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2005/09/27

7〜9月期を振り返る

オリジナルが4本であとは原作アリ、
しかも映画化までされている作品が多く、
始まる前は新鮮味に欠けていた7〜9月期。
でも終わってみれば平均点の高いクールだったと思う。
まず視聴率(関東)の順位はこんな感じ。


  電車男            21+%
  女王の教室          16++%
  スローダンス         16++%
  ドラゴン桜          16+%
  女系家族           13++%
  海猿             13+%
  がんばっていきまっしょい   12+%
  幸せになりたい!       11++%
  いま、会いにゆきます     10++%
  はるか17           8++%
  おとなの夏休み        7++%


「電車男」は話題性に頼るだけでなく、
マニア心をくすぐりつつ、
一般にもウケるような作りにしたのが成功の要因だった。

逆に話題性では負けなかった「いま会い」の視聴率が伸びなかったのは、
やっぱり結末を知らない人をつなぎ止める工夫が足りなかったからだと思う。
全体のトーンは最初から悪くなかっただけに残念だった。
次に個人的な評価点の平均はこんな感じ。


  女王の教室          7.41
  電車男            7.14
  海猿             6.95
  女系家族           6.73
  スローダンス         6.59
  がんばっていきまっしょい   6.50
  いま、会いにゆきます     6.50
  ドラゴン桜          6.45
  おとなの夏休み        6.20
  幸せになりたい!       6.05
  はるか17           6.00


「海猿」と「ドラゴン桜」は
この順位と最終的な印象がだいぶ違う。

「海猿」は映画との連動もあって
確かにお金も手間もかけた大作だったけど、
こんなに感動的な作品を作ってます、という
制作者側の自負が鼻についてしまって、
後半は素直に感動できなかった。

逆に「ドラゴン桜」の後半は演出の振れ幅も小さくなって
かなり見やすくなった。
印象としては「ドラゴン桜」はこの順位よりももう少し上、
「海猿」はもう少し下という感じだろうか。

「幸せになりたい!」と「はるか17」も
今クールの作品の中では個性を出せたと思う。
最後がぐだぐだになってしまったので印象はかなり低いけれども。


とにかく今期は「電車男」と「女王の教室」が
頭ひとつ抜けていた。
まったくタイプの違う2作品だったけど
それぞれの作品に携わった人たちが描く
最終的なイメージに統一感があって、
全体として作品の方向性が明確だった。

いくつかあった映画→連ドラという作品の中で、
「電車男」は一番連ドラの特性を活かしたと思う。
「がんばっていきまっしょい」も悪くなかったと思うけど、
少し分かりやすくしすぎたかもしれない。
「電車男」はそういう意味でもバランスが良かった。

「女王の教室」で改めて感じたのはラストシーンの重要さ。
あの最終回のラストは本当に秀逸だった。
ラストシーンが別のパターンだったら
最終的な印象もまた変わっていたかもしれない。

キャストとしては、
やっぱり「女王の教室」の天海祐希が光っていた。
「離婚弁護士」のあとだっただけに
その演技の幅が余計に際立ったと思う。

「ドラゴン桜」の阿部寛も桜木という個性のある役を
まったくブレることなく見事に演じていた。
少し散漫だった演出プランを
阿部寛が真ん中でどっしり支えていたと言っても
過言ではないと思う。

脇役では「がんばっていきまっしょい」でヒメを演じた佐津川愛美、
「海猿」で池澤の妻を演じた芳本美代子あたりが印象に残った。
あ、あと「電車男」で松永を演じた劇団ひとりね。
この松永というキャラは主役に昇格して番外編が放送されるので
それも楽しみに待ちたい。

放送前はあまり期待していなかっただけに
かなり楽しめたクールだった。


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2005/09/23

電車男  最終回

演出:武内英樹
脚本:武藤将吾

エルメス(伊東美咲)が掲示板を最初から読むという
ストーリー上の自然な流れを使って、
最終回ではお約束の回想シーンを入れたのはうまかった。
ちょっと長すぎたけど。

そして告白のシーンも、
電車男(伊藤淳史)が帰宅したあと
掲示板に爆撃を食らわすというスタイルで描いたのは
原作を大事にしていて良かったと思う。
アニメ停戦までちゃんとやったし。

桜井(豊原功補)の最後の抵抗は
流れとしてちょっとあざとい感じもしたんだけど、
この報告のスレの中で
“誤報を与えたヤツ、グッジョブ!”とか書き込まれて
それを桜井が落ち込みながら見てるシーンがあったので
何となく許せてしまった。

ドラマの締めとしては時間を延長せずに
屋上のキスシーンで終わっても良かったかもしれない。
ここから先は原作でもエルメスのイメージが少し変わるので。
ただ、大人のキスにモザイクを入れたところなんかは面白かった。

そしてこの延長で訪れた視聴者にとっての最大の爆撃は
やっぱりマチルダさん本人の登場か。
電車男の母親は最後まで出てこなくてもそんなに不自然じゃなかったけど、
ここでマチルダさんの声を担当していた戸田恵子が出てくれるなら
引っ張って隠してきた甲斐があったと思う。

最後は電車男が掲示板を去るところまでを
かなり時間をかけて描くことに。
この物語の本質を考えれば
これはこれでアリだったかもしれない。
実際は取れなかった1000スレを電車が取るのも
ドラマらしい締めと言えるし。

“電車さんと別れるのが辛い。
 応援しながら実はちょっと好きになってた。
 童貞も喰ってやりたかった”
という書き込みは実際に2ちゃんでもあったけど、
それを陣釜さん(白石美帆)が
書き込んだものとして構成していたのもうまかったと思う。

