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2008/09/30

7〜9月期を振り返る

8月にオリンピック放送があり、
ただでさえ視聴率が取れなくなってきたドラマにも
かなりの影響があった7〜9月期。
平均視聴率(関東)の順位はこんな感じだった。

  コード・ブルー        15++%
  太陽と海の教室        14+%
  ヤスコとケンジ        13%
  Tomorrow          12++%
  シバトラ           12+%
  モンスターペアレント     12+%
  魔王             11+%
 (ゴンゾウ)          10++%
  正義の味方          10+%
  四つの嘘           9+%
  33分探偵           9+%
  あんどーなつ         9+%
  打撃天使ルリ         7+%
  ロト6で3億2千万当てた男  6+%
  学校じゃ教えられない!    6+%
 (恋空)            6+%

初回は21%を超えた「コード・ブルー」は、
10.8%まで落とした回があったものの首位を獲得。
同じく初回は20%を超えた「太陽と海の教室」も
あっという間に10.7%まで落としたものの、
そのダメっぷりがかえって興味を引いたのか、
終盤の死ぬ死ぬ詐欺が功を奏したのか、
なんとか2位を確保した。

やはり全体的には低視聴率で、
平均ひと桁は「恋空」も含めると7作品。
ケータイ小説の主な読者層が
地方の女子中高生であることはすでに分析されているので、
「恋空」が首都圏で視聴率を伸ばせないのは
当然といえば当然の結果だった。

次に個人的な評価点の平均順位はこんな感じ。

  ヤスコとケンジ        7.05
  四つの嘘           6.78
  コード・ブルー        6.59
  打撃天使ルリ         6.50
  魔王             6.45
  33分探偵           6.44
  あんどーなつ         6.21
  Tomorrow          6.15
  シバトラ           5.91
  モンスターペアレント     5.86
  学校じゃ教えられない!    5.85
  正義の味方          5.65
  太陽と海の教室        5.55
  ロト6で3億2千万当てた男  5.00

何だかんだ言っても「ヤスコとケンジ」は
テレビドラマらしい作りで面白かった。
中途半端に策を練ってくる作品が多い中、
分かりやすい笑って泣けるコメディに
仕上げていたところが良かったと思う。

今期は見る人によって評価が分かれそうな作品も多かった。
「学校じゃ教えられない!」や「正義の味方」も
基本的には肯定派なんだけど、
出来の悪い回も多くて平均の評価点は低くなってしまった。

印象的だったのはテレ朝の躍進か。
「ゴンゾウ」「四つの嘘」「打撃天使ルリ」と、
どれも視聴率的にはパッとしなかったけど内容的には見応えがあった。
タイプのまったく違う作品で
これだけ面白いものを作るんだからテレ朝は侮れない。

「ゴンゾウ」と同じく毎回のレビューはしてなかった
日テレ系の「ザ・クイズショウ」も面白かった。
「ヤスコとケンジ」みたいな作品もゴールデンでやりつつ、
深夜で「ザ・クイズショウ」をやってるあたりは
日テレもいろいろ考えてるなという感じはした。

その日テレから移籍した村瀬健が
フジで最初にプロデュースした作品が「太陽と海の教室」というのは
何とも皮肉な結果だった。
フジは「33分探偵」で目新しさを出したので、
土曜深夜で頑張って欲しい。

「恋空」はヒロ役の瀬戸康史が意外と良かった。
岸谷五朗とのシーンなんかはとくに。
あと、主題歌は良かった。

NHKの「オトコマエ!」はちょっとポップにしすぎた感じ。
福士誠治と斎藤工は悪くなかったんだけど、
遠山金四郎(柴田恭兵)や鳥居耀蔵(片岡鶴太郎)がどっしりしてなくて
時代劇としては軽すぎたと思う。
「篤姫」の岩倉具視まで鳥居耀蔵に見えるのは激しい弊害。
30分枠になって「陽炎の辻2」も
ちょっと面白さが欠けてしまったような気がする。

「阿久悠物語」は「スター誕生物語」として見ると面白かった。
昔の映像を多く使っていたのは成功だったと思う。
ピンクレディーを高橋愛と新垣里沙が演じたのがキッカケで
モーニング娘。が「ペッパー警部」をカバーするおまけまで付いた。

終戦記念番組は「なでしこ隊」と「霧の火」を見たけど、
成海璃子は太ったなあ、という印象。
双子の亜希子と奈津子が別々に出ていたのが
間違い探しクイズみたいでちょっと面白かった。

田中裕子が出ていた「帽子」と「歓喜の歌」は
どちらも地方局の制作だったけど質は高かったと思う。
やっぱり田中裕子は雰囲気があるな。

クール全体としては視聴率も内容も低めだったけど、
意欲的な作品もいくつかあった。
実質的な今期のナンバー1とナンバー2位は
「ゴンゾウ」と「ザ・クイズショウ」だったかもしれない。


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2008/09/29

THE QUIZ SHOW  全12話

プロデュース:池田健司、森谷雄
企画・原案:森谷雄
監督:及川拓郎、高橋秀明
脚本:及川拓郎、蓬莱竜太、戸次重幸
主題歌:「Paralyzed ocean」Pay money To my Pain
音楽:NARASAKI
制作協力:アットムービー・クリエイティヴ
制作:日本テレビ、D.N.ドリームパートナーズ、VAP
出演:片桐仁、戸次重幸、中村靖日、霧島れいか、堀内敬子、
   山本耕史、高橋真唯、佐藤二朗、佐藤江梨子、岡田義徳、
   伊藤麻実子、山田明郷、大島蓉子、渡辺哲、宮野真守、他

土曜深夜の「サタデーTVラボ」内で放送されたドラマ。
前クールは小林聡美ともたいまさこの「2クール」で
ドラマ仕立てのものは2回くらいしかなかったけど、
今回は本格的なドラマだった。
ていうか、かなりハードなドラマだった。

オープニングの映像がミケランジェロの
「アダムの創造」「大洪水」「最後の審判」の一部で、
内容としても宗教的なモチーフが多め。

新田瞳(高橋真唯)の“暴食”がちょっと強引だったので
7人の解答者を七つの大罪に当てはめていたのは
形式的なものだったのかもしれないけど、
最後は姉弟の関係までいったので神話的だったとは言えるかもしれない。

まあ、そういうことよりも、
クイズ形式の会話で解答者の触れられたくない部分を
MCがグイグイとえぐっていく過程は、
会話劇、心理劇として相当見応えがあった。

もう常軌を逸したクイズ番組になっているのに
視聴率が高いのでストップがかからないところや、
テレビ番組が公開処刑のようになっているところも、
ブラックな設定でエッジが効いていたと思う。

何より印象的だったのは片桐仁と戸次重幸の好演。
結局、田崎(片桐仁)は記憶を無くしたまま
山之辺(戸次重幸)によってMCを続けさせられていて、
最後は記憶を取り戻した上で美雪(霧島れいか)からの手紙を受け取り、
山之辺の過去をえぐる形になったわけだけど、
クイズ番組というスタイルを維持しつつ、
徹底的に人の深層を突いていく2人の芝居は圧巻だった。

作品としては深夜だからできた内容だけど、
ちょっともったいないくらいだった。

今期はこの「ザ・クイズショウ」と「33分探偵」、
両方の制作にアットムービーが関わっていて、
どちらも個性があって面白かった。
今後もアットムービーの作品は要チェックかも。

とにかく、かなりハイクオリティーの
見応えある作品だった。

            採点 8.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★★
                演出  ★★★★★
                配役  ★★★★★
                音楽  ★★★★★
                主題歌 ★★★★★
                新鮮さ ★★★★☆
                話題性 ★☆☆☆☆

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33分探偵  #09

演出・原案・脚本:福田雄一

最終回だからといってとくに気負うわけでもなく、
最初から犯人が自供しているのに33分引っ張るという
このドラマの基本パターンだったけど、
すごく見応えのある最終回だった。

