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2006/09/24

電車男 DELUXE 〜最後の聖戦〜

プロデュース:武内英樹、若松央樹
演出:武内英樹
脚本:武藤将吾
脚本協力:徳永友一
原案:中野独人「電車男」
音楽:Face 2 fAKE
主題歌:「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」サンボマスター
オープニングテーマ:「トワイライト」エレクトリック・ライト・オーケストラ
制作:フジテレビ
出演:伊東美咲、伊藤淳史、北村一輝、藤村俊二、秋吉久美子、豊原功補、
   白石美帆、須藤理彩、佐藤江梨子、劇団ひとり、佐藤二朗、前川泰之、
   堀北真希、岸部シロー、ソニン、松野明美、吉瀬美智子、次長課長、
   小出早織、菅原永二、小栗旬、六角精児、温水洋一、我修院達也、
   山崎樹範、なすび、掛田誠、他

完全オリジナルのストーリーということで
あまり期待してなかったんだけど、
思ったより楽しめた。

原作の「電車男」を取り巻く状況などを絡めつつ、
「電車男」がビジネスのネタになっていく様子を
芯にしているところが面白かった。

一連のシリーズでは堤幸彦が演出した舞台版がかなり良くて、
「電車男」という物語がフィクションか、
ノンフィクションかということよりも、
それを読んで何だかの変化があった人を
うまく描いていたんだけど、
今回も電車男・山田(伊東淳史)とは
直接会っていないネットの住人たちをきちんと描いていたと思う。

できすぎた展開ではあったけど、
山田が沙織(伊東美咲)のために
ミュージアムで姿を晒そうとした時、
全員が見るのをやめたところは
やっぱりカタルシスがあった。
その前の“世界はそれを愛と呼ぶんだぜ”という書き込みも
すごく効いてたし。

そこを落とし所にして、
2人を引き裂こうとしていたIT企業の社長・前園(北村一輝)が
電車男の本質に気づくところも筋が通っていた。

この手の役を北村一輝がやるとやっぱりハマる。
ツンデレ系の秘書(吉瀬美智子)も
マニア心をくすぐるキャラクターだったし、
新たな登場人物も違和感なく作品に溶け込んでいた。

陣釜さん(白石美帆)は飛ばしすぎの感もあったし、
タヒチまで行く展開はさすがに大袈裟すぎたけど、
中盤のコメディ部分を中心に
レギュラー陣はよく集まって盛り上げていたと思う。
速水もこみちは不参加だったけど、
堀北真希はちょい役でもちゃんと出てきたし。

ラストで山田に“結婚”という言葉を最後まで言わせず、
エンディングに行った演出もセンスがあったと思う。

             採点  7.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★★★
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆


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2006/09/22

不信のとき〜ウーマン・ウォーズ〜  最終話 勝敗の行方…

演出:林徹
脚本:栗原美和子

まず、エンディングのスタッフロール前までは
実にTVドラマらしいまとめ方だった。
何だかみんな急にいい人になって、
男の愚かさも女の怖さもこの際どうでもいいという感じ。

ただ、そこは小説とドラマの媒体の違いもあって、
ある程度は保守的な考え方の元に
八方まるく収めるのがベターという判断だったのかもしれない。

でも、さすがにそれで終わってはゆるすぎると思ったのか、
ラストではやっぱり真実は分からないという締め方に。
まあ、いろんな意味で栗原Pらしかった。

個人的にはもっと強烈な復讐劇のまま終わって欲しかった。
真実がどうであるかハッキリ分からないのはいいんだけど、
切り口としては愚かな男たちが
奈落の底まで落ちていく様を見せるパターンでも
十分に面白かったと思う。

ちなみにこの作品の場合、
義男(石黒賢)がガンに冒されて死ぬというのは
天罰とは思えない。
そこが一番このドラマの安易なところだったと思う。

小柳(石田純一)も最後はのほほんとしてたなあ。
原作とは時代背景が違うこともあって
この小柳とマユミ(福田沙紀)のパーツは
最初からかなりアレンジしてたけど、
小柳の妻(秋山菜津子)も義娘(金子さやか)も
登場させていたんだから、
もっと厳しくお仕置きして欲しかった。
石田純一のためにも。違うか。

ストーリーテラーとしても機能していた和子(杉田かおる)は
やっぱり全編を通してみればポジションが中途半端だったと思う。
最後に子供が産めない身体だったことを告白して
道子(米倉涼子)とマチ子(松下由樹)を
なじったシーンはそれなりに見応えがあったけど、
そういうキャラクターとナレーションの声のトーンは
どうしても一致しなかった。

ここも最後をまるく収めるための手段として使われたようで
かなり違和感は残った。

ただ、ドラマ中盤のエンターテイメント重視の展開は
確かに面白かったと思う。
制作者側の術中にハマってるなあという自覚はありつつも、
ワクワクして見られたのは事実だった。

ていうか、このドラマはそれで十分だったような気もする。
連ドラではそういうタイプのドラマもあるし。

最終回の内容はあらゆる意味でひよったけど、
中盤はそれなりに楽しめた作品だった。

             採点  5.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★★★
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  6.25(10点満点平均6)


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花嫁は厄年ッ!  最終話

演出:森雅弘
脚本:秦建日子

結局、入院している幸恵(岩下志麻)の前で
結婚式をしたくらいで、
内容は前回に続き薄いままの最終回だった。

幸恵が明子(篠原涼子)を受け入れた3つめの理由も
桃を食べて美味しいと言ってくれたからという
何のひねりのもないものだったし。

幸恵が死んだと思って明子が大声で名前を呼んだら
寝てただけだったとか、
結婚してから子供の催促が始まったところを
バトルのSEを入れて描いたりしたところはまあ面白かったけど。

要するにこのドラマは最初から
深い人間関係を描いたりするつもりはなくて、
何となく気軽に見られて、
ちょっとホロっとさせる程度のコメディだったんだと思う。

ただ、普通の嫁姑関係を避けるために
TV番組の隠し撮りという形を導入にしたのは、
かえって焦点をぼかす結果になったと思う。

明子に降り掛かる災難に理由をつけるために
厄年というキーワードも入れていたけど、
それすらも時々思い出したようにセリフに入れていただけで、
別になくてもかまわない程度の扱いだった。

秦建日子の脚本といっても、
ほとんどは所属するエム・エーフィールドの若手が書いていたので
粗さはどうしても目立っていたし。

まあ、そのコメディという体裁にしても
個人的にはまったく笑いのツボがズレていたので
ほとんど笑えなかったという辛さもあったんだけど。

そこは好みの問題だからいいとして、
もう少しスッキリした組み立ての方が
コメディとしては分かりやすかったんじゃないかと思う。

岩下志麻を始め主要キャストは悪くなかっただけに、
脚本の粗さは残念だった。

             採点  5.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★★☆☆☆
                  配役  ★★★☆☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  5.79(10点満点平均6)


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篠原涼子


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2006/09/21

結婚できない男  最終話 幸せになって悪いか!!

