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2006/03/27

輪舞曲ーRONDOー  最終話

演出:平野俊一
脚本:渡邉睦月

最後はテーマをハッキリと示そうとするあまり、
かなり強引な展開になった。

宗(橋爪功)が今まさに日本を経済的に崩壊させようとした時、
ユニ(イ・ジョンヒョン)から電話がかかってきて
思い止まるところはまあいいと思う。

ただ、その後に龍一郎(杉浦直樹)が脱走して
ひとりで神狗のビルに入って来たというのが
あまりにもムチャクチャだった。

ここは日本人の龍一郎と韓国人の宗の関係、
神と狗(犬)という言葉(関係性)から生まれた神狗に
決着をつけさせるために、
ムリにでも2人を対峙させる必要があったし、
戦後を引きずる龍一郎が
息子の龍吾(速水もこみち)によって殺され
呪縛が解かれるシーンも必要だった。
でも、いくら何でも段取りが強引でしょう。

結局、琢己(竹野内豊)が助かって
めでたしめでたしなのはいいと思うけど、
韓国で育ったユナ(チェ・ジウ)が
日本人であることをどう受け入れるかについて
ひと言もなかったのが、
また日韓の現実を示しているようで複雑だった。

全体的には気負いすぎて
ドラマのディティールが崩れたのが痛かったと思う。

日韓で過去を全く絡めずに
普通のラブストーリーをやるのは早すぎるという気持ちは分かる。
でも、サイバーテロによって経済的に日本を崩壊させるような
ストーリーにするのなら、
企業を舞台にしたドラマにしてもよかったんじゃないだろうか。

いやもちろん、それでは本当の痛みが
表現できないと思ったのも分かる。
最後に龍一郎と宗が死ぬことにも、
親を殺された琢己が相手を殺すという復讐を思い止まることにも
意味はあったと思う。

でも、そのドンパチが効果的に使われたとは思えないんだよなあ。
巨大マフィアや潜入捜査官といった設定そのものが
どこか冷めて見えてしまった。

映像の使い方の失敗も大きいと思う。
心象風景の揺れを今回のような早い切り替えや
揺れる画面で表現するのはいいと思うけど、
込み入った設定を説明しながら表現するには合わなかった。
演出にも問題はあったと思う。

チェ・ジウだけでなく、
シン・ヒョンジュンもイ・ジョンヒョンも
1クールの連ドラに出演させた功績は大きいと思う。
それだけにもう少し別のスタイルのドラマを見せて欲しかった。

             採点  5.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★★☆☆☆
                  配役  ★★★★★
                  主題歌 ★★★★★
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★★★☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  6.09(10点満点平均6)


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2006/03/26

夜王・YAOH  Final Episode

演出:酒井聖博
脚本:いずみ吉紘

オーソドックスでお約束のラストだったけど、
このドラマの締めとしては良かったんじゃないだろうか。
ロミオ復活を決意して
遼介(松岡昌宏)と聖也(北村一輝)が手を組むわけだけど、
最終的にはそれを聖也から言い出す展開が良かった。

バラバラになっていたメンバーを
遼介と聖也が声をかけて集めていくような過程は、
どんなドラマでもRPGっぽくて面白い。
あそこは細かい人間関係のしこりなんか気にせず、
いざ鎌倉と集まってくる方が見ていて気持ちいい。

大阪で吠える聖也にはちょっとムリがあったけど、
やたらとベタベタせず、
改めてナンバー1を目指す展開は良かったと思う。

このドラマはやっぱり
聖也のキャラクターがしっかりしていたのが大きかった。
松岡昌宏の遼介も良かったけど、
聖也を紋切り型の敵役にしていたら
これほど惹きつけられなかったと思う。

ホストを描いたドラマだからこそ
お客となる女性陣にも気を使って欲しかった気持ちもある。
でも作品の狙いとしては男性陣ががんばって
うまく仕上げたんじゃないだろうか。

最初はあまり期待していなかっただけに
かなり楽しめたドラマだった。

             採点  6.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  6.23(10点満点平均6)


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白夜行  最終話

演出:平川雄一朗
脚本:森下佳子

前半はまたバタバタとした展開だった。
笹垣(武田鉄矢)が早い段階から警察を辞めていたため、
強引に友彦(小出恵介)が自首するという形で
警察が事件の全貌を改めて捜査することに。

篠塚(柏原崇)が正面切って雪穂(綾瀬はるか)に
自主を勧めに行ったところも
かなりあっさりとした印象はあった。

ただ、その後、
図書館の掲示板に書き込まれた雪穂の言葉を読んで、
最後まで雪穂に太陽の下を歩かせようと
笹垣殺害にこだわった亮司(山田孝之)に対して、
雪穂が図書館の掲示板に書き込まれた亮司の言葉を読み
亮司をダクトに閉じこめたのは自分だと感じ、
“太陽の下、手を繋いで歩こう。死刑台まで歩いていこう”
と決意した流れは良かった。

亮司が考えた雪穂に太陽の下を歩かせる方法は
笹垣殺害と自分の死だったわけだけど、
笹垣の殺害には失敗。自らの死だけは敢行する。

結果的に雪穂は亮司の希望を受け入れ、
嘘に嘘を重ねて生きていく。
ただ、それはまさに生き地獄で、
ひとかけらの真実も失った雪穂は廃人同然になってしまう。

亮司と典子(西田尚美)の間に子供ができていたのが
このドラマ化における唯一の救済のようなもので、
亮司は笹垣から“間違いだらけやったけど、
ひとりの人間を幸せにするために精一杯やった”ことを
その子供に伝えてやるという言葉を聞き、
雪穂は最後にその子供と太陽の下で手を繋ぐことができる。

個人的にこの脚色は無くてもよかったのでは、とも思う。
東野圭吾自身が言うように、
やっぱりこれは偽りの昼を生きてしまった人間の物語なので…。

純愛というキャッチフレーズや
亮司と雪穂が受けた子供の頃の傷に
こだわりすぎる向きもあるようだけど、
亮司と雪穂の結びつきはあくまでも2人だけのもので
まったく社会性はない。