冒頭の神尾佑が登場したSPネタから、
まさに“とうとう出ましたね”という感じの“じっちゃんの名にかけて”、
水川あさみのうすーいともさかりえのモノマネでテンポが上がって、
中盤は怒濤の勘違い推理で飽きさせなかった。

32型のテレビを抱えたままの犯行とか、
赤のダイイングメッセージが似顔絵だったとか、
55m×460mの鏡を船内で作ったとか、
バカバカしさが突き抜けていて面白かったなあ。

だからこそ最後のあとづけ理由でメリハリもついた。
あとづけというより、
むしろ六郎(堂本剛)というキャラクターの本質なわけだけど、
単なる殺意ではなく実際に行動を起こしてしまう人間への怒り、
策さえも練らずに簡単に人を殺してしまう人間への怒りが、
かなりストレートに出て最終回らしく締まった。

リカコ(水川あさみ)のハイヒールのかかとで弾が止まり、
撃たれても六郎が助かったというのはありがちな展開だけど、
たいして大袈裟に描くわけでもなく、
フツーに日常に戻っていったラストも良かった。

あと、自前ストップモーションの終わりで
3人がボウリングの投球フォームをしたところも、
個人的にはすごく好きだった。
このドラマのユルさというか、
チカラの抜き具合が一番出たカットだったと思う。

とにかく作品の個性をしっかり出した
満足のいく最終回だった。

この企画がドラマというジャンルに入るかどうかは別にして、
作り手が面白いと思ったことを徹底的にやったところが良かった。
たぶん、合わない人にはバカバカしいだけだったんだろうけど、
個人的には十分楽しめた。

堂本剛の個性を活かしていただけでなく、
水川あさみと高橋克実がキャラをしっかり作っていたのが大きかったと思う。
3人のコンビネーションがあってこその作品だった。

33分探偵と銘打ってしまっている以上、
スペシャルなどはムリだろうけど、
またしまばらくしたらこの枠で見てみたい。

            採点 7.5(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★☆
                演出  ★★★★☆
                配役  ★★★★★
                主題歌 ★★★★☆
                音楽  ★★★★☆
                新鮮さ ★★★★☆
                話題性 ★★☆☆☆

          平均採点 6.44(10点満点平均6)

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瞳  全26週・156回

制作統括:尾崎充信
プロデューサー:山本敏彦
演出:尾崎充信、東山充裕、真鍋斎、梛川善郎、須崎岳、安達もじり
作:鈴木聡
音楽:山下康介
制作:NHK
出演:榮倉奈々、西田敏行、吉武怜朗、森迫永依、中村咲哉、前田吟、安田顕、
   菅井きん、飯島直子、勝村政信、泉晶子、宇野実彩子、MAKIDAI、香子、
   鈴木聖奈、満島ひかり、田野アサミ、篠井英介、木の実ナナ、小倉久寛、
   小林正寛、高田延彦、おかやまはじめ、近藤正臣、猪野学、悠木千帆、
   Q-TARO、小池栄子、宅間孝行、田中健、光石研、筒井真理子、戸次重幸、
   笹野高史、須賀健太、大後寿々花、山口愛、田中幸太朗、小松政夫、
   山下容莉枝、春日純一、滝裕可里、ラサール石井、三原じゅん子、他
   
通算78作目の朝ドラ。
2004〜5年の「ジイジ〜孫といた夏〜」で共演した榮倉奈々と西田敏行が
再び祖父と孫の関係で朝ドラをやるということで
始まる前はそれなりに楽しみにしていたんだけど、
ほとんど盛り上がらないまま終わってしまった。
「どんど晴れ」の時みたいな腹立たしさはなかったものの、
脚本の組み立てはやっぱり失敗だったと思う。

大きな構成としては、
瞳(榮倉奈々)の家族が壊れてしまうところを
最初に描いておくべきだったような気がする。

そうすれば瞳が勝太郎(西田敏行)の家で
里親になっていく過程を挟んで、
最後に瞳が母親の百子(飯島直子)と父親の長瀬(勝村政信)に
家族は放っておいてできるものじゃない、
毎日話したり、一緒にご飯食べたり、
そういうことを積み重ねて家族になるんだというセリフで
もっと全体が締まったと思う。

ていうか、最初にそれがなかったから、
前半は単なる里親制度のハウツービデオを見てるみたいで、
ドラマとして何を見せたいのかがハッキリしなかった。

ダンスに関しても、
もっとそういうテーマに食い込んだ描き方をするべきだったと思う。
人との繋がりやダンスにはその人の生き方が出るということを、
しつこいくらいにセリフにして本筋とリンクさせるべきだった。

ただでさえ下町とヒップホップというミスマッチの組み合わせなのに、
そのあたりを意識的に繋げていなかったので、
ずっと浮いてる感じだった。

最後まで見ればやりたかったことは分かった。
瞳と長瀬が一緒にダンスをするシーンはそれなりに良かったし、
長瀬が登場してからの流れは分かりやすかった。
ただ、そこを最後の締めと考えていたなら
前半の作り方はあれじゃダメだったと思う。

まあ、細かい部分まで言えば
他にもたくさんツッコミどころはあるけど…。

エンディングで時々流れていたまゆげネコのダンスは
瞳の衣装がすごく薄いピンクなのに背景が白でいいのかとか、
そもそも登場人物のヘアメイクは全部違うんじゃないかとか。

やっぱり朝ドラは大阪制作の方が面白いと思う。
ということで、次の「だんだん」に期待。

            採点 5.0(10点満点平均6)

                脚本  ★☆☆☆☆
                演出  ★☆☆☆☆
                配役  ★★☆☆☆
                音楽  ★★★☆☆
                新鮮さ ★☆☆☆☆
                話題性 ★★☆☆☆

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2008/09/24

太陽と海の教室  最終話

演出:若松節朗
脚本:坂元裕二

理事長(小日向文世)のキャラクターは
最終回に何とか示せたと思う。
中途半端に朔太郎(織田裕二)に感化されたりせず、
最後まで必要悪だと言い続けたのは良かった。

そういう意味では履修問題の切り口も悪くなかったんだけど、
生徒たちが自分たちで補習授業を受けようと決める過程が
あっさりしすぎて物足りなかった。

あそこでメインの生徒たちが
朔太郎に言われたことを思い出していくというのは
連ドラとしてよくあるパターンだけど、
これまでの内容が単純だっただけに、
あれですべてをまとめるのはムリがあったと思う。

死ぬ死ぬ詐欺であんなに引っ張ったりせずに
もっと早く履修問題に入っていれば、
もう少し中身の濃い話にできたような気もする。

そうすれば八朗(濱田岳)の死を
みんなが受け止めていく様子も描けただろうし、
最後に雪乃(大政絢)が日輪祭で受け入れられるシーンも
もっと自然な展開で描けただろうし…。

まあ、終わってみれば3年1組以外の生徒の存在は皆無だったので、
日輪祭というイベントの設定自体がかなりズレていて、
失笑は免れないことだったと思うけど。

とにかく全体的にはツッコミどころが満載のドラマだった。
履修問題を描きたいから進学校にしたんだろうけど、
夏の湘南が舞台で進学校の雰囲気はまったく出せなかったし、
青春群像劇にしては内容的に明るさがなかったし、
朔太郎の過去を凝ったものにしたわりには
それを十分に活かしたインパクトのある教師像は作れなかったし。

生徒役はもちろんのこと、
教師陣もキャスティングは豪華だった。
それだけが救いの作品だった。

            採点 5.0(10点満点平均6)

                脚本  ★☆☆☆☆
                演出  ★☆☆☆☆
                配役  ★★★★☆
                主題歌 ★☆☆☆☆
                音楽  ★★☆☆☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★★★☆☆

          平均採点 5.55(10点満点平均6)


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あんどーなつ  最終話

演出:竹村謙太郎
脚本:長川千佳子

一ツ橋流の経営体制が変わって、
お茶会に出すお菓子をこれからも届けるために
満月堂がコンクールに出場するという段取りは、
ちょっと唐突で説明も駆け足だった。

せめて前回の終わりで前振りだけでもしておいてくれれば
親方(國村隼)が出場を決断するところから始めても
そんなに違和感なかったし、
コンクールを描く長さもそれなりに確保できたと思うけど…。

