« 2005年2月 | トップページ | 2005年4月 »

2005/03/31

不機嫌なジーン  最終回

演出:澤田鎌作
脚本:大森美香

結局、初回の冒頭で流れたロンドンの場面が
そのままドラマのラストシーンに。
結果的にかなりシビアなラブストーリーという印象になった。

普通なら誰かがやろうと言っても
TVドラマでそれはキツイでしょう、というようなことを
そのままやった感じだった。

ただ、ジーン(竹内結子)と南原(内野聖陽)の関係を
描いた物語ではあったけど、
テーマそのものはもっと根本的なものだったと思う。

分かりやすくするために
ジーンを優秀な理数系の女性に設定していたけど、
(ドラマの中でジーンがそう見えたかどうかは別にして)
生殖機能だけでシンプルに生きている生物と
ムダなことを考えてしまうようになった人間の違い、
その愚かで尊い人間を描いていたと思う。

そういう意味ではジーンが南原についていく結末でも
別にかまわなかった。
何かを決断してあとで後悔したりするのが人間だから。

ラストシーンでジーンが涙を流さなかったら
ドラマを見ている側はかなりスッキリしたかもしれない。
でも、そこがこの作品で描きたかった部分のような気がする。

南原についていくよりも研究を続けた方が
ジーンの後悔は少なかっただろう。
でも想い出の「ラヴァーズ・コンチェルト」を聞いた時くらい、
南原について行っていたら今の自分はどうなっていたんだろうと
涙を流したりすることもあるんじゃないだろうか。

そう考えればドラマで描いて欲しくなかったくらい(笑)、
リアリティーはあったと思う。

問題は、ムダなことを考えてしまう人間だけど、
そのムダなところに宝があるのでは…、というメッセージが、
この結末によってぼやけてしまったのではないかということ。
インパクトのあるラストではあったけど、
諸刃の刃でもあったと思う。

オスとメスの違い、
依然として遺伝子をばらまいている男性と
子供を産むという機能を守り続けている女性の違いも
それなりに描いていたと思う。

“地球なんか滅んでしまえ”とアッサリ言う南原と
“それだけはダメ”と言い続けるジーンの対比は
かなり印象的だった。

生物との関わりと愚かで尊い人間を描くために
環境問題を絡めたのも悪くなかった。
ただ、有明海の問題という具体例を使ったのは
結果的に焦点をぼやかせてしまったと思う。

勝田(オダギリジョー)の扱いも含め、
環境問題との絡みはもう少し練った方がよかった気がする。


全体的に企画は悪くなかった。
シビアな内容を中和するために、
山口Pお得意のアニメなどを挿入する演出も、
好き嫌いは別にして効果的だったと思う。

ただ、環境問題の絡め方だけでなく、
吉田教授(もたいまさこ)を始めとした脇役の使い方など、
中途半端な部分も多かった。

ジーンと白石(黄川田将也)のパーツの長さや
環境問題が絡んでくるタイミングなど、
全体の構成バランスも決して良くなかったと思う。

TVドラマではそんな時間が取れないと分かっていつつも
もっと練りに練ってから出して欲しかった作品だった。

成功か失敗かといえば、
やっぱり失敗作だったと思う。
でも、非常に興味深い作品ではあった。

(この番組のおさらい)

ヒト、カメムシ、アサギマダラ、モンシロチョウ、テントウムシ、鵜、
フクロウ、ハリスホーク、アカハライモリ、クジャク、グッピー、ヤゴ、
ミミズ、鯨、雛、ヤギ、ニホンザリガニ、ムツゴロウ、シオマネキ、
シカ、トノサマバッタ、ヒメギフチョウ、アブラゼミのぬけがら、
ミヤマカラスアゲハ、フナ、ウズラ、アゲハチョウ、でんでん虫、メダカ、
メダカの卵、ゴシキノジコ、オシドリ、キンケイ、イルカ、ハゼ、ハナムグリ、
アブラムシ、コツチバチ、ヒレアシシギのオス、モンシロチョウの幼虫、
スズムシ、トラ、ゲンゴロウ、アザミウマ、カタツムリのベイビー、
フクロモモンガ、ガガンボモドキ、オオクワガタ、カブトムシの幼虫、
ウサギ、エボシカメレオン、アリクイ、アリ、フェレット、クマ、ハダニ、
チリカブリダニ、アリ地獄、キリン、ニホンザル、リュウキュウアサギマダラ、
ライオン、マレーバク、アレチネズミ、イワトコナマズ、ヤマトイワナ、
タイリクモモンガ、ミヤマカラスアゲハ、アフリカンシクリット、
ミナミヌマエビ、ヒョウモンカマキリ、オグロメジロザメ、ハサミムシ、
ミツバチ、テントウムシの卵、ハラビロカマキリ、サイ、アフリカゾウ、
フタコブラクダ、マユタテアカネ、イシモチ、バッタ、ビーバー、
コリドラスアエネウス、レッサーパンダ、ネコ、シマリス、ヒヨドリ、
タヌキ、タンチョウヅル、柴犬、アカウミガメ、モンシロチョウの卵、
クビキリギス。

長っ!

             採点  6.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★☆☆
                  主題歌 ★★★★★
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★★☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  6.23(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (2)

2005/03/27

3年B組 金八先生  最終話 25年目の贈る言葉

演出:福澤克雄
原作:小山内美江子
脚本:清水有生

ゲストを招いてのトークなどど情報は流れてたけど、
最初の1時間はほとんど総集編だった。
このあと前代未聞の事件が起こって!…とか煽ってるわりに、
進行役が安住紳一郎と小林麻耶なので緊迫感がなかったりして。

でも、3時間の最終回は予想に反してダレず、
集中して見ることができた。

金八(武田鉄矢)が教師を辞めると言っても、
それはしゅう(八乙女光)だけの先生になることを考えていたり、
金八を辞めさせないために
伸太郎(濱田学)が勝負を挑んでいったり、
それを金八がその場では受けなかったり、
ヤヨ(岩田さゆり)が“先生はいい人、だから笑って”と
大粒の涙を流しながら頼んだりと、
前半から見応えがあった。

1000人の署名を集めるところでは
さすがに卒業生が協力するかと思われたけど、
それがなかったことで逆に現3Bの問題に集中できた。

卒業式での伸太郎の答辞も
直(上戸彩)の時とは違う個性があって良かった。
このパート7はキャリア組が多かったけど、
濱田学、黒川智花の起用は成功だったと思う。

しゅうの審判は結局、少年院への送致。
これもテーマの重さからすると正しい展開だったと思う。
全員揃っての卒業式というハッピーエンドより、
ドラッグに関するメッセージはより伝わったのではないだろうか。

そういう意味では誰かがドラッグによって
死ぬという展開もアリだったわけだけど、
そうなると命の大切さの方にウエイトが掛かりすぎる。
校内での逮捕、そして少年院送致というこの展開の方が
「金八」でドラッグを描く上ではベターだったかもしれない。

この展開によって最後のソーラン節まで見応えがあった。
最終回でまたソーラン節をやると聞いた時はさすがに萎えていたけど、
車から降りることさえ許されなかったしゅうの前で踊るソーラン節には
3Bの思いが詰まっていて、
最後まで緊張感は持続できたと思う。

ラストは金八が教師を続け、
ずっと3Bの教室でしゅうを待つという展開。
これはしゅうの先生であり続けるということでもあるし、
みんなの先生でもあり続けるということ。
仮にこのパート7で「金八」が終了してしまったとしても、
この終わり方は良かったと思う。


このパート7は後半から脚本家が代わるという非常事態だった。
でも、そのことで脚本の質そのものが落ちたとは思わない。
ドラッグの問題に関しても予定通り描けていたと思う。

