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2006/01/30

輪舞曲ーRONDOー  第3話

演出:生野慈郎
脚本:渡邉睦月

普通の家族が巨大な悪の組織に巻き込まれてしまう、
という切り口は悪くなかったと思う。
ただ、どういう風に脅されて
あのやさしいお父さん(平田満)が
神狗の手伝いをしてしまったのか、
そこはもう少し詳しく描いてもよかったような気がする。

もちろん、想像はできるけど、
その過程を描くことも意外と重要だったんじゃないだろうか。

ショウ(竹野内豊)が神狗のデータを盗み出そうとするシーンは
1〜2話に比べてずっとハラハラするような
潜入捜査シーンになっていたと思う。

今回はユナ(チェ・ジウ)と
ヨンジエ(シン・ヒョンジュン)の絡みも、
琴美(市川由衣)やあきら(木村佳乃)の登場もなかったけど、
その分、スッキリした内容ではあった。

小林印刷に踏み込む現場から
警察内に侵入していると思われるモグラが
宗(橋爪功)に連絡を入れていたけど、
その人物がショウの姿を見ていたのが気になるところ。
もうすでにバレバレのような…。

言葉が通じないからこそ本当の気持ちを素直に話せたショウと
言葉が通じなくてもショウの気持ちが理解できたユナの
ラストシーンは良かった。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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喰いタン  File 3 クイズ番組を食い荒らす!

演出:渡部智明
脚本:伴一彦

前半の30分はテンポも悪く、かなりダラダラとした展開。
後半、高野(東山紀之)の推理が始まって盛り上がると思いきや、
マダム・ラン(銀粉蝶)のキャラクターを
事前にほとんど描いてなかったので
何となく都合がいいだけのオチになってしまった。

フードコーディネーターや食物アレルギーを使った話は
作品の特徴として有効なんだから、
出だしの警察絡みのパーツなんか全部カットして
事件そのものに時間をかければよかったのに…。

犯人の動機や犯行の方法自体は悪くなかったので、
全体の見せ方が雑で残念だった。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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2006/01/28

時効警察  第三話 百万人に無視されても一人振り向いてくれれば人はしあわせ…じゃない?

監督・脚本:岩松了

今回は三木聡ではなく、
時効管理課の責任者・熊本を演じる役者であり、
劇作家、演出家でもある岩松了が監督・脚本を担当。

全体のトーンはそれほど変わらず維持していたと思うけど、
脚本はもう少し丁寧に書いてもよかったような気がする。
もしかしたら編集でかなりカットしたのかもしれないけど…。

サイフが次から次へと花瓶の中に入ってしまう理由を
最後まで明かさないのは別にいい。
でも、シュールなカットが散りばめられているだけに、
霧山(オダギリジョー)が事件の謎を解いていく過程と
犯人が自供するシーンは
もっとシンプルに描いた方が分かりやすかったと思う。

ただ一人、自分が差し込んだ新聞の束を
見事だと言ってくれた男を信じた妻(緒川たまき)と、
ただ一人、事件の真実に
目を向けてくれた霧山に感謝する夫(田中哲司)と、
自分が生けた花にもサイフに忍ばせた婚姻届にも
まったく気づかない霧山にヘコむ三日月(麻生久美子)。
その対比とタイトルの付け方にはまあまあ納得はできた。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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夜王・YAOH  Episode 3

演出:堀英樹
脚本:渡辺啓

作品の大枠には斬新さがないし、
そもそもホストの世界に興味が持てるかどうかという
根本的な問題もあるわけだけど、
今回などはセリフのつなげ方が意外と丁寧で、
そこそこ楽しめた。

脚本の渡辺啓は、元・グレートチキンパワーズで
タレント・俳優業から脚本家に転身した人。
こういう仕上げ方ができるなら今後も期待できるかもしれない。

役者業にはそれほど力を入れてないベッキーも
相変わらずナチュラルな雰囲気で良かった。

毎回、これくらいの質で見せてくれるなら
見続けてもそんなに苦痛じゃない。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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2006/01/27

白夜行  第三話

そういうことか。
注目すべきは、お互いに親を殺した過去を持ち、
離れていても唯一その存在を認め合える関係であったにも関わらず、
亮司(山田孝之)の7年と雪穂(綾瀬はるか)の7年は
違っていたという描き方をした点。

弱気になる亮司に雪穂が声を荒げるシーンは
最初、かなり違和感を覚えたけど、
その背景は描けていたと思う。
それだけに教会のシーンは重くせつなかった。

相変わらず短いカットで多くの状況説明をしている部分があって
分かりにくいところもあるけど、
このドラマ化の脚色ポイントはかなり見えてきたと思う。

今後は亮司と雪穂の状況が逆転したという解釈で
2人の心理を描写していくのか?
時間が経過するにつれて変わっていく部分と変わらない部分、
そこをどうバランス良く描くかに注目したい。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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けものみち  第三章

民子(米倉涼子)と米子(若村麻由美)の関係も
面白くなってきた。
民子、小滝(佐藤浩市)、久恒(仲村トオル)の絡みも
腹の探り合いで見応えがあったし。

民子と鬼頭(平幹二朗)の描き方に関しても、
宝石業者・オラクルに鬼頭が裏から手をまわした時に
“鬼頭がもたらす現実には恐ろしく現実感がない”
と民子が感じるくだりは良かったと思う。
こういう精神的な鎖をもっと描いて欲しい。

久恒が放火事件の聞き込みをしている時に
妙に詳しい証言をする目撃者があっさり出てきたところは
ちょっと工夫のない描き方で残念だった。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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小早川伸木の恋  第3話 嘘から始まる幸せ

演出:松山博昭
脚本:武藤将吾

最後に妙子(片瀬那奈)が駐車場に現れたシーンは
1週まわってちょっと面白かった。
ここまできたらあらゆるところに出没して欲しい。

伸木が職場でストレスを感じる部分は
そこそこ描けていたと思う。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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ガチバカ!  Round 2

演出:松田礼人
脚本:旺季志ずか

企画と設定とストーリーに新鮮味がないだけで
あとはそんなに悪くなかった。

ちょっともったいない感じもする。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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2006/01/26

神はサイコロを振らない  the 2nd day

演出:佐藤東弥
脚本:水橋文美江

事情がある乗客だけ長崎から東京へ移すという展開を使って
それほど違和感なく登場人物の数を調整し、
舞台の中心を東京へ移した。

記者会見場に殺気だった雰囲気が感じられないなど、
マスコミの興奮や世間の驚いた反応は
初回に引き続きあまり描けてはいなかった気がするけど、
作品全体のテイストはもうかなりハッキリ示せたと思う。

