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2009/01/13

ありふれた奇跡  第一回

統括プロデュース:中村敏夫
プロデュース:長部聡介、樋口徹
演出:田島大輔
脚本:山田太一
音楽:海田庄吾
主題歌:「ありふれた奇跡」エンヤ
制作協力:FCC
制作:フジテレビ
出演:仲間由紀恵、加瀬亮、陣内孝則、八千草薫、岸部一徳、
   風間杜夫、井川比佐志、戸田恵子、松重豊、キムラ緑子、
   塩見三省、宮田早苗、黒坂真美、他

山田太一らしいセリフの繋げ方は健在。
そこがダメな人はもう最初からダメなんだろうけど、
ファンタジックでもあり、リアルでもあり、
やっぱり味わい深かった。

少なくとも、藤本(陣内孝則)の自殺を止めた
加奈(仲間由紀恵)と翔太(加瀬亮)が出会うところから、
2人にも大きな心の傷があることが提示されるラストまでのプロットは
さすがに丁寧に練られていた。

カップルでもない2人が
同時に藤本の異変に気がつくというのはドラマ的ではあるけど、
今回のテーマから考えるとそんなに強引でもないと思う。

多かれ少なかれ誰もが抱えている心の傷を浮き彫りにしながら、
普通の男女、普通の家族がありふれた幸せに気づいていく過程を描くなら、
それは普遍的なものであるはずなので。

だから加奈と翔太の2人が気づいたのも、
藤本がもう一度2人と会って話さなくてはと思ったのも、
ドラマチックな展開というより、
テーマに沿った自然な流れだった。

中城家のピッツァとか、
静江(八千草薫)が聴きたくなってしまった落語とか、
翔太がレストランの庭で見つけたグリーンマンとか、
ディテールも相変わらず緻密だった思う。
そういう部分があるとないとでは深みが格段に違うので、
基本的には日常のひとコマではあるけど見応えはあった。

あと、加瀬亮が翔太のキャラクターに合っていて、
そこも今後に期待が持てた。
個人的にはかなり楽しめそう。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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