脚本:尾崎将也
演出:三宅喜重

みちる(国仲涼子)の桑野(阿部寛)に対する気持ちは
予想以上に強くて真剣なものだったけど、
そこをうまく夏美(夏川結衣)と絡めていた。

みちるの部屋で3人になってしまった時の
桑野と夏美のいつもの言い合い。
それを横で聞くだけのみちる。
あのシーンはみちるの心にも夏美の心にも
決定的なものを記すキッカケになっていて、
決して斬新なシーンではなかったけど
非常に効果的だった。

シリアスな場面だったのに
みちるが“犬も食わないってやつですよ!”と言った瞬間、
KEN(こつぶ)がボールを吐き出すという
絶妙なカットを入れてるあたりがまたこのドラマらしかったし。

で、その後、
夏美がみちるの職場近くまで訪ねていくシーンも良かった。
この2人の年齢差のある友達関係は
ずっとこのドラマの中で軸になっていたけど、
その友情をさわやかなトーンで締めくくったと思う。

みちるのエピソードがそのまま引っ越しという展開になり、
そこで桑野が改めてみちるの不在、
いや、KENの不在を実感し(笑)、
孤独について考える流れも自然だった。

もちろん、その前に桑野の母、
育代(草笛光子)が倒れるシークエンスがあって、
“あなたは本当のひとりぼっちを知らない”と言われていることが
効いているんだけど。

終盤、夏美からボールを投げるという形で始まる2人の告白は、
このドラマの個性を守りつつ、
印象深いシーンの連続だったと思う。

“僕はあなたが好きなんじゃないかな”
“ダメですか? 僕じゃ”という告白も桑野らしかったし、
“いいかもしれません”という夏美の答え方も良かった。
そして“結果的には結婚できないんですけどね”という
タイトルに偽りなしのオチ。
でも最後の最後は桑野が夏美を部屋に招くという
微笑ましいラスト。

夏美が希望した家の設計ができなかったとか言いつつ
ちゃんと最後は模型を完成させているあたりも、
桑野の偏屈さをとことん表していて良かった。

この終盤は桑野も夏美も可愛かったなあ。
“そういうこと言わなきゃいられません?”とか
“どうしてもなんて言いません”とか
夏美もハッキリ言うことは言ってるんだけど、
桑野から“来てください、どうしても”と家に誘われた時の
“はいっ”はとくに可愛かった。


このドラマは本当に最後まで
作品スタイルを崩さずに作りきったと思う。
阿部寛の貢献度はもちろん大きいけど、
スタッフも迷いなく突き進んだ結果だと思う。

実は個人的に脚本の尾崎将也のことは
これまでまったく認めてなかった。
でも、今作は本当に良かった。

こう作れば視聴者にウケるかもしれないみたいな
ヘンな下心がなく、
自分が面白いと思うものを堂々と書いた感じだった。
(いや、プロとしてはそういう下心もあっていいんだけど、
振り切れたところが今までは感じられなかった)

桑野というキャラクターは
普通に考えればドラマの主人公としてどうかと思う。
でも書いてる本人が自信を持って成り立つと思えば
やっぱり成り立つものなんだと思う。
(阿部寛あっての今作だったことは確かだけど)

そういう意味でもスタッフ、キャスト、
両方が実力を十分に発揮した成功作だった。

ラストはとりあえず夏美をきちんと部屋に入れたまでだったし、
桑野の母、育代の今後もハッキリと示さないままだったし、
続編を作ろうと思えば作れる雰囲気ではあった。
このテイストを守れるなら見てみたいなあ。

「結婚する気はある男」とか
「結婚したくてもできない男」とか何でもいいけど。

低視聴率作品が続出する中、
名実ともに今期を代表する作品だった。

             採点  8.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★★
                  演出  ★★★★★
                  配役  ★★★★★
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★★★☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  7.29(10点満点平均6)


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ダンドリ。  Final Stage

演出:小林義則
脚本:横内謙介

要(榮倉奈々)は当然の如く、
カカロット並みの回復力をみせて大会に出場。
でもこのドラマの妙に良いところは、
そのベタな展開の中にそれなりのエピソードを入れるところ。
今回も双葉(加藤ローサ)の描き方は良かった。

神社のひとり娘という設定もうまく活かしていて、
チアダンスの神様がお告げをくれたと
要たちが双葉に感謝するシーンはとくに良かった。
親友同士だけどヘンにベタベタしてない要と双葉の関係は
ずっと良かったと思う。

ベタベタしてないと言えば、
カルロス(増田貴久)の態度も一貫して良かった。
この最終回も“好きです。僕は君が大好きです”という
思いっきりストレートな7回目の告白がまた良かった。
ていうか、あのシーンはちょっと泣けた。

要の元気で明るいキャラクターは、
もしかしたら鼻についた人もいたかもしれないけど、
双葉、カルロス、石渡(国分太一)などの
比較的さっぱりとしたキャラがバランスを取っていたと思う。

ただ残念だったのは、
最後のダンスを披露したステージのデザインが
あまり良くなかったこと。
せっかくのダンスがほとんど栄えなかった。

大会会場のリアル感よりも、
メイフィッシュの衣装の色や
フォーメーションの広がりなども考えて
ステージを作ってあげればよかったのに…。

エンディングで流れたメンバーのマジ泣きを見ると、
なおさらカメラワークも含め、
もっときれいに映してあげて欲しかった。

基本的には「ウォーターボーイズ」からの流れで企画された
3匹目、4匹目のドジョウだったので新鮮味はなかったけど、
全体のトーンは悪くなかったと思う。

好き嫌いは別にして、
やっぱり榮倉奈々の明るさは良かった。
背が高くなりすぎたのが高校を舞台にしたドラマとしては
マイナスに作用してしまったけど。

「ジイジ」の頃よりさらに伸びたよなあ。
肩幅も広くて格好いいんだけど、
グループで行動することが多い高校生役としては
バランス悪く映ってしまったことは歪めなかった。

脚本的には良い面と悪い面が両方出た。
要たちに訪れる様々な困難に
チアの精神を取り入れて乗り越えさせたところや、
様々な問題の解決部分で登場人物の心理を
かなり繊細に描いていたのは良かったと思う。

ただ、その問題の起こし方がやたらベタだったり、
作為的になったりしたところはシラけた。
あと、深雪(菅野美穂)やマコト(大倉孝二)などの脇役も
その存在意味を示せるほど使い切れてはいなかったと思う。
まあ、マコトのキャラとか好きだったけど。

視聴率はひと桁続きだったものの、
榮倉奈々、加藤ローサ、増田貴久などは
それぞれにいいキャラクターを作っていたし、
戸田恵子の存在はやっぱり全体を安定させていた。
個人的にはかなり楽しめた作品だった。

             採点  6.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★☆☆☆☆
                  話題性 ★☆☆☆☆

           平均採点  6.55(10点満点平均6)