その結びつきだけで身勝手に罪を重ね続け、
本当の太陽の下を歩こうとしなかったのは
亮司と雪穂に他ならない。
だから2人の結末が救いようのないものだったとしても
それはそれで納得できたんじゃないだろうか。

でも、ドラマとしては暗すぎるラストもムリだったんだろうな。
最後は雪穂の表情を見せないようにするなど、
ドラマとして想像させる範囲も残しているし、
これはこれで良かったのかもしれない。

笹垣が14年前に逮捕してやれなくてすまなかったと
亮司に詫びるシーンは、
間違いだらけの生き方をすることになった亮司と雪穂に
ただひと言だけ届いた大人からの謝罪のようで、
グッとくるものがあったし。

いずれにしても、亮司と雪穂の心情が
まったくと言っていいほど描かれなかった原作に対して、
徹底的に描く方法でドラマ化した企画は見応えがあった。

ただ、原作が長編のため、
そのエピソードを詰め込み過ぎて流れが悪くなったり、
分かりにくくなったりした部分もあった。
視聴率も高くなかったので、
最終回を延長できなかったのも痛かった。

DVDは放送時間の都合でカットされたシーンも入れて、
なおかつオリジナルのエンディングも追加するようだけど、
それはちょっとズルだしな、連ドラとしては。

そういう意味では決して完成度の高いドラマではなかったけど、
制作者側の覚悟とアイディア、役者たちの努力は
今期の他のドラマを圧倒していたと思う。

             採点  7.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★☆
                  演出  ★★★★★
                  配役  ★★★★★
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★★☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  7.50(10点満点平均6)


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小早川伸木の恋  最終話 最終章〜涙の選択

演出:武内英樹
脚本:武藤将吾、平林幸恵

調停ではまた妙子(片瀬那奈)が面白発言を連発してたけど、
最終的には伸木(唐沢寿明)も妙子もお互いのこと、
そして自分自身のことを冷静に考え、
円満に離婚するという結末に。

結局、意外とドラマチックに生きていた周りの登場人物も
健気だったみすず(北村一葉)の気持ちの処理も
最後はおざなりになった感じ。
ただ、ある意味、大衆的だった夫婦のひとつの物語としては
リアリティがあったと言えなくもないと思う。

でも、全体的に妙子のキャラクターが極端だったことは、
明らかに感情移入する上で障害になった。
たとえ分かりやすくするためであっても
作品の質は下げたと思う。

男としての身勝手さや、
やさしいフリをしたいい加減さなど、
伸木の方は意外とうまく作れていただけに、
妙子のキャラクター作りの失敗は痛かったと思う。

しかし、仮に妙子の方もうまく表現ができて、
本当にリアリティのある夫婦のすれ違いと
離婚までの道程を描いていたらどうなっていたんだろう。

やっぱりそれでも
そんなに評価はされなかったんじゃないだろうか。
そういう身につまされた問題は
テレビドラマに求められてないような気がするので。

そう思うと妙子のようなキャラクターを
とことんエンターテイメント的に処理して、
その中で人間の醜い部分も愛おしい部分も見せていく
内館牧子のような作り方の方が
よりテレビドラマ向きだと思うんだよなあ。

原作の善し悪しは別にして、
ドラマの作り方としてはやっぱり失敗だったと思う。

             採点  5.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★☆☆☆☆
                  演出  ★★☆☆☆
                  配役  ★★☆☆☆
                  主題歌 ★★☆☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★☆☆☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  5.23(10点満点平均6)


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ガチバカ!  Final Round

演出:竹之下寛次
脚本:旺季志ずか

小室(川野太郎)の悪事がバレる過程は
新聞の記事を写すだけでほとんど省略。
元プロボクサーの破天荒な教師が主人公なので
どうしてもボクシングの試合を最後に入れたかったようで、
やたらと強引な内容の最終回だった。

権藤(高橋克典)がまだ教師を続けてもいいのではと思う理由と
因縁の相手に勝ちたいと思う動機のリンクにかなりムリがあって、
生徒たちがこぞって応援する姿も強引だったし、
他の教師たちが急にマジメになるのも強引だった。

だいたい、ボクシング部の顧問をさがしてるという学校側が
その試合を面接の代わりとして認める理由が分からないし…。
元・世界チャンピオンの飯田覚士を迎えての試合だったけど、
試合そのものもそれほど格好良くはなかった。

唯一、武田(沢村一樹)が最後まで
学校に夢を求めてないまま終わったところは
筋が通っていたかもしれない。

とにかくこのドラマは最初から企画に新鮮味がなかった。
それでも脚本を練りに練れば何とかなったかもしれないけど、
基本的にはよくあるパターンを踏襲してるだけだった。
映像がそんなに悪くなかったのが救いだったかな。

プロデューサーがどれだけ他のドラマを見ているのか、
改めて疑問に思った作品だった。

             採点  4.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★☆☆☆☆
                  演出  ★★☆☆☆
                  配役  ★★☆☆☆
                  主題歌 ★★☆☆☆
                  音楽  ★★☆☆☆
                  新鮮さ ☆☆☆☆☆
                  話題性 ★☆☆☆☆

           平均採点  5.05(10点満点平均6)


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2006/03/22

アンフェア  FINAL

演出:小林義則
脚本:佐藤嗣麻子

結局、安藤(瑛太)か。
まあ、ドラマだけの流れを考えれば
一番納得がいく真犯人だったかもしれない。

原作では雪平(篠原涼子)の相棒で
執筆中の「推理小説2」でも普通にコンビを組んでそうなので、
それは暗黙の了解としてないだろうと思ってたんだけど、
その裏をかかれた感じだった。

動機の発端としては、雪平の父親殺害事件を使うか、
過去の未成年射殺を使うかのどちらかだったので、
全体的にはさほど違和感はなかった。

安藤を“コインロッカー・ベイビーズ”にしたのは
またあざとい感じがしたけど、
親を知らない安藤が
直接的には美央(向井地美音)を傷つけることなく、
むしろ美央に声を発する勇気を与えたことで
そこもまあいっかという印象だった。

