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2008/06/30

猟奇的な彼女  最終戦

演出:土井裕泰
脚本:坂元裕二

最終回だからといってとくに裏切られた展開になることもなく、
ましてや劇的に良くなることもなく、
最後までこのドラマらしく
ズレまくった盛り上げ方で終わった。

それにしても南(松下奈緒)の扱いは最後までひどかったなあ。
大半の脇役はコメディ要員なので別に雑でもいいけど、
おそらく3番目に重要な役のはずだった南がこの扱いというところに
このドラマの登場人物に対する愛情の無さが現れてる気がする。

脚本以外にも悪いところはいろいろあったけど、
「猟奇的な彼女」の猟奇的である魅力の部分が
感覚的に誰もつかめてなかったのが大きいんじゃないだろうか。
結果的に経験値のある主役の2人でさえ魅力的には見えなかった。

うまく作れば日本人がやっても十分に面白くなる要素はあっただけに、
連ドラ化としては最悪の結果になってしまったと思う。

            採点 5.0(10点満点平均6)

                脚本  ★☆☆☆☆
                演出  ★☆☆☆☆
                配役  ★★☆☆☆
                主題歌 ★★☆☆☆
                音楽  ★★☆☆☆
                新鮮さ ★☆☆☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆

          平均採点 5.27(10点満点平均6)


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ハチワンダイバー  8

演出:松山博昭
脚本:古家和尚

対局の中身をほとんど説明しないし、
盤面も大きく映したりしないから、
もう誰と誰がどう戦ってもみんな同じだなあ。

そよ(仲里依紗)と春日・弟(忍成修吾)の対局は
原作のそよー澄野戦の内容だったけど、
せめてここはもう少しじっくり見せて欲しかった。

結局、菅田(溝端淳平)とそよが春日兄弟を倒して
鬼将会の本部に行くものの、
歩美(大政絢)はやっぱり鬼将会だったという展開に。
ストーリーも詰めろ逃れの詰めろか?

もう将棋の内容で面白く見せるつもりはないようなので、
人間関係はしっかり描いて欲しい。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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ごくせん  最終話

演出:佐藤東弥
脚本:江頭美智留

風間(三浦春馬)の敵討ちに
緒方(高木雄也)たちが郷田(松田悟志)のところへ行ったシーンと、
その後の保護者会で生徒たちが入ってきたシーンと、
2回、ヤンクミ(仲間由紀恵)が生徒たちを諭すシーンがあったので、
最終回としては見応えがあったんじゃないだろうか。

序盤の夏休みがどうのこうのという話は
結局、後半に繋がる話でもなかったので、
1時間でまとめられた内容だったと思うけど。

このシリーズは第1シリーズと同じ
4月からのクールだったので卒業式はナシ。
そのかわりまた春に卒業スペシャルをやるつもりなのかも。
それはまあいいとしても、
もう「ごくせん」を連ドラでやるのは厳しいと思う。

ヤンクミが大江戸一家の孫娘であることは
ドラマではもう広げられない話みたいだし、
今回は理事長(江波杏子)のポジションも曖昧なままだった。

学校の外でも職員室でも話が広げられないとなると、
ただでさえ毎回のパターンは決まっているのに
10話以上の話に変化をつけるのは難しい。

どうしてもやるなら、その時に旬な若者を集めて
前後半2話のスペシャルくらいで作ればいいんじゃないだろうか。
出だしの高視聴率が話題になったわりには
中身に乏しい第3シリーズだった。

            採点 6.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★☆☆☆
                演出  ★★☆☆☆
                配役  ★★★☆☆
                主題歌 ★★★☆☆
                音楽  ★★☆☆☆
                新鮮さ ★☆☆☆☆
                話題性 ★★★★☆

          平均採点 6.14(10点満点平均6)


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ROOKIES  第8回

演出:平川雄一朗
脚本:いずみ吉紘

1週空いたので、
また出だしは少し乗り切れなかった。
試合が中心だと内容も単調になるし。

でも、心配していた試合の見せ方は、
打球が飛んでいくアングルや
高校野球らしい砂埃が舞う感じなど、
うまく撮れている方だと思う。
少なくとも映像としてのクオリティーが
下がった印象はほとんどなかった。

今回は最後にみんなで先輩に謝るところがあったので
全体的には締まったと思う。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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2008/06/26

おせん  最終回 女将廃業!? 最後のおもてなし

演出:南雲聖一
脚本:神ひとえ、高橋麻紀

本枯節の話は10分で終了。
そこからエンプールの社長・金池(内藤剛志)とのエピソードに移って、
一升庵存続の危機をベースに
トータルな切り口で本物を守れるのか、
繋げていけるのかという話になった。

結局、一升庵という老舗料亭が形として残るのかどうかは
ハッキリさせないままのエンディングだったけど、
おせん(蒼井優)と千代(由紀さおり)のシーンで
大事なのは形ではないことが描かれていたので
終わらせ方自体はまあアリだったと思う。

ただ、金池とその息子・亮(小林廉)を招いた食事会での
何にでもケチャップをかけてしまう亮の姿はある意味現実だし、
しかも、おせんが金池に本物の味を教えて上げて欲しいと言っても
すでにジャンクフードばかり食べている金池の姿を描写してるわけだし、
もう手遅れな印象は強く出てしまった。

そのわりにラストは一升庵のメンバーが
楽しく談笑してるシーンだったし…。
結果的にどのあたりを落とし所にしたかったのかが曖昧で、
最後まで中途半端な感じだった。

このドラマはとにかく準備不足がもろに表面化した作品だったと思う。
初回からメインの脚本家が用意できなかったことも大きいけど、
どういうテイストで仕上げるのかも最後までバラバラだった。

蒼井優はそれなりにドラマとしてのおせんを作ったと思う。
でも、それを活かした作りだったとも思えないし、
ロケ地は別にして一升庵自体が粋な店だとも思えなかった。
本物を守っている店ならそれこそ建物や料理などの形ではなく、
そこで働く人間たちの言動で見せて欲しかった。

とりあえずタイトルバックだけは
かなりカッコ良かったと思う。

            採点 5.0(10点満点平均6)

                脚本  ★☆☆☆☆
                演出  ★☆☆☆☆
                配役  ★★★☆☆
                主題歌 ★★★☆☆
                音楽  ★★☆☆☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆

          平均採点 5.95(10点満点平均6)


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絶対彼氏  011 THE LOVE FOREVER

演出:土方政人
脚本:根津理香

ナイト(速水もこみち)の初期化は、
愛がプログラムに勝ってできないという説明だった。
まあ、前回の終わりの初期化キーを押す段取りは
最終回前を最大に盛り上げるための仕掛けだったので、
多少強引な説明も仕方ないところか。

あとは自分の寿命を悟ったナイトが
梨衣子(相武紗季)の幸せだけを考えて行動するという
原作通りの結末に。

最後のデートでナイトが梨衣子にメッセージを残していたところは
さすがに泣けた。
メッセージだけでなく、あとから梨衣子が来て、
手を繋ぐところまで映像が残されていたところがまた良かった。

将志(中村俊介)、大家さん(峯村リエ)、白鷺部長(篠井英介)なども
キャラクターを壊さない範囲で愛のある描き方になっていたと思う。
とくに箱の中で横たわるナイトが四つ葉のクローバーを持っていたということは、
警備員に追いかけられても並切(佐々木蔵之介)のことを心配して
戻ってきたナイトを見た時から、
ずっと白鷺部長は四つ葉のクローバーを保管しておいてくれたということなので、
そういうナイトの純粋な愛情がまわりに与えた影響も
あざとくない程度に描けていたと思う。

強いて言えば、ナイトの機能が停止してしまうまでの過程を
もう少し分かりやすく説明してもよかったかもしれない。
前回、並切が担当を外されて
梨衣子やナイトと連絡が取れなくなってしまった段取りはいいとして、
この最終回はもう少しナイトと絡んで
状況を視聴者側に説明する役を担ってもよかったと思う。

あと、ナイトが完全に機能停止してしまってから
梨衣子がパリへ旅立つまでも、
もう少し余韻が欲しかった感じ。
こういうドラマこそ、10分、15分延長して、
そのあたりをゆっくり丁寧に見せて欲しかった。

全体的に設定は原作とずいぶん変えていたわけだけど、
ドラマ化のアレンジとしてはなかなか良かったと思う。
クロノスヘブン社とアパートの大家さんの設定は
とくに効果的だった。

このドラマは梨衣子がナイトを早く受け入れすぎると
ラストに納得がいかなくなるし、
創志(水嶋ヒロ)が強引すぎても
梨衣子とナイトの関係が楽しめない。
そのあたりのバランスも良かったんじゃないだろうか。

ただ、残念だったのはやっぱり9話のラスト。
あそこでハッキリ梨衣子が創志に対して
好きでしたというセリフを言わせなくてもよかったと思う。
創志に対する想いもありつつ、
無償の愛を捧げてくれるナイトに傾いていく梨衣子の葛藤を
もう少し丁寧に描いて欲しかった。

脚本としての構成だけじゃなく、
相武紗季の演じ方にも問題があったかもしれないけど、
少し極端に振れすぎた感じがする。

でもまあ、このドラマはやっぱり速水もこみちが
恋人型ロボットのナイトを魅力的に演じたことに尽きると思う。
企画の決定が先だったのか、
キャスティングの決定が先だったのかは分からないけど、
ピンチをチャンスに変えたプロデューサーと速水もこみちは
すごく良い仕事をしたと思う。

