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2005/01/31

Mの悲劇  chapter 3

演出:石井康晴
脚本:橋本裕志

美沙(長谷川京子)が衛(稲垣吾郎)の母親(吉行和子)の
入院費や治療代を支払ったことで、
次のステージへ進んだ感じ。
こういう展開はもう少し先だと思ったんだけどなあ。

瞳(吉岡美穂)は美沙の詳しい事情を知らずに
イヤリングの件を手伝っただけ、
久保(佐々木蔵之介)も美沙とのつながりはナシ、
下柳(成宮寛貴)も単に有紀(岡本綾)の元カレということで、
美沙の衛に対する仕掛けは意外に単純なものだった。

でも、このまま美沙と衛の物語になるには回数が余り過ぎてる。
まだ何かありそうだな。
やっぱり美沙の恋人(柏原収史)との想い出に何か悲劇があるのか。

衛のキャラクター作りには疑問があるものの、
映像はそんなに悪くない。
もう少し期待して見てみよう。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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2005/01/30

ごくせん  第三話

演出:佐藤東弥
脚本:横田理恵

ヤンクミ(仲間由紀恵)が刑事(高杉亘)に謝らせた
最後のシーンは良かった。
セリフも筋が通っていたし。

事件の起き方や刑事のキャラに工夫はなかったけど、
ヤンクミが絡んだコメディシーンは
相変わらず面白かったからいっか。

でも水戸黄門は
夕方、たまーに再放送で見るからこそ面白い、
みたいなことはちょっと頭をよぎったな。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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2005/01/29

3年B組 金八先生  第14話 車掌がトラメガを捨てたワケ

演出:福澤克雄
原作:小山内美江子
脚本:清水有生

依存という形でドラッグとつながっていた
車掌(府金重哉)のメガホンにスポットが当たった。

かなり唐突に起きた放火事件と車掌の恋愛を絡めて、
無事、車掌はメガホンの依存から離れられた感じ。
しかし、しゅう(八乙女光)のドラッグはどうなるか…。

まわりの協力もあって車掌と同じようにやめられる、
という展開もあり得るし、
ドラッグだけは違う、という展開もあり得る。

この回だけに関しては地味な印象だったけど、
今後のしゅうとの絡みをどう描くかに注目したい。

しかし、この時期になってまだ金八(武田鉄矢)を
力のない教師として描くのはどうなんだろうな。
このままいくと
わざわざ「金八」の中で描かなくてもいいドラマだった、
ということになってしまう。
しゅうの話が佳境に入る前に金八の描き方は何とかして欲しい。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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特命係長 只野仁  第十四話 侍

演出:二宮浩行
脚本:尾崎将也

ここまで設定が振り切れるとかえって面白かった。
伊原剛志の侍姿もハマっていたので
それなりの説得力はあったし。

チンピラとの戦いやお色気シーンなどは
ムリヤリ入れてる感じで浮いてたけど、
その安っぽさがウリだからまあいいでしょう。

山口リエラ(元・山口リエ)は久しぶりだった。
でもキャスティングとしての目玉は
やっぱり伊原剛志の息子役で登場した吉川史樹だろう。
今期は「義経」の第一話、乙若の幼少期役に続いての登板かな。
相変わらずほとんどしゃべらずに終わったけどね。

脚本はいつのもように甘かったけど、
このシリーズの中では面白い方だった。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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2005/01/28

優しい時間  第3話「初雪」

演出:宮本理江子
脚本:倉本聰

(第3話ゲスト)佐々木蔵之介

一話の構成がハッキリ見えたような回だった。
そういう意味ではバランスが良かった。

事故後の勇吉(寺尾聰)と拓郎(二宮和也)の会話、
勇吉が北海道へ移り住んだ直後の拓郎に対する拒絶、
このあたりの描写を挟みつつ、
3年を経過した2人の気持ちが描かれると、
じわーっと泣けてくるものがある。

「森の時計」の常連客は
必ず同じ人が毎回出るわけでもないようだけど、
このあたりの人物は演出上のユーモアも使って
動かしているところが良かった。
梨本謙次郎も常連客なんだなあ。

清水美砂はゲスト扱いではなかったので
また出てくるかもしれない。
本当に色っぽい雰囲気で悪くなかった。

とりあえず拓郎は梓(長澤まさみ)から
勇吉の様子を聞き出すというような接し方。
今後はどういう変化を見せるか。

もし梓が勇吉の部屋へ入る機会があったら
めぐみ(大竹しのぶ)の写真を見て
2人が親子であることに気づくかもしれない。
まあ、だとしても当分先の話だろうけど。

全体の構造が分かってきて
非常に見やすくなってきた。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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H2 〜君といた日々〜  第3回

演出:今井夏木
脚本:関えり香

ツァラポアさま帰国でインリン登場。
「タッチ」の着メロに堤幸彦の「恋愛写眞」…、
などなどの小ネタを挟みつつ、
入学から一年が経過した。

恋愛を絡めた青春モノの雰囲気また出てきて、
前回よりはかなり良くなった。
やっぱり脚本は関えり香の方がいいな。

ただ、時間経過が早いので季節感がムチャクチャ。
そこがツライところか。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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富豪刑事  第3話 密室の富豪刑事

演出:常廣丈太
脚本:蒔田光治

事件解決のために作った会社の規模を
それなりに描写するシーンもあったし、
その会社に喜久右衛門(夏八木勲)が派遣した人材にも
きちんと気を配っていた。
会社の業績が最後のオチにもなっていたし、
こういう「富豪刑事」らしいところは毎回押さえて欲しい。

でも、美和子(深田恭子)以外の刑事のマヌケっぷりや
交通課の婦警(野波麻帆・中山恵)を絡めるシーンなどは
やっぱり見ていてつらいなあ。
ヘンにキャストが豪華だから余計に寒い感じがする。

夏八木勲だけがこのドラマのトーンにハマってるかも。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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2005/01/27

87%─私の5年生存率─  第3回

演出:長沼誠
脚本:秦建日子

晶子(夏川結衣)が医師としての洋平(本木雅弘)に対して
信頼を深める過程を描きながら、
洋平のキャラクターや宇月医院の事情なども盛り込み、
相変わらず丁寧に組み立てられていると思う。

しかも、麻酔装置の導入に関しても何かエピソードがありそう。
このへんの構造は単調にならない作りでやっぱりうまい。

長井秀和が声を担当したということは、
もう晶子の元夫は出さないつもりなのかな。
いや、逆に出すつもりなのか。

現在の妻(栗田よう子)は類型的なキャラだったけど、
晶子と元夫との電話はなかなか良かった。
夫自体は以前と変わっていて、
いつか助けてくれそうな気がしないでもない。

晶子の保険契約に関するミスについては次回へ持ち越し。
でもそれだけに丁寧に描いてくれそうな感じもする。
期待して見よう。

             採点  7.0(10点満点平均6)

※(覚え書き)
「生存率」という表現がショックという指摘を受けて、
本編以外の場所での「私の5年生存率」という表記が削除された。


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2005/01/26

救命病棟24時  第3回

演出:若松節朗
脚本:福田靖

進藤(江口洋介)が東都中央病院に現れた時は
さすがに真打ち登場という盛り上がりがあった。
磯部(京野ことみ)も本来は看護師のようだし、
こういう“人が集まって来る系”は
エンターテイメント性があって悪くないと思う。

