジで「八雲樹」のやまんばを意識してたんだろうか?
あそこはさすがに笑ってしまったなあ。

まあとにかく、笑って見ていいのかどうか、
いろんなシーンで悩む作品ではあった。

             採点  6.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★☆☆☆
                  配役  ★★☆☆☆
                  主題歌 ★★☆☆☆
                  音楽  ★☆☆☆☆
                  新鮮さ ★☆☆☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  6.21(10点満点平均6)


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大奥 第一章  第十話「許されざる生命」

演出:林徹
脚本:浅野妙子

今回は内容が詰まっていてなかなか見応えがあった。
お夏(野波麻帆)とお里佐(末永遙)の対立や
お楽(京野ことみ)の出産も、
お万(瀬戸朝香)のキャラとうまく絡めていたし、
そこから家光(西島秀俊)とお万のラブストーリーにも
うまく繋げていた。

お玉(星野真里)が寝所へ入る過程も
ドラマとしては面白かったんじゃないだろうか。
実際は孝子(木村多江)の侍女として京から来た人で、
八百屋の娘から五代将軍・綱吉の母にまで出世したことから
玉の輿という言葉が生まれたわけだけど、
大奥というシステムに組み込まれながら
家光を認めていく様子はドラマティックに描かれていた。

そしてお万が懐妊。
京の勢力が強まることを望まない春日(松下由樹)は
子を流せと薬(たぶん水銀)を飲ませようとする。

最終回前の盛り上げ方としてはまあまあかな。
結局、お夏やお楽などの側室とのバトルは肩透かしだったけど、
最後は春日をしっかり描いて欲しい。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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ホットマン2  第10話

演出:位部将人
脚本:大石哲也

ここへ来て脚本家が代わってるよ。
ま、大差ないけどね。

それにしても高橋ひとみはやっぱりコメディーセンスあるな。
このドラマはたぶん役者にやらせっぱなしなんだろうけど、
それでも高橋ひとみは何をすればいいか分かってた。

終盤のプロットは今回も悪くなかった。
でも、仕上がりがね。
これは今さら言ってもしょうがないけど。

七海(山内菜々)は今回も可愛かった。
料理のメニューを考えてるところがとくにお気に入り。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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2004/12/09

一番大切な人は誰ですか?  第9回

演出:鈴木元
脚本:大森寿美男

父親(田村亮)の愛人・美貴子(中村久美)のようにも、
母・逸子(吉田日出子)のようにもなりたくない路留(牧瀬里穂)は、
家を出て、離婚届を要(岸谷五朗)に送ってきた。

路留が家を出たことを察した東子(宮沢りえ)は、
要に対してすべてをさらけ出せと、
今の自分の気持ちをすべて路留に話せと迫る。

この人間の心理をとことん掘り下げたラストは
宮沢りえの好演もあって本当に素晴らしかった。

ただ、今回の展開で、
作品の主体が夫婦間の問題に大きく振れてしまったような気もする。
もちろん、最初からそこを描くつもりだったのかもしれないけど、
小南(小林涼子)の存在が曖昧になりそうで、
最終回前にやや不安を感じたのも事実だった。

要が路留を一番にしたかったと言った展開はいい。
路留のキャラクターも含め、
その要の気持ちは十分に語られた。
要の背中を押すことで要の幸せを願った東子の気持ちも、
複雑に、せつなく描かれたと思う。

でも、要が路留と小南を比べた時はどうなのか、
路留の小南に対する思いと東子に対する思いの違いはどうなのか、
小南を中学生という微妙な年齢に設定しているだけに、
そこを描いて欲しい。

そこまで最終回でフォローしてくれたら、
相当にいい作品になるんだけどなあ。

とにかく最終回はじっくりと見届けたい。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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2004/12/08

マザー&ラヴァー  第10話 温泉卓球対決!

演出:新城毅彦
脚本:岡田惠和

出だしからコメディーとしての体裁が強くて、
マリア(松坂慶子)と瞳(篠原涼子)が
2人で温泉に行くという展開に。

そして、その流れのピークに放たれたのが、
“お母さん、お願いがあります!
 慎吾クンを私にください!”
という瞳のセリフ。

最高に笑いを取りに来たシーンかと思いきや、
これが今回、岡田惠和が最も伝えたい部分だった。
この構成の仕方が岡田惠和らしかった。

細かい部分はどうであれ、
やっぱり結婚するということは
嫁が母親から息子をもらうことであり、
母親が嫁に息子を託すことである。
これは父親と娘、その夫との関係と変わりない。
そこをコメディーの中で描いたのがうまかった。