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サプリ  Final Episode「伝えたい言葉」

演出:成田岳
脚本:金子ありさ

今岡(佐藤浩市)がなつき(志田未来)の
ピアノの発表会に行くのは良かったんだけど、
どうしてああいう行き方をさせてしまうんだろう。

きちんと筋を通してプレゼンの席を立つようにするだけで
全然印象は違うのに…。

前回の勇也(亀梨和也)の行動にしても、
結局、このドラマは“お仕事する月9”と言いながら
本当に働いている人を描くことはできなかったという感じか。

ていうか、作る側が視聴者もふだんは普通に働いているということを
いざとなると忘れちゃって、
ノリで登場人物を動かしちゃったりしてるんだろうな。

勇也への思いを込めたミナミ(伊東美咲)のプレゼンシーンや
最後の勇也とミナミのラブシーンに関しては、
まあ、そこは、伊東美咲なんで…。

全体的な内容に関してはそんなに悪くはなかったと思う。
荻原(瑛太)とミズホ(りょう)の絡ませ方や
ヨウコ(白石美帆)を含めた今岡親子の関係など、
サイドのストーリーもそれなりに描けていたと思う。

ただ、気取ったセリフまわしは現実感に欠けたし、
それを効果的に表現する体制も整ってなかった。
ミナミにナレーションでいいことを言わせても
伊東美咲の声に頼らなければいけなかったのが厳しかったし。
結局、そこが最大のネックだったと思う。

キャスティングありきということを考えれば
良くも悪くも月9らしい月9だった。

             採点  6.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★☆☆☆
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★☆☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

           平均採点  6.05(10点満点平均6)


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2006/09/18

僕たちの戦争

プロデューサー:八木康夫、那須田淳
演出:金子文紀
脚本:山元清多
原作:萩原浩「僕たちの戦争」
音楽プロデューサー:志田博英
音楽:Audio highs、吉川慶
制作:TBSテレビ、TBS
出演:森山未來、上野樹里、玉山鉄二、内山理名、樹木希林、
   古田新太、麻生佑未、篠井英介、石井正則、田中哲司、
   長谷川朝晴、小木茂光、石丸謙二郎、桐谷健太、田中聡元、
   内田滋、浅利陽介、田中要次、宮地雅子、佐々木麻緒、他

「さとうきび畑の唄」「広島・昭和20年8月6日」に続く、
TBSの戦争をテーマにしたスペシャルドラマ第3弾。
今回は原作ものということで、
戦争を扱ったドラマとしてはそれほど期待してなかったんだけど、
想像していたよりもかなり良かった。

現代人がタイムスリップで戦争体験というのは
よくあるパターンではあるものの、
容姿がそっくりな健太(森山未來)と吾一(森山未來・二役)が入れ替わり、
現代のフリーター・健太が戦争を、
戦時中の軍国青年・吾一が現代を体験するところが興味深かった。

健太の恋人・ミナミ(上野樹里)や、
ミナミの祖母・文子(内山理名)、祖父・祐司(玉山鉄二)らの絡め方も
2人をうまくつなげていて、
最後まで緊張感を持続させる作りだった。

とくにラスト、
“60年前の人間も俺たちと何にも変わらない!”
“俺は俺のために突っ込むんだ!国のためなんかじゃねえ!
ミナミのために、ミナミとまた出会うために…”
と叫びながら健太が人間魚雷・回天に乗って
敵艦に突っ込んでいくシーンは圧巻。

生きる時代が入れ替わっても、
やっぱり愛する者のために死に、
愛する者のために生きようとした2人の姿は
心を打つものがあった。

健太とミナミの関係を
もう少し残されたミナミの口から具体的に説明されていれば、
ラストの健太の思いもより伝わったと思う。
全体的にCGもかなりセコかった。

そういう不満はややあるものの、
戦争の犠牲になった普通の人々の気持ちを、
フィクションのストーリーの中でよく描いていたと思う。

それにしても森山未來はすごかった。
決してスマートな演技ではないんだけど、
二役を見事に演じきっていた。
森山未來じゃなかったらここまでうまくはいかなかったかも。
彼の演技力を確かめるだけでも見る価値はあった。

             採点  7.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★★★
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★★★☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

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マイ★ボス マイ★ヒーロー  最終話 さよなら若頭★舞い上がれ、俺たちの船

演出:佐藤東弥
脚本:大森美香

正式に高校は卒業できなかったものの、
百合子(香椎由宇)とクラスメートから
卒業証書をもらうというのは、
一番納得のいく終わり方だったと思う。
でも、いろいろ雑なところも多かった。

桜小路(手塚祐也)たちが
グレてスロットをしている真喜男(長瀬智也)を見つけ
学校まで連れてくるのはいいとしても、
学校中が大歓迎というのはいくら何でも説明不足だし、
北極会との手打ちの詳細、
真喜男の3代目襲名を決める
喜一(市村正親)や美喜男(黄川田将也)との話しも
ほとんど省略されている感じだった。

真喜男がもう一度、別の高校に通い出すというラストも、
今度は受験をして1年から入学したのか、
また年齢をごまかして裏口で入ったのか、
サラッとだけでも説明して欲しかった。

いやもちろん、3代目をきちんと継ぐために、
もう一度高校卒業にチャレンジするという
真喜男らしいシンプルな行動は分かるけど、
ドラマとしてはもう少し丁寧に
説明してもよかったんじゃないだろうか。
たとえ続編を意識していたとしても。

拘置所の面会室で真喜男が百合子に
“ありがとうございました”と頭を下げたり、
年上らしくひかり(新垣結衣)たちに
“卒業おめでとうございます”と言ったりするシーンは
やっぱり良かっただけに、
細かいところが雑だったのがもったいなかった。

時間を延長していたのに
あまり有効に使えていなかったという感じか。

でも全体的には気軽に見られるコメディとして
十分に面白かったと思う。

とくに新鮮味があった設定というわけではないし、
各話のクオリティーがすごく高かったわけでもないけど、
友情や恋愛だけでなく、
学ぶことの喜びというストレートな切り口を
イヤミなく盛り込めたのは、
この作品ならではの大きな功績だったと思う。

あと、田中聖の役者としての可能性と、
新垣結衣のナチュラルな可愛さも印象に残った。

「ごくせん」系の土9枠作品としては
狙い通りの仕上がりだったと思う。

             採点  6.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★★☆

           平均採点  6.80(10点満点平均6)


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黒い太陽  最終話

演出:麻生学
脚本:樫田正剛

全8話という短さもあったけど、
最後はいろんな出来事を詰め込むのに精一杯で、
単に筋を追っただけのような感じになってしまった。

千鶴(井上和香)を辞めさせてまで
冬美(益子梨恵)を入店させたところはいいとして、
それでホワイトイブが閉店してしまうのは
いくら何でもあっけなかったし。

藤堂(伊原剛志)が本当に負けたわけじゃないんだから、
閉店するならそれなりの説明が欲しかった。

三宅川(峰岸徹)への売春斡旋容疑も
藤堂がリークしたような感じだったけど、
じゃあ、藤堂と三宅川の関係はどうなるんだって疑問もあるし。

まあ、最後はぐだぐだになってしまったけど、
何も持ってない人間がとにかく這い上がることだけで
アイデンティティーを確保しようという愚かさと哀しさは
それなりに描けていたと思う。