こうなるとパート1・2からのゲスト出演も期待してしまうな。
須藤理彩にはぜひ出て欲しい感じ。

寺泉(仲村トオル)はコテコテの敵役として描かれていたので
もう少し引っ張るかな、と思っていたけど、
クラッシュ症候群の紹介と併せて意外に早くこちら側に寄ってきた。

大震災直後の混乱時期を過ぎれば
それこそ政治家の対応が重要になってくるので、
今後、寺泉をどういうポジションで描くかは注目だ。

しかし、このドラマは全体の構成が難しいよな。
災害の緊迫感が徐々に薄れていくのは避けられないので、
人間を描くドラマの部分で厚みを増していかないと
失速したような印象になってしまう。

描くべき人物、要素は足りているけど、
今後はそれをひとつひとつ丁寧に描けるかどうかがカギになると思う。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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みんな昔は子供だった  第3話

演出:高橋伸之
脚本:永田優子

昭平(陣内孝則)が龍平(深澤嵐)に
母親の話をするシーンは良かったけど、
それだけですべてをまるく収めるのは
いくら何でも安易だよなあ。

しかも、そのシーンの後に
“ほっぺに触れた先生の指は寒さで冷たくなっていた。
 でも、その冷たさのせいで
 僕は自分の心がポカポカになったことに気づいたんだ”
みたいなナレーションが入ると一気に冷めるし。

ドラマ全体を包む雰囲気は決して悪くないと思う。
でも、中身がこの程度だとかなりツライな。

都会から来た子供の変化をすぐに描くと
それはそれでリアリティーに欠けるので、
村の関係者から描くのは別にかまわないと思う。

ただ、このままでは都会から来た子供たちにスポットが当たる前に
ドラマを見る人自体がどんどん減りそうな気がする。
残念ながら企画倒れか。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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2005/01/25

不機嫌なジーン  第2話

演出:澤田鎌作
脚本:大森美香

前回から3ヶ月経過したあとの話だった。
やっぱり飛び飛びに2005年まで描くような気がする。

まあ、その手法は別にかまわないんだけど、
ストーリーの経過を表現する上ではメリットもデメリットもあると思う。
出来事に関しては途中に何を入れてもアリ。
でも、その時間を経過した登場人物の感情変化には説得力が出にくい。

今回で言えば仁子(竹内結子)と健一(黄川田将也)の関係とか。
状況としては分かるけど、
仁子のキャラクターにブレが出たような感じがしてしまって
かなり違和感がある。

あとはコメディーとしてのリズムかなあ。
演出や編集も完璧とは言えないし、竹内結子もな…。

人間も動物の一種と捉えつつ絡めた環境問題や、
“じゃあ、なんでムツゴロウはここにいたんだろう”
みたいな締めのセリフは良いので、
コメディー部分で竹内結子にもう少し頑張って欲しい。

(今日のおさらい)
ヒト、トノサマバッタ、ヒメギフチョウ、アブラゼミのぬけがら、
ミヤマカラスアゲハ、フナ、うずら、アゲハチョウ、ナナホシテントウ、
でんでん虫、ミミズク、メダカ、メダカの卵、ゴジキノジコ、
オシドリ、キンケイ、負け犬、イルカ、ハゼ、ムツゴロウ、
シオマネキ、カナブン。

…負け犬は入れちゃダメだろ。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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2005/01/24

Mの悲劇  chapter 2

演出:土井裕泰
脚本:橋本裕志

コメディーっぽい演出が控えられたので
初回よりは見やすかった。
予告のナレーションもなくなったし、
多少は見直しがされたのかもしれない。

用心深いという設定の割には
自らトラブルを広げるような言動をするので
衛(稲垣吾郎)には感情移入できないけど、
美沙(長谷川京子)の描き方は依然として悪くないと思う。

衛と美沙の接点は、
やっぱり衛が美沙の恋人・亘(柏原収史)に助けられたことがある、
というものらしい。
それを衛が忘れていることが記憶(M・メモリー)の悲劇なのか、
それともそれに関する美沙の記憶が悲劇なのか。

下柳(成宮寛貴)は美沙側の人間かと思ったら、
有紀(岡本綾)と接点があった。
久保(佐々木蔵之介)だけでなく、
有紀にも何かあるかもしれない。

いずれにしても初回よりはだいぶ印象が良くなった。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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2005/01/23

ごくせん  第二話

演出:大谷太郎
脚本:江頭美智留

初回の視聴率が驚きの26%超え(関東)。
高い数字は取ると思ってたけど、
ここまで上がるとは…。

何だかんだ言ってもトップを取るだろうと思っていた
「救命病棟24時」の初回が21%台で、
2話目で早くも20%を切ったことから考えても、
やっぱり最近のドラマは
気軽に見られるものが支持されるんだなあ、
と改めて思った。

もちろん、この「ごくせん」は
単に気楽に見られるだけじゃなくて、
コメディーの王道を押さえつつも
締めるところはきちんと締めている。
新鮮味はなくても安心して見ていられる。
結局、日本人はどんな年齢層も水戸黄門が好きってことだな。

さて、その第2話、
ヤンクミ(仲間由紀恵)の強さを
メイン生徒の5人が早くも直に見た展開はいいと思う。
このへんでゴチャゴチャと時間をかけられると
続編だけに面倒くさいので。
この1話、2話のテンポの早さは良かったと思う。

前作は2番手の脚本家が書いた第3話で突然コケたけど、
果たして今回はこのままの流れでいけるか。
次回の出来が興味深い。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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2005/01/22

3年B組 金八先生  第13話 命とは何だろう…? 金八先生、涙の授業

演出:加藤新
原作:小山内美江子
脚本:清水有生

これまでの金八の最長授業は、
第4シリーズの第4話、
「イジメ問題大討論」の中のものだったらしいけど、
今回も長かった。

冒頭にしゅう(八乙女光)の家での様子、
しゅうが登校してくる所で1回CMが入っただけで、
あとは教室での授業シーンが10時40分くらいまで続いた。

“死について考えましょう”
というセリフがキッカケで始まった後半部分は、
このシリーズの3Bが最も集中して聞いた金八の話。

感情移入してしまいそうなシーンの中、
岩田さゆりが最後までニコニコとした表情で
聞いていたのは立派だった。

ただ、この授業をテレビで見ていた自分が
今までの金八の説教と同じように見入ってしまったかというと、
実はそうでもなかった。
やはり前半部分がダラダラとしてしまったせいかもしれない。
生徒に将来の夢を聞く部分は
もう少し短くしてもよかったような気がする。

あと、自殺を否定して
“崇史(鮎川太陽)は死ぬ資格さえない”
と最後に言った展開は良かったけど、
崇史は事故ではなく自殺だったと
生徒全員に説明したシーンがなかったので、
そこもセリフの重さほどインパクトは出なかった。