そして早くも見応えのあるシーンがいくつも出た。
一番印象的だったのは
10歳トシを取ってしまったヤス子(小林聡美)が
哲也(山本太郎)と顔を合わせるのをずっとためらって、
60年経ったと想像してから顔を見てくれと言うシーンか。

少しでもガッカリした表情をされたら耐えられない、
気休めだと分かっていても覚悟してから見て欲しいなど、
ヤス子の女性らしい心理を折り込んだ良いシーンだった。
しかもそんなにシリアスに作ってないところも良かった。

その402便対策支援室から亜紀(ともさかりえ)が
気を利かせて出ていくところも良かった。
小林聡美のキャスティングが最高なのはもちろんだけど、
ともさかりえもちょっとズレた雰囲気を出しながら
うまく演じてると思う。
亮(小清水一揮)たちとサッカーをしてる時の
“調査って分かる? 長さんじゃないよ。
 長さんって言えば長さん亡くなったの知ってる? ふえーん”
ていうのも可愛かったな。

そして少し心配していた上司のキャラクターを、
航空会社の一員として今回の仕事を全うしたいと言う
ヤス子のセリフによってハッキリさせたのも良かった。
坂倉(升毅)はしばらくウロチョロするかもしれないけど、
本部長(岸部一徳)がヘンに情に流されず、
会社全体を考えながら行動しそうなところも好感が持てた。

次回からいよいよ各乗客が抱える事情が描かれそう。
当然、それぞれを並行して描いていくと思うので、
うまくバランスを取って描いて欲しい。

亮の両親をどう描くのか、
柚子(市川実和子)の娘・節子、じゃなくて桃子(佐々木麻緒)を
どう絡めていくのかあたりに注目したい。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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2006/01/25

アンフェア  3

演出:植田泰史
脚本:佐藤嗣麻子

こうなるともう5話以降は
雪平(篠原涼子)の父親を殺した犯人を巡る
別の話になりそう。
とりあえず今回は前半の最終回前のような盛り上がりはあった。

三上(加藤雅也)の動かし方などは
ここまでのところかなり白々しいけど、
理恵子(小林麻央)を雪平の幼なじみにした理由も含め、
うまく前半の話と後半の話をリンクさせて欲しい。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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Ns' あおい  karte 3

演出:都築淳一
脚本:吉田智子

あおい(石原さとみ)の過去は引っ張るなあ。
連ドラでの引っ張りすぎは自らハードルを上げるようなものだから
やめた方がいいと思うんだけど…。

今回は転院のためにストレッチャーで運ばれてる途中の
又蔵(モロ師岡)のセリフが長すぎた。
“酒で痛みが鈍いだけで、
本来ならしゃべるどころじゃないはずですよ”と
田所(西村雅彦)に途中で言わせるから
余計に説明っぽくなったし。

あと、石原さとみが興奮してしゃべる時の
息継ぎのタイミングがいつも同じで、
そこも見てて冷める要素なんだよな。

とりあえず1話の流れとしては
今回もそんなに悪くなかったと思うけど、
来週がこのドラマの正念場か。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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西遊記  第三巻 夢の国

演出:澤田鎌作
脚本:坂元裕二
(第三巻ゲスト)伊藤蘭、石井愃一、近江谷太朗

細かいことを言えば夢と現実が交差しているので
辻褄が合わないところも多かったけど、
内容的には1・2話より見やすかったと思う。

構成としても、冒頭の悟空(香取慎吾)の昼寝や
そこで凛凛(水川あさみ)が使った唐辛子が
後半に活きていたし、
ラストシーンの雰囲気も悪くなかった。

もう設定やストーリーは西遊記とかけ離れてるけど、
西遊記ってもともとそういうものだからいいや。

今回くらいの内容で格闘シーンも入れるようにすれば
何となく見られるような気がする。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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2006/01/23

輪舞曲ーRONDOー  第2話

演出:平野俊一
脚本:渡邉睦月

ショウ(竹野内豊)があまりにも派手に動きすぎて
潜入捜査官という感じがしなかった。
でもまあ、神狗には個人的な怨みもあるから仕方ないのか。

結局、森下千里だけでなく、
ウエンツも2話で死ぬ展開となり、
せっかく捕まえた龍吾(速水もこみち)は釈放。

果たしてショウはどこまで神狗内で素性を隠し通せるのか!?
そして警察内の入り込んでいる神狗のスパイとは誰なのか!?
みたいな状況だけど、
見ていてもそんなにワクワクしなかったりして…。

映像で煽りすぎて、
ジワッと来る怖さがないからかもしれない。

とりあえずショウとユナ(チェ・ジウ)に
接点があることを知っている
ヨンジエ(シン・ヒョンジュン)に期待か。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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喰いタン  File 2 中華街を食い尽くす!

演出:中島悟
脚本:伴一彦

高野(東山紀之)が箸で戦い始めた時は
お行儀が良いのか悪いのか分からなくなったけど、
食べ物を粗末にしないところとか、
一緒に御飯を食べたら友達だと
一(須賀健太)を慰めるところなどは良かったと思う。

ただ、高野が絡まないシーンがかなりツライ。
緒形(京野ことみ)は初回に引き続き浮いてるし、
五十嵐(佐野史郎)のありふれたドジキャラも
単にコメディの質を落としてる感じ。

涼介(森田剛)と一が誘拐されたあとのシーンも
もっと全体の流れを考えて演出すべきだったと思う。

音楽はいいんだけどな。
高野が活躍するシーンをもっと増やした方がいいのかも。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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2006/01/21

時効警察  第二話 偶然も極まれば必然になると言っても過言ではないのだ!

監督・脚本:三木聡

事件自体はかなりゆるゆるだけど、
全体的なトーンはやっぱり面白い。

しかもこのテイストで片桐はいりは反則だよなあ。
表札の「小原」の文字が異状に小さいところから
ドアの開け閉めに至るまでずっと可笑しかった。

霧山(オダギリジョー)と十文字(豊原功補)の絡みは
パターン化して入れていくようだけど、
トマソン芸術も毎回紹介していく感じ。
その唐突な出し方もまた可笑しい。

霧山が事件の全貌を説明している時の
三日月(麻生久美子)のリアクションは
なかなか可愛かった。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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夜王・YAOH  Episode 2

演出:倉貫健二郎
脚本:いずみ吉紘、渡辺啓

ホストを主人公にしたストーリーとしては
とくに新しさを感じる部分もなかったけど、
それなりにまとまった仕上がりだったと思う。

方言を入れるタイミングも悪くなかったし、
荒川良々と佐藤二朗はいいアクセントになってる。
これはこれでいいんじゃないかという気がしてきた。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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2006/01/20