1・2話くらいのクオリティーが維持できるのなら
もっとじっくり見たかった気がする作品だった。

             採点  5.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★☆☆
                  主題歌 ★★★★☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  6.13(10点満点平均6)


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タイヨウのうた  最終話

演出:山室大輔
脚本:渡邉睦月

スポットライトという太陽の下に
連れて行ってあげたいという孝治(山田孝之)の気持ちと、
結果的に薫(沢尻エリカ)が
そのスポットライトという太陽からも嫌われてしまう流れは、
XPという病気と音楽の世界に夢を見出した少女の物語としては
それなりに筋は通っていたと思う。

通常のドラマであれば
もちろん最後にステージで歌って終わった方が
カタルシスはあったんだろうけど。

一応、CDは発売されて薫の歌声は残ったわけだし、
まあ結末としてはいいんじゃないだろうか。

ただ全体を通してみると、
映画版から肉付けされた部分は
ほとんど下世話なエピソードばかりで、
連ドラならではの時間の長さをほとんどムダに使ってしまった感じ。

薫と孝治の関係を活かすために
都合良く動かされる登場人物も多く、
レイサ(原史奈)に至っては最後まで放ったらかしだった。

純愛三部作といっても
ドラマの作り方としての“純”な部分はどんどん削られて、
三作目にしてほとんど無くなってしまったようだった。

唯一、佐藤めぐみは、
少しずつだけど着実に成長してるな、という印象を持った。
「セカチュー」の舞台版でヒロインを務めたのが
良い経験になっているのかも。
こういう子の方が息の長い役者になるのかもしれない。

とにかく期待していたわりには
かなり残念な内容の作品だった。

             採点  5.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★☆☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ★☆☆☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  6.00(10点満点平均6)


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不信のとき〜ウーマン・ウォーズ〜  第11話 女たちの復讐

演出:林徹
脚本:栗原美和子

道子(米倉涼子)が義男(石黒賢)に
義道はAIDによって生まれたのだと告げたあとに、
疑う義男を道子がなじるシーン。
そして義男がマチ子(松下由樹)に
法子は自分の子供ではないんじゃないかと問いただし、
マチ子が逆上するシーン。
どちらも見応えがあった。

ただ、ラストでは
義男が末期ガンに冒されているという展開に。
うーん、かえってテイストが甘くなるような気がするけど
大丈夫なんだろうか。

マユミ(福田沙紀)も子供を連れて出ていったしなあ。
小柳(石田純一)のパーツも
ゆるい締め方になりそうな感じ。

まあ、ドラマならではの解釈や締め方もあるだろうし、
とりあえず最終回に期待してみよう。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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花嫁は厄年ッ!  11

演出:谷川功
脚本:秦建日子

明子(篠原涼子)の安土家に戻れないという思いは
家族全員が東京に迎えに来ることで解決。

その後、唐突に希美(松嶋尚美)の結婚式になり、
明子と一郎(矢部浩之)は福島で式を挙げることに。
ところが幸恵(岩下志麻)が倒れて…、という展開。

何だかすべてに説得力が無く、
編集もテンポがないままダラダラと流れた感じだった。

せめて幸恵の病状をもう少し詳しく説明して、
医者が止める理由に説得力を持たせるだけでも
少しは違ったような気がするんだけど。

幸恵の結婚式に出たいという思いと、
その幸恵気持ちを汲んで明子と一郎に
式の準備をしてくれと言う
次郎(小山慶一郎)のセリフは良かったけど、
あとは最終回前の歩数合わせをしたような内容だった。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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CAとお呼びっ!  最終話

演出:大谷太郎
脚本:梅田みか

紗依(観月ありさ)が1人の乗客のために
必死になって落とし物を探すという
大して工夫のないエピソードだったけど、
乗客役が草村礼子だったので
そんなにイラつくテイストにはならなかった。

ただ、取締役(長谷川初範)は
話を分かりやすくするためだけのお約束のキャラクター。
ひとことで言えば最後までこのドラマらしい作り方だった。

こういうコテコテのコメディを
気楽に見たいという人もいるだろうから
別にかまわないんだけど、
さすがに2匹目のドジョウどころか
7匹目、8匹目という感じだったので
ドラマを見慣れてる視聴者にはきつい内容だったと思う。

日テレがフジからの人材を多く入れて
ドラマ部門を盛り返してきたのは事実だけど、
こういうタイプのフジ化は
決して良い方向には転がらないんじゃないだろうか。

まだ視聴率だけは取れるというなら
ビジネス的にやる意味はあると思う。
でも、視聴率もほとんどひと桁だったわけだし。

観月ありさがいつものと同じだったとかいうことよりも、
企画そのものに問題があった作品だった。

             採点  5.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★☆☆☆☆
                  演出  ★★☆☆☆
                  配役  ★★☆☆☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ☆☆☆☆☆
                  話題性 ★☆☆☆☆

           平均採点  5.32(10点満点平均6)


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結婚できない男  第11話 花柄がキライで悪いか!!

脚本:尾崎将也
演出:小松隆志

みちる(国仲涼子)の身に降りかかった
ストーカー騒動をキッカケに、
みちるまで桑野(阿部寛)に好意を持ってしまうことに。

でもこれは最終回前のささやかな引っ張りで、
このドラマの制作スタイルを考えれば
そんなに広げることはなさそう。

今回のメインは桑野が改めてまわりの人間との関係を
少し客観的に考えたりする内容だったけど、
女性陣との関係だけでなく、
男同士の英治(塚本高史)に
ガツンと言われるシーンがあったのは良かった。

ただそれだけに、
花柄を入れたデザイン画がネットに流出してしまい、
桑野と英治が言い争う場面は
もう少し丁寧に作ってもらいたかった。
あそこで英治の気持ちがもっと繊細に描けていれば、
病院でのシーンもさらに活きたと思う。

いつも登場するコンビニやレンタルビデオ店を使って
桑野の心の揺れを表現するあたりは
このドラマらしくてうまかったんだけど…。

あと、ストーカーの犯人として警官が怪しいと
桑野がベタな推理をするあたりも
視聴者の心理を逆手に取ったようで面白かった。

全体的にはこのドラマらしさを維持しつつここまで来たので、
最終回も破綻なく見せてくれそう。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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ダンドリ。  Stage 10

演出:石川淳一
脚本:横内謙介

大会直前にリーダーである要(榮倉奈々)がケガをするという
思いっきりベタな展開になったものの、
双葉(加藤ローサ)がそれとなくフォローするシーンにつながったり、
石渡(国分太一)の問題に絡めるなど、
それなりに意味のあるエピソードにしていたと思う。

