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2005/06/29

離婚弁護士2〜ハンサムウーマン〜  第11話

演出:久保田哲史
脚本:林宏司

白石(杉本彩)の逆セクハラ問題と
貴子(天海祐希)の不倫問題。
この2つをどう解決するか注目された最終回。

まず、貴子が不倫問題に関して、
“私は傷つけなくていい人を傷つけた。
 なんかそういうの許せないのよね”

“私、不倫は嫌いなの。
 きれい事に聞こえるかもしれないけど、
 私は誰かを泣かせてまで幸せになりたいとは思わない。
 それにそんなことしたら、
 私はもう依頼人と正面から向き合えなくなる”

と、不倫を完全に否定して身を引いた展開は、
実に潔く、哀しくもあった。

もちろん、大介(玉山鉄二)に
弁護士も人間なんだから自分の気持ちに正直に
なりふり構わず行動したっていいじゃないかと、
別の考え方も言わせているわけだけど、
たとえつらくても自分の生き方を通した貴子は
本当に格好良かった。

で、ストーリー的にはここから改めて
貴子が今回の依頼人である白石のために
アップヒルズ社と戦う展開になり、
白石のプライドを守る。

このパーツは事務所のメンバーの地道な調査はあったものの、
社長(武田真治)が自らインサイダー取引をしてしまって
墓穴を掘る形に。
このあたりはいつもながら法的な問題が絡むので
ドラマの盛り上がりだけを考えた展開にはならなかった。

でも、貴子のセリフはやっぱり格好良く、ユーモアがあって、
このドラマらしかったと思う。

印象的だったのは最後にもう一度、
貴子が三神(宇梶剛士)と話すところ。
形としては最初に貴子と三神が会った時と同じように
記事の訂正を求めに行ったわけだけど、
もちろん、貴子から三神への別れの挨拶。

私は“キレイな弁護士”ではなく“キレイで優秀な弁護士”、
“忘れないで”と言う貴子に対して、
“忘れない。間宮貴子は、キレイで、とっても魅力的な女だった”と
最後まで三神が貴子を弁護士としてではなく、
女性として見ていたところが良かった。

また実らない恋だったけど、
貴子にとっては本当に忘れられない恋になったと思う。
寝ている間だったけど“お姫様だっこ”もしてもらえたし。

この最終回に関して言えば、
貴子の不倫問題をアップヒルズ社側が週刊誌にリークしていたこともあり、
もう少し2つの問題を絡めるのでは、という気がしていた。

そういう意味ではあまりリンクしなかった点に
ややもの足りなさも感じるけど、
もともとこの第2シリーズは貴子の恋愛をひとつの軸にしていたので、
そこに見応えがあったのは好印象だった。


全体を通して見ると、
絵里(瀬戸朝香)の設定はなかなかよく考えられていたと思う。

スペシャルを挟んだ後の続編ということで、
貴子のライバルを登場させるというアイディアが出るのは必然だった。
でも、この作品において
天海祐希と肩を並べられるようなライバルを用意するのは土台無理だし、
それをしては作品の魅力は半減する。

そこでライバルとして登場するものの、
貴子との実力差を完全に見せつけて、
やがて貴子の事務所に移籍する展開にする。

徐々に事務所に慣れてきたところで
絵里が抱えていた問題に貴子が一肌脱ぐ。
完全な信頼関係が生まれて、
最後は貴子のために絵里が戦おうとさえする。
この構成はうまかったと思う。

そういう意味では貴子の不倫問題で
絵里の活躍があまり描けなかったのは
ちょっと残念だった。

この続編で不満だったのは
やっぱりつや子(戸田恵子)のキャラクターか。
お騒がせキャラを置くのはかまわないけど、
パラリーガルの役で戸田恵子を使うなら、
もう少し別のキャラクターにして欲しかった。

そう考えると受付嬢でありながらトボけた役も兼ねていた
パート1のミムラの存在は大きかったと思う。

居酒屋「鬼の涙」の主人、
松重豊はいいアクセントになっていた。
ここでも笑いは取れていたわけだから、
つや子の使い方はなおさら別の形の方がよかった思う。

序盤は貴子と三神の関係がどう進むのか分からず、
多少、恋愛パーツの焦点が散漫になった部分もあったけど、
最後は貴子というキャラクターを大事にしてうまくまとめたと思う。
やっぱり間宮貴子は最高に魅力的なキャラクターだった。

             採点  7.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  7.27(10点満点平均6)


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曲がり角の彼女  最終話「これが千春の生きる道!」

演出:新城毅彦
脚本:後藤法子

ストーリー的には30代からのキャリアアップを混ぜつつ、
明るいハッピーエンドにした感じ。
それ自体は別にいいんだけど、
予想よりもコメディーとしてのトーンを
全面に出した最終回だったので、
無難にまとめたという印象は強かった。

残念だったのが、
一樹(要潤)の父親(大林丈史)のキャラクターを
これまであまり丁寧に描いていなかったこと。
そのために“グランフォートを頼む”という
父親から一樹への言葉に説得力が出なかった。

ここは、一樹が父親からの信頼を得る、
グランフォートを立て直すと決意する、
千春(稲森いずみ)にまた引き抜き返すと宣言する、
という流れの元になる部分だったので、
ここが甘くなったのは残念だった。

“お気の毒ですね、甲本さんは…。
 いつまでもお子さま扱いで
 ご両親から何の信用されてないなんて、
 ホント、お気の毒です。
 何も分かってないのはご両親の方なんじゃないんですか!?”

と、千春が一樹の母親(島かおり)にキレるところが
そこをフォローする部分だったのは分かるけど、
さすがに一社員が社長夫人にキレるというのはリアリティーがなかった。

いや、コメディーとしては全然アリなんだけどね。
ただ、千春は一樹の母親に
過去の不倫に関して指摘されていた経緯もあったので、
コメディーに逃げた印象が強かった。

グランフォートを立て直して
誰と結婚しようが文句を言われないようになってやる、と
一樹が本気で決意して千春にプロポーズする結末は、
オーソドックスだけど別にかまわないと思う。
だからこそ、そこまでの流れをもう少し丁寧に描いて欲しかった。

初回の出だしはかなり厳しかったけど、
全体的にはかなりうまく仕上げた作品だったと思う。
千春となつみの関係もブレずに最後まで描いていた。

仕事と恋愛に悩む30代独身女性の日常を
コメディーテイストで描いたという意味では、
「anego」よりも格段に面白かった。

             採点  6.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  6.77(10点満点平均6)


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2005/06/28

エンジン  Final Lap

演出:西谷弘
脚本:井上由美子

レースの結末はいかにもドラマな展開と演出だったけど、
最後に何だかのアクセントがないと締まらなかったので
これはこれで良かったんじゃないだろうか。
次郎(木村拓哉)と朋美(小雪)がキスするシーンは
ムリに入れる必要もなかったけど。

次郎がなぜレーサーを目指したか、
猛(原田芳雄)がなぜホームを始めたかというあたりは
2人の会話でそれなりに説明された。

1年8ヶ月後にホームが再開されても
子供たち全員が揃わなかったところは
むしろ自然で良かったと思う。

そういう視点で言えば、
この最終回はうまくまとめた方だと思う。

ただ、ホームを再開させるために
猛が近隣の人に子供たち1人ひとりの話をする展開自体はよかったけど、
その子供たちそれぞれの背景を
ドラマ内できちんと描けていなかったので説得力がなかった。
この作品のネックは結局そこだと思う。

毎回ひとりずつスポットが当たるような
コテコテの構成でもいいからもっと丁寧に描くべきだった。
それでもうまく脚本を練れば
木村拓哉の出演時間が少なくなることはなかったと思う。

木村拓哉メインを意識するあまり、
肝心の1話1話のストーリーがおざなりになってしまった。
ひとことで言ってしまえばそういうことなんだと思う。

ある程度実力のある脚本家でも
月9で木村拓哉主演となるとみんな肩に力が入るのかな。
今回も分かりやすくシンプルにしようとするあまり、
内容の薄い脚本になってしまっていた。

木村拓哉のドラマに対する好き嫌いは人それぞれだとしても、
今作は脚本に大きな問題があったと思う。

             採点  6.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★☆☆☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★☆☆
                  主題歌 ★★☆☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★☆☆☆☆
                  話題性 ★★★★☆

           平均採点  5.86(10点満点平均6)


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2005/06/27

あいくるしい  最終話

演出:吉田健
脚本:野島伸司

すべてに折り合いを付けようとしたあまり、
散漫な印象になってしまった。

自分のためだけでなく、誰かのために生きる、
自分以外の誰かを思いやる、
その時に自然と涙がこぼれる、
そのあたりですべてのエピソードはつながっていたわけだけど、
あまりにもエピソードを広げすぎてしまったために
かえって厚みが無くなってしまった感じ。

しかも、ホームドラマの体裁を取っていたので
最後は世代間でバトンを渡すリレーという
工夫のないシーンになってしまって、
幌(神木隆之介)が涙を流すカットにも説得力を欠いた。

ドラマの終盤、世界を救いたいと言っていた幌の気持ちが
少しずつ明らかになっていたところは期待が持てたけど、
幌だけにスポットを当てて終わるわけにもいかず、
結果的に作品全体の設定が足を引っ張った感じになった。

