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2005/04/10

1〜3月期を振り返る

ラインナップが揃った時は
話題作が豊富という印象を受けた1〜3月期。
しかも、高視聴率が期待できそうな「救命」「ごくせん」、
単純に楽しめそうな「富豪刑事」「特命係長」、
倉本聰脚本の「優しい時間」、堤幸彦が演出する「H2」、
シリアス系の「87%」、「金八先生」の後半戦など、
バラエティーに富んでいる感じがした。

終わってみると、
まず視聴率は「ごくせん」のぶっちぎり。


  ごくせん          27++%
  救命病棟24時       19+%
  優しい時間         14++%
  不機嫌なジーン       14+%
  特命係長 只野仁      14+%
  3年B組 金八先生     13++%
  Mの悲劇          12++%
  富豪刑事          12+%
  87%─私の5年生存率─  11++%
  H2〜君といた日々〜    11++%
  みんな昔は子供だった    10+%


さすがにここまで高いとは予想できなかった。
逆に「救命」は予想より低い数字。
続編という安心感だけでなく、
気軽に見られるコメディータッチという要素も
高視聴率には必須の時代だ。

深夜帯の「特命係長」まで
14%台の数字を取るくらいだからなあ。
シリアス系のドラマはますます作りにくくなったかもしれない。

話題作は確かに豊富だったけど、
クール全体として豊作だったかというと
あまりそういう印象は残らなかった。
個人的な評価点の平均も7点台はなかったし。


  87%─私の5年生存率─   6.95
  ごくせん           6.80
  優しい時間          6.77
  H2〜君といた日々〜     6.73
  救命病棟24時        6.68
  3年B組 金八先生      6.52
  不機嫌なジーン        6.23
  Mの悲劇           6.15
  みんな昔は子供だった     5.86
  富豪刑事           5.85
  特命係長 只野仁       5.25


良いところはあるのに何かが欠けていたり、
前半と後半で印象が違ったり、
全体的に不安定な作品が多かった。

安定感という意味では「ごくせん」と「優しい時間」が
タイプはまったく違うけど高かったかもしれない。
ただ、「ごくせん」はお約束の展開がウリなので
安心して見られた反面、新鮮味には欠けたし、
「優しい時間」は逆にもっとオーソドックスな作りで見たかった。

「富豪刑事」や「特命係長」のようなタイプの作品は
普通のドラマ以上にセンスが求められると思う。制作者側に。
そういう意味で採点は辛くなった。

トータルで良かったのはやっぱり「87%」か。
終盤の2話はかなりバタバタしたけど、
全体的に脚本のクオリティーは高かった。

でも、この1〜3月期で一番印象に残ったのは
なぜか「不機嫌なジーン」なんだよなあ。

脚本の大森美香はこの作品で平成16年度の向田邦子賞を受賞した。
前回は木皿泉の「すいか」だったから
それは称えすぎだと思う。
「すいか」の完成度には遠く及ばなかった。

ただ、やろうとしたことは面白かったと思う。
できることならもう一度作り直したものを見たい。
続編ではなくて、もう一度最初から作り直したものを。
そうしたら本当に賞に値する作品になると思うけどな。

不作ではなかったものの、
消化不良の作品が多いクールだった。


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