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2007/11/13

ジャッジ 島の裁判官 奮闘記  全5回

制作統括:古川法一郎
演出:本木一博、櫻井賢、大原拓
作:中園健司
音楽:羽毛田丈史
主題歌:「路の途中」中孝介
制作:NHK大阪
出演:西島秀俊、戸田菜穂、桝岡明、浅野温子、寺田農、小野武彦、
   的場浩司、市川実和子、国生さゆり、松尾敏伸、橋爪遼、
   安めぐみ、菅井きん、梅津栄、土井洋輝、坂口あずさ、
   北村有起哉、大山のぶ代、他

鹿児島の南に浮かぶ大美島(ロケ地は奄美大島)、
その地方裁判所支部に赴任してきたたったひとりの裁判官を主人公に、
裁判官の仕事と主人公の成長を描いた人間ドラマ。

正直、出だしはあまりハマれなかった。
主人公の恭介(西島秀俊)がもともとは知財部のエースで
専門的な分野を扱っていたという設定、
その恭介が刑事、民事、家裁事件、少年事件など、
すべての事件を担当しなくてはいけなくなったという大変さが
ややコミカルに味付けされていたこともあり、
ひとつひとつの案件の描き方がちょっと浅いのでは、
という印象があったので。

でも、3話くらいから徐々に良くなって、
最後まで見るとかなり見応えのあるものになっていた。

こういう司法モノはどうしても一話完結っぽいイメージがあって、
最初はそういう先入観があったんだけど、
結果的には連ドラとしてきちんと構成されていたと思う。

とくに恭介とその妻・麗子(戸田菜穂)が
離婚の危機を迎えていたという最初の設定、
担当を刑事から民事へ換えて欲しい訴えていた
書記官・久美子(市川実和子)の思いなどが、
裁判官の視点や覚悟とリンクしていくような構成は見事だったと思う。

裁判官を主人公にしたドラマといえば
コミック原作で片岡鶴太郎や時任三郎が主演した
「家栽の人」が思い出されるけど、
家事審判、家事調停、少年審判中心の家庭裁判所ではなく、
すべての事件をひとりの裁判官が扱う
島の地方裁判所を舞台にしていたということで、
より裁判官全体の仕事と裁判官の生き様は描けたと思う。

09年までにはスタートする裁判員制度を意識しての企画でもあると思うけど、
その責任、重さ、痛み、大切さの一端を感じることもできる作品だった。

            採点 7.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★☆
                演出  ★★★★☆
                配役  ★★★★☆
                音楽  ★★★☆☆
                主題歌 ★★★★★
                新鮮さ ★★★★☆
                話題性 ★★☆☆☆


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