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2007/12/23

SP 警視庁警備部警護課第四係  Episode 0 Countdown to Crisis

総監督:本広克行
演出:波多野貴文、藤本周
原案・脚本:金城一紀

エピソード1以前の
井上(岡田准一)が警察学校にいる頃からを描いたエピソード0。
単なる予備情報ではなく、
ラストエピソードの事件から逆算して14ヶ月前から始まり、
13ヶ月前、9ヶ月前、2ヶ月前、1ヶ月前、前日、当日と進みながら
今まで謎だった部分も明かしつつ次回へ繋げた構成はかなり面白かった。

最大の種明かしは、
テロリストに情報を送っていたのが
理事官の西島(飯田基祐)だったこと。
(ちなみに西島のメールアドレスは jam_hi_i_sin@yu2.xyzmail.com)

そして、その西島の裏の顔を
SPに配属される時点で井上が感じ取っていたこと。

ラストはすべての発端になっている20年前の事件の犯人、
山西(平田満)が釈放されて、
公安の田中(野間口徹)から尾形(堤真一)へも
何か情報がもたらされた。

まだ伏せられている事柄は多々ありそうだけど、
最終エピソードはかなり面白くなりそうな感じはした。
通常の連ドラっぽくはないものの、
とりあえず来年の残り3話は期待したい。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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歌姫  最終話

演出:坪井敏雄
脚本:サタケミキオ

初回は「踊る大捜査線 THE MOVIE」、
2話目は「交渉人 真下正義」と「おもひでぽろぽろ」という
強力な映画を裏でぶつけられて、
ビックリするくらい視聴率が伸びなかった作品だったけど、
最後まできちんと見た人だけが味わえる感動の最終回だった。

それまで気丈に振る舞っていた鈴(相武紗季)が、
太郎=勇一(長瀬智也)の10年間の記憶が消えていると
美和子(小池栄子)から聞かされた時に大粒の涙を流すあたりから
もうずっと泣かされっぱなしだった。

勇一が10年間お世話になったお礼にと
山之内の親分(古谷一行)が勝男(高田純次)にお金を渡そうとして、
勝男が自分も男の端くれだと受け取らないシーンも良かった。
最後の最後に本物の土佐のダイナマイトを見た感じだったな。

オリオン座のロビーで鈴が太郎に
土佐清水でどんな暮らしをしていたかを話し、
別れの挨拶をするシーンなんかはもう号泣。

そして映写室での太郎とジェームス(大倉忠義)の会話で
実は土佐清水での10年を忘れないまま記憶を取り戻していたことが判明し、
なぜこの作品のタイトルが「歌姫」なのかがハッキリするところは
見ていても本当にせつなかった。

その後、鯖子(斉藤由貴)らしい送る言葉があり、
ゲルマン(飯島ぼぼぼ)たちの見送りがあり、
ジェームスが勝男たちに
太郎が残したプロポーズの台本を読む場面につながるわけだけど、
ここで連ドラの最終回では定番の回想シーンを使ったのも効果的だった。

プロポーズの台本自体がすごくいいんだけど、
そこに回想シーンが重ねられるとやたら泣けるシチュエーションになった。

現代に戻ったエピローグでくどい説明がなかったのも
スッキリしていて良かったと思う。
鈴の息子で現在のオリオン座の支配人が松中というだけで
鈴が誰と結婚したのかは分かるし、
初回では太郎の孫・旭(長瀬智也・二役)と
鈴の孫・ルリ子(相武紗季・二役)が、
二人とも婚約者にフラれていることは説明されていた。

その二人が太郎の形見の時計と鈴の形見のネックレスを持って出会い、
一緒にカレーを食べに行くことで、
太郎と鈴の想いが約50年の時を経て結ばれたことは想像できた。

まだ戦争の傷跡が残る昭和30年代を舞台にした悲恋物語ではあったけど、
太郎も、そしてロシア(丸山麗)も子供を愛し、
いい加減な暮らしをしていた太郎の孫・旭が
映画「歌姫」を見ることで太郎の生き様に心動かされ、
懸命に生き始めたところで鈴の孫・ルリ子と出会ったのだから、
これは十分にハッピーエンドなんじゃないだろうか。
とにかく満足できる最終回だった。

正直、全体的な印象としては、
やっぱり舞台のドラマ化ということもあって、
2時間ドラマの方が合っていたんじゃないかという気はする。
中盤はとくに連ドラとしての細かいエピソードがやや足りなかった。

あと、初回の冒頭が現代から始まるのはいいとして、
その初回がのど自慢大会の途中で終わり、
それ以来、最終回まで現代のシーンが出てこなかったというのも、
序盤で物語の世界観を把握するのは難しかった。

最後まで見ればかなり完成されたストーリーだったことが分かるわけだけど、
連ドラは次の回を見てもらわないと話にならない。
そういう意味では初回の構成はもっと考えた方がよかったと思う。

でも、オーソドックスなモチーフでありながら、
相当に完成度の高いラブストーリーだったのは確か。
最初から最後まできちんと見た人にとっては
また最初から見たくなるような、
すごく印象に残る秀作だったと思う。

            採点 8.5(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★☆
                演出  ★★★★★
                配役  ★★★★★
                主題歌 ★★★★☆
                音楽  ★★★★☆
                新鮮さ ★★★☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆

          平均採点 7.23(10点満点平均6)

歌姫歌姫
長瀬智也 相武紗季 小池栄子 佐藤隆太


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2007/12/21

医龍2  LAST KARTE

演出:水田成英
脚本:林宏司

ドナー心臓を運ぶ伊集院(小池徹平)が足止めを食らう展開は
やっぱりいらなかったと思う。
山間からヘリコプターが出てきたカットは
あまりにもベタなアングルで思わず笑ってしまった。

時間配分的にもこれはマイナスだったと思う。
伊集院の医師としての成長を見せる場面が
ほとんど無くなってしまったし、
何より終盤の展開がバタバタしてしまった。

結果的にWin-Winの関係になったのは
ゴールドバーグ社と片岡(内田有紀)で、
野口(岸部一徳)が排除されたという展開は面白かったと思う。

ただ、善田(志賀廣太郎)が証拠を集めたという野口の悪行が
パーティー会場のモニターに週刊誌の記事として出るだけだったり、
最後に野口が唐突にアメリカにいたりする展開は
さすがに説明不足だった。

もちろん、アメリカでの野口のシーンを加えたのは、
日本の医療制度の問題を片岡や鬼頭(夏木マリ)などに語らせつつ、
アメリカの医療保険の現実も入れたかったんだろうことは分かる。
でも、あまりにも駆け足で伝わりにくかった。

朝田(坂口憲二)の医師免許剥奪うんぬんの話は
ひと言も振れられずに終わってしまったし…。

片岡が朝田に今後はどうするのかと聞き、
オーラスで朝田がアメリカらしき病院で
白衣姿の誰かと見つめ合っていたのは
加藤(稲森いずみ)をイメージしてのことだろうけど、
そこも時間があればもう少しオシャレに締められたと思う。

全体的には朝田(坂口憲二)のチームに
ひとりずつメンバーが増えていく中盤で少しダレた。
前作とあまり変化が出ず、
基本的には似たような作りになってしまったからだと思う。

手術シーンも、途中で突発的なことが起き、
浅田の手が一瞬止まり、どうするんだと誰かが叫び、
浅田が別の術式をすると言い出して、
藤吉(佐々木蔵之介)が見学スペースで解説する、
というパターンが多すぎた。
もう少し手術絡みでも別のアイディアを使って欲しかった。

でもまあ、トータルではちょっと海外ドラマっぽい、
次から次へといろんなことが起こる面白さは
前作に引き続き出せたと思う。

単純に見て楽しいというエンターテイメントさは
やっぱりあったと思う。

            採点 6.5(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★☆
                演出  ★★★★★
                配役  ★★★★☆
                主題歌 ★★★★☆
                音楽  ★★★★☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★★★☆☆

          平均採点 7.00(10点満点平均6)


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ジョシデカ!ー女子刑事ー  Last

演出:平野俊一
脚本:秦建日子

連続殺人事件の3件目までは
岩代(片平なぎさ)が操って別の人間に殺させ、
岩代が直接手を下したのは、
華子(泉ピン子)に殺させることができなかった時田梨恵子(入江法子)、
放置自転車のデータが入ったパソコンを
車上荒らしによって盗んだ有吉久美(美元)、
華子に罪を着せるために自ら黒いコートを着て犯行に及んだ
吉井(大倉孝二)の妻・明子(麻生祐未)、
この3人だった。

岩代が警察学校の教官に異動させられて
生徒を褒めたり励ましたりしていたことが、
人の気持ちを操って殺人を実行させるという
当初の連続殺人事件の方法に繋がっていて、
その説明の際にマスコミ報道による世間の単純な思い込みを
岩代に語らせたのはちょっと面白かった。

もともとの発端になっている放置自転車の件も
たいして悪いことだとは思わずにみんなやってるわけで、
そういう人の心にある小さな悪を
大きな事件の根幹にしていたのは面白かったと思う。

だからって岩代が殺人を計画していいわけじゃないけど、
救急車が間に合わなくて子供を亡くした母親に
警察署まで乗り込まれただけでなく、
執拗に電話で責任を取れと迫られたり、
恨んだまま自殺されたり、
自分の刑事になる夢が絶たれたりと、
一応、動機になるような事柄は説明された。

そういう意味では最終回の謎解きとして
それなりの形はできていたんじゃないだろうか。

岩代が操って殺人を犯した3人のうち、
自首してきたのは鎌谷(宮川一朗太)ひとりだけだったというのも
ブラックな切り口で悪くなかった。

岩代がジウォン(リュ・シウォン)を病院から連れ出して
来実(仲間由紀恵)ひとりだけを呼び出したのは、
来実に自分を射殺させようと思っていたからだと思う。

岩代がもう終わりにしたいと思っていたことは
来実のセリフにもあったように明らかだし、
岩代と来実が拳銃を構えて対峙してからは
かなり岩代も来実を煽っていた。
最後の“操り”を試みていたという感じ。

ここで華子が突入して来てその緊張感は途切れるわけだけど、
これまでやたら発砲していた来実が
最後は拳銃を使わずに岩代を逮捕するという展開は、
来実の成長も一応描いていた。
タックルして自分もろとも3階から落ちるというのは
さすがに派手すぎる逮捕劇だったけど…。

そんなこんなで最終回の謎解き自体は
概ね満足できる内容だった。

ただ、全体的に見ると、
ドラマとしての体裁はかなり悪かった。
とにかくいろんな要素を入れようと欲張りすぎて、
ひとつの作品としてのトーンがハッキリしなかった。

リュ・シウォンをレギュラー出演させて
韓流ファンも取り込むつもりだったかもしれないけど、
華子の義理の息子が韓国から来たカメラマンである必然性は
物語的にはあまりなかった。
むしろオール日本語のセリフが聞き取りにくく、
来実とのラブ要素もかえって邪魔になってしまった。