ただ、前半で描きかけた教育基本法改正に関する提言が
その後、まったく描かれなかったのは残念だった。
当然、そこに絡んでくるはずだった
千田校長(木場勝己)の存在は無視され、
今どうしているかというフォローさえされなかった。

金八と千田校長の対決は前作から持ち越された重要なパーツで、
しかも教育基本法改正に関するテーマは
このパート7においてドラッグ問題と並ぶ大きな柱だったと思う。
それが小山内美江子の降板とともに消えてしまったのは非常に残念だった。

ドラッグ問題に関しては真正面からよく切り込んだと思うし、
ドラマとしても成立していたと思う。
でも、個人的にはこれが完全な金八7ではなかったと思う。
それを見られなかったのは返す返すも残念だった。

             採点  7.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★☆☆☆
                  音楽  ★★☆☆☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  6.52(10点満点平均6)


| | コメント (1) | トラックバック (3)

2005/03/26

優しい時間  最終話「雪解け」

演出:田島大輔
脚本:倉本聰

(最終話ゲスト)高橋克実、須藤理彩

拓郎(二宮和也)が勇吉(寺尾聰)に会いに来るシーンは
さすがにカタルシスがあった。
刺青を焼いた腕を見せる前から拓郎は泣き声になっていて、
二宮和也は熱演だったと思う。

梓(長澤まさみ)が来た後の
勇吉の“大事な人を紹介するよ”も良かったし、
梓が気を使って先に帰ろうとするところも、
それに対して勇吉が拓郎に
“送っていってあげなさい”と言うシーンも良かった。

拓郎が作った茶碗を梓が持った時はちょっとドキドキしたけど、
もう割ったりしないのが暗喩なんだろうな。

この勇吉と拓郎の関係については
初回からずっと一定の視点で描かれていたと思う。
すべての人が感情移入できるような
描き方ではなかったかもしれないけど、
親子関係の根っこにある
大切にしなくてはいけない部分は描いていた。

ただ、ドラマ全体を振り返ると
かなり消化不良の印象も受けた。

勇吉が最後に
“ここでいろんな人たちと話をしていると優しい気持ちになれる”
“ただ純粋に生きていられる”と言っていたけど、
あまりそういう印象は残らなかった。
毎回登場したゲストに意味を待たせすぎたからかもしれない。

というか、息子が運転する車の事故で妻を亡くし、
自分が知らなかった息子の一面を見て狼狽し、
その息子との関係を拒絶していた父親の生活を描写しているのに、
ただ純粋に生きていると受け取るのは難しい。

2人の関係修復に向かって勇吉や拓郎に関わる人々が、
あるいは「森の時計」に訪れる人々が、
どんな影響を与えるのかと見るのが普通だろう。

実際、影響を与えた部分もあるけど、
それをドラマとして完結させるような描き方は
ほとんどしていなかったと思う。

確かに、そこにリアリティーがあったとも言える。
でも、主人公2人の過去にドラマティックな出来事があっただけに、
そのまわりの部分だけを日常として見ることは難しかった。

ゆっくり流れる時間を映像としても感じさせた作り方は良かったと思う。
そこに新鮮さも感じたし、癒されたりもした。
ただ、そこで生きる人々の淡々とした生活を見せるのか、
親子関係の絆をドラマティックに見せるのか、
どちらかに徹して欲しかったような気がする。

             採点  6.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★★
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★★☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  6.77(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (3)

2005/03/25

H2 〜君といた日々〜  最終回

演出:今井夏木
脚本:山崎淳也

TVドラマ的には原作とは違う
何かハッキリした形を描いてもいいのでは、
とは思っていたけど、
春華救済パターンだった。

それならもっと比呂(山田孝之)の
春華(石原さとみ)に対する想い、
野球を続けて来られたことへの感謝とかではなく、
女の子として好きだった部分を
もう少し描いておくべきだった。

いや、まったく描いてなくはなかったけど、
バランスとしては中盤以降、
ひかり(市川由衣)にウエイトが掛かっていたので…。

比呂が初恋に決着をつける部分は
英雄(田中幸太郎)と改めての3球勝負を加えるなどして
それなりに描いていたと思う。

それで2011年、みんなの夢が叶うところまで描くなら、
その時点で春華の想いが成就するというパターンでも
よかったんじゃないだろうか。

長いけどね。長すぎるけどね。
でも春華ならずっと比呂のことを想い続けていそうだし。

この最終回の春華に対する比呂の告白も
夏の甲子園終了後、約半年は経っていたけど、
このドラマは時間経過の感覚がマヒしていたので
急に春華へ行ったという印象がなくもない。

春華がバッターボックスに立つシーン、
校舎裏シーンの春華のセリフなどは悪くなかった。
それでもあそこで比呂に“好き”とまで
ハッキリ言わせなくてもよかったような気がする。


…で、全体的な印象としては、
やっぱり構成にかなり問題はあったと思う。

プロ野球再編のこの時期に
野球を扱ったドラマをやるのは悪くないし、
それならあだち充のコミックで…、というのも
企画としては手堅かった。

本当なら夏クールでやるべき作品だけど、
夏では甲子園でのロケがまずムリなので
プロ野球開幕前の1〜3月期にやるのもやむを得なかったと思う。

ただ、どうせすべてを描くのは長さ的にムリなのだから、
もっとドラマとして脚色してもよかった。
原作の印象的なシーンをつなぎ合わせたような
ダイジェスト版になってしまったのは残念だった。

恋愛をメインにしたので
野球に関するシーンがゆるくなるのは仕方ないとしても、
千川野球部のチームメイトには
もう少しスポットを当てて欲しかったし。

主要キャストは結構頑張ったと思う。
原作とのイメージの差はあるにしても、
七瀬なつみや石野真子、杉本哲太なども含めて
みんないい味を出していた。

とくに一番不安だった市川由衣は
この作品で大きく成長したんじゃないだろうか。

そういう役者の頑張りや各シーンの質は高かっただけに、
全体の構成の粗さはもったいなかった。

堤幸彦が多忙だったのは分かるけど、
初回はすごく期待が持てる始まり方だったので
もう少し堤幸彦が関わっていてくれたら…、
と思うと余計に残念だった。

             採点  6.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★★★
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  6.73(10点満点平均6)


| | コメント (1) | トラックバック (3)

2005/03/24

救命病棟24時  最終回

演出:水田成英
脚本:福田靖

食中毒によって病院内の動ける人数を減らし、
もう一度災害直後のような緊迫感を出すという構成。

その狙いは分かるけど、
動けなくなった佐倉(大泉洋)や千秋(田村たがめ)の心情も
もう少し入れて欲しかった気がする。
そうすればかなりムリヤリ作り出した
今回の設定のフォローにもなったはずなので。

全身火傷で運ばれてきた男の子(宮川宏介)のエピソードは、
生命力を信じるというような切り口で
震災からの復興に絡めていた。
阪神大震災の写真を使うことでリアリティーは出たかもしれないけど、
新藤(江口洋介)の行動としてはややインパクトに欠けたかもしれない。

きれいにまとめようという傾向が強すぎて、
わざわざ緊迫した状況を作ったわりには
最終回としての盛り上がりにも欠けていたような気もする。

最終回前に福岡でも大きな地震があったりして、
ドラマとしてはタイムリーな企画だった。
こういう内容の作品はなるべく多くの人に見てもらって
震災を身近なものとして考えてもらわないと意味がないわけだから、
人気の高かった「救命病棟24時」というパッケージを使ったことも
決して間違ってなかったと思う。

ただ、分かりやすくしようとするあまり
脚本に捻りが無さ過ぎた。
もともと「救命」にはそういう傾向があったけど、
パート2はかなり出来が良かったので
全体を通した今回のこの仕上がりは残念だった。

あと、この作品を復帰作に選んだ松嶋菜々子。
結果的には失敗だったかもしれない。
安全牌ではあったけど、
休養前のステイタスを考えると
回避した方がよかったような気がする。