もちろん、この手のドラマは細かいところを突っ込めば
いろいろアラも出てくるけど、
最後まで興味を持続させ、
エンターテイメント性を持たせたのは立派だったと思う。

残念だったのは、結局最後は
本当にアンフェアなのは誰か、
そしてリアリティとは何かということについて
あまり深く絡めさせることができなかった点。

安藤が雪平を好きになってしまったというのは、
瀬崎の感情と同様、リアリティを表したものとも取れるけど、
こういう描き方だと、
信頼していた安藤を雪平自身が射殺することによって、
安藤の復讐が結果的に完結したという印象の方が強い。

そういう意味では作品としての個性を無くしてしまったようで
ちょっと残念だった。

うーん、原作を元にすれば
安藤の真犯人はあり得なかったはずだから、
それをやったこと自体がアンフェアな展開だったのかなあ。

まあ、ドラマのオリジナルな部分もかなり楽しめたので
これはこれで良しとしましょうか。

             採点  6.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  6.55(10点満点平均6)


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Ns' あおい  karte 11

演出:土方政人
脚本:吉田智子

医療関係者としてルールを守るべきか、
ルールを破っても目の前の患者を救うべきかという
大きなテーマを抱えて臨んだ最終回だったわりには
あっさりとした内容だった。

カウンターとなる意見に説得力がないのが大きな問題で、
単に病院内の処分方法という範囲で
話が終わってしまったのも残念だった。

その点でも田所(西村雅彦)のポジションは重要だったのに、
いろいろな役回りをさせて結局は中途半端な存在に。
各登場人物の役割設定そのものが不用意だったのかもしれない。

全体的なテーマとしては悪くなかったのに
クオリティーが上がらなかったのは、
やっぱりドラマとしての作り方に問題があったんだと思う。
やるなら徹底的にシリアスに作った方がよかったような気がする。

個人的な意見としては石原さとみの評価が大きく下がった。
もう少し器用にこなすかなと思ったんだけど、
シリアスな場面での一本調子のしゃべり方は
見ていてもかなり冷めてしまった。

もっと深みのある内容になると思っていただけに、
個性のない作り方をされてしまったのは残念だった。

             採点  5.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★★☆☆☆
                  配役  ★★★☆☆
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★☆☆☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  6.05(10点満点平均6)


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2006/03/21

西遊記  最終巻 天竺

演出:澤田鎌作
脚本:坂元裕二
(最終巻ゲスト)堺正章、山下真司、篠井英介

西遊記はもともと天界で罪を犯した者に苦行を与え、
それを乗り越えて贖罪を果たした者を仏にする話なので、
最後にきちんと釈迦(堺正章)が出てきて旅の理由を話し、
教典を授けた展開になったのはとりあえず良かった。

堺正章が如意棒を回すのはサービス過多で浮いてたけど、
悟空(香取慎吾)の緊箍呪を外した後に
“痛いんだよね〜、これ”と言ったのはちょっと笑えたし。

人の一番大事な使命は生き続けること、
大切なことは人々の心の中に書かれている、
田畑を耕すその汗に、赤子に乳をやる母の瞳に
大切なことは書かれている、などなど、
最終回のメッセージもそれなりに良かったと思う。

延長が長かった分、かなり間延びした編集ではあったけど、
今回のドラマ化らしいまとめ方だったんじゃないだろうか。

ただ、ラスト3回は比較的、筋が通っていたとはいえ、
全体的には子供向けの内容で
大人が見続けるには正直きつかった。
「西遊記」とは名ばかりのストーリーで
設定そのものも変えてしまっていたので、
物語への感情移入度も低かった。

とくに老子(大倉孝二)の存在は最後まで曖昧だったと思う。
老子って名前もあんまりだし…。
せめて天界と下界のつながりくらいは
最初にきちんと説明して欲しかった。

ポップに仕上げたこと自体は悪くなかったと思う。
「ROAD TO TENJIKU」と出るタイトルバックも良かったし、
エンディングのテーマ曲に入るところも格好良かった。
沙悟浄に内村光良を配して、
格闘シーンも見応えのある回は多かったと思う。
それだけに内容が軽くなってしまったのは痛かった。

しかし、釈迦がさらわれるってどういうことやねん。
教典が白紙なのは苦行が足りないからだろう。
といっても、続編でもやられたら
見る方にさらなる苦行が科せられるのでそれはやめて欲しい。

             採点  6.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★☆☆
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★★☆

           平均採点  5.86(10点満点平均6)


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2006/03/20

輪舞曲ーRONDOー  第10話

演出:平野俊一
脚本:渡邉睦月

形としては琢己(竹野内豊)とユナ(チェ・ジウ)が
両方とも犯罪者ということに。
でも、琢己の身元が証明されないってことで引っ張るのは
さすがにムリがあるよなあ。

潜入捜査に関しては一部の人間しか知らなかったとしても、
西嶋ショウではなくて金山琢己だということは
コンピュータのデータがなくても書類はいろいろあるだろうし。

ていうか、外部からデータを消せるくらいなら、
またユナが新しいデータを作って入れとけばいいんじゃないの?
そういう発想はユナにはないの?
とか思ってしまうんだけど。

そのあたりにムリがあるせいもあって、
ラストでユナが琢己に言った“出会ってはいけなかった”という
本来は盛り上がるであろうシーンがまったく盛り上がらなかった。

一応、日韓関係についても
分かりやすくセリフにしたりしてたけど、
韓国警察お墨付きの偽造パスポートとか、
指名手配中のわりには自由に動き回る琢己とか、
とにかくもうディテールがぐだぐだ。

これでは仮に最終回を綺麗にまとめることができても
テーマがうまく伝わるかどうかも分からなくなってきた。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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2006/03/18

夜王・YAOH  Episode 10

演出:倉貫健二郎
脚本:渡辺啓

フジテレビ系「ワンナイR&R」とのコラボで、
ゴリエが金四郎(佐藤二朗)の客として登場。
でも、ストーリーが少しシリアスになっていたので
かなり浮いた感じだった。

「ワンナイR&R」の中で富井(山口智充)たちが
「夜王」の収録現場に出演交渉に行った時の方が面白かったな。

話は遼介(松岡昌宏)が聖也(北村一輝)との戦いの中で
本当のロミオらしさが無くなってしまったと感じ、
自分から勝負を下りるという展開に。

それはいいんだけど、
遼介が店の中央まで行ってお客全員に頭を下げるシーンは
ちょっとイヤらしかった。
個別に謝ったみたいな描き方にすればよかったのに…。

聖也の対応に怒ったフジ子(杉本彩)のやり方も
ムチャクチャなんだけど、
杉本彩のしゃべり方も一本調子だった。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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白夜行  第十話