とくに石渡がハッキリと教師を続けると、
この仕事で夢と誇りが持てるようになったと、
父・誠三(夏八木勲)に宣言できたシーンは良かった。
2人の踊りを間近で見るというこは
メイフィッシュのメンバーにとっても意味のあることだったし。

要の父親・圭三(美木良介)の変化は
そんなに詳しく描かれていたわけじゃないけど、
前回、銭金の問題じゃないと
古座野(六角精児)たちに叱責された圭三が、
気持ちのこもったお金の使い方をして
要たちにユニフォームを贈ったのは悪くなかったと思う。

さつき魚のエピソードを絡めつつ圭三が帰りがけに川に寄り、
そこで要と会えて自分の若い頃の思いを語る流れも
比較的自然だったんじゃないだろうか。

ただ、ラストになってまた要のケガがただの捻挫ではなく、
靱帯も傷つけているので大会に出られないかもしれないという話に。
そんな引っ張り方をしなくても
ここまで見てきた人は最終回も見るのになあ。

仮にそれが意味のあるエピソードにつながったとしても、
今回のラストで入れるべきではなかった。
こういう作為的な作り方をしてると
いつまでたってもドラマはくだらないと言われ続けると思う。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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サプリ  Episode.10「今、俺にできること」

演出:川村泰祐
脚本:金子ありさ

いくらアルバイトとはいえ、
勇也(亀梨和也)が置き手紙ひとつで会社を辞めちゃったよ。

ここまで社会性がないと
採用試験に合格しないのは当然として、
キャリアウーマンという設定のミナミ(伊東美咲)が
本当に勇也に惹かれるのかと疑問に思ってしまう。

まあ、ミナミの方も
ひとりで何でも抱えて頑張ってるという部分が
セリフ以外のところで表現できているとは言えないので
どっちもどっちという印象はあるんだけど…。

ユリ(浅見れいな)はあっさりと物語から撤退。
萩原(瑛太)と勇也の対比だけは何とか形になっていた。

             採点  5.0(10点満点平均6)


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2006/09/11

誰よりもママを愛す  最終話

演出:清弘誠
脚本:遊川和彦

明(玉山鉄二)とピンコ(阿部サダヲ)は
結局、キスまでして2人でピンコの故郷で暮らすことに。

うーん、確かに日曜劇場にしては斬新な結末だったけど、
ここまでの明の描き方を考えれば
かなりムリのある流れだったかも。

世間体やプライドなんか気にせずに
自分が正しいと思った生き方をするという
この作品のテーマに乗っ取ったものではあったけど、
さすがに強引な印象は残った。

まあ、この手のドラマでは病気にしても同性愛にしても
アイテムのひとつとして扱っているにすぎないので、
中途半端な描き方になるのはしょうがないか。

薫(長島弘宜)が学校からそのまま飛行機に乗って
ひとりで北海道へ行ったというのはムチャクチャだったけど、
雪(内田有紀)と山下(劇団ひとり)、
薫と知(川島海荷)の落としどころは良かったと思う。

とくに雪と山下の最後の漫才は
なかなか息が合っていて良かったんじゃないだろうか。
内田有紀のSな突っ込みは全体的に好印象だった。

一豊(田村正和)の千代(伊藤蘭)に対する愛が
トータルでにじみ出ていたかというと疑問だけど、
一応、作品のテーマは一貫していたと思う。

ただ、作り方に新鮮味がないので
次回を楽しみに待つ気になれなかったのは事実。
でも八木Pは今後もずっとこれをやり続けるんだろうな。
もう止められる人はいないだろうし。

ひとことで言えばいつものドラマが
いつものように終わったという感じだった。

             採点  6.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★☆☆☆☆
                  演出  ★☆☆☆☆
                  配役  ★★★☆☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★☆☆
                  新鮮さ ☆☆☆☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  5.59(10点満点平均6)


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田村正和


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マイ★ボス マイ★ヒーロー  第9話 若頭★バレンタインデーは大決戦!!

演出:佐久間紀佳
脚本:大森美香

1年間の高校生活を3ヶ月で描いているので
季節感はどうしようもなくズレるけど、
バレンタインデーの2月14日に
真喜男(長瀬智也)の卒業試験と跡目争いの選挙、
チョコの多さでミスター3年A組を決める戦いが重なることに。

まず、鋭牙会にケーブルTVがあって、
真喜男と美喜男(黄川田将也)、
それぞれがアピールビデオを放送して組員に投票させるという
選挙の仕方そのものが何とも可愛らしかった。

結局、投票直前の演説が効いて
真喜男が3代目に選ばれるわけだけど、
ここは改めて高校生活を経験した真喜男ならではの言葉があって
なかなか良かった。
真鍋(田中聖)をきちんと高校へ行かせようとするところも
成長した真喜男を表すシーンとして印象的だったし。

美喜男の真意が何だったのかは
今ひとつ曖昧なところもあったけど、
真喜男のことを考えての行動と取れなくもなかった。
まあ、この手のドラマはそこがハッキリしなくてもいいんだけど。

卒業試験は無事通過。
バレンタインデーのチョコ争いはヘンに盛り上げず、
真喜男にはひかり(新垣結衣)からだけだったのは良かった。

そして最後は百合子(香椎由宇)が真実を知る展開となり、
北極会がセント・アグネス学園に乗り込んでくることに。

どのみち真喜男の素性を
みんなが知ることは避けられないわけだし、
最終回前の盛り上がりとしては上々かも。

このドラマはベタな結末でも一向にかまわないので
期待して次週を待ちたい。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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2006/09/09

黒い太陽  第7話

演出:田村直己
脚本:樫田正剛

転落した立花(永井大)が
笑子(酒井若菜)と一緒にお金を貯め、
渋谷にレッドフェニックスという店を出すまでに復活。

ミントキャンディを辞めた大滝(吹越満)、
神崎(渡邊邦門)、奈緒(滝沢沙織)らを
リスクを背負いながらも集めていくところは
RPGっぽくて面白かった。

そして千鶴(井上和香)も自ら立花の店で働きたいと
レッドフェニックスに入店。
ここまで千鶴の細かい心理描写は少なかったので、
泣きながら立花が好きと言うシーンは
今ひとつ感情移入しにくかった。

逆に笑子の気持ちはよく伝わったと思う。
店を成功させるための人材集めとはいえ、
立花と2人の店だと思っていた笑子にとって
千鶴や奈緒の入店は辛いところ。
しかも久美子(杏さゆり)まで働き始めてしまうし。

今回は立花と笑子を中心に
いろんな人物の絡みが多かったこともあって、
なかなか面白かった。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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タイヨウのうた  第9話