しかし陣釜さんは最後まで陣釜さんだったなあ。
被害者の会にはネットの住人もいたりして。

このラストのオチまで含めて
最後までコメディを意識した作りを通したのは立派だったと思う。
ハメを外しすぎたようなところもあったけど、
作品のひとつの軸にはなってたんじゃないだろうか。

ドラマの序盤からネットの住人と電車を泣かせ過ぎて
いざという時にメリハリが出なかったのは
今回のドラマ化の最大の失敗かもしれない。
もしそこがうまくいってたら
この最終回の長い卒業シーンも
もう少し違う印象になっていたような気がする。

とにかく原作をかなり吟味しつつ、
エンターテイメント性とマニアックな部分を
両方追求したのは結果的にいい方向に転がったと思う。
そういう意味では立派なドラマ版「電車男」だった。

             採点  7.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★★★
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★★☆☆
                  話題性 ★★★★☆

           平均採点  7.14(10点満点平均6)


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2005/09/19

いま、会いにゆきます  最終話

演出:平野俊一
脚本:飯野陽子

結局、澪(ミムラ)が両親に宛てた手紙の内容は
それほど意味がなく、
日記を涼子(三田佳子)経由で巧(成宮寛貴)に渡すことで
涼子も澪の気持ちを知るという構成だった。

涼子はこのドラマ版のオリジナルキャラだったから
もう少し特別な使い方をして欲しかったんだけど…。
潤色として岡田惠和の名前も表記したことだし、
映画版を尊重して大きくは崩さなかったということか。

個人的に映画版が優れていると思ったのは、
巧の小説ではなく、澪が描いた絵本というアイテムを使ったこと。
そして高校時代から澪も巧が好きだったことを最後まで明かさず、
ラストの日記で巧がそのことを知る展開にしたことだった。

この物語が始まる前に巧と澪は約7年の結婚生活を送っていたわけだから、
実際は原作のように2人の間で高校時代の話もしていて
巧が当時の澪の気持ちを知っていた方が自然なんだけど、
そうしなかったことで澪は本当に自分と結婚して幸せだったのかと
巧が強く思う部分が増幅されてラストがかなりドラマティックになった。

ただ、映画はその短い時間から
澪が徐々に巧と佑司(武井証)を好きになる過程にやや難があり、
その点はやはり原作の方が勝っていたと思う。

連ドラ版はその両方を兼ね備えることが可能だったわけで
そういう意味では期待のできる企画だった。
ところが実際は週1回というペース、
しかも2回も途中で休みが入るという日程で、
澪が少しずつ巧と佑司を好きになっていく過程だけでは
なかなか視聴者を引っ張れなかった。

やっぱり連ドラでやるには
もっと一話ごとのエピソードを濃密にするか、
サイドストーリーを充実させなくちゃいけなかったんだろうな。

もちろんこの作品は
澪が自分の将来のダンナさんと息子と暮らす
6週間の生活そのものがメインであり、
その6週間を経験したからこそ
たとえ28歳で死ぬことが分かっていても
巧と結婚し、佑司を生もうと決意する話なわけだから、
余計な話はいらないと言えばいらない。

でも、原作や映画を知らない人のことを考えれば
普通の甦りモノだと思って見ても緊張感が持続するような工夫は
もう少し必要だったかもしれない。

ミムラと成宮寛貴は頑張ったと思う。
ヒットした映画のあとに、
しかも本当に結婚してしまった2人のあとにやるのは
プレッシャーもあったと思うけど、
雰囲気はかなり出ていた。
とくにミムラの清潔感は好印象だった。

あと、最後にMEGUMIが間に合って良かった。
この最終回の沙織先生と佑司のシーンも
おだやかで良かったと思う。

ビッグタイトルだっただけに、
視聴率も伴う作品に仕上げられなかったのは痛かった。

             採点  6.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★☆☆☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  6.50(10点満点平均6)


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2005/09/18

女王の教室  最終話

演出:大塚恭司
脚本:遊川和彦

まず、真矢(天海祐希)が倒れたのは病気ではなく、
学校外でも生徒たちをフォローしていたことを証明する
過労によるものだった。

4話の最後で真矢が和美(志田未来)の家まで様子を見に来ていたのは
この真矢のフォローを示す決定的なシーンだったので
今さら説明する必要もなかったんだけど、
ここはドラマの最終回として真矢の部屋なども見せつつ
分かりやすくその行動を解説していた。

その後、真矢に会いたい生徒たちは
わざと問題を起こして真矢が来てくれるように画策。
最後に真矢が身体を張って生徒を守る展開は予想されたけど、
こういう形だったのはちょっと意外だった。

でも、真矢の教えが浸透しつつも
生徒たちが子供らしい不用意な発想の行動をしてしまうことは
これまでにもあったからな。
まあいいか。

気になったのは、
教育委員会のHPに真矢の授業内容を書き込んだのは
誰だったのかということ。
真矢への逆襲を生徒たちが相談している時にこの案は出ていたし、
あの詳しい内容から言っても生徒のひとりが書き込んだと思うんだけど、
その説明はなかった。
最後の授業でこの件も誰かが謝ると思ったんだけどな。

その最後の授業での真矢の態度は本当に凛々しかった。
真矢が最後まで生徒に伝えたかったのは、
今をしっかり生きなさいということ。
だからこそ真矢は12歳の子供たちに
物事の善し悪しは徹底的に教えたかったのだし、
そのためには体罰も辞さなかった。

