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2006/10/30

鉄板少女アカネ!!  III

演出:竹村健太郎
脚本監修:秦建日子
脚本:酒井雅秋、白石まみ
脚本協力:正岡謙一郎

対決の食材をカニに対してじゃがいもで挑むとか、
アカネ(堀北真希)もカニを使うかどうかとか、
結局、アカネが負けてしまうとか、
かなり変化を加えていて悪くなかった。

食材に高級も下級もないという落とし所も悪くなかったし、
あの田舎町の方向性としてカニに頼ることも
昔からの農業を続けることも
両方否定しなかった展開も悪くなかった。

まあ、アカネの料理はすでに
鉄板料理でも何でもなくなってるんだけど、
エレナ(片瀬那奈)に“鉄板でパンってダジャレかい!”と
突っ込ませているからいいんじゃないだろうか。
もうこの際、何でもアリということで。

布施博が陣内孝則に“前世は親友だべ”と言ったのは
もちろん「ライスカレー」での共演を指しているんだと思う。
どうせなら鉄板でカレーパンを作ればよかったのにね。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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たったひとつの恋  第3話

演出:岩本仁志
脚本:北川悦吏子

弘人(亀梨和也)からの電話を
菜緒(綾瀬はるか)がずっと待っていた後、
やっとかかってきた時の2人の会話などは
やっぱり北川悦吏子らしくてうまいと思う。

裕子(戸田恵梨香)が絡んだシーンは
今回、みんな面白かったと思うし、
弘人と菜緒が中華料理を食べたシーンで
お酒の代金だけ弘人が普通に払うところも
こだわりを持って作っているようで悪くなかった。

そういう意味では良い方向に
北川悦吏子らしさが出ていた回だったと思う。

ただ、このドラマは先行きに
まったくワクワク感がないからなあ。

甲(田中聖)が覚醒して
ガツンと裕子(戸田恵梨香)の心をつかむ、
みたいな本筋から離れた展開を期待したい。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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アンナさんのおまめ  #3

演出:加門幾生
脚本:高山直也

アンナ(杏さゆり)が言うように、
確かに恭太郎(柏原収史)のキャラが崩れすぎて
リリ(ベッキー)と同化してしまっている感じ。
そのせいもあって、
今回は完全に恭太郎が主役の内容だった。

パターンとしては悪くないものの、
もう少しきちんとリリをメインにして
なおかつ飽きさせない作りにしてくれるといいんだけどな。

この手のドラマにおける
草刈正雄や高橋ひとみのコメディセンスは心配ないので
うまくまわりとのバランスを考えて
リリのドラマにして欲しい。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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セーラー服と機関銃  第3話

演出:平川雄一朗
脚本:いずみ吉紘

すでに両親を亡くしている泉(長澤まさみ)が
目高組の組員を家族のように思い始めていることを
全面に出したストーリー。
今後の展開を考えれば効果的な内容だったと思う。

SEEDコンタクトレンズのCMに出てる長澤まさみの
“つけてる感じがしませーん”とか、
泉に対する組員たちの異常な警護とか、
前半は笑わせる部分も多く、
全体的にメリハリがあった。

目高組が保有する武器を泉が発見して
絶対に使わないと約束させるところは面白く見せ、
後半、家族を守りたいと思うのは当然のことと言った泉が
佐久間(堤真一)が撃たれたことでぶち切れ、
柴田(中野英雄)に拳銃を突きつけるところは迫力があった。

真由美(小泉今日子)や黒木(小市慢太郎)の背景も
少しずつ描かれ始め、
物語に加速が付いてきたと思う。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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家族 〜妻の不在・夫の存在〜  第2回

演出:唐木希浩
脚本:清水有生

ドラマとしてはちょっとズルい感じもするけど
悠斗(宇都秀星)のナチュラルな表情とセリフはかなり効果的。
あんな声で“パパのお弁当はおいしいよ”とか言われたら
どんな仕事人間だって
一生懸命タコさんウインナーを作るよなあ。

津久野(劇団ひとり)が家に来た時、
宇都秀星が劇団ひとりの髪型になってるところも可愛かった。
しかも、大人になっても
イケメンになりそうな顔立ちをしてるし。
男の子としては吉川史樹に次ぐの逸材かもしれない。

話としてはそれほど進まなかったけど、
佐伯(渡哲也)の過去もかなり描かれ、
理美(石田ゆり子)は詩織(木村多江)を通じて
本格的に離婚の手続きを始めることになった。

悠斗にあそこまで言われて離婚を進めるのだから
理美の描き方も中途半端にはできない。
作品全体のバランスを取りながらうまく消化できるのか、
そこは注目していきたい。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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Dr.コトー診療所2006  第3話

演出:平井秀樹
脚本:吉田紀子

スペシャルで登場した小沢家にスポットを当て、
離島という閉鎖された社会で暮らす苦労も描きつつ、
家族の絆を描いた話。

ミナ(蒼井優)の過去はまだ伏せたまま
島民になかなか受け入れてもらえない様子も描いていたので、
ひな(尾崎千瑛)の手術中に採血をさせて欲しいと
母親の小百合(神野三鈴)にミナが頭を下げるシーンは
さすがにグッと来るものがあった。

ただ、いつものこととはいえ、
ここをドラマティックに描くために、
ひなに血液が固まりにくいという症状と
手術をしなければいけない状況を
重ねなくてはいけないわけで、
そこを無理やり作り出した印象は今回もあった。

医療を扱ったドラマだから仕方がないものの
コトー(吉岡秀隆)のまわりにいる人は
みんな病気になったりケガをしたりしなくてはいけないのは
ちょっと不憫な気がする。

もうコトーの医師としての技術も人間性も
十分に浸透してるんだから、
派手な治療シーンはもう少し減らしてもいいのに…。

剛利(時任三郎)は働き過ぎによる過労で
人にケガをさせてしまうことに。
志木那神社の神様は
サディスティックに島民に試練をお与えになるなあ。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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嫌われ松子の一生  第三章

演出:堀英樹
脚本:成瀬活雄

八乙女(萩原聖人)の死から立ち直り始めた松子(内山理名)が
喫茶店で赤木(北村一輝)や綾乃(鈴木蘭々)と
普通に会うシーンなどを入れているのはいいと思う。

松子と岡野(谷原章介)の関係もかなり詳しく描けていて、
岡野が本心を暴露したあとの
“なに言ってんの?”という内山理名の表情も良かった。

でも、龍洋一(要潤)にひげ面と同じように
沢村めぐみ(小池栄子)のカツラも
ほとんどコントなんだよなあ。

そのあたりのトーンの統一性の無さは
返す返すももったいない。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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14才の母 〜愛するために 生まれてきた〜  第三話

演出:佐藤東弥
脚本:井上由美子

智志(三浦春馬)と静香(室井滋)、
それぞれの心理が別個のものにならず、
重なるように描けていたところは良かった。

智志の決断にも静香に対する思いが入っていたし、
口では何と言っていても、
静香も智志の心の揺れは感じ取っていた。
とくに静香の動揺はかなり繊細に描けていたと思う。

加奈子(田中美佐子)の
未希(志田未来)に対する接し方は今回も優しくて、
未希が智志から子供は忘れるしかないと言われた後の
玄関での対応とか、
産院のベッドに一緒に寝るシーンなどは良かった。

ただ、加奈子が未希に対する愛情を伝えれば伝えるほど
未希が手術に否定的になってしまうのも事実。

的場(高畑淳子)の母胎に対する負担の説明から
この加奈子の未希に対する思いを伝えるまでの流れは、
どちらかに誘導するような感じではなく、
テーマに沿った描き方だったと思う。

忠彦(生瀬勝久)のリアクションは
個人的にあまり共感できなんだけど、
未希を産院に送っていく途中での話は悪くなかった。

次回、忠彦は智志にどんな話をするのか。
ここは興味深い。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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2006/10/25

