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2005/12/28

恋の時間  最終話

演出:清弘誠
脚本:吉田紀子

最終的には1年後のラスト。
雪枝(黒木瞳)のパーツはそこに意味はあったと思う。
最初のクリスマスで昌男(宮迫博之)とうまくいってしまったら
いくら何でも安易だったし。

1年後にも別に付き合うとかハッキリ言うわけではなく、
もう一度クリスマスに会おうと言うくらいなら
ムリのない流れだった。

ただ、香里(大塚寧々)の方は一番大変な部分を
その1年ですっ飛ばしてしまったので、
単なる夢物語のようになってしまった。
まあ、こちらは最初からリアリティのある話をやるつもりはなくて、
あくまでも「恋の時間」だけを描くつもりだったんだろうな。

結局、香里の状況としては子供を引き取ることができず、
たまに会うことを許されている程度の結末だったわけだけど、
日曜9時枠でこの結末にしたのは
ちょっと新鮮な感じもして良かったと思う。

でも、勇一(山口馬木也)のキャラクターを
単なる記号にしてしまったことで、
香里と耕平(大森南朋)の結びつきそのものにも
説得力を欠く結果になった。
つまり、運命というより逃避に見えてしまったというか…。

あんなダンナなら誰だって耕平の方を選ぶ。
でもそれじゃ本当に「恋の時間」を描いたことにはならないだろう、
みたいな。

雪枝(黒木瞳)の方も悟志(伊原剛志)のキャラクターはぐだぐだで、
最後には美保(星野真里)に子供ができて、
ニコニコ顔で雪枝に報告の電話をしてくる始末だった。
つーか、美保はいいのかよ、それで。

最初から安易な企画ではあったけど、
脇役の動かし方も最後までいい加減だった。

香里と耕平が会っている時の雰囲気だけは
確かに最初から最後までムードがあったと思う。
それはこのドラマの大きな魅力だった。
でもそれだけのドラマだった。

             採点  5.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★★☆☆☆
                  配役  ★★☆☆☆
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★☆☆☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  5.55(10点満点平均6)


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2005/12/24

今夜ひとりのベッドで  最終話

演出:生野慈朗
脚本:龍居由佳里

予想に反してかなりハッピーな印象の最終回だった。
連ドラの締めとしては分からなくもないけど、
それぞれの孤独を描いてきたこの作品としてはどうだったのか…。

一番残念だったのは梓(奥菜恵)があまり描かれなかったこと。
明之(本木雅弘)との関係が深まった想い出の作品を
友(瀬戸朝香)に壊して欲しいと頼んだ展開はいいと思うけど、
工房を無くしたショックはもっとしっかり描いて欲しかった。

最終的に梓が1人でガラスの修業のために
ニューヨークへ旅立つという展開自体は悪くないと思う。
ガラス作家であることが梓のアイデンティティーであることは
これまでにも描かれてきたのでそれはいい。
でも、その場所を一度は奪われたショックは
もっときちんと描いて欲しかった。

そこがなかったので、
最後にパトロンを見つけたというのも
取って付けたような印象になってしまったし。

いや、明之とのコラボで
梓の作品がより多くの人の目に留まるようになった
というのは分かるけど、
この最終回はいくら何でも
梓を蔑ろにしすぎだったんじゃないだろうか。

結局、大きくウエイトが置かれて描かれたのは親子関係の方。
竜之介(岸部一徳)の遺言は貯金通帳で、
妊娠が分かってから大人になってまで
すべての子供に対して同じお金を残してるという内容だった。

了(要潤)が梓との結婚式から逃げてしまった時も
竜之介が梓の工房まで謝りに行っていたことも明かされて、
竜之介のキャラクターは最後にかなり描かれた。

そのこともあって、男のいい加減さと親子における男親の限界、
男親のすべきこと、しなくてはいけないことなどは
それなりに描けていたと思う。

ただ、このドラマは親子の絆と男女の関係を縦軸にして
それぞれの孤独を描いてきたと思うので、
そういう意味では最後になって親子関係にやたら振れてしまったのは
ちょっと残念だった。

あれだけ愛に向かい合えなかった明之が
この物語の中でずいぶん変わったといっても
普通の恋愛ドラマで描かれるような形で
愛に向かい合えるようになったわけではないし、
本当の意味の孤独が解消されたわけでもない。

そのあたりが
何となくハッピーテイストで締められてしまったことに
かなり違和感はあった。

うーん、何かそれぞれがヘンに
悟ったりしない方がよかったんじゃないかなあ。
作品のテーマとしては悩み続けたまま終わっても
それはそれで納得がいったような気がする。

最後の提供テロップが流れたあとに
明之の“なんで?”というひと言が加えられていたけど、
あそこで結論のようなものはないということを表していたのか。

でも何となくあそこは
こんなに面白かったのに視聴率が取れないのはなんで?
というボヤキに聞こえなくもなかったな。

設定としては単なる不倫ドラマのようではあったけど、
内容はきちんと人間を描いていたし、
オリジナリティーもあった。

龍居由佳里は存分にその力量を発揮したし、
役者たちもいい演技を見せた。
とくに瀬戸朝香は今までの出演作品の中でも
一番自然で良かったんじゃないだろうか。

それだけに最終回の仕上がりは
ちょっと残念だった。

             採点  6.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★★
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★★★☆☆
                  話題性 ★☆☆☆☆

           平均採点  6.95(10点満点平均6)


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大奥・華の乱  最終話 乱心

演出:林徹
脚本:浅野妙子

結局、綱吉(谷原章介)は信子(藤原紀香)による殺害でも
安子(内山理名)の復讐の果てでもなく、
柳沢吉保(北村一輝)に刺されて死ぬという結末だった。

女性陣中心のドラマゆえ、
綱吉を刺してしまった直後の吉保の心理などは
あっさり描かれてしまったものの、
段取りとしてのエンターテイメント性は
かなりあったんじゃないだろうか。

途中にまた“衝撃のクライマックス”とか煽り文句が出たけど、
少なくとも「危険なアネキ」よりはインパクトのあるラストだった。

実際に噂が残っている信子が綱吉と無理心中したのでは、
という部分に関しては藤原紀香が頑張ったと思う。
大典侍(中山忍)の部屋の前に蝋を塗るあたりの
おどろおどろしい雰囲気から
自らも毒を飲んで綱吉を抱きしめるシーンまで、
かなり見応えのあるシーンだった。

綱吉の最後のセリフは全体をうまくまとめていて、
綱吉自身の悲しみを現しながら
安子が吉保の殉死を止める段取りにも
何とか理由付けがなされていたと思う。

全体的にはアラを探せばキリがない内容だけど、
時代に翻弄された女性の心理は描けていたと思う。
そのあたりを描きつつエンターテイメントに徹するのが
このシリーズの特徴でもあるわけだし、
そういう意味では本懐を遂げた仕上がりだったかもしれない。

             採点  7.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★☆☆
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  6.75(10点満点平均6)