この真矢の一貫した態度はドラマ全体のブレもなくして
作品のクオリティーを上げたと思う。

真矢が去ったあと、
生徒たちは自分たちの判断で
今しなければいけないことをしっかりやる。

教頭の授業で生徒全員が手を上げるシーンは
少し怖かった印象もあるけど、
それだけにその後の恋愛話は意味があったと思う。

真矢は別に自分の命令に服従するロボットを育てたわけではないから、
勉強もしっかりやりながら意外なカップルまでできている
6年3組の姿は微笑ましかった。

で、卒業式の日に生徒たちと対面した時の真矢。
自分の肖像が入った卒業制作を見せられても、
「仰げば尊し」を歌われても、
最後まで厳しい教師であり続けたのは凄かった。
中途半端な生徒との抱擁シーンなんかよりも
よっぽど感動的だった。

“もうここはあなたたちのいるところじゃないでしょ”
というのが真矢なりの卒業証書だったわけだけど、
真矢のキャラクターを最後の最後まで崩さずに
ドラマにした制作者の心意気には拍手を送りたい。

でまたラストシーンが最高に良かった。
ベタベタしてなくて、
アロハを最大限にうまく使っていて、
元気に走っていく和美と
心から微笑む真矢の顔が清々しくて。
最後まで丁寧に作っていた作品だったと思う。


世間的な風当たりは強く、
5話から提供クレジットの表示がなくなるという処置も取られたけど、
(9話から明治が復活、10話からはコカコーラも復活)
制作者側が最後まで自信を持って作っていたのが良かった。

もちろん人によって受け取り方、考え方はいろいろだから
こういうドラマに異を唱える人がいてもいいんだけど、
作品としてのメッセージに迷いがなかったし、
その表現方法のひとつとしてこの作り方はアリだったと思う。

教師がしなければいけないことだけでなく、
家庭でしなければいけないことも描いていたし、
もっと言えば大人のあるべき姿も描いていた。

そしてそういうひとつの考え方が絶対ではなく、
あくまでも自分で考え、自分で判断しなければいけないことも
このドラマは伝えていたと思う。

好き嫌いは別にして、
今期の連ドラの中ではぶっちぎりで
質の高い作品だった。

             採点  8.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★★
                  演出  ★★★★★
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★★★☆
                  話題性 ★★★★☆

           平均採点  7.41(10点満点平均6)


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2005/09/17

ドラゴン桜 最終回「運命の合格発表!お前らはもうバカじゃない!」

演出:塚本連平
脚本:秦建日子
脚本協力:白石まみ

6人中3人が合格というのは
ドラマとして一番適切な結果だったんじゃないだろうか。
全員合格や全員不合格ではなく、
半分合格だからこそ合格発表直後の教室のシーンは
その状況だけでドラマになった。

ただそれだけに
勇介(山下智久)が右手をケガしたり
一郎(中尾明慶)がお腹を壊したりする部分は
いらなかったと思う。
ああいうストーリーの起伏だけを考えた構成は
見ていてかなりシラけた。

直美(長澤まさみ)が2日目の試験を受けられなくなるのも
うんざりする状況ではあるんだけど、
あそこは桜木(阿部寛)のフォローもあったし、
不合格のパターンに変化をつけるためにも
必要だったんだと思う。

勇介が合格したのに東大へ行かず弁護士を目指すことにしたのは、
桜木との重ね合わせから想像できたとはいえ良い展開だったし、
合格者の中によしの(新垣結衣)を入れて、
勇介は行かないのによしの自身は行くと決めたのも良かった。

よしのが落ちたり勇介と一緒に東大へ行ったりすると、
もうひとつ話を転がさないと
直美を絡めた関係に収まりがつかないので
うまい処理の仕方だったと思う。

合格発表後で残念だったのは
一郎の家族がまったく描かれなかったことか。
確かに中途半端に描くと安っぽくはなるけど、
せめて弟のワンカットくらいはあってもよかったと思う。

全体的には職員室の様子などドタバタを減らしてきた後半は
かなり安定したと思う。
メッセージはハッキリしていたし、
桜木のキャラクターは最初からしっかり阿部寛が演じていたので
そこはずっと安心して見ていられた。

もう少し細かいところにも気を使って作ってくれていたらな、
と思うとちょっと残念な作品だった。

             採点  7.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★★★☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  6.45(10点満点平均6)


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はるか17  Act.10

演出:片山修
脚本:永田優子

停電オチで終わるっていうのもスゴイなあ。
もう少し別の方法もあっただろうに…。

結局、このドラマ、
出だしはかなり飛ばして面白かったけど
何度か放送が休みになっていくうちに
失速してしまった感じ。

今期のラインナップを考えると
もうちょっと頑張って欲しかった気もするな。

ただ、平山あやはかなり頑張ったと思う。
古田新太、深沢敦、橋本さとし、佐藤二朗など、
脇役も個性を発揮していたし。

演出というか編集というか、
最終的な仕上げに難があったような気がして
そこが残念だった。

             採点  5.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★★☆☆☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★☆☆☆☆

           平均採点  6.00(10点満点平均6)