最後は初回と同じように蓬莱饅頭で締めたのは良かったと思う。
しかも、陽介(細田よしひこ)のために
奈津(貫地谷しほり)がひとりで作ったというのも、
成長が象徴的に描けて良かった。

全体的には落ち着いていて丁寧なドラマだったと思う。
後半は奈津が目立たない回もあったけど、
奈津のキャラクターもヘンなデフォルメがなくて良かった。

この枠は現代劇も続編を作ることが多いけど、
貫地谷しほりの今後を考えるとパート2はないかな。
でも、貫地谷しほりにとっては
「ちりとて」「キミ犯」の次がこれで良かったような気がする。
またいろんな役を見てみたい。

            採点 6.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★★☆☆
                演出  ★★★☆☆
                配役  ★★★★☆
                主題歌 ★★★★★
                音楽  ★★★☆☆
                新鮮さ ★☆☆☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆

          平均採点 6.21(10点満点平均6)


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2008/09/21

33分探偵  #08

演出:成田岳
原案・脚本:福田雄一

公園で男の子がいなくなるという
タイミングとしてはゴールデンタイムだったら
自粛が検討されてたかもしれないような内容だった。

ていうか、そもそも誘拐犯がまだ誰だか分かってない段階で
“簡単な誘拐”という設定にちょっとムリがあって、
今回はストーリーそのものがあまり良くなかった。

冒頭のコーヒー繋がりのビュッフェとか、
誘拐被害に遭った家が本当にそば屋とか、
アイ(野波麻帆)のプレゼントのネコとか、
「ゴンゾウ」のルミ子(吉本菜穂子)のねこなで声とか、
小ネタは結構面白かったんだけどな。

あと、やっぱりリカコ(水川あさみ)ね。
どんどんツッコミが鋭くなって、
しかも今回なんか自分でもボケたりしてるから
ワンマンショー的な面白さはあった。

六郎(堂本剛)がいつも最後に語る
あとづけの理由は意外にまともなので、
そういう意味では今回も悪くなかったんだけど、
全体的にはちょっとネタ切れで強引に作ったようなストーリーだった。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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ヤスコとケンジ  最終回

演出:大谷太郎
脚本:山浦雅大

笑って、泣いて、最後は暴れて、
このドラマらしさを十分に出した最終回だった。
脇役の渋谷(嶋大輔)や青田(RIKIYA)にも
それなりにスポットは当たったし、
すごくバランスの取れた内容だったと思う。

ヤスコ(多部未華子)はケンジ(松岡昌宏)から、
エリカ(広末涼子)は享(夏八木勲)から、
そして、モス(内山信二)やアジダス(渡部豪太)も
ケンジから自立していくという成長を軸にしながら
いつまでも変わらない関係が続くような、
そんなハッピーな最終回だった。

とにかくこのドラマは奇をてらったりせずに、
素直に、ストレートに作ってるところが良かった。

で、こういうコメディには
これくらいベタな笑いの取り方を、
という加減がちゃんと分かってる作り方だった。
だからこそ泣かせるシーンではちゃんと泣けたし。

こういうクオリティーなら
作り手の術中にハマっても全然悔しくない。
むしろ嬉しい。

キャストもハマってたし、
すごく楽しいドラマだった。

            採点 7.5(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★★
                演出  ★★★★★
                配役  ★★★★★
                主題歌 ★★★★★
                音楽  ★★★★☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★★★☆☆

          平均採点 7.05(10点満点平均6)


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学校じゃ教えられない!  最後の授業 何のために僕たちは生きていくの?

演出:猪股隆一
脚本:遊川和彦

もう少し一樹(中村蒼)の話を膨らませるのかと思ったけど、
結局、ありがちな最終回の作りだった。
そうなるとこれまでの繰り返しになる部分も多くて、
後半はかなりしつこい感じだった。

舞(深田恭子)と氷室(谷原章介)の話も
あんなに時間を割かなくてもよかったと思う。
一樹の決断に絡む社交ダンス部のメンバーの動きは
それなりに見どころがあっただけに、
それを終盤まで中心にしてもよかったのに…。

とにかく何から何まで愛の連発で、
愛と言わずに愛を描いてくれよ、という印象は強かった。
そういう意味では一樹と瞳(朝倉あき)+叶夢(森崎ウィン)の描き方は
最後まで良かったと思うけど。

イメージが固定されていない若手を多く使った
「金八」的なキャスティングと、
素朴なテーマのマッチングはそんなに悪くなかったと思う。
実際、6・7話あたりはかなり面白かった。
最初はどうなることかと思った生徒たちも
中盤以降は愛おしくも思えたし。

それだけに最終回は
もう少し突き抜けた内容にして欲しかった。

            採点 5.5(10点満点平均6)

                脚本  ★★☆☆☆
                演出  ★★☆☆☆
                配役  ★★★☆☆
                音楽  ★★★☆☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆

          平均採点 5.85(10点満点平均6)


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シバトラ ー童顔刑事・柴田竹虎ー  Final

演出:佐藤祐市
脚本:武藤将吾

本当の鬼神は誰なのかで盛り上げる部分を
メインにしてしまった感じで、
細かいところは雑に処理したような最終回だった。

せめて落合(橋爪遼)が殺されるところは
もう少し丁寧に描いて欲しかったなあ。
ずっと落合で引っ張ってきたんだし。

最後に新庄(宮川大輔)が小次郎(藤木直人)を逃がすのはいいとしても、
竹虎(小池徹平)と合流したところを捕まえますからとウソをついた後、
そのままみんなで署内に入っていくのもどうかと思う。

新庄には潜入捜査していた同僚の話もあったわけだし、
さくら(真矢みき)を再び課長と呼ぶまでの変化は
もう少し丁寧に描いてもよかった。

竹虎が涙を流すカットから
美月(大後寿々花)を抱きしめるシーンまでは良かったと思う。
ただ、美月をこういう役にするなら、
本物の鬼神が誰か分かってしまったとしても
前回から今回にかけてはあのシーンへ向けて
徐々に盛り上げていった方がよかったと思う。

あと、あの場に白豚(塚地武雅)がいなかったのは
スケジュールの都合っぽかったな。
病院を出て店まで来てるのに電話での参加はやたら不自然だった。

やっぱりこのドラマはシリアスになりすぎることを恐れて、
少年事件を描くこと以外の部分に
ヘンな手を加えたのが良くなかったと思う。
脚本や演出がどうこうという以前に、
そういうテイストでドラマ化しようと決めた時点で
失敗だったんじゃないだろうか。

原作は面白かったし、
小池徹平も竹虎には合っていたと思うだけに、
かなり残念なドラマ化だった。

            採点 5.5(10点満点平均6)

                脚本  ★★☆☆☆
                演出  ★★☆☆☆
                配役  ★★★★☆
                主題歌 ★☆☆☆☆
                音楽  ★★★★☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★★☆☆☆

          平均採点 5.91(10点満点平均6)

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2008/09/16

太陽と海の教室  9

演出:永山耕三
脚本:坂元裕二

結局、八朗(濱田岳)が
どういう状況で死んだのかは説明されないまま。
単に八朗がひとつしかない救命胴衣を
雪乃(大政絢)に着させるような人間だったことを
表現したかっただけらしくて、
前後の辻褄はどうでもいい作りだった。

それでも八朗が死んだあとの描き方が良ければ
何とか乗り切れたかもしれないけど、
そこも結局、情緒に訴える部分を重視した作りで
そんなに深みを感じる描き方ではなかった。

八朗が撮ったビデオをみんな見るシーンもありふれてたんだけど、
灯里(吉高由里子)を映している場面で
八朗と灯里が会話するところは良かったと思う。
やっぱりこのドラマは最初から最後まで
生徒のキャスティングによって
何とか崩壊を免れてるってことなんだな。

で、最終回は今さらの履修問題に戻るらしい。
もう受験校の雰囲気とか皆無だし、
初回冒頭の仲間内の卒業式も何のためだったのか
よく分からなくなってるし、
フツーに日輪祭やって終わりでいいんじゃないだろうか。