シリアスとコメディのバランスも悪かったと思う。
もう少しコメディの質が抑えたものだったら
バランスも取れたかもしれないけど、
ドタバタに近いものもあって、
ミステリー要素のある内容には合わなかった。

所轄と本庁の確執も
「踊る大捜査線」以降の定番だから入れただけという感じで、
ドラマとしては消化されていなかった。
やたら大人数の男子刑事たちも結局はたいしてスポットが当たらず、
なんであんなに揃える必要があったのかも分からなかった。

来実のアパートの隣に住む家族に関してもオチなしで
終盤は出てこないまま。
来実の友人の女性アナウンサーも
吉瀬美智子を使っておきながらたいした絡みはなく、
こちらも終盤は出てこないまま終わった。

バランスの悪さで言えば、
仲間由紀恵と泉ピン子もそうだったと思う。
最初は新鮮味のある組み合わせという印象もあったけど、
基本的にはシリアスでもコメディでも芝居のトーンが違いすぎて、
最後までいいコンビには見えなかった。

連続殺人事件に関してはそれなりのストーリーがあっただけに、
シンプルに作っていれば…、と思うと残念だった。

            採点 6.5(10点満点平均6)

                脚本  ★★★☆☆
                演出  ★★☆☆☆
                配役  ★★☆☆☆
                主題歌 ★★★☆☆
                音楽  ★★☆☆☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆

          平均採点 6.40(10点満点平均6)


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3年B組 金八先生  第11回

演出:加藤新
脚本:清水有生

予想以上に引っ張っていたサトケン(廣瀬真平)の問題は
サトケンの父親(小宮孝泰)の死という結末になった。
自殺ではなく病気だったけど、
親子関係を軸にしてる今シリーズでは
さすがに年内最後の回らしい大きな出来事だった。

サトケンのことだけを考えたら
父親が死んでしまった後のサトケンの気持ちにも
相当なドラマがあるはずだし、
すぐに登校するようになるのはあまりにもあっさりしているけど、
基本的には各生徒のエピソードの積み重ねになっているので、
これはサトケンの父親に暴言を吐いてしまった
大将(亀井拓)の話につながっていく感じ。

大将も父親との関係に問題を抱えているようだし、
サラリーマン襲撃事件にも関わっているし、
こちらも数回に渡って描かれそう。
彩華(高畑充希)の話も新たに提示されたので、
この2つが年明け最初のエピソードか。

視聴率はずっとひと桁なので
もうスペシャルはないかと思っていたら、
前作同様、年明け最初の放送は2時間スペシャル。
少しは巻き返しのキッカケになるといいんだけど…。

でも、今回の金八(武田鉄矢)の授業もあまり説得力がなかったし、
小さなエピソードの積み重ねだと
金八の授業に重みを出すのも難しい感じ。

サトケンを立ち直らせるために金八が言った
“こんな悲しいことはいくらでもある。親は先に死ぬ。
だから当たり前に泣いて、当たり前に送ってあげなさい”
というセリフ自体は悪くなかった。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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2007/12/20

働きマン  最終話

演出:南雲聖一
脚本:吉田智子

内容的には悪くなかったものの、
最終回の作りとしてはある意味オーソドックスで、
おのずと説教クサさが強くなってしまった。

結局、新二(吉沢悠)を最後まで引っ張ったけど、
これは連ドラとしては仕方なかったかもしれない。
でもそれなら全体の構成をもう少し整理して、
梶(吉瀬美智子)やこぶちゃん(荒川良々)のキャラも
ちょっとは描いて欲しかった。

全体的には、仕事の経験があるかないか、
仕事で快感を得たことがあるかどうかで
見た印象はだいぶ違ってくる作品だったと思う。
ある種のクサさも似たような経験があると
グッと来る場面は多かった。

ドラマとしてはコミック原作をどう映像化するのかという点で
疑問の余地はあったと思う。
中盤以降はかなり見慣れてきたのは確かだけど、
出だしはやっぱり違和感があった。
あまり小細工をせず、
普通のドラマに仕上げた方がよかったような気がする。

速水もこみちは意外と悪くなかった。
これくらい脇に位置した方が
この人は活きるんじゃないだろうか。

菅野美穂はやっぱり感情が思いっきり入る
シリアスな作品の方が合うと思う。
見た目は悪くなかったと思うけど、
コミカルなシーンでセリフや動きがピシッと決まらないところが
どうしても気になった。

別に続編は希望しないけど、
今回と違うスタッフが作ったらどういうテイストになるんだろう、
という興味は湧くドラマだった。

            採点 6.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★★☆☆
                演出  ★★★☆☆
                配役  ★★★☆☆
                主題歌 ★★★☆☆
                音楽  ★★★☆☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★★☆☆☆

          平均採点 6.55(10点満点平均6)


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スワンの馬鹿!〜こづかい3万円の恋〜  最終回

演出:河野圭太
脚本:旺季志ずか

最終回の内容は最初から決めていたようで
すごくまとまりがあって良かった。

たとえ1回飲みに行っただけでも、
ちょっと気分がウキウキしただけでも浮気は浮気と、
コメディ処理をせず真澄(田中美佐子)にハッキリ怒らせた展開は、
脚本家の意志が出ていて良かった。

だったら4話の真澄の同窓会エピソード、
元カレの写真をごまかす話はない方がよかったんじゃないか、
とも思ったけど、
そのあたりも全部ひっくるめた上で
真澄が大輔(上川隆也)との夫婦関係を見直してることが
絢菜(芦名星)との会話で分かったのでいいと思う。

いずれにしても、こづかい3万円男たちが外でジタバタしたり、
ささやかな楽しみではしゃいだりするのも、
愛する家族がいて、妻がいてできるものなんだから、
そこを最後にしっかり描いたのは良かった。

ただ、ドラマ全体の作りとしては
もう少しうまくやれたんじゃないかという気はする。
方向性は間違ってなかったと思うけど、
細かいところがいろいろ雑だったのはもったいなかった。

こういうちょっと軽く見られるコメディって
やっぱりさじ加減が難しいと思う。
直前の「暴れん坊ママ」や、
テレ朝の「おいしいごはん」「オトコの子育て」なんかと比べると
そのあたりの微妙な違いが分かって面白かった。

            採点 7.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★★☆☆
                演出  ★★☆☆☆
                配役  ★★★☆☆
                主題歌 ★★★★★
                音楽  ★★★☆☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆

          平均採点 6.15(10点満点平均6)


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有閑倶楽部  最終話

演出:大谷太郎
脚本:江頭美智留

最後も脚本はゆるかった。
6人が動いていることを大臣(前田吟)側が気づいていて
変装を使った潜入が一度失敗しているのに、
同じ手で大臣に近づけてしまうところは
もう少し考えて欲しかった。

あと、最後はやっぱり派手なアクション、
もしくは大がかりな作戦を使って欲しかったな。
せめて7話くらいの派手さがあれば
もっと盛り上がって全体のメリハリも付いたと思う。

あの「有閑倶楽部」の連ドラ化ということで注目を集めたけど、
やっぱり企画としてあまりにも無謀だった。

こういうタイプのドラマ自体は昔からあるし、
全体のトーンとしてはめちゃくちゃひどかったと思わない。
ただ、こういうタイプのドラマだからこそ、
脚本や演出の力量は必要になる。
B級テイストのドラマを本当に面白く作るのはすごく難しいから
そういう意味ではスタッフが到達したポイントは低すぎた。

ただ、原作を活かせていたかは別にして、
中盤以降、6人のバランスはかなり良くなったと思う。
とくに清四郎(横山裕)はそれなりのキャラを確立できて、
この最終回も一度作戦を失敗した後、
夜の部室で6人が話し合う時の清四郎はかなり格好良かった。

時々うるさ過ぎることもあったけど
悠理(美波)は男っぽいガサツさを出していたし、
野梨子(香椎由宇)は堅物で清楚な感じを出していた。
可憐(鈴木えみ)と美童(田口淳之介)も
色仕掛け担当としての役割は果たしていたと思う。

結局、「有閑倶楽部」を原作にしないで
この手のドラマが得意なスタッフが似たようなオリジナルを作れば、
それなりの作品にはなったんじゃないだろうか。
まあ、それじゃ企画が通らないのが今のドラマ界なんだけど。

いずれにしても原作をリアルタイムで知る世代には
かなりつらいドラマ化だったと思う。

            採点 5.5(10点満点平均6)

                脚本  ★☆☆☆☆
                演出  ★☆☆☆☆
                配役  ★★☆☆☆
                主題歌 ★★★☆☆
                音楽  ★★☆☆☆
                新鮮さ ★☆☆☆☆
                話題性 ★★★☆☆

          平均採点 5.35(10点満点平均6)


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暴れん坊ママ  最終話

演出:佐藤祐市
脚本:大石静

この手のコメディドラマにしては珍しく、
佑樹(澁谷武尊)が景子(紺野まひる)の元へ行く結末になった。

これまでもお受験に夢中になるママたちに対して
子供たちがそれに必要以上に感化されることなく、
蓮(谷端泰人)も大輝(鏑木海智)もさくら(小西結子)も
淡々と子供らしさを維持していたけど、
要するに子供をひとりの人間としてきちんと扱っていたんだと思う。

客観的に見ればあゆ(上戸彩)と哲(大泉洋)と暮らした方が
佑樹は幸せだったかもしれないし、
景子の身勝手さも滲み出た描き方だったけど、
佑樹があゆに悪いと思いながらも
ひとりで寂しい思いをしているだろう景子の元へ行きたいと決めて、
その思いをあゆが受け容れた展開は悪くなかった。

佑樹も一度はあゆにひどいことを言ってしまって
かなり気にしてたんだろうなあ。
その後、またしゃべらなくなってしまった展開や、
景子に氷を届けようとした時に
「TETSU N.Y.」のTシャツ(佑樹のは「TESTU N.Y.」)を着て
病院まで行こうとした描写は、
佑樹の迷いが現れていていい流れだった。

景子の描き方はもう少しシンプルでもよかったような気はする。
とくにあゆに対して強く佑樹を返してと言った後、
哲にそっちで暮らした方が佑樹が幸せならそれでいいと
すぐに意志を翻したところはかえって景子のいい加減さ際立った。

でも、そのあたりもワザとそう描いている感じはする。
純粋な子供たちと自己中心的な大人たちの対比は
このドラマの大きな特徴だったので。

全体としてはその中で明るく真っ直ぐなあゆが主人公で、
最初はやたらいい加減だった哲もきちんとパパとしての自覚が出てきて、
まわりの園ママたちもそのあゆや
何より子供たちに教えられて変わっていく過程が描かれていたので、
きちんと筋は通っていたと思う。

何度も書くようだけど、
そういう登場人物の中でまわりに影響されることなく、
ずっとマイペースだった莉子ママ(中山恵)の存在は
作品全体のバランスを考えるとすごく意味があった。