白夜行  第二話

演出:平川雄一朗
脚本:森下佳子

亮司(山田孝之)と雪穂(綾瀬はるか)の心情を描くということは
やっぱり2人で計画を練るシーンも入ってくるわけで、
そうなるとかなりイメージも変わってくる。

とくに雪穂が感情を表に出して
亮司を叩いたりしたシーンを見ると、
今後2人をどう描いていくのかには興味が湧いた。

ただ、ずっと各駅停車には乗らなかった雪穂の気持ちや、
2人が7年ぶりに会ったトイレのシーン、
時効が来たらまた手を繋いで太陽の下を歩きたいという雪穂の想い、
図書館で再び他人のふりをするシーンなどは、
やっぱり初回とのつながりでグッと来るものがあった。

そのあたりをしっかり押さえつつ、
ドラマならではの展開になることも期待したい。

とはいえ、時間的にエピソードを
詰め込まなくてはいけないところもあって、
原作を読んでないと説明不足に感じた部分もあったと思う。

7年前の事件の証拠となってしまう写真がなぜ撮られたのかとか、
雪穂の学校と亮司の学校のつながりとか。
変更するところは思い切って変更してもいいかもしれない。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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けものみち  第二章

演出:松田秀和
脚本:寺田敏雄

やっぱりかなり面白い。
今回はとくに民子(米倉涼子)が
かつて弟子入りしていた結城紗和子(野川由美子)に
銀座の店を明け渡せと脅すシーンと、
金の無心に来た芳仙閣の女将・初音(東ちづる)に
優位な立場で金をくれてやるシーンに見応えがあった。

ああいう演技は本当にうまくなったなあ、米倉涼子。
演技じゃなかったらコワイけど。

民子が鬼頭(平幹二朗)のことを
本当に恐ろしい男だと思う過程は
もう少し丁寧に描いてもいいような気はした。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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小早川伸木の恋  第2話 女とは、そういうもの

演出:武内英樹
脚本:武藤将吾

初回よりは面白くなってきたとは思うけど、
“女とは、そういうもの”って言い切られてもなあ。
伸木(唐沢寿明)と妙子(片瀬那奈)のパーツは
描き方としてもう少し何とかして欲しい。

あと、最後の方で伸木がいろいろ考えるシーンは
いつもCGを使うつもりなんだろうか?
リアリティを出そうとしてるのか、
コミックテイストを出そうとしてるのか、
そのあたりもよく分からない。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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ガチバカ!  Round 1

チーフプロデューサー:貴島誠一郎
プロデューサー:橋本孝
演出:松田礼人
脚本:旺季志ずか
音楽:Arca
主題歌:「ベスト オブ ヒーロー」倉木麻衣
オープニングテーマ:「ハレルヤ」AAA
制作:ドリマックス・テレビジョン、TBS
出演:高橋克典、井上和香、沢村一樹、北村総一朗、渡辺哲、
   手越祐也、増田貴久、黒川智花、小泉孝太郎、滝沢沙織、
   虻川美穂子、KABA.ちゃん、井川比佐志、斎藤慶太、橋爪遼、
   石田卓也、高部あい、渡辺夏菜、石渡吏奈、山崎将平、三井保奈美、
   清水由紀、辰巳奈都子、藤本久美、田崎りさ、高下彩、
   平沢いずみ、川崎龍一、今市直之、新保清貴、原南海子、
   安座間美優、植原卓也、一太郎、矢口聖来、奥村有紀、
   須藤謙太朗、秋山良人、藤井貴規、他

映像はそんなに悪くないので
想像したよりも良かったけど、
企画そのものにオリジナリティがないからなあ。

ていうか、プロデューサーが新聞広告などでも、
今までの学園ドラマとはひと味もふた味も違う、
とか言ってたけど、
その感覚がよく分からない。

とりあえずこの手のドラマはある程度生徒が
権藤(高橋克典)に懐いてからの方が面白くなると思うので、
そこから脚本をどう練るかだと思う。

黒川智花はさすがに存在感があるな、とは思った。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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神はサイコロを振らない  the 1st day

プロデューサー:櫨山裕子、内山雅博
演出:佐藤東弥
脚本:水橋文美江
原作:大石英司「神はサイコロを振らない」
音楽:仲西匡、吉川慶
主題歌:「one love」Ryohei feat.VERBAL(m-flo)
制作協力:オフィスクレッシェンド
制作:日本テレビ
出演:小林聡美、ともさかりえ、大杉漣、岸部一徳、山本太郎、
   武田真治、成海璃子、高橋恵子、市川実和子、遠山景織子、
   升毅、尾美としのり、大川栄子、ベンガル、中村友也、矢沢心、
   丸山智己、明星真由美、片桐仁、石橋祐、小清水一輝、
   佐々木麻緒、瀬戸寛、河野安郎、中村良平、丸岡奨詞、他

飛行機が時空を超えて
10年後に現れるようなことがあるのかどうかを
検証する内容でもないので、
コミカルなテイストも加えつつ、
人の生き方を描くドラマの導入にはなっていたと思う。

402便の乗客が10年後の世界であることを受け入れる
葛藤や戸惑いはもう少しあってもよかったのでは、
という気もしたけど、
上空で身体が消えていくような体験をするシーンがあったので、
何かが起きたという感覚は乗客全員にあったということだろう。

最初に亜紀(ともさかりえ)が
ヤス子(小林聡美)の顔を見た時に、
フケたなと思った部分をコミカルに演出していたあたりが
こういう部分に関するこのドラマの姿勢だと思う。

家族や友人を失って10年間過ごしてきた側にも
それぞれの感情があるわけで、
そこは“お前なんか死んじゃえ”と言ったきり
10年を過ごしたヤス子のことを
哲也(山本太郎)が心配するシーンで
その一端は描けていた。

そして、その10年を生きてきたヤス子と
時空を飛び越えてしまった亜紀の最後の言い合いは
かなり見応えがあった。
この初回では冷めた状態のままだったヤス子だけど、
次回以降、それぞれの乗客のために奔走する姿に期待したい。

402便の乗員・乗客に残された時間は
ドラマ化に伴って10日間(残り9日間)に延長。
それは別にかまわないと思う。
乗客の数も減らしていることだし、
それぞれの残り9日間をしっかり描いて欲しい。

強いて心配な点を挙げるとすれば、
ヤス子と考え方が違う上司や中間管理職のキャラクターが
紋切り型になってしまわないかということか。

彼らにも彼らなりの10年があるはずなので、
そのあたりをうまく描き込んでもらいたい。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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アンフェア  2

演出:小林義則
脚本:佐藤嗣麻子

雪平(篠原涼子)と理恵子(小林麻央)は幼なじみだったのか。
かなり年齢が離れてる幼なじみだけど、
これは雪平の過去とつながっていたりするんだろうか?