僕の歩く道  第三話

演出:三宅喜重
脚本:橋部敦子

幸太郎(須賀健太)の成長を際立たせるために
今回も真樹(森口瑤子)のキャラクターは
かなりコテコテに描かれたけど、
全体の構成自体は良かった。

輝明(草なぎ剛)はテンジクネズミの解説ができずに
幸太郎に迷惑をかけたことをやっぱり気にしていた。
前回と同様、そういう輝明の気持ちが
最後に視聴者には分かる構成になっていた。

それを明かすタイミングが
幸太郎のささやかな成長と見事に一致していて、
じわっと感動する締め方だったと思う。

幸太郎の成長もとくに真樹との話し合いまでは描かず、
叔母であるりな(本仮屋ユイカ)からのアドバイスによって
幸太郎自身が考えるところまでを丁寧に描いたのが良かった。

こういう話の場合、
幸太郎が大人に謝ったりする部分に
重きを置いて描かれることが多いけど、
本当に大事なのは幸太郎の内面なので、
“もう幸太郎がしないって言ってるんだから信じてあげようよ”
というりなの言葉は、
よく使われる表現ではあるものの意味は重かった思う。

それにしてもりなはその年齢からいっても
まだ葛藤があるキャラクターだと思ってたけど、
想像以上に成長している役だった。
これまでにいろいろ悩んで、考えて、
その結果、甥っ子にああいう形でのアドバイスが
できるようになったんだろうなあ。

兄弟の立場から自閉症を描いたドラマとしては
NHKの「抱きしめたい」という名作があるけど、
このドラマの中で今後りながどういう風に描かれるか、
さらに興味深くなった。

            採点 7.5(10点満点平均6)


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役者魂!  第二回

演出:若松節朗
脚本:君塚良一

人生では誰もが何かの役を演じているという
シェークスピア的発想に基づいた疑似家族物語と、
その設定をうまく利用した役者論、演劇論を
シニカルに突いていくという切り口の合わせ技は、
すごくよく考えられていて面白いと思う。

ただ、それがコメディとして
うまく転がってないような気がするんだけど。
リズムが悪いというか、スピード感がないというか…。
昔の共テレのコメディは
もっとノリで笑えたんだけどなあ。

人材的には言うことないのに、
脚本と演出と役者の考える落とし所が
まだ一致してない感じ。
ちょっともったいない。

桜子(川島海荷)と忠太(吉川史樹)の母親は
電話の声から判断すると戸田菜穂か。
個人的にはまた好きな役者で出てきて嬉しいけど、
とにかく全体的にもう少しうまく転がして欲しい。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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2006/10/24

のだめカンタービレ  Lesson 2

演出:武内英樹
脚本:衛藤凛

吹っ飛ばされたり、引きずられたり、
まさにコミックから抜け出たようなのだめ(上野樹里)は
やっぱり面白いと思う。

千秋(玉木宏)もブレずに安定してるから
まわりでキャラの濃い登場人物がドタバタしても
ドラマ全体が崩れてしまうようなことはないし。

原作を読んでいると内容に新鮮味はないけど、
それはそれで映像化を楽しめている側面もある。
このテイストでのドラマ化は
とりあえず失敗ではなかったんじゃないだろうか。

あとは竹中直人が
羽目を外しすぎないことを願うばかりか。

そういえばシュトレーゼマン(竹中直人)主催の宴会で
畑野ひろ子がはじけてたなあ。
…ふっきれたんだな、きっと。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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鉄板少女アカネ!!  II

演出:倉貫健二郎
脚本監修:秦建日子
脚本:栗本志津香

あんなに歩き回れるなら
女将さん(宮崎ますみ)が料理を作れたんじゃないかとか、
息子(濱田岳)がグレるのはいいとして
あんなに大勢チンピラを店に連れて来て
営業妨害しなくてもいいんじゃないかとか、
突っ込みどころは満載だけど、
まあいいか。

一応、親子の話なんかも絡めて
ホロっとさせていたし。

料理を研究してるときに
アカネ(堀北真希)と心太(塚本高史)が
並んで首を傾げるシーンなど
一話のパターンはもう決まっていて、
その枠に毎回別の話をはめ込んでいくというスタイル。

子供と一緒に気楽に見られる日曜劇場、
という路線ならこれでいいんじゃないだろうか。
それはすなわち
見逃しても別にどうってことないドラマとも言えるわけだけど。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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2006/10/22

たったひとつの恋  第2話

演出:岩本仁志
脚本:北川悦吏子

いい人ばっかりだなあ。
弘人(亀梨和也)と菜緒(綾瀬はるか)も急接近で
もう手をつないじゃったりして。

菜緒にヘンなこだわりはないけど、
あまりにも住む世界が違う菜緒に
弘人が距離を置いてしまう展開になりそう。

今回はお祭りで弘人が菜緒に謝るシーンと、
オマエなんて呼ばれたくないのに
裕子(戸田恵梨香)が弘人にオマエと呼ばれるのをみたら
ちょっとくやしくなってしまった菜緒の心理描写が良かった。

というか、こういうところがこのドラマのウリだと思うので、
これからもうまく入れていって欲しい。

            採点 6.0(10点満点平均6)

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アンナさんのおまめ  #2

演出:常廣丈太
脚本:深沢正樹

リリ(ベッキー)の家族が絡んでくるのは
次回以降のようだけど、
今回は後半、リリと歯科医の吉野(大浦龍宇一)のシーンで
トーンにメリハリができたので見やすかった。

アンナ(杏さゆり)を悲しませたくないという
恭太郎(柏原収史)の気持ちも描けていたし、
リリを助けに行くところから
またリリが強気の勘違いを始めるあたりは
良い流れで描けていたんじゃないだろうか。

吉野が豹変した温泉宿のシーンで
うまくアレンジして使っていたから
最終的にはそんなに気にならなかったものの、
ちょっとリリのセリフに“みたいな”が
多かったみたいなー。

            採点 6.5(10点満点平均6)

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セーラー服と機関銃  第2話

演出:平川雄一朗
脚本:いずみ吉紘

とりあえず今回は目高組の組員と街の人に
泉(長澤まさみ)が認められるまでの内容。
組長が女子高生であることのギャップを
硬軟混ぜてうまく描いていたと思う。

お約束の展開ではあるけど、
これはもともとそういう王道を行く作品なので。
これくらいエンターテイメント性があれば十分だと思う。

ただ、浅草の人々は
もう少し個性的に描いて欲しかった気はする。
でも全7話だからなあ。
もうどんどん話が進みそう。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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家族 〜妻の不在・夫の存在〜  第1回

チーフプロデューサー:五十嵐文郎
プロデューサー:中込卓也、深沢義啓、里内英司
演出:唐木希浩
脚本:清水有生
音楽:渡辺俊幸
主題歌:「Everything」EXILE
制作協力:5年D組
制作:ABC、テレビ朝日
出演:竹野内豊、渡哲也、石田ゆり子、宇都秀星、中田喜子、
   金子昇、木村多江、劇団ひとり、さくら、石井智也、
   清水由紀、金橋良樹、他

ずいぶん手前から始めるんだなあ、
というのが出だしの印象。

当然、話はどんどん進むわけで、
最初に理美(石田ゆり子)が亮平(竹野内豊)に
電話で離婚を切り出すあたりまでは説得力もなく、
先行き不安に感じた。
離婚したところから始めた方が
分かりやすかったんじゃないかとさえ思ったし。

でも最後まで見ると意外にOKだった。
亮平がリストラの担当をしていたという部分も
2度、3度とエピソードを重ねて
単なる設定に終わらせてなかったし、
理美側の心理描写も
亮平が悠斗(宇都秀星)のピアノ発表会に
来なかったというエピソードはむしろフラグで、
亮平が家を勝手に決めてしまうところから
実は理美が建築の仕事していたという過去、
結局、理美も仕事を優先させてしまう終盤へと
きちんと芯を通していた。