ストーリー的には崇史の意識が回復。
これでしゅうの後悔は多少軽減されたわけだけど、
ドラッグを完全には捨てられないところまでが描かれた。

荒川の土手で金八が
“オレが教え子を死なせるわけないんだ!
分かったか、バカヤロー!”
と叫んだシーンは良かった。
これが今後の布石ということも考えられるけど…。
さて、今後しゅうはどうなっていくのか。


ところで、前回の放送から今回の放送までの間に、
金八を巡る大きなニュースがあった。
小山内美江子の病気療養による降板だ。

確かに最初の発表から清水有生の名前は併記されていた。
その理由が今回、
ガンであることが昨年2月の時点で判明していたので
途中で引き継ぐ可能性も考えてのことだったとハッキリしたわけだ。

第1シリーズや初期のスペシャルでは
他の脚本家も名前を連ねていたので、
金八を小山内美江子以外の人が書くということ自体は
別にこのシリーズが初めてではない。

ただ、今回の発表で後半の3ヶ月すべてを
別の脚本家が書くことに決まったわけで、
これはもう本当の意味での「金八」ではなくなったかもしれない。

もちろん、プロットは最後まで完成しているだろうから、
ストーリーの大きな流れに変更はないと思う。
変更があるとすれば別の部分だ。

このシリーズはここまでの評判があまり良くないだけに、
前半部分だけでの降板は非常に残念。
小山内美江子も無念だと思う。
とにかく今はゆっくりと休んで療養に専念して欲しい。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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特命係長 只野仁  第十三話 コネ入社

演出:秋山純
脚本:尾崎将也

吉本新喜劇から福山雅治のモノマネでお馴染みの
大山英雄がゲスト出演。
やっぱり声がそっくりだった。

ボスキャラは別にいたけど、
中ボスには元世界ミドル級チャンピオンの竹原慎ニ。
格闘シーンもそれなりに迫力は出たんじゃないだろうか。

そして、やっと山吹(蛯原友里)にもスポットが当たってきた。
ここを広げて欲しいなあ。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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2005/01/21

優しい時間  第2話「拓郎」

演出:田島大輔
脚本:倉本聰

(第2話ゲスト)田畑智子、中村俊太

梓(長澤まさみ)が「森の時計」で働いていることを
思ったより早く拓郎(二宮和也)が知る展開になった。

ただ、全体的にはやはりゆっくりとしたペースで、
毎回のゲストエピソードは、
最終的に勇吉(寺尾聰)と拓郎の絆が再生するための
触媒のような形で使われるようだ。

ところで、皿やコップをよく割ってしまうという梓の習癖を
何の象徴として設定したのか。
普通に考えれば拓郎を陶芸家のタマゴにしていることだし、
絆の崩壊と再生を意味してるんだろうな。

つまり、拓郎と梓の関係が
そのまま勇吉と拓郎の和解にリンクしてもおかしくない。
だとすれば梓が「森の時計」で働いていることを拓郎が知って、
梓との距離をどう考えるかは興味深い。

初回に比べれば地味な展開だったけど、
全体の構成はそんなに悪くなかったと思う。
ただ、拓郎の師匠(麿赤兒)が
皿の破片を持ってこいと言ってからそのままっていうのは…。
もうワンカット師匠のシーンがあってもよかったと思う。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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H2 〜君といた日々〜  第2回

演出:今井夏木
脚本:山崎淳也

原作があるだけに一話に盛り込む内容が多い。
かなりバタバタとストーリーを進めた感じだった。
初回とは違う今井夏木の演出、
山崎淳也の脚本だったことが影響したか。

今井夏木もセンスのある演出家だと思うけど、
編集という意味では堤幸彦のこだわりは他を圧倒している。
今後も原作のエピソードを多く入れるなら
編集の出来が大きくものを言うかもしれない。

今回はウォーターボーイズを小ネタに入れてたけど、
それもキレがなかったなあ。
ツァラポアも中途半端な出し方だったし。

石原さとみの声のかすれ方、田丸麻紀の存在とともに、
堤幸彦演出ではない時に不安を感じた第2話だった。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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富豪刑事  第2話 美術館の富豪刑事

演出:長江俊和
脚本:蒔田光治

いくら気楽に見られる作品だからって
この内容ではダメだろう。

トリック自体が陳腐なのはこの手の作品として我慢するにしても、
富豪刑事ならではの本物の絵画を用意してしまうあたりを
全然面白く描けてないもんなあ。

鎌倉警部(山下真司)らのマヌケっぷりを描くのもいいけど、
それぞれのパーツの時間のかけ方が違うと思う。

こういう脚本が続くとかなりツライな。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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2005/01/20

87%─私の5年生存率─  第2回

演出:長沼誠
脚本:秦建日子

やっぱり弓子(杉田かおる)の存在は効いてるなあ。
冒頭の弓子が晶子(夏川結衣)にお金を渡すシーンは
よくあるシチュエーションなのに泣けた。

柏原収史が演じる三沢は、
「オーダーメイド」の錦とちょっとかぶるキャラ。
おそらく洋平(本木雅弘)の仕事ぶりを見て、
少しずつ考え方が変わって行くのだと思う。

相川七瀬はかなり重要なポジションだけど、
今回のしゃべり方を見るとやや不安も感じた。
果たしてどこまでメインストーリーに絡んでくるのか。

洋平の最後のセリフに象徴されるように、
この作品は乳ガンに関する情報も多い割にドラマ性も高い。
晶子の完治とともに
洋平の再生もじっくり見たいところだ。

とりあえずは晶子が保険加入の申し込みの際に
説明を怠ったことで何か問題が起きそう。

この手のエピソードをうまく作品のテーマに絡めていけるかどうか。
最近絶好調の秦建日子なのであまり心配してないけど、
まずはそこを確かめたい。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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2005/01/19

救命病棟24時  第2回

演出:水田成英
脚本:福田靖

大震災直後の混乱で生じる問題を
情報を中心に描いた感じ。

すべての人が被災者という切り口で、
進藤(江口洋介)が行った
トリアージ(治療優先順位の決定)に関するパーツは
それなりにドラマになっていたと思う。

ただ、進藤と寺泉(仲村トオル)の対立の仕方などは
かなり単純な描き方だった。
とくに寺泉のキャラはいくら何でもなあ…。
このあたりはもう分かりやすさ重視という作り方か。

こういう設定の作品になると、
やはり示しておきたい情報は増える。
でも、それぞれをあまり脚色すると誤解を招くので、
どうしても情報の羅列になりやすい。

だからヘタをすると
ちょっと豪華な防災対策ビデオのようになってしまうんだな。
このへんの作り方もかなり難しいところだ。

そういう意味では佐倉(大泉洋)や北村(徳井優)の存在は大事。
バランスを崩さない範囲でこれからもうまく使って欲しい。

それにしても次回の予告をやってる最中に
「新潟中越地方で震度4の地震」
というニューステロップが出てしまうとは。

今回、ドラマの中で描かれた博多の様子が今の東京で、
ドラマの中の東京が今の新潟ということか。
確かに現実味のある内容ではある。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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みんな昔は子供だった  第2話