演出:平川雄一朗
脚本:森下佳子

亮司(山田孝之)が典子(西田尚美)に話して聞かせる小説や
笹垣(武田鉄矢)のノートを絡め、
亮司と笹垣の関係をしっかり描いた部分は見応えがあった。

とくに、笹垣に見つけてもらって嬉しかったのでは?
という典子の指摘と、
同じだけの時間を費やして自分たちを見てきた笹垣に対して
父親や松浦と同じ方法で殺そうとする亮司の決断には
かなり重みがあった。

そして今回、一番印象的だったのは、
笹垣が亮司と雪穂(綾瀬はるか)のしてきたことに対して
“あいつらがアホやから”
“あいつらに同情することは何ひとつない”
とハッキリ言ったシーン。

もともとこの作品はトラウマを描いたものではなく、
白夜の中を歩き続けてしまった2人を描いたものなので、
そこをしっかりとセリフにしたところは良かったと思う。

最終回のラストは初回の冒頭シーンに戻るわけだけど、
その後に何か付け加えそうな気もしてきたので
最後までじっくり見届けよう。

             採点  8.0(10点満点平均6)


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小早川伸木の恋  第10話 衝撃の調停離婚

演出:谷村政樹
脚本:武藤将吾

最終回に向けて都合良く動く人物もチラホラ。
とくに金井(山口翔悟)が妙子(片瀬那奈)に言った
“ご主人のことを好きなことは何となく分かってました”
“幸せになってください”はかなり笑えた。

かとうかず子が離婚調停を担当すると
妙に説得力はあるな。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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ガチバカ!  Round 9

演出:竹村謙太郎
脚本:旺季志ずか

加奈(黒川智花)の過去自体は大袈裟に膨らましたりせず、
権藤(高橋克典)との関係で描いたのは良かったと思う。

拳銃を持ったヤクザまで出てきたのは驚いたけど、
小室(川野太郎)の背景にそれくらいないと
この後の逆転に説得力が出ないかもしれないから仕方ないか。

加奈が過去を打ち明けた時と
小室を殴る前の権藤の表情は悪くなかった。
内容は思いっきりベタだけど丁寧に作った方だと思う。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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神はサイコロを振らない  Last day 〜最終回〜

演出:佐藤東弥
脚本:水橋文美江

結局、10年前に戻った402便の様子は描かず、
多元宇宙論的な希望を残す程度だった。

まあ、このドラマにおいてそこはあまり重要ではないので
それでもいいと思う。
初回で乗客の身体が消えていくような描写までしていたので
もっとコテコテのラストにするのかなとも思ってたけど。

10年後の世界から乗客が消えるシーンは静かで良かったと思う。
ヤス子(小林聡美)と哲也(山本太郎)の結婚式はなく、
消える瞬間よりも前に別れのシーンを入れたのも
このドラマらしかった。
亜紀(ともさかりえ)に対する菊介(武田真治)の
“いってらっしゃい”も良かったと思う。

とにかく、あくまでもヤス子を主体にして、
この10年をどう過ごしてきたか、
これからをどう生きるのか、という部分を描いたことは
十分伝わったと思う。

ただ、物語の設定が派手だっただけに、
それぞれの乗客のエピソードや世の中の反応に
説得力が無くなってしまったのはやはり印象が悪かった。

かといって、完全にコミカルな雰囲気を無くし、
原作通り乗客の自殺や殺人を描いたり、
阪神大震災や地下鉄サリン事件のような過去も含めて
ドラマにした方がよかったのかというと、
そうでもないような気がする。

結局のところ、「すいか」テイストと
この原作が合わなかったということじゃないだろうか。

良いセリフもたくさんあったし、演出も悪くなかった。
そして何より小林聡美は
替えの効かない女優であることを証明した。
それだけに作品全体の満足度がやや低かったのは残念だった。

             採点  7.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★☆☆☆☆

           平均採点  7.22(10点満点平均6)


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2006/03/15

アンフェア  10

演出:高橋伸之
脚本:佐藤嗣麻子

アンフェアな人間に罰を与える復讐サイトの存在が明らかになり、
その管理者が和夫(香川照之)だったという展開。
今回も思いっきり和夫が怪しいという描き方だったけど、
こういう展開だからこそ、それはないだろう。

和夫は蓮見(濱田マリ)の病室に
サイトのアドレスかパスワードを聞きに行っただけだと思う。
だとするとラストシーンの意味として考えられるのは2つ。

まず、和夫がどこで拳銃を手に入れたのかという疑問はあるけど、
雪平(篠原涼子)の父親の殺害現場には真犯人も来ていて、
和夫はその人物を撃とうとした、
そしてその人物に和夫は撃たれたというパターン。
もうひとつは完全に雪平と和夫の芝居で、
2人で真犯人に罠をかけてるパターン。

いずれにしてもここまでうまく引っ張ったと思う。
×マークの連続殺人の実行犯と黒幕が
同じ人物なのかどうかという疑問も残るけど、
あとは最終回でどこまで納得できる筋書きを提示できるかか。

注目された冒頭のナレーションは、
結局、雪平(篠原涼子)、小久保(阿部サダヲ)、
久留米(井上順)、瀬崎(西島秀俊)、牧村(木村多江)、
安本(志賀廣太郎)、山路(寺島進)、蓮見(濱田マリ)、
三上(加藤雅也)、和夫(香川照之)と来て、
安藤(瑛太)だけが残った。

でも、美央(向井地美音)をこれ以上悲しませるのはダメだろう。
安本に5000点、三上に3000点、
山路に2000点を賭けて最終回を待とう。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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Ns' あおい  karte 10

演出:石川淳一
脚本:吉田智子

終末医療のエピソードからあおい(石原さとみ)と
総師長(片平なぎさ)の関係に話がつながり、
再びあおいがルールを破ってでも患者=総師長を救うのかどうか、
という流れ。