実質、このドラマは幌が主役だったわけで、
これなら小学生をメインとした作品にした方が
テーマはハッキリしたように思う。

7人の子供を丁寧に描けば
それぞれの背景を通して家族の問題も描けるわけで、
幌の家庭を大家族にする必要はあまりなかった。

ハッキリ言えば、みちる(綾瀬はるか)と豪(市原隼人)、
この2人のキャラクターは無くした方が
作品としてはスッキリしたと思う。
それじゃ企画が通らないのは分かるけど…。

今まで野島伸司がTBSで書いてきたような作品と
フジで書いていたようなホームドラマの融合を
目指したのかもしれないけど、
結局はどっちつかずの作品になってしまった。

今後の野島伸司の方向性を占う意味でも
かなり厳しい結果になってしまったように思う。

             採点  5.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★☆☆
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  6.14(10点満点平均6)


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2005/06/25

タイガー&ドラゴン  「子は鎹」の回

演出:金子文紀
脚本:宮藤官九郎

竜二(岡田准一)がオープニングを務め、
虎児(長瀬智也)が出所を迎える3年後の話であること、
林屋亭一門が協会を脱会して寄席に出られない状況であること、
自分がどん兵衛を襲名する予定があることなどを説明して始まった最終回。
やっぱり泣き所は満載だった。

新宿流星会の二代目として
すっかり本物のヤクザになっていた銀次郎(塚本高史)が、
“似合わねえことしてんじゃねえ!”と
虎児を追い返すところがまず泣けた。

3年前は一緒にウルフ商会に乗り込んでくれて嬉しかったこと、
本当はアニキに代わってもらいたいくらいだけど、
アニキはもう堅気の人間で、立派な噺家であること、
だからもうこっちの世界に足を踏み入れて欲しくないこと、
そういう銀次郎の複雑思いが銀次郎なりのやり方で表現されたシーンで、
ここはやたら泣けた。

クチでは虎児のことを悪く言っても
内心は一番虎児に帰ってきて欲しかったどん兵衛(西田敏行)が、
すべての気持ちを掃き出す組長(笑福亭鶴瓶)とのシーンも感動的だった。

“あんたのせいだろ!
 あんたらヤクザが、ウチの小虎を、可愛い弟子を、
 つまんねえ争いに巻き込んだからでしょ!
 だからいないんでしょ!”

“ワシも迎えに行きたかったんやけど、
 アイツはどんちゃんに譲ったやろ。
 そやから行かれへんかったんや”

この2人の父親が
血のつながらない息子を思って泣く姿は感動的だった。

ストーリーはこのどん兵衛と虎児の関係を中心に
「子は鎹」で集結していく。
途中、おとっつぁんって言ったら前に這い出してきたな、
という部分をきちんと印象づけさせてあったおかげで、
喫茶店で竜二が師匠という言葉を言った途端に
虎児が前に這い出してくるところはもう泣き笑いだった。

この喫茶店のシーンも良かったな。
立場が逆転した2人の気持ちがせつなく描かれていて。

で、唐突に語り出した虎児の落語が
またうまくなってんだよね、いろんな意味で。
ここはすごく説得力があった。

虎児が高座でやった「子は鎹」のオチが
多少ゆるかったのは残念。
でも最後の“タイガータイガーじれっタイガー”で
すべての人の気持ちが表現できていて
印象深いラストシーンだった。

全編を通して描かなければいけない要素がたくさんあったので、
落語に詳しいか詳しくないか、
宮藤官九郎のノリにハマれるかハマれないかなどで、
評価は分かれる作品だったかもしれない。

でも、落語にも描かれる人間の情のようなものを
本当にストレートに表現した名作だったと思う。

落語のストーリーとドラマのストーリーをリンクさせるという
そのアイディアを提示しただけでなく、
きっちりと作品にした宮藤官九郎の筆力もすごかったと思う。

まったくアラがなかったわけではない。
でも、ここまでのクオリティーで仕上げてくれたら
十分に満足だった。

結局、ドラゴンソーダが流行って
借金は返済したことになってしまったけど、
虎児は刑務所で「寝床」「死神」「目黒のさんま」「ねずみ」
「道具屋」「時そば」「居残り佐平次」「火事息子」「火焔太鼓」など、
100を超える落語を覚えたと言っていた。

続編か、スペシャルか、映画か、
またいつか同じスタッフとキャストで見てみたいと思う。

             採点  8.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★★
                  演出  ★★★★★
                  配役  ★★★★★
                  主題歌 ★★★★★
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★★★☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  7.68(10点満点平均6)


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2005/06/24

汚れた舌  最終回

演出:佐々木章光
作:内館牧子

みんな花屋が軸だったのか。
耕平(加藤浩次)はまだしも、
千夏(飯島直子)や弘子(森口瑤子)までも…。

うそーん、と思いつつ、
“弘子さんは全身花屋なんですよね”
とまで言い切られたら納得するしかない。

そう、この言ったもん勝ちという点は
確かに納得できる展開ではあった。

つまり、千夏も弘子も杏梨(牧瀬里穂)も、
自分が敗者だと思えば敗者だろうし、
私は勝者だと言い切れば勝者なのだ。
他人が決めることではない。
そこは妙に納得できた。

生身の人間も、実際、一貫性がなかったり、
いい加減だったり、ずる賢かったりするものだから、
このドラマに登場したキャラクターに
まったくリアリティーがないわけではなかった。
そういう意味では示唆するものもあったと思う。

印象に残っているのは
“千春の生きることへの執着心が大好きだったな”
という白川(藤竜也)のセリフ。

どんなに行き当たりばったりでも、
確かに生きることへの執着心がある人間は強い。
そういう人こそどんな結果になっても
自分が勝者だと言い切れるのかもしれない。

でも一番印象に残ったのは、やっぱり
“みんなが認めるものなんて
 本当はあんまり面白いものなんてないんだよ”
というセリフかな。

低視聴率に終わったこの作品に関する
内館牧子のメッセージとして心に留めておこう。

ムチャクチャなシーンも多かったけど、
エンターテイメントとして見れば面白かったし、
何よりいつの時代も我が道を行く内館牧子は立派だと思う。
揺るがない軸がある内館牧子も
たぶん、きっと、勝者なのだ。

             採点  6.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★☆☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★☆☆☆☆
                  話題性 ★☆☆☆☆

           平均採点  6.18(10点満点平均6)


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恋におちたら〜僕の成功の秘密〜  最終話

演出:鈴木雅之
脚本:佐藤嗣麻子

ロイドブラザーズの桜庭(鶴見辰吾)が
高柳(堤真一)を引き抜こうとする画策はあったものの、
とくに驚く展開もなく、
普通にハッピーエンドとなった。
まあ、それはそれでいいと思う。

ただ、この最終回の一番の見どころは、
島男(草なぎ剛)の仕事をバカにされた高柳が
宮上商事との契約の席上でキレるところだったけど、
そこまで島男のプログラマーとしての仕事ぶりにスポットを当てるなら
ドラマ中盤の島男の描き方は不十分だったと思う。

8話・9話での人が死んでも何も感じないまでの
変貌ぶりを今さら例に挙げるまでもなく、
やっぱりこのドラマは島男というキャラクターを
大事に描けなかったのが一番の問題だった。

お金に執着しすぎて人間性まで失ってしまった人々が
本当の意味でのサクセスをつかみ取るまでを描くにしても、
島男と高柳の関係をもっと有効に使うべきだった。

もし主人公である島男にすべてそれをやらせるなら
高柳のポジション設定が違っていたと思うし。

ひとことで言ってしまえば
複数の登場人物を同時に動かすという脚本に
問題があったんだと思う。

最後に「鈴木ねじ」に加わった藤井(滝沢沙織)にも
気の利いたエピソードひとつないんだもんなあ。
まあ、龍太(山本耕史)が初対面で見とれてしまうシーンは面白かったけど。

あと、ネジにも最後まで象徴的な意味を加えることはできなかったし、
恋愛の要素と主題との絡みも弱かった。

男女の関係においては
むしろ高柳と桐野(和久井映見)の関係の方がドラマ性があったので、
こちらにこそハッピーエンドを用意してあげて欲しかったくらい。

全体のトーンとしては久々の鈴木雅之ドラマで楽しめたけど、
佐藤嗣麻子はやっぱり映像作家であって
脚本家ではなかったということか。

初回はかなり期待の持てた始まりだっただけに
脚本のクオリティーの低さは何とも残念だった。

             採点  6.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  6.14(10点満点平均6)


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夢で逢いましょう  最終夜

演出:松田礼人
脚本:成瀬活雄

最終回はハツミ(矢田亜希子)と良平(押尾学)の結婚式と
恭太郎(長塚京三)の退官式だけであることは了承済みだったけど、
たいした盛り上がりもなく終了。

唯一の見せ場は母親への報告という形で
ハツミが披露宴でした挨拶くらいか。
あそこは恭太郎へのメッセージにもなっていたので
一応の盛り上がりは見せた。

ただ、ずっと引っ張った最後の挨拶は
“お父さん、愛してる”という
2人のキャラとはズレたセリフで涙もなかった。

母親とは死別しているものの、
ごく平凡な父と娘の関係。
その娘の結婚までの日常を
淡々と描く企画ではあったんだろうけど、
大きな事件も起きない日常を浸みるように描くのは
派手なストーリーの作品を描くより難しい。
そういう意味ではかなりもの足りない作品となってしまった。