とにかく早くも4人目の被害者が出て、
5人目の予告も来た。
原作の流れでいくともうすぐ最終回を迎えてしまうので、
あとはオリジナルの展開ということだろう。

そういうこともあって、
今はいろんな人が怪しいという描写の仕方。
実にドラマらしい作りではあった。

警察側の大袈裟ではない描き方は今回も好感が持てた。
中でも好きなのが蓮見(濱田マリ)のキャラクター。
オンとオフの違いがハッキリ出ていていい感じだと思う。

ドラマとしてのオリジナル部分で
どう膨らましていくかに期待したい。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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Ns' あおい  karte 2

演出:土方政人
脚本:吉田智子

1話のストーリーとしてはまとまりがあったと思う。
それぞれのキャラクターの別の顔が垣間見られるようなところも
効果的に使われていた。

ただ、何となく安っぽく見えてしまうのは音楽のせいか?
病院の暗部の描き方が説明っぽくなってしまう点も
気になると言えば気になる。

もう少し全体的にスムーズに描いてくれるといいんだけどなあ。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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2006/01/17

西遊記  第二巻 温泉の国

演出:澤田鎌作
脚本:坂元裕二
(第二巻ゲスト)及川光博、三浦理恵子、酒井若菜、金子さやか

初回の視聴率が29%を超えて、
改めてテレビドラマにおける
「西遊記」の思い入れ度を感じたわけだけど、
2話目も何とか24%台でその下落を押し止めた模様。

確かにもうこういうテイストなんだと開き直って見れば、
そんなに破綻しているわけでもない。

ただ、子供を対象にしたようなメッセージは
今回もかなり強烈だった。
放送枠は日曜の朝とかにした方がいいかもしれない。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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2006/01/16

輪舞曲ーRONDOー  第1話

プロデュース:植田博樹、吉野有子
アソシエイトプロデュース:チョン・テウォン
演出:平野俊一
脚本:渡邉睦月
音楽:菅野祐悟、KREVA
音楽プロデューサー:志田博英
主題歌:「I believe」絢香、「さよなら3」RUI
制作協力:イェダンジャパン
制作:TBS、TBSテレビ
出演:竹野内豊、チェ・ジウ、杉浦直樹、橋爪功、石橋凌、
   佐藤隆太、木村佳乃、風吹ジュン、速水もこみち、
   市川由衣、塩見三省、岡本麗、シン・ヒョンジュン、
   イ・ジョンヒョン、ウエンツ瑛士、ムッシュかまやつ、
   ベッキー、森下千里、吹越満、菅田俊、光石研、二反田雅澄、
   正名僕蔵、竹財輝之助、工藤俊作、木下政治、立川絵理、
   リュウ・ヒジョン、鶴田忍、半海一晃、くわだばりえ、他

結局、初回の視聴率は20%(関東)。
低くはないけど狙ったほど取れなかったという感じか。

まず、冒頭のこんなすごいドラマ作りました的なプロローグは
かなり萎えた。
番宣をしたければ好きなだけすればいいと思うけど、
番組開始と同時に改めて説明するのは
ドラマを作品として楽しみにしてた人に対して
ちょっと失礼だったんじゃないだろうか。

いずれにしても自己満足の映像に走りすぎた部分もあって、
最初の30分でかなり興味を失った視聴者は多かったかもしれない。

神狗=風間ホールディングスに対する復讐とその解体を狙う
ハードボイルド的な部分と、
ショウ(竹野内豊)とユナ(チェ・ジウ)のラブストーリー、
その両方が必要なのは分かった。

日本の大企業の姿をした巨大マフィアがアジア全体を仕切っていて、
その力によって家族を引き裂かれたり、
家族を殺されたりしている人物が登場する。
民族の誇りを失いたくないと思っている人物も登場する。

まあ、ハッキリ言えば戦時中の日本とアジアの関係を
フィクションの中で再現しているような設定で、
(あくまでも認識の問題として)
そういう悲劇と憎しみの繰り返し(輪舞曲)を
愛と思いやりの連鎖に変えたいというのがテーマだと思う。

それを明確にするには単なる日韓のラブストーリーだけでは
浮ついた理想になってしまうので、
ハードボイルドの名を借りた残酷な部分も必要だったんだと思う。

ただ、このハードボイルド的なテイストが
最近のドラマでは流行ってなかっただけでなく、
映像的にもアップテンポな作りにしてしまった関係で、
最初ののめり込み度は低かったような気がする。
もう少し見せ方を落ち着かせてもよかった。

登場人物も多く、そのアップテンポに流されて見ていると
関係性が分かりづらかった部分もあるし。

一応、ショウとユナが
頻繁に会ってもおかしくない状況まではいったので、
次回以降にどう落ち着かせるかというところか。

ショウから渡されたメモをユナが放り投げて
“どう? こういうことされるとイヤでしょ?”
と言うシーンや、
神狗のドン・龍一郎(杉浦直樹)が
“私たち(のやり方)は汚い。それが生きるということだ”
と言うシーンなどは印象的だった。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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2006/01/15

喰いタン  File 1 食いしん坊探偵!事件現場の証拠を食う!?

プロデューサー:次屋尚、山本由緒
協力プロデューサー:和田豊彦、井下倫子
演出:中島悟
脚本:伴一彦
原作:「喰いタン」寺沢大介
音楽:小西康陽
主題歌:「結晶」B'z
制作協力:アベクカンパニー
制作:日本テレビ
出演:東山紀之、森田剛、市川実日子、京野ことみ、佐野史郎、
   伊藤四朗、須賀健太、他

食いしん坊探偵・高野(東山紀之)の登場時は
よくあるマイペースキャラでまたかという感じだった。
でも、腕のいい寿司職人が犯人だと分かってしまった時の
高野の悲しさは出ていたのでメリハリはあったと思う。

警察の捜査を含めた事件の中身そのものは
かなりぐだぐだだけど、
そこはコメディなので仕方がないか。

ただ、肉まんなどのパサパサしたものを食べながらセリフを言うと
かなり聞き取りにくいのでそこは気をつけて欲しい。

男っぽい緒形を演じる京野ことみは今ひとつハマってなかったけど
緒形と高野の関係は面白いので、
グルメ情報だけでなく、
そういう登場人物同士のやり取りもしっかり描いて欲しい。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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時効警察  第一話 時効の事件には、おいしい御飯の湯気が似合うと言っても過言ではないのだ

チーフプロデューサー:黒田徹也
プロデューサー:横地郁英、遠田孝一
監督・脚本:三木聡
音楽:坂口修
主題歌:「雨」CEYREN
ナレーション:由紀さおり
制作:テレビ朝日、MMJ
出演:オダギリジョー、麻生久美子、豊原功補、岩松了、ふせえり、
   光石研、緋田康人、江口のりこ、大友みなみ、星野奈津子、
   永田良輔、他