            採点 5.5(10点満点平均6)


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あんどーなつ  第十一話

演出:竹村謙太郎
脚本:長川千佳子

親方衆が若い人へ仕事を伝えることをテーマにしつつ、
和菓子職人の世界に話がまとまっていて
かなり見やすかった。

強いて言えば、ここのところ
奈津(貫地谷しほり)にスポットが当たる機会が少ないので
そこがちょっと物足りないけど。

虎月庵の女将・俊子は、
せっかく仁科亜季子を起用したんだから
もう少しやわらかいキャラでもよかったかも。
なんか、かなりキツイ感じだった。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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2008/09/14

33分探偵  #07

演出・原案・脚本:福田雄一

2度目の真犯人を当てるパターン。
推理はメチャクチャでも最後がまとまるので
やっぱりこのパターンは面白い。

形状記憶合金が記憶しすぎとか、
フツーのホクロとか、
リカコ(水川あさみ)のツッコミは今回も面白かった。

アイ(野波麻帆)のしゃべり方はイラつくものの、
リカコVSアイという新たな見せ場も作ったし、
今までで一番安定してたんじゃないだろうか。

他の犯人を匂わせても、
今回みたいにそれは芝居のセリフだったとか、
ちゃんと理由付けしてくれるとスッキリする。
福田雄一が自分で演出した方が、
そのあたりの整合性は取れていいと思う。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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ヤスコとケンジ  9

演出:本間美由紀
脚本:大石哲也

そんなに笑わせるシーンはなかったけど、
享(夏八木勲)のキャラクターを
あまりあざとく描いてなかったし、
ケンジ(松岡昌宏)と享の似たような立場も軸にしていたので、
かなり良かった。

享を単に古くさい強情な父親で描いてしまっていたら
同じストーリーでも安っぽくなっていただろうけど、
エリカ(広末涼子)とケンジのことを反対する時も
ヤンキーだったことやラーメン屋をやってることは
ひとことも言わなかったり、
ケンジがヤスコ(多部未華子)を思っていることは
きちんと理解していたりするところは良かった。

それにしてもヤスコが
純(大倉忠義)と出会えただけで嬉しかったと
涙を流しながらケンジに言うシーンは、
多部未華子だけじゃなく、松岡昌宏もいい表情だったなあ。

純の送別会でのケンジも、
言っておきたいことは言うけど
最低限の礼と筋は通しているのが格好良かった。

で、めでたくヤスコの気持ちは純に通じることに。
あとはケンジとエリカがどうなるか。
最終回も楽しみにしたい。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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魔王  最終話

演出:加藤新
脚本:西田征史

典良(劇団ひとり)の自殺だけでなく、
山野(清水優)が葛西(田中圭)を刺して
その山野も警官に射殺されるという展開で、
最後はかなりの死人ラッシュになった。

領(大野智)を刺すのも山野という段取りで、
残念ながら二宮和也の再出演はナシ。
まあ、このドラマでの山野のキャラクターや
途中からほとんど裁判シーンがなくなったことを考えれば、
この展開の方が分かりやすかったのかもしれないけど。

で、領を11年前に死んだ英雄の兄にしたのは、
やっぱり大野智と生田斗真の実年齢を考慮しただけだったよう。
最後に直人(生田斗真)と領が並んで死んでいる姿が
兄弟のように見えるのはこの作品の大きなポイントなので、
あのままの姿にするなら領は英雄の弟の方が美しかったと思う。

そう考えると、大野智と生田斗真は
役が逆でもよかったんじゃないだろうか。
大野智は劇団ひとりの弟で、
生田斗真は小林涼子とちょっとだけラブ。
なんかその方がいろいろしっくり来たような気もする。

全体的には、韓国版を約半分の時間に短縮したので、
人間ドラマの部分がほとんどカットされてしまったのが残念だった。
個人的に一番残念だったのは事務長(松澤一之)の扱い。
もう少し序盤から領の心理を感じさせるような動きを誰かがしてくれたら
もっとハマれたと思う。

あるいは、領が復讐する相手を最初から減らした設定にするとか。
サスペンス的な作品は細かいところ突っ込めば
いろいろ粗が出てくるのも仕方がないので、
それを許せるくらいの人間ドラマがないとツライと思う。

あと、韓国の作品にしてもアメリカの作品にしても、
海外ドラマを日本版としてやる時は、
その長さをあまり軽く考えない方がいいと思う。
今回なんかとくに2クールで企画を通してもよかったと思うけどなあ。
日本の場合、それそれでうまくいかないのも確かだけど。

放送前はかなり期待していただけに、
ちょっと残念な仕上がりだった。

            採点 6.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★☆☆☆
                演出  ★★★☆☆
                配役  ★★★☆☆
                主題歌 ★★★☆☆
                音楽  ★★★☆☆
                新鮮さ ★☆☆☆☆
                話題性 ★★☆☆☆

          平均採点 6.45(10点満点平均6)


魔王魔王
大野智, 生田斗真, 小林涼子, 田中圭


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コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命〜  最終回

演出:西浦正記
脚本:林宏司

大規模災害の現場で何人かの命を救うものの
それ以上の人が亡くなってしまって、
そのことでフェローたちがまた成長し、
これまで描いてきたエピソードの続きにつなげたところは
悪くなかったと思う。

とくに黒田(柳葉敏郎)と藍沢(山下智久)が話すシーン、
藤川(浅利陽介)が電話で母親と話すシーンは良かった。

二次災害におそれもあったのに治療を続けた部分は
三井(りょう)も一緒にいたのでどうかと思うけど、
一応、そのあとで問題にはなっていたからいいか。

全体的には登場人物に人間味が薄くて
病院を舞台にしていたわりにはサラッとした印象だった。
作為的なセリフや展開も多かったので
心の底にズシンと響くほどの感動もあまりなかったし。

でもまあ、最近はそういう作り方が主流だし、
テクニックで固めた作品としてはこれでいいのか。

新垣結衣はあまりムリしないで、
今はブレイクしたポイントを
活かせるような役をやった方がいいんじゃないだろうか、
という印象はやたら残った作品だった。

            採点 6.5(10点満点平均6)

                脚本  ★★★☆☆
                演出  ★★★★☆
                配役  ★★★★☆
                主題歌 ★★★★☆
                音楽  ★★★★☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★★★☆☆

          平均採点 6.59(10点満点平均6)


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2008/09/11

ゴンゾウ *伝説の刑事*  全10話

チーフプロデューサー:松本基弘
プロデューサー:伊東仁、須藤泰司、横塚孝弘
演出:猪崎宣昭、橋本一
脚本:古沢良太
音楽:池頼広
主題歌:「Who-08-」小谷美紗子
制作:テレビ朝日、東映
出演:内野聖陽、筒井道隆、大塚寧々、本仮屋ユイカ、前田亜季、
   綿引勝彦、高橋一生、菅原大吉、矢島健一、吉本菜穂子、
   有馬稲子、池脇千鶴、小野花梨、小林正寛、和田正人、
   内田朝陽、石橋蓮司、正名僕蔵、加藤虎ノ介、金田明夫、
   秋野大作、浅利香津代、遠藤憲一、左とん平、白井晃、遠野凪子、他

テレ朝系、水曜9時枠の刑事モノ。
予想をはるかに超える面白さだった。

ありふれた一話完結でもなく、
大きな話を単純に10回に分けて描いたわけでもなく、
主人公・黒木(内野聖陽)がなぜゴンゾウになり、
どう復活していくのか、
かつての後輩・佐久間(筒井道隆)とどんな確執があったのか、
そのあたりの人間ドラマを軸にしながら
ひとつのヴァイオリニスト殺人事件を多角的に描き、
そのすべてが収束していく構成は実に見事だった。

とくに、黒木の精神面を描くためのものだろうと思われた
“この世界に愛はあるの?”という序盤から流れていたフレーズが、
すべてをつなぐキーワードになっていたのはスゴかった。