演出:河野圭太
脚本:水橋文美江、永田優子

アイ子(国仲涼子)が東京から森の水小学校へ来たのは、
子供の受験戦争に関するプレッシャーから逃げてきたことが
主な理由のようだった。
それで前回、都会の子供を受け入れるという話に動揺したわけか。

そういう背景を作った上でのアイ子の成長を描くのは分かったけど、
それにしても風太(高木優希)の母親(キムラ緑子)の描き方は
工夫がなかった。
というか、都会から来た子供たちの父兄のキャラ全体が類型的すぎた。
仕方ないのかな、このへんはカウンター表現なので…。

アイ子自体のキャラは前回よりも良くなってると思う。
子供たちに話しかける時の国仲涼子は、
あの言葉遣いも活きてなかなか魅力的だった。
話してる内容は別にして。

子供たちの誰かひとりにスポットを当てるのではなくて、
詩音(野村涼乃)とワタル(糟谷健二)、
両方のエピソードを絡めた作り方も悪くなかったと思う。

とりあえず父兄は東京へ戻ったので、
次回からが本格的なスタートという感じかな。

しかし、それでも不安が残るのはやっぱりナレーションか。
龍平(深澤嵐)が話すにしては表現が硬すぎる気がする。
あと、陣内孝則も浮き気味だし。

次回がこのドラマの試金石になるかもしれない。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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2005/01/18

不機嫌なジーン  第1話

企画・プロデュース:山口雅俊
プロデューサー:鹿内植
演出:澤田鎌作
脚本:大森美香
音楽:小西康陽、YUI
主題歌:「feel my soul」YUI
劇中歌:「ラヴァーズ・コンチェルト」サラ・ヴォーン
制作:フジテレビ
出演:竹内結子、内野聖陽、小林聡美、オダギリジョー、もたいまさこ、
   黄川田将也、平山広行、岡田義徳、山田優、井上訓子、大鷹明良、
   伊藤正之、梅宮万紗子、小林俊、ペ・ジョンミョン、赤池洋、武田真治、
   釈由美子、高岡早紀、伊藤四朗、片瀬那奈、中丸新将、村松利史、
   我修院達也、松川三夏、田中要次、遠藤憲一、櫻井淳子、他

悪くなかった。
悪くなかったけど懲りすぎたか。
センスが合わなかった人は楽しめなかったかもしれない。

時間軸が複雑だったので
分かりずらい面もあった。

ざっとまとめると、
1990年、南原(内野聖陽)が長崎で環境調査。
その時に出会っているのがおそらく勝田(オダギリジョー)。
勝田が参加しているデモは環境破壊に関することだろう。

2000年、仁子(竹内結子)と南原がイギリスで出会う。
2001年、南原の浮気が原因で2人は別れる。

2002年、ここがこの初回で描かれた世界。
もしかしたら2005年まで描くのかもしれない。

2007年12月、ロンドンで1人タクシーに乗る仁子。
クリスマスまでには帰ると家族らしき人と電話で話すが、
ラジオから流れた「ラヴァーズ・コンチェルト」を聞いて泣く。
ここが最終回のラストシーン、
もしくはラストシーンの一歩手前か。

登場人物の多さも物語を追う上では分かりづらかった。
というか、妙にキャストが豪華なので
どの人がどれくらい需要人物なのかが分かりづらかった。

武田真治、釈由美子はゲスト出演みたいだったけど、
神宮寺(小林聡美)がどういうポジションで動くのかはまだ不明点が多い。
とりあえずは長崎の干潟を舞台に
南原と勝田がどう関係してくるのかは興味深いところだ。

もちろん、基本的には恋愛と動物行動学を重ねた
ラブコメディーではあるみたいだけど、
他のパーツをそこにどう絡めてくるか、
そこはじっくり見ていきたい。

内野聖陽は良かった。
コメディーセンスもあって全体の雰囲気をリードしていた。

それに比べると竹内結子は80%くらいの出来だった感じ。
まだ仁子のキャラをつかめてないのかもしれない。
もっとスムーズに面白くできるはずなので、
早く安定させて欲しい。

とにかく懲りすぎた、という印象は強いけど、
落ち着いてくれば見どころは多そうだ。
しばらくは様子を見てみよう。

(今日のおさらい)
ヒト、カメムシ、アサギマダラ、モンシロチョウ、テントウムシ、
鵜、カマキリ、ハゼ、でんでん虫、バイオリン、ミミズク、
ハリスホーク、アカハライモリ、クジャク、グッピー、ヤゴ、
ミミズ、鯨、雛、ヤギ、ニホンザリガニ、ムツゴロウ、シオマネキ、
メダカ、シカ。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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2005/01/17

Mの悲劇  chapter 1

プロデューサー:伊佐野英樹、瀬戸口克陽
演出:土井裕泰
脚本:橋本裕志
音楽:菅野祐悟
主題歌:「Night and Day」Sister Q
制作:TBSテレビ、TBS
出演:稲垣吾郎、長谷川京子、伊武雅刀、佐々木蔵之介、岡本綾、
   吉行和子、成宮寛貴、吉岡美穂、柏原収史、大西滝次郎、
   浅見れいな、井澤健、佐藤二朗、他

予想とはかなり違うテイストの出だしだった。
星護演出かと思ってしまったくらいに…。

終盤は確かにヒューマンホラーっぽくなったけど、
この統一感のなさはどうしたもんだろう。
主題歌、次回予告のナレーションまで含めると
さらにどんな雰囲気の作品にしたいのかワケが分からなかった。

心配だった長谷川京子はそんなに悪くなかったと思う。
むしろ仕掛ける罠にエロさも含まれたりすると、
長谷川京子の威力が発揮されていたと思う。

序盤のコメディータッチの導入から
衛(稲垣吾郎)が痴漢に間違われるあたりまでの描写は、
コワイというより不快な感じがした。
最初からサイコサスペンスっぽく入っていれば、
あのシーンも違う印象になったと思うけど…。

“自分の身は自分で守るしかない”と言う衛に、
“誰かに助けてもらったことはないんですか?”
と聞いた美沙(長谷川京子)の言葉が
とりあえず2人の接点を示すヒントか。

うーん、でも何か
中途半端なハッピーエンドになりそうで心配だなあ。

衛、美沙、有紀(岡本綾)、
それぞれにせつない気持ちは内在して、
人間ドラマとして描く要素はあると思う。
でも、それをどういう形でドラマにしたいのか。

とりあえず2回目以降を見てみないと何とも言えない。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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2005/01/16

ごくせん  第一話

プロデューサー:加藤正俊
演出:佐藤東弥
脚本:江頭美智留
原作:森本梢子「ごくせん」
音楽:大島ミチル
主題歌:「NO MORE CRY」D-51
挿入歌:「絆」亀梨和也
制作:日本テレビ
出演:仲間由紀恵、亀梨和也、赤西仁、宇津井健、生瀬勝久、東幹久、金子賢、
   谷原章介、井上順、乙葉、酒井敏也、モト冬樹、マギー、内山信二、
   阿南健治、速水もこみち、小池徹平、小出恵介、池田有希子、脇知宏、他