明らかに好き嫌いがハッキリ出るだろうけど、
個人的には相当面白かった。

やっぱりシュールな味つけで、
演出やカメラアングルにも遊び心満載。
“イギリス人じゃないんだから”をかぶせて来たところや
霧山(オダギリジョー)の部屋にいる三日月(麻生久美子)を見た時の
熊本(岩松了)のリアクションとか面白かったなあ。

時効事件を扱うということで、
厳密には事件関係者がもっとトシを取ってないと
おかしかったりするわけだけど、
そのあたりも開き直ってギャグにしていた。

霧山が解決する事件の内容よりも
ドラマ全体のテイストを楽しむ感じなので、
演出家が代わってもこの雰囲気を守り通して欲しい。

強いて難点を言えば、
カワイイところもあって、
まわりのボケに突っ込みも入れなくてはいけない
三日月のキャラクターを、
麻生久美子がまだ掴み切れてないところか。
ここも開き直って頑張って欲しい。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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夜王・YAOH  Episode 1

チーフプロデューサー:貴島誠一郎
プロデューサー:加藤章一
演出:酒井聖博
脚本:いずみ吉紘
原作:「夜王」作・倉科遼/画・井上紀良
主題歌:「Mr.Traveling Man」TOKIO
制作:ドリマックス、TBS
出演:松岡昌宏、北村一輝、かたせ梨乃、内藤剛志、香里奈、要潤、
   石垣佑磨、須賀貴匡、青木伸輔、忍成修吾、佐藤二朗、
   矢島健一、荒川良々、岩佐真悠子、小川奈那、中島史恵、他

初回ということもあって
水前寺(南野陽子)と国枝(伊藤かずえ)のエピソードは
掘り下げ方が浅かったけど、
ゲストの女優がそれなりに豪華になれば
バランスも良くなる可能性は感じた。

香里奈も映画を何本か経験して
昔よりもだいぶ良くなった感じ。
石垣佑磨のキャラはまたいつもの雰囲気だったけど。

次回のゲストは星野真里か。
TBSだけど「大奥」つながりのゲストを呼んで
北村一輝と絡ませていくと面白いかも。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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2006/01/13

白夜行  第一話

プロデュース:石丸彰彦
演出:平川雄一朗
脚本:森下佳子
原作:東野圭吾「白夜行」
音楽:河野伸
主題歌:「影」柴咲コウ
制作:TBS、TBSテレビ
出演:山田孝之、綾瀬はるか、泉澤祐希、福田麻由子、武田鉄矢、
   渡部篤郎、八千草薫、柏原崇、田中幸太朗、小出恵介、
   余貴美子、麻生祐未、塩谷瞬、大塚ちひろ、奥貫薫、
   平田満、河合美智子、西田尚美、田中圭、他

雪穂の子供時代を福田麻由子にしたのは正解だった。
亮司(泉澤祐希)の父親・洋介(平田満)との経緯は
誰が演じるにしてもテレビではあれが限界だったけど、
洋介を刺した亮司を見る視線や、
自分の母親・文代(河合美智子)に向かって
“なんでそんなことさせたのよ”と涙するシーン、
亮司に宛てた最後の手紙を読むナレーションなどは秀逸だった。

構成としては、洋介殺害のシーンから詳しく描いたので、
笹垣(武田鉄矢)も最初から子供たちを疑う形になっていた。
でもドラマとしてはこの方が分かりやすくなったと思う。
雪穂が義母の家へ行く前に笹垣と話すシーンも
印象的なものになっていたし。

雪穂が母親と一緒に自分も死のうとしたところは、
完全に亮司との関係を消そうとする意味があったわけだから、
すごくいい脚色だったと思う。

亮司と雪穂が別れるホームのシーンで
雪穂が泣きながら“行って”と言い、
他人でいる約束を守ろうとしたところも、
冒頭のシーン、いやドラマ全体のラストシーンに繋げるための
よく練られた構成だった。

洋介を殺害する前の
亮司と雪穂の関係を描いたところも良かった。
亮司もつらい毎日ではあったはずだけど、
意外に明るく雪穂に興味を持っていたところは
せつなくも微笑ましい部分だった。
泉澤祐希もメリハリをつけてうまく演じていたと思う。

それぞれの時代を象徴する事件を
どう絡めるのかには興味があったけど、
とりあえず初回はチャゲ&飛鳥や
「101回目のプロポーズ」などの事象を入れて描いていた。
(「101回目〜」に関しては武田鉄矢を意識したんだろうけど)

原作とは描かれている時代が違うので、
(原作では最後が宮崎勤事件のあたり)
今後はそのあたりをどう2人の行動に絡めるかにも注目したい。

とにかく原作ではまったく語られなかった亮司と雪穂の心情を
子供時代からしっかり描いた点は、
ドラマ化をする上での意欲を感じた。

             採点  8.0(10点満点平均6)


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小早川伸木の恋  第1話 孤独なのは夫?妻?

プロデュース:喜多麗子、古屋建自
演出:武内英樹
脚本:武藤将吾
原作:柴門ふみ「小早川伸木の恋」
音楽:Face 2 fAKE
主題歌:「くるりくるり」ナナムジカ
挿入歌:「ユア・ビューティフル」ジェイムス・ブラント
制作:フジテレビ
出演:唐沢寿明、片瀬那奈、紺野まひる、藤木直人、古谷一行、
   大泉洋、谷原章介、市毛良枝、勝村政信、田山涼成、
   北村一葉、持田真樹、他

「白い巨塔」の財前役が記憶に新しいので、
唐沢寿明が演じる小早川伸木はちょっと新鮮。
その伸木が職場でも家庭でもストレスを貯めている様子は
描けていたと思う。

ただ、妙子(片瀬那奈)のトラウマは
ナレーションで説明されただけなので、
この初回で妙子に感情移入するのは難しいと思う。

伸木が初めてカナ(紺野まひる)に会った時に
見とれたような演出をしたのもどうなんだろう。
ちょっと最初から仕掛け過ぎのような気もした。

あと、伸木とカナが夜の動物園に忍び込んだ場面で
伸木が自分を見つめ直すシーンは
このドラマの方向性を示すためにも必要だったとは思うけど、
“37年、何やってたんだろう。オレはひとりぼっちだ”
と涙ぐむところまでやると、
連ドラの初回としては急ぎ過ぎじゃないだろうか。
見ている方がまだそこまで伸木に感情移入できないという意味で。

強引な行動に出た沼津(大泉洋)への対処や
仁志(藤木直人)とカナの関係などに
興味を惹かれる部分はあるものの、
かなり粗い初回という印象だった。

あ、それから伸木と妙子の娘・みすず(北村一葉)。
妙子の混乱を目の当たりにして可哀想な状況だけど、
彼女の声の出し方が小林麻央に似ていて
それがまた将来の苦労を感じさせて可哀想だった。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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けものみち  第一章