吾郎(平賀雅臣)の話はとくに目新しさはなかったけど、
患者が最後に望んでいることが分かるのは
近くにいるナースではないのか、
という部分でこのドラマらしさを出して、
そこからあおいと総師長の過去の話にうまくつなげたと思う。

あおいの母親の墓前で、
あおいが総師長にありがとうございましたと頭を下げるシーンは
きちんと遺族とナースの関係になっていて良かった。

急変した総師長とあおいを載せた車が脱輪するというのは
さすがに出来すぎた展開ではあるけど、
最終回前の盛り上がりはあったと思う。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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2006/03/14

西遊記  第十巻 滅法国

演出:高木健太郎
脚本:坂元裕二
(第十巻ゲスト)大地真央、デビット伊東、谷津勲、眞野祐子

実は凛凛(水川あさみ)は滅法国の姫だったという展開。
三蔵(深津絵里)たちに帯同するようになった理由、
混世魔王の軍隊を引き上げさせることができた力とその条件、
悟空(香取慎吾)と結婚したかった本当の気持ちなど、
凛凛にまつわる話は筋が通っていて良かったと思う。

散りばめられた小ネタも今回は比較的面白かったし、
凛凛が死んでなかったラストも
このドラマらしくて良かったんじゃないだろうか。

それにしても水川あさみは急に色っぽくなったなあ。
パンテーン恐るべし。

悟空が最後に啖呵を切りながらテーマをまとめたりするのは
相変わらず蛇足なんだけど、
それは今さら言ってもしょうがない。

ナマカ発言はなかったし、
今回は見やすかったと思う。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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2006/03/13

輪舞曲ーRONDOー  第9話

演出:山室大輔
脚本:渡邉睦月

春川第一高校の前をサラッと通り過ぎたり、
ユジンのお母さん=キム・ヘスクが登場したり、
韓国ロケで「冬ソナ」テイストを出しつつ、
それはないだろうと思っていた
ユナ(チェ・ジウ)の在韓日本人説が現実のものになった。
まあ、琢己(竹野内豊)が在日韓国人であった以上、
テーマを維持するにはそれしかなかったとも言えるんだけど…。

ただ、そうなると余計に
このドラマが採用してきた演出方法には疑問が残る。

要するに初回の冒頭数分間から
多くの情報を詰め込んでいたということだけど、
あのシーンだけに限らず、
このドラマはずっと物語の状況設定を
視聴者がスムーズに理解できるような映像ではなかったと思う。
だからあの時の女の子がユナですよと言われても
あまりカタルシスがない。

もちろん、そこをぼやかすことで引っ張るという手法もあるけど、
フェイクとしてあきら(木村佳乃)の存在もあったわけだし、
せめて初回の冒頭シーンくらいは自信を持って
もう少し丁寧に描写しておいて欲しかった。

しかし、琢己と同い年くらいだったユナが
24年前のことを覚えていないということは、
やっぱりショックで記憶を無くしてるってことなんだろうし、
今回なんか琢己がトラックにひかれそうになる
交通事故ネタも入れてあるし、
想像以上にコテコテの企画だなあ。

とりあえず、宗(橋爪功)が琢己とユナの父親を殺し、
今は神狗を乗っ取ろうとしている
最後の敵であることはハッキリした。
ここからはあまりこねずに
ラブストーリーとしてもしっかり描いて欲しい。

正体を明かしたヨンジエ(シン・ヒョンジュン)と
琢己のコンビはなかなか格好良かった。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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喰いタン  File 9 涙のおにぎり 仮面舞踏会でいただきます

演出:中島悟
脚本:伴一彦

高野(東山紀之)は記憶喪失のフリをしてるのかと思ったら
ホントに記憶喪失になってた。
で、大きなメリハリもなく記憶復活。

あとはいつものように食に関する小ネタを挟みつつ
ゆるゆるな事件を解決して、
最後は小学生の努力目標のような4つの誓いを残して
高野が香港に旅立つという最終回。

5つ目の誓いとして“箸を振り回さない”
というのも書いて欲しかったけど、
あれだけはなぜかお行儀が悪いことにはならないらしい。

内容は最後までゆるゆるだったけど、
クラシックをアレンジした音楽だけは印象に残った作品だった。

             採点  5.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★★☆☆☆
                  配役  ★★☆☆☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  5.33(10点満点平均6)


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2006/03/11

時効警察  最終回 さよならのメッセージは別れの言葉とは限らないと言っても過言ではないのだ!

監督・脚本:三木聡

正直、スベってるシーンも多かったけど、
ソーセージを食べるなら曇りの日とか、
心が曇っているとメガネも曇るとか、
日曜日にメガネをかけるとイギリス人みたいだとか、
初回のネタをかぶせつつ、
三木聡らしいテイストで押し切った最終回だった。

ショッカーの団体職員や
キダタローのモノマネも笑ったんだけど、
霧山(オダギリジョー)の誰にも言いませんよカードFの説明を
三日月(麻生久美子)が聞いて納得した時に
冴島(りょう)が“あなたは分かるんですか!”
とツッコんだのが後から効いてきて可笑しくてしょうがなかった。

今まで散々ワケの分からないノリに付き合ってきたのに
あそこで怒られる三日月がやたら不憫で。

でも、帰りのバスの中で泣き出す三日月は可愛かったな。
きっとラストで再び出てきた結婚届をまたそっと隠し持って、
続編か映画につなげるような気がする。

とにかくこのドラマの企画は大成功だったと思う。
もちろん、オダギリジョーの貢献度は高かったんけど、
制作者側が自分たちが面白いと思ったことを
そのままやってるところが良かった。

合わない人にはまったく合わない作品だったろうけど、
こういう志のドラマは支持したいと思う。
スペシャルでもいいのでまた見たいと言っても過言ではないのだ。

             採点  7.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★★
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★★★☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  7.11(10点満点平均6)


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夜王・YAOH  Episode 9

演出:堀英樹
脚本:いずみ吉紘

“俺からの手切れ金だ。帰ってオヤジに見せてやれ。
 2度と店に顔を出すな”で5000万円の小切手ドーン!
カッコイイ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!!!