フィクションとして単純に楽しめる設定だったし、
シンプルなテーマで見やすかったし、
コメディとしてのセンスも悪くなかったし、
今期の連ドラの中では安定して楽しめた作品だった。

            採点 7.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★☆
                演出  ★★★★☆
                配役  ★★★★☆
                主題歌 ★★★★☆
                音楽  ★★★☆☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★★☆☆☆

          平均採点 7.05(10点満点平均6)


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2008/06/24

CHANGE  7

演出:平野眞
脚本:福田靖

神林(寺尾聰)が朝倉(木村拓哉)を
総理の椅子から下ろすための工作をしたり、
そこに美山(深津絵里)の葛藤や、
朝倉と美山の話が絡んだりする展開は、
あって当然だと思う。
ただ、前回の補正予算案を朝倉が通過させる話から
そのまま続けてやるとは思わなかった。

今回、中身が薄く感じたのは、
無理やり時間を延長して回想シーンなどを入れたせいもあるけど、
一番の原因は新たなエピソードの追加なしに
ストーリーを進めてしまったからじゃないだろうか。

もちろん、それでも意味は通じる。
“朝倉総理を下ろすことと、小児科医療問題をつぶすことは、
全然別の話です”と美山が近藤(風間杜夫)に訴えていたけど、
自分の理想を実現するために、
今の世の中のことより権力を高めることの方に力を注いでしまうという
一般的な悪い政治家の象徴が神林。
そういう権力欲よりも常に国民の目線で政治をするべきという
ヒーローのような男が朝倉。

結局、このドラマはそういう単純な構造なので、
そこに絡む問題は何でもよかった。
だったらもうひとつ別のエピソードを加えた上で
今回の話にすればよかったのにな。
かなりムダなシーン、ムダなカットもあったので、
やろうと思えば可能だったと思う。

それをせずに小児科医療問題を引っ張って、
さらに亮介(広田亮平)の死というお涙頂戴の展開で盛り上げようとしたので、
時間延長したわりに内容が薄っぺらく感じてしまった。

まあ、こういう時期での時間延長は
視聴率対策以外のなにものでもないと思うけど、
そういうオトナの事情とは別に
ドラマの構成として問題があったと思う。

朝倉が美山を引き留めることを躊躇したのは
権力を振りかざすようでイヤだったという説明は、
神林と対比させる意味でも分かりやすかったし、
朝倉が神林の部屋に乗り込んできた時に美山がいた展開も
ドラマとしては盛り上がったと思う。

喫煙室での朝倉とSP(大倉孝二)のやり取りや、
美山の様子がおかしい原因は朝倉が何かしたんじゃないかと
韮沢(阿部寛)とひかる(加藤ローサ)が勘ぐるシーンなど、
力を抜くところもそれなりのバランスで入れていた。

それだけに最初のキッカケが別のものだったら、
と思うと残念だった。

権力を手にしなくては理想の政治もできないという
ある意味、正論を美山が改めて考え始めたあと、
医務室の瑠美子(堀内敬子)に
ストレスの原因になっている問題を根本的に解決しなきゃダメと言われ、
美山が“永遠に解決しないと思います”と返したセリフは、
ちょっと気が利いてるなと思った。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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2008/06/23

猟奇的な彼女  10回戦

演出:土井裕泰
脚本:坂元裕二

最後の凛子(田中麗奈)の手紙で何とか盛り返したものの、
そこまでの南(松下奈緒)絡みの話はまたひどかった。
まだ三朗(草なぎ剛)の気持ち主導で描いていれば
何とかなったかもしれないけど、
南が三朗に甘えて三朗がそれに応える形になったので、
南のキャラが最低になった。
まあ、今さらそんなことに文句を言っても仕方ないけど。

やっと残り1回。
また最後にゴチャゴチャと作為的に盛り上げてきそう。

            採点 5.0(10点満点平均6)


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ハチワンダイバー  7

演出:水田成英
脚本:古家和尚

菅田(溝端淳平)がそよ(仲里依紗)に告白するところ、
“返事はしないでください。
勝ち続けている間だけは僕を嫌わないでください”
“それなら無敵だ”というところは、
もう少しじっくり描いて欲しかった。

斬野(京本正樹)戦の終盤も、
戦況をもう少し詳しく説明してもよかったんじゃないだろうか。
テンポ重視でバタバタと進んでしまうので、
ドラマの楽しみ方がずっと偏ってしまっている気がする。

それでも後半、菅田の妹・歩美(大政絢)の登場から、
里花(安田美沙子)の拉致、
そよの目的が分かるあたりは、
やたらドラマチックに話が展開したもののメリハリはあったと思う。

とくに菅田と歩美の関係を描いたところの
“誰が助けてくれって言ったのよ!”
“言わなくたっていい。こっちだっていちいち助けるなんて言わないから”
というシーンは良かった。

次回は久々にそよの対局か。
あとは菅田の師匠・鈴木(小日向文世)が
どこまで関わってくるかに注目したい。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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ごくせん  第十話

演出:山下学美
脚本:松田裕子

今頃になってやっと生徒たちが
ヤンクミ(仲間由紀恵)のケンカの強さに疑問を持ち、
大江戸一家のことがバレる展開に。
でも、風間(三浦春馬)や緒方(高木雄也)、
主要6人の生徒はあっさり納得して、
この問題で盛り上がることはなかった。

そのあとはまたいつものパターンで、
類型的な父親(名高達男)が出てきたり、
3D全員で疑われた緒方を助けたりという話。

ヤンクミもいつものように不良たちをやっつけたあと、
フツーに啖呵を切ってたけど、
あそこは緒方が疑われて警察に拘留されてるんだから
相手を捕まえて警察に連れてかなきゃいけないんじゃないの?
話の流れに関係なく、
いつものパターンに終始していたのがちょっと滑稽だった。

まあ、父親が中途半端に改心したりせず、
最後までろくでなしのままで、
その上でヤンクミが緒方を勇気づけていたのは良かった。

で、次回はやっと最終回。
なんとアンダーアンカーの桐原さん、
じゃなくて郷田(松田悟志)先輩が仕返しに来るらしい。
それはちょっと面白そう。

            採点 5.5(10点満点平均6)


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Around 40〜注文の多いオンナたち〜  #11 40歳、幸せの決断

演出:吉田健
脚本:橋部敦子

やっぱり予想通りの終わり方だった。
ていうか、他のパターンはないよな、このドラマで。
少しだけ高文(丸山智己)の内面を描いたところが
最終回らしいと言えばらしかった。

初回の終わりの方を見た時は
もう少し深い内容になるのかなと思ったけど、
基本的にはアラフォー世代の身の回りに起きるありがちな出来事を
カタログのように見せただけのドラマだった。

そういう意味ではかなり期待はずれだったんだけど、
ドラマで描くヒロインの年齢が時代と共に上がってきて、
40歳前後をハッキリとターゲットにした作品としては
これでよかったんだと思う。

91年に放送された「東京ラブストーリー」の
赤名リカ(24歳)と同い年だった人も今は41歳。
96年に放送された「ロングバケーション」の
南(31歳)と同い年だった人も今は43歳。
そういう当時のF1層が、
今、共感できる内容だったことは間違いないと思う。

恵太朗(藤木直人)がすごく魅力的なキャラだったとは思わないけど、
意地っ張りだったり頼りなかったりするところはあっても
根っこの部分ではやさしい年下の彼、
というのはやっぱり共感される要素だったと思う。

今後、また同じような切り口でドラマを作るなら
もう少し深いところまで描いて欲しいけど、
とりあえず今回はこういうテイストでOKだったんじゃないだろうか。

ドラマとしてのクオリティーは決して高くなかったものの、
企画をそのまま組み立てた作品としてはそこそこ面白く見られた。

            採点 6.5(10点満点平均6)

                脚本  ★★★☆☆
                演出  ★★★☆☆
                配役  ★★★★☆
                主題歌 ★★★★☆
                音楽  ★★★☆☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★★★☆☆

          平均採点 6.27(10点満点平均6)

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パズル  Final Piece

演出:片山修
脚本:大野敏哉

謎を解くまでにミスリードを入れながら時間をかけたし、
フェイクの登場人物、江田島(橋本さとし)やニコラス刑事にも
それなりのオチをつけていたし、
一応、最終回だけあってまとまっていた方だと思う。

トータルではやっぱり片山修が演出した回が比較的見やすかった。
こういうドラマは編集で会話のテンポなどを上げて、
演出として面白くしていくしかないと思うけど、
そのあたりで片山修は頑張っていたと思う。
まあ、全体的にはいろいろと問題が多すぎて
作品のクオリティーは上がらなかったけど…。

男子生徒の3人(山本裕典・木村了・永山絢斗)は
やりすぎない感じで良かったんじゃないだろうか。
この3人と多面性がある教師という設定は面白かったんだけどな。

そこを十分に活かしたコメディミステリーになっていなかったのが
何とも残念だった。

            採点 6.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★☆☆☆
                演出  ★★☆☆☆
                配役  ★★☆☆☆
                主題歌 ★★★☆☆
                音楽  ★★★☆☆
                新鮮さ ★☆☆☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆

          平均採点 5.70(10点満点平均6)