一(東幹久)のキャラクターと同様、
この莉子ママがいるといないとでは、
見終わった印象もだいぶ違っていたと思う。

園長(岡江久美子)に関しては
もう少し踏み込んで描いて欲しかった気がする。

結婚する山口(向井理)に対しては
園内では独身で通すように言ったり、
今までやたらおしゃべりで
意外とトラブルの種になっていた安部(瀬戸康史)が
退職したいと言ってもまったく引き留めなかったり、
幼稚園経営はサービス業という考えの徹底は面白かったけど、
前半は園ママ社会に関しても何か思いがあるような描き方だったので、
もうちょっとテーマに絡ませたセリフを言わせてもよかった。

そういう意味でも卒園式は意外とあっさりした内容だった。
でも、歌を歌いながら大粒の涙を流す佑樹には
さすがにもらい泣きしたな。

ラストはちょっと分かりにくかったけど、
みんなが集まってくれたとあゆが言っているので、
佑樹が遊びに来たひとコマなんだと思う。

それを哲とあゆは“帰ってくる”と表現していて、
佑樹も“ただいま”と言って家に入ってくるんだと思う。
つまり、ずっと哲もあゆも佑樹のことを
自分たちの子供だと思っているので、
佑樹にはあれ以来、2つ家があったと。

コメディとしては明るい終わり方にして当然なので、
あのラストは悪くなかった。

初回は園ママたちのキャラクターが画一的に見えて
よくあるパターンのドラマかと思ってしまったけど、
その後はコメディテイストを守りつつ、
テーマをしっかり捉えたかなり面白い作品だった。

上戸彩のポテンシャルを確認できただけでなく、
ベテランらしい大石静の脚本も味わえた。

            採点 7.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★☆
                演出  ★★★★☆
                配役  ★★★★★
                主題歌 ★★★☆☆
                音楽  ★★★☆☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★★☆☆☆

          平均採点 6.50(10点満点平均6)


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2007/12/18

ガリレオ  最終章 爆ぜる 後編

演出:澤田鎌作
脚本:福田靖、古家和尚

結局、事件自体の構造やトリックの解明などは二の次で、
湯川(福山雅治)と薫(柴咲コウ)のドラマに時間をかけてしまった感じ。
やっぱりミステリー物の原作は犯人は誰かであまり引っ張れないから
どうしてもそっちに力を入れてしまうのかな。

個人的には、ドラマ化において湯川と薫のキャラを立てて、
2人の微妙な関係を縦軸にすること自体には反対じゃなかった。
でも、この最終回みたいに本筋をおざなりにされてしまうと
さすがに何のドラマを見てるのか分からなくなってしまう。

とにかく今回は事件を解明していく過程が大雑把すぎた。
ナトリウムの説明が不十分だったので、
水中で爆破させる構造がよく伝わらなかったし、
スーパーナックという金属はかなりの発明らしいのに、
あっという間に湯川と学生で開発しちゃうので
その意外性に説得力が出なかった。

木島(久米宏)のひと言をヒントに
湯川が事件を最初から考え直す流れはいいとしても、
そこから藤川(坂本真)が梅里(升毅)と木島の両方を
殺害しようとしていたと発想するのもかなり強引だった。

そもそも梅里の正体を藤川が知ったからといって、
いきなり殺害を企てる動機も曖昧だったし。

もちろん、テレビでは殺害方法を
詳しく説明しにくいという事情もあったとは思う。
でも、このあたりはドラマとして描いたというよりも
経過説明を強引にしただけのようだった。

で、木島が薫を大学の実験室に呼び出した上での木島と湯川の対決。
そこで木島が覆い隠してした布をはぎ取って湯川に見せたのが、
薫が取り付けられたレッド・マーキュリーなる小型核爆弾。
この形には笑ったなあ。

もう少し美術さんは頑張れなかったんだろうか。
「がんばれ!!ロボコン」時代のセットかと思っちゃったよ。
ていうか、薫も頑張って身体をくねくねさせたら
逃げられたんじゃないの?
とにかく、ここで完全にシラけてしまった。

まあ、最後に湯川のキャラクターを活かして
薫を救うのは別にいい。
木島の秘書・京子(本上まなみ)の使い方も
それなりに面白かったと思う。
でも、ひとつの事件の解決編としては
ずいぶんとお粗末な内容だった。

湯川の相手に薫という女性刑事を作って臨んだこのドラマ。
最初の頃はドラマとしてのアレンジがなかなかよく考えられていて
かなり楽しめた。

でも、映画化が決定して福田靖がそちらに専念したのか、
中盤以降は彼が単独で書くことはなく、脚本の質はかなり落ちた。
視聴率はずっと高かったけど、
個人的には6話以降は別モノだったと思う。

月9なのでさすがにそれなりの画角の美しさは保っていたと思うけど、
内容的な失速は残念だった。

            採点 6.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★★☆☆
                演出  ★★★★☆
                配役  ★★★★☆
                主題歌 ★★★☆☆
                音楽  ★★★★☆
                新鮮さ ★★★☆☆
                話題性 ★★★☆☆

          平均採点 6.75(10点満点平均6)


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風林火山  全50回

制作統括:若泉久朗
演出:清水一彦、磯智明、田中健二、東山充裕、福井充広、
   清水拓哉、大杉太郎、亀井朋子
脚本:大森寿美男
原作:井上靖「風林火山」
音楽:千住明
語り:加賀美幸子
制作:NHK
出演:内野聖陽、市川亀治郎、柴本幸、Gackt、仲代達矢、千葉真一、竜雷太、
   緒形拳、谷原章介、伊武雅刀、松井誠、嘉島典俊、木村了、金田明夫、
   加藤武、佐々木蔵之介、田辺誠一、高橋和也、宍戸開、近藤芳正、
   田中幸太朗、佐藤隆太、風吹ジュン、池脇千鶴、桜井幸子、藤村志保、
   浅田美代子、大森暁美、貫地谷しほり、有薗芳記、有馬自由、麻田あおい、
   真瀬樹里、市川左團次、西岡徳馬、小日向文世、永島敏行、上杉祥三、
   岡森諦、金田賢一、石橋蓮司、光石研、笹野高史、今井朋彦、利重剛、
   松尾敏伸、柄本佑、佐藤慶、テリー伊藤、西田尚美、真木よう子、
   紺野まひる、池松壮亮、水川あさみ、前田亜希、占部房子、井川遙、
   中島ひろ子、緑魔子、他

2007年の大河ドラマ、
平均視聴率は18.7%(関東)と
昨年の「功名が辻」よりも約2%下げたものの
見どころは多かった。

まず、出だしが抜群に面白かった。
ミツ(貫地谷しほり)の貢献度が高かったことは言うまでもないけど、
最初の3話はその後の勘助(内野聖陽)の生き様と
ドラマ全体のテーマをしっかり発動させる内容で、
すごく見応えがあった。

勘助が仕官するために今川や北条へ向かうところは
武田家の状況と平行して描いていたこともあって
多少バタバタした感じはあったものの、
晴信(市川亀治郎)の初陣となった海ノ口城攻めで
勘助と晴信が相対するあたりからまた面白くなった。

山本勘助を主人公にした話だけあって、
この作品は軍略・戦略・駆け引きに関することも
多く描かれていたけど、
このあたりからその面白さも出てきたと思う。

そして晴信による信虎(仲代達矢)追放。
ここはやっぱり晴信の弟・信繁(嘉島典俊)の描き方が秀逸だった。
8〜11話くらいはとくに登場人物の心理描写が丁寧で、
今年の大河はひと味違うなと思わせた内容だった。

その後、由布姫(柴本幸)の登場からは
評価が分かれるところかもしれない。
実際、主人公である勘助の想いが根底にあったため、
由布姫のポジションはやや分かりにくかった。

でも、戦国の世における女性陣の心理は、
この由布姫と大井夫人(風吹ジュン)、
三条夫人(池脇千鶴)との会話などでかなり描けていたと思う。
このあたりも愛情だけでなく駆け引きも込みで見ると
なかなか見応えはあった。

で、板垣(千葉真一)と甘利(竜雷太)の戦死。
ここはさすがに盛り上がった。
戦のシーンとしてもこのへんが最高潮だったと思う。

そして登場した賛否両論であろうGacktの景虎。
個人的には肯定派だった。
もし、景虎を主人公にした大河だったら違和感もあっただろうけど、
晴信の宿敵としての景虎だったので、
その異彩は効果的だったと思う。

とくに市川亀治郎の晴信がもしかしてテレビ向きではないのでは…、
と思ってしまうようなトーンの芝居だったので、
その対比としても効果はあった。
やっぱり声には魅力があったし、
カリスマ性も滲み出ていたと思う。

少なくともGacktがこの役に対して真摯に向き合い、
全力で演じていたのは伝わったので、
このキャスティングは成功だったと思う。

後半の勘助の越後潜入から川中島の戦い勃発までの流れは、
ドラマ前半の密度の濃さからするとやや淡泊だった気はする。
というか、やっぱり今回の大河は
序盤が神懸かり的に良かったんだろうなあ。

最終回の川中島決戦も、
エキストラが少なかったのか、カメラが引きすぎていたのか、
思ったほど戦のシーン自体は迫力が出なかったと思う。

ただ、ずっと中途半端な感じがしていた平蔵(佐藤隆太)の存在意味が
最後になってハッキリしてきたのは良かった。
別の道を歩んだことで勘助と敵対するような立ち位置だったけど、
もうひとりの勘助という見方が正しいんだと思う。

平蔵は勘助になれなかったけど、
勘助も平蔵のように家族を作り、
傷つきながらも愛する人の元へ向かうことができなかった。

そう考えると勘助の胴合いエピソードの後に
平蔵がヒサ(水川あさみ)の元へ向かおうとするシーンが来て、
その平蔵におふく(緑魔子)が気が付くという構成は
意味があって良かったと思う。

ラストカットのミツのセリフはさすがにグッと来た。
そういう意味でも序盤の3話はやっぱりこのドラマの根幹で、
入魂の出来だった。

様々な人間模様を描き込んだ脚本だけでなく、
演出も丁寧で良かったと思う。
美しさや勇ましさだけでなく、
ちょっとコミカルなシーンも違和感なく繋げていた。
晴信が虎綱=香坂弾正(田中幸太朗)を見る時の表情なども
こだわって撮っていたと思う。

キャストではやっぱり内野聖陽が見事に勘助を演じていた。
晴信と景虎がちょっと極端だっただけに、
テレビドラマとしてのバランスも内野聖陽が取っていたと思う。

貫地谷しほりはある意味最大の功労者。
真田幸隆を演じた佐々木蔵之介、
北条氏康を演じた松井誠なども印象に残った。
あと、前田亜希(リツ)や真瀬樹里(葉月)も
アクセントになるいい役作りだったな。

不満な点がないわけではないし、
見応えがある時とそうでない時が交互に来るような
不安定さもややあった。
でも、全体的にはかなり質の高い大河だったと思う。

            採点 8.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★★
                演出  ★★★★★
                配役  ★★★★☆
                音楽  ★★★★★
                新鮮さ ★★★☆☆
                話題性 ★★★☆☆