今どき刑事ドラマで真犯人にたどり着いてもたいして驚かないし、
鶴(本仮屋ユイカ)が情報を漏らしてしまったことは
視聴者には分かっていたことだけど、
それでも9話ですべてが繋がった時は久々に感動した。

しかも、各話で描いてきたエピソードが、
そのまま“この世界に愛はあるの?”の答えになるところも見事だった。
黒木が言った“この世界は愛であふれてるよ”に説得力が出たからこそ、
あの手の犯行動機でも最後が締まったんだと思う。

佐久間の真意も最終的には
「ゴンゾウ」というタイトルに沿ったものだったしなあ。
そう考えるとムダなシーンは
ひとつもなかったんじゃないかと思えるくらい
完成度の高いドラマだった。

毎回のレビューはしなかったけど、
間違いなく今期ナンバー1の作品だったと思う。

            採点 8.5(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★★
                演出  ★★★★★
                配役  ★★★★★
                音楽  ★★★★☆
                主題歌 ★★★★☆
                新鮮さ ★★★★☆
                話題性 ★★☆☆☆

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正義の味方  FINAL

演出:中島悟
脚本:旺季志ずか

容子(志田未来)と槇子(山田優)の涙と
妊娠発表でメリハリもついたし、
弁当買って来いと陸(本郷泰多)のところへ行けの引っかけで
槇子のキャラも強烈に出たし、
最後のまとめ方としては悪くなかったと思う。

一般的な“正義の味方”を描く部分は
ドラマの後半からほとんど消えていたけど、
そのぶん姉妹関係や親子関係にウエイトを乗せていたので
まあいいんじゃないだろうか。

ただ、やっぱり全体の作り方はもっといい方法があったと思う。
このままでも編集とMAをやり直すだけで
もっと大衆的なコメディになったはず。
で、この作品の場合、
テレビドラマとしてはそうした方が良かったような気がする。

とくに志田未来は頑張っていただけに、
それがすごく残念だった。

            採点 6.0(10点満点平均6)

                脚本  ★☆☆☆☆
                演出  ★☆☆☆☆
                配役  ★★★★☆
                主題歌 ★★★☆☆
                音楽  ★★★☆☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★★☆☆☆

          平均採点 5.65(10点満点平均6)


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学校じゃ教えられない!  9限目 愛は世界を変えられるの?

演出:木内健人
脚本:遊川和彦

愛の大安売りにちょっと萎えたけど、
瞳(朝倉あき)が一樹(中村蒼)とキスをせずに
夏芽(三浦葵)のところへ行った展開は良かったと思う。
ただ、それなら前回から夏芽の気持ちを
もっと詳しく描いておくべきった。

今回、夏芽が舞(深田恭子)に語った
こんな学校なんか吹っ飛ばしてやりたいという気持ちと、
瞳が唯一、自分の支えだったという気持ちが丁寧に描かれていたら、
夏芽と瞳のシーンも、もう少し深みが出たような気がする。

あと、ダンスの発表会が始まった時に
ともよ(夏未エレナ)が言った
“ホントはみんな見たかったんじゃないの?”というのも
確かにそうなんだけど、
それをフォローする描写がほとんどなかったのが残念だった。

ダンスの発表会シーン自体は…。
まあ仕方ないか。

一樹と叶夢(森崎ウィン)の距離感や瞳の成長を描きつつ、
ラストに一樹が自立する決意をした流れは悪くなかった。
ここでダンスの発表会を終わらせてしまって、
最終回は一樹を軸にして話を進めることにしたのは
正解だったと思う。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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モンスターペアレント  11(ローマ数字)

演出:小林義則
脚本:荒井修子

結局、これまでと同じように
大人は子供の手本になれというまとめ方だった。
そういう意味では三浦(佐々木蔵之介)が娘と和解したことが
最終回の大きなポイントだったかもしれない。

ただ、ドラマ全体としてはディテールが曖昧だったと思う。
高村(米倉涼子)のキャラクターにしても、
コメディシーンの入れ方にしても、
各モンスターペアレントの描き方にしても。

城山(草刈正雄)も最後まで中途半端だったなあ。
“思い出しました。困ってる人を助けるのが弁護士の仕事でした”とか
いきなり言い出した時はかなりシラけた。

モンスターペアレントを題材に
教育問題全体を描こうとした企画は悪くなかったと思う。
でも、いろんな意味で振り切れてなかった。
思いっきりシリアスにやるか、
徹底してエンタメとして見せるか、
どちらかにした方が良かったような気がする。

            採点 6.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★☆☆☆
                演出  ★★☆☆☆
                配役  ★★☆☆☆
                主題歌 ★★★☆☆
                音楽  ★★★☆☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★★☆☆☆

          平均採点 5.86(10点満点平均6)


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シバトラ ー童顔刑事・柴田竹虎ー  10

演出:石川淳一
脚本:武藤将吾

竹虎(小池徹平)たちが脱獄する過程はテンポがあったし、
脱獄後、竹虎が伊能(姜暢雄)を説得するシーンも見応えがあったし、
外では新庄(宮川大輔)が効果的に動いてたし、
かなり面白かった。

ラストもすごく盛り上がったんだけど、
つくづく残念なのは主題歌。
今回はせめて最初に流してしまっておくべきだった。

終盤になってやっとバランスが良くなってきたと思う。
これなら最終回も期待できそう。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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太陽と海の教室  8

演出:谷村政樹
脚本:坂元裕二

前回の八朗(濱田岳)が取った行動の理由を
みんなが早めにきちんと理解するところは
あまりストレスがたまらなくて助かった。

ただ、期待していた八朗と灯里(吉高由里子)のシーンまで
あっさりと安っぽくなってしまった感じ。
まあ、もともと描きたいのは八朗が死んだあとで、
そのために振り子を反対に振っておく程度の趣旨で
作った要素なんだろうけど。

それにしても八朗が死ぬ過程は強引だったなあ。
雪乃(大政絢)が八朗の後ろに現れた時は
何のドラマだよ!ってツッコミたくなるくらいに笑えたけど、
そのあとがあれよあれよという間だった。

人魚姫をアイテムに使いたかったからああなったのか、
何か別の意図があってああしたのか、
次回はまずそのあたりからハッキリさせて欲しい。

            採点 5.5(10点満点平均6)


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あんどーなつ  第十話

演出:堀英樹
脚本:丸山智子

一人前になるまでは誰にも言わないでくれ的な話はよくあるけど、
今回のケンカが始まったシチュエーションは
龍太(金子昇)がすぐしゃべった方が自然な流れだった。
どうせバレたら自分から一気に何から何までしゃべるんだし。

でもまあ、龍太が大阪へ行ってしまうことで悲しむ文哉(渡邉泰人)を
奈津(貫地谷しほり)がなぐさめるところと、
そのあとの文哉の涙で何とか締まったからいいか。

一応、親子関係でまとめていたけど、
竹蔵(尾美としのり)の話も膨らませて
和菓子要素も盛り込んで欲しかった。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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2008/09/08

Tomorrow ー陽はまたのぼるー  最終回

演出:山室大輔
脚本:篠崎絵里子

定番の大事故が起きて、
愛子(菅野美穂)も死にそうになって、
バラバラになっていたスタッフが集結して、
市民も協力して、市民病院の再建をみんなが願い、
オープン病院という形で出直すという最終回。

まあ、航平(竹野内豊)と愛子が
曖昧な関係のまま終わったのは悪くなかった。
最後にエド・はるみもささやかにグ〜をやってたし。

このドラマの地方医療の現場を描くという企画は、
時期的にもそんなに悪くなかったと思う。
ストレートにやると地味になるので、
なにか盛り上がる仕掛けを作りたかったのも分かる。
でも、そのためのアイディアが貧困で、
細かいところの作りがすべて雑だったのが残念だった。

撮影は意外といい絵も多かったと思う。
ただ、シーンのシチュエーションがいい加減だったり、
演出やSEの入れ方が突然B級になったりすることが多かった。
きっと作品を作る上でのコンセプトが
最初からズレてたんだろうなあ。