聖也(北村一輝)がお金しか信じられなくなった理由には
それほど目新しさはなかったんだけど、
あそこで愛情いっぱいのお金を使ったところは
聖也の人間味が出ていて良かった。

遼介(松岡昌宏)のやさしさも描きつつ、
聖也との対決が佳境に入ったことを示す面白い回だった。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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白夜行  第九話

演出:高橋正尚
脚本:森下佳子

6話での松浦(渡部篤郎)の殺害が
亮司(山田孝之)の父親殺害とリンクしてあったのに対して、
今回は礼子(八千草薫)の殺害を
雪穂(綾瀬はるか)の母親殺害とリンクさせるという描き方。

このドラマでは、
雪穂と礼子はまったく血のつながりがない関係になっていたけど、
礼子なりの雪穂に対する愛情は十分に描かれていたし、
それでもなお雪穂が手を下そうとした流れは良かった。

礼子が松浦の死体を見ていたことで
礼子殺害の理由は分かりやすくなっていたし、
礼子が入院したタイミングを亮司の行動と合わせることで
亮司が笹垣(武田鉄矢)を殺せなくなった経緯にも
うまく説得力を持たせていた。

とにかくラストの八千草薫の演技は圧巻。
“ふたりしてそのザマか。哀れやなあ”は
様々な感情が入り交じった見事な表現だった。

そして今回は、亮司と雪穂が子供の頃に経験した過去と、
そこから学んでしまった“人間の魂を奪う一番確実な方法”、
そして2人とも自然には遺伝子が残せないということを
分かりやすく絡めて描いていたりもした。
とくに亮司と典子(西田尚美)のシーンは
テレビではかなり抉って描写した方だと思う。

今回はドラマ版としての脚色が
うまく成立した回だったと思う。

             採点  8.0(10点満点平均6)


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けものみち  最終章

演出:松田秀和
脚本:寺田敏雄

民子(米倉涼子)が生き残るラストにするんじゃないか、
という予想は十分にあったけど本当にそうなった。

ただ、結局、間宮(長谷川朝晴)は
父親を自殺に追い込まれたという理由から
鬼頭(平幹二朗)に怨みを持っていただけで、
何の力もないこわっぱ同然の人物。

鬼頭の力を引き継げる大物の存在はなく、
黒いネットワークのデータが入ったチップを持っていることが
その力の証明のような話になってしまった。

時代背景が違うからと言えばそれまでだけど、
そのことで“けものみち”の迫力が失せたような気がする。
民子がけものみちを抜け出せないというのも曖昧になったし。

ドラマのオリジナル「マスカレード」の存在も
最後は中途半端になったと思う。
確かに民子は名義を書き換えたりしていたけど、
「マスカレード」が自分のものになったという過程に
あまり説得力がなかった。

久恒(仲村トオル)は最終的には
民子を救い出したかったという正義の味方的な存在。
ただこれも久恒の家族のことを考えたりすると
強引な役回りという感じがしないでもなかった。

結局、原作との時代背景の違いを
最後はうまく処理できなかったということか。
脚色するなら思いっきり脚色するか、
開き直ってそのままやるかのどちらかにした方が
よかったと思う。

でも、作品全体に関して言えば、
中盤のエンターテイメント的な見せ方はかなり面白かった。
とくに米子(若村麻由美)のキャラクターは良かったと思う。
そういう断片的な部分では見応えのある作品だった。

             採点  5.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  6.50(10点満点平均6)


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小早川伸木の恋  第9話 絶対に別れない!

演出:武内英樹
脚本:武藤将吾

カナ(紺野まひる)は「K」が伸木(唐沢寿明)って
気がついてなかったのか。
それはそれでカナのイメージがまたズレたなあ。

今回も全体的に段取りっぽさは目立った。
妙子(片瀬那奈)が金井(山口翔悟)からの電話を
何の躊躇もなく取るところなんかとくに。

妙にドラマチックな人生を送っている脇役と、
やたらと下世話な伸木と妙子。
それがうまく合わさって描かれているとはなかなか思えない。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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ガチバカ!  Round 8

演出:山本剛義
脚本:旺季志ずか

ヤバイ。「ガチバカ!」で泣いちゃったよ。
話自体はコテコテの妊娠ネタだったのに、
同じ境遇だった母親(加藤貴子)に
祐子(高部あい)が生みたいと言うシーンはちょっと良かった。

ヘンに高校を卒業させたりせずに、
おかしなルールをそのまま受け入れさせて
退学にするラストも良かったと思う。

あと、前回の話が転機になった小牧(井上和香)も
お姉さんキャラになってて悪くなかった。
最後の権藤(高橋克典)に傘を差すシーンなんて
かなり色っぽかったし。

うーん、相変わらず新鮮味はまったくないので
良かったなんて言いたくないんだけど今回は意外と良かった。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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神はサイコロを振らない  the 8th day 〜3day's left〜

演出:南雲聖一
脚本:水橋文美江

“自分の人生のサイコロは自分で振るんだ”という
加藤教授(大杉漣)のセリフは別に良いとは思わなかったけど、
そういう内容で統一された回ではあった。

最終的にヤス子(小林聡美)も
残りの時間を自分のために使おうと決心し、
哲也(山本太郎)に一緒に過ごそうと告げたシーンは良かった。
ああいう雰囲気であのセリフを言えるのは
小林聡美ならではだと思う。

たとえ402便の乗客が助からなくても、
たとえ積乱雲を避けられた後に事故に遭っても、
哲也たちの中にこの10日間の記憶が少しでも残っていたら
それはもうハッピーエンドじゃないだろうか。

乗客たちが消える瞬間をどう描くのか、
最終回はそこにも期待したい。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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2006/03/08

アンフェア  9

演出:小林義則
脚本:佐藤嗣麻子

今回は演出がかなり凝っていて面白かった。
とくに蓮見(濱田マリ)が
和夫(香川照之)の家に忍び込むシーンは、
美央(向井地美音)の居場所を伏せていたので
緊張感があって良かったと思う。

ラスト近くで和夫が道で蓮見に声をかける時、
蓮見の姿がカーブミラーに映るカットを入れてるあたりも
なかなかオシャレだった。

ストーリー的には黒マスクの人物が蓮見であることを
雪平(篠原涼子)らが突き止めたところで
蓮見が何者かに襲われるという展開。

山路(寺島進)のライターをヒントにして
犯人を突き止めるやり方は、
原作では瀬崎の犯行を決定づけるものだったんだけど、
ドラマでは蓮見に辿り着くまでの方法として使われた。