あの卓球対決は、
娘を嫁にやる父親が、
娘を奪っていく男に一発殴らせろというようなもの。
でも最後は娘の幸せを願って
その男に娘をよろしくと頭を下げるしかない。

そのマリアの哀しみが慎吾(坂口憲二)にも、
瞳にも伝わったところがせつなかった。

もちろん、細かい部分では粗さもあったと思う。
とくに松坂慶子の可愛いキャラ作りは
ここ数回、ちょっとやりすぎなのでは?
と感じる部分もある。

でも、ドラマの作り方としては
やっぱりうまいと認めざるを得ないところが多かった。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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めだか  第10回

演出:都築淳一
脚本:相沢友子

何の意外性もないストレートな脚本だった。
後半、クラスメイトが桜木(瑛太)を応援するシーンを活かすために
わざわざ出だしで東明大なんか受かるわけないと
みんなでバカにするシーンを入れたり、
桜木のいらつきを誇張するために
禁煙席でタバコを吸う若者を大袈裟に描いたり、
国見(浅野ゆう子)の最後の行動を活かすために
校長が必要以上に定時制をバカにするシーンを入れたりと、
原始的なカウンターだけでメリハリを出していた部分も
見ていてかなりつらかった。

今回のエピソードに
めだか(ミムラ)が積極的に関わっていた部分は良かったと思う。
無計画だけれどもピュアなめだかの行動によってまわりが動かされ、
めだか自身も成長する様子は描けていたので。

まあ、これはこのドラマの根幹で、
毎回、何かしらの形で盛り込まなければならない
要素ではあったと思うけどね。

それはそうと、桜木の幼少時代を演じたのは
また「ちゅらさん」の和也だった。
今度はえりぃの息子(鈴木翔吾)の方ね。
それが何だって話だけど。

しかし、この桜木の受験をメインに最終回へ流れ込むのか。
ちょっと弱い気がする。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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2004/12/07

ラストクリスマス  9 天使の雪

演出:村上正典
脚本:坂元裕二

青井(矢田亜希子)の病気が再発したことが
ハッキリと描かれた。
ただ、病名は明確にしないまま。
ここまで来たらこれは最後まで伏せると思う。

このドラマにおいて青井の病気はあくまでもアイテムであって、
病気そのものを描くものではないから。

しかし、こうなるとハッピーエンドは難しいか。
仮に今回の発症が治ったとしても、
もう再発しません、でクリスマスのシーンでは、
いくらなんでも都合が良すぎる架空の病気になってしまうので。

となると、ここからはかなり丁寧に描かないとな。
青井が死んだとしても、
春木(織田裕二)に出会えたことで幸せだったと、
視聴者が納得するように描かないと。
あと、残される春木側にも
最後まで精一杯愛したというような雰囲気が伝わらないと。

その序章として今回の“オレから離れるな”は良かったと思う。
もちろん、青井の5年前のエピソードがあるから
活きたシーンではあるんだけど。

……と青井病死説を膨らませておいて、
奇跡的に今回の青井の発症が収まる。
で、

青井:また5年間、不安な毎日を送らなきゃ。
春木:でも今度はひとりじゃないだろ。

みたいな凍えるようなプチハッピーエンドはどうっスか。

まあ、どっちでもいいんだけどね。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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2004/12/06

夫婦。  第9話

演出:清弘誠
脚本:遊川和彦

このドラマは菜穂(加藤あい)にスポットが当たるとつらい。
今回、菜穂がコンプレックスを持っていたことが描かれたわけだけど、
それを乗り越える努力を何ひとつ描いてないので、
幸せになれる、いい奥さんになれる、と言われても説得力がない。

菜穂は慎吾(大森南朋)のどこが好きなのか、
それもこれまで描かれていなかったけど、
今回の文脈だと結婚してくれる人と結婚するしかない、みたいに取れる。

いや、そういう動機があってもいいけどね。
それはそれで努力が必要だと思うし。

ただ、それもこれも全部引っくるめてリアリティーがあった、
と言えば言えなくもない。

離婚を考えていても子供のためなら協力する夫婦はいるだろうし、
端から見ればどんなバカ娘でも
親は素直ないい子だと思えるだろうし。

そういう意味では太一(田村正和)と華(黒木瞳)の
原点となるアパートを見上げながらの会話や、
菜穂が出発する日の朝の親子の会話なども、
典型的な現代日本家族の風景なのかもしれない。

しかし、15年分のプレゼントを保管していた華はコワイな。
それに15年間気が付かない太一もマヌケだな。

占いは信じないけど遺伝子を信じる、
という慎吾のセリフは良かったけど、
いいんですか? こんな遺伝子も入ってますけど…。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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2004/12/05