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2005/09/16

女系家族  最終話

演出:酒井聖博
脚本:清水曙美
脚本協力:荒井修子

文乃(米倉涼子)が出した最後の遺言状を
宇市(橋爪功)と良吉(沢村一樹)が読み終わった後は、
ドラマらしくかなり分かりやすい解説が続いた。

その最後に前回もちらっと出てきた
嘉蔵(森本レオ)は娘たちの本当の幸せを願っていた
というような話が出てきて、
三姉妹が寄り添う描写まであった。

藤代(高島礼子)からは
“肩の荷が下りたかもしれない”という言葉があり、
千寿(瀬戸朝香)までスッキリした顔で
良吉のことを愛してるというような言葉を吐いた。

エンディングが始まって
文乃が嘉蔵との想い出の絵を見ているシーンまで出てきたので、
ドラマだからこういう終わり方もアリなんだろうな、
なんて思っていたら、
最後の最後で文乃にあの表情をさせた。
あの構成は良かったと思う。

あのまま純愛路線、家族愛路線で終わっていたら
かなり軽い印象になってしまっただろうし。

もともとこの物語は嘉蔵(森本レオ)の復讐劇であり、
女系家族という古いしきたりそのものに対する決別の話でもあるから、
オーラスは原作通り、嘉蔵の嘲り笑う声と、
矢島家に楔を打ち込む音で締めていた。

嘉蔵が娘たちの幸せを願っていたという文脈にも
それなりの説得力はあるので
どちらにも受け取れる要素は残したと思うけど、
それはかえってドラマとしての深みが増して
良かったんじゃないだろうか。

三姉妹が今なら文乃の気持ちも分かる、
なんていい人になっていた方が、
余計に文乃の笑いが止まらないとも取れるわけだし。

全体的には時代背景を現代にしたことで、
ムリが出たり、味がなくなったりした部分はあった。
連ドラとしてはエピソードが少し足らずに
間延びした印象もあった。

でもトータルではあざとい演出も控えめで
かなり楽しめた作品だった。

             採点  7.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★★★
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  6.73(10点満点平均6)


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電車男  第10話

演出:武内英樹
脚本:武藤将吾

後日談としてエスメル(伊東美咲)が
電車男(伊藤淳史)から掲示板の存在を聞くのではなく、
告白前にエルメスがその存在を知り、
しかも不快に思った展開にしたのは
結果的に正解だった。

とくに啓介(速水もこみち)やエルメスが
掲示板をきちんと読まずに
印象だけで拒否していたところがポイント。
そのことに陣釜さん(白石美帆)がキレたシーンは格好良かった。

その後、啓介に掲示板を見られてしまった責任を感じて
電車男を押し倒す陣釜さんがまた何とも…。
陣釜さんもある意味、萌えキャラだよなあ。

いや、感心するのはそこじゃなくて、
押し倒されてもなお電車男が
エルメスさんの代わりはいないと言うところか。

まあ、ドーテー君だからこその純情とも言えるわけだけど、
あそこはいろんな意味でせつなかった。
最終回は陣釜さんも幸せになって欲しいな。

ネットの住人の描き方はしつこい感じが歪めないけれども、
今回のような場合は希望を描いているような感じでもある。
だからあれはあれでいいんじゃないだろうか。

もう残すは告白のみ。
思いっきり花火を打ち上げて欲しい。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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幸せになりたい!  Last Take

演出:両沢和幸
脚本:両沢和幸

日米共同製作のドラマとはまたデカイ話になったなあ。
それはまあいいとして、
大ハッピーエンドだけが目的になってしまって、
つながりはもうムチャクチャだった。

ひかり(深田恭子)の企画はスポンサーの推薦だったので
佐久間(伊原剛志)が局長になったら
むしろ絶対にやるはずなのになぜかボツ。

そしていつの間にか
ひかりがドラマ作りを諦めていないことになっていて、
雅子(松下由樹)の方が意欲を無くしているということに。

で、ひかりが書いた脚本を読んで
雅子はその意欲を取り戻すわけだけど、
ひかりが脚本を書き始めたのは
弟たちとの時間を確保する意味もあったのかなと思いきや、
そんなことには一言も振れずに
ひかりは現場に出て笑っているという…。

まあ、この徹底的なまでのご都合主義であっても
見終わったら幸せな気持ちになるでしょ?
というのが今回のドラマのテーマだったのかな。
なんつって。

とにかくどんな現場でも100%演技する松下由樹は
やっぱりスゴイと思ったし、
そういう相手役と絡んだ時の深田恭子は
独特の威力を発揮するな、とは改めて思った。

             採点  5.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★★☆☆☆
                  配役  ★★★☆☆
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  6.05(10点満点平均6)


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2005/09/15

がんばっていきまっしょい  最終艇

演出:三宅喜重
脚本:金子ありさ

多少コミカルな部分も入れておきたい気持ちは分かるけど、
出だしで悦子(鈴木杏)がヒッチハイクするシーンはいらなかった。
こういう詰めが甘いところはこの作品にずっとあったと思う。

関野(錦戸亮)と中田(田口淳之介)、
それぞれのキャラクターは描けていても、
2人の関係をこれまであまり描いてこなかったので
全国大会の男子ボート部のエピソードも
かなり甘くなってしまった。

ただ、後半は青春ドラマらしくうまくまとめていたと思う。
関野が悦子にあそこまで気持ちを伝えたのも
ドラマとしては悪くなかったんじゃないだろうか。

で、やっぱりピークは悦子を加えた5人でのラスト1本か。
悦子がひとりひとりにありがとうと言っていくシーンは良かった。
ラストの桟橋のシーンもシンプルに描いていて良かったと思う。