もともと誰かひとりにスポットを当てられるような
ドラマではなかったしね。
次回作は慎重に選んだ方がいいと思う。

この時期に作る意義はあった。
見て損はしなかった。
でも、ドラマのクオリティーとしては
決して高い方ではなかった。

             採点  6.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★★☆

           平均採点  6.68(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (3)

みんな昔は子供だった  最終話

演出:河野圭太
脚本:永田優子

7等星と悠(小越勇輝)を含めた7人の子供が
かかってたのか、と今さら気づいたりして…。

その悠とアイ子(国仲涼子)が会うシーンは、
悠の母親にジャマされたりもせず短時間で終了。
だったら前日の授業が終わってすぐに家まで行けば、
公聴会にも最初から出席できたのに…。

でもまあ、
“いろんな赤を作ってください”
というのは悪くなかったからいいか。

アイ子が公聴会に最初から出席していても
廃校は免れなかっただろうし、
みんなが自分の場所へ帰っていくという
終わり方そのものは悪くなかった。

それぞれの成長の跡もそれなりに描けていたし、
全体的なストーリーとしては悪くなかったと思う。
ただ、アイ子と悠の過去のエピソードは
もう少し詳しく描いておいてもよかった。
一応、主役が乗り越えなければいけない問題だったわけだし。

結局、水橋文美江は1〜2話だけで
それ以降は手を引いてしまったな。
何かトラブルでもあったんだろうか。

いずれにしてもドラマ全体のテイストを考えると
狙いにバラツキは感じられた。
自然の中で何気ない人々の触れ合いを描くにしては
山村留学に来た子供の親たちのキャラは類型的だったし、
子供たちの自然な表情を活かしているかのと思えば
説明的なセリフまで子供たちに言わせてしまうし…。

個人的には山村の日常をもっと淡々と描いて
その中で成長していく子供たちやアイ子の姿を見たかった気がする。

大自然の風景や子供たちの表情には癒されただけに
その統一感の無さはかなり残念だった。

             採点  6.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★☆☆
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★☆☆☆☆

           平均採点  5.86(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/03/22

不機嫌なジーン  第10話

演出:初山恭洋
脚本:大森美香

ケガをした後にジーン(竹内結子)が言った
“教授を呼んで!”からラストまでがすごく良かった。
ジーンと南原(内野聖陽)の関係は
ここまでかなり丁寧に描いてきたので、
プロポーズに至る流れはどちらにも感情移入できた。

その中で南原が
理性で押さえ込んでいたエゴイスティックな感情をぶちまけて、
“オレは有明海の何万種類の生物よりもアイツが大事だ”
と言ったシーンはカタルシスもあったと思う。

このセリフがあったやり取りの後、
神宮寺(小林聡美)に甘える勝田(オダギリジョー)も可愛かったし。

しかし、最終回前でここまで描いてしまったということは、
初回の冒頭シーンの後はないのか?
まあ、どちらにしても最終回の内容は重要だよな、
いろんな意味で…。

個人的には非常に待ち遠しい。

(今日のおさらい)
ヒト、ネコ、シマリス、ヒヨドリ、ウサギ、タヌキ、
ヤゴ、タンチョウヅル。

             採点  6.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/03/21

Mの悲劇  Last chapter

演出:土井裕泰
脚本:橋本裕志

今度は高山(井澤健)が
衛(稲垣吾郎)や専務(伊武雅刀)を逆恨みする、
というブラックなオチもアリだと思ったんだけど、
さすがにそれはしなかったか。
まあ、完全な逆恨みではテーマともズレるしね。

ヘンなどんでん返しをつけずに
素直に終わらせたこの最終回は、
こういうタイプのドラマとしては悪くなかった。
ただ、衛と美沙(長谷川京子)の関係は
あそこまで描かなくてもよかったような気がする。

とくに最後、美沙がひかりの家の子供に言ったセリフは
必要なかったのではないかと…。
美沙が夢で見た亘(柏原収史)との浜辺のシーンのあと、
衛が浜辺まで美沙を探しに来るところでうまく締めた方がよかった。

美沙の取り立てをしていた尾崎(大西滝次郎)が
ひかりの家で育っていたのは、
ムリヤリつなげた感じはあったけど、
このドラマはもともとそうした人とのつながり、
自分は覚えてなくても相手は覚えている、
というところから始まっているので、
そのひとつのパターンとして悪くなかったしれない。

靴を踏んだ人間は覚えてなくても踏まれた人間は覚えている、
いろいろな人に助けてもらったことは忘れて
ひとりで生きているような気になる、
ということは実際よくあることだと思う。
そこをテーマに復讐劇としてエンターテイメント化したこのドラマは、
意外にいい企画だった。

美沙の真意が明かされた後半もうまく構成されていて、
最終回まで見させる工夫は十分に成されていたと思う。

だからこそ余計に
初回の中途半端なテイストはもったいなかった。
あの出だしがもう少し普通だったら
もっと視聴率も取れていたような気がする。

ツッコミどころは最後まで多かったけど、
それなりに楽しめた作品だった。

             採点  6.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★☆☆☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  6.15(10点満点平均6)


| | コメント (1) | トラックバック (4)

ごくせん  最終話

演出:佐藤東弥
脚本:江頭美智留

校長(井上順)はヤンクミ(仲間由紀恵)が
大江戸一家の孫娘であることに気づいたものの、
かえって3Dを抑えられると思って採用し続けた。
ところが徐々に自分の方針にまで楯を突くようになったので
排除しようとした、ということだった。

問題を起こした生徒は退学させて
学校の質を上げようとしていた校長と、
どんな生徒でも良いところを見つけて
最後まで守ろうとしたヤンクミの考え方は
ずっと対立していたので、
筋は通ったと思う。

流れとしては校長の目論見通り、
ヤンクミが辞める方向に行ったわけだけど、
ヤンクミが卒業式の意味を生徒たちに語って
“お前たちの卒業には
 私のクビをかけるほどの価値があるんだよ”
と言ったシーンは良かった。

卒業式でのヤンクミの言葉も、
3Dの生徒たちの態度も、
最終回だからといってヘンに捻らず、
ストレートに描いて感動的だった。
工藤(小林且弥)を相手にした立ち回りも迫力があったし、
うまくまとめた最終回だったと思う。

ラストのやんばる行きは、
次クールの「瑠璃の島」を意識したオマケだろうけど、
必要以上に遊んだわけでもないし、
あれはあれで「ごくせん」らしかった。

前作に比べると職員室のキャラにやや弱さがあったものの、
猿渡(生瀬勝久)につまらないギャグをさせずに
最後は見せ場を作った構成は良かった。

ひとみ(乙葉)がてつ(金子賢)に一目惚れするエピソードを
もう少し前から入れておいたら乙葉ももっと活きたのに…。

生徒に関しては、
個人的には今作の方がしっくり見られた。
まあ、これはあくまでも個人の好みの問題だろうけど。

ビックリするような高視聴率を記録したこの作品。
パート3をやるかどうかは、
もう仲間由紀恵側の決断次第か。
もしこのままやるなら
江頭美智留が全話書いた方がいいような気がする。

             採点  7.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★☆☆☆☆
                  話題性 ★★★★★

           平均採点  6.80(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (4)

特命係長 只野仁  最終話(第二十一話) OL情婦

演出:二宮浩行
脚本:尾崎将也

林(白竜)にウエイトが掛かっていたので、
江美(遊井亮子)の描き方が雑になった。
必ずしも女性メインである必要はないけど、
もう少し丁寧に描いて欲しかった気がする。