押さえるところは押さえた安定した作り。
もともとが王道的な作りなのでそんなに新鮮味はないけど、
最初から最後まで安心して見られた。

効果音もお約束通りの入れ方。
前半は笑わせて後半は締めるという展開も守って、
期待を裏切らない出来だったと思う。

速水もこみちの高校生はややツライけど、
生徒全体のバランスは前作と比べてもそんなに悪くないと思う。
心配なのはむしろ職員室か。
乙葉が自分の役割をまっとうしてくれることを願うばかりだ。

前作の沢村一樹に当たるヤンクミ(仲間由紀恵)の運命の人は、
伊東甲子太郎、じゃなくて谷原章介。
どうやら隣の女子校の先生みたいなので、
女子高生役としてアイドルのゲスト出演もありそう。
女性陣の弱さはそこで補ってもらおう。

毎回の脚本で失敗しなければ
最後まで十分楽しめそうだ。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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特命係長 只野仁  第十二話 男の幸せ

企画:五十嵐文郎
プロデューサー:黒田徹也、東城祐司、伊藤達哉
演出:二宮浩行
脚本:尾崎将也
原作:柳沢きみお
音楽:仲西匡
主題歌:「ラブレター」白羽玲子
挿入歌:「男の美学」高橋克典
制作:テレビ朝日、MMJ
出演:高橋克典、梅宮辰夫、永井大、三浦理恵子、櫻井淳子、田山涼成、蛯原友里、
   近江谷太朗、斉藤優、飯村真一、細野佑美子、えれな、和鞍さほり、菅原舞、
   尾上康代、尾藤ゆう、飯沢もも、他

2003年夏の第1弾が全11話だったので、
今回は12話から。

昨年末のスペシャルも
ゴールデンタイムの割にはお色気シーンを入れてたけど、
この初回もふんだんに使っていた。
まあ、これがないとこの作品はツライしね。

しかし、櫻井淳子が街でスカウトされて
プロデューサーに召し出されるっていう展開は、
もうさすがにムリがあるんじゃないだろうか。

スペシャルでも小柳ルミ子のベッドシーンがあったし、
熟女系までフォローするつもりか?

             採点  5.0(10点満点平均6)


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2005/01/15

3年B組 金八先生  第12話 事件続発3B混乱

演出:三城真一
原作:小山内美江子
脚本:清水有生

やっぱりしゅう(八乙女光)はドラッグに手を出した。
ただ今回、そのことに疑いを持ったのは
ドラッグを隠していた母親(萩尾みどり)くらいで、
金八(武田鉄矢)や3Bは崇史(鮎川太陽)の自殺と
しゅうの両親の事件で混乱するに留まった。

舞子(黒川智花)の気持ちを絡めて
3Bの混乱を描く必要はあったと思う。
でも相変わらず金八や他の教師たちの描き方は不安定だなあ。

今までのやり方では通用しない問題であることは分かるけど、
オタオタする場面をわざとらしく描いている感じ。
そのあたりが完全には感情移入できない要因か。

前回のスペシャルに続き、
今回も脚本は清水有生だった。
もう小山内美江子は書かないつもりだったりして…。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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2005/01/14

優しい時間  第1話「雪虫」

製作総指揮:中村敏夫
プロデュース:若松央樹、浅野澄美
演出:田島大輔
原作・脚本:倉本聰
音楽:渡辺俊幸
挿入曲:アンドレ・ギャニオン
主題歌:「明日」平原綾香
制作:フジテレビ、FCC
出演:寺尾聰、大竹しのぶ、二宮和也、長澤まさみ、麿赤兒、余貴美子、
   朝加真由美、森上千絵、高橋史子、清水美砂、吉井怜、星野源、
   國村隼、布施博、山谷初男、梨本謙次郎、正名僕蔵、田中圭、
   山下澄人、納谷真大、水津聡、久保隆徳、六条寿倖、他

(第1話ゲスト)時任三郎、手塚理美

森の時間と同じように
ドラマ自体もゆったりとした流れで描かれた。
好き嫌いはあるだろうけど、
個人的には心地良く見ることができた。

主人公・勇吉(寺尾聰)の妻(大竹しのぶ)が
すでに死んでいるという設定だけでなく、
今回は勇吉の元にかつての後輩・水谷(時任三郎)が訪ねてきて
その妻・美子(手塚理美)の余命に関するエピソードが描かれたので、
多少、暗いイメージは出てしまった。
でも、すべてのエピソードがそういうトーンで描かれることはないと思う。

やはり各シーンのクオリティーは高いので、
「森の時計」を中心に繰り広げられる物語を
しばらくはじっくりと見ていきたいと思う。

それにしても、時任三郎と手塚理美が出てくると、
「ふぞろいの林檎たち」を知っている世代は感慨深いものがあるな。

この「優しい時間」の演出陣には宮本理江子も名前を連ねているけど、
どうせなら彼女が演出する回に出て欲しかった。
倉本聰のドラマに、
「ふぞろい」の岩田(時任三郎)と陽子(手塚理美)が夫婦役で出て、
山田太一の娘が演出する。
それこそ“優しい時間”が経過したことを実感できたかもしれない。

まあ、そんなノスタルジーに浸るのはいいとして、
今後も豪華なゲスト陣には期待したい。

おそらく毎回、様々なエピソードが描かれる中、
勇吉と拓郎(二宮和也)、
そして梓(長澤まさみ)との関係がどう変化していくかは興味深い。

ちょっと気になったのは、
拓郎が梓と会った時の二宮和也の話し方か。
他のシーンはあまり気にならなかったけど、
梓と話す時の語尾は二宮和也には向かなかった。

「北の国から」の純のセリフも時々ああなっていたけど、
あれは普段から使ってないと非常に違和感を感じる。
今後もあの語尾を使うなら慎重にやって欲しい。

次回のゲストは田畑智子。
さて、どんな話になるのか。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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H2 〜君といた日々〜  第1回

プロデュース:市山竜次
演出:堤幸彦
脚本:関えり香
原作:「H2」あだち充
音楽:佐藤直樹
主題歌:「over..」K
制作:オフィスクレッシェンド、TBS
出演:山田孝之、石原さとみ、田中幸太朗、市川由衣、石垣佑磨、中尾明慶、
   柳沢慎吾、石野真子、杉本哲太、七瀬なつみ、竜雷太、的場浩司、田丸麻紀、
   斉藤洋介、武野功雄、円城寺あや、佐藤めぐみ、柳沢なな、三田村瞬、
   平尾勇気、高橋良輔、斉藤崇、荒川結、野久保直樹、他

初回としての構成も良かったし、
全体的なバランスも良くてかなり見応えがあった。

シャラポア似の外国人女子高生・ツァラポア、
「ハンドク!!!」流れの医師・佐藤二朗、半海一晃など、
堤幸彦らしい遊びもあったけど、
基本的には青春ドラマのポイントは押さえた作りで、
結構グッと来るところもあった。

山田孝之の投球フォームも
そんなに悪くなかったんじゃないだろうか。
もう少し踏み出す左足を前に出した方がいいけどね。

ちょっと気になったのは石原さとみの声。
前から大きな声を出すとハスキーになってたけど、
普通の時の声もかなりかすれていた。
大丈夫だろうか。

とにかく立ち上がりは上々。
このまま最終回まで投げきって欲しい。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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富豪刑事  第1話 富豪刑事の囮