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2007/12/17

ハタチの恋人  最終話「バージンロード」

演出:清弘誠
脚本:吉田紀子

結局、最後まで中途半端な感じで終わった。
ユリ(長澤まさみ)の父親に関しては
絵里(小泉今日子)が圭祐(明石家さんま)ではないと言うだけで、
じゃあ本当の父親は誰なのかという話にはならなかった。

そのことに関して絵里が一切しゃべらないというのは
シングルマザーの姿勢としてアリだと思う。
でもそういうドラマのテイストでもなかった。

もし本当に圭祐の子ではない場合、
時期的に圭祐のことを忘れられずにいながら
他の男とも付き合ってたということになるけど、
そうなると絵里が真面目にユリに話していたこととは合致しない。

つまり、ユリは圭祐の子供だったと考えた方が自然だと思う。
内容は明かされなかった圭祐と絵里の電話の翌日、
唐突に圭祐がユリを大阪見物に連れ出したのも、
圭祐はその真実を聞いたからだと考えると納得がいく。

もしそうだとすると、オーラスのユリのひと言まで含めて、
かなりシュールな内容だったということになるけど、
じゃあ、何で圭祐の家庭までドラマの中で描いていたのか、
何で全体をここまで古くさいコメディテイストにしたのか、
という疑問は残る。

結局はどこにスポットを当てたかったのかがハッキリしない、
中途半端な内容だったことには間違いなかった。

個人的には、ユリの父親が誰かハッキリさせて、
(もちろん、もう死んでしまっているんだけど)
ユリが圭祐のことを本当の父親だったらよかったのにと感じてしまう方が
いろんな意味でせつない終わり方になったと思う。
ちょっとそういう最終回も期待してたんだけどな。

まあ、企画からして明石家さんまを出せば何とかなるかも的な
いい加減さが序盤から滲み出ていたので、
ストーリーがどうこういう話でもないんだけど、
それにしてもぐだぐだのドラマだった。

            採点 4.5(10点満点平均6)

                脚本  ★☆☆☆☆
                演出  ★☆☆☆☆
                配役  ★☆☆☆☆
                主題歌 ★★☆☆☆
                音楽  ★★☆☆☆
                新鮮さ ★☆☆☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆

          平均採点 5.25(10点満点平均6)


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SP 警視庁警備部警護課第四係  Episode 3-3(ローマ数字)

総監督:本広克行
演出:波多野貴文、藤本周
原案・脚本:金城一紀

やっぱり今のところは今後に向けての種まき要素が強くて、
今回は上からの指示でマル対を最後まで警護できない話だった。

ラストシーンは雰囲気があって良かったと思う。
ただ、連ドラとしてはどうなんだろう。
全体的な構成として客観性を欠いてる感じもする。

スタッフが自分たちの作ってるものに
自分たちで酔っちゃってる感じがしないでもない。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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ドリーム☆アゲイン  Vol.10 最終話

演出:中島悟
脚本:渡邉睦月

天国の案内人・田中(児玉清)がいる時点で
このドラマは最初から何でもアリなわけだったけど、
結局、最初に小木(反町隆史)が雷に撃たれたシーンまで戻って
みんな幸せに暮らしましたみたいな終わり方になった。

一応、クリスマスだから
田中にもそれができたという設定なのかなあ。

朝日奈が雛(志田未来)に命を与えた時から
それもできちゃうのかよ、とか、
雛の弱った心臓も治っちゃうのかよ、とか、
いろいろツッコミどころはあったんだけど、
ラストまで見るとホントに何でもアリだったので、
もうどうでもよくなってしまった。

いや、このドラマはそういうストーリーで見るものではなく、
あくまでもテーマを感じ取るものであることは分かる。

でも、夢は叶えることだけが大事なんじゃない、
叶わなくても追うことの方が大事なんだという部分と、
自分の命を投げ出しても子供の命を救いたいと思う親の気持ちを
一緒に描く必然性があまり無かったと思う。

何となく、他の人間の身体を使ってもう一度夢を追う話を考えていたら、
その人間に子供がいたら面白いかも、
その子供の本当の親になる過程を描いたら面白いかも、
などと膨らんでいって、
後からテーマを加えたような気もする。

とにかくテーマに関しても
どこにスポットを当てたかったのか曖昧になった感じだった。

出だしはかなり面白くなりそうな予感はあったんだけど、
結果的に散りばめていた要素をうまく使えていなかったと思う。
ファンタジーなりに面白くできる可能性もあっただけに、
ちょっともったいない作品だった。

            採点 4.5(10点満点平均6)

                脚本  ★★☆☆☆
                演出  ★★☆☆☆
                配役  ★★☆☆☆
                主題歌 ★★★★☆
                音楽  ★★★☆☆
                新鮮さ ★☆☆☆☆
                話題性 ★★☆☆☆

          平均採点 5.60(10点満点平均6)


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モップガール  EP:10

演出:常廣丈太
脚本:荒井修子

さすがに主人公が死ぬことはなく、
桃子(北川景子)の能力が引き継がれることはなかった。

最終回としては桃子が死ぬ直前で時間が戻り、
雪弥(阿部力)も自分自身も救うという点だけがポイントで、
他に斬新な切り口はナシ。
いつものようにゆるいコメディで終わった感じだった。

とにかくこのドラマは回によってクオリティの差がありすぎた。
1、2、4、9話だけ見ればいい作品だったかもしれない。

主人公が仕事で事件や事故現場の清掃をする
という部分だけが原作からの引用で、
あとは「トゥルー・コーリング」の設定を真似たドラマだったけど、
コメディとして笑えた回はそんなに悪くなかったと思う。
オリジナルドラマと言えるかどうかは別にして、
それなりに楽しめた。

だからこそ脚本と演出には毎回こだわって欲しかったんだけど、
いくら何でも大雑把に仕上げた回が多すぎ。
出だしはかなり期待できただけに、
全体的には残念な結果だった。

            採点 6.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★☆☆☆
                演出  ★★☆☆☆
                配役  ★★★☆☆
                主題歌 ★★★★★
                音楽  ★★★☆☆
                新鮮さ ★☆☆☆☆
                話題性 ★★☆☆☆

          平均採点 6.00(10点満点平均6)


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歌姫  第十話

演出:金子文紀
脚本:サタケミキオ

自分が結婚したのは勇一(長瀬智也)であって太郎ではない、
だから太郎と鈴(相武紗季)の仲を邪魔してはいけないと
クロワッサン(佐藤隆太)に言い残して
東京へ帰る美和子(小池栄子)も筋を通しているし、
鈴にヤクザや愚連隊は嫌い、極道とは関わりたくないと言われて
半殺しの目にあっても組を抜けてくるクロワッサンも
やっぱり筋を通してる。
この真っ直ぐなところがいいな。

クロワッサンがなぜ愚連隊になったのかの理由も、
この作品の設定やテーマから考えれば
効果的な入れ方だった。

で、鈴の渡せないラブレター、
太郎のプロポーズの台本を残したまま、
太郎が海へ落ちて再び記憶が混乱することに。

事故によって記憶が…、というのは
ちょっと安易な展開ではあるけど、
ラストカットの鈴の大粒の涙はせつなかった。

初回の冒頭が現代から始まっているだけに、
このドラマの最終回はすべてのピースが収まる
納得の内容になりそう。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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オトコの子育て  最終話 6年前の家出の秘密 話してもいいですか?

演出:塚本連平
脚本:尾崎将也

6年前の家出の理由もコメディ寄りだったか。
ずっと引っ張っていたネタだったので
そんなに効果的だったとは思わないけど、
単にプレゼントが買えなかったからというわけではでなく、
子育てから逃げたかったという部分も絡めてあったから
まあいっか。

子供が1人だったらもう少し説得力もあったんだけど、
3人目が生まれてからだし、
家を出てから6年間だし、
帰ってきたのは妻が死んで2ヶ月経ってからだし、
シリアスなテイストだけで押すにはさすがにムリがあった。
そういう意味ではコメディテイストで誤魔化しても
仕方なかったかもしれない。

ただ、凛子(夏居瑠奈)は基本的にツッパっていたキャラだったので、
6年前の絵日記を読みながら泣き出してしまうシーンは
さすがにもらい泣きした。

ストーリー自体はベタだったけど、
これまでの凛子と篤(高橋克典)のやり取りが活きて
グッと来るシーンになったと思う。

あと、中西家の結末がすごく良かった。
最後に何だかの変化があるのはお約束なんだけど、
丸山(小泉孝太郎)に怒鳴られて
正樹(尾美としのり)が急に変わるわけではなく、
竜也(熊谷知博)が両親に反旗を翻すわけでもなく、
ただ竜也が両親にクリスマスプレゼントを渡すだけというのが
意外と意表を突いていて感動した。

個人的には矢野家の結末より、
中西家の結末の方が好きだったかもしれない。
いずれにしても竜也のキャラクターを筆頭に、
中西家の面々はこのドラマを影で支えていたと思う。

高橋克典が主演ということもあって
最初はまったく期待してなかったんだけど、
予想に反してかなり面白い作品だった。
高橋克典もいいバランスで篤を演じていたと思うし、
子役はみんな可愛かった。

木曜日の「おいしいごはん」同様、
見て徳をしたドラマだった。

            採点 7.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★☆
                演出  ★★★★☆
                配役  ★★★★☆
                主題歌 ★★★☆☆
                音楽  ★★★☆☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆

          平均採点 6.63(10点満点平均6)


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医龍2  KARTE:10

演出:葉山浩樹
脚本:林宏司

鬼頭(夏木マリ)のチームが準備していた心臓移植の患者に
ドナー心臓が見つかり手術を開始するものの、
容態が急変して移植手術は中止。

すでにドナー心臓の摘出は終わって
伊集院(小池徹平)が明真に輸送している途中だったため、
臓器移植ネットワークから同じ明真に入院中の雄太(田中碧海)に
そのドナー心臓を移植するように要請があった。
ということで、見つかる可能性が少なかった9歳の雄太に
ドナー心臓が提供されることに。

ただ、雄太は肝硬変を起こして生体肝移植の手術を始めたばかりだったので、
今、雄太に心臓移植を行うのは医師規定に反する行為となる。
しかも、大人の心臓を子供に移植するということで、
成功する確率は極めて低いという状態。

はたして朝田(坂口憲二)のチームは雄太を救えるか、
というのが最終回の見どころになった。

生体肝移植も絡めたことで松平(佐藤二朗)にもスポットが当たるし、
結集した多くのメンバーそれぞれが活躍する場もできたので、
最終回の内容としては予定通りの盛り上がりじゃないだろうか。

朝田も鬼頭もお互いに相手と戦っているわけじゃないと
言い切っているところがポイントで、
考え方は違ってもどちらも患者を救うために最善を尽くしそう。

目の前の患者を救うためなら
その後の医師免許のことは二の次という朝田の姿勢も
このドラマの場合は分かりやすくていいと思う。

ただ、エンターテイメントに徹しているとはいえ、
今回のラストの時間をかけた引っ張りや、
伊集院(小池徹平)の車が足止めを食らう展開などは
さすがにやり過ぎだった。