まあ、個人的には
山吹(蛯原友里)にもスポットが当たったから
全然問題ないけど。

あと、徐々に面白さが増していたサウナの子(飯沢もも)にも
活躍の場があって良かった。

前作を遙かに超える高視聴率を記録したこのシリーズ。
とりあえず次のスペシャル化は決定したようだ。
この調子だと連ドラとしてもまたやりそうだな。

AV系だけでなく、
元アイドルなどもゲストに迎えたのは
作戦として成功したと思う。

仮に連ドラとして続編を作らなくても、
この路線は深夜枠のひとつの武器として守るだろう。
テレ朝の戦略としてはそれでいいんじゃないだろうか。

             採点  5.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★☆☆☆☆
                  配役  ★★★☆☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★☆☆☆
                  新鮮さ ★☆☆☆☆
                  話題性 ★★★★☆

           平均採点  5.25(10点満点平均6)


| | コメント (1) | トラックバック (1)

3年B組 金八先生  第21話 揺れる金八、大揺れの3B

演出:加藤新
原作:小山内美江子
脚本:清水有生

当然の事ながら、
金八(武田鉄矢)の思いは生徒たちに伝わっていた、
という流れ。
でも、ドラッグ撲滅を目指してビラ配りか。

いや、立派な行動だけど、
ドラマとしてはどうなんだろうな。
とくに最終回前の終わり方としては…。

卒業式までは頑張ると言ったものの
金八はやっぱり精力的には動かず、
舞子(黒川智花)の家にも行かずじまい。
玲子(福田沙紀)が舞子を連れ出す展開になった。

とりあえず金八の意志が固いことが描かれ、
辞職問題は最終回の見どころとなった。

それにしても4時間スペシャルとは思い切ったことしたな。
ゲストを招いてのトークなどもあるようだけど、
緊張感を持続できるのかしらん。

“先生の背中、あんなに小さかったかなあ”
という明子(大川明子)のセリフは、
大川明子が言うことで感慨深かった。

             採点  6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

優しい時間  第10話「刺青」

演出:宮本理江子
脚本:倉本聰

(第10話ゲスト)時任三郎、手塚理美、杉田かおる

ペンション滝川のオーナー(納谷真大)が
美可子(清水美砂)と不倫関係だったことが発覚して
「森の時計」の常連たちが色めき立つシーンは、
実に倉本聰らしい脚本だった。

それにしても美可子のキャラは意外。
果たしてどこまでがホントなのか。

最終回にも登場するかもしれないけど、
杉田かおるの出演時間は少なくてもったいなかった。
今回に限らず、このドラマは2時間で1話だったら
かなり見応えがあっただろうな。
まあ、それはムリな注文だけど。

勇吉(寺尾聰)と拓郎(二宮和也)、
2人はもうそれぞれの内面では過去と十分に向き合っている。
あとはそれを相手に伝えるだけ。

“謝れないから代わりに黙って泣く気がする”
と言う勇吉に対して、
刺青を焼くという行動に出る拓郎。
この対比は何とも哀しかった。

             採点  6.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (1)

H2 〜君といた日々〜  第10回

演出:鬼頭理三
脚本:関えり香

ジミに続けていた缶ジュースネタは
ついに“たこ焼きソーダ”に発展。
自らのヒットメドレーを歌い続ける石野真子は
「ジュリーがライバル」を披露した。

そんな小ネタはまあいいとして、
4人の中では今まで見せ場が少なかった石原さとみの
“いじわるしようとしたのに…”
は良かったんじゃないだろうか。

最終回を前に
春華(石原さとみ)のせつなさが強調されたのは
流れとして悪くなかった。

で、もちろん比呂(山田孝之)絡みの
英雄(田中幸太郎)とのシーン、
ひかり(市川由衣)とのシーンも良かった。

たとえ英雄と別れても自分とは付き合わない理由を
英雄に聞かれた時に言った
“あいつはオレのこと大好きだからだよ”は、
とくにタイミングが抜群だった。
英雄も思わず納得してたけど、
見ているこっちも納得した。

ひかりの“頑張れ、負けるな”も
なにげに泣けてきたし…。

最終回は原作+αもありそうな感じ。
堤幸彦が演出してくれるといいんだけどなあ。

             採点  7.0(10点満点平均6)


| | コメント (1) | トラックバック (0)

富豪刑事  最終話 絶体絶命の富豪刑事

演出:長江俊和
脚本:蒔田光治、福田卓郎

殺人事件が起きた時点で現場検証をしてるはずなのに
誰もトレーラーハウスだったことに気づかないところなんか
まったくもってあり得ないんだけど、
それ以外のところに突き抜けたバカバカしさがあって
意外と面白い最終回だった。

とくに瀬崎(筒井道隆)の使い方は良かった。
ていうか、ここまでの描き方を考えると
本格的な黒幕だったらむしろキツかったか。
秘書(能世あんな)が喜久右衛門(夏八木勲)に駆け寄った時に
“またしても!”と嘆いたのは妙に可笑しかった。

お札が風で飛んでみんなが夢中になって拾うラストは
どちらかというとシニカルな印象。
喜久右衛門の希望通り大量のお金を使うこともできたし、
あれはあれで良かったんじゃないだろうか。

ただ、ドラマ全体に関して言うと、
この路線で行くにしてももっと丁寧に作れたと思う。
とくに布引(寺島進)の使い方はもったいなかったなあ。
終盤のキャラが良かっただけに、
あれを序盤から使って
美和子(深田恭子)が布引に憧れるという設定にした方が
面白かった気がする。

B級にはB級の面白さがあるので
細かいところまで徹底して作って欲しかった。

             採点  6.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★★☆☆☆
                  配役  ★★☆☆☆
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★☆☆☆
                  新鮮さ ★☆☆☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  5.85(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/03/17

87%─私の5年生存率─  最終回

演出:長沼誠
脚本:秦建日子

晶子(夏川結衣)の腰の痛みは軽いギックリ腰だった。
些細なことでも不安になるという話の中で明かされたわけだけど、
かなりあざとい作り方ではあった。

こうした次回への興味を引っ張る作為的な構成は
このドラマの中で意外と頻繁に使われてきた。
陽平(本木雅弘)の妻・百合(押田恵)の死に関する話も
そのウエイトはかなり高かったかもしれない。

ただ、それを否定するつもりはさらさらなくて、
むしろこのシビアな内容の作品においては必要だったと思う。
こういう作品こそ最後まで見てもらわなくては意味がないわけだし、
とくに連ドラという分野においては必要なテクニックのひとつだと思う。
まあ、多少あざとすぎる感じはあったけどね。

で、百合のエピソードをどう描くかは
この最終回の大きな興味だったわけだけど、
陽平たちの当時の対応はかなり理解できた。
会見でのマスコミのリアクションの方が
どちらかというと違和感あったりして…。

もちろん、事実を隠ぺいしたのは悪い。
でも製薬会社の責任者が百合の父親、
黒木正十郎(細川俊之)だったわけで、
設定としてはベターな落とし所だったと思う。

本筋との絡みとしても
晶子が剣崎(渡辺いっけい)との会話の中で
希望として言っていたように、
“再発なんてしないような特効薬”が作られるとしたら
それには膨大な臨床実験が必要なわけで、
決して次回への興味を引っ張るだけのエピソードではなかったと思う。

麻酔科医として最も責任を感じていた江梨子(相川七瀬)が
命の重さに関して改めて宇月院長(橋爪功)から諭されるシーンや、
百合の母・友恵(大谷直子)が
娘の死はムダではなかったと思える展開も、
本筋と百合のエピソードをつなぐ役割は果たしていたと思う。

蒼太(川口翔平)の学ラン姿はさすがに突っ込みを入れるところか。
でも、蒼太が晶子の病気を知っていたというのはむしろ自然だった。
もっと前に晶子が蒼太にそのことを告げるシーンを入れて
視聴者を大泣きさせる手もあったと思うけど、
この作品はそういうあざとさは使わなかった。
そこは評価できると思う。