プロデューサー:桑田潔、蒔田光治、阿部謙三
演出:長江俊和
脚本:蒔田光治
原作:筒井康隆「富豪刑事」
音楽:辻陽
主題歌:「愛のメモリー」及川光博
制作協力:フェローピクチャーズ
制作:テレビ朝日、東宝
出演:深田恭子、山下真司、夏八木勲、市毛良枝、西岡徳馬、筒井康隆、
   升毅、鈴木一真、寺島進、相島一之、載寧龍二、野波麻帆、中山恵、
   能世あんな、虎牙光揮、他

やっぱりバカバカしいけど気楽に見られる感じ。
これはこれでいいんじゃないだろうか。

ただ、演出というか、
全体の仕上げはそれほど丁寧じゃなかった。
各役者の基礎的な能力は別にして、
みんなヘタに見えたし。

こういうスタイルのドラマって意外と難しいんだよな。
演じる方も、撮る方も。

深田恭子もハマってそうで実はあまりハマってない。
ヘタウマの深田恭子を活かすのは
単純なお嬢様路線じゃないと思うし。
でもこれは原作の好青年な部分をうまく出せれば
今後、印象は変わるかもしれない。

他のキャスティングに関しては「こち池」やら「ケータイ刑事」やら
いろんなものがゴチャマゼになった状態なので
とくに言うこともないけど、
一応、深田恭子の相手役になるらしい載寧龍二はちょっと弱いかも。

戦隊ヒーローとしての知名度はあっても
深田恭子と並ぶとさすがにインパクトは薄い。
まあ、ここはホリプロ絡みだから仕方ないけどね。

とりあえず細かいことは気にしないで気楽に楽しもー。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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2005/01/13

87% ─私の5年生存率─  第1回

プロデューサー:伊藤響、大塚泰之、渡邊浩仁
演出:長沼誠
脚本:秦建日子
音楽:ROGER WILCO
主題歌:「キミがいる」CHEMISTRY
制作協力:三城
制作:日本テレビ
出演:夏川結衣、本木雅弘、川口翔平、杉田かおる、橋爪功、古田新太、
   渡辺いっけい、酒井若菜、細川俊之、大谷直子、相川七瀬、柏原収史、
   北川弘美、杏さゆり、氏家恵、押田恵、他

晶子(夏川結衣)が複数の病院へ行ったこと、
それぞれの医者の言い回しが違ったこと、
その結果から晶子が
最終的に洋平(本木雅弘)に診てもらおうとする流れが
ドラマとしては良かった。

情報的な部分も適度に挟まれていたし、
全体の構成を含めたセリフの組み立て方は悪くなかったと思う。

ただ、初回のせいか、
セリフがスムーズに転がってなかった部分も多少あったかな。
とくに川口翔平は蒼太のキャラに馴染んでなくて、
晶子との会話にあまりリズムが出なかった。
川口翔平はもっと内容がシリアスになってからの方が
活きるかもしれない。

このドラマもなにげにキャストは豪華だと思う。
ドラマ初出演の相川七瀬がどう絡んでくるか。
そのあたりは興味深い。

登場人物の役割的には弓子(杉田かおる)も大事。
晶子との電話の後の表情から判断して
杉田かおるには期待したい。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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2005/01/12

救命病棟24時  第1回

企画:和田行
プロデュース:中島久美子、増本淳
演出:若松節朗
脚本:福田靖
音楽:佐橋俊彦
主題歌:「何度でも」DREAMS COME TRUE
制作:フジテレビ
出演:江口洋介、松嶋菜々子、香川照之、仲村トオル、平田満、京野ことみ、
   小栗旬、大泉洋、川岡大次郎、MEGUMI、小市慢太郎、石黒賢、
   深浦加奈子、鷲尾真知子、渡辺典子、山口美也子、井上真央、田村たがめ、
   徳井優、おかやまはじめ、小須田康人、尾野真千子、広田亮平、福田麻由子、
   黒田福美、塩見三省、他

東京を直下型の大地震が襲うという設定も
もはやSFの範疇ではないので、
制作者側もかなり真剣に、気を使って作って来た感じ。

冒頭のテロップ、最後のスタッフロールでも表示された通り、
東京都、東京消防庁を始め、
阪神・淡路大震災の時に設立された
人と防災未来センターなどにも協力を仰いでいた。

大地震発生時のCGは多少ちゃっちぃ気もしたけど、
人物への演出は過度にならず、
それなりの緊迫感は出ていたと思う。

ドラマとしては主要人物の家族関係や人間関係も
丁寧に前振りしてあったのが良かった。
災害復旧に当たる人にも家族はいるわけで、
そこにスポットを当てることで被災した人の感情も、
災害復旧に従事する人の苦労も描けると思う。

それにしてもキャストは豪華だな。
とくに徳井優、小須田康人、井上真央あたりの配役は
全体の厚みを増していたと思う。
そして仲村トオルの娘役が「ラストプレゼント」の福田麻由子だ。
仲村トオルが演じる政治家・寺泉は一癖ありそうなので、
この家族の物語にも注目したい。

北海道のキラ星、大泉洋もいい味を出していた。
テーマや設定から言って重い雰囲気にならざるを得ない作品なので、
箸休め的なシーンで活躍して欲しい。

この初回に限って言うと、
小島(松嶋菜々子)が救命救急医を諦めきれないと感じる部分と、
最後まで過酷な現場で働いた家族を思う気持ちを重ねていた
山室夫人(黒田福美)の講演シーンがいいフックになっていた。

あの黒田福美のキャラはイラクで死亡したフリージャーナリスト、
橋田信介さんの奥さんを彷彿とさせたな。

小島の恋人、加賀(石黒賢)の安否も気になるところだけど、
あの講演を聞いたことが小島の今後に大きな影響を与えると思う。

1週間前に放送されたスペシャルを見てないと
進藤(江口洋介)と山室(塩見三省)の関係や
小島と加賀の関係などはやや唐突に感じられたかもしれない。
でも、地震発生までのカウントダウン構成など、
初回としての盛り上がりは十分だったと思う

災害直後の混乱、徐々に復旧していく過程、
時間が経っても癒えない傷、
そのあたりを今後、連ドラというスタイルでどう出していくか、
2話以降の期待も高まった初回だった。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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みんな昔は子供だった  第1話

プロデューサー:重松圭一、稲田秀樹
演出:河野圭太
脚本:水橋文美江
音楽:服部隆之
主題歌:「星空の片隅で」MISIA
挿入歌:「ラズベリーパイ」中ノ森BAND
制作:関西テレビ、共同テレビ
出演:国仲涼子、陣内孝則、瑛太、大杉漣、筧利夫、風吹ジュン、白石美帆、
   滝沢沙織、深澤嵐、伊藤沙莉、熊谷知博、高木優希、糟谷健二、野村涼乃、
   キムラ緑子、伊沢弘、戸田昌弘、伊藤留奈、岩崎道子、舟木幸、山田賢太郎、他