全体的にはトラブルにめげず、
最後までよく仕上げたと思う。
分かりやすい青春ドラマにするというのは
最初からの狙いだったはずで、
それは達成されていた。

そういう意味では悦子を演じた鈴木杏も
リーを演じた相武紗季も
立派に役を演じきってをいたと思う。

あと、ヒメを演じた佐津川愛美。
ヒメが一番原作に近かったけど、
おっとりしているようで負けず嫌いのヒメを
あのレース中の掛け声で表現していたのは立派だった。

コーチの仁美(石田ゆり子)は
映画以上にフューチャーされていたけど、
ストーリーテラーの役割も果たしてうまく機能していたと思う。

ボートを漕げなくなったまま悦子が引退しても
悦子が復活させた女子ボート部が残っていくというのは
悦子の青春の1ページとして大事な部分でもあるので、
ずっと仁美の話を聞いていたみずき(悠城早矢)が
最後に松山第一高校を受験してボート部に入ろうと決意する流れは
コテコテのように見えて重要だった。

その展開も含めて
仁美が3年間を振り返る形でストーリーを進めたのは
構成として正解だったと思う。

スパンはかなり長かったけど
これも小説、映画、連ドラと進んできた作品なわけで、
どういうアレンジをするかには興味があった。
結論から言えばドラマとしてはこれで良かったと思う。

ただ、ドラマの悦子はかなり明るくて
ボートと出会わなくても意外と楽しい高校生活を送れたのではないか、
という感じもした。

設定された時代が違うと言ってしまえばそれまでだけど、
原作や映画の中に漂っていた悩み多き女子高生の不機嫌さも
この作品には重要なファクターだったのにな、という印象も残った。

             採点  7.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★★★
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  6.50(10点満点平均6)


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海猿  EVOLUTION Final

演出:小林義則
脚本:福田靖

娘の唯(一木有海)が声を掛けて
下川(時任三郎)が目を覚ますところは
お約束すぎてこっちが気を失いそうだったけど、
その後の仙崎(伊藤英明)と下川の会話から
仙崎が環菜(加藤あい)が母親(朝加真由美)に
“環菜さんを悲しませると思った時は、
 僕はこの仕事を辞めます”
と宣言しにいく流れは良かった。

全体的に海保の描き方に関しては
後半、同じ事の繰り返しになって
明らかに失速した感じだった。
しかも感動させようという見せ方が鼻について
かえってシラけてしまうことも多かった。

でも、仙崎と環菜については
かなり効果的に描けたんじゃないだろうか。

池澤(仲村トオル)の妻・尚子(芳本美代子)と
環菜の存在はこのドラマで大きかったと思う。

映画とドラマのコラボレーションということで
スケールの大きい作品になっていたとは思う。
ただ、作品の中身よりも
スケール大きさ自体を制作者側が自慢しているようなところが
見ていて何ともしょっぱかった。

             採点  6.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  6.95(10点満点平均6)


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スローダンス  最終回

演出:永山耕三
脚本:衛藤凛

2006年の秋まで時間を進めて、
グランプリではなく準グランプリだったけど
とにかく理一(妻夫木聡)は映画監督で賞を取るまでになった。
そして理一と衣咲(深津絵里)はラブラブに。

うーん、いいのか?
いいのか、月9だもんな。

でも「スローダンス」と銘打ったラブストーリーなら
もっと別のハッピーエンドがあったと思う。
やっぱり理一が映画監督を目指すと決めるあたりをラストにした方が
リアリティーのある物語になったんじゃないだろうか。

とにかくこのドラマは全体的にリアリティーを追求しようとする部分と
恋愛ドラマの王道を守ろうとする部分のバランスが
最後まで取れなかったような気がする。

それは簡単なことではないと思うから
頭ごなしに非難するつもりはないけど、
少なくとも現時点で衛藤凛に脚本を任せるなら
リアリティーのある部分だけで書き上げて欲しかった。

センスのいいセリフはたくさんあった。
それを武器に最後まで押し切って欲しかった気がする。

あと、リアリティーを追求しながらもこれはドラマだという点。
最初に実乃(広末涼子)が王子様を6年間待っていたエピソードは
結果的に理一と衣咲の関係と対比するドラマティックなものとして
面白い配置の仕方だったと思う。

ただ、その相手をわざわざ出してきて
約束が気になっていたなどと言わせる必要はなかったと思う。
実際、気にする男がいたとしても、
実乃を中心とした物語としては不要だった。

雪絵(蛯原友里)を途中でいい人に描いてしまったのも同じ。
しかも最終回でまた英介(藤木直人)と実乃の話を
盛り上げるために使ったもんだから、
キャラクターがメチャクチャになってしまった。
まあ、最終回に関しては実乃のキャラクターも
訳が分からなくなってたけど。

これは群像劇ではなかったんだから、
切り捨てるキャラはしっかり切り捨てて
本筋を明確に描いて欲しかったと思う。

衛藤凛って才能はあると思うんだけど、
ヘンに恋愛ドラマの王道を書こうとすると
北川悦吏子になりそうで怖いんだよなあ。

いや、すでにポスト北川悦吏子として育てられてるんだろうけど、
もっと自由に書かせてあげて欲しいな、衛藤凛は衛藤凛として。

とまあ、最後はいろいろ文句を書いてしまったけど、
ここで描かれた人物像の好き嫌いは別にして
妻夫木聡と深津絵里はやっぱりうまかったと思う。

この2人じゃなかったらあのセリフの応酬も
まったく別の印象になったと思うし。

とにかくいい部分と悪い部分が
かなり極端に現れた今期の月9だった。

             採点  6.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  6.59(10点満点平均6)