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ブラザー☆ビート  最終回「長男の結婚式」

演出:竹之下寛次
脚本:小松江里子

披露宴が始まってだいぶ経っているのに
達也(玉山鉄二)が乾杯の音頭を取った店長(岡本信人)を
知里(国仲涼子)の勤め先の店長だと知らなかったり、
知里の両親が新婚旅行先を知らなかったりと、
相変わらず状況設定はゆるゆるだったけど、
最後は陸(速水もこみち)の土下座と
達也の家族を前にした挨拶で何とか締めた感じ。

みゆき(岩佐真悠子)が純平(中尾明慶)の申し出を
とりあえず断るシーン自体も悪くはなかったので、
一応、お約束通りにまるく収めた内容だった。

結局、言いたいことを言い合ってケンカしても
仲直りできるのが家族、という春恵(田中美佐子)のセリフが
このドラマのすべてだったわけだけど、
その言い合いの部分に必ずしも説得力を出せなかったところが
この作品の大きなマイナス点だったような気がする。

登場人物にケンカをさせることが目的になってしまって、
その理由に必然性を持たせられなかったというか…。

まあ、こういうテイストのドラマは昔からあるパターンなので
そんなに非難するつもりもないんだけど、
もう少しうまく作ってもよかったんじゃないかとは思う。

個人的にはもっと田中美佐子中心のドラマにして欲しかった。
制作者側とすれば彼女にかなりブランクがあったので
人気のある玉山鉄二と速水もこみちを
前面に出すことを選択したんだろうけど、
感情に起伏のある役は意外に難しいので
2人にはまだちょっと荷が重かった。

最初からそんなに新しいことをするつもりがなかったのなら、
思い切って田中美佐子をメインにして
懐かしい感じのするコメディをウリにしてもよかったと思う。
その方が玉山鉄二と速水もこみちも活きたと思うし。

やりたいことは分かるけど、
それが最後までうまく転がらなかったという印象の作品だった。

             採点  5.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★★☆☆☆
                  配役  ★★☆☆☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★☆☆☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  5.68(10点満点平均6)


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2005/12/21

1リットルの涙  最終回 〜遠くへ、涙の尽きた場所に〜

演出:村上正典
脚本:大島里美

一緒に悲しんで泣いて欲しいという切り口ではなく、
最後まで原作の意味を理解して
精一杯生きて欲しいというメッセージを乗せたところに
このドラマの志の高さを感じた。

遥斗(錦戸亮)を恋愛のパーツとしてだけでなく、
その部分にも絡めた作りになっていたのは
本当に丁寧な脚色だったと思う。

終盤は遥斗の父親(勝野洋)についても
子供を亡くした経験をもつ1人の親として
潮香(薬師丸ひろ子)と絡めながらその心情を描いていて、
細かい部分も手を抜いていなかった。

この最終回に関しては、
亜矢(沢尻エリカ)の病室を訪れた遥斗が
カーテンを開けずにハガキを読んだシーン、
最後に亜矢に即されて今までの日記を読んだシーンが
やっぱり印象的だった。
錦戸亮は流す涙には
芝居を超えた思い入れがあったような気がする。

研修医が亜矢に話しかけるシーンで
勉強不足の医師がいたこともさらりと描写していたあたりは
作り手の工夫も見られた。

亜矢が息を引き取るシーンをそれほど詳しくは描かず、
遥斗に“ずっといきて”とメッセージを残した場面で
最後の涙を流し、静かに眠るシーンを入れたのも良かった。

あと、花に囲まれて逝ったという部分を
1年後に日記を読んで勇気づけられた多くの人が花を手向けに来る
というシーンで描写した演出はすごくよく考えられていたと思う。
ちょっと人の並べ方が不自然だった気もするけど…。

こういう原作をお涙頂戴のテイストで作られると
本当にガッカリするものだけど、
最後まで前向きな姿勢で作ってくれたのが良かった。

             採点  8.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★★
                  主題歌 ★★★★★
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  7.23(10点満点平均6)


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鬼嫁日記  最終話「三夫婦離婚危機!?クリスマスイヴ地獄絵図」

演出:池添博
脚本:尾崎将也

序盤はまたダラダラと締まりのない話が続き、
最初に一馬(ゴリ)が早苗(観月ありさ)に対して
キレるところもまったく説得力がなかった。

でも、一馬が里美(西丸優子)と食事に行くことが
早苗にバレるシーンあたりから最後までは
何とか最終回らしくまとめられた感じ。
今までその存在を有効に使えなかったまどか(遠藤由美)を
子供らしく絡められたのが大きかった。

一馬と早苗の関係を描くという意味では
前回の方が最終回に相応しかったような気もするけど、
10〜12月期のドラマとしては
クリスマスを絡めた最終回でないと締まらないし、
ベターな選択だったと思う。

あゆみ(井上和香)・達也(東幹久)夫婦と
由紀(加賀美早紀)のキャラクターは、
最後までブレずにいいアクセントになっていた。

とにかくこの作品は、
何だかんだ言っても一馬は早苗とまどかを愛してる、
早苗も家族が一番大切だと思ってるという部分を、
毎回出せなかったことが失敗だったと思う。

もちろん、最後まで見ればそれは分かるわけだけど、
連ドラという形態でそれを多くの視聴者に求めるのは難しい。

せめて植田尚が演出した9話で挿入された
楽しそうに笑っている早苗とまどかを
一馬が優しい眼差しで見つめていたようなカットを、
序盤から入れておくべきだった。

人気ブログのドラマ化だっただけに、
もっと丁寧な構成を考えていればいくらでの面白くできたのに…
と思うと残念だった。

             採点  5.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★☆☆☆☆
                  演出  ★☆☆☆☆
                  配役  ★★☆☆☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★☆☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  5.14(10点満点平均6)


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2005/12/20

危険なアネキ  最終話

演出:久保田哲史
脚本:金子茂樹

どこが衝撃のクライマックスだったんだろう。
斑目(佐藤二朗)が店を畳んだ理由を聞かれて
“パート2で教えるよ”とかコワイ冗談を言ったところは
確かに衝撃だったけど…。

それ以外は寛子(伊東美咲)が武田(高嶋政伸)を
好きですと言ったシーンも含めて
このドラマらしく最後までゆるゆるで、
とくに意外な展開はなかった。

せめて勇太郎(森山未來)が寛子に対して
“あんたがアネキで良かった”と言うまでの過程を
うまくまとめられれば
それなりの締め方ができたんだろうけど、
そこでも盛り上げることはできなかったし。

月9で姉弟愛にスポットを当てた企画自体は悪くなったと思う。
それをコメディテイストで描く選択自体も間違ってなかった。
ただ、全体を組み立てる脚本が雑すぎた。

キャスティングに関してはどうしようもない部分もあると思う。
それよりも役者の実力を考えて
人物設定や演出ができなかったスタッフにやっぱり問題があった。

次の「西遊記」に期待しよう。

             採点  3.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★☆☆☆☆
                  演出  ★★☆☆☆
                  配役  ★★☆☆☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  5.45(10点満点平均6)