こういうのはやり過ぎると一気に冷めるからなあ。
最後の盛り上げすぎはちょっと残念だった。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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ジョシデカ!ー女子刑事ー  9

演出:平野俊一
脚本:秦建日子

結局、何のひねりもなく、
岩代(片平なぎさ)が犯人であることを延々と説明する内容に。
岩代百枝と山木早代の名前の関連はちょっと意表を突いてたけど、
あとはそんなに驚きのない展開だった。

ラストは病院から拉致したジウォン(リュ・シウォン)を人質にして
岩代が来実(仲間由紀恵)を呼び出す流れに。

なんで岩代はわざわざジウォンを連れてきたのか。
本当に岩代がすべて単独で行った犯行なのか。
せめて最終回はもう少しひねりのある内容にしてもらいたい。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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おいしいごはん 鎌倉・春日井米店  最終話「すき焼きといい日旅立ち」

監督:吉田啓一郎
脚本:古沢良太

コメディとしてのテイストを守って
やっぱり竜平(渡哲也)は死なないラスト。
分かっていても千恵子(余貴美子)が言った
“あの男は死なないねえ”は笑えた。

円(羽田美智子)が復縁したり、
新平(徳重聡)が出版社を作ることになったり、
楓(水川あさみ)がパリへ行くことになったりする展開は
さすがに出来すぎだったけど、
そこもコメディとして作ってあったので、
あれはあれで良かったと思う。

ただ、前回の終わり方がしんみりしていただけに、
雫(星井七瀬)が戻ってくるキッカケは
もう少しドラマがあってもよかった。

この作品におけるたえ(藤原紀香)のキャラクターは抜群に良くて、
女優・藤原紀香としては「スタアの恋」以来の出来だったと思う。
だから最後もたえが雫を連れてきたという流れはいいと思うけど、
単に連絡しただけであっさり雫が姿を現した展開は
ちょっと残念だった。

病院で今にも死にそうだった竜平が、
末っ子の楓には“お前が一番心配だ”と本音を言い、
嫁のたえには“一番出来のいい娘だ”と気遣ったシーンが妙に良かったので、
最後くらいはもう少しハッキリと
たえの貢献を描いてもよかったと思う。

まあ、深く考えずに春日井家をとにかく明るくした、
というのがたえの最大の貢献でもあるから、
とくにスポットが当たらなくてもよかったのかもしれないけど。

始まる前はそんなに期待していた作品ではなかったけど、
個人的にはかなり楽しめた。
やっぱり古沢良太の脚本が面白かったんだと思う。

あと、脚本の笑いのトーンを
演出家もよく理解して映像にしていたんじゃないだろうか。
脚本と演出のマッチングも良かったと思う。

視聴率は低かっただけに、
久々に見て徳をした気分の作品だった。

            採点 7.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★☆
                演出  ★★★★☆
                配役  ★★★★☆
                主題歌 ★★☆☆☆
                音楽  ★★★☆☆
                新鮮さ ★★★☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆

          平均採点 6.75(10点満点平均6)


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3年B組 金八先生  第10回

演出:大岡進
脚本:清水有生

裏サイトに関しては
とりあえず金八(武田鉄矢)のスタンスを示しただけで、
それ以上はまだ踏み込まなかった。
当然の事ながらすぐに裏サイトには
金八の悪口も書き込まれる始末で…。

ということで、今回は千尋(森部万友佳)のエピソードから続く
お金の話になったわけだけど、
この授業にも圧倒的な説得力はなく、
ノートを提出した千尋にも五十嵐(田辺修斗)にも
その想いは伝わらなかった。

買いたいモノ、欲しいモノを聞かれて
親、父・母と書いた大将(亀井拓)や美香(草刈麻有)のことも含めて、
いろんな問題が越年しそう。

簡単に解決する問題ではないからじっくり描くのはいいけど、
逆に本質的な問題だからこそ、
説得力のある話に持っていくのは大変かもしれない。

今の時代に「金八」を原点回帰させるのは
想像以上に茨の道だったような気がする。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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2007/12/13

働きマン  第10話

演出:佐久間紀佳
脚本:吉田智子

父親(小野武彦)に今の「JIDAI」の方向性について意見を言われた後、
松方(菅野美穂)が客観性を欠いた増刊号の企画を提案し、
それを編集長(伊武雅刀)やデスク(沢村一樹)に
却下されるところが良かった。

トンネル崩落事故の記事の切り口に関しては説明不足で
雰囲気で押し切った感じもあったけど、
その前振りがあったので松方の仕事の一面は描けていたと思う。

親子関係を描いたところは
さすがに鉄板ネタなのでグッと来るものがあった。
でも、ここ最近ではこの手のネタは
「ちりとてちん」が群を抜いてたからなあ。

今回の“働きマン音頭”の
松方とダンサーズの動きのリンクはちょっと面白かった。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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スワンの馬鹿!〜こづかい3万円の恋〜  9

演出:城宝秀則
脚本:旺季志ずか

最後に大輔(上川隆也)と川瀬(成宮寛貴)が殴り合いをして、
大輔が絢菜(芦名星)に対する気持ちを説明した内容は
そんなに悪くなかったと思う。

ああいう落とし所しかないとも言えるけど、
こづかい3万円男を主人公にしたドラマとしては
筋が通った内容だった。

で、コテコテの浮気疑惑にも明るく対処していた真澄(田中美佐子)が
ついに大輔にかかってきた絢菜の電話に出てしまうところで最終回へ。
まあ、基本的には家族の話なんだし、
最後はそこで締めるのも当然か。

田中美佐子が妻役なので、
どういうテイストに転がっても安心して見ていられそう。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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有閑倶楽部  第9話

演出:池田健司
脚本:山浦雄大

細山くんは急にでかくなったなあ。
それにしても何で平泉が細山くんなんだろう。
キャスティングの意図がよく分からなかった。

でも、内容的には子供が見ても大丈夫なようになっていて、
まあ良かった方じゃないだろうか。
少なくとも6人のポジション的なバランスは
これくらいでやってくれると見やすいと思う。

            採点 5.5(10点満点平均6)


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暴れん坊ママ  第9話

演出:石川淳一
脚本:大石静

クリスマスをモチーフにした
オーソドックスな作りではあったものの、
お受験に失敗した蓮くんママ(ともさかりえ)と
園ママ会の頂点を奪取した大輝くんママ(片瀬那奈)、
そしてあゆ(上戸彩)、哲(大泉洋)を絡めた
まとまりのある回だった。

親同士のキャラクターの違いを比べるだけでなく、
親たちと子供たちの対比を徹底させているところがいい。
蓮(谷端泰人)や佑樹(澁谷武尊)が願うクリスマスプレゼントは
ドラマとしてある意味、王道なんだけど、
お受験に振り回されている親をシニカルに描いているからこそ、
純粋な子供たちの気持ちはストレートに伝わってきた。

あと、今回はやっぱり佑樹が何を欲しがっているか
あゆと哲が探ろうとしているところなんか、
ベタだけどコメディとして面白かったな。
あゆと佑樹の仲の良さも
自然な感じが出ていて良かった。

で、最終回をどんな風に盛り上げて来るのかと思ったら、
佑樹の本当のママ・景子(紺野まひる)が飛行機事故に遭うという展開。
やっぱり景子はもう一度出てくるのか。

ここはホームドラマとしてどっぷり泣かして欲しいし、
園ママ社会に関することも
園長(岡江久美子)の考えなどをしっかり示して
最終回らしいまとめを期待したい。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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2007/12/11

ガリレオ  第九章 爆ぜる 前編

演出:西坂瑞城
脚本:古家和尚

最後のエピソードは前・後編に分けた話で、
「転写る(うつる)」と「爆ぜる(はぜる)」を混ぜた内容。
もともと「爆ぜる」には2つの事件が絡んでいるんだけど、
そのひとつに「転写る」の状況を使った感じだった。

ということで、ドラマとしてのアレンジはかなり強いわけだけど、
前半を見た感じでは面白くまとめていた。
一応、時系列でまとめておくと…

10月13日 龍仁湖で爆発事故が発生。被害者は梅里尚彦(升毅)。
帝都大学原子力工学科の元教授・木島(久米宏)が設立した
KSメディカル・エンジニアリングの営業で、被爆した形跡がアリ。
死ぬ直前に湖の中に向かって“藤川”と口走る。

10月16日 梅里の同僚で帝都大学原子力工学科の卒業生・藤川(坂本真)が、
木島邸の前で木島と口論していたという目撃証言。

10月19日 自然公園付近で落雷。
10月20日 この日から11月5日まで木島はアメリカへ。

10月21日 午前に自宅前でヘルメットをした藤川を見たとの目撃証言。
午後には藤川の実家へ本人から留守番電話が入る。

11月1日 中学生が自然公園でデスマスクを拾う。
11月23日 文化祭でデスマスクが展示され、それが藤川のものと判明。
自然公園の池から死体も発見され、額には銃で撃ち抜かれた跡が。
被爆した形跡も見つかる。

みたいな感じ。
約30年ぶりのドラマ出演という久米宏が演じる木島と
かつては師弟関係だった湯川(福山雅治)の対決構造になっていて、
そこがドラマとしての盛り上げ要素にもなっていた。

湯川が珍しく感情的になるほど過去に因縁があったようで、
そのあたりを軸に最終回も盛り上がりそう。

廃棄物回収業者(不破万作)と湯川の会話も興味深かった。
この科学の進歩に対する切り口が
最終回の木島と湯川の対決のひとつの側面になるかもしれない。

あと、やっぱりこのドラマ化ではずっとこだわっていた
湯川と薫(柴咲コウ)の関係ね。
いつもとは様子が違う湯川に敏感に反応するところや、
話が合う湯川と城ノ内(真矢みき)の関係にいじけるシーンなど、
薫の感情もそれなりにうまく取り入れていたと思う。

とにかく最後の話の前半としてはうまく作ってあったので、
最終回もかなり期待できそう。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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2007/12/10

ハタチの恋人  第九話「運命の再会」

演出:山室大輔
脚本:吉田紀子

圭祐(明石家さんま)と絵里(小泉今日子)の関係については
とくにひねりもなく、これまで説明されていた通り。
ユリ(長澤まさみ)の本当の父親は誰かという部分だけが伏せられて、
そのまま話が進むことになった。

とりあえず圭祐と絵里が会っていたことはユリに内緒にしようと、
風太(市村正親)、中島(キムラ緑子)、美樹(蒲生麻由)も含めて
申し合わせたものの、
中島があっさりしゃべってしまうというお約束の展開。

絵里の想いもあってユリと圭祐はもう会わないように決意し、
圭祐は都合良くチーフを下ろされて
もう東京へは滅多に来なくなるような状況。
ユリは父親の後を継いで医者になるとか言い出した由起夫(塚本高史)と
付き合うような流れになった。