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2008/06/20

ラスト・フレンズ  最終話

演出:加藤裕将
脚本:浅野妙子

もうひとり死ぬぞ、死ぬぞと思わせて、
やっぱり死なずにほのぼの終わるという
最後までベタなエンタメに徹した内容だった。

ラストはもしかして美知留(長澤まさみ)が死んで
「素顔のままで」エンディングになるのかと思ったけど、
さすがにそこまではしなかった。
まあ、終わり方としては無難だったと思う。
もともとそういう軽い作りだったし。

それにしても、妊娠してる美知留に対しておばちゃんが“ご飯おねがい”とか、
迫り来るダンプカーのあとに美知留が皿を落として割るとか、
演出は完全に「くりぃむしちゅーのたりらリラ〜ン」でやっていた
「ベタな世界」の域にまで達してたなあ。
笑えるシーンはこの最終回が一番多かったかもしれない。

全体的には群像劇にさえなっていなかったので、
エリ(水川あさみ)が小倉(山崎樹範)のことを
私にとってはいい男だったと言ったり、
小倉が離婚していきなりエリにプロポーズしたりするくだりは
ほとんど説得力がなかった。
でも、瑠可(上野樹里)がレースの記者会見を終えた後の
瑠可とエリのシーンはそれなりに良かったから、
エリに関してもまあ、あれでいっかという感じだった。

結局、このドラマはいろいろな重たい問題自体は掘り下げずに、
そこに関わる人間関係だけでストーリーを組み立てた作品だった。
もしかしたら作っている側はそういう問題を
掘り下げているつもりだったのかもしれないけど、
出来上がりとしてはそうではなかった。
ただ、結果的にそれが高視聴率につながったんだと思う。

実際は誰も自分と関係ない問題に本気で頭を悩ませたくないし、
ましてやドラマを見ながらそんな問題を考えたくもないだろうから、
誰かが殴られたり、血を流したり、死んだりするところで盛り上げて
エンターテイメントにすれば、
テレビの前では多くの人が楽しめるということなんだと思う。
そういう意味では「ホカベン」の前半の低視聴率に対して
このドラマの後半の高視聴率は象徴的だった。

とりあえず、のだめのイメージが強かった上野樹里が
瑠可役を熱演していたということは覚えておきたいドラマだった。

            採点 6.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★☆☆☆
                演出  ★★☆☆☆
                配役  ★★★★☆
                主題歌 ★★★★☆
                音楽  ★★★☆☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★★★★☆

          平均採点 6.18(10点満点平均6)

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2008/06/19

週刊 真木よう子  第12話「チー子とカモメ」

演出・脚本:三木聡
出演:真木よう子、永作博美、山崎一、他

三木聡らしい作品でかなり良かった。
もちろん、好き嫌いは出る作風だろうけど、
同じようなものを作ろうとしても
やっぱり作る人で完成度には差が出るもんだなあ。

絵もキレイだったし、
会話の流れもテンポがあって良かったと思う。
“冷し中華はじめたい”などの小ネタも面白かったし。

ただ、永作博美の存在感に比べると
真木よう子の滑舌の悪さは痛すぎた。
会話の面白さも半減した感じ。

次回は特別編なのでドラマとしてはこれで終わりだけど、
個人的にはこの企画で真木よう子の評価はかなり下がった。
もう少し器用な人だと思ってたんだけどな。

「中野の友人」や、この「チー子とカモメ」など、
いいなと思った回もいくつかはあったものの、
全体的には期待を大きく下回った。
企画は悪くなかっただけに残念だった。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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ホカベン  最終話

演出:佐久間紀佳
脚本:秦建日子

判決まで描かないラスト自体はアリだったと思うけど、
それなら中身はもっとシビアにやって欲しかった。
結果的にゆるい最終回になってしまった感じ。

まず、灯(上戸彩)が原告側の弁護にまわるまでの
心の動きがほとんど省略されていて、
不破(勝村政信)の病院に駆けつけた時には
もう“お願いがあります”とやる気になっていたのがすごく残念だった。

一応、一度信じようと決めた人を最後まで信じると決断して
杉崎(北村一輝)の言う通り原告側にまわったというような説明だったけど、
テーマとしても、灯が主人公という設定からしても、
ここはもっとしっかり描いて欲しかった。

所長(大杉漣)や怜子(りょう)が
単純なキャラになってしまっていたのも残念だった。
エムザ側にもエムザ側の理論や正義があるはずで、
そこをもっと明確にして灯と真剣に言い合って欲しかったんだけど…。

本当に100人の弁護団を出さないにしても、
もう少し被告側の席には多くの弁護士を入れて、
それでも依頼人の利益を守るべきだと正面から戦って欲しかった。

そういう両方の考えがしっかり描けていれば、
ラストで判決を出さなくても見る側がそれぞれ考えられたと思う。
でも、そこが曖昧だったのでラストも中途半端な感じな印象になった。

8話から最終エピソードをやって、
裁判の内容もしっかりと描けばそれなりに形になったかもしれないけど、
結果的に風呂敷を広げすぎちゃった感じだなあ。

まあ、杉崎(北村一輝)が自分の意見を言った時に
裁判官が今の発言は認められないとハッキリ言ったところや、
富田(大倉孝二)が法廷の証言で
杉崎は自分の本質を見てくれなかったと言ったところ、
灯を襲った犯人が世論の曖昧さなどを指摘したようなところは、
それなりにエッジは効いていたと思うけど。

うーん、やっぱりこのドラマは6話までだったかな。
視聴率は本当に低かったけど、
6話までは迷わずに作りたいものを作ったという印象はあった。
本当の正義とは何か、弱者を救済するとはどういうことか、
そのあたりが明確な結論として描かれなくても
響いてくるものは十分にあった。
それが7話以降に消えてしまったのは残念だった。

            採点 6.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★★☆☆
                演出  ★★★★☆
                配役  ★★★★☆
                主題歌 ★★★★☆
                音楽  ★★★★☆
                新鮮さ ★★★☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆

          平均採点 6.85(10点満点平均6)


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無理な恋愛  最終回 すばらしき人生

演出:塚本連平
脚本:岡田惠和

かえで(夏川結衣)が立木(堺正章)を選ぶというラストだった。
まあ、立木が主人公だし、
ドラマとしては一番素直なエンディングか。

エピローグ的なものは一切付けずに
かえでの選択に立木が喜ぶところまでで終わらせたのは、
少し物足りなかった感じもする。
でも、このドラマは第2の人生をスタートさせる団塊の世代にスポットを当て、
その生き方や残りの人生の可能性をコミカルに、
時にはせつなく描いた作品だったと思うので、
かえでが最終的にどういう選択をするかには、
じつはそれほど大きな意味があったわけではないと思う。

立木が菊原(坂口憲二)との会話の中で話した
“いくつになっても恋をしろ”はよく使われるフレーズだけど、
そのあとの“恋をするってことは生きるエネルギーなんだよ。
だから逆を言えば、片思いの方がいいのかもしれないな”という部分が、
むしろこのドラマの本当の結論だったかもしれない。

そうは言っても世代間のギャップを切り口に、
かえでを挟んだ立木と龍彦(徳井義実)の対決を中心に
物語は進んできたわけだし、
ドラマとしてどちらかを選ばないと落ち着かない。
そういう意味ではこういう終わり方で良かったんだと思う。

そのかえでの選択の裏付けで印象的だったのが、
かえでが助演女優賞を受賞した映画祭が始まる前に
龍彦が律子(鈴木砂羽)にプロポーズの計画を話した時の
律子が返した“龍彦君、恐いんだ、普通に言うのが”というセリフ。

ここまで龍彦の変化はうまく描けていて
龍彦にもそれなりの可能性はあったものの、
ドラマ上は1年が経過して
かえでは助演女優賞を受賞して次の映画も撮っている状況。
ゼロから再スタートした立木は菊原と新しいレーベルを立ち上げて
すでに新人アーティスト(砂川恵理歌)も発掘しているという状態。

その中でまだ何も実績を残せていない龍彦が
その自信の無さから奇をてらったプロポーズを計画して、
それを律子らしく評した言い方がすごく印象的だった。
個人的にはこのシーンがあったので
かえでの選択も無理な感じはしなかった。

このドラマ、3話以降の中盤はかなり面白かったと思う。
それだけに初回の出だしは本当に残念な作り方だった。

たぶん、団塊の世代と言えば一般的に…、
というエクスキューズを最初に入れたかったんだと思う。
でも、それがかえって見る側の興味を削いだ結果になった。
そういうセオリーは今のドラマに向かないんだと思う。
ただ単によくあるドラマか、と思われて
その先を見てもらえないだけなので。

最初から立木の大人としての格好良さをもっと前面に出して、
まわりから思われている印象ではなく、
立木の内面にあるネガティブさだけをうまくマイナス要素として出せたら、
スタートダッシュにも成功していたように思う。

登場人物はすごく効果的に配置されていたし、
さすが岡田惠和と思わせるセリフの組み立てもあったし、
出だしのつまずきがなければ…、と思うと
何とももったいなかった。

でも、1・2話で見るのをやめずに最後まで見た人は
意外と楽しめた作品だったと思う。

            採点 6.5(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★☆
                演出  ★★★☆☆
                配役  ★★★☆☆
                主題歌 ★★★☆☆
                音楽  ★★★☆☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆

          平均採点 6.55(10点満点平均6)