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女王の教室  10

演出:渡部智明
脚本:遊川和彦

“わざと私たちを怒らせたり考えさせたりして
 自分たちで問題を解決させてるんじゃないですか”
“先生は本当はいい先生なんじゃないですか”

この質問を和美(志田未来)が直接、
真矢(天海祐希)にぶつけて、
それを真矢が一蹴したところに
このドラマの志の高さを感じた。

単なる教育論だけでなく、
ドラマとして真矢という人物像を大切に扱ってる感じ。

“ここにいる24人はみんな幸せになれると思います”
と和美が言った時に
“ずっとその気持ちを持ち続けられればいいわね”
と真矢が切り返したところも良かった。

このリアリズムを小学校の教室に持ち込んでどうなのか、
という個々の考え方の違いはあるにしても、
いい先生でも悪い先生でもどっちでもいい、
真矢にもっといろんなことを教えてもらいたい、
と和美たちが本気で思えばそれでいいわけで、
そこが最終回でもしっかり描ければ
ドラマとしてまったく問題ないと思う。

前回から兆候が現れていた真矢の病気に
どれほどの必然性があるのかは不安なところだけど、
最後まで作品のトーンを崩さないで締めてもらいたい。

             採点  8.0(10点満点平均6)


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はるか17  Act.9

演出:常廣丈太
脚本:永田優子

またスピード感がなかった。
松永(橋本さとし)が作った会社案内を見せるところなんか
もっとテンポ良く編集すれば面白くなるのに。

とりあえずはるか(平山あや)が
お酒を飲むシーンはあったけど、
全体的な内容は新鮮味がなくて
面白さは半減してきた。

コメディとシリアスのバランスが良かった
最初の頃の回が懐かしい。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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ドラゴン桜  第10回「友情か受験か? 最後の決断」

演出:小松隆志
脚本:秦建日子

ここで言う東大受験は生き方の問題なので、
桜木(阿部寛)が直美(長澤まさみ)に言った
“100回言え。そしてきちんと嫌われろ”
“俺が最も嫌いな言葉を一度だけオマエに言う。頑張れ”
は良かった。

桜木のキャラクターにブレがないのが
このドラマのいいところだよな。
だからこそ今回、
ドラゴン桜に手を合わす桜木の姿にも
グッと来るものがあったし。

さて、原作を飛び越えた先に
秦建日子はどんな最終回を用意しているのか。
かなり楽しみになった。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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2005/09/14

女系家族  第十話

演出:竹村謙太郎
脚本:清水曙美
脚本協力:荒井修子

結局、薬屋のおばちゃん役はかおり(田丸麻紀)だった。
かおりが良吉(沢村一樹)から受けた仕打ちと
前回の文乃(米倉涼子)との会話からすれば
そんなにムリはなかったと思う。

ただ、時代設定が違って自宅出産ではなかったことや
かおりが完全に味方であることが明らかなので、
本当に約束通り本宅へ行けるのかという緊迫感にはやや欠けた。
でもまあ、そこは盛り上げなくてもいいか。

最後の遺言書ですべてが明らかになると唐突感が出てしまうので
一応、最終回前に嘉蔵(森本レオ)の真意は回想シーンを使って語られた。

あとは矢島家の人間が打ちのめされる面白さと
そこに文乃の感情をどう折り込むかが最終回の見どころか。

今回も嘉蔵に“それが親としてできる最後の仕事”
なんてセリフを混ぜていたりしたから、
意外と純愛テイストでまとめるような気もする。
文乃の感情に関しては4話がその補足になってると思うし。

とりあえず最終回前の盛り上げとしては上々だったと思う。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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幸せになりたい!  Take 9

演出:松川嵩史
脚本:両沢和幸

ひかり(深田恭子)の母親(銀粉蝶)のお通夜に
パーティーを蹴ってスタッフが集まるところはいいんだけど、
見せ方が学芸会っぽくなってしまった。
カメラのアングルも含めて
もう少しマシな見せ方があったと思うけどなあ。

で、ストーリーとしては、
一度ボツになっていたひかりの企画がドラマ化されることになったものの
ひかりが弟たちのことを考えて参加しないと決める展開に。

最終的にどうなるかは分からないけど、
ひかりを夢を追いたいけど様々な事情でそれができない存在、
ドラマを作る側の人間ではなく、
それを見ることで癒される側の人間として描けるようにしたのは
ちょっと面白かった。

最終回の結末がそれでも個人的には納得できる。
むしろ最初からひかりはドラマ作りを夢見る少女ではなかったんだから、
最終的に視聴者代表になったとしても
そんなに違和感はないと思う。

あとは雅子(松下由樹)の夢の問題。
雅子は雅子で会社として存在するテレビ局の中で
自由にドラマ作りができない状況なわけだけど、
それをどう乗り越えて夢を追っていくのか。

最初の予想とはずいぶん違う内容になる可能性もあるけど、
ひとつの作品として納得できる最終回を期待したい。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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おとなの夏休み  最終回

演出:雨宮望
脚本:一色伸幸

前回、前々回で和幸(石黒賢)と壽美子(中島知子)の関係を
あそこまで進めない方がよかったんじゃないかな、というのが
見終わった後の率直な感想。
あるいはせめて和幸の相手を別の女性にするとか。

とにかく、みゆき(寺島しのぶ)が
和幸と壽美子を許すまでの過程が
あまりにも簡単すぎたのではないかという気がする。
もう1話あったら描けたかもしれないけど。

出だしの20分くらいは良かったと思う。
為さん(宇津井健)が
“俺たちを美談にするな。
 俺とふね(南田洋子)には後悔しかない。未練しかない”
と言って、みゆきが海に出るシーンなんかはすごく良かった。

