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2009/01/19

ありふれた奇跡  第二回

演出:田島大輔
脚本:山田太一

最初に見た時は、
冒頭で雨の日に加奈(仲間由紀恵)と翔太(加瀬亮)が会うシーン、
ラストに同じ店で2人が会うシーン、
この2カ所での加奈の怒り方に違和感を感じた。
ちょっと強引な流れだったのではないかと。

でも、もう一度見返すと、
本当は加奈がまだ乗り切っていない、
切り抜けていないことの描写だったのか、と思い至った。
と同時に、加奈と翔太では心の傷の種類が違うので、
今回のような2人の描き方になったのか、という風にも思った。

加奈の心の傷に関しては、
初回の桂とのシーンでも少し匂わせていたけど、
やはり子供に関することっぽい。

そう考えるといろいろと辻褄が合って、
最初に感じた違和感も
むしろ繊細な作り方だったのではないかという気がした。

翔太が加奈の家の前で
静江(八千草薫)からボランティアを頼まれるところも、
山田太一らしい話の転がし方だったと思う。

知らない男にカギを渡して家に入れるという
かなり引っかかる展開ではあったけど、
静江のキャラクターは出たシーンだった。
性格的なことというよりも、
あのシーンからすでに
嫁である桂(戸田恵子)との関係も醸し出していたという意味で。

それにしても八千草薫はやっぱりうまいな。
山田太一の脚本でも八千草薫がしゃべると自然。
そしてチャーミング。

藤本(陣内孝則)の“そんなヤツもいないとね”とか、
翔太の“世の中、何にもないと息苦しいけど、
あればあったで面倒なもんですね”とか、
今回も印象に残るセリフは多かった。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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