蒼太の扱いに関しては、
友恵の立ち直りにもう少し絡めて欲しかった気はする。
まあ、それをするには時間が足りなかったかな。

ラスト2回はこの時間の足りなさをかなり感じた。
最終回に2年後を描くこと自体はかまわないと思う。
この作品の内容から言って大きな時間経過は必要だったので。

ただ、大きく省略するセリフの組み立て方には好感が持てたものの、
終盤はもう少し丁寧に描いた方が親切だった気もする。
杉田かおるがかなり良かったので、
彼女にも最後にもっとスポットを当てて欲しかった気もするし…。

でも、全体的には質の高い作品だった。
そして、秦建日子の安定度を確認できたドラマでもあったと思う。

             採点  6.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★★☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  6.95(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (4)

救命病棟24時  第10回

演出:水田成英
脚本:福田靖

純介(川岡大次郎)の問題は引っ張ったわりに
自分が研修医であることを自覚してアッサリ解決。
災害の現場では研修医であっても
ベテランの医師と同じような仕事をこなさなければならない、
という側面はあるものの、
もう少しうまく描いて欲しかった気がする。

今回メインとなった城丸(綿引勝彦)のエピソードは、
親子関係として見ると良かった。
災害時におけるビジネスという切り口もあっただろうけど、
実際問題、災害地への輸送費などのことを考えれば
通常の激安価格ではムリだろうし、
そちらは本気で掘り下げてる感じはしなかった。

ただ、この城丸の死に
子供たち(広田亮平、福田麻由子)を絡めたのは悪くなかった。

2人をずっとICUに置いておくのは
今さら指摘するまでもなくムチャクチャな設定だった。
でも、こうした災害を体験して子供たちが何を感じるのか、
という切り口はあって然るべきだった。

もちろん、マイナスのトラウマになることも多いだろうけど、
災害が避けられないものなら
そこから何を学ぶかということをドラマで見せるのは
悪くないことだと思うし…。

見せ方の白々しさは別にして、
ここで子供たちを絡めたのなら
ずっと2人をICUに置いておいた無茶な設定も許そうかな、と。

そしてラストはまたかなり強引な展開で食中毒が発生。
全体的には綱渡りのような状態で最終回へつづく。

             採点  6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

みんな昔は子供だった  第10話

演出:高橋伸之
脚本:永田優子

龍平(深澤嵐)がアイ子(国仲涼子)の表情の違いを
敏感に感じ取るという切り口はいいと思うんだけど、
“会って渡さなくていいんですか?”
みたいなセリフはどうなんだろう。

個人的に2人が丁寧な言葉で話す設定は好き。
でもそれがセリフとしてうまく消化できてないことが多いんだよな。

悠(小越勇輝)の卒業証書を入れた小包を
龍平がアイ子に突き返す展開そのものは悪くなかったけど、
あのシーンはセリフもカメラ割りも
ちょっと違うような気がした。

ただ、終盤、アイ子の過去と廃校問題が絡む展開は、
最終回を前にして盛り上がったと思う。
柾(瑛太)が具体的な職場探しという行動で
教師復帰に意欲を燃やすのではなくて、
純粋に子供たちの手助けをしている姿も良かったし。

最終回のひとつ前の回としては悪くなかった。

             採点  6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/03/15

不機嫌なジーン  第9話

演出:白川士
脚本:大森美香

だんだんとテーマが明確になってきて
かなり面白くなってきた。
もっと早い段階から
このテイストを出した方が良かったのに…、と思う反面、
5年、7年というスパンで描くことにこそ
意味があるようにも思われる。

見る人によって注目してしまう場所は違うだろうから
批判的な意見も多いんだろうけど、
個人的には自然界におけるちっぽけな人間、
けれども尊い人間の生態を、
ジーン(竹内結子)と南原(内野聖陽)の恋愛関係を軸に、
工夫しながら描こうとしていると思う。

もちろん、作品全体が成功してるとは言いがたい。
ただ、アプローチの仕方としては
かなり頑張ってるなあ、と。

これはまだ2話残っているので
どうまとめるのかをじっくり見守りたい。

今回は出だしにテンポがあって面白かった。
その中でやっと個性を出してきたのが
神宮寺(小林聡美)のキャラ。
吉田教授(もたいまさこ)とのツーショットも実現して、
見どころが多かった。
“数字の世界に戻りたい”ってセリフは良かったな。

あと、南原の新しい研究室を訪ねた時にジーンが言った
“なんか音楽が聞こえてきそう”と、
反対運動の集会所で勝田(オダギリジョー)に言った
“海が好きなだけかと思った”
というセリフが良かった。

(今日のおさらい)
ヒト、マユタテアカネ、ハンサム、ナナホシテントウ、
イシモチ、バッタ、ビーバー、ショパン、コリドラスアエネウス、
レッサーパンダ、トラ。

             採点  6.5(10点満点平均6)


| | コメント (1) | トラックバック (2)

2005/03/14

Mの悲劇  chapter 9

演出:山室大輔
脚本:橋本裕志

専務(伊武雅刀)はもっと腹黒く繋がってると思ったんだけど、
その予想は外れてしまった。

でも、事件を起こした久保(佐々木蔵之介)の父親というのが
専務が取り逃がした強盗犯であり、
美沙(長谷川京子)の実家に火を付けた犯人なんだろうな。
役者も菊池均也を使ってるくらいだし。

専務が現場を離れてしまった原因は
娘の有紀(岡本綾)が職場に訪ねてきたことだったから、
一応、主要人物はみんなつながった。

そうか、結局、久保が最後に残ったか…。
久保の旧姓が松本だったことも明かされて
「M」にもうひとつ意味があったことも示された。
でも、結果的にはここまでを最終回前に描いたのは正解だと思う。

20年前の姿をカツラをつけただけで演じた伊武雅刀とか、
それだけのミスをしたのに専務まで昇進したこととか、
逃げる久保に街中で偶然出会う美沙とか、
幼い日の久保が給食費を盗むシーンとか、
やっぱりツッコミどころは多くある。

それでもこのドラマの終盤はヘンに面白かった。
これで最終回をうまくまとめたら
意外と見終わった後の印象は良くなるかもしれない。

             採点  6.5(10点満点平均6)


| | コメント (2) | トラックバック (4)

2005/03/13

ごくせん  第九話

演出:大谷太郎
脚本:横田理恵

小田切(亀梨和也)の父親役が宅間伸だったし、
警察庁の高官という設定だったので、
このままヤンクミ(仲間由紀恵)が
大江戸一家の跡取りであることを絡めながら
最終回に繋げるのかと思った。

でも、小田切の両親が大江戸一家に来てからの話は、
オーソドックスではあるけど感動的にまとまっていたし、
いつものように一話完結にした今回の作りもアリだったと思う。

ただ、結局は校長(井上順)が
何かを企んでいるような展開になってしまったので、
ずっと中途半端だった校長の描き方が
最終回の足を引っ張らないといいんだけど…。

前半の笑いを取る部分は切れ味がなかったものの、
後半は「ごくせん」らしくまとめていたと思う。

             採点  6.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (6)

特命係長 只野仁  第二十話 覗かれた派遣社員

演出:植田尚
脚本:三上幸四郎

大西結花がゲストだったので
「スケバン刑事」ネタも少々。

神山(大西結花)が小林(鼓太郎)に幻滅した後、
只野(高橋克典)にかけた電話が
すぐ近くで鳴るところは良かった。

でも、神山の描き方が浅かったこともあって、
その後の展開には説得力を欠いた。
今回は全体的に脚本が雑だったかな。

サウナのシーンは
回を重ねるごとに面白くなってるような気がする。

             採点  5.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/03/12

3年B組 金八先生  第20話 裏切られても生徒を信じる

演出:三城真一
原作:小山内美江子
脚本:清水有生

金八(武田鉄矢)がしゅう(八乙女光)の問題と
その後のドラッグに関する授業で力尽き、
退職願を出すまで。

過去の映像も流しながら描かれた
金八とカンカン(森田順平)のシーン、
金八と服部(上條恒彦)のシーンは悪くなかったと思う。

“私にはもう、身体ごと生徒にぶつかっていく自信がありません”
“トシを取ったんでしょう”と、
金八が自ら認めたシーンは
それなりに感慨深いものがあった。

ただ、このシリーズに関して言うと、
やっぱり感情移入度は低いんだよな。

“ぶつかっていっても私の声は届きませんでした”
とも金八は言ったけど、
このシリーズの序盤で
金八は生徒たちに身体ごとぶつかってはいなかった。

そこを描いておいてくれれば
金八の敗北感もさらに伝わったと思うけど…。

カンカンとの会話に出た
“育てる我慢強さ”というキーワードは
いつの時代にも通用することだし、
金八の信条でもある。
だから結局は生徒たちに金八の思いは伝わるんだろうな。