悠斗役の宇都秀星もいい味を出していたと思う。
竹野内豊のパパぶりも悪くなかった。
ラストで亮平が作った紙の線路で遊ぶ悠斗の姿は
ちょっと泣きそうになるくらい愛おしかったし。

結果的に佐伯(渡哲也)のパーツは状況説明だけだったけど、
そこはさすがに渡哲也なので深みは感じられた。

出だしはちょっと心配したけど、
やっぱり見て損はしない作品のような気がする。

            採点 6.5(10点満点平均6)

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Dr.コトー診療所2006  第2話

演出:中江功
脚本:吉田紀子

パート1でもそうだったように
次から次へと病人・けが人が続出する島なので
さちおじ(石橋蓮司)の話自体はやっぱり唐突だったけど、
彩佳(柴咲コウ)のパーツとうまく絡めていたと思う。

コトー(吉岡秀隆)が彩佳に言った
“絶対に治ります”“僕が治します”という言葉と、
彩佳がさちおじに言った
“必ず良くなるんだから”“絶対良くなるんだから”という言葉。
その“絶対”に込められた医療を越えた感情が
うまく表現できていたんじゃないだろうか。

結局、彩佳は東京で治療を受けることになったけど、
コトーの白衣のボタンを持って行ったよ。
いじらしいなあ。

剛利(時任三郎)に電話で寂しくなるなあと言われた時の
コトーの“…はい”と、
ラストでしげさん(泉谷しげる)に飛ばすぞと言われた時の
彩佳の“うん!”の違いも細かくて良かった。

            採点 7.5(10点満点平均6)


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嫌われ松子の一生  第二章

演出:酒井聖博
脚本:成瀬活雄

前回よりトーンは安定していたと思う。
音楽の入れ方がかなり影響していて、
曲の選び方が前回ほど悪くなかったんじゃないだろうか。

今回だけで完結だったので
八乙女(萩原聖人)の苦悩と松子(内山理名)の思い入れは
それほど掘り下げて描けなかったけど、
ラストの自殺シーンは悪くなかったと思う。
ここからつながる岡野(谷原章介)のパーツへも
無理なくつながっていきそう。

そして、内山理名の「美少女H」時代、じゃなくて
松子のその後を知る人物・沢村めぐみ役で小池栄子が登場。
この2人の絡みには期待したい。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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だめんず・うぉ〜か〜  第2話 マザコン男の恐怖

演出:片山修
脚本:吉田玲子

当然の如くズレたままのオープニング。
でも、“男を見る目がないばかりに
ダメ男ばかりを渡り歩いてしまう女たちの物語
だめんずうぉ〜か〜”
というタイトルコールだけは初回と違っていた。
初回は明らかに藤原紀香の声だったけど、
今回は山田優だったのか?

で、中身は青木さやかが登場したものの
キャラクターがありがちで、
期待できるようなアクセントにはならなかった。

今回はネタもありふれたマザコンもので
常務(西岡徳馬)までマザコン押しだったので
ストーリーとしての面白みはなかった。

ただラスト、パーティーから帰るときの
山田優は悪くなかったと思う。
あのあたりで毎回うまく締められばいんだけど。

            採点 5.5(10点満点平均6)


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2006/10/19

14才の母 〜愛するために 生まれてきた〜  第二話

演出:佐久間紀佳
脚本:井上由美子

中学生である娘の妊娠を知った親の反応を
ドラマでどう描くかは難しい。
そもそもどのあたりで描けばリアリティが出るのか、
その判断基準自体が曖昧だったりするし。

でも、産婦人科での診察を受けた帰り、
母親の加奈子(田中美佐子)が未希(志田未来)を叩き、
すぐに抱きしめたシーンは良かったと思う。

あと、父親である忠彦(生瀬勝久)が
智志(三浦春馬)の家まで乗り込んで行ったわりには
急に現れた静香(室井滋)にビビっていたのに対して、
加奈子がしっかり用件を伝えたところも良かった。

産婦人科医・的場(高畑淳子)のキャラクターは
ドラマを見続ける上でかなり救われると思う。
高畑淳子は「金八」で第4シリーズ以降、
養護教諭の役をやっているけど、
そのイメージもむしろプラスに作用しているんじゃないだろうか。

妊娠の事実を聞かされた智志の反応や
その母親、静香の対応など、
基本的には想像しやすい展開が続くと思われるので、
とにかく印象的なシーンを毎回多く盛り込んで欲しい。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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僕の歩く道  第二話

演出:星護
脚本:橋部敦子

ずっと輝明(草なぎ剛)を育ててきて、
輝明のことを一番理解している存在の
母親・里江(長山藍子)にも
迷いがあることを描いていたのは良かった。

そして、もうムリして働かなくていいと言う里江と、
もしかしたらまだここで働きたいのではないかと聞く
都古(香里奈)との間で輝明が示した答えは、
自分の担当はジンジンであるという約束のみ。

でも、ラストで輝明が
謎のロードレーサー(浅野和之)に
“僕の仕事は動物園の飼育係です”と
嬉しそうに話すシーンを入れたのは
ドラマとして良かったと思う。

今回、三浦(田中圭)の変化は
それほどうまく描けたとは思わないけど、
“チクってんじゃねえよ”というセリフと
里江が動物園に来てみんなに頭を下げるシーンは
効果的に使われたと思う。

里江が三浦にも頭を下げてお礼を言うシーンは
さすがにグッと来るものがあった。

ハッキリと一人ずつスポットが当たるわけではなく、
いろいろな登場人物を絡めながら話を進めているのは
全体的な深みも出ていいと思う。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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役者魂!  第一回

企画:高井一郎
プロデュース:船津浩一
演出:若松節朗
脚本:君塚良一
音楽:森英治
メインテーマ:S.E.N.S.
主題歌:「みんなひとり」松たか子
挿入歌:「スロー・ラヴ」竹内まりや
制作:フジテレビ、共同テレビ
出演:松たか子、藤田まこと、森山未來、加藤ローサ、香川照之、
   川島海荷、吉川史樹、濱田マリ、前川泰之、富岡晃一郎、他

初回だからある程度は仕方がないとはいえ、
冒頭のナレーションでの状況説明がかなり長く、
なかなかリズムに乗れない出だしだった。

最初から瞳美(松たか子)は本能寺(藤田まこと)の担当で
かみ合わないやり取りから始めた方が面白かったんじゃないだろうか。

もちろん、冒頭のパーツも
瞳美が芝居好きで独立を考えていると
事務所の社長・柳沢(香川照之)に勘違いされたり、
人生は思うようにならないと改めて示す意味もあったので
必要ではあったけど、
最初に瞳美と本能寺の関係で少しテンポ良く笑わせてから
担当になった経緯を振り返るパターンでもよかったような気がする。

ただ、桜子(川島海荷)と忠太(吉川史樹)が出てきたあたりからは
ドラマ全体のノリも安定してきて興味深く見られた。
それにしても子役までいいチョイスだなあ。
吉川史樹が松たか子に絡むだけでも見ていて面白い。

松たか子と森山未來の「メタルマクベス」コンビも
ノリとしては面白そう。
ちなみに柳沢が昔やってた芝居で新幹線が出てきたのは
劇団☆新感線にかけていた、と勝手に解釈した。

文字通り役者は揃っているので、
本格的に話が転がる次回以降に期待したい。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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のだめカンタービレ  Lesson 1