貴島Pが「愛している言ってくれ」で
矢田亜希子を起用してから10年。
やっと彼女を主役に迎えた作品ということで
感慨深いものはあった。

ロケ地も同じ井の頭公園付近で、
豊川悦司と常盤貴子が抱き合ったあの踏切を
毎朝、矢田亜希子と長塚京三が通るシーンは、
それだけで絵になるカットだった。

でも、父と娘の関係に付随するエピソードに
あまりにも工夫が無くて、
肝心のハツミと恭太郎のパーツさえ
見応えがあるシーンはわずかだった。

これなら花婿候補を3人なんかにせず、
ハツミと1人の恋人との関係をじっくり描きながら
そこに父親の感情を入れた方がよかったかもしれない。

矢田亜希子と長塚京三というキャスティングは悪くなかっただけに、
内容が伴わなかったのは残念だった。

             採点  5.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★☆☆☆☆
                  演出  ★★☆☆☆
                  配役  ★★★☆☆
                  主題歌 ★★★★★
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★☆☆☆☆
                  話題性 ★☆☆☆☆

           平均採点  5.36(10点満点平均6)


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アタック No.1  No.11

演出:猪原達三
脚本:サタケミキオ

明け方のサッカーA代表に続き
バレーの世界ユース代表もブラジル戦。
こっちのブラジルチームは弱そー。

でもその試合結果までは描かずに
こずえ(上戸彩)が復活したところで終了。

ラスト2回はスポ根ものらしさも多少は出ていたし、
こういう終わり方でいいんじゃないだろうか。
続編を作る気でこういうラストにしたなら
次は両沢和幸テイストを避けてもらいたいけど。

とにかく全体的には期待してた「アタック No.1」ではなかった。
確かに原作もかなりムチャクチャな展開は多かったけど、
連ドラ用に構成してこれでは魅力が無さ過ぎた。

「エースをねらえ!」のような作品にしたければ
主要スタッフを変えるべきではなかったと思う。

苦しくたって、悲しくたって、
ドラマの中では平気だった上戸彩は立派だった。
体格的にも技術的にもバレーをしているシーンはもの足りなかったけど、
締めるところは上戸彩が締めていたと思う。

そういう意味では
上戸彩を見殺しにした作品だったかもしれない。

             採点  6.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★☆☆☆☆
                  演出  ★★☆☆☆
                  配役  ★★★☆☆
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  5.32(10点満点平均6)


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2005/06/23

anego[アネゴ]  最終話 一歩、前へ

演出:吉野洋
脚本:中園ミホ

絵里子(ともさかりえ)が自殺未遂した後のマスコミの描き方や、
奈央子(篠原涼子)が会社を辞める日に
ロビーにこれでもかってくらい集まった大量の女性社員などは、
さすがにバカバカしくて見てられなかった。

でも、奈央子と翔一(加藤雅也)の関係はほとんど描かず、
黒沢(赤西仁)との関係をふらふら描いてきたドラマとしては、
ストレートな結末で良かったんじゃないだろうか。

最初からコメディーとして作っていたわけだしね。
みんな幸せに暮らしましたとさ的な終わり方でも
この場合はアリだと思う。

ストレートな結末ながらも、
奈央子がモンゴルまで行ったり
ハッキリと結婚までを描いたりせずに、
たぶん幸せになったんだろうなという雰囲気で止めたのは
流れを考えれば良かったと思う。

ただ、すべてを見終わった感想を言えば、
やっぱりシリアスに作って欲しかったというのが正直なところ。
最近、印象的な作品を多く作っている日テレ系水曜10時枠なんだから
もっとチャレンジして欲しかった。

仕事もできて、容姿もそこそこ良くて、
内心、つまらない男とは付き合えないと思っている女性。
そんなプライドがジャマをして
平凡な幸せをつかみ損ねてしまっている女性。
そういう女性が30代を迎えて結婚にあせり、
もがいている姿を徹底的に描いて欲しかった。

そこをきちんと描いた上で結末を変えるのなら
また別の楽しみ方もあったんだけど…。

全10話の連続ドラマという形を考えれば
原作の黒沢と森山を合体させるアイディアは
実は悪くなかったと思っている。

新入社員にしてしまったので
コメディー寄りの使い方が多くなったけど、
25〜28歳くらいの設定だったら
シリアスにしても何とかなったんじゃないだろうか。

妊娠5ヶ月での割腹自殺などは
どのみちテレビで描くのはムリなので、
自分の人生を見つめ直す形で絵里子が生き残った展開は
別に悪くなかったと思う。

そこをスムーズに描ければ
ホラーっぽいテイストだけを排除することも
可能だったかもしれない。

いずれにしてもコメディーにしたことで
原作とは似て非なるものになってしまったのは確かか。

人気小説を原作とするインパクトと、
それをドラマ化する際の難しさを
改めて感じた作品だった。

             採点  6.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★★☆☆☆
                  配役  ★★☆☆☆
                  主題歌 ★★☆☆☆
                  音楽  ★★☆☆☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  5.85(10点満点平均6)


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2005/06/22

離婚弁護士2〜ハンサムウーマン〜  第10話

演出:松山博昭
脚本:林宏司

窮地に立たされた貴子(天海祐希)を
事務所全員でバックアップする展開は面白いんだけど、
それだけでラスト2回を持たすのは確かに弱い。
そこで同時に処理しなくてはいけない案件として
キャリアウーマンの逆セクハラ問題が来た。

時節柄、IT企業が相手で、
しかも金さえあれば何でもできると思っている
社長(武田真治)が登場したのは
さすがにもういいよって感じだったけど、
貴子が直面している問題とこの案件の絡め方はなかなか良かった。

本当に肉体関係があったかどうかを伏せたままで
男女が一夜を過ごしてしまったという似たような状況、
結婚・出産で仕事を辞めた女性=三神(宇梶剛士)の妻(長野里美)と
男社会で働き続けるキャリアウーマン=白石(杉本彩)の対比など、
2つの問題をうまくリンクさせていたと思う。

そして逆セクハラ問題は
アップヒルズ社が遂行しようとしている業務提携に絡んで
さらに大きな問題へと発展。
アップヒルズ社側は、直接、貴子の不倫問題を持ち出して
一切を封じる作戦に出た。
これで間宮貴子法律事務所は否が応でも
2つの問題を同時に解決しなくてはいけない状況になった。

最終回直前の回としては最高の盛り上がり。
あくまでも依頼人の意向・利益を最優先に考えて行動するというのは
弁護士ドラマであるこの作品の徹底した姿勢なので、
どんなに事件が大きくなってもそこだけはきっちり描くはず。

果たしてどういう方法で戦って白石のプライドを守るのか、
そして間宮貴子が望む結論とは?
これも最終回が非常に楽しみになった。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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曲がり角の彼女  第10話「花嫁と千春の決意」

演出:池添博
脚本:後藤法子

20代前半なら親の反対なんか気にせず、
2人の気持ちだけで結婚に突き進める。
でも30代になったらそうはいかない。
結婚を前に親と揉めるエピソード自体はよくある話だけど、
今回も作品のテーマに沿った切り口だったと思う。

その親と揉めるエピソードに
またえり子(青木さやか)が都合良く使われた感じではあったけど、
えり子と健一(袴田吉彦)の関係が
幼なじみだったことがきちんと活かされていて、
この部分はこの部分でドラマとして成立していたと思う。

“かけっこの順番まで報告に来てた子が
 一番大事な時に来ないなんて”
という健一の母親(大島蓉子)のセリフは
なかなかグッと来るものがあった。

この披露宴のゴタゴタの後にみんなで歌を歌うシーンを入れるのは
普通ならイヤになるくらいコテコテの展開なんだけど、
千春(稲森いずみ)が感極まって泣くカットがやたら良かった。
このあたりは演出的にも稲森いずみの演技的も丁寧だったと思う。

で、その主人公の千春が一樹(要潤)の母親(島かおり)に
正光(伊原剛志)と不倫していた過去を指摘される展開が
またドラマとしてよく練られていて良かった。

正妻を絡めたドロドロの展開は
このドラマのテーマから外れるので無くしたのは正解だと思うけど、
不倫をキレイごとで終わらせてしまうのも確かに良くない。

そこで30代の女性が自分の歩んで来た道として、
責任を持ってもう一度その過去と向き合う展開にしたのは良かった。

作品のトーンからして暗いラストはあり得ないけど、
千春が一樹と一緒にこの問題にどう対処するか、
最終回への期待が大きく膨らんだ。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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2005/06/21

エンジン  Lap 10

演出:平野眞
脚本:井上由美子

大平奈津美メインの回は密かに期待してたんだけど、
たこ焼き投げて終了。
もう子供たちがホームに来た背景とか一切関係ナシ。

若手ドライバー菅原(青木伸輔)が
姑息な嫌がらせをしたり、
朋美(小雪)が倒れたり、
コテコテの展開で最終回へ続く。

でも今回は元一郎(堺雅人)の
コミカルなシーンが見られたからいいか。

「はねトび」のスズタクは
“全然、敵って思ってねえ”
と予想いたします。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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2005/06/20

