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2006/03/11

白夜行  第九話

演出:高橋正尚
脚本:森下佳子

6話での松浦(渡部篤郎)の殺害が
亮司(山田孝之)の父親殺害とリンクしてあったのに対して、
今回は礼子(八千草薫)の殺害を
雪穂(綾瀬はるか)の母親殺害とリンクさせるという描き方。

このドラマでは、
雪穂と礼子はまったく血のつながりがない関係になっていたけど、
礼子なりの雪穂に対する愛情は十分に描かれていたし、
それでもなお雪穂が手を下そうとした流れは良かった。

礼子が松浦の死体を見ていたことで
礼子殺害の理由は分かりやすくなっていたし、
礼子が入院したタイミングを亮司の行動と合わせることで
亮司が笹垣(武田鉄矢)を殺せなくなった経緯にも
うまく説得力を持たせていた。

とにかくラストの八千草薫の演技は圧巻。
“ふたりしてそのザマか。哀れやなあ”は
様々な感情が入り交じった見事な表現だった。

そして今回は、亮司と雪穂が子供の頃に経験した過去と、
そこから学んでしまった“人間の魂を奪う一番確実な方法”、
そして2人とも自然には遺伝子が残せないということを
分かりやすく絡めて描いていたりもした。
とくに亮司と典子(西田尚美)のシーンは
テレビではかなり抉って描写した方だと思う。

今回はドラマ版としての脚色が
うまく成立した回だったと思う。

             採点  8.0(10点満点平均6)


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コメント

> とにかくラストの八千草薫の演技は圧巻。
> “ふたりしてそのザマか。哀れやなあ”は
> 様々な感情が入り交じった見事な表現だった。

うん、素晴らしかったです。渡部篤郎の死に際もすばらしかったし、ベテラン演技にすごみがあるよねぇ。

投稿: | 2006/03/11 13:09

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