このあたりはもう圭祐が大阪に帰る新幹線に
ユリが乗ってきてしまうラストの展開を盛り上げるための段取りで、
ほとんど説得力はなかった。

前回、由起夫がユリの実家へ行くエピソードからの繋がりなので
ユリが由起夫と付き合おうと思うのはいいとしても、
由起夫が実は医者の息子で今から医学部へ行き直してとかいうのは
かえって面白くなくなったような気がする。

とにかくユリは圭祐の子供なのかどうなのかを引っ張ったまま最終回へ。
それをうまく盛り込みつつ、
圭祐とユリの微妙な感情に決着を付けるのは意外と大変そう。
今回、一度も出てこなかった小百合(森下愛子)をうまく使って欲しいな。

            採点 5.0(10点満点平均6)


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SP 警視庁警備部警護課第四係  Episode 3-2(ローマ数字)

総監督:本広克行
演出:波多野貴文、藤本周
原案・脚本:金城一紀

重要参考人・大橋(片桐仁)の警護は続きつつも、
4人のテロリストチームのうち2人が逮捕されるという形で
一区切りをつけた構成は良かったと思う。

エレベーターの中という狭いスペースでのアクションもあったし、
このドラマの特徴は出ていたんじゃないだろうか。

ただ途中、ポール(チョウ・ソンハ)とジョージ(中川智明)が
大橋をシャワー室で殺すシーンが
井上(岡田准一)の想像だったというのが分かりにくかった。
もう少し短くするとか、
ハッキリと想像シーンであることを分からす処理があってもよかった。

とにかく全体的に時間をかけた方がいいところにかけず、
かけなくていいところにかけている感じはする。
一番ムダに時間をかけているのは
冒頭の前回までのあらすじだけど…。

全体のテイストは悪くないだけに、
細かいところがいろいろもったいないなあ。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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ドリーム☆アゲイン  Vol.9

演出:長沼誠
脚本:渡邉睦月

朝日奈(反町隆史)がプロテストの1次試験に合格し、
颯乙(加藤あい)が朝日奈と田中(児玉清)の会話を聞いてしまって
朝日奈が駿介の生まれ変わりだと確信する。
話の進み具合としてはその程度だった。

プロテストのために駿介のスパイクを朝日奈が履くというのが
一応の盛り上がり箇所だったわけだけど、
かえって50m走だけにスポットが当たってしまって、
朝日奈がプロテストの一次試験に合格したすごさは消えてしまった。

ファンド会社の仕事にしても、プロ野球のテストにしても、
結局はそれ自体に意味を持たせてるわけではないから
どうしてもこうなってしまうんだろうな。

健造(渡辺哲)や颯乙が近くで朝日奈の正体を確信しても
もう朝日奈の身体が消えかかるような描写はなく、
次回の最終回へ。

細かい部分はもうどうでもいいので、
結末はなるべく盛り上がる道を選んで欲しい。

            採点 5.5(10点満点平均6)


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モップガール  EP:9

演出:常廣丈太
脚本:荒井修子

第2話と同じくらい面白い出来だった。
シリアスなオチだったけど、
前半はテンポ良く笑いも取れていたと思う。

ここのところスベり倒していた桃子(北川景子)の言い間違いも、
兄の圭吾(林泰文)や父の隆治(本田博太郎)も絡めて
それなりに笑えるフレーズになっていた。

待ち合わせ場所で北濱(葛山信吾)が
桜子(石田ひかり)の幻影を見ただけで息を引き取ってしまい、
その後に桜子が現れるという締め方も悪くなかったと思う。

コメディ部分もシリアス部分も
バランス良く振れていたのが何より良かった。
毎回、これくらいの仕上がりにしてくれると最高だったのにな。

一応、葉月涼子(堀まゆみ)が死んだ時に
桃子の父・隆治は大友(谷原章介)に会っているらしく、
そのあたりを引っ張りながら次回の最終回へ。

どういう終わり方にするのか。
桃子の能力はまた誰かに引き継がれるのか。
ちょっと期待してみよう。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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歌姫  第九話

演出:金子文紀
脚本:サタケミキオ

これまでも美和子(小池栄子)に
出産経験があるような描写はあったわけだけど、
ラストで美和子と勇一(長瀬智也)の娘が
さくらという名前であることが判明。

初回に出てきたジュディ・オング演じる歌姫の名前が
清川さくら(本名・小泉さくら)で、
長瀬智也が二役を演じていたその息子の名前が旭だった。

ちなみに今回、太郎の記憶がよみがえり出して
子供の名前はおじいちゃんが付けるものだと言っていたけど、
太郎が泉(大河内奈々子)の子供に付けたがったのが
男の子なら小林旭の旭、女の子なら浅丘ルリ子のルリ子だった。

初回には電話の会話から
オリオン座にも孫娘がいることが描かれていたんだけど、
その孫娘の名前はルリ子。
でも、現在のオリオン座の支配人は
松中佳一郎という人物で…。

ということで、今後の展開は概ね示されたことになった。
映画「歌姫」の脚本を書いたのはジェームス太郎だったりするし。

今回は勇気を出して太郎へのラブレターを書いた鈴(相武紗季)が
美和子に娘がいることを知ってしまうラストがすべてだったけど、
シリアスな演技をした高田純次も見どころだった。

土佐清水のみんなが太郎と鈴が結ばれることを望んでいる、
というのがまたせつないんだよなあ。
これからはクロワッサン(佐藤隆太)の行動にも注目か。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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オトコの子育て  第7話 授業参観行くのオレでもいいですか?

演出:小松隆志
脚本:尾崎将也

最終回前ということで話が完結せず、
篤(高橋克典)が家に戻ってこないまま終わってしまったけど、
内容的にはこのドラマらしさが出ていて良かった。

とにかく篤のいい加減さと素直さのバランスがいい。
どっちかに振れすぎるとワザとらしく見えるけど、
そのバランスがいいので篤が生きて動いてる感じがする。

基本的には頑張らない篤がささやかに頑張って、
それを感じた凛子(夏居瑠奈)が
授業参観があることを篤に言う展開も悪くなかった。

その篤がちょっと頑張ってお弁当を作ったお出かけで、
弥生(国仲涼子)がショックを受けてしまったポイントも
なかなかいい落とし所だったと思う。

設定上、篤と弥生の仲が進展するというレールは敷かれていたわけだけど、
基本的には家族の話なので恋愛感情から進めるのではなく、
凛子が何気なく言った“弥生さんがお母さんなんてありえない”のひと言で
自分の立ち位置を考えてしまうという描き方は良かった。

あと、強力な脇役だった正樹(尾美としのり)が
冴子(鈴木砂羽)と丸山(小泉孝太郎)の仲を疑って、
竜也(熊谷和博)の前では仲のいいフリをしようと言った時の冴子のひと言、
“つまり、これまでと一緒ってことですね”
これもエッジの効いたいいセリフだった。

その竜也が家出をして探しに出た篤がそのまま帰ってこなくなり、
6年前の出来事とオーバーラップしてくるという終わり方も
最終回前としてはベターな盛り上げ方じゃないだろうか。

これも「おいしいごはん」と同様、
コメディテイストを維持したまま泣かせてくれそうなので、
最終回もかなり期待できそう。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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医龍2  KARTE:09

演出:星野和成
脚本:林宏司

野口(岸部一徳)の症状自体はそんなに重くなくて、
サイトビジットまでに回復しなくてはいけないことと、
明真の鬼頭(夏木マリ)たちに病状を知られないようにすることが
今回のミッションだった。

というわけで、朝田(坂口憲二)のチームは
回復が早い術式で野口を手術。
片岡(内田有紀)も自分の投資会社と組むことと、
移植も視野に入れないといけない患者・雄太(田中碧海)を
朝田のチームとともに明真で受け容れて貰うことを条件に
野口を北洋で手術させた。

無事、手術は成功するものの、
野口はそんなに甘い人間ではなくて、
治ったらあっさりゴールドバーグ社と契約。
雄太もどうせ助からないだろうから
朝田のチームもそのまま置くつもりはない様子だった。
分かりやすいヒールだなあ、野口は。

片岡は移植が必要な患者が身近にいるわけではなく、
目の前の患者を救いたいというのが本心のようだった。
回想シーンで出てきたのは片岡の父親か?

最近の片岡がどうだったかは別にして、
そこが片岡の原点であるような描き方ではあった。

とにかく明真で手術することは許された朝田チームが
雄太を救えるかどうか次回以降の見どころになった。
あと、野口に何かあったら
ゴールドバーグ社との契約条件も変わってしまうので、
野口がこのまま健康になるかどうかもまだ分からない。

まあ、何があっても朝田が救うんだけどね、このドラマは(笑)
ラスト2回なので、雄太の手術が移植にまで発展して
それがラストエピソードになりそう。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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ジョシデカ!ー女子刑事ー  8

演出:平野俊一
脚本:秦建日子

初回に回想シーンとして描かれた
来実(仲間由紀恵)が署内で撃たれるシーンが、
今回のラストで早くも出てきた。

自転車の件もあるし、
今のところ一番怪しいのはやっぱり岩代(片平なぎさ)だけど、
いきなり発砲するのはすごい展開だなあ。

もちろん、これが最後のフェイクということも考えられる。
でも、もう女性というは動かない事実のようなので、
そうなると岩代で決まりか?