とりあえず「×」の連続殺人は和夫が怪しいという描き方。
でもさすがにそれはないだろう。

安藤(瑛太)と雪平の関係がちょっと瀬崎と雪平の関係に似てきて
いろいろ怪しい部分もあるんだけど、これもないと思う。
秦建日子の許可が下りないと思うから。

「×」の殺人事件の実行犯かどうかは別にして、
雪平の父親殺人事件まで考えたとすると
安本(志賀廣太郎)はかなり怪しい。
あの現場にも安本はいたので。

とにかくこの手のドラマは
今、いろいろ想像して楽しんでおいた方がいい。
最後にガッカリしてもプラスマイナス0になるように。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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Ns' あおい  karte 9

演出:土方政人
脚本:吉田智子

意識障害のまま昏睡状態にある患者が覚醒する話は
ドラマでは比較的よくあるけど、
付き添う家族に対して頑張り過ぎないように、
世話をするのは看護師の仕事だからという切り口も入れたのは
このドラマらしかった。

ただ、確かに昔は植物状態という言い方をしたけど、
昏睡状態の患者を花に例えて話しかけてると気持ちが伝わる、
という表現をしたのはちょっと無神経だったんじゃないだろうか。

北沢(小山慶一郎)が渾身の一作と言って渡したデモが
生花市場の競りの声だった展開は悪くなかったので、
あの場面での花の使い方が不用意だったのは気になった。

昏睡状態だった白井(藤井章満)の指が動いたことを
あおい(石原さとみ)から聞いた時の
北沢のリアクションは良かった。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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西遊記  第九巻 花の国

演出:成田岳
脚本:坂元裕二
(第九巻ゲスト)いしだあゆみ、大地真央、松重豊

全体的にはいつものように教育的内容だったし、
悟空(香取慎吾)が“ナマカ”と言う度に見ていても冷めたけど、
対決シーンに見応えがあって今回はそんなに悪くなかった。

悟浄(内村光良)の使い方も悪くなかったと思う。
ただ、悟浄がどれだけ三蔵(深津絵里)を慕っているか、
どれだけ三蔵が立派な人物であるかなどが
これまでまったく描かれていないので、
あくまでも表面的な描き方になっていた。
だからこのドラマのメッセージはいつも
本当には響いて来ないんだよな。

凛凛(水川あさみ)にスポットが当たるであろう次回は
かなり興味深い。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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2006/03/06

輪舞曲ーRONDOー  第8話

演出:生野慈郎
脚本:渡邉睦月

琢己(竹野内豊)はユナ(チェ・ジウ)が
自分の意志で琢己の身元を証明するデータを消したと思い込み、
ユナは琢己がユニ(イ・ジョンヒョン)に
ユナたちが神狗である秘密を漏らしたと思い込んでしまい、
お互いが本当に信じられなくなってしまうという展開。

ユナが妹のユナを悲しませたくないという気持ちに嘘はなく、
ユナ自身も納得して宗(橋爪功)の仕事を手伝ってるようだけど、
やっぱり宗の行動が本当の父親っぽくない。

この親子関係にどういう裏技を使ってくるのか。
もうここまでくると、
記憶喪失ネタだけはやめてくれと願うしかない。

結局、ヨンジエ(シン・ヒョンジュン)は
ある意味、何の捻りもなく、潜入捜査官だと判明。
身分証明書を持ち歩いてるんだ、とちょっと驚いたりして。

それより驚いたのが、神狗のナンバー2、宗が、
家族でもないのに龍一郎(杉浦直樹)に面会できてしまったこと。
やっぱり神狗ってすごく小さい組織で、
伊崎(石橋凌)と琢己だけが
夢中になって追いかけてたんじゃないの?
という妄想を広げるとそれはそれで面白い。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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喰いタン  File 8 お好み焼きを食い荒らす!

演出:中島悟
脚本:伴一彦

「時効警察」を見てからこれを見ると、
本当に笑いの幅って広いなあ、と思う。

今回は小麦粉でも粉塵爆発が起きるというネタ。
まわりくどいなあ。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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2006/03/04

時効警察  第八話 桜咲く、合格通知は、死への招待状?

監督:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
脚本:ケラリーノ・サンドロヴィッチ、山田あかね

元・有頂天、劇団「ナイロン100℃」のケラの作品。
犯人が理数学部の助教授ということで、
一応、「博士の愛した数式」をパロっていて
オイラーの公式や記憶に障害のある人も出てきたんだけど、
とにかく畳みかける笑いの連続でかなり面白かった。

とくに「多め亭」は最高。
結局、霧山(オダギリジョー)に似た山崎という人物に関しては
それほど深く突っ込まれず、
替え玉受験に気が付く存在としての効果が強かったんだけど、
霧山も多めにいたという説明だけで笑えた。

まあ、犬山イヌ子にあの絶妙の間でしゃべられたら
そりゃ笑うわな。

少しぐらい変態でもいいと
三日月(麻生久美子)が霧山の部屋でその気になるシーンは
分かり切った展開でもおかしかった。
他にも“聞き耳立ててたの!?”とか、
“タクシーの運転手さん?”とか、
突発的に笑えるセリフも多く、
笑いに関してはその種類も盛り沢山だったと思う。

事件解決のオチがシリアスとナンセンスの合わせ技だったので
最後はちょっと振り切れた感じがなかったけど、
それでも十分面白かった。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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夜王・YAOH  Episode 8

演出:倉貫健二郎
脚本:渡辺啓

遼介(松岡昌宏)派と聖也(北村一輝)派の
本格的な対決の始まり。
それでも遼介が完全に麗美(かたせ梨乃)を
吹っ切れてるわけではない様子が描かれてるところは良かった。

夏輝(石垣佑磨)にスポットを当てながら
遼介と聖也の違いを改めて示すという
全体の構成も悪くなかったと思う。

ただ、夏輝が祥子(木内晶子)に恋してしまう過程は
もう少し印象的に描いて欲しかった感じ。
遼介の派閥に対する考え方は描けていただけに
その夏輝の描き方に工夫がないのは残念だった。