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恋の時間  第9話

演出:今井夏木
脚本:吉田紀子

悟志(伊原剛志)との問題にも対処しなくてはいけないのに
仕事のトラブルが重なって
ゆっくり考える暇もない雪枝(黒木瞳)の様子は、
それなりに描けてたんじゃないだろうか。

少なくともこのドラマの序盤で
無理やりキャリアウーマンの日常はこんな感じですと描写した
コテコテの演出に比べれば数段まともだった。

香里(大塚寧々)は案の定、子供とは離れられなくて、
勇一(山口馬木也)ともう一度話そうと決意するものの、
冷たくあしらわれ、しかも耕平(大森南朋)とバッタリ。
そして一線を越えてしまった。

果たしてどういう結末にするのか。
その結末にどれだけ説得力を出せるのか。
一応、最終回への期待は持たせた。

昌男(宮迫博之)のほのぼのキャラは
最後まで守って欲しい。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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2005/12/18

野ブタ。をプロデュース  最終話

演出:岩本仁志
脚本:木皿泉

内容的には前回までにすべて描き切っているとも言えるので、
最後は原作通りに修二(亀梨和也)の転校を
主たるストーリーにして、
このドラマ化におけるテーマを改めて描いていた感じ。

ゴーヨク堂の主人、いや神社の神主(忌野清志郎)にもらった
ひとつしかない厄よけのお札を、
信子(堀北真希)が川に捨てて3人でバチに当たろうと言ったり、
キャサリン(夏木マリ)からもらった
2つ集めると幸せになれるという人形を、
3人ともクリスマスプレゼントにしてしまうところなどは
とくにそのテーマがハッキリと描かれていた。

修二が転校を決断する過程で
弟(中島裕翔)を思いやる気持ちを絡めたところも
そのテーマを踏襲していて良かった。
ここは前回も出てきた
同じ夢を見てしまうという方法を使っていて、
そこも丁寧だったと思う。

彰(山下智久)が修二と一緒に転校したのは
ちょっと意外な展開だったけど、
中盤で恋愛要素も入れていたので
信子と彰が2人になるという状況は
その後をいろいろと想像してしまう。
そういう意味ではこういうラストの方が
むしろ収まりが良かったかもしれない。

こういうラストだったからこそ、
最後に信子がちゃんと笑えたことを
もう側にはいない修二と彰に報告するシーンが
よりグッと来るものになったとも言えるし。

とにかく静かだけれども
温かい最終回だった。

全体を通してみると、
修二、彰、信子のバランスが絶妙に良かったことが
このドラマの質を高めていたと思う。

亀梨和也は明るく振る舞っているけどナイーブな修二を
きちんと演じていたし、
山下智久も中盤以降は彰のキャラクターを
完全に自分のものにしていた。

そして堀北真希は信子という難しい役を
本当にうまく演じたと思う。
少しずつ変わっていく様子を自然に、
時にはコミカルに、
愛らしく演じていた。

そして何よりあの原作を
こういう形でドラマ化した木皿泉の才能は
やはりズバ抜けたものがあったと思う。

土9枠で野ブタを女性に変更という企画は
さすがに難しいのではと思ったけど、
ファンタジックな要素も使いつつ、
これだけのクオリティーに仕上げるところはさすがだった。

高校生のナイーブな心理をきちんと描きながら、
そこに登場する大人たちの多くが本当の意味で大人で、
子供たちを優しく包み込んでいたのも印象的だった。
それは間接的に修二たちを救う役割を担っていたと思う。

修二たち高校生だけでなく、
この大人たちの描き方も作品のカラーを明確に出していて良かった。

ただ、現実の世界を省みると、
この大人たちの描き方こそが
実は一番ファンタジーだったのかもしれない。
そこがリアルな高校生にとってはツライところか。

             採点  7.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★★
                  演出  ★★★★★
                  配役  ★★★★★
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★★☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  7.55(10点満点平均6)


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2005/12/17

花より男子  最終回

演出:石井康晴
脚本:サタケミキオ

最後はうまくまとめたんじゃないだろうか。
英語力を競う審査は原作とだいぶ違ってたけど、
TOJもそれなりに流れに乗って描けたし、
何より夕日をバックにした飛行場のラブシーンが良かった。

最後に“see you, soon!”と出たからには
続編も作る気なんだろうけど、
とりあえず単体の作品としては
楓(加賀まりこ)のやさしさも少しは見せないと締まらないし、
そのあたりのアレンジも妥当だったと思う。

ただ、続編を作る場合、
あや乃(酒井彩名)を道明寺(松本潤)の婚約者にしてしまったので
金さんや滋を出しにくくなった。
滋はぜひ欲しいキャラだけど…。
まあそこは出そうと思えば何とかなるか。

人気コミックのドラマ化は難しいし、
万人にウケるテイストに仕上げるのは不可能に近い。
でもその中で今回のドラマ化はかなり頑張った方だと思う。

とりあえずストーリーはつながっていたし、
つくし(井上真央)と道明寺の関係も描けていた。

井上真央がハマっていたのも大きかったけど、
個人的には松本潤が今までのどの作品より良かった気がする。

こういう作品こそ堤幸彦に演出してもらって
笑わせるところはきちんと笑わせて欲しかった、
という思いも正直あった。

でも、それを忘れさせるくらいラストの飛行場での
つくしと道明寺はラブシーンは美しかったので、
終わってみれば概ね満足という感じ。
続編にも期待したい。

             採点  7.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★★☆

           平均採点  6.78(10点満点平均6)

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着信アリ  最終話

演出:麻生学
脚本:大石哲也

由美(菊川怜)と亜美の関係だけを考えると
最後のどんでん返しは面白かったけど、
全体を考えるとどうなんだろう。

秋野(山下真司)たち遭難メンバーの罪を知り
体育館で彼らに襲われたのは亜美の方なのに、
由美があそこまであらゆる人を呪うというのは。

生け贄を代わってもらったという負い目がすべてだとしたら、
今度は嫉妬や自分に成り代わったことに対する怨みから
由美が亜美を呪い殺そうとした動機が弱くなるし。

最後に山下(津田寛治)が由美を抱きしめて
一緒に連れて行ってくれと言ったことで、
亜美への嫉妬が消えるのは分かるけど。

あと、ずっと事件を真相を探っていたのが亜美なら、
亜美は遭難メンバーが呪い殺されるのを望んでいたはずで、
厳密にはすべてにおいて単独で調べまわるシーンは
なかった方が自然だったということになるんじゃないだろうか。

まあ、この手のドラマは
最後に突っ込もうと思えばいろいろ突っ込めるもんだけどね。

西村(工藤俊作)が由美を絞め殺すシーンはさすがに唐突だったし、
Bar「M」のスタッフが最後に捜査を手伝うという展開も
B級テイスト全開だった。

そういう細かいことは気にしないことにするなら
ラストはかなり盛り上がったと言えなくもないか。

双子(大窪凪沙、大窪汐里)を使った
タイトルバックの映像は良かった。

             採点  6.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★☆☆☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  6.15(10点満点平均6)