プロデュース:若松央樹、清水一幸
演出:武内英樹
脚本:衛藤凛
原作:「のだめカンタービレ」二ノ宮知子
音楽:服部隆之
主題歌:ベートーヴェン「交響曲第7番」
エンディング曲:ガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」
制作:フジテレビ
出演:上野樹里、玉木宏、瑛太、水川あさみ、小出恵介、上原美佐、
   遠藤雄弥、サエコ、竹中直人、秋吉久美子、西村雅彦、豊原功補、
   伊武雅刀、畑野ひろ子、岩佐真悠子、高瀬友規奈、近藤公園、
   坂本真、山中崇、松岡瑠奈子、松岡恵望子、小林きな子、深田あき、
   小嶌天天、ズデネク・マカル、他

想像していたような爆発力はなかった。
出だしはほぼ原作通りだったけど、
ドラマとしてはのだめ(上野樹里)が出てくるまでに
少し時間をかけすぎたような気がする。

のだめが千秋(玉木宏)にひっぱたかれて
吹っ飛ぶシーンのような映像処理はいいと思う。
そういうノリを活かすようなスピード感を
最初からもっと出すと思ったんだけど…。

開き直り方が中途半端だったせいか
飛行機が胴体着陸するシーンなどは
笑っていいのかどうかも迷うような処理だったし、
CMに入る前の切り方などもかなり雑だった。

ただ、上野樹里ののだめは悪くなかったと思う。
だから後半、のだめと千秋の絡みが多くなってからは面白かった。
最後に「2台のピアノのためのソナタ」を合わせたシーンは
カメラのアングルや切り替えも良くて、
なかなか迫力があったんじゃないだろうか。

原作が有名なので見方はいろいろだろうけど、
ここ最近の月9と比較すれば期待はできそう。
とりあえず続きを見てみたいという気にはさせた初回だった。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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鉄板少女アカネ!!  I(起こし金で表現)

プロデューサー:橋本孝、倉貫健二郎、斎藤頼照
演出:倉貫健二郎
脚本監修:秦建日子
脚本:松田知子、小川みづき
脚本協力:エム・エー フィールド
原作:「鉄板少女アカネ!!」(原作:青木健生/漫画:ありがひとし)
音楽:山下康介
主題歌:「SAYONARA」ORANGE RANGE」
制作協力:TSP
制作:TBS、ドリマックス・テレビジョン
出演:堀北真希、塚本高史、陣内孝則、片瀬那奈、竜雷太、
   宮崎ますみ、デビット伊東、大友みなみ、奈津子、亜希子、
   飯田基祐、田村三郎、諏訪太朗、猫ひろし、他

完全にコミックテイストで作っているし、
テンポのある編集をしているし、
そんなに印象は悪くなかった。
グルメものの欠点として、
いちいちセリフが説明っぽいのは気になったけど。

アカネ(堀北真希)の敵役となるエレナを演じた片瀬那奈も
お約束のキャラクターを守っていて良かった。
「ビバ!山田バーバラ」でもそうだったけど、
片瀬那奈はこういうコミックっぽい役の方が
合ってるような気がする。

ただ、堀北真希は最後に
“これが神楽アカネの豚玉だー!”とか
“うぉりゃー”とか大声で叫ぶあたりで
経験の無さを露呈してしまった感じ。
まあ、そこが逆にB級っぽくていいのかもしれないけど。

アカネが豚玉の研究をしている時に
“出汁は徹底的に研究したし…”と
心太(塚本高史)があっさり言っていたけど、
最後にアカネと心太が作った出汁が決め手となるなら
その出汁を作る過程も丁寧に描いておいて欲しかった。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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たったひとつの恋  第1話

プロデューサー:西憲彦、渡邉浩仁
演出:岩本仁志
脚本:北川悦吏子
音楽:池頼広
主題歌:KAT-TUN
制作協力:三城
制作:日本テレビ
出演:亀梨和也、綾瀬はるか、田中聖、平岡祐太、戸田恵梨香、
   余貴美子、要潤、田中好子、財津和夫、斎藤隆成、
   田口浩正、浜田晃、他

とりあえず初回で弘人(亀梨和也)の嘘が
菜緒(綾瀬はるか)にバレるところまでいったのは良かった。
そこから引っ張られたらどうしようかと思ったけど。

でも、菜緒と父親・雅彦(財津和夫)の会話の中で
菜緒の体調を心配するフレーズが…。
まさか、ねえ…。

まあ、裕福な家庭に育っても
お嬢様っぽくない菜緒のキャラクターは悪くなかった。
父親・雅彦役の財津和夫が
紅茶を注ぐ時にぎこちない手つきだったのは
どう考えても演技ではないので笑ってしまったけど。

とにかく月丘家側の登場人物が
あまり鼻につくお金持ちタイプでなかったのは
せめてもの救いだった思う。

田中聖はもうすっかり安定してる感じ。
この甲(田中聖)と亜裕太(平岡祐太)も
そんなにコテコテにすれてないキャラだったのは良かった。

ちなみに関東の視聴率は12%後半。
KAT-TUNの主題歌ボーナスがどの程度あったのか、
裏に「交渉人 真下正義」がなければもう少しいったのか、
それはよく分からないけどまあ妥当な数字だと思う。

問題は、結局のところもうこの程度の数字しか取れないのに
この手のドラマをやる意味があるのかということ。

しかし、いくつになっても
少女趣味的な恋愛ドラマを書き続ける北川悦吏子は
ある意味、立派だと思う。
それに乗っかるプロデューサーは
まったく時代を読めてない気がして立派じゃないけど。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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2006/10/14

アンナさんのおまめ  #1

チーフプロデューサー:桑田潔
プロデューサー:三輪祐見子
演出:常廣丈太
脚本:高山直也
原作:鈴木由美子「アンナさんのおまめ」
音楽:梅堀淳
主題歌:「VERY LOVE -0.5℃」MAO/d
ナレーション:本田博太郎
制作協力:ティーズ
制作:テレビ朝日
出演:ベッキー、杏さゆり、柏原収史、草刈正雄、高橋ひとみ、
   徳井義実、滝沢沙織、池田努、大東俊介、渡邉紘平、
   伊藤正博、他

月曜ドラマインのテイストというより、
フジ系の「心はロンリー気持ちは…」くらい
お遊び演出が満載だった。
いつの間にか役者が人形に代わってるのとか
ちょっと懐かしかったなあ。

ベッキー演じるリリの勘違いっぷりは
突き抜けていて面白い。
アンナ(杏さゆり)や恭太郎(柏原収史)とのバランスも良くて
十分に楽しんで見られるんじゃないだろうか。

ただ、初回ということもあってか、
ちょっと飛ばしすぎた感じはした。
リリの暴走の連続だったので
全体の構成としてはややメリハリがなく、
見続けると体力を消耗した。

次回以降、リリの両親(草刈正雄、高橋ひとみ)もうまく絡めて、
効果的に笑わせて欲しい。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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セーラー服と機関銃  第1話

企画:伊與田英徳
プロデュース:石丸彰彦
演出:平川雄一朗
脚本:いずみ吉紘
原作:赤川次郎「セーラー服と機関銃」
音楽プロデュース:志田博英
音楽:河野伸
主題歌:「セーラー服と機関銃」星泉
制作:TBS、TBSテレビ
出演:長澤まさみ、堤真一、小泉今日子、緒形拳、中尾明慶、
   田口浩正、山本龍二、福井博章、小市慢太郎、伊澤健、
   本田博太郎、中野英雄、おかやまはじめ、森廉、橋爪淳、
   森本ゆうこ、井端珠里、谷亜里咲、桂小金治、杉浦双亮、他

今回の星泉は生真面目で
ちょっとドジなところもあるキャラクター。
それを長澤まさみがイヤミなく演じていて好感触だった。

泉の通ってる学校が赤川学園とか、
住んでる部屋が8940(薬師丸)号室とか、
小ネタも入れつつ前半は編集のテンポも良くて、
それだけに終盤、泉が目高組の八代目を襲名すると
みんなの前で啖呵を切るシーンは締まった。