“長い買い物になりそうだな”という修(要潤)のセリフも
渡辺啓にしては安易だった。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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2006/03/03

白夜行  第八話

演出:平川雄一朗
脚本:森下佳子

前回の千都留(佐藤仁美)の描き方は雑だったけど、
それを肯定した上で考えれば、
今回、高宮(塩谷瞬)と千都留を使って
亮司(山田孝之)と雪穂(綾瀬はるか)が成功させた工作は
かなり見応えがあった。

もちろん、それは醜い生き方ではあるけど、
雪穂が誰に何と言われようと、
やっぱりもう一度、亮司と太陽の下を歩きたいと思い、
亮司はそういう雪穂を前にして、
いつまでも生きていたいと思うのと同時に
いつ死んでもかまわないと思うくらい幸せを感じていたのには
さすがにグッと来るものがあった。

しかし、笹垣(武田鉄矢)を探偵にしてしまっているということは
典子(西田尚美)の薬剤師という仕事を亮司はどう使うのか。
ヘンに複雑にならないよう、
今後も今回くらい亮司と雪穂の気持ちに
焦点を当てて描いて欲しい。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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けものみち  第八章

演出:松田秀和
脚本:寺田敏雄

小滝(佐藤浩市)はもともと地検の特捜部の人間で、
鬼頭(平幹二朗)の死後、鬼頭邸に捜索が入ったのは
小滝のリークがあったから、というような描き方だった。

それはまあいいとして、
鬼頭の力を引き継げるようなアイテムとして
何かが書き込まれたデータが出てきたのには
ちょっとガッカリだった。
裏社会を牛耳る力って
そういうことじゃないと思うんだけど…。

結局、久恒(仲村トオル)は命を狙われることもなく、
民子(米倉涼子)と一緒に富山までいくという展開に。
久恒の行動の根拠も曖昧になってきたなあ。

最終回、大丈夫か?

             採点  6.0(10点満点平均6)


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小早川伸木の恋  第8話 最後の誕生日

演出:谷村政樹
脚本:武藤将吾

いろんなことが積み重なって、
結局、伸木(唐沢寿明)が
“家庭が壊れたのはすべて俺の責任だ”という
ある意味、最もラクな考え方で離婚を切り出したのは
意外とリアリティがあったと思う。

ただ、ずっとドラマとしての視点が散漫で、
それぞれのキャラクターを描く度に
視点がそちらにズレているので、
今回、伸木がそんな決意をしても
あまりカタルシスは得られなかった。

“私の何がいけなかったの?”とか、
“これまでのことはなかったことにして、
 また一からやり直せばいい”とか、
妙子(片瀬那奈)の支離滅裂さはいちいち面白かった。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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ガチバカ!  Round 7

演出:竹之下寛次
脚本:楠野一郎

井上和香は意外と頑張ったと思う。
だから佐々岡(吉永雄紀)と小牧(井上和香)の絡みは
そんなに悪くなかった。

ただ、権藤(高橋克典)がE組の生徒全員に
ドラッグについて話すシーンと生徒のリアクションにはシラけた。
このドラマにオリジナリティを求めてもしょうがないけど、
もうああいう描き方しか思いつかないんだろうな。

「輪舞曲」に斉藤慶太が出てたので
何かコラボるのかなと思ってたら何でもなかった。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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神はサイコロを振らない  the 7th day

演出:佐藤東弥
脚本:水橋文美江

教師だった乗客・神蔵(ベンガル)が東京へ来た事情は、
かつてイジメに遭っていた生徒、
綾瀬(藤田ライアン、城田優)に会いたいというものだった。
それ自体は大きなエピソードではなかったけど、
神蔵が余命半年だったため、
本来なら大人になった綾瀬に会えなかったはずなのに
402便に乗っていたから会えたという展開に。

そこから仕事を切り口にヤス子(小林聡美)、
亜紀(ともさかりえ)、哲也(山本太郎)の気持ちも描いた。

神蔵の教師という仕事と比べれば
サービス業は忘れられて当たり前の仕事かもしれないけど、
“今、目の前のことをしっかりやるということは
きっと10年後の自分に返ってくる、
返ってきたらいいな”とヤス子が思ったラストは良かったと思う。

ただ、やはり全体的にのっぺりした印象にはなってしまっている。
杏子(高橋恵子)も含め、みんないい人というのが
全体の流れとしてはマイナスになっているのかもしれない。
いいセリフはあるのにちょっともったいない感じ。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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2006/03/01

アンフェア  8

演出:高橋伸之
脚本:佐藤嗣麻子

自分のことは“おねえさん”と言ってたくせに、
蓮見(濱田マリ)のことを“おばちゃん”呼ばわりするという
暴挙に出た牧村(木村多江)は、
強引な方法で広田(伊藤洋三郎)に
交通事故の真相と不正を白状させたものの、
結局、口が災いして殺される運命に。

普通に考えれば黒ずくめの人物が蓮見であることを
牧村が突き止めていたから口封じをされたということだろうけど、
その殺され方があまりにも直接的だった。

蓮見は山路(寺島進)の指示で動いてるわけではなかったので、
蓮見の本当の目的や背後関係はまだ分からないまま。

本当にあの距離から牧村を射殺したとしたら
相当な腕前を必要とするわけで、
蓮見の背後関係はやはり警察内部なのか、それとも外部なのか。

とりあえず誘拐事件はひとまず終了して次の事件に行きそう。
はたして雪平(篠原涼子)の父親殺害事件に繋がるんだろうか。
原作は「推理小説2」の制作が進んでるし、
ドラマも引っ張って続編を視野に入れる可能性もあるか。

いずれにしても、事件の謎だけでなく、
作品への興味も持続するように作ってもらいたい。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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Ns' あおい  karte 8

演出:都築淳一
脚本:吉田智子

伸木の妻も高樹(柳葉敏郎)の妻(秋本奈緒美)も極端だなあ。
でも、どちらも子供は健気に育ってなによりです。

花言葉が希望だったり、
その花が最後にポトリと落ちたり、
ナニ時代の演出やねん。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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