地味になることを恐れないで、
正面から丁寧に描いて欲しい内容だった。

            採点 6.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★☆☆☆
                演出  ★★☆☆☆
                配役  ★★★☆☆
                主題歌 ★★★☆☆
                音楽  ★★☆☆☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★★☆☆☆

          平均採点 6.15(10点満点平均6)

Tomorrow-陽はまたのぼる-Tomorrow-陽はまたのぼる-
竹野内豊


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33分探偵  #06

演出:成田岳
原案・脚本:福田雄一

設定は横溝正史のパロディで、
六郎(堂本剛)もそれに乗っ取って
俳句になぞらえた連続殺人だと推理。
この前半はテンポもあってかなり面白かった。

真犯人を匂わせるシーンはまた処理が甘くて
中途半端だったと思う。
あのあたりはそんなに思わせぶりにしない方が
かえって最後に何でもなかったところでオチると思うけどなあ。

あと、疑われる容疑者が完全にぽかーんとするのも
このドラマの面白いところなので、
そういうバカバカしさも大事にして欲しい。

リカコ(水川あさみ)が叫んでいた
“幸田シャーミンって誰!幸田シャーミンって誰!”が
妙に可笑しかった。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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ヤスコとケンジ  8

演出:大谷太郎
脚本:山浦雅大

漫画家を辞めたケンジ(松岡昌宏)が、
まわりの支援やファンの復活希望で
もう一度漫画家に戻るまでの話。

全体のストーリーとしては大事な内容だったけど、
ケンジとエリカ(広末涼子)の言い合いや
ヤスコ(多部未華子)と純(大倉忠義)の絡みなどで
コメディシーンが少なかったので、
ちょっと物足りなかった。

やっぱり前半で思いっきり笑っておかないと
後半でシリアスになってもあまり泣けない感じ。
まあ、あのいかにもエキストラ登場みたいな
桜葉れいかファンの集まり方が
逆に盛り上がらなかった原因かもしれないけど。

ラストではエリカと純の父親(夏八木勲)が登場。
次回はまたメリハリをつけて盛り上げて欲しい。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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打撃天使ルリ  最終撃 ヒトと愛しか無い世界

演出:秋山純
脚本:徳永友一

打撃が正義か悪かという答えのひとつに
神取(池畑慎之介)が言った
“法の下で苦しんでいるオレたちを冒涜している”があり、
ルリ(菊川怜)が悟った打撃の本当の意味として
“悪の感情で支配された心を自由に解放するため”があり、
憎しみで支配された神取の心をルリが撃ち抜いた。
そしてその瞬間、神取の表情が穏やかになった。

あのあたりの流れは、
そこまで明確に説明するとは思っていなかったので、
かなりスッキリした。

ただ、そうなると、
3話で打撃された三宅(永山たかし)が
5話でルリの映像を見て異常に反応したシーンは何だったのか。
三宅の心は解放されずに、
ルリに対する恐怖だけに支配されているのではないか、
という感じもする。

メッセージとして語られた、
“心に形なんてない。
どんなに理不尽なことがあっても、
どんなに目を背けたい現実があっても、
ひとつの感情でそれをかたどってはいけない。
人はたくさんの自由で豊かな感情でこそ生きる価値がある”
はいいと思う。

でも、心が支配された時、人は人でなくなり、
そのすでに人ではなくなった人を撃ち抜くことで心を解放するなら、
やっぱり三宅のリアクションは矛盾するんじゃないだろうか。

まあ、あれがないと三宅の父・達郎(山田明郷)は
ルリにたどり着けないので、
細かいこととして流してもいいんだけど。

とにかく全体的には、雑な組み立ても、B級の演出も、
稚拙な演技も、めっいっぱいあった作品ではあった。
でも、そういうことにも目をつぶってしまいたくなるような
振り切れた姿勢は感じられた。

マーケティング重視で中途半端なテイストに落ち着くドラマが多い中、
ここまでやりたいことをやったのは潔かったと思う。
テーマに対しては逃げずに、
真正面から向かっていったところがとくに良かった。
ワンクールにひとつくらいこういう作品があると
ドラマを見ていても楽しいな。

賛否両論というより、
10人中9人が否と言いそうな内容だったけど、
個人的には支持したい作品だった。

            採点 7.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★★☆☆
                演出  ★★★☆☆
                配役  ★★☆☆☆
                主題歌 ★★★★☆
                音楽  ★★★★☆
                新鮮さ ★★★★☆
                話題性 ★☆☆☆☆

          平均採点 6.50(10点満点平均6)


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魔王  第10話

演出:坪井敏雄
脚本:西田征史

麻里(吉瀬美智子)がアリバイを証明して
葛西(田中圭)が殺人の罪から解放されるあたりは、
またダイジェスト版のようなテンポだった。

でも、そのあとの直人(生田斗真)と領(大野智)のシーン、
直人が領に謝るところは良かったと思う。
領と栄作(石坂浩二)がすべてを明かして話すシーンも悪くなかったんだけど、
栄作が謝るとは思わなかったなあ。

まあ、あれはあれで領の心理も複雑になるので面白いとは思う。
でも、そうなると余計に領の母親のことなんかも
序盤で丁寧に描いておいて欲しかった気がする。

典良(劇団ひとり)が実は葛西に負けないくらい
麻里を愛していたというのは、
それなりにドラマ性のある展開だけど、
栄作が急に息子思いになるのはちょっとムリがあった。

とにかく処理しなくてはいけない段取りがいっぱいあって、
今回も前半に領としおり(小林涼子)のシーンがなかったので、
最後の2人のシーンにあまり感情移入できなかったのが残念だった。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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ロト6で3億2千万円当てた男  最終回「衝撃の結末!!大逆転の人生」

演出:今井和久
脚本:尾崎将也

急に健太(澁谷武尊)の保育園に
1500万円の負債があるという話になって、
悟(反町隆史)が掛井(豊原功補)から借金をして匿名で寄付。

掛井の試練で悟は取り立て屋になったりするものの、
こんな仕事をしてるなんて息子には言えないと、
また同じことの繰り返しになって
結局、強制労働の船に乗ることに。

でも、匿名の寄付が悟と知った真弓(眞鍋かをり)やら、
美佳(中島知子)やら、吉村(西村雅彦)やら、
挙げ句の果てになぜかあすなろ広告のメンバーまで駆けつけて
みんなお金を出し合って借金返済。
人の繋がりが大事ですみたいな陳腐な結論で
めでたしめでたしということになった。

最後までぐだぐだの内容だったけど、
6話以降、悟の心理にスポットが当たってからは
多少、筋にも説得力が出ていた。
脇役がもっとまともに描けてたら
B級なりにもう少し見応えは出ていたんだろうけど…。

まあ、このドラマで印象に残ったのは、
保育園の先生役だった真鍋かをりのエプロンの柄が
ずっと“キリン”だったことくらいか。

            採点 5.0(10点満点平均6)

                脚本  ★☆☆☆☆
                演出  ★☆☆☆☆
                配役  ★☆☆☆☆
                主題歌 ★★☆☆☆
                音楽  ★★☆☆☆
                新鮮さ ★☆☆☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆

          平均採点 5.00(10点満点平均6)


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コード・ブルー 〜ドクターヘリ緊急救命〜  第10回

演出:葉山浩樹
脚本:林宏司

前回の予告で流れた大規模災害は
最終回への繋ぎとしてラストに出てきただけで、
基本的には白石(新垣結衣)の再起を絡めた
黒田(柳葉敏郎)と息子(今井悠貴)の話と、
藍沢(山下智久)の変化を改めて強調した上での
三井(りょう)が過去を乗り越える話が中心だった。

黒田の話はアウェイクのオペを使っての親子の会話が良かった。
さすがに今井悠貴という感じ。
とりあえず最後まで父親であることを明かさなかった
今回のまとめ方も良かったと思う。

白石のパーツは依然として軽くて、
緋山(戸田恵梨香)や冴島(比嘉愛未)が
白石を引き留めようとするシーンも説得力がなかった。
このあたりは常にエピソードが多くて
登場人物の心理描写にあまり時間をかけてこなかった弊害だと思う。

