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2008/06/01

トップセールス  全8回

制作統括:岩谷可奈子、吉川幸司
演出:吉村芳之、西谷真一
作:山本むつみ
音楽:栗山和樹
主題歌:「孤独の向こう」平原綾香
共同制作:NHKエンタープライズ
制作:NHK
出演:夏川結衣、椎名桔平、石田ひかり、山口馬木也、大沢健、十朱幸代、
   石橋蓮司、蟹江敬三、山本龍二、上田耕一、鈴木一真、塩谷瞬、
   梅沢昌代、佐藤仁美、塩野谷正幸、櫻井章喜、風間トオル、りょう、
   山田辰夫、遠藤憲一、ベンガル、原田大二郎、小宮孝泰、野添義弘、
   浅茅陽子、モロ師岡、川西健司、中島ひろこ、坂上忍、嘉津山正種、
   柏原収史、陰山泰、高瀬春奈、草野康太、悠木千帆、真実一路、
   秋野暢子、浅利陽介、野村真美、松澤一之、浅見れいな、金子昇、
   寺泉憲、磯部勉、パク・ソヒ、上杉陽一、細見大輔、剣持直明、
   益岡徹、高橋長英、北村有起哉、若松武史、中西良太、天城純子、
   根本博成、利重剛、夏八木勲、松原菜野花、他

1970年代から現代にかけて、
自動車業界で成功を収めた女性の一代記。
描かれる期間と放送回数を考えると
かなり駆け足の印象も強かったけど、
いろんな魅力が詰まったドラマだった。

一番の見どころはやっぱり自動車業界を舞台にしていたところ。
かなり突っ込んだ内容もあったので、
自動車メーカーのスポンサーが多く付いている民放のドラマ枠では
ちょっと作れない作品だったかもしれない。

今よりももっと男中心の社会だった時代から様々な困難を乗り越え、
トップセールス、そして社長にまで上りつめる
主人公・久子(夏川結衣)を中心に、
同じく自動車メーカーに務める柴田(椎名桔平)、
平凡でも幸せな家庭を求める真理子(石田ひかり)、
通産省のキャリア官僚・高村(大沢健)、
劣等感を持ちながらバブルに踊らされる吾郎(山口馬木也)と、
同級生5人の設定も絶妙だった。

群像劇、恋愛劇としての要素もあったし、
資料映像を多く使っていたので
戦後の日本を振り返るドキュメンタリーのような要素もあった。

もちろん、ドラマなので脚色は強かった。
久子のモデルとなっている林文子さんは、
東レ、松下電器などに勤務したのち、
結婚後の31歳からホンダの販売員になって
すぐにトップセールスになった人。

その後、BMWに転職して支店長を歴任、
フォルクスワーゲンにスカウトされてフォルクスワーゲン東京の社長、
BMWに復帰してBMW東京の社長、
05年からは経営再建中のダイエーでCEO、会長職を務めていて、
今年の6月末には自動車業界に戻って
東京日産の社長に就任すると発表されている。

その駆け上がりぶりはむしろ抑えて描かれていたけど、
人とのつながりを大事にする久子の営業に対する考え方を中心に、
働くこと、生きることの大変さと面白さは
十分に描かれていたと思う。

当初、恋愛に関する部分は
そんなに描かなくてもいいんじゃないかという気もした。
それ以外の部分がかなり面白かったので。

でも、7話で久子と末長(金子昇)の恋愛がうまくいかないところは
すごく見応えがあったと思う。
柴田を中心とした久子と真理子の関係も、
20年、30年というスパンで見ると
妙にリアリティーがあって面白かった。

最近、団塊の世代を意識したドラマは多いけど、
こういう形でドラマにしてくれると面白いよなあ。
高度経済成長期やバブル期を知らない若い世代でも
意外と楽しめたんじゃないだろうか。
団塊の世代を見る目も変わったりして。
…そこまでは思わないか(笑)

まあ、ドラマ好きとしても
「岸辺のアルバム」や「男たちの旅路」の頃から
振り返って見ているような感覚があって、
いろんな意味で面白かった。

            採点 7.5(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★☆
                演出  ★★★★☆
                配役  ★★★★★
                音楽  ★★★☆☆
                主題歌 ★★★★☆
                新鮮さ ★★★☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆

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