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おせん  第九話 カツオブシ王子の首飾り

演出:南雲聖一
脚本:神ひとえ

最後は今回と最終回を使って、
鰹節、本枯節の話。
ドラマのテーマには合っているので
それなりに見応えはあった。

とくにおせん(蒼井優)がなりふり捨てても
時代と戦いながら本物を守っていこう、
つないでいこうとする姿勢は描けていたと思う。
食の人情ドラマとしては
舌の記憶に訴えていくという内容もいいんじゃないだろうか。

留吉(向井理)のキャラはまた行き当たりばったりな感じだけど、
とりあえずこの流れなら最終回も期待はできそう。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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絶対彼氏  010

演出:佐藤源太
脚本:根津理香

梨衣子(相武紗季)がコンクールの本選に出場できることになり、
しかも、パリでパティシエの修行もできるということで、
創志(水嶋ヒロ)から一緒にパリへ行こうと誘われる展開に。

一方、ナイト(速水もこみち)は、
梨衣子が創志のことで悩んでいると思って創志に気持ちを問いただすものの、
創志から留学のことを聞かされ、
悩んでいる原因はむしろ自分の存在であることを知る。

結局、ナイトは梨衣子の夢が叶うことを一番に考え、
ずっと待っていると梨衣子に約束した状態で
クロノスヘブン社へ連れて行かれることになった。

ナイトが処分されることを知って、
梨衣子は創志を振り切ってクロノスヘブン社へ向かうものの、
初期化のキーが押されてエンディング。
最終回前の盛り上がりとしては十分だったと思う。

創志も美加(上野なつひ)も
ナイトがロボットであることをあっさり信じるなあ、
というツッコミはおいといて、
創志がやっと真実を知ったので、
本気で梨衣子とのことを考える下地はできた。

あとは最終回でナイトをどう描くかだけど、
今回もナイトの絶対彼氏ぶりは良かったと思う。
“プログラムじゃないよ。知ってるでしょ。愛してるから”
とまで言って梨衣子を想う感情は、
他者が暴力的に消去してはいけないと思わせるだけの説得力があった。

さあ、あとは最終回。
最後まで丁寧にまとめて欲しい。

            採点 7.5(10点満点平均6)


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2008/06/17

CHANGE  6

演出:平野眞
脚本:福田靖

とにかく話の切り口が単純なのでツッコミどころは満載。
前回、あれだけ朝倉(木村拓哉)は勉強熱心になっていたのに
小児科医が足りないことは知らなかったのかとか、
いろんな問題点を吟味してないのに
なぜ小児科医が足りない問題を優先順位の1位にできるのかとか…。

でもまあ、政界を舞台にしていても
本気で政治を描いているわけではないから
こういうお気楽な感じでいいんだと思う。

かなりあっさりと残りの事務秘書官や
野党の代表(高橋英樹)までシンパになったけど、
そのぶん神林(寺尾聰)の悪さはハッキリと出たと思う。
で、最後は神林が美山(深津絵里)から切り崩しにきたのも
分かりやすい展開で良かった。

さすがにマスコミへの対応は都合よく描きすぎたと思う。
あんな会見を本当に総理大臣がしたら、
ゲスト出演していた笠井アナが「とくダネ!」の特もりコーナーで
ニヤニヤしながら下世話な解説したりするんだろうな。

そういうこともひっくるめた
手の込んだ絵空事としてはアリだったと思う。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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猟奇的な彼女  9回戦

演出:山室大輔
脚本:坂元裕二

凛子(田中麗奈)と信彦(池内博之)の結婚が破談になるまでを
まったく目新しさのない内容で
しかも1時間かけてやるって逆にすごい。

さらに、途中からどうでもいい扱いだった南(松下奈緒)が
また2人の間に入ってきそうになったところで、
取って付けたように男に襲われてケガ。
今度は三朗(草なぎ剛)が南を心配する展開になるらしい。

どうせ視聴者はこういうベタな展開が好きなんだろうとか思って
ワザとやってるんだろうけど、
もう視聴率は5%台だしなあ。
志も視聴率も低いんじゃどうしようもない。

            採点 5.0(10点満点平均6)


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2008/06/15

ハチワンダイバー  6

演出:八木一介
脚本:古家和尚

二こ神(大杉漣)と海豚(池田鉄洋)の再戦は、
また煽りに煽った見せ方だった。
菅田(溝端淳平)が二こ神の弟子になろうと決意する心の動きも
弟子になってからの修行も見どころはあっただけに、
前半はもう少し抑えた演出でもよかったと思う。

ていうか、演出過剰な見せ方で、
中身の面白さが薄くなってしまった気がする。
プロ棋士としての海豚の気持ちも中途半端な描き方になってしまったし、
海豚のキャラはもう少し考えて欲しかった。

菅田が白くなったみるく(仲里依紗)の前で
打倒、斬野(京本正樹)を誓って修行生活が始まってからは、
見せ方もメリハリがあって面白かったと思う。
ドラマとしての落とし所も何となく見えてきたし。

次回は斬野との再戦。
みるくの出番もまた増えるだろうし、
ちょっと期待したい。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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ごくせん  第九話

演出:佐藤東弥
脚本:横田理恵

もうパターンだけでなく、
内容も同じ事の繰り返しになってきた感じ。

前半の幽霊騒動は悪い奴らとつきあい始めた村山(夕輝壽太)たち5人が
他の3Dの生徒たちを子供じみていると見るために入れたんだろうけど、
あまりにもトーンが違いすぎてシラけてしまった。

なんでこのシリーズは
ヤンクミ(仲間由紀恵)が大江戸一家の孫娘であることを
うまく使わないんだろう。
いくら水戸黄門並みのマンネリズムを信条としているとはいえ、
内容に変化が無さ過ぎる気がする。

            採点 5.5(10点満点平均6)


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ROOKIES  第7回

演出:中前勇児
脚本:いずみ吉紘

江夏(上地雄輔)がいる目黒川高校との試合を前に、
池辺教頭(浅野和之)が部長に就任して技術力がアップ、
意見のぶつかり合いを経てチームワークもアップ、
という内容が中心だった。

こういう内容はどうしても
各メンバーの個性を川藤(佐藤隆太)がひとりずつ話したり、
それぞれのメンバーがひと言ずつセリフを言ったりと、
見せ方がセオリー通りになるので、
全体のテンポはあまり上がらなかった。

まあ、今回は常に平塚(桐谷健太)オチで話を進めていたので
それなりにメリハリはあったと思うけど。

で、いよいよ試合が始まって…、
というところで次回もバレーボール中継のためにお休み。
こうなると野球が出てくるドラマじゃなくて
バレーボールを扱ったドラマにしとけば
出演者の番宣もやりやすかっただろうに。

いよいよこれからというところで
畳み込めないのは残念。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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古畑中学生 〜古畑任三郎、生涯最初の事件〜

企画:石原隆、金井卓也
プロデューサー:関口静夫、永井麗子
演出:河野圭太
脚本:三谷幸喜
音楽:本間勇輔
制作:フジテレビ、共同テレビ
出演:山田涼介、タモト清嵐、原田泰造、浅野和之、福田麻由子、甲本雅裕、
   石田太郎、温水洋一、石田ゆり子、小林隆、田村正和、他

実は古畑(田村正和=山田涼介)と同級生だった
向島(小林隆=タモト清嵐)からの視点で描いていたところが
とにかくポイント高かった。
困った時の向島という感じがしないでもないけど、
これでシリーズの色合いが強く残ったと思う。

中学生の古畑も、しゃべり方や仕草というより、
人をあごで使ってしまうようなところで
のちの古畑を彷彿とさせていたので、
かえってモノマネみたいにならなくて良かった。

ストーリーとしては最初に犯人が分かる作りではなかったので
いつもの「古畑」の雰囲気とは違ったものの、
古畑が影響を受けた人物が最後に分かる構成だったので
これはこれで良かったと思う。
最初は前振りの細かい事件と思わせておいて、
全部繋がっていたという構成も悪くなかった。

まあ、野々山(原田泰造)ではなく、
教頭(浅野和之)が影響を受けた人物だったというのは
服装とキャスティングで初めから想像できてしまったけど、
事件が解決して自転車をこいで帰る姿でかなり締まったと思う。

それにしても浅野和之は裏番組の「ROOKIES」にも出演していて、
しかも、両方とも教頭というのはすごいなあ。
前から教頭役は多い人だけど、
同じ時間帯の裏表で教頭というのは珍しいかもしれない。

古畑と福田麻由子が演じた明日香との絡みは
もう少し深いものになると想像していた。
でも、お寺の夜の会話は古畑らしさが出てたし、
それなりのムードは出ていたからいっか。

ラストカットで古畑と向島が並ぶ写真の後ろに
イチローのサインバットが置かれていたり、
とにかく古畑が、というより、
その後の向島の人生を思うと感慨深かった。

            採点 7.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★☆
                演出  ★★★★☆
                配役  ★★★★☆
                音楽  ★★★★☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★★★☆☆


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キミ犯人じゃないよね? 10

演出:都築淳一
脚本:林誠人

一応、最後の事件はさくら(貫地谷しほり)の過去も絡めたものだった。
初回でさくらのフラッシュバックが出たのは
両親の写真がある仏壇の前だったし、
宇田川(要潤)が聞いてもとくにさくらは両親の死因を言わなかったので、
何か両親の死に関係してることかと思ったけど、
さくらが人違いで誘拐されてすぐに解放されたというだけだった。