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2005/12/16

今夜ひとりのベッドで  第9話

演出:高成麻敏子
脚本:龍居由佳里

明之(本木雅弘)にとっては、
自分の父・竜之介(岸部一徳)が
了(要潤)の母と自分の母との間で揺れていたのと
同じような状況。

こういう世代を越えて重ねるパターンはよくある手法だけど、
そこを埋める脚本は今回も丁寧だったと思う。

妊娠した友(瀬戸朝香)の不安や迷いも、
弁護士である玲子(羽田美智子)、
お爺ちゃんになる竜之介、
先に妊娠していた舞子(サエコ)なども使って、
丁寧に描いていた。

その中で明之と友の結婚生活も
改めて描いていたと思う。

そして明之と梓(奥菜恵)が別れ話をするシーン。
ここで梓がこれまでの経緯を話しながら号泣したけど、
思ったほど梓の孤独はズシンと来なかった。

ちょっと残念、と思っていたら、
梓の工房が閉鎖されるという展開に。

やっぱり梓にとって最大のダメージは
ガラス作りができなくなることだと思う。
言い換えると作品づくりに没頭できれば
寂しさは紛らわせることができるタイプ。
その工房が無くなるかも、
という展開はなかなかのものだった。

最終回に死んでしまうのはやっぱり竜之介だろうなあ。
その遺言にどんな言葉が記されているのか。
それが明之にどんな影響を与えるのか。
かなり興味深い。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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大奥・華の乱  第九話 遺言

演出:林徹
脚本:浅野妙子

今回は柳沢吉保(北村一輝)、染子(貫地谷しほり)、
桂昌院(江波杏子)、信子(藤原紀香)などの心理が
かなり詳しく描かれて見応えがあった。

ストーリー的には染子が自害を決意し、
吉保の手にかかって死にたいと言う展開に。
ここは染子の哀しさがよく出ていて
ドラマとしてはアリだったんじゃないだろうか。

吉保の気持ちも
その前の成住(田辺誠一)との会話で描いていたので
それなりに納得できる流れだったし。

ただ、もう小池栄子の出番がほとんどなくて残念。
最終回はやっぱり安子(内山理名)と信子だろうしなあ。
こうなったら信子に派手にやってもらいたい。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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ブラザー☆ビート  vol.10「長男の嫁」

演出:加藤新
脚本:小松江里子

そうなることは分かっていたけど、
もう少し純平(中尾明慶)の気持ちの盛り上がりを描いておかないと
みゆき(岩佐真悠子)の子供の父親になりたいと言っても
あーそうですかという感想しかないなあ。

陸(速水もこみち)もとくに修業することなく、
フツーにクリーニング店を始めちゃってるし。

まあ、達也(玉山鉄二)が最後まで
知里(国仲涼子)の父親(角野卓造)の許可を取ろうとしたところは
一応、達也のキャラを大事にしてたか。

その父親の描き方も最後までありふれてたけど、
紅白饅頭で何とか形にはしていた。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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あいのうた  最終話

演出:大谷太郎
脚本:岡田惠和

片岡(玉置浩二)の死後までは描かず、
あくまでも愛(菅野美穂)の変化に重点を置き、
愛が母親(芳本美代子)を許し、
生んでくれたことにも感謝する終わり方は
非常にいい締め方だったと思う。

クリスマスが終わったら出ていって欲しいという片岡の言葉を
片岡の本当の気持ちを理解した上でハッキリと拒否し、
子供たちとずっと一緒にいたいと愛に言わせることで
その後は十分に想像できたし。

もちろん、現実問題としてはいろいろ難しい部分もあるだろうけど、
そこはこのドラマのテーマとはズレるので触れる必要もなかった。

クリスマスプレゼントのメッセージに
一言だけ“夏になったら海に連れて行ってください”と書くなど、
愛の変化はきちんと描けていたと思う。

とにかく描きたいことが初回から明確で、
ドラマとしての意外性をまったく排除し
最後までストレートに描き切った展開は、
ある意味、潔かった。

ただ、そこにもの足りなさを感じた人もいたと思う。
視聴率があまり伸びなかったのは、
その純粋すぎるテーマに対してというより、
むしろ展開としての意外性のなさだったかもしれない。

キャスティングは概ね良かったとは思うけど、
個人的には菅野美穂の良い面も悪い面も出たと思うし、
和久井映見の役作りも
最後までナチュラルさは醸し出せなかったような気がする。

             採点  7.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★☆☆☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  6.90(10点満点平均6)


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2005/12/14

1リットルの涙  第10回 〜ラブレター〜

演出:木下高男
脚本:江頭美智留、大島里美

時間が約2年経過して、
亜矢(沢尻エリカ)は養護学校を卒業、
病状もかなり進行した状態に。
そして、できなくなることが
ひとつずつ増えていった亜矢の様子が描かれた。

原作と表現は違っていたけど、
その中で気力を失いかけた亜矢に潮香(薬師丸ひろ子)が
日記を描き続けるように言う場面も出てきた。

エンディングで映された
“わたしは何のために生きているのだろうか”
という文章が実際のメモで、
これを見たお母さんが書き続けることがあなたの仕事だと
改めて娘に日記を書くことを勧めたのだった。

これはただ残酷な運命に苦しんだ悲しい女性の話ではなく、
最後まで社会の一員として、
人のために役に立ちたいと力強く生きた女性の話なので、
日記の出版まで描くことは意味があると思う。

主治医の先生の手記に出てくる
“わたし…結婚できる?”と亜矢が聞く場面は、
まどか先生(浜丘麻矢)の結婚式、
そして遥斗(錦戸亮)との関係を絡めて
うまく構成していた。

単なる恋愛のパーツとしてだけでなく、
遥斗や遥斗の父親(勝野洋)の気持ちも
きちんと描けていたと思う。

結婚式のシーンはさらに、
最後は私も花に囲まれて眠りたいと
亜矢が言うシーンにもつながっていて、
かなり効果的に使われていたと思う。

入院できる病院探しや医師との論争、家政婦との問題など、
実際はもっともっと多くの困難があったわけだけど、
ドラマとして伝えるべきことは伝えられていると思う。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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鬼嫁日記  第10話「夫の出世!鬼嫁の内助の功地獄絵図」

演出:塚本連平
脚本:尾崎将也

「功名が辻」の山内一豊と山崎一馬(ゴリ)を引っかけつつ、
早苗(観月ありさ)の内助の功をネタにした話。

ここで感動させるために
これまで早苗にずっと横暴な言動をさせていたわけだから、
早苗が自分を殺して常務(中山仁)に頭を下げ、
それを一馬(ゴリ)が哀しい目で見ているシーン、
お好み焼きを失敗した早苗が泣きながら取り繕うとするところを
一馬がもういいからとやめさせるシーンは
さすがに良かった。