このまま行くと、
あれだけの事件が起きたわりには
切れ味が悪くなるような気もするけど、
とりあえず金八の退職願をどう描くのか注目しよう。

しゅうの問題に関する説明会が終了した後の
町会長(石田太郎)の脳天気ぶりは、
やっぱり危機感のない大人を象徴しているようで面白かった。

             採点  6.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (2)

H2 〜君といた日々〜  第9回

演出:丸毛典子
脚本:山崎淳也

春の選抜優勝から夏の北東京大会優勝まで話が進んだのに、
ほとんどダイジェストっぽい印象はしなかった。
こういう構成を見たかったんだよ。

さくら(七瀬なつみ)の言葉を思い出して
比呂(山田孝之)が涙を堪えているシーンとか、
さくらの家で比呂が太一(杉本哲太)に
“ホントにいないの? おばさん…。
 この家のどこにも? ホントに?”
と聞くシーンなんかすごく良かったなあ。

で、キャッチボールのシーンね。
2人とも良かった。山田孝之も市川由衣も。

石野真子も七瀬なつみに負けずいい味を出して、
今回はさくらを失ったみんなの悲しみが
十分に伝わったと思う。

それにしても、やっぱりこういうドラマが放送されると、
彼氏にするなら比呂と英雄(田中幸太郎)、
どっちがいい?とか、
彼女にするなら春華(石原さとみ)とひかり(市川由衣)、
どっちがいい?とか、
そんな空しい会話が全国で繰り広げられているんだろうか?

考えた末にどっちもいいと思えるところが
この作品のいいところなんだろうな。
それだけにストーリーとしてはどっちに転んでもせつない。

             採点  7.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (1)

優しい時間  第9話「傷痕」

演出:西浦正記
原案:倉本聰
脚本:小林彰夫

(第9話ゲスト)小泉今日子、徳重聡

リストカットの傷と刺青の絡め方は良かった。
その拓郎(二宮和也)と梓(長澤まさみ)との会話の前に
“傷痕が残るのはいいことよ”と
小泉今日子に言わせておく構成も悪くなかったと思う。

勇吉(寺尾聰)とめぐみ(大竹しのぶ)のシーンも
拓郎が赤ちゃんだった頃の肌の話をして
ストレートにこの切り口をフォローしてあったし、
全体的にまとまりがあった。
ゲストもこういう使い方だと分かりやすいな。

それにしても、
拓郎が勇吉の居場所を知っているところから始まって、
次に勇吉が拓郎の居場所を知り、
今回、勇吉が自分の居場所をすでに知っていることを
改めて拓郎が理解したわけだけど、
この流れは最後までじんわりとした描き方だった。

最近のドラマではこういう部分を
かなり劇的に描くことが多いので、
ある意味、新鮮な感じもした。

梓の子供っぽいキャラも、
そのポジションからすれば
かなり斬新なものなのかもしれないけど…。

梓に語りかける時の
小泉今日子の声のトーンはすごく良かった。

             採点  6.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/03/11

富豪刑事  第9話 学園の富豪刑事

演出:常廣丈太
脚本:福田卓郎

今回は演出の間がやたら良かったぞ。
だから何気ないセリフでも結構笑えた。

運転手・伊東(虎牙光揮)の
“お嬢様、何か間違っているのでは…”とか、
美和子(深田恭子)が校内放送でも言った
“ちょっとよろしいでしょうか?”とか、
ヘンに可笑しかったなあ。

脚本も「スクールウォーズ」ネタだけでなく、
うまく構成していたと思うし。

まあ、他にも隠せそうな場所はたくさんあるだろうに
わざわざ優勝カップの中に凶器を隠したり、
その優勝カップがポツンと部屋に置いてあったりするところは
相変わらずムチャクチャな展開だったけど、
全体的にはかなり面白かった。

あと、今回は布引(寺島進)がカッコ良かった。
2〜3話目からこういうキャラにしておけば
かなりいいアクセントになったのに…。

さあ、最終回は及川光博と松崎しげるをゲストに迎えて
「愛のメモリー」対決だ。
深田恭子と及川光博の共演も楽しみだな。

あ、どうでもいいことだけど、
ラグビーの試合に勝って鎌倉(山下真司)が胴上げされてる時、
深田恭子がマジ笑いしてなかった?
美和子の笑い方じゃなかったような気がする。

             採点  6.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

87%─私の5年生存率─  第9回

演出:長沼誠
脚本:秦建日子

あれ? あと1回か…。
大丈夫かな。

省略するところは思い切って省略し、
その後のセリフですべてを理解させる
このドラマのやり方はいいと思う。
でも、今回はちょっと飛びすぎたかも。

“好きな人がいるんです”と、
晶子(夏川結衣)がハッキリ言った展開にはちょっと驚いた。
恋愛要素を入れるのはいいんだけど、
ここまでハッキリ気持ちを口にすると
納得するような展開にするまで
かなり時間がかかるような気がする。
匂わすくらいで止めると思ったんだけどなあ。

まあ確かに、あのセリフ自体は
剣崎(渡辺いっけい)とのシーンにおいて重要だったと思う。
でも、剣崎のプロポーズは
もっと別の切り口で晶子の生き方と絡めた方が
剣崎のキャラも活きたような気がするんだよな。

晶子がひとみ(岩佐真悠子)から受けた影響は
他の部分でも描けていたわけだし…。

弓子(杉田かおる)と真奈美(杏さゆり)が駆けつけた
ファミレスのシーンは良かった。
ただ、ここも晶子が陽平(本木雅弘)を意識したところから
繋がっているわけだけど、
“好きな人がいる”とまでハッキリ言わせなくても
あのシーンは成立したような気がする。

晶子の腰の痛みも気になるところ。
最終回のハードルが一気に上がった感じもするけど、
心して待とう。

             採点  6.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/03/09

救命病棟24時  第9回

演出:村谷嘉則
脚本:福田靖

寺島(仲村トオル)がついに覚醒。
その見せ方自体はコテコテだったけど、
取り上げた消防のエピソードに
パート2並みのドラマがあったので、
かなりグッと来る内容だった。

寺島や新藤(江口洋介)と、
佐倉(大泉洋)の対比もうまく描けていたと思う。
ただ、結果的には寺泉の会見の途中に
佐倉がネットでコマネチを調べているワンカットを
ムリに入れる必要はなかったかも。

佐倉は佐倉なりに
平野(山下徹大)を救おうとしていた様子を描く必要はあった。
でも、あのタイミングでカットを挿入するのは
寺島の会見の緊張感をやや削いでしまったような気がする。

救う側にも心の傷は生まれるという展開になった今回、
純介(川岡大次郎)の問題は次回へ持ち越しとなった。

それは別にかまわないけど、
小島(松嶋菜々子)が書いた“一時帰宅”の文字は
そんなに引っ張らなくてもよかったんじゃないだろうか。

内容は良かっただけに、
演出の細かい部分が多少気になった。

             採点  7.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (5)