ナースマンがゆく  第7話

演出:池田健司
脚本:梅田みか

内容的にはナースの結婚生活を描いたものだけど、
出だしはまたB級色が強くてまいった。
後半は主任(横山めぐみ)の夫(阿南健ニ)のキャラクターも活きて
それなりに締まったとは思うけど。

やっぱりもう少し“ナースマン”が主役という部分を
脚本に盛り込んで欲しい。
それがないと、なぜこの話を
この作品でやらなきゃいけないのかが見えてこないので。

それはそうと、
香里奈の髪型が途中でおかしなことになってなかった?
初めて主任の夫が病院に訪ねて来た日の飲み会だけ
髪の毛にパーマがかかっていたような…。

連ドラではたまにこういう繋がりがおかしいことが起きるけど、
これもその典型だった気がする。
女性の髪型が変わったらすぐに気が付くという方の意見求む。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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2004/12/04

3年B組 金八先生  第8話 しゅうの愛する父

演出:福澤克雄
原作・脚本:小山内美江子

来た来た、来ましたよ、福澤克雄の回で。
オープニングがない段階で重たくなるぞ、とは思ってたけど、
しゅう(八乙女光)が2人組(甲本雅裕・畠中正文)に殴られるシーンは
福澤克雄らしい容赦ない描き方だった。

この段階からしゅうの問題だけでなく、
伸太郎(濱田岳)を媒体にして
クラス全体に話を広げたところも良かった。

しゅうが2人組に殴られている時の
伸太郎の顔はさすがだったな。
計算できる濱田岳を起用しておかなければいけなかった理由が
早くも出た感じだ。

その後、口の利き方は悪いけど
正論で金八(武田鉄矢)にくってかかるシーンも良かった。

そして今回、しゅうの父親もハッキリと画面に映し出された。
うじきつよしだった。
しゅうとうじきつよし。
このひらがな親子の結びつきにも注目だ。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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ミステリー民俗学者 八雲樹  第8話 やまんばに呪われた村(前編)

演出:常廣丈太
脚本:戸田山雅司

多少スベったギャグはあったものの、
八雲(及川光博)と富良野(平山あや)のコンビネーションと
事件の謎を散りばめるバランスは良かったんじゃないだろうか。

前半、コミカルな部分を多めに使っていただけに、
紫乃(朝加真由美)をかばった時の八雲は
かなり格好良く描けていた。

ゲスト出演者はかなり豪華で、
この枠では準レギュラーと言ってもいい高樹マリアも登場。
今回も義理の息子に迫っていたけど、
謎解きに関係なく、解決編ではもうひと肌脱いで欲しい。

結果的にコテコテのミステリーでも
前半はこんな感じで作ってもらえればいい。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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2004/12/03

黒革の手帖  第6話

演出:松田秀知
脚本:神山由美子

元子(米倉涼子)の転落と安島(仲村トオル)との関係を
うまく絡めて描いたのではないだろうか。
釈由美子にはまた笑わせてもらったけど。

しかし、今回の見どころは何と言っても
「プロジェクトH」計画進行中の西田健だろう。
見事だなあ。
..
黒髪の手帖も自ら暴露されたら威力なし。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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大奥 第一章  第九話「非業の死」

演出:林徹
脚本:浅野妙子

何かどんどん中途半端になっていく感じ。
今回は内容だけでなく、
各シーンの作り方自体にも中途半端なところがあった。

春日(松下由樹)が必死に家光(西島秀俊)の回復を願うシーンや
お万(瀬戸朝香)がお万なりに
家光や春日に意見したところはよかったけど。

昨年の「大奥」がなぜあんなに好評だったのか、
そのあたりをもう少し考えて作った方がいいような気がする。

そして、8人いたとされる側室の中からお里佐が登場。
しかも末永遙だ。
こうなったらこのクラスの女優を次から次へと出して、
数で春日に対抗するか。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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ホットマン2  第9話

演出:楠田泰之
脚本:樫田正剛

お利口、お利口、
ホントに七海(山内菜々)はお利口さんだなあ。

母親がいない七海と
父親と離れて暮らすいちご(美山加恋)という構図で
美山加恋再登場の意味はあったし、
終盤は内容も悪くなかった。

そして美山加恋だけでなく、
高橋ひとみも次回以降、引き続き出てきそう。
そうだ、いいぞ。
山内菜々、美山加恋、高橋ひとみの3人で
ドラマの終盤は盛り上げていこう。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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2004/12/02