結局、常務に認められて一馬は出世できたわけだけど、
出世できても給料が上がらなければ意味がないと
早苗が最後に怒るオチも
このドラマらしくて良かったんじゃないだろうか。

この回が良くないと
何のためにここまでドタバタをやってきたか分からないので、
そういう意味ではこういう仕上がりになっていて良かったと思う。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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2005/12/13

危険なアネキ  第9話

演出:松山博昭
脚本:渡辺千穂

少なくとも今回の内容なら
前回でわざわざ母親(萬田久子)の話を出す必要はなかったと思う。

今回、勇太郎(森山未來)が寛子(伊東美咲)に対して怒り、
部屋を出ていった一番の理由は、
寛子がみながわ復活をあれだけ望んでいたのに
それを諦めてまでも施設を救おうとしたからだった。

その勇太郎の気持ちはまあ分かるし、
寛子の行動自体も
そういう性格として描いているんだから別にいい。
問題はそこに母親の存在をきちんと絡められなかったことだ。

まず、母親がお金を持ち出したことに対しては
それなりの理由があった。
これに対して勇太郎が
家族なら話して欲しかったみたいなことを言ってたけど、
このセリフにはまったく説得力がない。

前回まで母親は死んだことになっていて、
急に出てきた前回のラストでやっと心が通った程度で
家族なら、はないだろう。

お金が必要だった理由に関しては
勇太郎もすぐに納得した感じで、
実際、その後はそのことに関して触れなかった。

そうなると母親との接点は施設そのものになるわけだけど、
母親が出てきたのは前回で
母親にとって施設がどれだけ大切なものだったかは
ほとんど描かれていなかった。

しかも、寛子がどうしても施設を救いたいと思ったのは
血がつながっていなくても仲良く暮らしている姉弟を
離ればなれにしたくないというのが大きな理由で、
そこにも母親の存在は希薄だった。

つまり、別の理由で寛子と施設の接点さえ作っていれば
今回の話は成り立ってしまったということだ。

もちろん、最初から母親の存在を明かしていて
それなりのエピソードを重ねていたなら
また別の展開もあっただろうけど、
もともと姉弟の関係にスポットを当てた企画なんだから
わざわざ中途半端に母親を出す必要はなかった。

まあ、そんなに語る必要もないんだけどね。
とにかく次の最終回は衝撃のクライマックスらしい。
…なんでこのドラマに衝撃のクライマックスが必要やねん。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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恋の時間  第8話

演出:清弘誠
脚本:吉田紀子

ここまで来て勇一(山口馬木也)や暎子(大森暁美)を
あんな風に描くのなら、
香里(大塚寧々)はすべてを捨てて
耕平(大森南朋)に走ってしまった方がむしろ納得がいく感じ。

でも、小さい子供が2人だからなあ。
元のさやに収めるのならよほど脚本が頑張らないと。

それにしてもマチコ巻きはさすがに古くね?

             採点  5.0(10点満点平均6)


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野ブタ。をプロデュース  第9話

演出:佐久間紀佳
脚本:木皿泉

かすみ(柊瑠美)がウソをついていることを
信子(堀北真希)が知るシーンはややインパクトに欠けた。

もちろん、かすみが考えていたような
一番効果的なところで叩き落とすタイミングではなかったので
そんなにインパクトはいらないとも言えるけど、
ドラマとしてはもう少し別の状況の方がよかったような気がする。
少なくともバッグにペンキが付いているという状況が
ベストではなかったように思う。

修二(亀梨和也)がクラスメートの前で
信子のために頭を下げるシーンは、
7話で信子がやさしく修二を抱きしめたシーンと対になっているようで
大きなヤマ場だった。

ただ、ここもそれまでのクラスメートの描き方が
不十分だったような気がする。
急に修二を許した印象になってしまったのは残念だった。

そういう不満点はややあるものの、
限られた時間でかすみの孤独を描写しつつその救いまでを描き、
信子の絶対許したくないという気持ちまで盛り込んだ
かすみ、信子、修二、彰(山下智久)の4人が
同じ夢を見る展開は、
非常によく考えられていたと思う。

唐突にこれだけをやったら
さすがに違和感があっただろうけど、
これまでもファンタジックな描き方はあったので
そのテイストを使ったこの見せ方は最高だった。
その後のかすみの緩やかな変化もリアリティがあったし。

まり子(戸田恵梨香)の使い方も効果的で、
“ずっとウソをついてるのも寂しいかも”という信子のセリフで
かすみと修二をリンクさせ、
“本当のことを受け入れるのってすごくつらいけど
できないことじゃないから”というまり子のセリフで
信子とまり子をリンクさせているのも丁寧だった。

総じて言えば、
やはり今回も脚本のうまさは光っていたと思う。

最終回のラストが原作と同じような形になっても、
もう修二は救われていると思う。
静かな最終回になったとしても何の不満もない。

             採点  8.0(10点満点平均6)


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2005/12/10

花より男子  8

演出:片山修
脚本:サタケミキオ

つくし(井上真央)とF4の友情と、
つくしが道明寺(松本潤)に励まされながら
自分の力で困難を乗り切る部分にスポットを当てつつ
コンテストが始まるまでを描いた感じ。

となると、コンテストの話をアレンジして
最終回のメインストーリーにするわけか。

あや乃(酒井彩名)を
道明寺の婚約者にしてしまったのは残念だけど、
このドラマとしては
楓(加賀まりこ)が送り込んだ設定にして正解だったと思う。

今回は最後につくしとF4が
並んでコンテスト会場に乗り込む姿が
ちょっと格好良かった。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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着信アリ  第9話

演出:唐木希浩
脚本:大石哲也

由美(菊川怜)に亜美が乗り移ってる感じで
由美にも疑いが…。

ただ、たとえ意識がなくても
由美が雄介(中山夢歩)を刺し殺していては
話にならないので、
そうなると目撃された若い女は真利子(能世あんな)か。
もともとは彼女も明和女学院の生徒だったわけだし。

でも10年前に亜美を殺したのは真利子ではなく、
西村(工藤俊作)かな。

いずれにしても呪いと殺人の動機やつながりを
どこまで納得がいくように描けるかが
最終回の見どころか。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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今夜ひとりのベッドで  第8話

演出:生野慈朗
脚本:龍居由佳里

シリアスになるかと思われた
明之(本木雅弘)と父親(岸部一徳)との話し合いは、
予想に反してコミカルな味つけに。

しかもその中で、実は明之の母親の方が略奪女だったこと、
その母親が俊介(佐々木蔵之介)の父親と
プラトニックではあるけど信頼し合った仲だったことが語られた。

あと、前回の予告で流された
梓(奥菜恵)が明之と了(要潤)の妹かもしれない疑惑も
やっぱりフェイク。

とにかくここは、かなりだらしがない父親と明之が
切っても切れない親子の縁について口論となり、
その明之もラストで父親になるという構造になっていた。

ただ、そういう母親の真実も
決してストーリーを盛り上げるためだけのものではなくて、
明之が自分と父親、自分と友(瀬戸朝香)、
自分と梓の関係を考える上で、
かなり面白い設定になっていると思う。