その間違えられた相手がお金持ちの息子だった宇田川で、
しかも、子供の時に宇田川がさくらを見て
“もってかれた”と思っていたという繋がりは
それなりに面白かったとは思う。
でも、それなら初回であんな見せ方しなくてもよかったのに…。

初回と最終回の両方で宇田川がさくらに
“キミ犯人じゃないよね?”と聞く場面や手錠をはめるシーンがあったり、
形としてはまとめていたと思う。
もともとシリアスな内容を期待してたわけでもないし、
最終回の作りとしてはどのみちこんな感じか。

全体的には始まる前に期待していたようなテイストではなかった。
こういうドラマは謎解きを本気で楽しめるわけではないから
それ以外のノリを楽しみにしていたんだけど、
思ったほどハジけてなくて期待はずれだった。

もし、メインの演出家と脚本家が岩田和行と小川みづきで、
最初から最後まで7話のようなテンポでやってくれたら
もっと楽しめたと思うんだけど…。
企画自体はそんなに悪くなかっただけに、
それを活かす仕上がりになっていなかったのが残念だった。

            採点 6.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★☆☆☆
                演出  ★★☆☆☆
                配役  ★★★☆☆
                主題歌 ★★★☆☆
                音楽  ★★★☆☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆

          平均採点 5.95(10点満点平均6)


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Around 40〜注文の多いオンナたち〜  #10 事実婚のウソと真実

演出:川嶋龍太郎
脚本:橋部敦子

予告で見せていたことがほとんどすべてだった。
瑞恵(松下由樹)の夫・彰夫(神保悟志)が離婚を切り出すところは
もう少しひねりがあるかと思ったけど、
会社をリストラされたからという
これまたあるあるの王道だった。

ここは前回、子供の意志も示されたので
本当に離婚なんてことにはならずに、
瑞恵が彰夫に発破をかけるとかで元に戻りそう。

子供ができた奈央(大塚寧々)に関しては
高文(丸山智己)が一貫して捨てキャラなので、
オーソドックスにマーくん(筒井道隆)が力になるという形で
収まるんじゃないだろうか。

正式に恵太朗(藤木直人)からプロポーズされた聡子(天海祐希)が
このまま無事に結婚できるかどうかだけが次回の見どころだけど、
恵太朗と聡子の夢の病院の形が少し違うので、
それぞれの夢を追いながらのハッピーエンドという形になると予想。

今回の友康(林隆三)と晴子(加賀まりこ)の事実婚の話は
そのための前振りだったような気がする。
一般的な形でなくても家族にはなれるという意味で。
いずれにしても、そんなに驚きのない終わり方になりそう。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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パズル  Piece 9

演出:木村政和
脚本:蒔田光治

鮎川(石原さとみ)が相手によって
話し方や人間性が変わるのはひとつの特徴なので、
途中で刑事の鎌田(塩見三省)が登場するのはいいと思う。
でも結局、そのあたりを効果的に活かせないんだよなあ。

内容的には悪くなかったと思うけど、
数え歌を最後まで歌うと死ぬと言われてるとか、
数え歌通りに殺人が行われるとか、
パターンとしてはやっぱりいつも同じ。

本筋にはほとんど意味のない桜葉女学院の3人は
どんどん扱いがぞんざいになってきて、
もう後処理さえ行われなくなってきた。

            採点 5.5(10点満点平均6)


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2008/06/13

ラスト・フレンズ  第10話

演出:西坂瑞城
脚本:浅野妙子

最後の頼みの綱だった
ネグレクトされていた男の子(澁谷武尊)のパーツも、
結局、宗佑(錦戸亮)が改めて母親と話すこともなく終了。
これでもう宗佑の内面が描かれることはないんだろうなと思っていたら
そのままラストで宗佑が自殺するという展開になった。

誰が死ぬかということに関しては
もうどんでん返しはないんじゃないだろうか。
あとで美知留(長澤まさみ)が宗佑のことを
何か理解するという話が付け加えられるかもしれないけど。

でもまあ、事が終わったあとの美知留と宗佑の会話、
そのあとの写真を見ながらの宗佑の涙で、
このドラマとしての宗佑は描いていたと思う。
最初からこのくらいのラインで考えていたんだろうし。

それにしても、タケル(瑛太)のトラウマを
ここへ来ても絡ませてこないというのは、
浅野妙子もとことん開き直ってるなあ。
ていうか、お姉ちゃん(伊藤裕子)も
アンダーアンカーの仕事で忙しいんだな、きっと。

神経質なくらいきれい好きそうだった宗佑の部屋に
瑠可(上野樹里)のお守りが落ちていたところは
また都合が良くて笑えた。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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バッテリー  全10回

制作統括:若泉久朗
プロデューサー:岡本幸江
演出:清水一彦、田中健二、中島由貴
脚本:相良敦子
原作:あさのあつこ「バッテリー」
音楽:吉川慶、高見優
主題歌:「少年」Mr.Children
制作:NHK
出演:中山優馬、高田翔、永嶋柊吾、松川尚瑠輝、宮崎香蓮、梶原ひかり、
   森本慎太郎、千原ジュニア、石橋蓮司、斉藤由貴、堀部圭亮、中尾ミエ、
   川村亮介、染谷将太、中村隆太、川原一馬、駒田徳広、北見敏之、
   小西博之、ちすん、森田ガンツ、池谷のぶえ、布施紀行、登野城佑真、
   高橋宗平、田辺弘典、片山徳人、中村鷹人、湯本訓明、他

木曜8時のNHKドラマ新設枠第1弾で、
あさのあつこの「バッテリー」を連ドラ化。
そんなに期待してなかったんだけど、かなり面白かった。

やっぱりこういう作品は演者の器用さに関係なく、
素朴な中学生の真っ直ぐな思いをそのまま描くだけで
キラキラして眩しいくらいだなあ。

巧(中山優馬)、豪(高田翔)、沢口(永嶋柊吾)、東谷(松川尚瑠輝)、
繭(宮崎香蓮)、ひかり(梶原ひかり)、みんな良かった。
あと、やっぱり青波(森本慎太郎)ね。

兄と弟の関係も重要な部分だったけど、
青波は本当に可愛かった。
巧の青波に対する接し方も、キツ過ぎず、アマ過ぎず、
ちょうどいいバランスだったと思う。

巧、豪、青波はジャニーズで揃えてたわけだけど、
中山優馬は本当に野球少年らしくフォームもきれいだったし、
高田翔は坊主頭になっても凛々しかったし、
かなりいいキャスティングだったと思う。
「一瞬の風になれ」もNHKでドラマ化すればよかったのに…。

お母さん役の斉藤由貴はドラマ全体をまろやかにしてたし、
こういう青春ドラマにミスチルの曲は合うな、
ということも改めて感じた。

            採点 7.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★☆
                演出  ★★★★☆
                配役  ★★★★☆
                音楽  ★★★☆☆
                主題歌 ★★★★☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆


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2008/06/12

週刊 真木よう子  第11話「魔女がアタシを」

演出:大根仁
脚本:長塚圭史
音楽:渡辺俊美
出演:真木よう子、緑魔子、和田聰宏、渋川清彦、
   千葉雅子、長塚圭史、吉本菜穂子、他

キャンプまわりの雰囲気は良かったし、
さすがに緑魔子はいろんな表情を見せてくれたし、
内容も悪くなかったと思うけど、
前半の構成がなあ。

真澄(真木よう子)がタエ(緑魔子)の
世話をしなくちゃいけなくなる理由はどうにでも作れるんだから、
真澄が目覚めるところからスタートして
2人のシーンをもっと多くした方がよかった気がする。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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ホカベン  9

演出:佐久間紀佳
脚本:秦建日子

想像とはかなり違う切り口になったけど、
光市事件の公判で弁護士のやり方に注目が集まったあとだけに、
あくまでもフィクションのドラマとしては
ちょっと面白い最終章になったと言えなくもないか。

ただ、やっぱり杉崎(北村一輝)の極端な描き方に
違和感を感じたのも確か。
以前は被害者も被害者の家族も
自分が優秀な弁護士であることを証明する駒でしかないと
思っていたとか、
7年前の事件で初めて相手も人間なのだと気づいたとか、
7年間、ずっと訴えられることを待っていて、
時効の放棄もしていたとか、
不破(勝村政信)とも連絡を取っていたとか…。

分かりやすい構図にはなったものの、
あまりにも準備万端整えて
自分が裁かれることを望んでいる展開になったので、
やっぱり作品のトーンが変わった
7話以降のテイストのままのような気もした。

所長(大杉漣)のスタンスは、
ある意味ハッキリしたので悪くなかったと思う。
弁護士は決して正義の味方ではない、
でも弁護士がいなくては法治国家は成り立たない、
弁護士は人間が不完全な生き物であることの象徴なのだという考えで、
杉崎を守るために、弁護士の存在を守るために、
100人の弁護団を作って戦うというのは、
登場人物のひとりとして必要だった。

そのやり方として黒川(中丸新将)にも協力を仰ぎ、
黒川が最終的に使った手段は
さすがにドラマチックなものだったけど…。
このあたりの見せ方はリアルかリアルじゃないかは別にして、
ドラマでやるとまさにドラマっぽくなるから不思議。

この作品に必要だったかどうかは別にして、
杉崎を愛した2人の女性の描き方も
それなりに面白かったと思う。

前回の怜子(りょう)と倉木(戸田菜穂)のシーンは
ちょっと格好良くさえ見えたけど、
あの時に倉木が言った“私のこと嫌いでしょ?”の意味もハッキリしたし、
幼さが残る灯(上戸彩)との対比という視点でも
大人チームの描き方は悪くなかった。