一番大切な人は誰ですか?  第8回

演出:長沼誠
脚本:大森寿美男

普通のテレビドラマとしては
省略してあるセリフも多いと思うけど、
今回も研ぎ澄まされたシーンの連続で見応えがあった。

とくに“誰かといても寂しい”と思う気持ちから
一番大切な人を探っていくようなアプローチが繊細で、
要(岸谷五朗)、東子(宮沢りえ)、路留(牧瀬里穂)、
そして小南(小林涼子)も含めた4人で食事をする場面などは、
コメディーテイストでありながら
各々の感情が織り混ざった名シーンだった。

全体としては、とくに路留にスポットが当たった回、
と言ってもいいだろう。
父・隆夫(田村亮)に愛人がいることは2話で冗談っぽく振られ、
4話の母・逸子(吉田日出子)の話で真実味が増し、
路留自身の想い出という形で
6話では相手の具体的なイメージまで提示されていた。

ただ、過去の話なのかな、と想像していただけに、
現在まで続いていた相手・美貴子(中村久美)の登場は
ちょっと衝撃的だった。

でもこれで路留の感情も大きく動くと思う。
ある意味、客観的に自分を見ることにもつながるので。

しかし、隆夫の“路留には嘘をつかなくてもいい”という言葉。
これはどっちの意味なんだろうなあ。
隆夫にとっての一番大切な人を示唆する言葉のような気がするけど。

小南となつみ(田島有魅香)の関係も
うまくリンクさせてあって非常に面白くなってきた。
自分で“そんなにやさしい人じゃない”と言っていたけど、
小南はどんな対処をするのか。

要が藤尾(佐藤隆太)に言った
“お前の顔を見るとホッとするなあ”というセリフに
異常に共感するくらい、
今回は精神的な部分を深く突いてきた回だった。

             採点  8.0(10点満点平均6)


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2004/12/01

マザー&ラヴァー  第9話 息子より犬

演出:今井和久
脚本:岡田惠和

今回もギリギリのところでバランスを取っていた感じ。
“母さんを寂しくなんてさせないよ!”と
マリア(松坂慶子)に面と向かって言う真吾(坂口憲二)に
かなり違和感は感じるものの、
小さい頃に真吾が可愛がっていた犬が死んでしまったエピソードと
夫を亡くしたマリアの気持ちを絡めて、
そのセリフに説得力を持たせているところはうまかった。

その場では“ありがとう”と涙ぐむマリアにも、
“でもムリだと思うよ、真吾”
“お荷物にはなりたくないしね”と、
すぐに独りごとを言わせていたりもしたし。

今回はマリアの友人・紀子(上村香子)も使って、
このあたりのカウンターの意見を常に一緒に表現していた点が
全体的な印象を良くしていたと思う。

マリアと瞳(篠原涼子)の戦いに関しても、
導入部をコメディーの体裁でまとめながら
最後はきっちりとテーマに沿って描いていたと思う。
「柔」をアイテムに使ったのは
ちょっとピントがズレたような気もするけどね。

お互いに気を使って
真吾の誕生日を電話だけで済ませていたマリアと瞳が、
手を繋いで走るシーンは微笑ましかった。

ラストカットでその2人を映さず、
嬉しそうに笑う真吾の顔だけにしたのも、
ドラマティックで良かったと思う。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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めだか  第9回

演出:木下高男
脚本:相沢友子

小山田(山崎樹範)と川原(須藤理彩)の
“……結婚しよう”
“はい”
という間はすごく良かった。

以前、川原が店の常連からのプロポーズを断ったエピソードでも
息子の数馬(佐藤和也)を絡めていたので、
小山田からのプロポーズの後、
数馬にそのことを報告したシーンも
少ないセリフで感動的に描けたと思う。

ただ、ひとつの回としてはもっとうまく作れたような気もする。
めだか(ミムラ)たちが小山田と川原をくっつけようと
いろいろ画策するドタバタは当然必要なんだけど、
連ドラの一話としてはスカスカの印象だった。

修学旅行先でももう少しエピソードを加えて
全体的にドタバタ部分をテンポアップさせた方が、
小山田が“結婚しよう”と言う前の間や
2人きりになった時の静けさがもっと活きたと思う。

やっぱり駒が少ないんだよな、たぶん。
「ちゅらさん」で和也役をやってた遠藤雄弥なども
若い生徒の中にいるので、
彼らを前半からもっと使っておけば
教室を離れた場所でも何かエピソードは作れたのに…。

うーん、ラスト5分がすごく良かっただけに
ちょっともったいなかった。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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