いずれにしてもここからは
どう説得力のある説明ができるかなので、
何とかあと2回を充実した内容にして欲しい。

そういう意味では来実とジウォン(リュ・シウォン)の関係って
いらないような気がする。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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おいしいごはん 鎌倉・春日井米店  第7話「餃子の川の流れのように」

監督:吉田啓一郎
脚本:古沢良太

雫(星井七瀬)の母・美雪(高島礼子)が
生前、千恵子(余貴美子)に送っていた手紙によって、
雫に関する“本当のこと”が明かされた。

ヤクザの組長(長門裕之)の登場はやや唐突だったものの、
竜平(渡哲也)がなぜずっと雫を自分の娘だと言い続けたのかの理由には
説得力の出るものだった。

その手紙を雫も見てしまって
ラストでは雫が家を出ていってしまう展開。
ここまで雫の気持ちの変化はそれほどうまく描けていたとは思わないけど、
雫が単に春日井家の生活に居心地の良さを感じ始めていたわけではなく、
本当の娘のように、他の兄姉と同じように接して欲しかった、
と思っていたというのはなかなかいい流れだった。

その雫の本心を置き手紙によって知った竜平が、
“ガラにもなく頑張ったんだがな”と涙するシーンも良かったし、
“よくやりましたよ”と横でねぎらう千恵子もまた良かった。

思いのほか質の高い内容だったこのドラマも次回が最終回。
竜平の病気は最初から明かされているわけだけど、
それをどう描くのか。

作品のテイストから言って暗い最終回にはならないと思うけど、
たっぷり泣かしてたっぷり笑わせて欲しい。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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3年B組 金八先生  第9回

演出:今井夏木
脚本:清水有生

前回からの続きで亮子(忽那汐里)がノートを提出し、
紋土(カミュー・ケイド)も父親と会うことを躊躇していたものの、
クラスメイトのカンパや金八(武田鉄矢)の授業を経て父親と会い、
ノートを提出することに。

その途中で新たに千尋(森部万友佳)のエピソードが始まり、
そこから次回はいよいよ裏サイトの問題に突入しそう。

年末年始を前にしてやっと引っ張ってきた大きな問題に
手を付けたという感じだけど、
すでに視聴率はひと桁の連続なので
全体的にはあまり盛り上がる気配がない。

今回も詩の使い方などは変化がなかったし、
ネタだけでなく、脚本の作り方にも問題がありそう。

これで裏サイトの話が盛り上がらなかったら
インフルエンザで学級閉鎖というリアルな展開でも
面白いんじゃないだろうか。

矢沢(山田純大)に英語を教わって父親に会いに行った紋土が
結局、言葉はいらなかったというシーンは悪くなかった。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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2007/12/06

働きマン  第9話

演出:南雲聖一
脚本:松田裕子

営業の千葉を演じたのはアンジャッシュの渡部建で
決してうまくはなかったけど、
逆にリアリティが出ていて良かった。

作り方としても「働きマン」ぽかったし、
今までで一番まとまりがあったと思う。
その回の脚本が吉田智子じゃないというのが何とも皮肉だけど。

松方(菅野美穂)が書店まわりをするところは
ちょっと違和感があったものの、
田中(速水もこみち)や菅原(津田寛治)、
そして作家の夏目(小西美帆)など、
今までスポットが当たった登場人物も
脇でうまく動かしていたと思う。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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スワンの馬鹿!〜こづかい3万円の恋〜  8

演出:河野圭太
脚本:旺季志ずか

大輔(上川隆也)と絢菜(芦名星)の旅が
結局、完遂されないのはドラマの内容から言って
ある意味、当然なんだけど、
思ったよりも絢菜の自立や再生の方に話が寄ってしまって、
こづかい3万円男の悲哀をテーマにした作品としては
ちょっと内容的に弱かった。

やっぱりもう少し脚本は頑張って欲しいなあ。
いろいろ盛り込めるネタはあるのに
みんなスルーして単純なストーリーに収めてしまっている感じは歪めない。

真澄(田中美佐子)は相変わらずいい味を出してるだけに、
今回の話なんかはもっとサクサク進んだ方が面白かった思う。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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有閑倶楽部  第8話

演出:国本雅広
脚本:山浦雄大

秋吉久美子のノリはこのドラマのテイストに合わせていたので
あれはあれで良かったと思うけど、
さすがに下痢ネタを引っ張りすぎた。

スケールの小さな話になるのは仕方ないとしても、
もう少し事件らしい事件が起きて
それぞれの活躍を描ければ、
時宗(鹿賀丈史)の想いで最後はもっと盛り上がっただろうに。

ちょっと一話のストーリーとしては
変化に乏しかった。

            採点 5.0(10点満点平均6)


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暴れん坊ママ  第8話

演出:北川学
脚本:大石静

これまでの一(東幹久)のキャラクターが
一貫していたこともあって、
また説得力のある内容だった。

お受験より大事なモノがあるという切り口でも、
お受験そのものを単純に否定したりしないところは
このドラマらしいと思う。

そういう意味で翠子(ともさかりえ)のキャラクターも
大事に描いていたところが良かった。

でも、残念ながら蓮(谷端泰人)は慶明の受験に失敗。
大輝(鏑木海智)だけが合格する運びとなった。
当然の事ながら倫子(片瀬那奈)はしてやったりという表情で。

今回もまったくブレのない莉子ママ(中山恵)は良かった。
さくら(小西結子)が先に合格した時も
普通に“おめでとー!”と八重(山口紗弥加)に言ってるし。
こういう細かいところがこのドラマは丁寧だと思う。

あゆ(上戸彩)が画面に向かって突っ込みを入れるシーンが
今回はいつも以上に多かったけど、
それでかなりリズムが良くなっていたと思う。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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2007/12/04

ガリレオ  第八章 霊視る

演出:成田岳
脚本:古家和尚

もう映画化に向けて
湯川(福山雅治)と薫(柴咲コウ)のキャラクター作りに一生懸命で、
それぞれの話の完成度が甘くなってきた感じ。

今回も事件が起きる発端やアリバイ工作の経緯、
幽霊の目撃と事件の密着度などがずいぶんゆるかった。
料理教室に同じ黄色いコートが置いてあったというのも
かなり強引だったし。

一番雑だったのは、
千晶(釈由美子)が目撃したのが姉の美鈴(引田弘子)ではなく、
犯人の金沢頼子(たくませいこ)だったという種明かしに時間をかけたのに、
頼子が庭から部屋の中を覗く行為に必然性がなかったこと。

部屋の中に美鈴を知る人物がいるとは思わなかった、
というのは重要な要素だと思うけど、
そこを曖昧に処理せざるを得ないアレンジだったので、
いつものように妹の姉に対する思いとか、
城ノ内(真矢みき)と被害者との友情などの叙情的な部分で
ごまかした感じだった。

原作の「霊視る(みえる)」を1時間で収めるのは
確かに容量的に厳しかったと思う。
でも、もう少し工夫できたんじゃないだろうか。

さすがに湯川と薫のやり取りはこだわって作っているようで、
事件の真相が分かった時に湯川が靴を履かずに飛び出したシーンや、
最後の薫が料理を作るシーンなんかは面白かったと思う。

見た目が最悪なのに薫の料理を2人が美味しく感じてしまうのは
すでに愛情が加味されているということなんだろうか?

あと、犯行時間に千晶がつけっぱなしだったテレビで
「千原ジュニアのすべらない話」をやっていたのは、
年末にまたゴールデンタイムで「人志松本のすべらない話」をやるので
それを意識した回りくどい番宣だったんだろうか?

まあ、そんなことはどうでもいいんだけど、
序盤の頃のテレビドラマらしいアレンジを
また福田靖の脚本で見せて欲しい。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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2007/12/03

ハタチの恋人  第八話「お母さんの真実」

演出:清弘誠
脚本:吉田紀子

明石家さんまのシーンが少なく、
小泉今日子の出番が多いと、
やっぱり普通のドラマっぽくはなる。
ちょっと小泉今日子の顔がテカってたのが気になったけど。

ユリ(長澤まさみ)や由起夫(塚本高史)の前で
圭祐(明石家さんま)なんて男は知らないと
絵里(小泉今日子)は言っていたものの、
さすがにそこまで無関係ということはなく、
ラストは圭祐と絵里がレストランで待ち合わせをしているシーン。

一応、恋人同士だったことは間違いないらしい、
というだけの回だった。
進まないなあ、このドラマは。

            採点 5.5(10点満点平均6)


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SP 警視庁警備部警護課第四係  Episode 3-1(ローマ数字)

総監督:本広克行
演出:波多野貴文、藤本周
原案・脚本:金城一紀

全体のスタイルは分かってきたので、
新たなエピソードの始めは
こういう静かなテンポの遅い回が来ても仕方ないか、という感じ。

ただ、ここまで出てきたすべてのテロリストは
すべて同じ誰かに頼まれているようなことを匂わせるシーンはあった。
間に何人も人が入っているようなので、
初回で出てきた“1匹の山羊さん”も
経由されているひとりに過ぎないのかもしれない。

というか、やっぱり内部から情報が漏れてるようだし、
単に上層部の力関係や指揮系統の綱引きみたいな要素だけで
公安などの他の部署が出てきてるわけじゃなさそう。

そのあたりの黒幕と井上(岡田准一)の過去が繋がってくる、
というのが全体の骨格なのかな。

うーん、とりあえず各エピソードは
全部終わってから一度に見た方が面白そう。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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ドリーム☆アゲイン  Vol.8

演出:中島悟
脚本:渡邉睦月

タイトルバック前に朝日奈(反町隆史)が
雛(志田未来)の寿命に関して田中(児玉清)に言った、
運命なんて言葉で努力することも無意味にされたら
人間は何のために生まれてきたかわからない、
オレは自分の努力で巨人のバッターボックスに立ったんだから
それが運命なんて言わせない、
雛の運命はオレが変えてみせる、というセリフは、
このドラマのテーマに沿っていて良かったと思う。

ただ、やっぱりその後の具体的な展開は
類型的なパターンにハメ込むだけになっちゃうんだよなあ。
片思いの彼氏のことを朝日奈に詮索されて、ケンカして、
颯乙(加藤あい)に励まされて奮起してみるものの、
落ち込んで、死にたくなって、朝日奈に助けられて、励まされて、
最後まで頑張って生きていこうと決意する、みたいな。

でもまあ、海で助けられた以降の雛は
それなりに可愛く撮れてたからいいか。

            採点 5.5(10点満点平均6)


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モップガール  EP:8

演出:池辺安智
脚本:荒井修子

犯人の曜子(原史奈)の正体を曖昧にしたのは
あとでどこかに繋げるつもりなんだろうか?
前回の最後でやっと描かれ出した葉月涼子(堀まゆみ)を挟んだ
桃子(北川景子)と大友(谷原章介)の接点も
結局、広げることはなかったし…。

いずれにしても今回の話としては
最後にムリヤリこねくり回した印象があった。

脚本は相変わらず安っぽかったけど、
途中で桃子と大友が博覧強記の会のメンバーに話を聴くところは
バカバカしくてちょっと面白かった。

            採点 5.0(10点満点平均6)


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歌姫  第八話

演出:坪井敏雄
脚本:サタケミキオ

小池栄子はやっぱりハマってるなあ。
太郎=勇一(長瀬智也)に会えた嬉しさや戸惑い、
現在の勇一の暮らしに対する気遣いなど、
いろんな感情が交ざった芝居をうまく演じていると思う。

その美和子(小池栄子)の人柄が光るからこそ
さらに際立ってくるのが鈴(相武紗季)。
「メリー」で美和子から太郎の過去を聞いて帰る途中、
迎えに来てくれた太郎と会うシーンも、
鈴の気持ちを知って美和子がオリオン座まで来た時に
強がってみせたシーンも、
美和子を繊細に描いているからこそ活きたシーンだと思う。

ネックレスを無くしたと思って悲しむ鈴の姿も
その前の勇一と美和子の時計とブローチのエピソードと対比されていて、
なかなか良かった。

で、そのネックレスの話からラストに繋がって
太郎と鈴のキスシーン。
このシーン自体は悪くなかったんだけど、
予告で流さない方がもっと良かった。

            採点 7.5(10点満点平均6)


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オトコの子育て  第6話 子供のお金使ってもいいですか?

