« ヤスコとケンジ  2 | トップページ | ハチワンダイバー  最終回 »

2008/07/22

監査法人  全6回

制作統括:磯智明、家喜正男
演出:渡辺一貴、柳川強
作:矢島正雄、小林雄次
音楽:村松崇継
主題歌:「深海魚」山崎まさよし
制作:NHK名古屋
出演:塚本高史、松下奈緒、豊原功補、橋爪功、勝村政信、光石研、清水省吾、
   立石凉子、阿部サダヲ、竜雷太、綿引勝彦、利重剛、多岐川裕美、
   田中幸太朗、大谷充保、広田思帆、占部房子、長門裕之、石田太郎、
   河原崎健三、黒沢年雄、加藤武、河西健司、西原亜希、今井朋彦、岩松了、
   大滝秀治、津川雅彦、山本龍二、うじきつよし、若松武史、他

「ハゲタカ」に続く、バブル崩壊後を舞台にした経済ドラマ。
民放では企画が通らないような公認会計士を主人公にした作品ながら
エンターテイメント性も維持した仕上がりだったと思う。

ただ、人間ドラマとしての厚み、深さという意味では
「ハゲタカ」には及ばなかった印象。
ジャパン監査法人が崩壊する前半はかなり面白かったんだけど、
繰り返す時代の流れを表現するために後半も同じような展開になったので、
4〜6話はストーリーとしても、人間関係の描き方にしても、
やや物足りなかった。

若杉(塚本高史)の家族を描いたパーツに関しても
最後になってその意味がハッキリしたものの、
あまり効果的だったとは思えなかった。
財政監督庁の役人とか、
まわりの登場人物はもう少し最後まで深く描いて欲しかったな。

ラストは厳格な監査をしながらも企業との信頼関係を深め、
誰かのためになる仕事をしていく、
というような落とし所だったけど、
尾張部品に関する経営再建案も具体的に描けたわけじゃないし、
数字だけでは見えてこないものに目を凝らすという表現も曖昧だったし、
そのあたりでラストはややカタルシスが低くなったような感じだった。

それでも篠原(橋爪功)と若杉のシーンは
最初から最後まで面白かったと思う。
同じ事をしても善と言われたり悪と言われたりする時代の流れの中で
まったくブレることなく信念を貫いていた篠原と、
篠原に導かれて会計士になったものの
理想と現実の狭間でもがく若杉の会話はかなり見応えがあった。

結果的に時代に翻弄されてブレまくった
小野寺(豊原功補)の存在があったからこそ、
余計に篠原のキャラクターは際立って面白かった。

とりあえず土曜ドラマ枠のひとつのジャンルとしては
それなりの成果を残せた作品だったと思う。
民放のドラマとの差をハッキリさせるためにも
このジャンルはもう少し続けて作って欲しい。

            採点 7.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★★☆☆
                演出  ★★★★☆
                配役  ★★★★☆
                音楽  ★★★★☆
                主題歌 ★★★★☆
                新鮮さ ★★★☆☆
                話題性 ★★☆☆☆

|

« ヤスコとケンジ  2 | トップページ | ハチワンダイバー  最終回 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/29003/41934030

この記事へのトラックバック一覧です: 監査法人  全6回:

« ヤスコとケンジ  2 | トップページ | ハチワンダイバー  最終回 »