三井の過去をあのままで終わらせず、
もう一度同じような状況が来て
成長したフェローたちと乗り越える展開にしたのはかなり良かった。
しかも、母体も胎児も救えたにも関わらず、
藍沢(山下智久)が自分の変化に戸惑ってしまう部分も
一緒に描いたのは効果的だった。

初回の腕を切断するエピソードから黒田の右腕切断、
今回の話へと続く藍沢の変化は、
なかなかうまく流れた展開だったと思う。

だから藍沢が名医ってなにかと疑問を抱くのも自然だったし、
それに黒田が“その答えはたぶん現場にしかない”と答えて
大規模災害へと続く流れにもムリがなかった。

あのシーンがなかったら
最終回はまた派手な大規模災害かよ、
とツッコミたくなるところだったけど、
その意味を込められたところが
最終回前としてはすごく良かったと思う。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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四つの嘘  最終回

演出:藤田明二
原作・脚本:大石静

コメディっぽさを出したドラマ化の最終回としては、
これもアリだったと思う。

冒頭の満希子(寺島しのぶ)の描き方はかなり萎えたけど、
病院のベッドで警察に言わないでと言い出して、
“子供たちが可哀想すぎる。ママがこんな女だって知ったら…”
と泣き出した時に、詩文(永作博美)から
“しょうがないでしょ。そうなんだから”とツッコまれた時点で
まあいっかという気分になった。

そのあとの詩文の家でのシーン、
最終的に取られた700万円を詩文に貸したと
夫の武(渡辺いっけい)に言ってしまう展開など、
続けてたたみ込まれるとむしろ笑えたし。

ネリ(高島礼子)と福山(長谷川博己)のところも
そういうコメディだと思って見れば説明不足でも許せた。

結局、作中に登場人物たちが吐き出した本音と数と同じくらい、
多くの嘘にまみれた日常に戻っていくという感じだったけど、
そこをシニカルにまとめた最終回だったんだと思う。

ただ、7話くらいまではそのノリが面白かったんだけど、
終盤は振り幅が小さくなったせいもあって、
かなりあっさりと終わった感じだった。

詩文、ネリ、満希子という3人のキャラクターは一貫して面白かったと思う。
でも、全体の切り口とか、3人の関係性にあまり変化がなくて、
そこがだんだんと淡泊に感じてしまった原因のような気もする。

終盤の事件はあの程度で収めるにしても、
やっぱり子供がいる詩文と満希子は
娘たちとの関係をもっと深く描いたり、
満希子の知らない詩文とネリの関係があったりした方が、
全体的な変化は出たと思う。

3人がみんな同じ枠の中に入ったまま
ストーリーがずっと進んでしまったような感じで、
そこがちょっと物足りなかった。

それにしても、自分の小説をドラマの脚本にした大石静は
かなり面白かっただろうなあ。
ていうか、あの原作をこういう連ドラにした、
という部分は見ていてもすごく面白かった。

永作博美、寺島しのぶ、高島礼子という豪華な共演で、
オトナが楽しめる作品ではあったと思う。

            採点 6.5(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★☆
                演出  ★★★★☆
                配役  ★★★★☆
                主題歌 ★★★★☆
                音楽  ★★★★☆
                新鮮さ ★★★☆☆
                話題性 ★★☆☆☆

          平均採点 6.78(10点満点平均6)


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正義の味方  9

演出:中島悟
脚本:旺季志ずか

槇子(山田優)と直紀(向井理)の関係に現れた変化が
ストーリーの中心だったので、
春子(田中好子)と五郎(佐野史郎)や
容子(志田未来)と陸(本郷泰多)のカップルとも対比できて
比較的見やすかった。

容子がキャディをするゴルフシーンは面白かったんだけど、
本来はああいうバカバカしいノリも多く入れて
テンポ良く描くべきだったんだよな、このドラマは。

やたら普通に作っているので、
今回みたいな変化が出ても
槇子が可愛らしく見えないところがツライ。

            採点 5.5(10点満点平均6)


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2008/09/03

モンスターペアレント  10(ローマ数字)

演出:城宝秀則
脚本:荒井修子

現場の教師のつらさは出ていたと思う。
ただ、夏目(正名僕蔵)が望月(平岡祐太)を刺すという流れは
ちょっとムリがあった。

学校の校庭で、サッカーをする子供たちの前で、
というのはテレビ的にムリだったとしても、
何とか母親の倉橋(雛形あきこ)を外に出す段取りを作って、
夏目が倉橋を刺そうとしたところを望月がかばって刺される、
という展開にした方が自然だったと思う。

城山(草刈正雄)が高村(米倉涼子)を
教育委員会に出した理由も明かされたけど、
城山が田川(角野卓造)にみせつけてやりたかったという
かなり意外なものだった。

田川が司法試験をトップで合格していて、
学生時代は恋愛でも城山が田川に勝てなかったというのも
一緒に説明されたわけだけど、
要するに優秀で美しい部下を持っていることを
田川に自慢したかったということらしい。

それはまあいいとして、
基本的に高村の優秀さをここまでうまく表現できなかったのが、
このドラマの最大のネックなんだろうなあ。

今回、望月のワン切りSOSに対して
電話のアドバイスだけど教育委員会まで飛んできたシーンは
ちょっと格好良かったけど。

田川が教育委員会の仕事をしているという部分が
最終回の背骨になりそうなので、
何とかマクロな視点でうまくまとめて欲しい。

あと、三浦(佐々木蔵之介)の問題は
高村が不起訴に持ち込むことがゴールではないので、
そこもしっかり描いて欲しい。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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学校じゃ教えられない!  8限目 どうしたら愛はとどくの?

演出:日暮謙
脚本:遊川和彦

前半は初期の頃に戻ったようなガチャガチャとしたノリで、
後半は生徒たちそれぞれのことを舞(深田恭子)が評したり
ひとりひとりが順番にしゃべったりする、
学園ドラマの終盤にありがちな構成だった。
そういう意味では、前回、前々回に比べるとかなりトーンダウン。

ストーリーとしても、
舞が窮地に追い込まれないと話は進まなかったのは分かるけど、
いきなり女子生徒が舞を非難したり、
舞子の過去を聞いて急に盛り上がったり、
かなり強引に展開させた感じもあった。

影山(伊藤蘭)の扱いもやたら曖昧だったと思う。
舞が生徒だった頃に孤立した舞を守れなかったことを
後悔しているという話だったので、
てっきり今の厳しさは世の中の悪意にも立ち向かえるような
強さを身につけて欲しいと願ってのことだと思ってた。

そしたらそんな方向へは話は進まず、
不登校だった娘(夏未エレナ)に社交ダンス部と舞がいるなら
学校に出てきてもいいと言われて、
なしくずし的に舞と社交ダンス部の存続を認めちゃったみたいだし。

校長(谷原章介)もここのところいいキャラだったのに、
流れを断ち切るような言動だった。
まあ、そもそもこの人がどういう経緯で校長になったのかが
よく分からない設定なんだけども。

ちょっと期待しはじめていただけに、
かなり残念な内容だった。

            採点 5.5(10点満点平均6)


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シバトラ ー童顔刑事・柴田竹虎ー  9

演出:岩田和行
脚本:武藤将吾

やっぱり中途半端なコメディシーンが少ないと見やすい。
なので、竹虎(小池徹平)が少年刑務所に潜入してからは
かなり見応えがあった。
さくら(真矢みき)が落合(橋爪遼)を引っ張ってきたところは
あっさりしすぎてちょっとシラけたけど。

最初からシリアス路線で作れば
このドラマもずいぶんと印象が違ったのになあ。
そう思うと残念。

せめてここから先は
今回くらいのトーンで押していって欲しい。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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2008/09/02