で、その後すぐ事務所が襲撃に遭うと
“やっぱり辞退します”とか“じゃあ解散”とか言うところが
また可愛かったし。

泉が八代目を襲名すると決める過程にも
それなりに説得力があった。
腹を切ろうとする佐久間(堤真一)に
“捨てるならその命、私にください”と言うセリフも良かったし、
父親(橋爪淳)の死の真相を突き止めてもらうという
目的もハッキリしていて良かったと思う。

目高組のメンバーもメリハリがあって、
とくに英樹を演じている福井博章は
連ドラ初出演なのに存在感があった。
このテイストなら最後まで十分に楽しめそう。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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2006/10/13

Dr.コトー診療所2006  第1話

プロデュース:中江功、増本淳、塚田洋子
演出:中江功
脚本:吉田紀子
原作:山田貴敏「Dr.コトー診療所」
音楽:吉俣良
主題歌:「銀の龍の背に乗って」中島みゆき
制作:フジテレビ
出演:吉岡秀隆、柴咲コウ、小林薫、時任三郎、大塚寧々、筧利夫、
   蒼井優、泉谷しげる、朝加真由美、堺雅人、桜井幸子、大森南朋、
   富岡涼、坂本長利、光石研、山西惇、船木誠勝、細田よしひこ、
   春山幹介、尾崎千瑛、池田晃信、石川眞吾、大後寿々花、他

もともと続編モノは舞台設定や登場人物のキャラクターなどを
詳しく説明しなくてもスタートできるというメリットはあるけど、
剛利(時任三郎)のその後と剛洋(富岡涼)の受験、
村長(坂本長利)の事故と治療、
昌代(朝加真由美)の回復具合、
新しい看護師・ミナ(蒼井優)の赴任、
そして彩佳(柴咲コウ)の病気発覚と、
初回から見応えのある内容だった。

最大の山場はやっぱり彩佳がコトー(吉岡秀隆)に
自分の乳ガンについて話すシーン。
離島の看護師として、ひとりの女性として、
コトーに診察してもらいたいのに話せなかった複雑な気持ちは
痛いほど伝わった。

これも足かけ3年の月日がリアルに流れているからだと思う。
どういう風に彩佳が志木那島で働いてきたか、
どんな気持ちを抱いてコトーと仕事をしてきたか、
それがこのシーンだけでも想像できた。

彩佳の昌代に対する思いにしても、
剛利と剛洋の関係にしても、
この初回は続編の強みを十分に活かした作りだった。

これまでのレギュラー陣に関してだけでなく、
ミナや鳴海(堺雅人)の過去も気になるところ。
今後への興味をしっかりつなげる初回だった。

            採点 7.5(10点満点平均6)


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嫌われ松子の一生  第一章

プロデューサー:貴島誠一郎
演出:酒井聖博
脚本:成瀬活雄
原作:山田宗樹「嫌われ松子の一生」
音楽:長谷部徹
メインテーマ:「In The Mood」
制作:TBS、ドリマックス・テレビジョン
出演:内山理名、要潤、小池栄子、鈴木えみ、塩見三省、根岸季衣、
   矢沢心、尾上松也、渡辺夏菜、小柳友、羽賀研二、浜田学、
   なすび、蕨野睦弘、北村一輝、吹越満、萩原聖人、谷原章介、
   鈴木蘭々、瀬戸早妃、佐藤B作、笹野高史、高杉瑞穂、宮地雅子、
   温水洋一、新井康弘、本郷泰多、村崎真彩、岩本千波、他

映画ではかなりのテンポで飛ばしていた序盤も
このドラマでは詳しく描かれた。
ただ、詳しく描いてるわりには軽い印象。
シリアスにやるのかコメディっぽく味付けするのか、
トーンが中途半端な感じだった。

もちろん、そのまま映像化したら
悲惨な印象が強くなってしまう作品。
それだけに映画のような斬新な工夫もアリだったわけだけど。

少なくとも初回を見る限りでは
老けメイクも大してクオリティーは高くなく、
B級っぽく見えてしまったのは確か。

このままだと淡々と松子(内山理名)の転落人生が
流れてしまいかねないので、
各回でフックになるシーンは必ず入れて欲しい。

とりあえずこの序盤を詳しく描いていたことで、
終盤の龍洋一(要潤)の行動には説得力が出ると思う。
そのあたりまで興味が持続するような作り方が
うまくできればいいんだけど…。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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だめんず・うぉ〜か〜  第1話

チーフプロデューサー:五十嵐文郎
プロデューサー:川嶋保男、横地郁英
演出:片山修
脚本:田辺満
原作:倉田真由美「だめんず・うぉ〜か〜」
主題歌:「夢のうた」倖田來未
挿入歌:「Trans-winter〜冬のむこう側」SHOWTA
制作協力:ティーズ
制作:テレビ朝日
出演:藤原紀香、山田優、田辺誠一、宮迫博之、青木さやか、
   三浦理恵子、柳沢慎吾、西岡徳馬、島谷ひとみ、レッド吉田、
   和田正人、眞野裕子、他

あのオープニングのタイトルバックの仕上がりで
OKを出した人間が一番だめんずだと思うけど、
とりあえず全体的には思ったよりまとまりがあった。
藤原紀香が芝居の間で笑いが取れていたのは大きかったと思う。

ダメ男にハマってしまう女性側から描いているので
ゲストの男性陣が魅力的に見えないのは仕方がない。
ただ、ある程度は共感される部分もないと
ドラマとしてはつらいので、
そこを今後どう処理していくかという感じか。

この初回のまりあ(藤原紀香)が
ブルース(宮迫博之)にハマってしまう過程はいいとしても、
それが毎回使えるわけではないし。

たぶん、毎回前半は
思いっきりドタバタのコメディにしてしまった方が
終盤でせつなさとかも出せて締まると思う。
そういう意味でも次回からの青木さやかの加入は期待したい。

とにかく倖田來未の曲はエンディングに持っていこう。
それが先決。

            採点 5.5(10点満点平均6)

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2006/10/12

14才の母 〜愛するために 生まれてきた〜  第一話

プロデューサー:村瀬健、浅井千端
演出:佐藤東弥
脚本:井上由美子
音楽:沢田完、高見優
主題歌:「しるし」Mr.Children
制作協力:MMJ
制作:日本テレビ
出演:志田未来、田中美佐子、生瀬勝久、室井滋、北村一輝、
   山口紗弥加、河本準一、三浦春馬、谷村美月、北乃きい、
   小野寺昭、高畑淳子、海東健、金子さやか、井坂俊哉、
   大沢逸美、長谷川稀世、出口結美子、小池里奈、
   宮下雄也、小清水一揮、他

初回は未希(志田未来)が妊娠していると自覚するまで。
冒頭の中学生らしい無邪気な様子、
智志(三浦春馬)と子犬を助けるエピソードなどは
あって良かったと思う。

智志の孤独を感じた未希が寄り添うという形で
2人が経験してしまった流れも
テーマを追う上では適切だったと思う。

公園の廃墟のような建物はちょっと都合が良すぎたけど、
ホテルなどに行ってしまっては別のファクターがかかるので
あそこはドラマとしてベターな描き方だったんじゃないだろうか。

少なくとも“なんでこうしたくなるの?”と
説明できない感情を持ったまま
2人が触れ合っていく流れは悪くなかったと思う。

谷村美月は1年留年している未希の同級生役で、
過去に妊娠したと噂されている役だった。
未希と智志がからまれた不良グループにも混じっていたので、
かなり重要な役になりそう。

今後しばらくはベタな世間の反応なども出てきそうだけど、
2人を取り巻く大人のキャストはかなり豪華なので
どちらの立場を取るにしても
しっかりとした心に残るセリフを言わせて欲しい。

いずれにしても結論より過程に描く要素が多いテーマ。
一話ずつ丁寧に作ってもらいたい。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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僕の歩く道  第一話

