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2008/01/29

薔薇のない花屋  第3話

演出:葉山浩樹
脚本:野島伸司

雫(八木優希)の母親(本仮屋ユイカ)が
安西(三浦友和)の娘であること、
その立場から安西が英治(香取慎吾)を貶めようとしていることは
ほぼ確実になった。

ただ、単に娘を亡くしたことによる悲しみから、
というわけでもなさそう。
それ以前に娘が英治のような男を
愛した理由が分からないという感じだった。

雫の母親がビデオでずっと“キミ”と話しかけていることから、
“キミ”が英治とは限らないのではないか、
雫の父親が英治であるとは断言できないのではないか、
という可能性は依然として残っている。

でも、今回の内容を見ると、
そこにフェイクはないような気がしてきた。

不良に絡まれた時に思わず攻撃的な一面が出てしまったり、
省吾(今井悠貴)に昔の自分を重ねてみたりするところから察すると、
過去の英治は今の英治とまったく違って
愛を知らない人間であったと思われる。
何か事件を起こしている可能性だってある。

となると、ビデオの中で雫の母親が言っていた、
“遠距離になってしまう”
“本当のキミは誰よりもひとりぼっち”
“家族を作ってあげたい”などのフレーズは、
すべて英治に対して言っていると受け取った方が自然に思える。

そんな過去の英治をなぜ娘は愛したのか、愛せたのか、
その疑問があるから安西は美桜(竹内結子)に
盲目のふりをして今の英治に近づくように指示したんじゃないだろうか。
今回の美女と野獣の話も印象的だったし。

本当の自分はやさしい愛のある人間ではないと
英治自身が思っているのはほぼ間違いなくて、
初回で店に薔薇を置かない理由として美桜に説明した内容、
トゲがあるのに単純に美しいと思われたくない、というのも、
実は英治の本音だったりすると思う。

雫の母親は英治を人から“お花屋さん”と呼んでもらえるくらいに
やさしい人間に変えた。
でも、雫を生んだところで命を失ってしまった。
だからそのお花屋さんに薔薇も置けるようにするのが
最終的には美桜のこの物語におけるポジション、
と素直に考えていいような気がする。

初回のラストシーン、
ひとつの赤い傘に入った英治と美桜が、
真上からの映像で赤い薔薇のようになっていたのは
その象徴とも取れるし。

とりあえず、次回は美桜の嘘がバレてしまいそう。
安西も医師を続けていくには健康上の問題を抱えてそうな感じ。
まだ、いろいろ捻りはあるか。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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コメント

初めまして。
だいぶ以前から、何だか自分と波長(?)の合うこちらを見させていただいていました。

院長が「なぜ盲目のふり」をさせているのか、実は初回からそれが気になっていまして、雫の母である「彼女」が元々盲目だったとか、英治が「彼女」を盲目にさせてしまい「彼女」の人生を波瀾万丈にしてしまったとか…?
あとエンドロールの雪原での2人の映像、「あ、ラストで2人は死んじゃうんだ」って、初回から思っちゃいました(苦笑)。

投稿: IDE | 2008/01/31 01:58

コメントありがとうございます。

>雫の母である「彼女」が元々盲目だったとか、

これは最初に疑われましたが、
ビデオカメラに焦点が合っているようなので
ちょっと違いそうですよね。

>英治が「彼女」を盲目にさせてしまい「彼女」の人生を波瀾万丈にしてしまったとか…?

ああ、これはなくはないですね。
ただ「彼女」が盲目だった場合、
英治が最初に美桜に会った時のリアクションは
もう少し別のものになるような気も。

>あとエンドロールの雪原での2人の映像、「あ、ラストで2人は死んじゃうんだ」って、初回から思っちゃいました(苦笑)。

なるほど。確かにそういう見方もできますね。
とくに最後の最後は2人でぶっ倒れてますし…。
でも、たとえ野島伸司の作品でも
今回ばかりはフツーに終わってもらいたい気もしますね(笑)


投稿: ロビー | 2008/01/31 06:59

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