演出:植田尚
脚本:尾崎将也

お金に関することだけでなく、
家族みんなで過ごすことにも絡めた最後のまとめかたは
このドラマらしくて良かったと思う。
ただ、今回はそこに行くまでにかなり無理があった。     

篤(高橋克典)の言動もいつもとはちょっと違って
ワザらしくいい加減になりすぎていたような気もするし、
何より、篤が真美(遠藤由実)に教えた割増料金をやめさせようと、
弥生(国仲涼子)が真美に5千円をあげたところが強引だった。

もう少し弥生の気持ちにフォローがあれば何とかなったかもしれないけど、
結果的には終盤の展開を起こさせるために
ムリヤリ作ったキッカケのようにしか感じられなかった。

丸山(小泉孝太郎)と冴子(鈴木砂羽)のキャラは
どんどん面白くなっているのでいいと思う。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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医龍2  KARTE:08

演出:水田成英
脚本:林宏司

小高(大塚寧々)が手術後に
息子の智樹(本郷泰多)の病室に来たシーンは、
智樹が小高にチョコレートを渡した後に言った
“お父さんにはナイショだけど”までの方がよかったかも。

感動させるためにちょっと引っ張りすぎて
かえって余韻が薄れてしまったような気もする。

でも、チョコ中毒だった理由を証ながら
親子関係でまとめた小高がチームに加わる話は
ベタだけど悪くなかったと思う。

伊集院(小池徹平)が
自分の才能に疑問を持ってしまう部分も同時に描いていたことで、
ある程度は単調さも回避できていた。

片岡(内田有紀)の駆け引きは意外と浅かったようで、
野口(岸部一徳)から裏切られそうな気配に
会社の上司からも発破をかけられ、
覚醒した善田(志賀廣太郎)と組むような流れに。

で、本格的に野口と善田の対決になるかと思いきや、
野口が胸を押さえてバッタリと倒れた。
…そういう展開か。

ということは、最後の患者は野口なのか?
でも、片岡の近くにも移植希望者がいそうな感じ。

いずれにしても荒瀬(阿部サダヲ)やミキ(水川あさみ)と
北洋で朝田(坂口憲二)が作ったチームとの融合への流れはできた。
さすがにみんなが並ぶと格好良さは出るので
ここから先は一気に盛り上げて欲しい。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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ジョシデカ!ー女子刑事ー  7

演出:平野俊一
脚本:秦建日子

また最後の数分でしか話が進展しないというパターン。
結果的に何のひねりもなく、
華子(泉ピン子)が時田(名高達男)の周辺を調べていただけだと
来実(仲間由紀恵)と泣きながら確認し合うシーンは
さすがに長すぎてうんざりだった。

パク・チョンスが死んだ真相も
詐欺被害で自殺というそんなに入り組んだものではなかったし…。

ただ、その単純さを逆に活かして、
華子が5年かけて追いかけていた時田を
来実がひと言で出頭させてしまったというのは
コメディとしてアリだったかもしれない。

まあ、この全体のトーンが一定しないというのは
初回から引きずっていることで、
それがこのドラマの特徴でもあり、
しっくり来ない部分でもあるんだけど。

とにかく、華子とジウォン(リュ・シウォン)が追っていた
時田の事件は解決してしまって、
連続殺人事件だけが残るという話に。
そしてラストでは連続殺人事件の犯人だと名乗る人物が
出頭してくるという展開になった。

連続殺人事件に集中できる環境になったとも言えるけど、
今後、ジウォンがどう絡んでくるかによって
また見方が変わってくるかも。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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おいしいごはん 鎌倉・春日井米店  第6話「夜霧とぬか漬けよ 今夜も有難う」

監督:吉田啓一郎
脚本:古沢良太

このドラマのテイストを十分に発揮した
またまた見応えのある回だった。

まず、たえ(藤原紀香)の明るい天然っぷりが今回も効いていた。
数々のドジを繰り広げるわけだけど、
それがちゃんとストーリーを転がすエンジンになっていて、
邪魔になってないところがいい。

少しずつ家族が元の形に戻ってきた中、
たえが千恵子(余貴美子)を呼び戻そうと画策するところから話は始まって、
そこで発覚したのが竜平(渡哲也)と千恵子の馴れ初め。

千恵子が16歳の夏にムリヤリ竜平に貞操を奪われたという内容で、
これは翔太(土井洋輝)のガールフレンズも
逃げて帰るほどのインパクトだった。
もちろん、この話はラストで溺れた千恵子を竜平が
マウストウマウスで助けただけだと明かされるわけだけど、
千恵子の竜平に対する思いを描く要素のひとつになった。

そんな衝撃の馴れ初めが発覚した後は
たえも千恵子の新しい彼氏(舘ひろし)派になびくものの、
竜平が泥酔して帰って来たことで
もう一度だけ竜平にチャンスを与えようとまた画策。

単にみんなで出かけて竜平と千恵子を2人きりにするだけなんだけど、
そこで思い出のレコード「夜霧よ今夜も有難う」を探す展開になり、
どっちがチークダンスが下手だったかという話から
2人が部屋でダンスを踊るシーンに。

そこで交わされた会話が
千恵子の思いを描いたもうひとつの重要な要素だった。
やっぱり千恵子は雫(星井七瀬)に関する“本当のこと”を知っていて、
それを最初から打ち明けてくれていたら離婚はしていなかった、
というような内容。
当然、新しい彼氏のプロポーズを受けろと竜平から言われても
“やんわりお断りしておきますよ”とハッキリ意志を示した。

要するに竜平と千恵子の間のしこりは
すでに無くなっているわけで、
実際は千恵子が春日井家に戻ってもかまわない感じ。

でも、雫に関することは
竜平も自分の娘であるという宣言は守り通す気で、
その気持ちを千恵子も理解しているので
春日井家には戻らないと決めているようだった。

で、自分の母親を思い出しながら泣いて
千恵子がこの日、春日井家に泊まることに賛成した雫を
楓(水川あさみ)はアカデミー賞級の演技と評したけど、
実際は雫の気持ちもすでに動いてるという描き方だった。

この雫の気持ちの変化が
ここまでうまく描けているとは思えないけど、
次回はいよいよ雫の“本当のこと”に話が進みそう。

とりあえず今回はほとんど無駄なシーンがなくて、
軽くて見やすいコメディなのに質は高かった。

裕次郎で終わった締め方も石原プロ制作のオチだけでなく、
2話のラストで竜平が歌った倖田來未が前振りとして使われていて
まとまりがあったと思う。

あと、若き日の竜平を演じている渡邉邦門だけでなく、
16歳の千恵子を演じた夏未エレナも雰囲気があって良かった。
「未来遊園地」の幽霊役も印象的だったので、
この子はブレイクしそうな気がする。

でもまだ中学1年生(13歳)なんだよなあ。
大人っぽいな、最近の中学生は。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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3年B組 金八先生  第8回

演出:加藤新
脚本:清水有生

今回はさすがに説得力のある内容で良かった。
紋土(カミュー・ケイド)が街で絡まれて
ケンカをしてしまうシーンも
キング牧師のスピーチの内容に沿って意味があったし、
紋土が訳してもらおうとした手紙を勘違いされて
裏サイトで話題にされるところも全体のテーマとリンクさせいてたし、
流れとしてほとんど無理がなかった。

美香(草刈麻有)の心の動きもセリフなしで追っていたし、
一時でもクラスがひとつになるのは
このシリーズで初めてだったと思う。

紋土が父親からの手紙を亮子(忽那汐里)に読んでもらう間、
みんなが教室の外へ出るシーンは、
舞台っぽい演出になってやや冷めた感じがしたものの、
全体的にはかなり見応えがあった。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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働きマン  第8話

演出:佐久間紀佳
脚本:吉田智子

前回からの流れを考えれば
妥当な内容だったんじゃないだろうか。
あのままあっさり松方(菅野美穂)が立ち直って
新二(吉沢悠)も出てこなくなると
ドラマ的には中途半端な印象が残るだろうし。

一話としての内容が濃かったわけじゃないけど、
連ドラとしては入れて然るべき回だったと思う。

で、次回は“報われマン”。
となると、残り回数から考えてもう梶(吉瀬美智子)や
こぶちゃん(荒川良々)がメインの回はないんだろうか。

そうなるとこういう回は
もっとうまく作れたんじゃないか、
という気もしてくるんだけどね。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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有閑倶楽部  第7話

演出:高橋秀明
脚本:江頭美智留

ゲストはマイク・ハーで、
可憐(鈴木えみ)がメインの話。
今まででの中では一番まとまっていたと思う。

青春ドラマっぽい導入でもあったし、
万作(片岡鶴太郎)や時宗(鹿賀丈史)も絡めた
カサル(マイク・ハー)と可憐の奪還作戦は
それなり大がかりで面白みもあったし、
途中で偽の中継がバレそうになったり
可憐が予定通りの動きをせずにハラハラする展開もあったし、
倒れた可憐は無事で
魅録(赤西仁)が防弾チョッキの上から撃たれているという
オチも一応の締まりはあった。

バカバカしいテイストでも
これくらいの流れとテンポでまとめてくれると見やすい。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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スワンの馬鹿!〜こづかい3万円の恋〜  7

演出:小林義則
脚本:旺季志ずか

時田(梶原善)が息子の元気(深澤嵐)とキャッチボールをしながら
何にも言えなくなってしまうところから
バスターミナルで元気を見送るところまでは
ベタだけど悪くなかったと思う。

あと、冒頭で志摩子(森口瑤子)が
あっさりと真澄(田中美佐子)に
大輔(上川隆也)と付き合っていたことをしゃべり、
それを聞いた真澄も半分面白がって大輔を懲らしめるところも、
コメディとしては悪くない処理だった。
ここまで来たらあまり引っ張って意味がないネタだしね。

でも、京都の学校へ転校する前に
1人で時田のところへ来たらしい元気を
時田は基本的に昼間1人にしていたのかとか、
なんで元気はわざわざ大輔の家の近くまで来て
ボール遊びをする必要があったのかとか、
設定が曖昧なところは相変わらずあった。

やっぱり加茂(劇団ひとり)と時田は
ずっと脇役として使った方がよかったと思うけどな。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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暴れん坊ママ  第7話

演出:佐藤祐市
脚本:大石静

佑樹(澁谷武尊)のお受験騒動は、
莉子(小出幸果)にフラれた佑樹が
やっぱり受験をしないと言い出すコメディらしいオチに。

でも話の中身としては
あゆ(上戸彩)が本当の母親でないことを意識してしまって
頑張りすぎてしまうという内容だったので、
このドラマのテーマとしては良かったと思う。

ただ、あゆが佑樹を叩いてしまうシーンは
別のシチュエーションで使った方がよかったんじゃないだろうか。

5話の本当のママが登場する話も
王道を外してサラッと中盤で描いてしまったけど、
今回のあゆが佑樹を叩くシーンも
いくらでも泣かせるシーンにはできたはずなのに
また中途半端なところで使ってしまった感じ。

そんなよくある手をメインで使わなくても
ドラマの終盤はいくらでも泣かせて笑わせる自信がある
ということだろうか。

確かにそういう可能性も感じさせる作りにはなってきてるので、
終盤も期待してみたい気はする。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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