あいくるしい  第十話

演出:吉田健
脚本:野島伸司

少なくとも今回に限って言えば
園子(原田美枝子)の使い方は予想とだいぶ違った。
ただ、園子がみちる(綾瀬はるか)に言ったことは当を得ていたので、
最終的に豪(市原隼人)とみちるをどう描くかには興味が湧いた。

と言っても、2人に関してはやっぱりこのままかな。
あくまでもこのドラマは幌(神木隆之介)がメインだと思うし。

最終回は幌が園子に会ってどういうリアクションをするか、
未来(大後寿々花)に対してどういう行動を起こすか、
そこがすべてかもしれない。

つまり、未消化なものがそのまま残されたとしても、
幌の言動と対比して理解させるというような。

形式としてはホームドラマの体裁を守ると思うので、
ストーリーとしての最終回は単純かもしれない。
その中にどれだけ野島伸司らしさが描かれるかが見どころか。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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2005/06/19

瑠璃の島  最終話

演出:猪股隆一
脚本:武田有起

あまり期待していなかったけど、
思っていたよりずっと良い最終回だった。
付属するエピソードにはあまり触れず、
瑠璃(成海璃子)の気持ちにスポットを当てて
描いたのが良かったんだと思う。

瑠璃の母親・直(西田尚美)の再登場も、
3話で直の心理を包み隠さず描いていたので、
かえって違和感はなかった。

個人的には最後に瑠璃と直が電話で話すシーンが印象的だった。
中学校ができることを素直に喜ぶ母親と、
ホッとする瑠璃。
でも、瑠璃の気持ちはもっと複雑だと思う。
不覚にも涙を流してしまう瑠璃の姿は愛おしかった。

瑠璃の成長をうまく描けていたのは
やっぱり石垣島から帰ってきた後のシーンか。

“本当は小学校終わったら
 ここにはもういない方がいいって分かってる。
 お母さんのところか、施設か、
 どっちかに帰った方がいいかなって。
 そんなの人に言われなくたって考えてるよ”

そう言いつつも島に残りたい、
ここで暮らしたいとワガママを言う瑠璃は、
本当に子供らしかった。
子供らしくワガママを言える子に成長していた。

高原(竹野内豊)に髪を切ってもらった後に言った
“またいつか会えるって、
 すごい贅沢なこと要求してるね”
というセリフも凄かった。

自分を大事に思ってくれる人との出会いを
本当にかけがえのないことだと思っているからこそ
それを贅沢だと感じられるわけで、
これも瑠璃の成長を表す良いシーンだった。

ただ、中学の先生として
さえな(小西真奈美)が戻ってくる展開はどうなのかな。
卒業式の後の瑠璃とさなえのシーンが良かっただけに、
さなえも別の学校で頑張ってるという形でも良かったと思う。

みんなして高原に予約券を渡すシーンなど、
細かく言えば演出的にダレた展開もあった。
でも、全体的にはうまくまとめた最終回だったと思う。

メインの脚本家が定まらず、
回によってクオリティーに大きく差が出たり、
脇役を十分に活かせなかった点も多々あった。
そういう意味ではかなりもったいない作品だった。

でも、大人びているのに子供で、
子供なのに様々な状況を受け入れなくてはいけない瑠璃を、
成海璃子は本当に良く演じたと思う。

今この時期でなくては見られない成海璃子を堪能できただけでも
見て損のないドラマだった。

             採点  7.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★★
                  主題歌 ★★★★★
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★★☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  6.65(10点満点平均6)


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2005/06/18

タイガー&ドラゴン  「品川心中」の回

演出:片山修
脚本:宮藤官九郎

オープニングはどん兵衛(西田敏行)かと思いきや、
“これをやりたかったんです”と、
すぐに「品川心中」に入る構成。

劇中劇のような形で入る落語の解説では、
金三を竜二(岡田准一)、保(菅原大吉)、
虎児(長瀬智也)、銀次郎(塚本高史)が、
お染をメグミ(伊東美咲)、リサ(蒼井優)が
シーンごとに演じ分けるという斬新なスタイルで描いた。

一方、力夫(橋本じゅん)は、
ヤスオ(北村一輝)を逃がした虎児を恨むのではなく、
使える虎児を自分の組にスカウトして
新宿流星会をつぶすという行動に。

虎児は悩むものの、
日向(宅間孝行)も組長(笑福亭鶴瓶)も襲われ、
やっぱりどん兵衛に教わった落語ではなく、
組長に恩を返すヤクザとしての道を選ぶことになる。

銀次郎を二代目としてウルフ商会に殴り込みに行く場面は
乱暴なシーンであるにも関わらずちょっとグッと来た。
“アニキじゃねえだろ! 虎だよ”と、
銀次郎との関係を明確にして警察に自首する虎児は
本当に格好良かった。

そして虎児に代わって高座に上がったのは竜二。
「品川心中」を最近流行の(?)自殺志願サイトと関連づけて
オリジナルとした。

この部分だけに関して言えば、
メグミが自殺志願サイトに巻き込まれたのも唐突だったし、
このエピソード自体に時間をかけられなかったこともあって
消化不良だったことは歪めない。

もともと「品川心中」の前半は内容が面白く、
オチはハッキリしていないので、
そういう意味での切れ味も決してよくなかった。

ただ、いつの時代にも命の重さを分からない奴はいる、
というところで関連づけた点と、
一度でいいからこんな可愛い子と付き合いたかったという
素直な理由で自殺を思い止まった展開は悪くなかったと思う。

この一連の流れの中でメグミのキャラも改めて浮き彫りになって、
メグミの“アニメでもゲームでもない。人間だもの”発言は
宮藤官九郎の脚本作りの姿勢をも表していてかなり興味深かった。

まあ、竜二の落語の出来自体は久しぶりの高座だったという
ドラマとしてのきちんとした理由もあるからいいんだけど、
今後、竜二をどういう噺家として描いていくかは気になった。
虎児と同じようなスタイルの落語をやるとは思っていなかったので…。

個人的には、竜二には竜二のスタイルで
高座に上がって欲しかった気はする。

たとえば、今回、虎児の身の回りで起きている出来事を
すべて落語に置き換えられたとしたら、
竜二は正統派の落語を高座で披露し、
その裏で虎児は現実と戦っているという形式にもできたはず。

そんな都合のいい噺がなかっただけかもしれないけど、
もしそれができたら一番美しかったような気がする。

いずれにしても、
“どんなに追い込まれたって笑っていられるのが本物なんだよ”
というどん兵衛の言葉通りに、
最後に虎児が笑えていたシーンは泣けた。

組長から受けた恩を忘れず、
虎児はヤクザとしての義理を通したけど、
どん兵衛から教わった落語によって
虎児に豊かな感情が芽生えたのは事実なのだ。
もう立派な堅気の噺家なのだ。

間違いなく虎児は落語の世界に帰ってくると思う。
そして残りの借金分は必ず落語を覚えてくれると思う。
「木更津キャッアイ」の“1年後に死にました”と同じように、
たぶん最終回でどん兵衛はすべてを返済したりせず、
続編かスペシャルをできる金額を残してくれると思う。

もし最終回でお金の受け渡しがなければ、
組長の言っていた通り、
続編11回分と組長が教える短い噺(スペシャル)が残るんだけどな。

とにかく、最終回はいよいよ「子は鎹(「子別れ」の後半部分)」。
思いっきり泣かせてもらおう。
じゃなくて思いっきり笑わせてもらおう。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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雨と夢のあとに  最終話

演出:麻生学
脚本:成井豊、真柴あずき

朝晴(沢村一樹)がすでに死んでいることを
雨(黒川智花)も少しずつ理解していたとはいえ、
観覧車の告白シーンで雨が必要以上に取り乱さないところが良かった。

大粒の涙を流しながら静かに朝晴と最後の別れをする雨の姿は、
痛々しいけれども美しかったと思う。

血のつながりを超えた親子の情愛とともに
子供の成長も描いていたので、
朝晴の両親の元で元気に暮らす雨のラストシーンには、
ハッピーエンドとか、アン・ハッピーエンドを超越した
微笑ましさがあった。

そういう意味でこの作品の芯になる部分は
うまく描けたドラマだったと思う。

心のわだかまりが取れ、
ずっと朝晴が見えなかった霧子(美保純)に
朝晴が見えるようになったシーンも悪くなかったし、
心残りがいつの間にか桜井親子に代わっていて、
暁子(木村多江)が雨を助けに来たシーンも格好良かった。

ただ、なぜ暁子が触れると霊が普通の人にも見えるようになるかなどは
結局、最後まで説明されないまま。
そのため、朝晴がマリア(杏子)に
雨の気持ちを尊重して助けてあげて欲しいと頼むシーンも
今ひとつスッキリしないものがあった。

真昼(浅見れいな)も朝晴のことが好きだったと告白して
朝晴が見えるようになるわけだけど、
真昼というキャラクター自体を
ドラマ全体の中で活かし切れていなかったので、
真昼に感情移入することはなかった。

そういう細かい部分での粗さは初回からあった。
キャラメルボックスの成井豊と真柴あずきは
十分にその才能を発揮したと思うけど、
テレビドラマ、とくに連ドラというスタイルに
慣れていなかった部分は露呈してしまったと思う。
その点がやや残念だった。