演出:武藤淳
脚本:渡邉睦月

薫(沢尻エリカ)が孝治(山田孝之)のことを心配して
思わず外に出てしまうというところに
ドラマがあるのは分かるけど、
あんなに長い距離を走らなくても…。

しかもUVクリームを塗っていたから軽傷って。
観覧車で迎えた夜明けは何だったんだって感じの
盛り上がり優先のシーンだった。

で、麻美(松下奈緒)がいい人になって
スキャンダラスな記事を書いた記者(半海一晃)と取引。
自分の過去もすべて話して
トラブルはみんなまるく収まるという展開だった。

もうここまで来たら
ドラマの作り方がどうこう言ってもしょうがない。
最初から歪んだ計算の元に構成されていたんだろうし。

最終回くらいは普通に見せて欲しい。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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レガッタ  最終話

演出:新城毅彦
脚本:江頭美智留

結局、最終選考のレースシーンはなく、
2008年に時間が飛んで
大沢(速水もこみち)と滝(山本太郎)が
オリンピック代表に選ばれたことを示しただけの終わり方だった。

大沢がストロークの席に座っていたことから
滝にも勝ったことは分かったし、
終わり方自体は悪くなかったかもしれない。

ただ、1話短縮の煽りか、
本気のレースシーンがほとんどないまま終わってしまったのは残念。

代表選考の過程で大沢と八木(松田翔太)が
風の向こう側を見るシーンはあったものの、
ここは八木の故障で最後まで漕ぎ切ってはいないので
全体としては物足りなさが残った。

あの風の向こう側を見る瞬間の見せ方も
かなりしょぼい映像処理だったし。

大沢と八木の関係と
2人それぞれの気持ちがかなり描けていたところは
この最終回では唯一良かった。

ほぼ毎回5%前後という低視聴率で1話短縮になってしまったけど、
さすがに原作ものだけあって
ストーリー自体はそんなに悪くなかったと思う。

メイン4人の微妙な恋愛関係と
ボートにかける思いのバランスも
本来は悪くなかったと思うし。

確かに若手中心の配役で
演技力的に厳しかったのは事実だと思う。
でもそれはタレントだけの責任でもないし、
そこだけで評価してしまったら可哀想な気もする。

建設的なことを言えば、
大沢が抱えていた過去を初回からすべて描かずに、
段階的に見せていくような形にすれば
多少は視聴者も引っ張れたんじゃないだろうか。

とにかく青春ドラマのわりに初回が暗かったのが
全体としては痛かった。

             採点  6.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★★☆☆☆
                  配役  ★★☆☆☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★☆☆☆☆

           平均採点  5.72(10点満点平均6)


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不信のとき〜ウーマン・ウォーズ〜  第10話 衝撃の真相

演出:林徹
脚本:栗原美和子

義男(石黒賢)が先天性無精子症であることまでが
道子(米倉涼子)の口から語られ、
義道出産の経緯についてはまた次回に引っ張られた。
連ドラとしては盛り上がる展開、
と言ってもいいのかもしれない。

今回のメインはやっぱり道子とマチ子(松下由樹)の会談。
お互いの気持ちをぶつけつつ、
同じ女性として理解し合える思いもあったりして、
なかなか見応えがあった。

米倉涼子も頑張ったと思う。
マチ子に“余裕ぶらないでよ”と言われる直前の表情なんか
かなり良かった。

ただ、和子(杉田かおる)のキャラクターは
やっぱり中途半端かなあ。
子供たちのことを一番に考えていたというのは分かるけど、
結局、都合良く義男と道子の話を聞いちゃったりもしてるし。

マチ子が今後の行動に関して
悩んでるような描写を入れたのは悪くなかったと思う。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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花嫁は厄年ッ!  10

演出:山田勇人
脚本:白石まみ、栗本志津香
脚本監修:秦建日子

結局、一郎(矢部浩之)が幸恵(岩下志麻)の話を
最後まで聞いていなかったという一番ありふれた顛末。
ここまで引っ張ったんだから
もう少しプラスαの内容を期待してたんだけど…。

一応、子供たちが生まれたそれぞれの日に桃の木を植えて
幸恵が大事に育ててきたというエピソードはあったものの、
それほど意外性のあるものではなく、
むしろ一郎の滑稽さの方が目立ってしまった。

幸恵と一郎が一緒に桃を収穫するシーンも
たいして感動的で映像ではなかったし、
脚本も演出もゆるい感じのままだった。

一郎の明子(篠原涼子)に対する気持ちの描き方は
それほど悪くなかっただけに、
ちょっと残念だったな。

ただ、明子が2人の和解に関わったのは確かだし、
一度は安土家の人間を騙して
テレビの仕事をしていたのも事実だし、
そのまま安土家に残ることはできないと
明子が考えるのは自然な流れ。

あと2回で明子の本当の嫁入りをうまく描けるかどうか。
またコテコテの展開になっちゃうのか?

             採点  6.0(10点満点平均6)


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下北サンデーズ  最終公演 さよならサンデーズ

演出:堤幸彦
脚本:河原雅彦

湾岸署の署長(北村総一朗)が
踊りながらレインボーブリッジを封鎖しちゃったよ。

まあ、それはいいとして、
ヌーベル演劇祭への参加と本多劇場進出も
大手プロダクションの工作ありきということで、
結局、ゆいか(上戸彩)はフォルテッシモに
引き抜かれることに。

ゆいかの未来も考えサンデーズのメンバーはゆいかを送り出し、
かつてメジャーを経験した代沢(藤井フミヤ)から
メジャーにしか見えない世界もあると言われて
ゆいか自身もテレビの世界へ進出することにする。

でもそこにはゆいかが求めるものはなく、
最終的にはサンデーズに帰っていくという展開。

一度引き受けた仕事を
途中で投げ出して帰るのはどうかと思うけど、
こういう話をTVドラマでやるのは面白かったと思う。

もちろん、すべてのドラマが
あんな作り方をしてるわけではないし、
テレビの世界を揶揄するのが目的ではないのは当然だけど。

とりあえず自分にとって大事なものは何かを探し、
たとえ貧乏でもそこへ向かって突き進む若者たちの姿は
描けていたと思う。

ただ、全体を通してみると、
そういうことを描きたかったのだということが
序盤は分かりづらかった。

確かにゆいかのキャラクターの示し方は難しかったと思う。
昔から芝居に憧れていた演劇少女でもなく、
ずば抜けた才能があるわけでもなく、
それでもサンデーズの起爆剤となって劇団の人気を高め、
なおかつブルマーコンテストをきっかけに
大手プロダクションからも目をつけられる、
という存在だったわけだから。

今思えば、楽しいことが何もないと思って生きていた
サンデーズとの遭遇前のゆいかの心情は重要だったはずだけど、
そのあたりも“未熟”という言葉がキャッチだったせいか、
自己反省するタイプのイメージが強く、
鬱積していた様子はあまり印象に残らなかった。

序盤はとくに群像劇にもなってなかったし、
ゆいかのポジションもはっきりと示せなかったし、
そこがなかなか作品にのめり込めなかった原因かもしれない。

あと、やっぱり期待が大きすぎたんだと思う。
これだけのスタッフを揃えれば
今まで見たことないドラマを見せてくれるんじゃないかと
漠然と期待してしまっていたところもあった。