熊本から帰ってきてからの明之と梓のシーンは、
次回に深く描かれるであろう梓の孤独が現れ始めていて、
そういう意味では
またしても明之が梓を抱けなかったシーンは重かった。

明之と梓のクリエーター同士の難しさもチラッと描かれたりしたし、
次回、梓の孤独をどう描くのかは興味深くなった。

玲子(羽田美智子)の孤独自体はそれほど深く描けてはいないと思う。
でも、そこから俊介(佐々木蔵之介)の気持ちを絡めて
“子供のころ愛されなかったからって愛することがヘタでもいい、
 家庭が複雑だったから家庭になんか夢を持てなくてもしょうがない、
 誰かを許すのがイヤだから自分も許されなくてもいい、
 そうやって理屈つけてラクしようラクしようと思って
 結局、人の心を推し量れない寂しい人間になっていくんだよ”
と俊介が明之と了を非難したセリフは、
このドラマのひとつの孤独を深くえぐったと思う。

俊介の感情が噴き出したこの居酒屋のシーンは
了のキャラクターも良く出ていて印象的だった。

そして最後は友の妊娠が確定的になり、
髪を切ってその事実をみんなの前で話す展開に。

男女の愛は、誰かが誰かのすべてになることはなくても、
親子の愛はすべてになることがある。

友の妊娠で登場人物たちの心理がどう変化していくのか。
視聴率が5%を切るという惨憺たる状況ではあるけど、
次回も大人向けのドラマを期待したい。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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大奥・華の乱  第八話 お犬様

演出:川村泰祐
脚本:尾崎将也

光圀(大杉漣)が贈った犬の毛皮を
お犬様・竹丸がお伝(小池栄子)の部屋に持って来てしまい、
それを今度はお伝が大典侍(中山忍)の部屋に持って行って
大騒ぎになる一連のシーンは、
コントの王道として見ても面白かった。

その後、安子(内山理名)が竹丸の皮を自分が剥いだと嘘をつき、
“女の悲しみの上に成り立つ御利益などございましょうか”と
桂昌院(江波杏子)に訴えるシーンは、
一番このドラマらしいところ。

右衛門佐(高岡早紀)に4話あたりの切れ味はなく、
柳沢吉保(北村一輝)に権力が集中していくところだったけど、
桂昌院や安子がその陰謀に気づくというところまで描かれた。

まあ正直、利き腕で確信するというのはムリがあるけど、
その安っぽさもまたいいんじゃないだろうか。
浅野匠頭が吉良上野介を斬りつけたりする大事件など
一切すっ飛ばしていくのも潔いし。

城の奥で埋もれていくだけの運命を嘆く
信子(藤原紀香)のシーンは良かった。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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ブラザー☆ビート  vol.9「親父の背中」

演出:武藤淳
脚本:小松江里子

陸(速水もこみち)がスポーツジムを辞めさせられて
投げやりになる心理とか、
父親(赤井英和)の背中を思い出して
クリーニング屋を継ごうと思う過程をもっと丁寧に描ければ、
お決まりのストーリーでもそれなりに見せられると思うけど…。

一応、知里(国仲涼子)の父親(角野卓造)も職人ということで
達也(玉山鉄二)のパーツとも絡めてはいたものの、
とくにヤマ場もないよくある話だった。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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熟年離婚  最終回

演出:若松節朗
脚本:橋本裕志

幸太郎(渡哲也)も洋子(松坂慶子)も
新しいパートナーを作ることもなく、
ハッキリと綺麗に別れるラストだった。
ここまでの流れを考えると
一番しっくり来る締め方だったと思う。

最後に2人で会うシーンも落ち着いた雰囲気があって、
全体を通してもこの主役2人の描き方は
概ね良かったと思う。

ただ、やっぱり子供3人は多すぎたんじゃないだろうか。
子供を絡めてこその「熟年離婚」ではあるけど、
3人にしたことでそれぞれのエピソードが
淡泊になった印象は歪めなかった。

とくにみどり(片瀬那奈)のパーツは
すべてが都合良く転がってしまって、
敦也(渡邉邦門)が生まれてくる子供の名前を
幸太郎につけてもらおうとするあたりは
さすがにシラけた。

あと、熟年離婚というテーマを意識しすぎたせいか、
結婚式のスピーチもあまり良くなかった。
離婚をせずに家族の大切さを感じられれば一番いいわけで、
俊介(徳重聡)まで“親父は離婚したせいで〜”
という文脈にする必要はなかったと思う。

大定年時代を迎え、
渡哲也を擁して熟年離婚を扱ったドラマを企画したこと自体は
大成功だったと思う。

でも、この手のドラマは山田太一を見ておけばいい、
というのが正直なところ。
山田太一が描く人間の機微に比べると
表面的な部分しか描けてなかったような気がする。

各回の締め方、次回への繋げ方などは
脚本、演出ともにテクニックを感じたけど、
もっと人間を描いて欲しかった。

             採点  6.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  6.22(10点満点平均6)


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2005/12/08

あいのうた  第9話

演出:猪股隆一
脚本:岡田惠和

片岡(玉置浩二)が子供たちに病気のことを話そうと決め、
愛(菅野美穂)にも一緒にいて欲しいと頼み、
一度は愛が断るものの房子(和久井映見)に即されて
最終的には同席する展開は良かった。
房子の過去の話も効果的だったし。

話している時の愛と片岡たちの距離感も良くて、
愛が片岡の横に座ったり、
子供たちと一緒に愛が片岡に抱きついたりしないようなところは
2人の関係を大事にした良い演出だったと思う。

あと、飯塚(小日向文世)が秀子(岸田今日子)に会いに行った時、
すでに房子も佑介(成宮寛貴)も来ていたというくだりも
静かだけど良いシーンだった。

まあ、全体的には相変わらず直球ド真ん中で、
そりゃ大(佐藤和也)も打つわって感じなんだけど。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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1リットルの涙  第9回 〜今を生きる〜

演出:村上正典
脚本:大島里美

娘に恋をさせてあげたかったというお母さんの思いを
最も色濃く描いた回。
それだけにたとえフィクションであっても
遥斗(錦戸亮)から亜矢(沢尻エリカ)への告白は
グッと来るものがあった。

遥斗が迷いながらも今の正直な気持ちを言おうと決めた過程も
丁寧に描かれていたと思うし、
“オレ、イルカじゃねえし、お前もイルカじゃねえし”
という表現から、
“オレ、お前のこと…、好き、なの?
 好きなのかも、たぶん”
という最後のセリフまで、
十分に思いが乗っていたと思う。

養護学校の寄宿舎で同室という設定で再び登場した
明日美(大西麻恵)の存在も
亜矢にやがて訪れる症状を示す意味があって、
全体の構成を考える上でも効果的だった。

遥斗と絡めながら亜湖(成海璃子)の気持ちと
亜湖の東高入学(これは事実)もきちんと描いていたし、
ムードだけに流されず、
しっかり組み立てられていた回だと思う。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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鬼嫁日記  第9話「涙のコミュニケーション地獄」