あそこでみゆきにいろんな感情が湧いてきたので
そこから先を詳しく描いて欲しかった。
でもその後は最終回らしいまとめ部分に時間を割かれてしまったしなあ。

結果的に、みゆきが和幸との結婚生活について、
そして和幸がみゆきとの結婚生活について考える部分は
よく描けていたと思う。
ストーリーとして和幸が離婚届を提出してしまって、
もう一度同棲からやり直すという展開も悪くなかったと思う。

それだけに終盤のドロドロの必然性と
その処理の仕方には疑問が残った。

寺島しのぶを主演に迎えて
普通の主婦をヒロインにした企画自体は悪くなかったと思う。
ただ、最初から数字狙いじゃなかったとしても
もう少しフックのあるキャスティングをしてもよかったかもしれない。

終盤、ドロドロの展開になった時は中島知子でもいいのか、
とは思ったけど、
やっぱり普通の主婦と比較するキャリアウーマンとしては
もう少し派手な人でもよかったような気がするし。

狙いは悪くなかったけど、
全体的に中途半端な印象が残った作品だった。

             採点  6.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★☆☆☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★☆☆☆☆

           平均採点  6.20(10点満点平均6)


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2005/09/07

がんばっていきまっしょい  第九艇

演出:南雲聖一
脚本:金子ありさ

ドラマらしく、悦子(鈴木杏)が腰を痛めながらも
愛媛県で1位になってしまうという展開に。
でも、その後に悦子がボートを降りる決断をして
外からボート部を見る部分は良かったと思う。

海辺で関野(錦戸亮)と話すシーンとか、
家族と食事中にメンバーのことを思い出すシーンとか。

田宮病院の息子は出てこないので
悦子がカメラを手にする展開はちょっと唐突だったけど、
中田(田口淳之介)が絵や写真にも興味があったことは
前にもサラッとセリフにしていたので
悦子を元気づけるために中田が渡すのは
そんなにムリはなかったと思う。

とりあえずドラマとしては全国大会を舞台に
悦子のイージーオールを描けそうな流れにはなった。
ここまで来たらせつなくも明るい最終回を期待したい。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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海猿  EVOLUTION 10

演出:小林義則
脚本:福田靖

冬柴(鈴木一真)のキャラは
もうかなりおざなり。
里江子(奥貫薫)の心理描写も
もう少し丁寧にセリフにして欲しかった。

環菜(加藤あい)が母親(朝加真由美)に言った
“そんな心配、今まで散々してきたわよ”
というセリフは説得力があったと思う。
それだけに、その後に回想シーンなんか入れて欲しくなかった。

こういうヘンに感動させようという作為的なところが
このドラマのマイナス点だよなあ。
もっと中身を信じてシンプルに見せてもいいのに。

マズイところを見られてしまった仙崎(伊藤英明)だけど、
環菜の母親に真摯に接しようとするところは良かった。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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2005/09/06

スローダンス  vol.10

一転して理一(妻夫木聡)と衣咲(深津絵里)の絡みは
極端に少なかった。
でも、ラスト3回の流れを考えると
メリハリは出たと思うし、
最終回前の沈み込みとしては悪くない選択だったと思う。

その中で理一は映画を完成させ、
衣咲は商品管理センターに飛ばされるという展開に。

予告を見た限りでは非常にありふれた結末になりそうだけど、
果たして実際はどうなるのか。
いずれにしてもセリフ勝負になるような気がする。

英介(藤木直人)と実乃(広末涼子)に関しては
シチュエーション優先になった気がしないでもない。
というか、雪絵(蛯原友里)を意外といい子に描いたのは
結果的に英介の心理を分かりにくくしたんじゃないだろうか。

実乃は銀行員でもエリートでもない英介を好きになった、
という部分が今回はかなり印象づけられたけど、
雪絵が銀行員でエリートの英介だけに関心があったというふうには
描かれていないと思う。

もし雪絵をもっと打算的な女性として描いていれば、
実乃は初めてありのままの英介を好きになった女性なんだな、
という見方もできるし、
英介の方から実乃に好きだと言った展開も納得できるんだけど。

まあ、とにかくすべては最終回を見てからか。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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2005/09/05

いま、会いにゆきます  第9話

演出:山室大輔
脚本:篠崎絵里子

澪(ミムラ)が絵本を最初から読んで
自分は1年前に死んでいるのでは?と思う過程を
もう一度改めて描いたのは良かった。
前回のラストはあまりにも急ぎすぎだったので。

タイムカプセルから見つけた自分の日記を
この段階ですべて読んだのかどうかは
やっぱり曖昧に描写されたけど、
その後、佑司(武井証)に家事を教えたり、
ケーキの予約をしに行ったりするところは
映画と同様にせつなかった。

で、今回の見せ場は
やっぱり澪と万里子(岡本綾)の話し合いか。
これも映画と同じなんだけど、
2人を同級生の設定にしたのは活きたと思う。

残すは1回休みの後の最終回のみ。
澪が両親にどんな手紙を残すのか、
ここでドラマのオリジナリティを出して欲しい。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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2005/09/04

女王の教室  9

演出:岩本仁志
脚本:遊川和彦

真矢(天海祐希)のパソコンのデータを消すという
子供らしい行動も描きながら、
最後はきちんと和美(志田未来)が
真矢の与えたヒントを思い出して、
親に自分たちの考えを話すことができた。