チーフプロデューサー:五十嵐文郎
プロデューサー:内山聖子、伊賀宣子
演出:松田秀和
脚本:寺田敏雄
音楽:佐藤隼
主題歌:「帰れない者たちへ」中島みゆき
原作:松本清張「けものみち」
制作協力:共同テレビ
制作:テレビ朝日
出演:米倉涼子、平幹二郎、佐藤浩市、仲村トオル、若村麻由美、
   東ちづる、吹越満、星野真里、上原美佐、田丸麻紀、
   前川泰之、吉川史樹、田中哲司、中村祐樹、酒井敏也、他

「黒革の手帖」よりずっと見応えがあった。
やっぱり脇がしっかりしているのが大きいと思う。
佐藤浩市と仲村トオルがすれ違うだけで迫力があったし、
若村麻由美も雰囲気があった。

とりあえず初回は、
行き先よりもまずは出口が必要だった民子(米倉涼子)が
その出口を入口に変える部分までを効果的に描けていたと思う。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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2006/01/11

アンフェア  1(表記はローマ数字)

プロデュース:吉條英希、稲田秀樹
演出:小林義則
脚本:佐藤嗣麻子
原作:秦建日子「推理小説」
音楽:住友紀人
主題歌:「Faith」伊藤由奈
制作:関西テレビ、共同テレビ
出演:篠原涼子、瑛太、西島秀俊、香川照之、加藤雅也、寺島進、
   阿部サダヲ、濱田マリ、井上順、木村多江、向井地美音、
   志賀廣太郎、大高洋夫、小林麻央、有坂来瞳、入江雅人、
   眞島秀和、松永京子、榊英雄、清田正浩、鈴木祐二、
   三浦春馬、松嶋初音、波岡一喜、中沢純子、他

スピード感があるし、次への期待感もあるし、
なかなかの仕上がりじゃないだろうか。
警察内部のキャラクターも
あまりコテコテに作り込んでなかったところは好感が持てた。

雪平(篠原涼子)の元夫・和夫(香川照之)や、
最後に登場した家政婦・牧村(木村多江)などの動かし方には
今後、注目したい。

ただ、雪平と理恵子(小林麻央)の関係を曖昧にしたのは
少しストレスが残った。
次回に気を持たせるためなんだろうけど、
ここは原作と設定を変えている部分でもあるので
もう少し説明があってもよかったような気がする。

その部分以外にも、
かなり分かりやすく設定を変えている箇所もあった。
それがテレビ局が考える、
視聴者が求めるであろうフェアな展開ということなのか。

ドラマとしてのリアリティ、
ドラマでも許されるアンフェアな展開、
そのあたりにも注目して次回を待ちたい。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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Ns' あおい  karte 1

企画:金井卓也
プロデューサー:小椋久雄、永井麗子
演出:土方政人
脚本:吉田智子
原作:こしのりょう「Ns' あおい」
音楽:福島祐子、澤野弘之
主題歌:「桜」コブクロ
オープニング曲:「Destination」オオゼキタク
制作:フジテレビ、共同テレビ
出演:石原さとみ、柳葉敏郎、杉田かおる、西村雅彦、片平なぎさ、
   八嶋智人、小山慶一郎、高橋ひとみ、小野武彦、鈴木浩介、
   佐戸井けん太、村田雄浩、加藤貴子、高樹マリア、大村美樹、
   載寧龍二、六角精児、平賀雅臣、矢柴俊博、他

これはこれでそんなに新鮮味もないんだけど、
大外しもしてない作りだった。
脇を固めるベテラン・中堅勢が、
計算できる範囲の役作りをしてるせいかもしれない。

石原さとみもそんなに悪くなかった。
今後もメリハリをつけて演じて欲しい。

あと、個人的にはレントゲン技師・片桐(鈴木浩介)の
ひょうひょうとしたキャラが良かった。
こういうポジションで大袈裟に役作りされるとシラけるので。

せめてナース・ステーションのセットなどで
もう少し新鮮味を出して欲しかった気もするけど、
全体的には安心して見ていられそうな雰囲気だった。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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2006/01/10

西遊記  第一巻 火の国

プロデュース:鈴木吉弘、澤田鎌作
協力プロデュース:菊地裕幸
演出:澤田鎌作
脚本:坂元裕二
音楽:武部聡志
主題歌:「Around The World」MONKEY MAJIK
語り:永井一朗
制作:フジテレビ
出演:香取慎吾、深津絵里、内村光良、伊藤淳史、
   水川あさみ、大倉孝二、他
  (第一巻ゲスト)角野卓造、夏帆、長江英和、木村拓哉

11話で天竺まで行かなくてはいけないわけだから
こういう構成もアリだったと思う。
何度も映像化されている作品なわけだし、
新しい解釈、新しい描き方をすること自体は悪くないと思う。

ウッチャンを沙悟浄にしたことで格闘シーンには迫力が出たし、
弟子3人のキャラの違いはそれなりに出ていたんじゃないだろうか。

ただ、孫悟空(香取慎吾)の
メリハリのないハイテンションはどうなんだろう。
見ていてかなり疲れた。
怒って“ウッキー!”となるところはいいと思うけど、
旅の途中などはもう少しテンションを下げてしゃべって欲しかった。

あと、冒頭で木村拓哉を出したりしたこともあって
肝心の牛魔王(長江英和)との戦いがショボかった。
というか、牛魔王絡みの話の内容が薄すぎた。
初回に牛魔王を出さなくてもよかったのにな。

もしかしたら幻翼大王(木村拓哉)の羽根が
あとで芭蕉扇みたいな使われ方をするのか?