演出:植田尚
脚本:尾崎将也

やっぱり植田尚が演出する回は出来がいい。
早苗(観月ありさ)とまどか(遠藤由実)がジャグリングを見ながら
無邪気に喜んでいる姿を見て、
一馬(ゴリ)が横で優しく微笑んでるカットなどは
すごく象徴的だった。

こういう演出を最初から入れていれば
早苗の印象もだいぶ違っていたのになあ。

今回は全体的に早苗の可愛らしさや
早苗と一馬の仲の良さも出ていたし、
この作品の本来あるべきテイストだったと思う。
だから余計に早苗が吠える最後のお決まりシーンが
浮いてしまったんだけど。

まあ、そこもすぐに食器洗い機を取りに行くシーンに繋げたから
そんなに大きな痛手にはならなかった。
植田尚がメイン演出だったらこの作品も案外面白かったかも。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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2005/12/06

危険なアネキ  第8話

演出:久保田哲史
脚本:渡辺千穂

話としては母親(萬田久子)とお金が
最後に消えた展開になってよかった。
そのことを寛子(伊東美咲)がどう受け取るのか、
そのことで勇太郎(森山未來)が寛子に対してどう思うのか、
という部分で次回この作品の芯には触れられると思うので。

ただ、その前提となる部分が今回の大半で、
しかも母親が家を出ていった経緯が
詳しく描かれなかったせいもあって
勇太郎が気持ちがさっぱり伝わらず、
全体的に取って付けたような内容になってしまった。

せめて次回、母親を出したことが
活きるような内容になってくれることを願うしかない。

しかし、これくらい出演時間が多いと
ちょっと痛いな、伊東美咲も。

             採点  4.5(10点満点平均6)


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2005/12/05

恋の時間  第7話

演出:今井夏木
脚本:吉田紀子

香里(大塚寧々)の行動に疑念を抱くだけでなく、
香里と耕平(大森南朋)の密会現場を
ハッキリと勇一(山口馬木也)が見てしまう展開になった。

いくらもう会わない約束をしていたとか香里が言ったとしても
実家の中で現場を押さえられたらタダじゃ済まない感じ。

うーん、勇一がハッキリと現場を見るシーンは
作らないと思ったんだけどなあ。
いや、香里が小さな子供を捨ててまでも耕平に走るような
大胆なラストを考えてるなら別だけど、
日曜9時枠でそれはないと思うし…。

雪枝(黒木瞳)の方は悟志(伊原剛志)がぐだぐだ言い出して
気持ちが揺らぐという方向に。

昌男(宮迫博之)がライブ会場で勝手に待ってるだけならまだしも、
もうすぐ着くと電話で伝えてから引き返すとは
雪枝もかなりひどい行いだった。

こっちは悟志に魅力がなくなると
見てる方がシラけると思う。
そういう意味では悟志側から電話が入るという展開は
どうだったんだろう。

まあ、そんなこんなで今回はいまイチだった。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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2005/12/04

野ブタ。をプロデュース  第8話

演出:北川敬一
脚本:木皿泉

冒頭に修二(亀梨和也)が交番に連行されるシーンも
信子(堀北真希)が昼休みに生放送を担当するシーンも
すべてを絡めて修二がどん底に落ちる過程を描いていて、
まったくムダが無く、しかも原作よりも丁寧だった。

その状況にさらに絡めてきたのが
今まで姿を隠して信子たちを攻撃してきた生徒の正体が
蒼井かすみ(柊瑠美)であると分かる展開。

でも、修二、信子、彰(山下智久)の関係を
これまで丁寧に描いてきたので、
そこに救いがあったし、
3人それぞれの行動にも説得力が出た。

個人的にはやっぱり修二が信子に
“蒼井がそんなことするわけないじゃん。お前の友達なんだしさ”
と言ったシーンが一番印象的だった。

自分がどん底に落ちた状況でも、
信子がこれ以上傷つかないようにしようとする修二の行動は
ちょっと泣けるものがあった。

彰のキャラクターも最初はどうなることかと思ったけど、
あのひょうひょうとした雰囲気が
ここへ来てさらにひとつひとつのシーンにリアリティを出している。

俺たちはずっと親友だなんて、
普通に言ったらくさいセリフだけど、
あの彰が言ってくれると浸みるものがあった。

とりあえず信子も彰も修二を見捨てなかったし、
修二自身も2人に信じてもらえればと思うようになった。

でも今後、かすみに関してはどう描くのか。
作品のテイストからすると
かすみにも救いを与えるような気がするけど、
そこをどう描くのか。
さらに興味深くなった。

あと、今回に関しては、
比較的若い世代をターゲットにしている土9枠で、
どんなにどん底に落ちても人生はそう簡単に終わってくれない、
というメッセージをしっかり入れたのは
すごく良かったと思う。

             採点  8.5(10点満点平均6)


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2005/12/03

花より男子  7

演出:石井康晴
脚本:藤本有紀

今回もそれなりにうまくまとめていたと思う。
“道明寺はアンタみたいなカスに理解できる男じゃないんだよ“と
つくし(井上真央)が中塚(忍成修吾)を殴るシーンを
このパーツの最後に持っていったのは効果があった。

類(小栗旬)の気持ちも比較的分かりやすく描けていたし、
ヘタをすれば臭くなる男同士の殴り合いも
ドラマとしてうまく処理していたと思う。

しかし、これからミスコンの話をやるのか?
流れとしてはつくしが道明寺家に住む話の方が
面白いような気がするけど…。
井上真央に堂々とメイド服を着せられるし、
その方が旬だと思うけどなあ。

まあ、全体を考えて構成されているとは思うので、
あと2回でどこまで描くのか期待しよう。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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着信アリ  第8話

演出:田村直己
脚本:高山直也

仙道(石黒賢)と真田(寺泉憲)の関係は
昔世話になったという程度だったのか。
真田の描き方は中途半端にいい人になってしまって、
そこはちょっと残念だった。

ただ、由美(菊川怜)と亜美が双子であることも活きて、
いよいよ菊川怜をメインに話は呪いの真相へ。

今回は映像的にもホラーっぽさがあったと思うし、
終盤に向けて期待が持てそうな回だった。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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2005/12/02