それでもこのドラマを良しとできるのは、
やっぱり黒川智花、沢村一樹、木村多江など、
主要キャストが演じたキャラクターの完成度だった。

日常と非日常が同居した複雑な世界で
実に豊かな感情を表現したと思う。

決して完璧な作品ではなかったけど、
心に残るドラマだった。

             採点  7.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★★
                  主題歌 ★★★★★
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★★★☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  6.70(10点満点平均6)


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2005/06/17

汚れた舌  第十回

演出:藤尾隆
作:内館牧子

“この色狂いの毒虫!”とか
“おつりはお米代にして。しっかり食べるんだわね”とか
序盤の杏梨(牧瀬里穂)は面白かったけど、
2度目の攻撃がコンセントを抜くという
しょっぱいやり方だったのでちょっとガッカリだった。

でも“どうしてここまでされるの!”と
千夏(飯島直子)が突然泣きだして、
“ここまで”の基準が分からんよ、と突っ込もうとしたら、
いきなり“泣いたらスッとした。また頑張る”とか言うもんだから
すべてを超越して爆笑できた。

ラストは弘子(森口瑤子)と杏梨の言い合いで大盛り上がり。
最初に宣言していた通り、
弘子は富士山花店をつぶしにかかった。

最終回の興味はここに白川(藤竜也)をどう絡めるかだな。
もう何でもアリなので中途半端なことはせず、
思いっきり悲惨な結末にして欲しい。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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恋におちたら〜僕の成功の秘密〜  第10話

演出:成田岳
脚本:佐藤嗣麻子

結局、こうなるんだから、
やっぱり前回の島男(草なぎ剛)の描き方は
良くなかったと思う。

神谷(谷原章介)や宮沢(鈴木浩介)が、
こんな時、島男ならどうするか、
と考えるのはお約束の展開で、
そこをスムーズに納得させるためにも
島男の変貌は注意して描くべきだった。

とはいえ、こういう仲間が再び集まってくる系は
オーソドックスに盛り上がるので、
今回に限って言えばそんなに悪くなかった。

ワガママを言っていると自覚しながらも
“高柳(堤真一)を助けて欲しい”と島男に頼む桐野(和久井映見)は、
女性としても可愛らしく描けていたし。

もうヘンな小細工はしないで
最終回は適当に盛り上げて素直に終わって欲しい。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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夢で逢いましょう  第十夜

演出:松田礼人
脚本:成瀬活雄

美香(山田優)と彩(北川弘美)に関しては
最初から添え物扱いだったので、
衛生士になっていい相手を見つけるとか
子供が出来たので結婚するとか言い出しても仕方ないけど、
元(永井大)のリアクションが一発殴らせろだったのには
さすがに驚いた。
昭和のドラマだったのか。

ただ、ハツミ(矢田亜希子)が
結婚式にはお父さんに制服で出席して欲しかったと
子供の頃からの夢を語って、
やっと恭太郎(長塚京三)の仕事を自衛官にしていた意味が出たのは
悪くなかった。

恭太郎が死んだ妻のことを思い出し、
本当に幸せだったのかと考える展開も悪くなかったし。

恭太郎がハツミたちの結婚を認めるまでの流れは
静かだったけれども良かったと思う。

もう最終回はコテコテでお願いします。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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アタック No.1  No.10

演出:田村直己
脚本:サタケミキオ

唐突に木の葉落とし。
“ウチらも負けてられへんな”by八木沢(宮地真緒)
で終了。

でも、内容的には今までで一番まともだった。
猪野熊(船越英一郎)の要求に、
合宿所を一度は去るさとみ(加藤夏希)と残る他のメンバー、
ヒザを痛めてもなお、
バレーを続けたいこずえ(上戸彩)と辞めさせたい母親(岡江久美子)、
それぞれの気持ちはバランス良く描けていたと思う。

菊次郎とさきがこずえのアタックをレシーブして最終回へ。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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2005/06/16

anego[アネゴ]  第9話 罪と罰

演出:佐久間紀佳
脚本:中園ミホ

予告で大塚寧々が出ていたから分かっていたことだけど、
翔一(加藤雅也)が過去にも不倫していたことは
原作通りに描かれた。

もともとこのドラマでは
奈央子(篠原涼子)と翔一の関係が深く描かれてないので、
こうなると前回、奈央子が翔一のことを
運命の人だと思ってしまったこと自体が
何かの気の迷いだったとも受け取れる。

いや、その時点ですでに奈央子のキャラもメチャクチャなんだけど、
とりあえず年齢的にも結婚をあせっていたとか、
黒沢(赤西仁)に自らプロポーズしてしまって冷静さを欠いていたとか、
ドラマ的には何とか理由をつけられると思う。

で、翔一の暴力的なところは
さすがにテレビなのでオブラートに包まれたものの、
もう翔一には二度と会わないと奈央子が宣言して
今度は黒沢からプロポーズ。

返事を5分待ってと言うところは
奈央子が黒沢にしたプロポーズにかけてあって、
このシーン自体は悪くなかった。

悪くなかったからこそ、
何かバカップルっぽいけどそういう幸せもあるか、
という流れにはなった。一応。

だからもうこのままでいいんじゃないだろうか?
奈央子と黒沢でモンゴルでもどこでも行っちゃおうよ。
2人が馬に引きずられるシーンで笑って終わろうよ。

とにかくいろんな意味で最終回への期待は高まった。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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2005/06/15

曲がり角の彼女  第9話「こんにちは赤ちゃん!?」

演出:二宮浩行
脚本:後藤法子

コメディーで不用意に子供ができたできないの話をやると
不謹慎になることもあるけど、
これはかなりうまく作った方じゃないだろうか。

取っ掛かりは千春(稲森いずみ)が妊娠してしまったかも、
というストレートなパターンだったし、
その後も妊娠検査薬をポロポロ落として
まわりの人間が知っていくというコテコテの展開だったけど、
30代の独身女性をメインに描いている以上、
子供について考える回があるのはむしろ自然。

そこを谷村(高知東生)のリアクション、
最後の杏子(川島なお美)のセリフなどで
浮ついた内容にならないように軌道修正しつつ、
最終的には千春自身が、
本当に母親になった時、子供ができてどれだけ嬉しかったかを
自分の子供に話してあげたいと思うようになったり、
自分が生まれてきたことにも感謝するという内容にしたのは
うまい作り方だったと思う。

千春の父親・清(小野武彦)の使い方も良かった。
かつては千春の誕生を
東京から山梨まで夜中にタクシーで帰るほど喜んだ人物であり、
30歳を過ぎても結婚しない娘の妊娠疑惑に
ビックリしたり、喜んだり、ホッとしたりする人物であり、
妊娠検査薬を娘の部屋で目撃したあとに
その娘の恋人と酒を飲むハメになる人物だったりした。

このあたりは作品のテーマを踏まえつつ、
うまく登場人物を動かしていると思う。
何かいい意味で予告の想像を裏切るドラマだな、コレ。

さて、降ってわいたホテルの買収問題と、
一樹(要潤)の突然のプロポーズ。
次回はどう想像を裏切ってくれるのか。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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離婚弁護士2〜ハンサムウーマン〜  第9話

演出:葉山浩樹
脚本:林宏司

エステ契約に関するクーリングオフ、
特定継続的役務提供の契約書の様式、
役務提供開始前の契約解除、
消費者契約法による契約の取り消しなどなど、
今回は知っておくと比較的身近な問題で活用できそうな内容。

つや子(戸田恵子)が三神(宇梶剛士)に
改めて貴子(天海祐希)を売り込みに行くシーンを、
契約を取り消しにできる内容を分かりやすく説明するために使ったり、
保(松重豊)の勘違いが三角関係にまで及んだりするのは
相変わらずこのドラマらしかった。

あと、胡散臭いエステサロンのスタッフに
矢沢心が妙にハマってたのも印象的だった。

ただ、絵里(瀬戸朝香)がほとんど不在だったこともあって、
もっと前の方の回でやるべきネタだったような気がする。

契約の取り消しを要求する証拠集めの中で
麻紀(星野真里)と恋人(柏原収史)との関係が使われたけど、
この案件自体にはさほど恋愛が絡んでいなくて、
そういう意味でも今回はやや消化不良だった。

問題はラストの展開。
三神に妻がいて、
貴子は不貞行為により慰謝料を請求されてしまった。

絵里の親権問題をすでに描いてしまったので
最後の大きな山はどうするのかと思っていたら、
貴子の方が窮地に立たされて、
それを絵里たちが援護するという展開のようだ。

とりあえず問題になるのは
貴子と三神に肉体関係があったのかどうか。
今回、前回のお泊まりの詳細について
まったく振れなかったのはこのためだったわけだ。

さあ、どうするどうなる間宮貴子。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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2005/06/14

エンジン  Lap 9

演出:西野正記
脚本:井上由美子

たまき(岡本綾)が一ノ瀬(泉谷しげる)に
“次郎を助けてあげてください”と言うシーンと、
明(広田亮平)が
“大人ってほとんど約束守らないからさ
 次郎には期待してんだよ、僕たち”と言う車の中のシーンと、
猛(原田芳雄)が次郎(木村拓哉)の子供時代の話をするシーンは
まあまあ良かった。