人を信じる心とか、勇気とか、仲間とか、
かなり子供向けの内容になっていたのも気になった。
やりすぎると大人は見ていてかなりシラけそうな気がする。

唯一、凛凛(水川あさみ)をどう使うかには興味が湧いた。
確か手塚治虫版の西遊記では
孫悟空の恋人がリンリンという名前だったはずだけど…。
そのあたりを中心にしばらく見守ってみるか。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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2006/01/09

輪舞曲・ロンド

『輪舞曲・ロンド』  1/15〜
TBS系 日曜9時  期待度 ★★★★★

「ハンドク!!!」「First Love」
「愛なんていらねえよ、夏」「GOOD LUCK!!」などの植田Pが、
企画から3年かかって実現させたという
宿命を背負う日本人刑事と韓国人女性が恋に落ちていく
サスペンス・ラブストーリー。

「冬のソナタ」のチェ・ジウが日本の連ドラに初登場し、
ダブル主演として竹野内豊が相手役を務める。

共演は、木村佳乃、速水もこみち、佐藤隆太、市川由衣など。
「天国の階段」でチェ・ジウと共演したシン・ヒョンジュンや、
「美しき日々」で同じく共演したイ・ジョンヒョンなども出演する。

これで初回の数字が取れなかったら
植田Pも泣くに泣けないだろうなあ。

アジアの裏社会を支配する巨大マフィアとか、
資金源は偽札作りとか、
復讐を誓う潜入捜査官とか、
スベりそうな設定もあるにはるけど、
そこは平野俊一(D)の硬質な映像に期待したい。

とりあえず今期の注目度ナンバー1であることは間違いないか。


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神はサイコロを振らない

『神はサイコロを振らない』  1/18〜
日テレ系 水曜10時  期待度 ★★★★☆

大石英司の同名小説をドラマ化。
10年前に消息を絶った旅客機が、
時を超えて現代に現れてしまったことから起こる人間模様を描く。

かつての恋人や親友、子供、漫才の相方などが
10歳若いまま目の前に現れ、
その再会で巻き起こる涙と笑いとは…

出演は、小林聡美、ともさかりえ、山本太郎、武田真治、
成海璃子、大杉漣、市川実和子など。

小林聡美やともさかりえにメイン演出は佐藤東弥ということで
「すいか」テイストを期待させるが、
脚本は木皿泉ではなく、
「光とともに」や「ビギナー」の水橋文美江が担当する。

それでもこれは面白く仕上がる、ような気がする。

ちなみにタイトルは
アインシュタインが量子力学に関する論争で言った有名な言葉。


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白夜行

『白夜行』  1/12〜
TBS系 木曜9時  期待度 ★★★★★

東野圭吾の大ヒット小説をドラマ化。
原作では亮司と雪穂の19年間が描かれているが、
ドラマでは25歳までの14年間にエピソードを詰め込んで描かれる模様。

亮司は山田孝之、雪穂は綾瀬はるか。
堤幸彦は参加しないものの、
プロデュース・石丸彰彦、脚本・森下佳子、
演出・平川雄一朗、石井康晴、
主題歌・柴咲コウと、ほぼ「セカチュー」チームで制作される。

雑誌や番宣、公式HPでも物語の骨格はかなりあかされていて、
ドラマもラストから始めて
14年前にさかのぼるという形で描かれる。

要するに誰が誰を殺したかというようなミステリー要素よりも、
亮司と雪穂が歩まざるを得なかった人生を
かなりの覚悟で描くと思われる。

ちなみに2人の子供時代を演じるのは、
「恋文」で水野美紀の息子役をやったり、
堂本剛主演の「ホームドラマ!」で宏樹役を演じたりした泉澤祐希と、
「ラストプレゼント」での天海祐希の娘役、
「女王の教室」でのクールなひかる役が記憶に新しい福田麻由子。

原作が原作なだけに、
どうドラマ化するのか注目したい。


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時効警察

『時効警察』  1/13〜
テレ朝系 金曜11時15分  期待度 ★★★☆☆

地味な存在で“ポツネン”とあだ名される内勤の警察官が、
あくまでも趣味として時効が成立した事件の真相を追っていく。

天才的な観察力で迷宮入りした事件の謎を解き明かすが、
基本的には犯人に罪を“確認”しに行くだけという
ミステリーコメディ。

その変わった警察官をオダギリジョーが演じ、
デートという名のもとに捜査を手伝わされる交通課の婦警を
麻生久美子が演じる。

完全なB級テイスト作品になるかもしれないけど、
メインの演出・脚本を担当するのは
「ごっつええかんじ」や「笑う犬の生活」の構成作家で、
昔、演技者。で「いい感じに電気が消える家」という
実にシュールなホームコメディを作った三木聡。

これが今期の大穴のような気がする。
とりあえず初回はチェックしておくべき。


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小早川伸木の恋

『小早川伸木の恋』  1/12〜
フジ系 木曜10時  期待度 ★★☆☆☆

柴門ふみ原作のコミックをドラマ化。
争いごとが嫌いで出世欲もない主人公が、
仕事や家庭の問題に悩みを抱えながら
ひとりの女性に恋をする。

主人公・小早川伸木を唐沢寿明、
妻の妙子を片瀬那奈、
伸木が恋をするカナを紺野まひるが演じる。
他に、藤木直人、谷原章介、大泉洋などが共演。

リアルな描写に期待したいが、
連ドラのテーマとしては求心力が弱いかも。


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けものみち

『けものみち』  1/12〜
テレ朝系 木曜9時  期待度 ★★☆☆☆

昨年の「黒革の手帖」に続き、
米倉涼子主演で送る松本清張もの。

前作は神山由美子が脚本を担当していたが、
今回は寺田敏雄が書く。
共演は平幹二郎、佐藤浩市、仲村トオル、若村真由美、東ちづるなど。

何だかんだ言って米倉涼子も経験を積んできたと思う。
脇は前作よりも固いと思うので、
話題性だけに頼らないドラマになることを期待したい。


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アンフェア

『アンフェア』  1/10〜
フジ系 火曜10時  期待度 ★★★☆☆

「ラストプレゼント」や「ドラゴン桜」の脚本を書いた
秦建日子の小説「推理小説」をドラマ化。
ただし今回の脚本は「エコエコアザラク」などを撮った映画監督で
「恋におちたら」などでドラマの脚本も書いている
佐藤嗣麻子が担当する。

検挙率ナンバー1のバツイチ子持ちの女刑事が、
マスコミに送られてきた小説の内容通りに起こる
連続殺人事件の謎に挑む。

主役の雪平夏見は篠原涼子。
相棒の安藤は瑛太。
他に西島秀俊、加藤雅也、阿部サダヲ、香川照之などが共演する。

器用な篠原涼子なら十分に雪平夏見役をこなしそう。
ドラマなりの脚色もすると思うので脚本次第か。


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Ns' あおい

『Ns' あおい』  1/10〜
フジ系 火曜9時  期待度 ★★★☆☆

連載中コミックのドラマ化。
新人ナースが病院と対立しながらも
現代の医療現場が抱える問題に立ち向かっていく姿を描く。

主演は石原さとみ。
柳葉敏郎、杉田かおる、片平なぎさなどが共演する。

フジ系火曜9時枠のナースものというと
観月ありさの「ナースのお仕事」を思い出すけど、
これはどちらかといえば
「ブラックジャックによろしく」のナース版という感じか。