アイ子(国仲涼子)が分校に赴任して来るところからではなく、
すでに赴任している時点から話が始まったのは良かった。
タイトルバックまでの
アイ子と龍平(深澤嵐)のやり取りも面白く、
可能性を感じさせた。

ただ、基本的には山村留学でやって来た都会の子供たちの心の変化と
アイ子自身の成長が本題のようなので、
冒頭の雰囲気が続くというわけではなさそうだ。

しかも、アイ子のキャラキター自体が、
大人の週刊誌を最終的には家宝にしろと
龍平に渡してあげるような大らかな部分と、
その後の山村留学受け入れで動揺する部分では
かなりギャップがあって、
どういう人物像なのかまだハッキリしない。

さらに話を混乱させたのは、
子供を山村留学させる親の描き方。

山村留学に関しては、
確かにかなり誤解して希望する親もいるようだけど、
それにしても最初から山村留学を疑問視するような意見ばかり目立たせたのは
物語のスタートとしてかなりマイナスだった。

子供たちにスポットが当たってくれば落ち着く可能性がある。
しばらくは様子見か。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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2005/01/11

不機嫌なジーン

『不機嫌なジーン』  1/17〜
フジ系 月曜9時  期待度 ★★★★☆

動物行動学をモチーフにした
一風変わったラブストーリー。
主演は竹内結子。Pは山口雅俊。

このコンビの月9と言えば「ランチの女王」だけど、
あの時の脚本家の混乱を救ったのが大森美香だった。
今回は最初から大森美香のオリジナルストーリーで行く。

彼女は今、最も安定している女性脚本家と言っていい。
たぶんこの作品が大きく外れることはないと思う。


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Mの悲劇

『Mの悲劇』  1/16〜
TBS系 日曜9時  期待度 ★★☆☆☆

稲垣吾郎と長谷川京子が共演するヒューマンホラー。
順調に人生を歩んできた衛(稲垣吾郎)が、
謎の女・美沙(長谷川京子)との出会いをキッカケに
悲劇に巻き込まれていく。

なぜ美沙が衛を追い込んでいくかは、
中盤まで明かされないらしい。
しかも「M」は衛のMか、美沙のMかも最後まで分からないとか。

長谷川京子が悪女を演じられるかどうかも不安だし、
こういうのは最後にコケそうな気がしてコワイ。


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ごくせん

『ごくせん』  1/15〜
日テレ系 土曜9時  期待度 ★★★☆☆

任侠一家の孫娘でありながら熱血教師。
曲がったことが大嫌いなヤンクミを仲間由紀恵が演じる、
2002年のヒット作の続編。

新しい生徒役はKAT-TUNの亀梨和也、赤西仁など。
これも視聴率はかなり高くなりそう。

前作は仕上げが雑な印象があったけど、
そのあたりがどう改善されているかが見物。


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特命係長 只野仁

『特命係長 只野仁』  1/14〜
テレ朝系 金曜11時15分  期待度 ★★☆☆☆

この枠で最も話題を集めた作品の続編。
お約束の詰め合わせのようなドラマなので説明は不要だろう。

そろそろ蛯原友里にスポットを当ててやらないと
可哀想なんじゃないか、と個人的には思う。


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H2 〜君といた日々〜

『H2 〜君といた日々〜』  1/13〜
TBS系 木曜10時  期待度 ★★★★☆

あだち充の人気コミックを堤幸彦がドラマ化。
原作以上に比呂と春華の関係にスポットを当て、
ラブストーリーを絡めた青春群像劇になる模様。

出演は山田孝之、石原さとみ、田中幸太朗、中尾明慶、石垣佑磨など、
「セカチュー」「ウォーターボーイズ」の混合。

いずれにしても堤幸彦が野球をどう撮るかが焦点か。


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優しい時間

『優しい時間』  1/13〜
フジ系 木曜10時  期待度 ★★★★★

とんねるずが主演した「火の用心」以来、
15年ぶりに倉本聰が連ドラを手掛ける。

富良野が舞台、父と子の絆の再生がテーマということで、
「北の国から」の延長線上にある作品と言っていいかも。
出演は寺尾聰、二宮和也、長澤まさみ、大竹しのぶなど。

毎回多彩なゲストも出演するようなので、
そちらも楽しみ。


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富豪刑事

『富豪刑事』  1/13〜
テレ朝系 木曜9時  期待度 ★★☆☆☆

大富豪の孫娘でありながら新米刑事の神戸美和子(深田恭子)が
様々な難事件に挑む一話完結のミステリー。

原作は筒井康隆、脚本は「トリック」の蒔田光治。
ちなみに筒井康隆本人も大物フィクサー役で出演する。

単純にドラマを楽しみたいなら
むしろコレが一番オススメか。


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87%─私の5年生存率─

『87%─私の5年生存率─』  1/12〜
日テレ系 水曜10時  期待度 ★★★☆☆

乳ガンと闘うシングルマザー(夏川結衣)と、
乳ガンで最愛の妻を亡くした医師(本木雅弘)の、
苦悩と再生の物語。
脚本は「ラストプレゼント」の秦建日子。

デリケートなテーマではあるものの、
最近安定してきた日テレ系の水10枠としては期待できそう。
女性視聴者がターゲットだろうけど、
こういう作品こそ男性も見た方がいいと思うが…。

ちなみに夏川結衣の息子役は
「ワンダフルライフ」の翔、というか、
「冒険CHEERS!」の川口翔平。


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みんな昔は子供だった

『みんな昔は子供だった』  1/11〜
フジ系 火曜10時  期待度 ★★★☆☆

廃校が予定されている小さな分校を舞台に、
自らの希望で赴任してきた若い女性教師と
生徒・村の人々との交流を描く。

主演は国仲涼子。
脚本は「光とともに…」「ビギナー」などの水橋文美江。

小学校が舞台なので子役のキャスティングも重要だけど、
「14ヶ月〜妻が子供に還っていく〜」でナツキ役を演じた伊藤沙莉や、
「女医・優」でひかり役を演じていた野村涼乃、
「電池が切れるまで」で翼役を演じた糟谷健二などが出る模様。

心温まる良い作品にはなりそう。
ただ、今期のラインナップの中では多少ジミかも。


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救命病棟24時

『救命病棟24時』  1/11〜
フジ系 火曜9時  期待度 ★★★★☆

99年、01年に続く第3シリーズ。
第1シリーズで研修医役だった松嶋菜々子が
救命救急医に成長して復帰する。
ただし、舞台となる病院がまた変わるので、
江口洋介、松嶋菜々子以外のキャストは一新される。

今回は大規模災害時の救急医療がテーマなので、
中越地震、スマトラ沖地震の後では
かなりのリアリティーが求められそう。

ハッキリ言って、
このドラマが今期、最も視聴率を取るのは確実。
それだけに細かい部分まで丁寧に仕上げてもらいたい。


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2005/01/08

3年B組 金八先生  第11話 鶴本直・決断の旅立ち

演出:福澤克雄
原作:小山内美江子
脚本:清水有生

まず、直(上戸彩)のパーツは、
現3Bの康二郎(藪宏太)と絡めていたものの、
これまでの総括の一部という感じだった。

さすがにこのシリーズにおける直の存在感は抜群で、
たったひとりで受ける授業はそれなりの見応えがあったと思う。

まあ、この問題の後日談を描くなら
それだけで2時間を費やしてもいいわけで、
このパーツはあくまでもここまでの歴史を振り返っただけだろう。

問題はドラッグ関係。
そっちに転がったか、という感じだった。

河合(甲本雅裕)たちがしゅう(八乙女光)の家に来て
金八(武田鉄矢)も含めて大立ち回り。
ここは迫力があったけど、
そこからしばらくの展開が早かった。
タメがなかったと言ってもいい。