ストーリーはやっぱり単調だし、
明のエピソードも取って付けたようで
全然深みはないけど。

次郎が今度出場するレースについて朋美(小雪)に
“オレは先生に一番来て欲しいですけど”と言うセリフも、
ああそうだったんだ、という感じだった。

もう次郎がレースに勝ってホームが復活する結末でも、
勝てずに結局バラバラになってしまうけど
みんな勇気をもらってそれぞれの場所で頑張るという結末でも、
どちらでもいいや。

良いドラマはどちらに転んでも満足だったりするんだけど、
これは本当にどっちでもいい。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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2005/06/13

あいくるしい  第九話

演出:平川雄一朗
脚本:野島伸司

最初からこういうトーンでやって欲しかった。
やっと本当の意味で野島伸司らしくなった感じ。

夕子(桜井幸子)と愁(本郷泰多)が
父親(田中健)から逃げている状況は
バイオレンス的なことではなかった。
その中で改めて強調された“怪物”の意味。

立場としては愁も政希(田中幸太朗)も
愛人の子供であったわけだけど、
すべての点が線でつながったカタルシスはあった。

今までの野島作品と少し違うのは、
ほのか(江尻エリカ)や未来(大後寿々花)が
マリアのような存在で描かれていないことか。

やっぱりその存在は幌(神木隆之介)。
マリアというより今回はキリストなんだろうな。

“そういう風に考えるのはやめろ。
 そういうのはきっと一番ムカつくと思うぜ”
という豪(市原隼人)の言葉は幌には分からない。

なぜなら豪のほのかに対する接し方の方が
むしろ偽善的だから。
幌はもっとピュアな気持ちで未来に靴をプレゼントしたはずだ。

そんな幌が兄弟で一番最後に
園子(原田美枝子)に会うというのも興味深い。

ここまでの構成に不満がないわけではないけど、
これでラスト2回が非常に楽しみになった。

             採点  8.0(10点満点平均6)


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2005/06/12

瑠璃の島  第9話

演出:池田健司
脚本:森下直

とりあえず川島(竹野内豊)の話も
瑠璃(成海璃子)が人を大事にすること、
人を信じることを学ぶエピソードとして使えたか。

でも、川島のエピソード自体にちょっとムリがあるしなあ。
本物の川島(金子昇)が自殺に至るまでの経緯とか、
警察が自殺と断定してしまった捜査内容とか。

いや、そこは本題じゃないから流せたとしても、
東京での出来事はいろいろ別の要素も絡んでしまって、
瑠璃の心の再生や、
ましてや沖縄の離島が抱える問題などからは離れてしまった。

美穂子(さくら)もこの回でいろいろしゃべっても
ただ状況説明するだけの役まわりで終わってしまったし。

まあ、さくらは急にキレイになった、
とは思ったけどね。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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2005/06/11

タイガー&ドラゴン  「粗忽長屋」の回

演出:坪井敏雄
脚本:宮藤官九郎

鶴瓶が再びオープニングとして高座に上がるという
贅沢なすべり出し。
うっかり「粗忽長屋」を話し始めてしまうのは
本職なだけにかなり可笑しかった。

で、バイオレンスな一話の始まり。
ヤスオ(北村一輝)を絡めたドラマとしてのストーリーが
かなりハードだったので、
虎児(長瀬智也)の「粗忽長屋」のオチがストレートだったことは
まったく気にならなかった。

そこかわりドラマとしてつけたオチは、
ヤスオが力夫(橋本じゅん)の元にまで
結婚報告をしてしまうというもの。

まさしく粗忽者のやりそうなことで
このオチは実にキレイだった。
キレイであると同時に衝撃だった。

虎児がヤクザから本当に足を洗えるかという問題に関して、
“あんた自分でどう思ってるか知んねえけどさ、
 やっぱヤクザなんだよ”
という竜二(岡田准一)の凍りつく一言があったものの、
どん兵衛(西田敏行)は虎児が噺家をやめると言ってもそれを認めず、
“噺家として何とかしといで”と言ってくれた。

ヤスオも最後には虎児を噺家として扱ってくれたし、
竜二も“ヤクザが言うんだから間違いない”と
噺家らしい物言いで認めてくれた。

でも、あのオチでヤスオを逃がした虎児が
力夫から恨まれることになったわけで、
虎児はますますヤクザの世界から足を洗いにくくなってしまった。

たとえどんな理由でもこのドラマに殺人は似合わないだろうとか、
殺された哲也が「ピュア・ラブ」の陽春さん(猪野学)で
お坊さんを殺しちゃマズイだろうとか、
いろいろ思うところはあったんだけど、
最後にどん兵衛が虎児に、
「粗忽長屋」をできるなんて
“そんだけお前さんたちの商売は大変だってことなんだよ。
 だから一日も早く堅気になるんだよ、足を洗うんだよ”
とまで言うんだもんなあ。

果たしてこの問題は今後どう描くんだろう。
まあ、続編を狙うなら
最終的には今のままの状態をキープだけど(笑)

次回は竜二が得意だと言っていた名作「品川心中」か。
ラストはどうにでもいじれるだけに、
ストーリーだけでなくオチにも期待しよう。

             採点  8.0(10点満点平均6)


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雨と夢のあとに  第九話

演出:唐木希浩
脚本:成井豊、真柴あずき

暁子(木村多江)の元恋人は
脚本家とのキャラメルボックスつながりで上川隆也。

5年ぶりに会うその高柴(上川隆也)に
暁子が取った行動は呪い殺そうというものだったけど、
さすがに元・貞子だけあって、
木村多江はこういうシーンでもハマった。

高柴とその恋人・ななえ(西尾まり)に言った
“黙れ!”はやたら迫力があったな。

で、その暁子を説得する雨(黒川智花)の
“霊でもかまわない。大好きなの”はグッときた。

これは死んでも雨を守るという
朝晴(沢村一樹)の思いに応えるものでもあって、
だからこそ3人で川の字になって寝ながらの暁子と雨の会話、
それをじっと横で聞いている朝晴の姿には泣けた。

暁子はなぜいろんな人に見えたのか、
なぜ暁子と手を繋いでいれば朝晴は写真に写るのか、
そのあたりはまったく説明されなかったけど、
そんなことはもうどうでもいいや。

タイムマシーンものと同じで
こういう設定は大抵どこかで辻褄が合わなくなるものだし。

写真の中の朝晴が暁子と共に消えたことで
完全にすべてを理解してしまった雨。
最終回も泣かせてもらおう。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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2005/06/10

汚れた舌  第九回

演出:佐々木章光
作:内館牧子

予想を超えたアクロバティックな救出劇。
で、ホントに千夏(飯島直子)は寝ちゃったの?
気を失ったんじゃなくて?
すごい体質だなあ。

最初は東京へ帰ったらもう会わないと言っていた耕平(加藤浩次)も、
結局、千夏のことは諦められない感じ。
200万円は自分が返すと言った耕平は、
確かに白川(藤竜也)と比べれば青臭くて格好悪かったけど、
とりあえず千夏・耕平ラインは強まった。

そこで杏梨(牧瀬里穂)の千夏に対する
直接的な逆襲が始まる。
“死に損なったんだってね”

今度はバラも食べそうな勢いだ。
ワクワク。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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恋におちたら〜僕の成功の秘密〜  第9話

演出:大木綾子
脚本:佐藤嗣麻子

うーん、最後まで見ないと分からないけど、
同じ事の繰り返しになっちゃったなあ。

M&Aを繰り返して大きくなった企業が
M&Aによって買収されるって話はいいと思うんだよね。

でも、高柳(堤真一)のフロンティアを
ロイドブラザーズが乗っ取るにしても、
そこに島男(草なぎ剛)を立てなかった方がよかった気がする。

高柳のようになりたいと思いながらも
島男はやっぱり島男のままで、
高柳と共に放り出されるというストーリーでもよかったんじゃないかな。

で、桐野(和久井映見)に支えられながら高柳も復活して、
今度は本当の意味で島男をパートナーにする、みたいな。

いや、それはそれでオーソドックスだけどね。
でもその方が島男のキャラクターは一貫したと思う。
人が死んでも何とも思わない島男は
いくら何でも変わりすぎで説得力がなかった。

高柳を支える桐野だけでなく、
島男を心配するまり子(木村佳乃)と龍太(山本耕史)も
今回はそれなりに描けていた。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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夢で逢いましょう  第九夜

演出:塚原あゆ子
脚本:成瀬活雄

“ちょっと付き合っただけで相手がどんな奴か分かるのか”
という恭太郎(長塚京三)の思いはテレビで見ている側も同じで、
ハツミ(矢田亜希子)が結婚してもいいと思うほど
良平(押尾学)を好きになった感情の盛り上がりは
こちらにも伝わらなかった。

でもまあ、今さらそれはいいか。
これは父と娘の話なんだし。

“家の前で抱き合うとはどういう奴だ”と怒り出すのは
単なる嫉妬だけど、
それ以外の恭太郎言うことはみんな正しかった。

“僕を信じてください”としか言えないガキっぽい良平が、
今後どう恭太郎を納得させるかが見どころか。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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アタック No.1  No.9

演出:猪原達三
脚本:サタケミキオ

個別のシーンとしては
富士見学院の先輩・後輩の関係とか、
早川(酒井彩名)の気持ちとか、
そこそこ描けてたかな。
それをつなげてどうだったかは別にして。

こずえ(上戸彩)、早川、真理(森田彩華)以外は
一ノ瀬(松尾敏伸)との接点がほとんど描かれてなかったので、
みんなでこずえを慰めるシーンは取って付けたようだった。

さて、外国チームは登場するのか?