でも実際はかなりオーソドックスな青春ドラマだったし、
テイストとしても飛び抜けたものはなかった。
もしクドカンの脚本で最初から笑いの方でも振り切れていたら
また違った印象になったんだろうけど…。

ナチュラルな気持ちで見ていたら
もう少し好意的に見られたかな、という気もする。

下北沢を舞台に
小劇団にスポット当てるという内容自体は悪くなかった。
佐々木蔵之介や山口紗弥加など、
配役もポイントを押さえていたと思う。
石垣佑磨も今作は抑えた演技で悪くなかった。

それだけに序盤の中途半端さが何とも残念だった。

             採点  6.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★☆☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★★☆
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★☆☆☆

           平均採点  6.44(10点満点平均6)


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CAとお呼びっ!  Vol.10

演出:山下学美
脚本:梅田みか

南田(沢村一樹)との結婚を期に
田中先輩(西田尚美)がCAを辞めるので、
みんなで涙なしで送りだそうというこれまたベタな話。

乗客を巻き込んで花束を渡すあたりは
架空の航空会社ならではの展開だった。

最後のフライトが終わった後の
沙依(観月ありさ)と高岡(谷原章介)のシーンは、
ちょっとセリフが多すぎたと思う。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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2006/09/06

結婚できない男  第10話 女ごころがわからなくて悪いか!!

脚本:尾崎将也
演出:植田尚

夏美(夏川結衣)と沢崎(高島礼子)、
この2人の大人の女性の描き方が抜群に面白かった。

これまでも沢崎の桑野(阿部寛)に対する
微妙な感情は描いていたけど、
沢崎が夏美に対して
“仕事じゃなくてもアイツのそばにいてあげることはできる”と
ストレートに気持ちを宣言したり、
夏美が桑野に“こんな話するだけでも大サービスなんです”
と言いながら沢崎の思いを伝えたり、
桑野から正直な気持ちを聞いたあと、
沢崎がきちんと夏美のそのことを報告したり、
大人の女性の仁義の切り方が何とも気持ちが良かった。

それにしても桑野の沢崎に対する言い方はひどいなあ。
正直と言えば正直なんだけど。
でもそこを何となく憎めない感じで演じてる阿部寛は
やっぱりすごいと思う。

これまで予想以上に桑野の相手役が夏美メインだったので
沢崎のちょっとせつない思いが描かれたのは
かなり面白かった。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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ダンドリ。  Stage 9

演出:小林義則
脚本:半澤律子
脚本監修:横内謙介

始めたばかりのチアダンス部が全国大会に出るのは不自然なので、
連盟が交流会を開催してメイフィッシュも出場する展開に。

それ自体もかなり強引だけど、
そこに至るまでに要(榮倉奈々)たちが提案した交流会が
マスコミによってねじ曲げられて報道される流れも
このドラマのトーンからすると異質でちょっと良くなかった。

ただ、おそらくマスコミなどに興味があるかしこ(木南晴夏)が
要たちの真意を伝える形で援護したのは、
かしこさん参加の過程としては悪くなかったと思う。

事件の起き方そのものは無理な部分も多かったけど、
要たちが自分たちなりに責任を取ろうとした姿勢も悪くなかったし。

17人編成で踊ったダンスも
最終回に向けた助走としてはそれなりに見せたんじゃないだろうか。

次回もまたベタな展開がありそうだけど、
要たちの真直ぐな気持ちだけはうまく描いて欲しい。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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サプリ  Episode.09「二人きりの夜」

演出:成田岳
脚本:金子ありさ

勇也(亀梨和也)がはしゃぎ、
ミナミ(伊東美咲)がブレーキをかけるという意味では
同じことの繰り返しなんだけど、
勇也なりに試験に向けて頑張ったり、
ミナミが勇也のことと仕事との調整に
悩んだりする姿もあったりしたからまあいっか。

ユリ(浅見れいな)の描き方は浅かったけど、
ここまで来たらミナミと対比させるしかないので
仕方がないと思う。

今岡(佐藤浩市)のライバルの気持ちを説明したのは
話としては筋が通って良かった。
なつき(志田未来)を含めた
今岡とヨウコ(白石美帆)の関係は面白いと思う。

一応、今回のラストはタイトルの「サプリ」に
一番近い状態だったんじゃないだろうか。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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2006/09/04

誰よりもママを愛す  第10話

演出:竹園元
脚本:遊川和彦

千代(伊藤蘭)がいつも裁判で
裁判長に怒られながら家族の話をしてたというのが
このドラマらしかった。

あとはいつものような分かりやすい展開。
明(玉山鉄二)とピンコ(阿部サダヲ)のパーツだけが
ちょっと注目で、
日曜劇場らしくない結末になったら面白いんだけど…。

ここまで来たら八木ドラマらしく、
どこまでもお気楽なラストであって欲しい。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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マイ★ボス マイ★ヒーロー  第8話 文化祭★愛と青春のハッピーディ!

演出:佐藤東弥
脚本:大森美香

24時間テレビのため1週空いての第8話。
そのせいもあってか、クラスのまとまり方は
ちょっと無理矢理な感じもした。

そのあたりは純粋な学園ドラマではなく、
真喜男(長瀬智也)が27人の組も5000人の組も同じと思って
クラスをまとめたという状況が
このドラマのメインになるからまあいいんだけど。

ただ、みんなで楽器演奏というのは
やっぱりドラマでは白々しくなってしまうな。
もっと別のエピソードの方がよかったような気はする。

真喜男から釘を刺されたにも関わらず
美喜男(黄川田将也)が動きそうなので、
最後はその部分と3年A組をうまく絡めて欲しい。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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黒い太陽  第6話

演出:新村良二
脚本:樫田正剛

立花(永井大)が長瀬(菅原卓磨)だけでなく、
藤堂(伊原剛志)もターゲットにして
のし上がっていこうとするものの、
急ぎ過ぎて転落してしまうという展開。

もともと回数が少ないので仕方がないけど、
さすがに今回は千鶴(井上和香)の気持ちを
もう少し丁寧に描いて欲しかった。

それにしても取りあえず殴らないと事が先に進まないって描写は
ドラマを浅くするような気がする。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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タイヨウのうた  第8話

演出:今井夏木
脚本:渡邉睦月

工藤(要潤)からのデビューの話を
薫(沢尻エリカ)が一度は断る部分は理解できるにしても、
それに対する隆介(川村陽介)たちのリアクションは
ちょっと自然じゃなかった。

薫がやっぱりバンドを続けたい、
今を精一杯生きたいと思う部分を強調するためだろうけど、
かなり作為的な流れだった。

薫に会いに来た時の麻美(松下奈緒)の態度も然り。
何かもうまわりの人間は
薫を活かすために適当に動かされてる感じになってきた。

レイサ(原史奈)絡みの問題に関しては下世話な方向一直線。
この作品にドラマとしてのそういう起伏は必要ないと思うけどなあ。

エミリー(ベッキー)が三浦(竹中直人)の奥さんだったというのは
「ハンドク!!!」のみみみ美幸ちゃんみたいだった。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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レガッタ  第8話