それはまあいいとして、肝心なのは弁護士としての灯。
まず、所長との会話は印象的だった。
“杉崎先生に不法行為がないのなら、
いえ、多少あったとしても、
杉崎先生のためにできることがしたいんです”

この“多少あったとしても”というフレーズは意外と重要だと思う。
罪を犯したら問答無用で処罰では
それこそ法治国家は成り立たないので。

でも、単に弱者救済を訴えるなら
灯はこの裁判の原告、
被害にあった女性遺族側の代理人として働けばいいはず。
ただ、弱者が誰なのかは立場によって
見え方が変わってしまうこともあるわけで、
だから灯は“誰が正しくて、誰が正しくないのか、
情けないくらい分からなかった。
でも、弁護してとして私が守りたいのは杉崎先生”と言っていた。

立場によって見え方が変わるなら、
本来、弁護士は依頼人の立場になって考えるべきであって、
そうなると灯は所長の頼みを受けて
自分が思った通り杉崎の弁護にまわるのか、
杉崎の“不破先生に何かあったらお前が代理人をやれ”という言葉を受けて
自分の意志と反しても原告側の立場に立つのか、
そこはちょっと面白くなってきた。

いずれにしても最終回をどうまとめるかで
ずいぶんと印象は変わると思う。
ドラマ色が強くなったことを踏まえた上でも
ちょっと期待してみたい。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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無理な恋愛  第10話 男の引き際、最後のデート

演出:塚本連平
脚本:岡田惠和

最終回前としてはオーソドックスな内容だった。
立木(堺正章)がまたゼロから始めようとみんなの前から姿を消したので、
最後に逆転でかえで(夏川結衣)との恋が実ってもドラマになるし、
かえでと龍彦(徳井義実)の関係を立木が祝福するラストになっても
それはそれでさわやかな終わり方になるだろうし。

立木に対するかえでの信頼度だけでなく、
龍彦の成長も自然に描けているので、
どちらでもアリなような気がする。

とりあえず今回は立木の引き際を中心とした内容だったけど、
祥子(青木さやか)や文平(田中圭)、
光代(夏木マリ)をはじめとする家族、
ケンちゃん(ムッシュかまやつ)とヨーコ(尾形沙耶香)も絡めて
なかなかせつなく描けていたと思う。

これから社会に出る朝子(小嶋陽菜)と
リスタートを決意した立木を重ねていたところも、
細かいけど丁寧だった。
朝子があのままだとちょっと存在意味が薄くなったところだけど、
このための年齢差だったんだな、という感じだった。

どういうラストになるにしても、
このドラマはもう無難に着地すると思う。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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おせん  第八話 ごはんが炊けない! 一升庵エネルギー危機

演出:茂山佳則
脚本:高橋麻紀

おせん(蒼井優)が藁での飯炊きにこだわるという話自体は
テーマに合っていたと思うけど、
そのエピソードの組み立て方がまたお粗末だった。
藁を探すところで引っ張るならまだしも、
車を一台手配するのに大騒ぎするとは…。

藁がなくなってしまうキッカケとして登場した
テル子(鈴木蘭々)の同級生・藤木(六角精児)のキャラも、
勝手にブログに一升庵のことを載せて
テル子に抗議されても事の重大さに気づかず、
それでも最後にはいい人で落ち着いてしまうという
何の工夫もないありきたりの設定だったと思う。

御輿の担ぎ手を他から招待して…、という話は
意外とブラックな切り口だったけど、
そこも中途半端にお茶を濁してしたし…。
まあ、もはやこのドラマらしいと言えばらしい作りだったか。

            採点 5.5(10点満点平均6)


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絶対彼氏  009

演出:北川学
脚本:根津理香

梨衣子(相武紗季)とナイト(速水もこみち)、
創志(水嶋ヒロ)と夏美(酒井彩名)のダブルデートの雰囲気や、
コンクールに向けての様子などは悪くなかったと思う。
やっぱりこういうテイストのドラマの場合、
夏美がイヤな女性じゃないというのは
見ていてストレスもたまらないし、
かえってせつなさも出るのでいい。

ただそれだけに、ラストで梨衣子が創志に
“ずっと好きでした”と言うタイミングやシチュエーションは
もっと工夫した方がよかったと思う。
直前までの梨衣子とナイトの雰囲気が良かっただけに、
梨衣子の勝手さが強調されてしまった感じだった。

ストーリー上、どうしても必要な段取りではあったものの、
ここまでのナイトの描き方を考えれば、
ハッキリ梨衣子に好きでしたと言わせずに
ナイトが感じ取るパターンも可能だったと思う。

あるいは、創志からの告白と
梨衣子の気持ちをナイトが知るシーンを分けるだけでも
ずいぶんと印象は違ったと思う。
これまでの段取りが意外と丁寧だっただけに、
ちょっともったいない構成だった。

とりあえず大家さん(峯村リエ)は
常にマイペースでイケメンに反応してくれるので、
そこは安心して楽しめる。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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2008/06/10

CHANGE  5

演出:澤田鎌作
脚本:福田靖

前半30分は、いったいこのドラマはどこへ向かおうとしてるんだろう、
と思ってしまうくらいの違和感だった。
最後まで見れば前半にも意味があったのは分かる。
でも、さすがに長すぎた。

もしかしたら想像以上に
福田靖は三谷幸喜の「総理と呼ばないで」を意識してるんじゃないだろうか。
自分にもシットコムは書けるということを誇示してるような、
しつこいくらいのたたみかけ方だった。

最初からこのドラマがそういうテイストの作品だったら
別にかまわなかったと思う。
シットコム自体のテンポはそんなに悪くなかった。
でも、ここまでの流れを考えれば、
作品全体の不安定さを露呈するような前半だったと思う。

とりあえず、初めての休日ではしゃぎまくる朝倉(木村拓哉)を
前半でたっぷり見せておいて、
実は毎晩勉強しているので日米構造協議の内容も把握していたという作り。

さらに、前半のドタバタで韮沢(阿部寛)の娘(上原美佐)が
恋人(忍成修吾)を連れてくる話があり、
実際に会って話してみなきゃ分からないという部分が
朝倉とアメリカ通商代表のビンガム(ニコラス・ペタス)との直接会談、
朝倉と事務秘書官のひとり・郡司(平泉成)との関係にも
つながってくるという作りだった。

たぶん、プロット自体はそんなに悪くなかったのに、
仕上げ方のバランスが悪かったんだろうなあ。
そう思うとかなりもったいなかった。

全体としては朝倉の姿勢が官僚にも少しずつ影響を及ぼしていくという
定番の流れは見えてきた。
あまりにもあっさり味方が増えていってもつまらないし、
神林(寺尾聰)はもっと手強い感じで描いてくれるといいんだけど…。

「パズル」の4話に続き、
ニコラス・ペタスは相変わらず器用だなあ、とは思った。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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2008/06/09

猟奇的な彼女  8回戦

演出:川嶋龍太郎
脚本:坂元裕二

凛子(田中麗奈)に親が決めた結婚話が進んで
父親・誠司(蟹江敬三)が上京。
三朗(草なぎ剛)を試すために
もう自分の命は長くないと誠司が嘘をつき、
三朗は凛子と相手の男・信彦(池内博之)が会う食事会に乗り込むよりも
誠司の病院を探すことを優先させるという話だった。

嘘だと分かっても三朗はむしろそれを喜び、
めでたく三朗は誠司に認められる流れに。
ただ、誠司には借金があるという話も唐突に出てきて、
それを肩代わりしてもらうために
凛子は信彦との結婚を考える展開になった。

誠司がピアニストをあきらめた原因は
子供の頃に凛子を助けるためにケガをしたからだとか、
とにかく今回も作為的なエピソードを目一杯詰め込んだ内容。
すべて収録済みの作品なので修正することもできず、
だんだん気の毒な感じになってきた。

            採点 5.0(10点満点平均6)


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ごくせん  第八話

演出:山下学美
脚本:江頭美智留

神谷(三浦翔平)の親子関係だけでなく、
熊井(脇知弘)の話も絡めていたので
多少は変化が出たかも。
バトルシーンもいつもとはパターンを変えていたし。

熊井の子供が生まれた時に
風間(三浦春馬)や緒方(高木雄也)が
子供が生まれるってスゴイと感動したシーンは
ちょっと説得力がなかったけど、
そのあとに神谷が家に帰って
疲れて寝てしまった母親(宮崎美子)の前で
ご飯を食べるシーンは良かったと思う。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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ROOKIES  第6回

演出:武藤淳
脚本:いずみ吉紘

バレーボール中継で2週間放送が空いたあとの第6話。
新庄(城田優)が打席に入るところで前回は終わっていたので、
話の繋がり、盛り上がりの継続という意味では
やや失速した出だしだった。

でも、このドラマはワンシーンごとにやたら濃く作るので、
すぐに作品の世界観に戻れたのも確か。

しかも、川藤(佐藤隆太)が国松(田口浩正)を殴った問題、
元野球部キャプテンである村山校長(伊武雅刀)が
すべての責任を取って職を辞する話、
新しい校長(大杉漣)に野球部が喫煙を疑われる話、
かつて暴行事件を起こした江夏(上地雄輔)の登場と、
次々にストーリーが進んだのでダレることはなかった。
やっぱりこのテンポの良さは大きな魅力だな。

ベタな内容でも各シーンは依然として惹きつけるものがあるので、
このまま後半も熱くやって欲しい。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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キミ犯人じゃないよね? 9

演出:田村直己
脚本:加藤淳也

それなりに殺人方法には手間をかけていたし、
犯人が棋士であることも考慮してたとは思うけど、
とくに面白みもなく、フツーの内容に。

もっとバカバカしくやって欲しいなあ。
そういう意味では小川奈那が一番ハジけてて面白かった。

次回は最終回。
さて、さくら(貫地谷しほり)の過去はどう描かれるのか。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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Around 40〜注文の多いオンナたち〜  #9 誕生日にプロポーズ!?