             採点  5.0(10点満点平均6)


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2005/06/09

anego[アネゴ]  第8話 運命の男

演出:佐藤東弥
脚本:中園ミホ

佳つ乃がゲストで出てきたのもビックリしたけど、
もたいまさこがワンシーンだけ出てきたのもビックリした。
演出が佐藤東弥だったからなんだろうな。

で、佳つ乃は特別出演って表示されたのに、
もたいまさこは無言だったので衣装協力だった。
もうマジメに作る気ないだろ(笑)

最初にラガーマンという設定が示されたように
黒沢(赤西仁)には原作の森山の役目も兼ねさせているようだから、
ここへ来て黒沢はやっぱり奈央子(篠原涼子)が気になるご様子。

あらゆることをやらされているから
この黒沢のキャラもムチャクチャになってきてるんだけど、
そこはまあ100歩譲るとしよう。

でも、今までその黒沢と奈央子の関係に時間を割いてしまって
翔一(加藤雅也)と奈央子の関係をほとんど描いてこなかったから、
今さら奈央子に“心から欲しいものが見つかったの”
とか言われても説得力がなかった。

そのフォローのためにムリヤリ加えられたのが
“偶然が三度重なったら”という話だったわけだけど、
それがまたテレビドラマ化してます!って感じで笑えた。

翔一と不倫するところまで描くなら
「甘い生活」は黒沢とではなく、
ちゃんと翔一との時間を描いた方がよかったんだけどな。

まあ、どちらの選択がよかったのかどうかは
最終回のラストカット次第か。

とりあえず細かいことは気にせず、
最後をどうするかだけに興味を絞ろう。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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2005/06/08

曲がり角の彼女  第8話「男女に友情成立せず!キス!キス!キス!」

演出:新城毅彦
脚本:後藤法子

依然として軽く見られるスタイルではあるんだけど、
バランスが良いせいかやっぱり面白い。

結局、千春(稲森いずみ)と正光(伊原剛志)が
不倫関係にも関わらずドロドロ無しできれいに別れた展開には
納得がいかない人もいるだろうけど、
この作品の企画主旨からすれば悪くなかったと思う。

新しい恋までの期間が短いのはドラマだから仕方ないとして、
一樹(要潤)への移行もムリはなかったし。
“よし、じゃあ、やり直し。
 最初のキスくらいちゃんとやろう”
と千春から一樹に言ったところから始まるラブシーンは
微笑ましくもあり、かなり良かった。

男女の友情が成り立つかどうかを紋切り型で描くわけではなく、
それぞれの登場人物に即した状況で描いたところも良かった。
杏子(川島なお美)が元カレを友達と思えるのも、
なつみ(釈由美子)が三宅(金子貴俊)にキスをするのも、
どちらも素直な気持ちだろうし。

えり子(青木さやか)のエピソードも悪くなかったんだけど、
えり子はその時のテーマによって都合良く動かされていて、
その点が少し残念だった。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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離婚弁護士2〜ハンサムウーマン〜  第8話

なるほど、そうきたか。
絵里(瀬戸朝香)の親権問題を貴子(天海祐希)が引き受けるものの、
親権を取り戻すわけではないストーリーね。

確かにこれはベストの選択だったかもしれない。
最終回までこの問題を引っ張ると
事務所における絵里の存在が中途半端のままだし、
最後が身内の問題というのもこぢんまりしてしまう。
ここで事務所のメンバーと絵里の距離を近づけておくのは得策だった。

単純に親権を取り戻す話にしなかったところも
かえってストーリーに深みを増す効果があって良かった。

脚本的にはやっぱり動物のガチャガチャを
アイテムとして加えたのがうまかったな。
黙ってみんながパンダをゲットしようとすることで
暑苦しくない程度の友情は描けたし、
最後に大事なパンダを和希(飯野芹菜)が絵里に渡すことで
言葉に出来ない娘の気持ちも描けた。

ずっと涙を見せなかった絵里が
「鬼の涙」で保(松重豊)が取ってきたパンダを見た途端、
泣き出すシーンも良かった。

で、本当はここで終わるのが美しいんだけど、
連ドラなので最後に貴子の彼氏問題もつけ加えられた。

そして三神(宇梶剛士)が朝まで貴子の部屋に!
でも、貴子が酔いつぶれてひとりで寝てしまった感じだなあ。
服を着てるか着てないか、
わざと見せないような演出だったし。

しかもその日に佑介(佐藤隆太)が帰国!
まあ、これは3話で前フリがしてあるのでお約束の展開なんだけどね。

絵里も本格的にチームに加わって事務所の力は盤石なので、
弁護士モノとしてのストーリーが弱くならないよう、
しつこくない程度にうまく男2人をいじって欲しい。

とにかく今回は脚本がうまかった。

             採点  8.0(10点満点平均6)


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2005/06/07

エンジン  Lap 8

演出:平野眞
脚本:井上由美子

やっぱり急に内容が濃くなったりはしないか。
もう少し瑛子(高島礼子)のエピソードを広げながら
とりあえずの閉園を描くと思ったのに…。

結局、子供たちを送っていくシーンは
端折ることもできないのでダラダラと続き、
葵(佐藤未来)と俊太(小室優太)で
何とかアクセントを付けた感じだった。

葵のおマセな受け答えは
5話と同様、かなり可愛かったし、
俊太の“今度いつ来るの?”という質問に
こだわった見せ方は良かった。

ただやっぱり全体的には見応えがないというか、
それだけですか!? と思ってしまうんだよな。

あと、俊太が次郎(木村拓哉)の車を
追いかけてくるシーンもちょっと…。

何であんなワザとらしくクラクションを鳴らす車を
2台用意したんだろう。
まわりの状況からすれば別になくてもいいのに。
ていうか、ない方が自然なのに。
ていうか、実際途中でいなくなったりしたのに。
理解に苦しむなあ、こういう雑な演出。

エンディングのスタッフロールの途中で
曲が変わったりするのもね…。
何だかなあ。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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2005/06/06

あいくるしい  第八話

演出:平川雄一朗
脚本:野島伸司

結局、7人目の戦士は、
「SAYURI」でハリウッドデビューも決まっている
大後寿々花だった。
神木隆之介の相手役ともなれば
このクラスのキャスティングは当然か。

しかしそうなると
愛していると言ってチューまでした
後藤果萌の立場はどうなるのか?
かわいそうに。

幌(神木隆之介)の恋心が
どこまで描かれるかは分からないけど、
未来(大後寿々花)が車椅子の少女ということで、
野島伸司が描く愛としては
今までとあまり変わらなそう。

いずれにしても、聖子(後藤果萌)や
愁(本郷泰多)が置かれている状況を考えても
子供たちメインで見た方が面白い感じだ。

明示(杉浦直樹)の言葉は今回も良かった。
でも全体的にはやっぱりメルヘン色が強すぎて
画面を正視できないこともしばしば。
描こうとしていること自体は悪くないと思うんだけどな。

由美(原田美枝子)にそっくりな園子の問題、
政希(田中幸太朗)の真意などがもう少し見えてこないと
最終的な落とし所はまだ分からない。
まあ、ストーリーに振り回される必要はないんだけどね。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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2005/06/05

瑠璃の島  第8話

演出:猪股隆一
脚本:森下直

今回は森下直の脚本だったけど、
もうドラマ全体の構成に不具合が出てきてるような気がして
そんなに感動できなかった。

いずみ(永井杏)が島で暮らすようになるのはいい。
でも、母親の気持ちをまったく描かないのはもの足りなかった。
瑠璃(成海璃子)の場合とは状況が違うし、
筒井真理子をキャスティングしてたんだから
どうにかして入れて欲しかった。

暁(内田流果)のパーツもどうなんだろう。
ずっと島で暮らしてきた
佳枝(市毛良枝)の気持ち自体は描けていたと思うけど、
夫の隠し子の里親になる覚悟までは描けていなかったと思う。

普通に里親になるなら
小さな子供が熱を出して看病したり、
自分に好かれたいと思ってた気持ちを聞いたりするエピソードで
表現してもいいけど、
夫の隠し子だからなあ。

暁のセリフも作り物っぽくて
心動かされるものではなかったし、
もう少し別のファクターも入れて欲しかった。

ただ、里子まで招いて島を維持することに対する疑問に、
ここは何もない島じゃない、
ここに来て自分が守られていることを知った、
この島に来て今度は自分が誰かを守りたいと思った、
と瑠璃が言ったシーンは良かった。

あと、そういう島の良さを徐々に分かってきた
さなえ(小西真奈美)の描き方も丁寧だった。

次回、川島(竹野内豊)のエピソードをヘンにはみ出させず、
うまく主題に沿って描いてくれるといいんだけど…。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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2005/06/04