演出:新城毅彦
脚本:清水友佳子

インカレのレースシーンもなく
やけにあっさりと全日本にいくなあと思ったら、
こちらも「下北サンデーズ」同様に一話短縮。
ストーリーそのものは盛り上がってきたところなので
ちょっと残念な気がする。

今回も操(相武紗季)と大沢(速水もこみち)が
お互いに気持ちを告白するシーンなんかは
かなり良かったと思うけどなあ。

まあ、ドラマは総合的に評価されるものだし、
出だしが相当暗かったことは確かだから仕方がないか。

残念な結果になってしまったけど、
最後はさわやかにまとめて欲しい。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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不信のとき〜ウーマン・ウォーズ〜  第9話 正面衝突

演出:谷村政樹
脚本:栗原美和子

結局、道子(米倉涼子)とマチ子(松下由樹)が
病院で会うところまで。
引っ張るなあ。

その隙間を埋めるように
朋子(江波杏子)の話があったわけだけど、
これは取って付けたようになってしまった。

一応、どんな状態になってもダンナに添い遂げる、
これまでの自分の人生を否定したくない、
というタイプの女性として登場させたのかもしれない。

でもすべてが説明ゼリフだったせいもあって、
浮いたエピソードになってしまった気がする。
ここもまだ先があるならそれはそれでいいんだけど。

次回こそホントに真実の暴露か。
とにかく説得力のある描き方をしてもらいたい。

             採点  6.5(10点満点平均6)


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花嫁は厄年ッ!  9

演出:谷川功
脚本:白石まみ
脚本監修:秦建日子

一郎(矢部浩之)に関しては、
明子(篠原涼子)を本気で幸せにしたいという男っぽい部分と、
いつまでも幸恵(岩下志麻)との確執にこだわる
子供っぽい部分が両方描かれた感じ。
そこも含め、明子、一郎、幸恵の関係は
最後まで面白く引っぱれると思う。

ただ、テレビ局の人間を中心に脇役の描き方は
相変わらずその場凌ぎ。
このあたりは最後まで改善されなさそう。

今回、話そのものはあまり進まなかったので、
次回の明子と幸恵の話し合いに期待したい。

             採点  6.0(10点満点平均6)


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下北サンデーズ  第八回公演 サルたちのシモキタザワ

演出:木村ひさし
脚本:三浦有為子、河原雅彦

ここまで振り切れて
芝居を志す者たちのマジメな青春物語になるなら
それはそれでいいかも。

実際に小劇団の舞台を見に行く場合は
今回のようなエクスキューズ無しで
劇中劇として示された芝居を見るわけだから、
「進化しなかったサル」の内容自体を
どうこう言えるものではない。

これはあくまでも劇団員たちがどういう思いで芝居を作っているか、
という一例に過ぎないだけなので。
でも、前回からの流れの中で作られた芝居としては
悪くなかったと思う。

サンデーズのメンバーに演技の稽古をつける木野花は
やっぱり本物だったなあ、とか、
ついに本多一夫まで出て来ちゃったよ、とか、
いろいろ思うことはありつつ、
それなりにトーンは安定してきたかと思ったら、
一話短縮で次回が最終回。
期待されてた割りに低視聴率だったから仕方がないか。

でも今回の雰囲気だったら終盤はじっくり見たかった気もする。

             採点  7.0(10点満点平均6)


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CAとお呼びっ!  Vol.9

演出:大谷太郎
脚本:梅田みか

分かり切った内容でも、
今回は田中先輩(西田尚美)と南田(沢村一樹)が中心で
沢村一樹のメリハリある演技もあったので
いつもよりは見やすかった。

最後は無理やり沙依(観月ありさ)の性格的なことに
セリフを誘導して
沙依が主人公であることを維持していた感じだったけど、
このドラマはそれくらいの方がいいと思う。

それにしてもみんなで田中のお見合いを見に行ったり、
働かないなあ、このCAたちは。

             採点  5.5(10点満点平均6)


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結婚できない男  第9話 彼女ができて悪いか!!

脚本:尾崎将也
演出:小松隆志

中川(尾美としのり)から面倒なことを押しつけられたわりに
桑野(阿部寛)も若い彼女にまんざらでもなく、
かといって夏美(夏川結衣)のお見合い結果も
それなりに気になるようで、
その微妙なラインが何とも面白かった。

一方、夏美はもうかなり桑野を意識してるので
その焦りとイラつきは相当なものなんだけど、
自分では認めたくない感情でもあるので
言動が支離滅裂になるところがまた面白かった。

しかも桑野にはそんな女心が分かるはずもなく、
宣言した通りにプレゼントを買いに行ったり、
見合いの結果にイヤミを言ったりするわけだから、
そりゃ夏美もぶち切れる。

みちる(国仲涼子)と一緒に行くマンガ喫茶で読む本が
最後は「ゴルゴ13」まで行ってしまったくらいだし…。
このマンガ喫茶の本で表す夏美とみちるの気持ちの描き方は
かなり面白いと思う。

KENさん(こつぶ)は前回に引き続き見事な演技。
みちるに対する時と桑野に対する時、
ちゃんと気持ちを入れ替えてた(笑)

今回、妙にツボにハマって笑ったのは、
桑野がデートに行く服を選んでいる時、
どう考えても合わない服に“これ、いつ買ったんだ?”と
自分で突っ込んだシーン。

間(ま)が良いドラマは
どんな形でも楽しませてくれるから見ていて飽きない。

             採点  7.5(10点満点平均6)


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ダンドリ。  Stage 8ダンドリ。  Stage 8

演出:石川淳一
脚本:横内謙介

酔っぱらいに絡まれてハマキョー(結城早矢)が
相手にケガをさせてしまう展開はさすがにシラけたけど、
その後はこのドラマらしくまとめていた。

確かに他の空手部員にしてみれば残念な最後の試合だった。
でも、ハマキョーの空手に対する真摯な思いは描けていたと思う。

そしてこのハマキョーの話だけでなく、
いつものようにふさ江(戸田恵子)のまわりの問題、
石渡(国分太一)の実家の問題もうまく絡めていたと思う。

要(榮倉奈々)の弟・慶一(小関裕太)が
ハマキョーに空手を習うシーンは、
ちょっと泣ける雰囲気だったし。

ただ、空手部員2名もチアダンスをやろうと思う動機は
もう少し何か加えた方がよかった。

今回の空手部のエピソードがコメディ寄りだったら
“じゃあ私たちも”でかまわないんだけど、
高校最後の演舞を3人で披露するなどマジメな展開だっただけに、
強引さだけが目立ってしまった。

チラチラとストリートダンサーチームの様子を挿入しているのは
丁寧な作りだと思う。

           採点  6.5(10点満点平均6)

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