アソシエイト・プロデューサー:石原隆
プロデューサー:重松圭一、岩田祐二
演出:星護
脚本:橋部敦子
音楽:本間勇輔
主題歌:「ありがとう」SMAP
制作:関西テレビ、共同テレビ
出演:草なぎ剛、香里奈、長山藍子、佐々木蔵之介、森口瑤子、
   本仮屋ユイカ、須賀健太、加藤浩次、大杉漣、小日向文世、
   MEGUMI、田中圭、浅野和之、葛山信吾、澤田俊輔、
   星野奈津子、他

これまでのシリーズのトーンを維持しつつ、
星護のファンタジックな演出は抑え気味の初回だった。

自閉症の症状は様々なので見方はいろいろあると思うけど、
草なぎ剛はその空気感を出していたと思う。
感覚過敏に関しては音に対する描写があり、
皮膚感覚はとくに過敏という感じではなかった。

ドラマでは比較的よく使われる
キラキラ光るものに執着する様子も出てこなかった。
黄色にこだわりをみせるのは、
ツールドフランスが好きなので
マイヨジョーヌ(総合優勝者に与えられるジャージ)への
あこがれがそうさせているんだと思う。

初回はどうしても自閉症に関する基本的な情報を
作品として提示しなくてはいけないので、
輝明(草なぎ剛)が働くことになった動物園で
都古(香里奈)が説明をするという形で主にそれが行われた。

でもそれだけでなく、
プライベートなことでイラついてしまった都古が
ラストで輝明にきつくあたってしまうところまで描いたのは
初回の構成として良かったと思う。

そういう展開になってしまうことは
主治医である堀田(加藤浩次)との会話の中で
輝明が“絶対に”都古は怒ったりしないと
信頼しきっている様子が描かれていたので
推測できたわけだけど、
都古自身も交際相手の河原(葛山信吾)に
わがままを“絶対言わない”と
決めつけられていたシーンを入れていたのは丁寧だった。

これまでのシリーズと決定的に違うのは、
成長するのは主人公ではなく、
そのまわりの登場人物だということ。

都古だけでなく、りな(本仮屋ユイカ)、
真樹(森口瑤子)、幸太郎(須賀健太)などの変化も
じっくりと見ていきたい。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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2006/10/09

家族 〜妻の不在・夫の存在〜

家族 〜妻の不在・夫の存在〜  10/20〜
テレ朝系 金曜9時  期待度 ★★★☆☆

妻に先立たれた定年退職後の男と
妻に家出された休職中の男が、
過酷な現実にもがきながら
本当の家庭の姿に気づいていくホームドラマ。

渡哲也と竹野内豊が初共演。
他に石田ゆり子、木村多江、劇団ひとり、
さくら、金子昇などが出演する。

昨年「熟年離婚」で渡哲也を6年ぶりに連ドラに引っ張り出し
高視聴率をたたき出したテレ朝が、
再び渡哲也でドラマを作るのは当然として、
竹野内豊と組ませて男目線のホームドラマにしたのは
かなり思い切った手に出たと思う。

でも、2人の共演は興味深い。
また高視聴率を獲得しそう。

ちなみに脚本は「あぐり」や「すずらん」、
「金八7」を小山内美江子から引き継いだ清水有生。


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役者魂!

役者魂!  10/17〜
フジ系 火曜9時  期待度 ★★★★★

孤独な芸能マネージャーと
偏屈なベテラン俳優とのふれあいを描く
ハートフルコメディ。

連ドラ主演は約3年ぶりとなる松たか子と
フジの現代劇は31年ぶりとなる藤田まことが共演する。
こういうキャスティングが見たかった。

脚本を担当するのはこれまた4年ぶりに連ドラを書く
「踊る大捜査線」の君塚良一。
演出は共同テレビの若松節朗。
久々に火曜9時枠らしいコメディが見られそう。


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のだめカンタービレ

のだめカンタービレ  10/16〜
フジ系 月曜9時  期待度 ★★★★☆

もはや説明不要。
クラシックブームの火付け役ともなった
大ヒットコミックのドラマ化。
奇人で天才ピアニストの野田恵(通称のだめ)を上野樹里、
エリート音大生の千秋真一を玉木宏が演じる。

昨年秋にTBSでドラマ化されるという情報が流れたが、
結局、のだめ役に上野樹里はそのままで
フジでドラマ化されることになった。
大人の世界って大変。

ドラマ化の経緯はカンタービレというよりグラーヴェだが、
内容は青春爆笑ラブコメディー、を目指す。
チーフDは「電車男」の武内英樹。
脚本は「スローダンス」の衛藤凛。

不安要素は山ほどあるものの、
どんな仕上がりになるのか注目せざるを得ない作品。

<関連アイテム>

4063259684のだめカンタービレ(1)
二ノ宮 知子
講談社 2002-01

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鉄板少女アカネ!!

鉄板少女アカネ!!  10/15〜
TBS系 日曜9時  期待度 ★★☆☆☆

同名コミックのドラマ化で、
失踪した父親を探して全国を旅する少女が
鉄板一枚で各地の料理人と対決していく物語。

主演は堀北真希。
塚本高史、片瀬那奈、陣内孝則などが共演する。

脚本は監修が秦建日子で、
実際に書くのはまたエム・エーフィールドの若手らしい。
「花嫁は厄年ッ!」のパターン。
しかも今度は秦建日子が書く回はなく、
完全に監修に徹するとか。

とことんマンガチックにしてしまうなら
それはそれでアリだと思うが、
やっぱり脚本次第か。

<関連アイテム>

4785925957鉄板少女アカネ 1 (1)
青木 健生 ありが ひとし
少年画報社 2005-12-28

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たったひとつの恋

たったひとつの恋  10/14〜
日テレ系 土曜9時  期待度 ★★☆☆☆

日テレ初の北川悦吏子ドラマ。
貧しい船の修理工と裕福な家庭のお嬢様の
王道ラブストーリーで、
亀梨和也と綾瀬はるかが共演する。

どう考えてもベタベタ、コテコテの内容。
おのずと出演者のファンか、
北川悦吏子アレルギーのない人向けということになる。

今、この手のドラマが
どれくらいの視聴率を取るのかは興味がある。


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アンナさんのおまめ

アンナさんのおまめ  10/13〜
テレ朝系 金曜11時15分  期待度 ★★★☆☆

「白鳥麗子でございます!」などの
鈴木由美子の同名コミックをドラマ化。
自分のことを美人だと信じて疑わない
勘違い女・リリの生活をコミカルに描く。

おまめは美人のおまけという意味で、
リリをベッキー、アンナを杏さゆりが演じる。
アンナの彼氏・恭太郎は柏原収史。

ベッキーが美人というのは勘違いではないと思うが、
コメディセンスもあるベッキーが初主演するというのは注目。
リリの父親役は草刈正雄だし、
月曜ドラマインのようなテレ朝らしいコミック原作ものになりそう。

<関連アイテム>

4063404188アンナさんのおまめ 1 (1)
鈴木 由美子
講談社 2003-01-10

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セーラー服と機関銃

セーラー服と機関銃  10/13〜
TBS系 金曜10時  期待度 ★★★☆☆

赤川次郎の原作で、
25年前に薬師丸ひろ子主演の映画が大ヒットした作品。
82年にもフジ系で原田知世主演の連ドラが制作されたが、
今回は長澤まさみが主人公・星泉を演じる。

映画では渡瀬恒彦だった佐久間を堤真一、
三國連太郎だった三大寺を緒方拳、
風祭ゆきだったマユミを小泉今日子が演じる。

普通の女子高生がひょんなことからヤクザの組長になり、
対立する組と戦うという話。

またスゴイものを掘り起こしてきたなという感じだけど、
この手の作品はいつの時代でも
エンターテイメントの王道だと思う。
よほどのことがないかぎり大外しすることはなさそう。