石原さとみの発声が一本調子にならないことを望む。


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西遊記

『西遊記』  1/9〜
フジ系 月曜9時  期待度 ★★★★☆

「西遊記」が12年ぶりに月9で連ドラ化。
12年前は日テレ系で唐沢寿明、牧瀬里穂らが、
28年前には同じく日テレ系で堺正章、夏目雅子らが演じた。

今回は孫悟空に香取慎吾、三蔵法師に深津絵里、
沙悟浄に内村光良、猪八戒に伊藤淳史という布陣で挑む。
ちなみに三蔵法師の愛馬の化身、白竜は出てこない模様。

「西遊記」のテレビドラマといえば、
やはり三蔵法師に夏目雅子を配した堺正章版が
今でも映像化の代表作として語り継がれていると思う。
放送時から人気が高く、天竺から持ち帰った教典が白紙だった、
という設定でパート2まで作られ併せて全52話に及んだ。

そういう過去の作品と一線を画したドラマになるかどうか。
今回はかなりポップに作るということなので、
そのあたりのトーンに期待したい。


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夜王・YAOH

『夜王・YAOH』  1/13〜
TBS系 金曜10時  期待度 ★☆☆☆☆

人気コミックのドラマ化。
昨年5月に放送されたスペシャルでは
元暴走族の的場遼介が一端のホストになるまでを描いたが、
その続きを連ドラで描く。

松岡昌宏、北村一輝、要潤、内藤剛志、かたせ梨乃などに加え、
香里奈、石垣佑磨らも加わる。

こういうドラマはもう好みの問題か。
かえって気軽に見られるという人にはいいかも。


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喰いタン

『喰いタン』  1/14〜
日テレ系 土曜9時  期待度 ★☆☆☆☆

同名のコミックのドラマ化。
大食いの探偵がいつでもどこでも食べまくりながら
鮮やかな推理で難事件を解決していくというコメディ。
主演は東山紀之。

グルメ番組の要素も取り入れ、
「どっちの料理ショー」などの番組とのコラボも検討中とか。
こういうのって、
日テレが一番手を出してはいけない企画なんじゃないだろうか。

バカバカしい設定を
どこまで笑える映像に仕上げられるかがポイントか。


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ガチバカ!

『ガチバカ!』  1/19〜
TBS系 木曜10時  期待度 ★☆☆☆☆

かつては不良だった元プロボクサー・権藤鉄太が、
新米教師として問題児らと本気でぶつかり合う学園ドラマ。
権藤は管理教育、営利主義の学校側とも対決する。

そんなバカがつくほどの一本気の熱血教師役に
「サラリーマン金太郎」や「特命係長・只野仁」の
高橋克典を起用するという
ビックリするくらい捻りのない企画。

でも、そのコテコテさがたまらないという人もいるんだろうな。
NEWSの手越祐也と増田貴久や
井上和香、沢村一樹、黒川智花なども出演する。


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2006/01/04

10〜12月期を振り返る

放送前はそれほど話題作が豊富というわけでもなかったのに、
終わってみれば平均視聴率15%以上(関東)が7作も出た10〜12月期。
まず、視聴率の順位はこんな感じだった。


  花より男子         19++%
  熟年離婚          19+%
  危険なアネキ        18++%
  野ブタ。をプロデュース   16++%
  大奥・華の乱        15++%
  鬼嫁日記          15+%
  1リットルの涙       15+%
  ブラザー☆ビート      13++%
  恋の時間          10+%
  あいのうた         9++%
  着信アリ          8+%
  今夜ひとりのベッドで    6++%


「熟年離婚」はそのテーマと渡哲也の起用で、
普段ドラマをあまり見ない層を取り込んだのが
高視聴率につながった感じ。
でもそれだけに作り方としてはかなりビギナー向けで、
ドラマを見慣れてる人にとっては物足りない内容だった気がする。

「花より男子」はあまりにも有名な原作なのでどうせダメだろう、
と思っていたら意外と許せた、という結果の数字だろうか。
井上真央と松本潤の貢献度は高かったと思う。

「あいのうた」は予想以上に低い数字だったけど、
やはり最初から先が見えすぎる構成というのは
なかなか数字につながらないと思う。

「危険なアネキ」と「鬼嫁日記」に関しては、
世の中ってそういうものだ、としか言いようがない。
次に個人的な評価点の平均はこんな感じ。


  野ブタ。をプロデュース   7.55
  1リットルの涙       7.23
  今夜ひとりのベッドで    6.95
  あいのうた         6.90
  花より男子         6.78
  大奥・華の乱        6.75
  熟年離婚          6.22
  着信アリ          6.15
  ブラザー☆ビート      5.68
  恋の時間          5.55
  危険なアネキ        5.45
  鬼嫁日記          5.14


今期の中ではやはり「野ブタ。をプロデュース」が印象深かった。
あの原作をああいう形でドラマ化したアイディア自体が秀逸だったし、
その期待に応えた主役の3人も立派だった。

「1リットルの涙」も原作の意味をきちんと理解して
真摯な姿勢で作っている点が何より評価できた。
キャスティングも申し分なかったと思う。

で、視聴率が最も悪かったにも関わらず、
実は意外と面白かったのが「今夜ひとりのベッドで」。
最終回が今イチだったので
自信を持ってオススメできないのが残念だけど、
ありきたりの不倫ものではないので
機会があったらチェックして欲しい。

それぞれタイプは違うけど「大奥・華の乱」までの6作品は
見て損のないドラマだったと思う。


今期はスペシャルドラマが多いクールでもあった。
戦後60年を記念して作られたドラマの中でも
DRAMA COMPLEX の第一弾となった「火垂るの墓」は
やっぱり一番印象深かった。
節子役を演じた佐々木麻緒の熱演だけでなく、
ドラマとしての脚色も戦争の悲惨さをさらに表現できていたと思う。

「女の一代記シリーズ」はちょっと期待しすぎたか。
実在する誰かの人生(半生)を短時間で描こうとすると
どうしてもエピソードの羅列になってしまう。
岩谷時子(松下由樹)との関係を軸にした第2夜は
比較的構成も良かったと思うけど、
越路吹雪が歌うシーンが重要だっただけに
いくら天海祐希といえどもその表現は難しかった。

ヤングシナリオ大賞の「unplugged」は
これまでの受賞作とはちょっと系統が違って
詩的な雰囲気がある作品だった。
ただ、演出でかなりカバーされた印象も。
末永遙は今が一番輝いてるような気はした。

役者の演技が堪能できたという意味では
「クライマーズ・ハイ」も印象的だった。
主役の佐藤浩市を始め男優陣の迫力ある演技は
ある種の世界を見事に表現していたと思う。
岸部一徳は「今夜ひとりのベッドで」にも出ていたけど、
その違いを比べたりするのも面白かった。

個人的には最後に「どんまい!」の最終週を見逃してしまって
ちょっとヘコんだりもしたんだけど、
いろんなタイプの作品を見られたクールではあった。


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