演出:坪井敏雄
脚本:橋部敦子

瑞恵(松下由樹)の話はやっぱり目新しさがなかったけど、
いつか瑞恵が離婚して家を出ていくつもりであることを
洋介(木村遼希)が感じ取っていたところまでセリフにしていたのは
ちょっと丁寧な流れだった。

女性陣がメインのドラマだから
夫の彰夫(神保悟志)の描き方が類型的になるのは仕方ないと思う。
ただ、予告を見ると、これであっさり終了というわけでもなさそう。

高文(丸山智己)との離婚を決意した奈央(大塚寧々)も
普通にそのままマーくん(筒井道隆)の方へと流れる段取りでもなさそうだし。

次回はかなり話が動きそうなので
ちょっと面白くなるかも。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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パズル  Piece 8

演出:宮下健作
脚本:林壮太郎

和歌の暗号を解いていくところは
そんなに悪くなかったと思う。
鮎川(石原さとみ)が深読みしすぎて
御輿の置物を壊してしまうところなんか意外と面白かった。

でも、ダイイングメッセージはさすがにムリがあった。
死に際にバネを探すくらいなら人を呼べたと思うし…。
遺書の真相もひねりがなかったし、
最後がまた雑なまとめ方で残念だった。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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2008/06/06

ラスト・フレンズ  第9話

演出:西坂瑞城
脚本:浅野妙子

基本的にこれはバブリーな頃のトレンディドラマの作りに
DVや性同一性障害や児童虐待などの問題を
単にアイテムとして加えた企画モノのエンターテイメントだけど、
ついに訪れた瑠可(上野樹里)と宗佑(錦戸亮)の直接対決の途中で
タケル(瑛太)が持っているマグカップが壊れるという
古典的な描写が入った時は、
あまりに絶妙なタイミングで思わず吹き出した。
ちょいちょい笑わせてくれるなあ、このドラマは。

もしそれぞれの問題をきちんと扱っていて、
宗佑の内面などもここまでに描いていたら、
瑠可が言った“あんたの愛なんか本当の愛だとは思えない”にも
深い意味が出て見応えはあるんだろうけど、
そこはエンタメに徹しているので
宗佑の鬼畜さを前面に出して盛り上げていた。

その方がウケるんだろうし、
実際、視聴率も高いわけだから、
商売の仕方としては正しいんだと思う。

もうここまで来たら誰が死ぬのかに注目して
最後まで楽しみたい。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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週刊 真木よう子  第10話「ひなかの金魚」

演出:神徳幸治
脚本:黒木久勝
出演:真木よう子、池田鉄洋、市川しんぺー、ヨネスケ、他

設定としては分かるものの、
よう子(真木よう子)と健二(池田鉄洋)の心理が
効果的に描けてると思えなかった。
深夜ならではの雰囲気モノかな。

            採点 5.5(10点満点平均6)


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2008/06/05

ホカベン  8

演出:吉野洋
脚本:阿相クミコ、浜田秀哉
脚本監修:秦建日子

ラスト2回で杉崎(北村一輝)の問題をやる上で、
灯(上戸彩)がプロボノの仕事が楽しいと思い始めていた方が
メリハリがつくという狙いで
前回と今回のラストをマイルドにしたっぽい。

そういう判断も分からなくはないけど、
あまりの低視聴率のせいか
単に日和っただけのような気がするな。

松岡(鳥羽潤)が医者を目指した頃の気持ちを思い出す過程は
あまりにもおざなりな描き方だったし、
最終的に財団からの招待を断る藤木(三上市朗)に関しても
小道具のような登場人物としてしか描かれなかったし、
大学病院の系列に関する黒い部分はほとんど省略されてしまったし、
結果的に今回も内容としては
フツーの勧善懲悪的な浅い弁護士ドラマになってしまった。

医療過誤の案件自体が怜子(りょう)からプロボノに持ち込まれた時は、
プロボノを存続させたいという個人的な気持ちと
エムザの顧客である系列病院側の利益を考える弁護士としての判断、
その曖昧な部分をうまく突いていくのかなと思ったけど、
それもなくただ単純な話に終始していた。

もう最後をどう終わらせるかが優先で、
そのためにこの話が挟み込まれただけなんだな、きっと。
さて、ラスト2回はどこまで挑戦できるのか。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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無理な恋愛  第9話 彼女の父は同じ年

演出:植田尚
脚本:岡田惠和

お互いが誰かも分からないまま
立木(堺正章)とかえで(夏川結衣)の父親・幹二(前田吟)が
飲み屋で偶然に会うという、
思いっきりベタな展開になったものの、
さすがにそのままやるのはくだらないので
その後のお約束はスルーしていた。

会話の中で幹二も若い女性に片思いしていたことが語られたり、
その女性に東京でバッタリ会うはずがないと言ったり、
最後には名刺交換してその場で相手が誰かすぐに分かったり、
このシーンはありがちなパターンを意識的にやりながら
わざと展開を外していくというような見せ方。
ここは作ってる方がちょっと面白がってやってるような感じにも見えた。

で、メインとしては、
もう得点が増えることはない立木が得点を無くし始め、
若いかえでや龍彦(徳井義実)が
夢に向かって前進する過程を描いた内容。

そういう意味では終盤に向けての最後の助走で
ちょっと地味な回だったけど、
細かいセリフは丁寧だったと思う。
派手なセリフではじゃなく、
普通の言葉で登場人物の心理をうまく表現していた。

あと、立木が会議でそろそろ現場はもういいでしょうと言われて
文平(田中圭)が怒って立ち上がろうとした時に
それを止めた祥子(青木さやか)の表情がすごく良かった。
最初の頃はちょっと作り過ぎな感じもしたけど、
中盤以降の青木さやかはすごくいいなあ。

ZUKANはリアルなメジャーデビューの前日に
初動が悪かったというストーリーになって
ちょっと可哀想だった。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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おせん  第七話 おせん、非情のリストラ

演出:南雲聖一
脚本:高橋麻紀

一升庵全体の老舗の雰囲気や
板長としての清二(杉本哲太)のキャラクターが
最初からしっかり描かれていれば、
こういうありふれたストーリーでも
それなりに見せられるだろうけど、
基本的にこのドラマはその場凌ぎなので
どうしても訴えるものは弱くなる感じ。

塩麹と留吉(向井理)をもっと最初で繋いでおけば
もう少し別の見せ場があったかもしれないけど、
今回はいくら何でもストーリーに捻りがなさすぎた。

            採点 5.5(10点満点平均6)


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絶対彼氏  008

演出:土方政人
脚本:根津理香

ふじ子(真矢みき)は
新型ロボット・トシキ(阿部力)に会わないまま、
梨衣子(相武紗季)から話を聞くだけで
ナイト(速水もこみち)の正体を信じる展開だった。

ふじ子もロボットである可能性が
まったくなくなったわけではないけど、
前回の描き方を見るともうそれはないかな。

そういう意味では若干、説得力には欠けたけど、
これまでのふじ子のキャラクターや
細かいエピソードの積み重ねもあったのでまあいっか。

ナイトとトシキのパワーバトルは
ドラマらしい面白さもあったし見せ方も良かった。
ただ、それを創志(水嶋ヒロ)が見ることはなく、
トシキはあっさりと解体処分に。

もしかしたらこのまま創志は
ナイトがロボットであることに気づかずに
最後まで行くような気もしてきた。
ふじ子だけがすべてを分かった上で結末を見守るという感じで。

新型ロボット投入自体はそれほど盛り上がらなかったけど、
冒頭に梨衣子とナイトが髪型で遊んでるシーンがあったりして、
梨衣子のナイトに対する接し方が少しずつ変わってきている様子は
ゆるやかに描けていると思う。

その変化と創志との関係が最後までバランス良く描ければ
ナイトがロボットであることが決定的なポイントになって
ドラマチックなラストを迎えられると思う。

それにしても大家さん(峯村リエ)はずっと面白いなあ。
“お風呂にする? それからまたお風呂にする?”は笑った。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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2008/06/03

CHANGE  4

演出:平野眞
脚本:福田靖

今回はテーマがハッキリしていてまとまりがあったと思う。
単に難しいことは分からないということを強調するだけでなく、
約束を守るという切り口で
朝倉(木村拓哉)が実際に行動しているところが良かった。

ネタとしての官僚との戦いは
こういうドラマならあって然るべきだけど、
小野田(中村敦夫)の使い方に変化があって効いていたと思う。

朝倉と直接話をして、
“神林(寺尾聰)先生は間違えたなあ”とつぶやいたシーンは、
今後の展開に興味を抱かせるいいシーンだった。

厳密にはダムを造った経緯自体も問題なはずだし、
そこから税金の使い方の問題も出てくるだろうけど、
そこまで一度にやると話に収拾がつかなくなるので
今回の話はこれでいいと思う。