太陽と海の教室  7

演出:永山耕三
脚本:坂元裕二

この誰かが死ぬぞ死ぬぞ詐欺はどこまで引っ張るんだろうか。
まあ、その場しのぎの視聴率対策としては
何だかんだ言っても有効なんだろうけど。

とりあえず八朗(濱田岳)のキャラクターと
灯里(吉高由里子)との関係は
それなりに見応えがあったと思う。

灯里がだんだんと八朗を好きになっていたという過程も
これまでの画面の中で描けていたと思うし、
ハッキリと2人が付き合っていたわけではないから
八朗の絶望も余計にせつないものがあるし…。

灯里が凛久(北乃きい)に自分の気持ちを話したシーンと、
八朗が朔太郎(織田裕二)に電話で
“自分で何とかできると思ったんです。
ごめんなさい。助けてください”と言ったシーンは、
たとえドラマ全体がムチャクチャな作りでも良かった。

ヘタな小細工をしないで普通に作れば
この2人のパーツはかなりいいドラマになってたと思うけどなあ。
なんだか濱田岳と吉高由里子がかわいそうだった。

いずれにしても一番おもしろかったのは、
途中で挿入された福田首相の辞任会見特番が始まった直後の
ぐだぐだのフジテレビ報道室か。

            採点 5.0(10点満点平均6)


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あんどーなつ  第九話

演出:酒井聖博
脚本:長川千佳子

オトナの恋模様で味わいはあった。
ただ、昔の満月堂の様子というか、
光子(風吹ジュン)の旦那が亡くなった頃のこと、
親方(國村隼)が京都へ行って戻ってきた経緯などが、
そんなに詳しく描かれているわけではないので、
ちょっと分かりづらい部分もあった。
とくに先代の道具に関する説明とか。

奈津の真っ直ぐでマジメなところは
相変わらず貫地谷しほりがうまく演じてると思う。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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2008/09/01

Tomorrow ー陽はまたのぼるー  第9回

演出:川嶋龍太郎
脚本:篠崎絵里子

前回、遠藤(緒川たまき)が言っていた
子供を愛さない親もいるというのはそのままの意味だった。
遠藤の家は、父親が病弱で満足な治療を受けられないまま死亡。
母親は育児ノイローゼになり、遠藤を残して失踪、
行き倒れで意識不明のまま病院に運ばれたということだった。

今回はこの遠藤の母親に対する感情と、
同じように植物状態になった
事務長(岸辺一徳)の妻・昌江(水沢アキ)の話を絡めて、
患者の意志、そして患者と真剣に向き合う医療に関しての内容だった。

まあ、事務長夫婦のパーツは悪くなかったんだけど、
人工呼吸器を外して欲しいと事務長が言うところでも
昌江のリビング・ウィルが語られ、
また最後にナレーションで同じ事が語られたりと、
脚本の完成度は相変わらず低かったと思う。

遠藤が母親の人工呼吸器を外そうとした時に
航平(竹野内豊)が入ってくるところも、
あんなに効果音で煽らなくてもいいのになあ。
航平が来るのは分かってるんだから。

そういうベタな描き方をしてるわりに、
遠藤が変化が描かれたあとは
あっさり病院を去っちゃったりするんだよな。
あそこは思わず、行っちゃうのかよ、とツッコンでしまう流れだった。

で、予告を見たらさらに萎えてしまった。
最後までとんちんかんな作りになりそうでちょっと恐い。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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33分探偵  #05

演出:成田岳
原案・脚本:福田雄一

中盤で真犯人がいることは確実と思わせて、
やっぱり最初のままというパターン。
でも、いろいろおかしなところは多かった。

中田(大高洋夫)が真犯人と匂わせる部分が
フェイクでもかまわないんだけど、
タネあかしの部分がほとんどなかったのが原因だと思う。

中田が冷蔵庫の上に隠したものは何だったのか、
なぜ仕入れた品物を従業員にごまかしていたのか、
どうして死体の傷口に魚類エキスがついていたのか、
そのあたりはバカバカしい理由でもいいから
何か提示しないとダメなんじゃないだろうか。

実は慶子(堀内敬子)が中田の愛人だったのでは、
という可能性もあったけど、
そうすると中田が電話で話していた内容と辻褄が合わないし、
そもそも慶子が何か隠してるような感じもなく自供してるから
やっぱり慶子が犯人というのは動かないような気がする。

本当に33分では足りない事件で、
あとでこの事件をもう一回扱ったりしたら
それはそれで面白いんだけど、どうなんだろう。

いずれにしてもかなり中途半端な感じはした。
あ、中途半端に熱い男も出てきたし、
今回のテーマは中途半端なのか?

部屋まで訪問してくるオレオレ詐欺は
ちょっと面白かった。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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打撃天使ルリ  第六撃 唯、その真実と死

演出:梶山貴弘
脚本:徳永友一

悪意に支配された打撃人類で唯(沢木ルカ)の父親、
工藤(大浦龍宇一)が登場して、
正義と悪に関してさらに深く語られた。

人の心は正義と悪を内包したもので、
正義の打撃も生まれれば悪の打撃も生まれる。
工藤はもともと正義だったが、
娘の唯が打撃に目覚めた頃から悪意に支配されたという説明だった。

過去に父親を打撃したことを後悔している唯は、
“あの時にできなかったこと”をしようと、
最後まで父親を信じて撃ち抜かないことを選択。

でも、工藤は我が子を撃ち抜いて吹っ飛ばす。
そんな外道を最後にルリ(菊川怜)は、
“この拳が正義か悪かは分からない。
だけど、あなたが悪かどうかは分かる。
あなたを撃ち抜けないならすべてが嘘になる”
とつぶやいて打撃する展開だった。

次回はもう最終回かあ。
この6話は唯の手紙などを使ってうまくまとめたと思うけど、
もう少しじっくりと見たかったな。

唯が部屋から出たり、
ルリが服を着替えて打撃しに行ったりするシーンだけでも
かなり引っ張れたと思うし、
正義と悪を語る上でも
工藤と唯の関係はもっと時間をかけてもよかったと思うし。

それにしても、初回で見るのをやめてしまった人は、
このドラマがこんなことになってるなんて
夢にも思ってないんじゃないだろうか。
とりあえず最終回も期待したい。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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魔王  第9話

演出:加藤新
脚本:西田征史

宗田(忍成修吾)を殺害する部分の人間関係は
この作品の中でもかなり練られているところなので、
さすがに見応えはあった。

直人(生田斗真)は宗田を殺され、
葛西(田中圭)が殺人犯に仕立て上げられ、
なんとか葛西は救おうとするものの、
それをすると家族が崩壊するという仕組み。

このドラマでは領(大野智)の家族に関して
あまり時間をかけて描いてないけど、
11年前の事件で真実を明かそうとしたものの
裁判で直人が正当防衛の無罪となり、
母親が死んで領=友雄はひとりぼっちになっているので、
栄作(石坂浩二)を中心とした家族まで巻き込む計画にまでなってるところは
よくできていると思う。

もう直人は領が真犯人であることが分かっているわけだけど、
領に詰め寄れば詰め寄るほどそれは自分の過去に返ってくる。
しかも、直人のつらさは領が過去に経験したこと。
そういう風に逃げ場のない2人が同化していく過程は
ラストへ向けてしっかり盛り上げていってもらいたい。

            採点 6.5(10点満点平均6)


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ロト6で3億2千万円当てた男  第9話「最終章…負け組、ついに大逆転!!」

演出:今井和久
脚本:尾崎将也

子供に胸を張れるような仕事をしようと会社を立ち上げて、
成功を収めるものの、だんだんと調子に乗って子供の心が離れていく。
やがて、ロト6を当てた男だとバレて妬まれる。
それを見返してやろうと躍起になるものの、
事業を拡大しようとして社長を解任される。

そういう流れ自体は悪くなかったと思う。
最後に悟(反町隆史)が掛井(豊原功補)から
“結局あなたは大金を持つ資格がなかった人なのかもしれません”
と言われる展開も、ドラマのテーマとしては分かりやすかった。

ただ、ラストで悟が逮捕されたり
内輪ネタのゲストを用意したりなど、
最終回への煽り方は相変わらず滑稽だったと思う。

            採点 5.5(10点満点平均6)


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