« キミ犯人じゃないよね? 5 | トップページ | ROOKIES  第4回 »

2008/05/12

鯨とメダカ

企画:現王園佳正、保原賢一郎
統括プロデュース:中村敏夫
プロデューサー:浅野澄美、三田真奈美
演出:西浦正記
脚本:樫田正剛
原案:松山善三「鯨とメダカ」
音楽:鈴木和郎
挿入歌:「花」森山直太朗
制作協力:FCC
制作:フジテレビ
出演:田中邦衛、志田未来、八千草薫、余貴美子、高橋克実、平泉成、
   でんでん、梶原善、太賀、黒瀬友美、真下有紀、ふくまつみ、他

松山善三が5年前に書いていたという未映像化の台本を
改めて原案としてドラマ化した作品。

75歳の会社社長で、
息子である副社長から解任を言い渡された茂(田中邦衛)が、
大海を自由に泳ぎ回れる鯨。
15歳の中学3年生で、
卒業後の人生に悩む老舗おせんべい屋のサチコ(志田未来)が、
小さな世界で泳ぎ続けるメダカ。

この2人の友情をベースにした作品ということだったけど、
実際はもっと根元的なところを描いた人間ドラマだった。

とにかくキャストが素晴らしかったと思う。
冒頭の社長だった頃の田中邦衛はちょっとイメージに合わなかったけど、
社長を解任されたあとにサチコと出会い、
サチコの祖母・初(八千草薫)、母・艶子(余貴美子)という
女3人の家族のペースに巻き込まれていってからは
さすがにいい味を出していた。

で、サチコの祖母・初が、
浅草のおせんべい屋という小さな世界で生きてきたにも関わらず、
茂以上に大きな鯨で、
八千草薫が演じる初の生き様を見届けるだけでも
このドラマを見る価値はあったと思う。

志田未来も良かった。
将来に関する不安を抱えながらも
くったくがなくて、明るくて、でも礼儀正しくて、
まさに中学3年生の輝きと迷いをうまく表現していたと思う。

恋人がいる母親の艶子も余貴美子がシャキシャキっと演じていたし、
茂の息子役も高橋克実がブレることなく演じていた。
「フルスイング」で高橋克実の奥行きもすごく広がった気がする。

浅草を舞台にしていたわりには下町っぽさがあまり出ていなかったところや、
タイトルはもう少し工夫した方がよかったんじゃないかなど、
細かい部分ではやや不満もあったけど、
久々に見応えのあるドラマだった。

            採点 8.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★☆
                演出  ★★★★☆
                配役  ★★★★★
                音楽  ★★★★☆
                新鮮さ ★★★☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆


|

« キミ犯人じゃないよね? 5 | トップページ | ROOKIES  第4回 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/29003/41178687

この記事へのトラックバック一覧です: 鯨とメダカ:

« キミ犯人じゃないよね? 5 | トップページ | ROOKIES  第4回 »