タイガー&ドラゴン  「出来心」の回

演出:金子文紀
脚本:宮藤官九郎

鶴瓶はオープニングに出てくるのかと思いきや、
虎児(長瀬智也)と銀次郎(塚本高史)の後始末をするという
最高の形で高座に上がった。

落語そのものはやらなかったけど、
やっぱり普通に持ちネタを話してるだけでも味があったな。
上方なので膝隠しもあったし、
ちょっと松鶴っぽかった。

今回は「出来心」の中で、まだまだ中途半端な若者2人、
親分と子分、師匠と弟子、兄貴と舎弟、かつてのライバル、
いろんなコンビがいろんな形で描かれて面白かった。

まあ、一番格好良かったのは子分の前で
“枕しかしゃべってへんわい”
と言う組長(笑福亭鶴瓶)だったけど、
神保組に乗り込んだ時の虎児と日向(宅間孝行)も格好良かった。

で、今回は「出来心」という噺の解説と
リアルなドラマの進行具合が絶妙だった。
その中で竜二(岡田准一)が虎児に稽古をつけるという形で
落語をやっている姿も押さえていたし。

リアルなドラマがギリギリまで引っ張られた分、
虎児の落語は短かったけど、
最後のオチを組長がかつてやっていた方のオチで締めたので
それだけでドラマチックになった。
どん兵衛(西田敏行)が言っていた通り、
今の虎児があるのは組長のおかげなので。

でもこれは別の見方をすると、
どん兵衛と組長、どちらかのために命を張れと言われたら、
虎児は組長を選ぶんだろうなあ。

そんな中、スペシャルの「三枚起請」の回で登場した
田辺ヤスオ(北村一輝)が再び現れた。
虎児、簡単には足を洗えなさそう。

             採点  8.0(10点満点平均6)


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雨と夢のあとに  第八話

演出:常廣丈太
脚本:成井豊、真柴あずき

朝晴(沢村一樹)が両親(山田明郷・沢田亜矢子)に
“せっかく生んでくれたのに先に死んでゴメン”
と謝るところは予告で流して欲しくなかったなあ。
まあ、それでも両親との対面は十分に泣けたけど。

朝晴が父親には自分が見えないと思ってたのに
ちゃんと見えたシーンや、
触ると生命力が奪われるのを分かっていても
父親が最後に朝晴の腕をガシッとつかんだシーンなどは良かった。

そして今回、やっと暁子(木村多江)も幽霊だという描写が…。
映像モノなので細かいところを突っ込めば
たとえエクスキューズをしてもムリは出てくるけど、
全体がこれくらいのクオリティーで仕上がっていれば文句はない。

北斗(速水もこみち)も事実を知ったことだし、
この先はどう転んでも感動できそう。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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2005/06/03

汚れた舌  第八回

演出:藤尾隆
作:内館牧子

あれだけ白川(藤竜也)を刺すとか殺すとか言ってたわりに
千夏(飯島直子)の“犯罪者”の一言に異常に反応して
典子(松原智恵子)が死亡。
激しいなあ、お母さん。

せっかく見慣れてきた典子のキャラをここで失ったのは痛いけど、
千夏・典子と白川の関係が
耕平(加藤浩次)や弘子(森口瑤子)にも知られることになって
ドラマとしては新たな展開に入った。

とくに弘子が受けてきた傷と千夏の父親が受けた傷が
同一のものであるところは面白く広げられそう。

ただ今回の後半の展開はちょっと予想外だった。
母の元へ行こうと自殺を考えるよりも
白川がダメならやっぱり耕平へ、
というくらい意地汚くいって欲しかった、千夏には。
まあ、耕平が自殺を食い止めてそうなりそうな気もするけど。

それはそうと、
もうイチゴはいいんじゃないの?

             採点  6.0(10点満点平均6)


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恋におちたら〜僕の成功の秘密〜  第8話

演出:鈴木雅之
脚本:佐藤嗣麻子

また極端なところまで行ったなあ。
さすがに島男(草なぎ剛)の変貌ぶりが急で
その仕事のスキルには説得力がなかったけど、
エンターテイメント性はあったと思う。

島男がクビになったあとの
フロンティアとの攻防はテンポがあったし、
ドラマの枠組みとしては面白かったと思う。

ただ今後、島男がまた元の島男に戻るためのエピソードを丁寧に描き、
しかもそこに高柳(堤真一)をうまく絡めないと
ハデなプロットを映像化しただけのような作品になってしまう。
終盤はしっかりと脚本を練って欲しい。

中盤でやや消えていた桐野(和久井映見)は、
今回、改めてその存在感を示して、
高柳のベッドに寄り添う姿はかなり魅力的だった。
この役は和久井映見で本当に良かったと思う。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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夢で逢いましょう  第八夜

演出:刀根鉄太
脚本:成瀬活雄

結局、ハツミ(矢田亜希子)は良平(押尾学)と、という展開に。
元(永井大)には毬子(上原美佐)がいるから
当然と言えば当選の流れだけど。

それにしても前半はかなりグダグダだった。
せめてセリフは最後まできちんとしゃべって欲しいなあ。

ハツミと恭太郎(長塚京三)の絡みがないと
精度は極端に落ちる感じ。
ラストカットの恭太郎には感情移入できたので
次回からの2人のシーンに期待したい。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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アタック No.1  No.8

演出:徳市敏之
脚本:サタケミキオ

“一番チームのこと思ってたの
 千登勢先輩(高橋亜里沙)でしたよね?”
なんて急に言われても…。

バレーの試合自体は相変わらず見どころがないけど、
とりあえずインターハイも決勝戦へ。

メンバーのキャラが立ってる全日本を早く招集した方が
ドラマとしては盛り上がりそう。

             採点  4.5(10点満点平均6)


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2005/06/02

anego[アネゴ]  第7話 傷心

演出:吉野洋
脚本:中園ミホ

奈央子(篠原涼子)が黒沢(赤西仁)に
“結婚してください”って言っちゃったよ。
スゴイことになってきたなあ。

原作から外れても30代独身女性の気持ちを
うまく表現できたらそれはそれでアリかもしれないけど、
いくら誕生日だからって
あの状況でいきなりプロポーズはナシじゃないの?
しばらく付き合った上でなら
まだせつなく描く方法もあっただろうけど。

あと、決算日の社内の混乱や男性社員とギャルズの揉め事なんかも
表面的な描き方でのめり込めなかったし、
奈央子のアネゴ的な性格も芯の部分までは描けてないから
奈央子が自分の性格について悩んでも感情移入できないし…。

で、結局、奈央子と翔一(加藤雅也)は
大した盛り上がりもないままに京都へ行くという展開に。
どうするつもりなんだろう、あと3回で。

でも逆に興味も湧いてきたな、
統一感のないこのドラマをどう締めるかということについて。
とりあえず次回は奈央子と翔一の関係をどう描くかに注目してみよう。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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2005/06/01

離婚弁護士2〜ハンサムウーマン〜  第7話

演出:松山博昭
脚本:林宏司

今回は火サスの裏で火サスっぽいテイスト。
このドラマで刑事事件に発展することはまずないので、
龍三郎(清水こう治)が自ら飛び降りたであろうことは想像できた。

それをどう夫婦の話として描くのかに注目だったわけだけど、
このドラマの主旨からすればかなり良かったと思う。

龍三郎が半年後も生きているかどうかは分からないので
実際は貴子(天海祐希)が胎児認知の手続きをしただろうけど、
そのあたりは省略して
芙美子(江波杏子)の感情に絞った描き方をしたのが良かった。

“結婚して40年も経つと憎しみと愛情はいいお友達なの”
という部分がよく表現できていたと思う。

その芙美子を相手にして
妊娠もしていた真理(中山忍)の利益を優先させなければいけなかったので、
弁護士の仕事としての生々しさも今回は出ていたと思う。

ラストではついに絵里(瀬戸朝香)の娘が登場。
どうやら絵里の親権問題については先にやってしまいそうだ。
男らしい貴子に期待したい。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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曲がり角の彼女  第7話「金は愛より強し!?」

演出:池添博
脚本:後藤法子

なつみ(釈由美子)と母親(石井苗子)の関係修復を描きながら
千春(稲森いずみ)となつみの関係もうまく描いたと思う。

稲森いずみの書く字やしゃべり方は年相応と思えないんだけど、
千春のなつみ・三宅(金子貴俊)への接し方は
「anego」の奈央子よりもむしろアネゴっぽくて、
ドラマの中のキャラクターとしては安定してる気がする。

今回は夕子(三浦理恵子)の存在もうまく使えた。
それが正光(伊原剛志)を本気で諦める千春の心理にも説得力が出たし、
一樹(要潤)と千春の関係を近づける展開にもつながった。

それにしても一樹が千春と正光の関係に気づいていたことは
かなり効果的に使えたな。
このあたりの段取りはうまかったと思う。

あと、なつみが千春と正光の関係を疑った時に、
杏子(川島なお美)がピシッと押さえたシーンも良かった。
ここも杏子が事前に気づいていたことが有効に使われて、
千春と一樹との関係を面白がっていた時とは違った
大人の対応で杏子のキャラも浮き立たせたと思う。

ちょっと気になったのは、なつみが母親と仲直りしたシーン。
千春が出ていった後、2人にしゃべらせ過ぎたと思う。
そのことで2人関係が作り物っぽい印象になってしまったのが残念だった。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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