みんな昔は子供だった  第9話

演出:三宅喜重
脚本:永田優子

子供たちを探すシーンを盛り上げるためとはいえ、
天文台へ行ったかもしれないという可能性を
ゆかり(白石美帆)が一言も口にしなかったのは不自然だった。

そして、
“私たちはな、いつでも子供たちのことを考えて
行動しなきゃいけないんだ!”
と言いながら子供たちの前で暴力を振るう校長(大杉漣)。
何だかなあ。

観測所でおしくらまんじゅうをしながら
スローモーションになるっていうのも
かなりズレてる気がするし…。

全体的にはほのぼのした雰囲気なのに、
根本的な部分でアラがあって浸れない。
ちょっと役者が可哀想になってきた。

             採点  5.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/03/08

不機嫌なジーン  第8話

演出:澤田鎌作
脚本:大森美香

ジーン(竹内結子)と南原(内野聖陽)の再会に
もっとトラブルが起きるのかと思ったら、
意外と普通に会えた。

もちろん、本当にどっかのドラマみたいに
“子猫を救って事故にあったり”、
“落ちてきた資材の下敷きになったり”して
最後に2人が会えなかったら、
さすがに見ていてムカついたと思うけど。

今回はこの2人の再会と終盤へ向けての前振りが主だったので、
全体的にヴォリュームに欠けた印象はあった。
でも、やっぱりジーンと南原の関係は丁寧に描けていたと思う。

前回から2年が経過しているわけだけど、
その間の2人の気持ちは想像できた。
とくに会いたかったのに素直にそうは言えないジーンの気持ちは
うまく表現できていたと思う。

昆虫教室から始まる動物園でのケンカは面白かったし、
その後の“ちゃんと来てね”という
ジーンのセリフのタイミングはすごく良かった。

環境アセスに対する南原の対応の真意はどうだったのか、
それをこのラブストーリーにどう活かすのか、
非常に興味深くなってきた。

(今日のおさらい)
ヒト、ナナホシテントウ、シカ、ヒョウモンカマキリ、オグロメジロザメ、
アリ、ハサミムシ、カメムシ、アゲハチョウ、ミツバシ、アブラムシ、
テントウムシの卵、ハラビロカマキリ、サイ、キリン、インドゾウ、
フタコブラクダ。

             採点  6.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/03/07

Mの悲劇  chapter 8

演出:石井康晴
脚本:橋本裕志

こうなってくると
展開が早いことがストレスに繋がらなくて
かえっていい。

久保(佐々木蔵之介)はビラを撒いただけでなく、
衛(稲垣吾郎)への襲撃そのものを
藪本(渡辺卓)に依頼していた。

今回を見る限りでは
プロジェクトリーダーの座を狙うことが
動機のように描かれていたけど、
実はもっと根が深い感じ。

そこに専務(伊武雅刀)と美沙(長谷川京子)の関係を
うまく絡めてくれれば、
かなり見応えのある終盤になりそうだけど…。

久保が藪本にキレるところは迫力があった。
その性格を生み出したであろう久保の過去を、
次回、早く見たい。

             採点  7.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/03/06

ごくせん  第八話

演出:佐藤東弥
脚本:松田裕子

パート1からのエピソードも取り入れたストーリー。
クマ(脇知弘)がもうヤンクミ(仲間由紀恵)には
迷惑をかけられないと言ったシーンは、
前作から見ているとそれなりにグッと来た。

ヤンクミの立ち回りも久々に迫力があって、
内容的には見応えがあったと思う。

ただ、地上げ屋のやり方や、
矢吹(赤西仁)の父親(内藤剛志)が
最後にあっさり大学受験しないことを認めたりするところは
ちょっと描き方が雑だったかも。

あと、やっぱりラストの締め方とかね。
江頭美智留の回はそうでもないけど、
他の人が書くといつもゆるゆるになるような気がする。

今回、何だかんだ言っても信頼し合っていた
矢吹親子と比較するように、
次回は小田切(亀梨和也)の親子が描かれそう。
そこで話を盛り上げて最終回に突入か。

大江戸一家をうまく絡めて欲しいような、
前作と同じにはして欲しくないような、複雑な気分。

             採点  7.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (3)

2005/03/05

3年B組 金八先生  第19話 しゅう最後の日、最後の授業

演出:福澤克雄
原作:小山内美江子
脚本:清水有生

警察が教室まで来て、
しゅう(八乙女光)が逃げようとするところから
スローモーションになったシーンは、
どうしてもまたかという印象を持ってしまった。

もう金八の定番と言えば定番だし。
ただ、しゅうが自殺防止の布を噛まされた姿は
さすがにインパクトがあったので、
逃げるという展開そのものは悪くなかったと思う。
せめてもう少しテイストを変えて欲しかった。

その前、金八(武田鉄矢)が
谷川俊太郎の詩を朗読するところはちょっと間延びした。
あの「生きる」という詩を引用したドラマとしては
倉本聰の「君は海を見たか」が有名だけど、
(フジテレビでリメイクされた方)
あの時みたいな引き込まれ方はしなかった。

何となく、「生きる」の詩と武田鉄矢の声が
マッチしてなかったような気もする。

しゅうが幻覚を見て暴れた時、
伸太郎(濱田岳)が押さえ込もうとしたシーンは良かった。
あと、ヤヨ(岩田さゆり)が教室に入る時に
“みんなと一緒”と言ったシーンも。

序盤は全体の内容というより、
そういう細かい部分だけが印象に残って、
金八のセリフも最初の職員室で言った
“バカですいません”が一番グッと来たくらいだった。

今回はこのシリーズのピークとも言える回だったと思うけど、
正直、そんなにはハマれなかった。

             採点  6.5(10点満点平均6)


| | コメント (2) | トラックバック (2)

特命係長 只野仁  第十九話 銀座の女

演出:秋山純
脚本:旺季志ずか

今回は「黒革の手帖」ネタを散りばめつつの構成。
いつもの遊びすぎたセリフや演出が抑えてあって
かなり面白かった。
“祝・高視聴率”の花輪を出すなど、
ささやかな遊びはあったけど。

しかし、オールドファンが喜んだのは、
実は川上麻衣子ではなくて櫻木健一だったんじゃないだろうか。
高山善廣を投げ飛ばして欲しかったなあ、空中二段投げで。

             採点  6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/03/04

優しい時間  第8話「吹雪」

演出:田島大輔
脚本:倉本聰

(第8話ゲスト)徳重聡、佐々木蔵之介

テレビ朝日の「弟」で裕次郎の青年期を演じた徳重聡がゲスト。
この人の声ってすごく魅力的だと思うんだけど、
今回は説明っぽい内容のセリフが多く、
ちょっと魅力が半減して残念だった。

その説明ゼリフをそう感じさせないように演じるのが
役者の力と言ってしまえばそれまでだけど、
勇吉(寺尾聰)に勇吉自身が知らない過去の出来事を
話して聞かすあのシーンはかなり難しかったと思う。

この世代ではかなり雰囲気のある役者なので、
次回、二宮和也との絡みに期待したい。

展開として興味深かったのは、
梓(長澤まさみ)の行方を捜すため
勇吉(寺尾聰)が直接、理々(森上千絵)に
皆空窯へ連絡するように言ったこと。

普通に考えれば朋子(余貴美子)に連絡して
朋子から拓郎(二宮和也)に確認をしてもらえば、
理々に拓郎の存在を伝えることなく事は進んだと思う。
たとえ皆空窯に連絡がつかなかったとしても。

それをせず、理々に自分の息子が近くにいることを告白したというのは
勇吉に変化が起きている証だと思う。

しかし、梓の様子がおかしいことに気づいていた姉の理々は、
その原因が勇吉の息子に関係しているかもしれないことを知って
どう思うのか。
しかも、梓はまたリストカットをした。
理々の勇吉に対する感情は…。