しゅうの父親・栄輔(うじきつよし)が事故の後遺症だけではなく、
現在も覚醒剤中毒だったこと。
栄輔は事故を起こす前から覚醒剤中毒で、
現在もその覚醒剤を与え続けていたのが光代(萩尾みどり)だったこと。
どうもがいても幸せになれない苛つきから
光代はしゅうを虐待していたこと。

それだけのことがあまりにもスピーディーに提示されて、
このドラマではお馴染みの車を追いかけるシーンに至ってしまった。

とくに光代がしゅうを虐待するようになるまでの説明は
あまりにもあっさりしすぎていて、
車を追いかけるシーン自体にもう新鮮味がないことも加わって、
ここは感動する暇もなく終わってしまった。

ただ、当初はこのパート7のメインになるかと思われた
しゅうの家の秘密がこの段階で明らかになったことで、
本当のメインはその先にあったことがハッキリした。

それが崇史(鮎川太陽)の自殺であり、
しゅうとドラッグとの接近だ。

しゅうに言われたひとことがトリガーになったとはいえ、
崇史の悩みの根本的な原因は、
父親(升毅)の会社が覚醒剤密輸事件に巻き込まれたことにある。
ドラッグの蔓延が子供たちに影響するという意味ではつながっている。

崇史に言ったひとことへの後悔か、
責任の重さから逃れるため手段か、
その理由は分からないけど、
しゅうはドラッグに手を出してしまいそうな気がする。

崇史かしゅう、どちらかが本当に死んでしまうのか。
いよいよ本題に入った気がする。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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2005/01/02

10〜12月期を振り返る

年内にまとめておこうと思ったのに年が明けてしまった。
このままスルーしてしまうのも気持ち悪いので
やっぱりきちんと振り返っておこう。
まず、平均視聴率(関東)はこんな感じ。


  ラストクリスマス       21++%
  大奥 第一章         17++%
  夫婦。            15++%
  黒革の手帖          15+%
 (こちら本池上署)       13+%
  マザー&ラヴァー       12+%
  ホットマン2         10+%
  ナースマンがゆく       9++%
  ミステリー民俗学者 八雲樹  9++%
  めだか            9+%
  一番大切な人は誰ですか?   8+%

  3年B組 金八先生(前半)  12++%


視聴率では他の作品をかなり離して
「ラストクリスマス」の一人勝ちだった。
20%超えは1〜3月期の
「プライド」「僕と彼女と彼女の生きる道」以来なので、
営業的には立派な数字だったと思う。

こうして見ると「夫婦。」みたいな作品は
やっぱり計算通りに数字が取れるんだよなあ。
だからまたしばらくしたら同じようなものが作られるわけだけど。

「めだか」のひと桁はフジテレビとしてはショックだったかもしれない。
フジがひと桁を出したのは2003年の「クニミツの政」以来じゃないだろうか。
脚本がもう少し丁寧だったらと思うと残念だった。

次に個人的な平均採点はこんな感じ。


  一番大切な人は誰ですか?   7.40
  ラストクリスマス       6.73
  大奥 第一章         6.45
  マザー&ラヴァー       6.42
  黒革の手帖          6.21
  ミステリー民俗学者 八雲樹  6.15
  めだか            6.14
  夫婦。            5.91
  ナースマンがゆく       5.31
  ホットマン2         5.21


「ラストクリスマス」は、
企画モノとしては良く作ったと思う。
最終回をスッキリまとめられなかったので印象はかなり悪くなったけど、
前半はかなり楽しめる作品だった。

人気の高かった「大奥 第一章」や「黒革の手帖」は、
もっと良くなる要素があっただけに
個人的にはもの足りなかった。

トータルでは不作のクールだったけど、
その中で「一番大切な人は誰ですか?」は際立って良かったと思う。
もちろん、狙い所が他の作品とはまったく違ったので
比べること自体にかなりムリがある。
でも、脚本にしても、演出にしても、役者の演技にしても、
出だしを除けばクオリティーは抜群に高かったと思う。

何か賞を出すとしたらほとんどこの作品からなので省略。
問題点は多々あったものの、
「マザー&ラヴァー」もこのクールの特徴的な作品だったことは確かなので、
この作品に特別賞を捧げたいと思う。


レビューはしてなかったけど、
「こちら本池上署」も今作は比較的良かった。
やっぱりこの作品に篠田(佐藤B作)は必要。
コテコテの人情モノではあるけど、
宮村優子がこれからも脚本を書くなら続けてもいいと思う。

NHKのよるドラは、
「トキオ」が全体的に中途半端だったし、
「結婚のカタチ」に至ってはムチャクチャだった。
「アイムホーム」で復活したかと思いきや、
最後の火事の展開はいくらなんでも雑だった。
この枠も2005年はもっと安定した作品を送り出して欲しいと思う。

スペシャルドラマもかなりの数が放送された。
ただ、ノンフィクションの原作をドラマ化したものが多く、
ドラマとしての質はそんなに高くないものが多かった。

ドラマはドラマであってドキュメンタリーではない。
ドラマの形にするならもっと割り切って作った方がいいのでは?
という作品はあったのは確かだった。

ちなみにTBSの「樋口一葉物語」を見てから
NHKのドキュメンタリードラマ「恋する一葉」を見ると、
やっぱりNHKの方が自由に作品を作れるんだなあ、
ということが改めて分かって非常に面白かった。

個人的にはNHKのスタイルの方が数百倍、樋口一葉に感情移入した。
でも、完全なドラマとして作っても、
同じように樋口一葉を身近に感じるような作り方はあったと思う。
10〜12月期のスペシャルドラマには、
そういうことに挑戦して欲しいと感じたドラマが多かった。

クリスマス時期のものでは、
NHKの「サンタが降りた滑走路」が
シンプルな構成ながらなかなか良かった。
ラストを新島にせずにそのまま調布で終わったところが
かえってしつこくなくて良かったと思う。

「X'smap 〜虎とライオンと五人の男〜」も
CMスタッフならではの企画と映像で悪くはなかった。
ただ、アナザーストーリーはいらなかったんじゃないかな。
SMAPファンにしてみれば
最初から最後までがクリスマスプレゼントだったんだろうけど、
ドラマとしては本編だけスパッと流した方がインパクトがあったと思う。


2004年は「一番大切な人は誰ですか?」以外にも
「彼と彼女と彼女の生きる道」や
「世界の中心で、愛をさけぶ」などが印象に残った。

でも、全体的にはかなり不作の年だったので、
そういう意味では「新選組!」の存在は大きかったと思う。
「新選組!」があったことで
“連ドラ生活”的にはかなり救われた一年だった。


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