最初は先輩官僚に遠慮していた美山(深津絵里)が
最後には首席秘書官としてビシッと決めるところも含めて、
分かりやすさとエンターテイメント性は
しっかり維持していたんじゃないだろうか。

SP(大倉孝二)が感情的にも総理を守りたくなっていく過程は
「総理と呼ばないで」にもあったけど、
これもエンタメの王道としてやっぱりあると面白い。

朝倉が総理大臣になる過程の2〜3話は
フィクションとしてもかなりムリがあったものの、
総理大臣になってからのエピソードなら
ドラマとしてそれなりに楽しめるかも。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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猟奇的な彼女  7回戦

演出:土井裕泰
脚本:坂元裕二

もう一気に相思相愛モードという感じ。
ということで、三郎(草なぎ剛)が
凛子(田中麗奈)に振り回されて論文のデータを無くし、
凛子がゴミ捨て場から見つけてくるとか、
頼まれて弾けないピアノを三郎が一生懸命弾くとか、
盛り上げるためのお約束の連続だった。

でも、凛子が三郎の部屋に
たくさんのイルカの折り紙を吊していたところと、
舞台でキスしようとしたら幕が開いて観客が入っていたところは
何とか場面としての変化が出たので悪くなかった。

            採点 5.0(10点満点平均6)


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2008/06/01

ハチワンダイバー  5

演出:水田成英
脚本:古家和尚

二こ神(大杉漣)の予言通り、
菅田(溝端淳平)はみるく(仲里依紗)に
ぱふぱふしてもらったことから集中力を欠き、
斬野(京本正樹)の奇襲を許す結果に。

ちなみに斬野が使った新石田流は、
原作の監修者・鈴木大介八段が編み出した戦法。

文字山(劇団ひとり)戦の終盤もあったため、
斬野戦はかなりあっさりと終局までが描かれてしまったけど、
もう少し将棋の戦術について解説があってもよかったかもしれない。

あんまりマニアックになっても
将棋に興味がない人には楽しめないけど、
そろそろ将棋自体の面白さや奥深さを
具体的に描いてもいいような気がする。

その具体性があれば、
エンタメにもさらに奥行きが出ると思うんだけど…。

まあ、みるくとそよを使い分ける仲里依紗のいろんな表情が
今回くらい楽しめればいっか。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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トップセールス  全8回

制作統括:岩谷可奈子、吉川幸司
演出:吉村芳之、西谷真一
作:山本むつみ
音楽:栗山和樹
主題歌:「孤独の向こう」平原綾香
共同制作:NHKエンタープライズ
制作:NHK
出演:夏川結衣、椎名桔平、石田ひかり、山口馬木也、大沢健、十朱幸代、
   石橋蓮司、蟹江敬三、山本龍二、上田耕一、鈴木一真、塩谷瞬、
   梅沢昌代、佐藤仁美、塩野谷正幸、櫻井章喜、風間トオル、りょう、
   山田辰夫、遠藤憲一、ベンガル、原田大二郎、小宮孝泰、野添義弘、
   浅茅陽子、モロ師岡、川西健司、中島ひろこ、坂上忍、嘉津山正種、
   柏原収史、陰山泰、高瀬春奈、草野康太、悠木千帆、真実一路、
   秋野暢子、浅利陽介、野村真美、松澤一之、浅見れいな、金子昇、
   寺泉憲、磯部勉、パク・ソヒ、上杉陽一、細見大輔、剣持直明、
   益岡徹、高橋長英、北村有起哉、若松武史、中西良太、天城純子、
   根本博成、利重剛、夏八木勲、松原菜野花、他

1970年代から現代にかけて、
自動車業界で成功を収めた女性の一代記。
描かれる期間と放送回数を考えると
かなり駆け足の印象も強かったけど、
いろんな魅力が詰まったドラマだった。

一番の見どころはやっぱり自動車業界を舞台にしていたところ。
かなり突っ込んだ内容もあったので、
自動車メーカーのスポンサーが多く付いている民放のドラマ枠では
ちょっと作れない作品だったかもしれない。

今よりももっと男中心の社会だった時代から様々な困難を乗り越え、
トップセールス、そして社長にまで上りつめる
主人公・久子(夏川結衣)を中心に、
同じく自動車メーカーに務める柴田(椎名桔平)、
平凡でも幸せな家庭を求める真理子(石田ひかり)、
通産省のキャリア官僚・高村(大沢健)、
劣等感を持ちながらバブルに踊らされる吾郎(山口馬木也)と、
同級生5人の設定も絶妙だった。

群像劇、恋愛劇としての要素もあったし、
資料映像を多く使っていたので
戦後の日本を振り返るドキュメンタリーのような要素もあった。

もちろん、ドラマなので脚色は強かった。
久子のモデルとなっている林文子さんは、
東レ、松下電器などに勤務したのち、
結婚後の31歳からホンダの販売員になって
すぐにトップセールスになった人。

その後、BMWに転職して支店長を歴任、
フォルクスワーゲンにスカウトされてフォルクスワーゲン東京の社長、
BMWに復帰してBMW東京の社長、
05年からは経営再建中のダイエーでCEO、会長職を務めていて、
今年の6月末には自動車業界に戻って
東京日産の社長に就任すると発表されている。

その駆け上がりぶりはむしろ抑えて描かれていたけど、
人とのつながりを大事にする久子の営業に対する考え方を中心に、
働くこと、生きることの大変さと面白さは
十分に描かれていたと思う。

当初、恋愛に関する部分は
そんなに描かなくてもいいんじゃないかという気もした。
それ以外の部分がかなり面白かったので。

でも、7話で久子と末長(金子昇)の恋愛がうまくいかないところは
すごく見応えがあったと思う。
柴田を中心とした久子と真理子の関係も、
20年、30年というスパンで見ると
妙にリアリティーがあって面白かった。

最近、団塊の世代を意識したドラマは多いけど、
こういう形でドラマにしてくれると面白いよなあ。
高度経済成長期やバブル期を知らない若い世代でも
意外と楽しめたんじゃないだろうか。
団塊の世代を見る目も変わったりして。
…そこまでは思わないか(笑)

まあ、ドラマ好きとしても
「岸辺のアルバム」や「男たちの旅路」の頃から
振り返って見ているような感覚があって、
いろんな意味で面白かった。

            採点 7.5(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★☆
                演出  ★★★★☆
                配役  ★★★★★
                音楽  ★★★☆☆
                主題歌 ★★★★☆
                新鮮さ ★★★☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆

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ごくせん  第七話

演出:佐藤東弥
脚本:松田裕子

緒方(高木雄也)や風間(三浦春馬)たち主要メンバー6人だけでなく、
3年D組全員の前でヤンクミ(仲間由紀恵)は暴れたけど、
誰も不思議に思わないんだなあ。

で、今回の相手は赤銅学院の卒業生・郷田(松田悟志)。
昔は手のつけられない番長でも、
今は「ケータイ捜査官7」でアンダーアンカーのエージェントなので、
てっきりサードを使って戦ってくれると思ったのに…。

ヤンクミは恋愛能力が高校生以下だけど、
IT系もダメそうだから倒すならそこが狙い目だっ!

            採点 6.0(10点満点平均6)


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キミ犯人じゃないよね? 8

演出:都築淳一
脚本:林誠人

「古畑」にも超能力者で同じような話があったな。
いずれにしてもまったく新鮮味のないストーリーだった。

ささやき刑事(升毅)が捕まった時の取調室は
ちょっと面白かったけど、
基本的には笑わせるところも内輪ネタばかりで
脚本の手抜き度は高かった。

ずっと引っ張ってるさくら(貫地谷しほり)のフラッシュバックは、
結局たいした意味はないというオチのような気もしてきた。

            採点 5.5(10点満点平均6)


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Around 40〜注文の多いオンナたち〜  #8 彼が結婚しない理由

演出:吉田健
脚本:橋部敦子

恵太朗(藤木直人)の過去はそんなに込み入った話じゃなかった。
一応、恵太朗の臨床心理士という仕事と、
聡子(天海祐希)、和子(片桐はいり)を絡めて
解決する方向に描いていたけど、
ありのままの自分を受け入れてもらえる自信がなかった、
だから誰とも結婚するつもりはなかったという切り口で
聡子との関係を描いていたわけだから、
もう少し盛り上げて欲しかった。

奈央(大塚寧々)とマーくん(筒井道隆)のところも、
結局はマーくんが高文(丸山智己)を殴るというお約束のパターンで、
たいして面白みがなかった。
マーくんの話は期待してたんだけどなあ。

瑞恵(松下由樹)のパーツもこれで子供が…、とかなったら
あるあるネタすぎてさらにシラけていきそう。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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パズル  Piece 7

演出:高橋伸之
脚本:蒔田光治

落語の名人が演目中の仕草で
観客にまんじゅうを食べたいとか、
お茶を飲みたいとか思わせる、
それが証明できない殺人方法につながるという話。

それはまあいいとして、
まわりの肉付けがまた雑だった。
もう少し丁寧に作れば
今回の話は結構面白くなったと思うんだけどなあ。

風間杜夫の噺家口調は相変わらず様になっていただけに、
かなりもったいなかった。

            採点 5.5(10点満点平均6)


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