<関連アイテム>

4041879876セーラー服と機関銃
赤川 次郎
角川書店 2006-09-15

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4041879884セーラー服と機関銃・その後――卒業――
赤川 次郎
角川書店 2006-09-15

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赤川次郎 相米慎二 薬師丸ひろ子
角川エンタテインメント 2006-10-20

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Dr.コトー診療所2006

Dr.コトー診療所2006  10/12〜
フジ系 木曜10時  期待度 ★★★★★

03年の連ドラ、04年のスペシャルに続く続編。
吉岡秀隆、柴咲コウ、時任三郎、大塚寧々、筧利夫、
小林薫、泉谷しげるなどのレギュラー陣に加え、
蒼井優まで投入するという盤石ぶりで
前回からの続きを描く。

剛洋(富岡涼)や邦夫(春山幹介)が
もうかなり大人になっているはずなので、
そこにリアルな時の流れを感じるかも。

内容も数字も今期一番であることは
ほぼ間違いないと思う。

<関連アイテム>

4091525016Dr.コトー診療所 (1)
山田 貴敏
小学館 2000-12

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吉岡秀隆 柴咲コウ
ポニーキャニオン 2004-01-21

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吉岡秀隆 柴咲コウ
ポニーキャニオン 2005-03-02

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嫌われ松子の一生

嫌われ松子の一生  10/12〜
TBS系 木曜10時  期待度 ★★☆☆☆

中谷美紀主演で映画化もされた同名小説のドラマ化。
23歳から53歳までの松子は内山理名が演じる。

松子の人生をたどる役は甥から姪に変更されて鈴木えみ、
ソープランド「白夜」のマネージャー・赤城を北村一輝、
映画では宮藤官九郎が演じていた八乙女を萩原聖人、
最終的に芸能事務所の社長になる沢村めぐみを小池栄子、
龍洋一を要潤が演じる。

映画は思いっきりファンタジックに
エンターテイメント化していたけど、
連ドラは時間が長いこともあり、
原作に近い流れで作るらしい。

ということで期待したいのは山々なんだけど、
直近で放送された「世にも奇妙な物語」を見ても
内山理名ではなあ…。
ちょっと荷が重いんじゃないだろうか。

<関連アイテム>

4344405617嫌われ松子の一生 (上)
山田 宗樹
幻冬舎 2004-08

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4344405625嫌われ松子の一生 (下)
山田 宗樹
幻冬舎 2004-08

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B000HRMEYG嫌われ松子の一生 通常版
山田宗樹 中島哲也 中谷美紀
アミューズソフトエンタテインメント 2006-11-17

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だめんず・うぉ〜か〜

だめんず・うぉ〜か〜  10/12〜
テレ朝系 木曜9時  期待度 ★★☆☆☆

実話を元にした倉田真由美の同名コミックをドラマ化。
ダメ男ばかりを好きなってしまう女性たちの姿を
コメディータッチで描く。

藤原紀香、山田優、青木さやか、三浦理恵子、
田辺誠一、宮迫博之などが出演。

「59番目のプロポーズ」でのオタクに恋する藤原紀香は
そんなに悪くなかったと思うけど、
今回はコメディとしての質が果たしてどうか。

いずれにしても内容的に興味が持てるかどうか、
見る人によってハッキリ分かれると思う。

<関連アイテム>

4594051294だめんず・うぉ~か~ (1)
倉田 真由美
扶桑社 2006-03

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14才の母

14才の母  10/11〜
日テレ系 水曜10時  期待度 ★★★☆☆

14歳の中学生の妊娠を通して
命の重さや愛とは何かを問いかけるヒューマンストーリー。
主演は「女王の教室」で一躍脚光を浴びた志田未来、
脚本は「白い巨塔」「マチベン」などの井上由美子が書く。

「金八」第1シリーズの「十五歳の母」から27年。
27年も経ったんだからやってもいいか、という感じ。

で、今やるなら志田未来は順当なキャスティングだと思う。
映画なら谷村美月だろうと思っていたら、
谷村美月も出るらしい。
田中美佐子、室井滋、生瀬勝久、北村一輝、山口紗弥加など、
まわりの大人もしっかり固めている。

チーフDは佐藤東弥だし、
あまりあざとい展開はなく、
きちんとテーマを追った作りになると思う。


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僕の歩く道

僕の歩く道  10/10〜
フジ系 火曜10時  期待度 ★★★★☆

03年の「僕の生きる道」、
04年の「僕と彼女と彼女の生きる道」に続く
シリーズ最終章。

クオリティーの高さは折り紙付きだが、
今回は先天性の障害のため6歳児程度の知能しかない
自閉症の青年が主人公となる。

これまでごく普通の男性の心の変化を
繊細に描いてきたシリーズとしてはやや切り口が違うが、
マイノリティの人々が普通ではないということはないので、
主人公をあくまでも個性のある青年として描ければ
シリーズ最終章にふさわしい作品になるとは思う。

脚本・橋部敦子、主演・草なぎ剛はもちろん、
小日向文世、大杉漣、浅野和之などのレギュラー陣も起用。
演出は「僕の生きる道」の時の星護が担当する。

<関連アイテム>

B000094JA5僕の生きる道 DVD-BOX (デジパック仕様セット)
草ナギ剛 矢田亜希子 森下愛子
ビクターエンタテインメント 2003-06-27

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B0001GGTF8僕と彼女と彼女の生きる道
草ナギ剛 美山加恋 小雪
ビクターエンタテインメント 2004-06-25

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2006/10/06

アンフェア the special 「コード・ブレーキングー暗号解読」

プロデュース:吉條英希、稲田秀樹
演出:植田泰史
脚本:佐藤嗣麻子
原作:秦建日子「推理小説」
音楽:住友紀人
主題歌:「Faith」伊藤由奈
挿入歌:「サヴァイヴァー」ディスティニーズ・チャイルド
制作:関西テレビ、共同テレビ
出演:篠原涼子、江口洋介、加藤雅也、香川照之、志賀廣太郎、
   大倉孝二、寺島進、阿部サダヲ、濱田マリ、瑛太、榊英雄、
   向井地美音、清田正浩、鈴木祐二、並木史朗、大林丈史、他

連ドラでは明かされなかった
雪平(篠原涼子)の父親殺害事件の真相を描きながら
映画版につなげるスペシャル。

“After X comes Y”というメッセージを使っての
連ドラ版からのつながりと、
安本(志賀廣太郎)、山路(寺島進)、
そして<小久保>祐二(阿部サダヲ)といったイニシャルの符合、
そこから雪平の父親の過去へつながっていくところなどは
なかなかうまく作られていたと思う。

雪平の父親が中心となって計画されたクーデターも
正義感が発端だとはいえその手段は歪んでいたわけで、
そこもアンフェアなやり方だったのは作品の個性を守っていた。

父親の真実を知った雪平の心情はもう少し描いて欲しかったけど、
そこはまた映画の冒頭につなげるかもしれないので
まあいいんじゃないだろうか。

父親から雪平へのデータの残し方や、
クーデターの計画そのものの実効性、
雪平の父親と親しかった安本が集めた同志の詳細など、
いろいろ粗いところも多かったけど、
エンターテイメント性はあったと思う。

公安の斉木(江口洋介)が敵か味方か、
うまく引っ張ったのもこのドラマらしかった。
もちろん、斉木は映画版にも出るようなので、
ラストで蓮見(濱田マリ)がY'S Fileを渡したのは
斉木という可能性もあるけど。

CMが多すぎて見にくかったものの、
レギュラー出演者も有効に使って
かなり見応えのあるスペシャルだった。

             採点  7.0(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★★☆
                  演出  ★★★★☆
                  配役  ★★★★★
                  主題歌 ★★★☆☆
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆


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7〜9月期を振り返る

放送前は前クールより注目作が多い印象だった7〜9月期。
でも実際は良い意味でも悪い意味でも
予想を裏切る作品が多かったんじゃないだろうか。
まず世間的には内容よりも注目された視聴率(関東)はこちら。

  マイ★ボス マイ★ヒーロー  18++%
  結婚できない男       16++%
  サプリ           14+%
  不信のとき         12++%
  花嫁は厄年ッ!       12+%
  黒い太陽          11+%
  誰よりもママを愛す     10+%
  タイヨウのうた       10+%
  CAとお呼びっ!      9++%
  ダンドリ。         8++%
  下北サンデーズ       7+%
  レガッタ          5+%

15%以上は2作だけで、ひと桁が4作。
「下北〜」と「レガッタ」は1話短縮という事態にまで至った。
とくに豪華スタッフで作られた「下北〜」の打ち切りは
今期を象徴する出来事だった。

深夜枠の「黒い太陽」は大健闘。
「サプリ」は何とか14%台で踏みとどまったという感じだろうか。
次に個人的な評価点の順位はこんな感じ。

  結婚できない男       7.29
  マイ★ボス マイ★ヒーロー  6.80
  ダンドリ。         6.55
  下北サンデーズ       6.44
  不信のとき         6.25
  黒い太陽          6.13
  サプリ           6.05
  タイヨウのうた       6.00
  花嫁は厄年ッ!       5.79
  レガッタ          5.72
  誰よりもママを愛す     5.59
  CAとお呼びっ!      5.32

今期は「結婚できない男」が頭ひとつ抜けていた。
「マイ★ボス〜」も全体的には面白かったけど、
各話のクオリティーはそんなに高くなかった。
その差は明らかにあったと思う。

あとは好みの問題が大きく出そうな作品が多かった。
「ダンドリ。」を見てイラついた人もいるだろうし、
「誰よりも〜」や「CA〜」のようなコメディこそが
TVドラマの王道と支持する人もいると思う。

ただ、何度も繰り返し作られているタイプの作品でも、
「ダンドリ。」には「誰よりも〜」や「CA〜」にはない
ストレートな明るさがあった。
そこは大きな魅力だったと思う。


ここ数年、キャスティング主導のドラマ作りが主流で、
それが非難されながらも続いていたのは
ある程度計算できる視聴率があったからこそだと思うけど、
今期はその流れに待ったがかかりそうなクールでもあった。

「結婚できない男」も阿部寛や国仲涼子など、
何度も主演を張ってきた役者は出ていたけど、
今期のラインナップの中では
決して派手なキャスティングではなかったと思う。
それでも視聴率は取れた。
それはもちろん、面白かったから。

逆に、この人をキャスティングしたのに
これだけの視聴率?という作品が目立った。
もともとキャスティング主導の場合は
作品以外の部分でマイナスイメージがついてしまうと
それが視聴率にも影響してしまうので諸刃の剣なんだけど、
キャストだけで計算できる数字は一部のタレントを除いて
もう想像以上に低くなってしまっているのだと思う。

というか、あまり面白くなくても
好きな役者が出てるから見続けるというモチベーションが
もうドラマでは起きないのだと思う。

いや、何が言いたいのかというと、
全体的には悲惨なクールだったかもしれないけど、
今後のことを考えれば
良いターニングポイントになるんじゃないかと。

とにかく今期は「結婚できない男」が見られて良かった。
視聴者に媚びたような作りではなかった。
制作者側が本気で面白いと思ったものを
迷い無く作ってる感じだった。
こういう作り方のドラマが増えたらいいなと思う。

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純情きらり  全26週(156回)

制作統括:銭谷雅義
演出:小松隆、田中健二、海辺潔、福井充広、石塚嘉、
   大関正隆、松川博敬、熊野律時
脚本:浅野妙子
原案:津島佑子「火の山ー山猿記」
音楽:大島ミチル
制作:NHK
出演:宮崎あおい、福士誠治、寺島しのぶ、井川遥、松澤傑、西島秀俊、
   室井滋、戸田恵子、三浦友和、竹下恵子、八名信夫、村田雄浩、
   塩見三省、徳井優、井坂俊哉、長谷川初範、ブラザートム、半海一晃、
   高橋和也、劇団ひとり、相島一之、原千晶、若林久弥、椋木美羽、
   たくませいこ、荒川優、キムラ緑子、阿知波悟美、秋山菜津子、
   六角精児、中山仁、池田鉄洋、山田昌、松本まりか、村杉蝉之介、
   初音映莉子、光浦靖子、木村多江、平田満、藻田るりこ、美山加恋、
   岩本千波、佐々木麻緒、澁谷武尊、他

朝ドラで戦争時代を扱うのは
平成11年の「すずらん」以来だったけど、
やっぱり朝ドラらしい作品という印象だった。

というか、戦前の様子から描くドラマは
むしろ今の時代に合ってる気がして、
古い印象はほとんど受けなかった。

個人的に序盤でハマり出したのは
斉藤先生(劇団ひとり)が登場したあたりから。
この劇団ひとりもそうだけど、
達彦を演じた福士誠治、冬吾を演じた西島秀俊、
キヨシを演じた井坂俊哉まで、
この作品は男性陣がかなり魅力的だったんじゃないだろうか。

基本的には有森家の三姉妹を中心にした話ではあったけど、
ヒロイン・桜子(宮崎あおい)を取り巻く男性陣が魅力的だったのは
大きなプラス要素だったと思う。

津島佑子の「火の山ー山猿記」が原案だったとはいえ、
ドラマとしては太宰治をモデルにしていた冬吾のエピソードを
深追いしすぎた傾向はあって、
途中、何度も話が散漫になった感じはした。

でも、トータルに見れば時代に翻弄されながら
地に足をつけて生き抜いた女性の姿は描けていたと思う。

単にドラマのヒロインのエピソードだけを追えば、
ジャズピアニストとして成功して欲しかったとか、
自作の曲を披露するピアノの演奏会は実現させてあげたかったとか、
せめて最後に子供を抱かせてあげたかったとか、
いろいろ感想は出ると思う。
その方がドラマとしてのカタルシスはあっただろうと。
ただ、もともとそういう話ではないので。

桜子は国家全体が戦争に突き進んでいった時代に生まれ、
結局、何にもなることができなかった普通の女性だった。
でも最後まで音楽とともに生き、
愛し、愛された家族にその生き様を伝えた。

決して特別ではない普通の人でも、
何もかもが奪われてしまうような悲惨な時代でも、
その思いを伝えることはできる。
そこはラストシーンで描けていたと思う。

そういう意味では桜子だけでなく、
笛子(寺島しのぶ)や杏子(井川遙)、
かね(戸田恵子)、磯(室井滋)たちの生き様も
それぞれに感慨深かった。

終盤では“決して許しません”と言い切った
達彦の戦友の姉(木村多江)の言葉も印象的だったし。

正直、中盤以降の脚本は
もっとシンプルにした方がよかったんじゃないかと思う。
達彦の帰還は達彦ファンならずとも
みんなが望んでいたことだったろうし、
桜子と達彦の幸せな生活をもっと見たかった人は多かったはず。

そこでタメができれば結核発症への流れも
それほど強引な印象を与えず行けたと思うんだけど…。
とにかく終盤、バタバタした感じになったのはもったいなかった。
こういう長期間に渡って放送されるドラマではとくに。

でも全体を通してのテーマは悪くなかった。
先日放送された「僕たちの戦争」もそうだったけど、
あの時代を生きた普通の人々にスポットを当てた作品は、
単に戦争を加害者と被害者という切り口で描いた作品より
深く静かに訴えかけるものはあると思う。

             採点  6.5(10点満点平均6)

                  脚本  ★★★☆☆
                  演出  ★★★☆☆
                  配役  ★★★★★
                  音楽  ★★★★☆
                  新鮮さ ★★☆☆☆
                  話題性 ★★★☆☆

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