真矢がなにげに親にもヒントを出してることろが
このドラマの丁寧なところだよな。

あと、今までもそうだけど、
演出的にも和美と章子(羽田美智子)が
親子であることを印象づけているところなんか
やっぱり丁寧だと思う。

三者面談のあと2人とも怒って帰宅してるのに
靴の脱ぎ方が同じだったりするようなところは、
全体を包む込むような優しい演出で好きだった。

まだ2回残しているわけだけど、
これで真矢の基本的な教えはすべて終わったような感じ。
あとは真矢という人物を描いて
和美たちが真矢の真意を知る展開か。

しおり(原沙知絵)の父親(平泉成)の
“娘がいるのもご存じだったとか?”というセリフは
かなり意味深なので、
真矢の過去は想像以上に複雑かもしれない。

実は意外にシンプルだった今までの内容を
壊さない程度のドラマティックさであって欲しい。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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2005/09/03

ドラゴン桜  第9回「信じろ!成績は必ず上がる!」

演出:塚本連平
脚本:秦建日子

勇介(山下智久)と直美(長澤まさみ)を絡めつつ、
直美が特進クラスをやめると決意するまで。

勇介の勉強の悩みは
もう少し丁寧に描いて欲しかった気もするけど、
直美とのシーンは悪くなかった。

あと、桜木(阿部寛)が
直美の気持ちをいち早く察してしたことも、
直美が東大受験を諦めると言った時に、
何も言わず“そうか、分かった”とだけ言った展開も。

親の描き方などは
やっぱり分かりやすさ重視になってしまったけど、
特進クラスに動きが出たので
ここから最後までうまく盛り上げて欲しい。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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はるか17  Act.8

演出:木村政和
脚本:永田優子

ドタバタが多くてあまり話が進まなかった。
はるか(平山あや)の実家の雰囲気は
かなり微笑ましかったけど。

今回はコメディー部分の演出にやや問題があった感じ。
唯一、韓国ドラマを見たあとに
はるかがテーブルの上をすべっていくシーンは
ちょっと面白かった。

飲酒ネタはいろんな意味で御法度。
それもまた芸能界の裏側を表現していていいかも(笑)

             採点  5.5(10点満点平均6)


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電車男  第9話

演出:西浦正記
脚本:武藤将吾

エスメル(伊東美咲)が掲示板の存在を知った時の心境は
描いて然るべき内容だと思うけど、
本当に電車男(伊藤淳史)以外の人間から知らされるとは…。

結論は分かっているだけに、
ちょっとワザとらしい盛り上げ方に感じてしまった。

でもまあ、結局は電車男が
どういう風に自分の気持ちを伝えられるかが問題なので、
ラスト2回の描き方次第ということか。

それにしても、まだエルメスを諦めてなかった
桜井(豊原功補)の生命力には感心した。
しかも伊東美咲と会ってる伊藤淳史の代わりに
エスパー伊東を連れてきたよ。
体型にこだわったのかイトウにこだわったのかよく分からん。

前半の伊東美咲の“萌え?”は確かに萌えだったし、
エルメス母(秋吉久美子)もチャーミングだった。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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女系家族  第九話

演出:酒井聖博
脚本:清水曙美
脚本協力:荒井修子

さすがドラマだけあって
芳三郎(高橋克典)を使ってかなり盛り上げてきた。

あんなへんぴな場所で雨に打たれる文乃(米倉涼子)というのは
かなりコテコテな絵柄だったけど、
その前の文乃と芳三郎のシーンは面白かった。

同じような境遇でも、
文乃のお腹の中にいる子供と芳三郎は確かに全然違う。
文乃にはそれが分かっていて、
自信を持って“違う”と言っているところが痛快だった。

自分の悪事がバレつつも、
何とか三姉妹との個別の取引で
すべてを納めたつもりの宇市(橋爪功)。
いよいよ大詰めだ。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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幸せになりたい!  Take 8

演出:堀英樹
脚本:両沢和幸

スタッフロールに名前が乗るというところと
ひかり(深田恭子)の母親(銀粉蝶)の死を
絡めたところは良かった。

ただ、ひかりの弟・悟(綾部守人)の気持ちを描くために、
わざわざテープを病院まで持っていって
それを弟に渡す展開はさすがにムリがあった。

あと、スペシャルドラマの中のボートのシーンね。
いくら亡骸を乗せているにしても
座り方が逆で格好悪すぎた。

松下由樹と深田恭子が絡むシーンなど
このドラマの良さは出ていたとは思うけど、
今回はちょっと雑な処理が多かったような気がする。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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おとなの夏休み  9

演出:長沼誠
脚本:一色伸幸

すべてを引っくるめて
かなりうまくまとめていたと思う。

健人(姜暢雄)をあまり掘り下げていないので
ここのところ優(中越典子)のパーツは
みゆき(寺島しのぶ)たちとの比較に見えてしまうけど、
終盤、和幸(石黒賢)にも時間を割いてきたことで
みゆき、壽美子(中島知子)、和幸の絡みは面白くなった。

ただ、こうなると最終回をどう描くかは注目される。
みゆきにとって和幸と壽美子の関係がどこまでかは
あまり関係ないと思うので(とは言っても見る側の印象としては重要だが)、
和幸がみゆきにどういう言葉をかけるかは興味深い。

普通に子は鎹のような印象になってしまうと
ドラマとしての面白みには欠けるので、
ここは一色伸幸の脚本に期待したい。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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