ドラマの展開として梓を今後どう使うのかという部分だけでなく、
このあたりの複雑な人間関係にも注目したい。

非常に違和感を感じていた
拓郎とめぐみ(大竹しのぶ)の事故の状況は、
めぐみが拓郎の刺青を確認しようとしたために
あんなに拓郎の腕に振れていたことが判明した。

自分の刺青が事故の原因では拓郎にとって辛い事実だけれども、
勇吉にとっては拓郎に対する感情が変化する要素でもある。
でも、そういった様々なことを今まで自分は何も知らずに
赤の他人から聞かされたりしているわけだから
勇吉も辛いよなあ。

めぐみが生きていた頃の涌井家の状況はかなり分かってきた。
いよいよこの切れかけた絆の修復が描かれる。
でも、主題歌の「明日」を途中で流すのはあまり好ましくないのでは?
と今回改めて思った。

             採点  6.5(10点満点平均6)


| | コメント (1) | トラックバック (3)

H2 〜君といた日々〜  第8回

演出:鬼頭理三
脚本:関えり香

あっと言う間に半年が経過。
秋季大会を経て、千川は春の選抜に優勝した。

その間に挿入されたのは、
英雄(田中幸太郎)の目に関するエピソードと
さくら(七瀬なつみ)の入院、そして死。

出演時間は短かったけど、
七瀬なつみの母親役はすごく良かったと思う。
「ぽっかぽか」の麻美が年齢を重ねた感じで。

4人のHの方は、
比呂(山田孝之)とひかり(市川由衣)の
公園のシーンが良かった。
市川由衣、頑張ってるなあ。

今回は、小ネタと言うにはあまりにも堂々とした
裏番組の「優しい時間」ネタが強烈だった。

             採点  6.0(10点満点平均6)


| | コメント (3) | トラックバック (1)

富豪刑事  第8話 富豪刑事の要人警護

演出:阿部雄一
脚本:福田卓郎

あらかじめ割っておいたガラスとか、
植木の後ろに隠すライフルとか、
もう事件のトリックはゆるゆる。

でも今回はお金を使って企画した射撃大会の宣伝が
バカバカしくって面白かった。

次回はなんと松村雄基をゲストに迎えて、
山下真司と一緒にラグビーネタ。
「スクールウォーズ」ファンは必見だ。

             採点  5.5(10点満点平均6)


| | コメント (1) | トラックバック (1)

2005/03/03

87%─私の5年生存率─  第8回

演出:佐久間紀佳
脚本:秦建日子

このドラマにおけるひとみ(岩佐真悠子)の存在意義は
前回まででも十分にあったと思うけど、
やはり13%の恐怖をしっかり描くために
ひとみの死を晶子(夏川結衣)に突きつけてきた。

その最初のリアクションとして、
思い出したように掃除や片づけをするシーンは良かったと思う。

今回は終盤にこの展開があったこともあって、
途中まではコミカルなシーンも比較的多く入れていた。
晶子だけがタクシーに乗せてもらえないところとか面白かったな。

剣崎(渡辺いっけい)がプロポーズする展開は
単に笑いを取るためだけのものではないと思うけど、
今回の見せ方自体は面白かった。
このあたり、演出の幅も広いと思う。

陽平(本木雅弘)の妻・百合(押田恵)の死に関しては、
どうやら薬の開発、新薬の臨床実験が絡んでそう。
そのことで雑誌記者(田中要次)も動き出した。

一歩間違えれば下世話な展開になるけど、
晶子が保険契約でミスをしたエピソードなども
きちんとテーマに絡めて描いていたので、
多分、ヘンな方向に流れたりはしないと思う。

次回はいろいろなことが大きく動くかも。
とりあえずは黒木家に注目か。

             採点  7.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (5)

みんな昔は子供だった  第8話

演出:河野圭太
脚本:永田優子

途中までは全体的に押さえたセリフだったし、
アイ子(国仲涼子)の過去もうまく絡めていて
そんなに悪くなかった。

でも、音楽コンテストで
昭平(陣内孝則)が龍平(深澤嵐)に話しかけるシーンから、
最後に龍平が美智子(とよた真帆)に東京行きのチケットを渡したり
10年後の自分を語ったりする所で冷めてしまった。
なんであんなセリフにするのかなあ。

瑛太が演じる柾のキャラはずっといい。
あと、滝沢沙織の宅配さんも、
あまり意味はないけど出てくると嬉しくなってきた。

今回はとにかくラストの印象が悪かった。

             採点  5.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

救命病棟24時  第8回

演出:若松節朗
脚本:福田靖

新藤(江口洋介)の神の手も発揮されて、
「救命」らしさは出た感じ。

今回は、生き残った人間には全力を尽くして生きる責任がある、
というのが大きなテーマだったけど、
黒木(香川照之)たちも被災者であることが
ここまでに描かれていたので、
訴えるものは大きかった。

救援物資の種類やボランティアの内容が
災害発生からの時間経過によって変わってくることも
うまく盛り込まれていたと思う。

ただ、その象徴として花をアイテムに使ったのはいいとしても、
人間を描く部分まで分かりやすい展開にしてしまうと
全体が軽くなってしまう。
その点が前回よりもマイナス印象だった。

やじさん(おかやまはじめ)、きたさん(徳井優)が
今回でいなくなってしまったのはかなり残念。

とくにきたさんは身元不明の女性が運ばれてきた時も
“アンビュー、アンビュー”と口走りながら手伝うくらい
不思議なアンビュー専門家になっていただけに、
あのキャラを失うのは痛い気がする。

でも、大泉洋がずっといい味を出しているからな。
今後のホッとできるシーンは彼に期待しよう。

             採点  6.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/03/01

不機嫌なジーン  第7話

演出:初山恭洋
脚本:大森美香

ジーン(竹内結子)と南原(内野聖陽)の描き方は
やっぱりいいんだよなあ。
“不機嫌なジーン”の写真を見つけるところから始まる
別れのシーンはすごく良かった。
おでこにキスする場面はとくに良くて、
なぜかジーンより先に泣きそうになった。

ジーンが遺伝子では説明できない何かを
いつか証明してみせると言ったけど、
だから最終回は未来の話になるんだな。

ファンタジーであっても、
ジーンが自分と南原の愛を科学的に証明して
ハッピーエンドになったら、
それはそれで素敵かもしれない。

いや、証明できなくても、
本能で遺伝子をバラ撒いていた南原が
“生き物には愛情がある”と認めればいいんだけど…。

そんな南原のキャラはやっぱり丁寧に描けてると思う。
“〜お前なのかもしれない。…と思う”
“今度はうまくいく。…ように努力する”
“こんな日がずっと続けばいいと思ってた。…ような気がする”
みたいなセリフや、
ジーンが怒って車を降りたあとに
四谷(伊藤正之)と美幸(山田優)に送らせる行動など、
本当はもう愛に目覚めている南原をよく表現していたと思う。

ただ、久々に登場にした勝田(オダギリジョー)の印象は
今までとずいぶん違っていた。
勝田も遺伝子バラ撒きキャラなのか?

次回から現代の2005年2月に時間軸が移動するわけだけど、
勝田がジーンとどう絡むのか、
ジーンにも環境問題に関する仕事が舞い込むのか、
そのあたりが見どころになりそうだ。

あ、そう言えば今回は
宗方コーチ参加のテニスシーンが見どころだったんだっけ。
いちいちボールに生き物の絵が出るところは面白かった。

(今日のおさらい)
ヒト、モンシロチョウ、アレチネズミ、オオカミ少年、ヤンさん、
ナナホシテントウ、イワトコナマズ、ヤマトイワナ、タイリクモモンガ、
ミヤマカラスアゲハ、アフリカンシクリット、ヒョウモンカマキリ、
ミナミヌマエビ、フクロウ、シカ。

             採点  6.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年2月 | トップページ | 2005年4月 »