今夜ひとりのベッドで  第7話

演出:川嶋龍太郎
脚本:龍居由佳里

離婚届にサインするだけでなく、
それはあっさり提出されて
明之(本木雅弘)と友(瀬戸朝香)は離婚してしまった。

ちょっと予想外の展開ではあったけど、
もともとこのドラマはそれぞれの孤独を描いているので、
ここからが真髄と言えなくもない。

現に今までは賑やかし担当だった
俊介(佐々木蔵之介)や玲子(羽田美智子)の孤独感も
描かれるようになったし。

その中で面白かったのは了(要潤)の心理。
やっぱり奥底では兄を求めているんだろうなあ。
それに自分でも気がついて混乱している様子は面白かった。

一方、明之は了に対してというよりも、
父親との関係が根本にあるわけだから、
次回の父親とのシーン興味深くなった。

個人的には梓(奥菜恵)を今後どう描くかにも興味がある。
明之を追い返すほど集中できるものがある梓の孤独を
どう描くかという部分に。

今回だけに関して言えば
これまでのようなスリリングな展開はなかったけど、
終盤に向けての序章のような回ではあった。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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大奥・華の乱  第七話 真の敵

演出:葉山浩樹
脚本:浅野妙子

お伝(小池栄子)が自ら青梅を口に入れ、
その後、安子(内山理名)に
徳松(吉川史樹)を失った悲しみを話すシーンは良かった。

治世の乱れを女たちが嘆きながら
いろいろと画策するくだりは
このドラマらしいと言えばらしいけど、
これまでの迫力あるバトルに比べるとやや物足りない感じ。

そして話は俗に言う柳沢騒動へ向かう。
染子を演じる貫地谷しほりに期待したい。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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ブラザー☆ビート  vol.8「元カノ VS 今カノ」

演出:加藤新
脚本:小松江里子

女の扱いが苦手な達也(玉山鉄二)が
やっと知里(国仲涼子)にプロポーズして初めてのチュー。
ただ、それを盛り上げるために組み込まれた
知里の父親(角野卓造)のキャラはやっぱりコテコテだし、
元カノ・亜紀(岡本綾)の絡め方もありふれていた。

知里と亜紀の対決はもっとじっくり楽しみたかったなあ。
国仲涼子と岡本綾なら安心して見てられるし。

スポーツジムで陸(速水もこみち)とアイ(浅見れいな)が
話している時の雰囲気と、
達也と知里がそれぞれ悩んでいる時に
街ですれ違うシーンは良かった。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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熟年離婚  8

演出:都築淳一
脚本:橋本裕志

敦也(渡邉邦門)が自分の夢を捨てきれずに
みどり(片瀬那奈)の気持ちを考えられなくなってしまうところや、
みどりが好きな人と別れるのは辛いと感じるところなどは
幸太郎(渡哲也)たちとのリンクもあったけど、
結局、みどりのパーツは
敦也が夢もあきらめずにみどりのことを大事にするという
甘い結論になった。

やっぱりサイドストーリーは
どうしてもこうなってしまうよな。

ただ、体調を崩したり
仕事上のプレッシャーを感じたりしていた洋子(松坂慶子)が、
佐竹(長谷川初範)の真摯な申し込みを受けながらも
家に戻ってきてはダメかと言う展開になった。

今さら何を言ってるんだと怒る幸太郎。
どういうラストにするのか、
そのラストにどれだけ共感できるか、
最終回はこの作品のイメージをかなり左右するので
じっくり見守りたい。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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2005/12/01

あいのうた  第8話

演出:山下学美
脚本:岡田惠和

愛(菅野美穂)が片岡(玉置浩二)の病気を知っていることを
房子(和久井映見)、飯塚(小日向文世)、佑介(成宮寛貴)が
知らないという状況は面白かったんだけど、
それも飯塚のお見合いエピソードであっさり知る展開に。

片岡自身の悲しみ、死にたくないという気持ちも
かなりの比率で描かれるようになってきて、
ラストでは愛から片岡に結婚して欲しいと言うまで描かれた。
相変わらずどんどん進むなあ、このドラマ。

でも、明るく振る舞っている愛が部屋で泣いているシーンや、
片岡が子供たちとキャッチボールをするシーン、
悲しむ片岡に愛が“笑わなくていいよ”と言うシーンなど、
ひとつひとつのシーンは今回も良かった。

あと、個人的に好きだったのは、
飯塚のお見合いの後、
ホテルのロビーで5人が向かい合うシーンで
片岡の隣に座っていた愛の雰囲気。

あの穏やかな表情は
ラストシーンにも説得力を持たせていて良かったと思う。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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1リットルの涙  第8回 〜1リットルの涙〜

演出:木下高男
脚本:大島里美

教師の対応に関しては遥斗(錦戸亮)に指摘させることで
オブラートに包んでいたし、
亜矢(沢尻エリカ)が東高を去るシーンでは
クラスメイトに歌を歌わせたりもして
ドラマとしての演出はかなりあるんだけど、
それでもポイントはしっかり押さえているので
今回も芯はブレずに描けていたと思う。

とくにクラスで話し合いをしている時に
何でそれを面と向かって言わないのかと遥斗が怒ったシーンと、
その直後、やっぱり何もできない自分に対して
遥斗が泣き崩れるシーンは印象的だった。

この遥斗の存在はドラマに恋愛要素を加えるだけでなく、
メッセージを分かりやすく伝える役目にもなっていて、
本当にうまく機能していると思う。

構成としては亜矢が養護学校に行くことを決断する前に
亜湖(成海璃子)の思いを描いたところが良かった。

あと、沢尻エリカについては、
クラスメイトが話し合いをしていた時に
教室へノートを取りに入ってきた時の表情と、
その後、遥斗と2人になった時に
“何か言ってよ”と言ったシーンがすごく良かった。

             採点  8.0(10点満点平均6)


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鬼嫁日記  第8話「妻がパートに!?夫の家事地獄」

演出:池添博
脚本:尾崎将也

一話としての焦点はズレてたところも多かったけど、
内容的にはこういう方がオーソドックスなコメディになる。
このパターンでやるなら
それはそれで最初からやっておけばまとまりもあったのに。

ひとことで言えば連ドラとしても一話の構成としても
行き当たりバッタリなんだろうなあ。

あゆみ(井上和香)と達也(東幹久)の関係の方が
ブレずに成長していて筋が通っている。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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危険なアネキ  第7話

演出:松山博昭
脚本:金子茂樹

プロットはこれでいいとしても、
もう少し丁寧に作れないもんかなあ。

望月(鶴見辰吾)をトップビジネスマンと設定するなら
仮に焼酎の味が分からなくても
そのビジネスマンとしての考えにもっと説得力を持たせて欲しかった。
そうすれば最後の勇太郎(森山未來)との対比も
色濃く出ただろうに。

勇太郎の描き方も、
ここまでかなり寛子(伊東美咲)のことを
理解するように描いてきたんだから、
借金がなくなる、アネキが楽になる、
という部分は前半にもっと出して良かったと思う。

そうすれば本当に寛子のことを考えるというのはどういうことか、
という切り口が最後に強く描けたと思う。

あと、武田(高嶋政伸)がそれをしていたけど、
やっぱり寛子が本物のみながわと
大量生産のみながわを飲み比べるシーンは
あった方がよかったと思うし…。
今回は明らかに脚本が雑だった。

で、今回の望月も「恋におちたら」を彷彿とさせたけど、
次回は間宮貴子の登場か。
普通なら嬉しいコラボもこのドラマだと萎えるな。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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