« 夜王・YAOH  Final Episode | トップページ | 1〜3月期を振り返る »

2006/03/27

輪舞曲ーRONDOー  最終話

演出:平野俊一
脚本:渡邉睦月

最後はテーマをハッキリと示そうとするあまり、
かなり強引な展開になった。

宗(橋爪功)が今まさに日本を経済的に崩壊させようとした時、
ユニ(イ・ジョンヒョン)から電話がかかってきて
思い止まるところはまあいいと思う。

ただ、その後に龍一郎(杉浦直樹)が脱走して
ひとりで神狗のビルに入って来たというのが
あまりにもムチャクチャだった。

ここは日本人の龍一郎と韓国人の宗の関係、
神と狗(犬)という言葉(関係性)から生まれた神狗に
決着をつけさせるために、
ムリにでも2人を対峙させる必要があったし、
戦後を引きずる龍一郎が
息子の龍吾(速水もこみち)によって殺され
呪縛が解かれるシーンも必要だった。
でも、いくら何でも段取りが強引でしょう。

結局、琢己(竹野内豊)が助かって
めでたしめでたしなのはいいと思うけど、
韓国で育ったユナ(チェ・ジウ)が
日本人であることをどう受け入れるかについて
ひと言もなかったのが、
また日韓の現実を示しているようで複雑だった。

全体的には気負いすぎて
ドラマのディティールが崩れたのが痛かったと思う。

日韓で過去を全く絡めずに
普通のラブストーリーをやるのは早すぎるという気持ちは分かる。
でも、サイバーテロによって経済的に日本を崩壊させるような
ストーリーにするのなら、
企業を舞台にしたドラマにしてもよかったんじゃないだろうか。

いやもちろん、それでは本当の痛みが
表現できないと思ったのも分かる。
最後に龍一郎と宗が死ぬことにも、
親を殺された琢己が相手を殺すという復讐を思い止まることにも
意味はあったと思う。

でも、そのドンパチが効果的に使われたとは思えないんだよなあ。
巨大マフィアや潜入捜査官といった設定そのものが
どこか冷めて見えてしまった。

映像の使い方の失敗も大きいと思う。
心象風景の揺れを今回のような早い切り替えや
揺れる画面で表現するのはいいと思うけど、
込み入った設定を説明しながら表現するには合わなかった。
演出にも問題はあったと思う。

チェ・ジウだけでなく、
シン・ヒョンジュンもイ・ジョンヒョンも
1クールの連ドラに出演させた功績は大きいと思う。
それだけにもう少し別のスタイルのドラマを見せて欲しかった。

             採点  5.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★★☆☆☆
                  配役  ★★★★★
                  主題歌 ★★★★★
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★★★☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  6.09(10点満点平均6)


輪舞曲 -ロンド- DVD-BOX輪舞曲 -ロンド- DVD-BOX
竹野内豊 チェ・ジウ 木村佳乃


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

|

« 夜王・YAOH  Final Episode | トップページ | 1〜3月期を振り返る »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/29003/9278770

この記事へのトラックバック一覧です: 輪舞曲ーRONDOー  最終話:

» ドラマの森|輪舞曲・ロンド(第11話最終回) [ドラマの森|ブログレビュー(by楽天)]
ラストシーンで花びらが舞っていたのを見てまさか!と思っていたんだけど・・・『輪舞曲・ロンド』最終回一つ気づいた点「琢巳が〜」韓国語で言っても「琢巳ガ〜」   ニダたなボタでプログラムを完成させた宋くん(橋爪功)一体なんて叫んだの?私にはインソムニアーーー...... [続きを読む]

受信: 2006/03/31 13:41

« 夜王・YAOH  Final Episode | トップページ | 1〜3月期を振り返る »