« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »

2009/02/26

キイナ〜不可能犯罪捜査官〜  第6話 呪いの人形

演出:猪股隆一
脚本:松田裕子

キイナ(菅野美穂)と真一郎(塚地武雅)の関係は
このドラマの数少ない魅力なので、
そこを活かした内容は良かった。

真一郎に3人も子供がいて、
キイナが今回のメインになった莉子(森迫永依)に
前にお父さんに好きな人がいたと言われるシーンなんかは、
キイナのキャラクターも活きて面白かった。

呪いというネタ自体に目新しさはなかったけど、
子供がかけた呪いから話が始まったので、
全体的にもそんなに違和感はなかったと思う。

莉子が母親を亡くしていたので、
呪いをかけた先生が本当に死んでしまったことに
すごくショックを受けていたところも、
ドラマとしては悪くなかった。

事件が解決していく段取りはもうパターン化しているので、
今回みたいにそれ以外の部分で膨らませてくれるとうれしい。
そういう意味では雅(沢村一樹)の過去に
キイナがどう関わっていくのかも今後の見どころか。

お馴染みになってきた“別班だな”とか言って、
雅がキイナを頼って欲しい。

            採点 6.0(10点満点平均6)


| | コメント (1) | トラックバック (0)

トライアングル  8 アリバイ

演出:三宅喜重
脚本:水橋文美江

亮ニ(江口洋介)が丸山(小日向文世)を疑うところは
いくらなんでもムリがあったので
何か意図があってワザとやってるのかと思ったら、
本当に疑っていたという流れだった。

一応、亮二も25年前の事件で
人を信じる力を失ってしまったという説明。
それはまあいいとしても、
そうなると富岡(谷原章介)や堀米(マギー)への対応が
浮いてしまうような印象はあった。
ちょっと亮二のキャラクターがブレたような感じ。

とにかく亮二は25年前の現場で男の声を聞いていて、
その男が佐智絵(志田友美)を殺した犯人であり、
亮二と間違えて志摩野(堺雅人)も殺したのではないか、
という方向に話は進んだ。

で、今度は均(大杉漣)が25年前に
偽造パスポート事件に関わっていたような話が出てきて、
つながりのある均と信造(北大路欣也)に疑いの目がいく展開に。
もうこんなのばっかりだなあ。

担任の先生も話の流れだけで出てきた。
2分の1成人式の作文をコピーしていて、
一部は警察に、もう一部は手元に置いていたという役割で。
ただ、事件を匂わせる内容はアザのある男についてだけで、
作文にそれ以上の仕掛けはなかった。

亮二のことを初恋だったと
ハッキリ書いていた文面は良かったと思う。
それだけに2話で初めて作文を読んだと思われる
サチ(広末涼子)の心理は、
もう少し丁寧に描いて欲しかった。

そのあたりがおざなりにされて、
犯人は誰かモードばかりになってるのがやっぱり残念。

            採点 6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

神の雫  le septieme verre 7

演出:石尾純
脚本:渡辺雄介

豊多香(古谷一行)の人間性は別にして、
霧生(戸田菜穂)の話自体は悪くなかったと思う。
雫(亀梨和也)とみやび(仲里衣紗)にも絡めてあったので
そんなに浮いた感じもしなかったし。

でも、一青(田辺誠一)がどういう風に使徒にたどり着いたのかは
さっぱり分からなかったので、
最後にロベール(竹中直人)が2人の違いについて話しても
かなりムリヤリな感じはした。

それにしても雫の会社のワイン事業部は
仕事しないなあ。

            採点 6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

メイちゃんの執事  7

演出:石川淳一
脚本:古家和尚

多美(谷村美月)が詩織(山田優)のために動いていた背景は、
これまでと同じように多美と神田(阿部進之介)という
お嬢様と執事の関係を描く要素と、
詩織に対する最終的なフォローで使われる感じ。

でも、詩織はメイ(榮倉奈々)が本郷家の跡取りに決まる前から
おかしくなっていたのか…。
で、理人(水嶋ヒロ)は自分から詩織の元を離れて
メイのことを見ていたと。

もう根本的な設定が曖昧になってきちゃったなあ。
こうなったら思いっきりドロドロな展開になっても
いいような気がしてきた。

まあ、最後はどういう締め方にするのか分からないけど、
個人的には剣人(佐藤健)と忍(向井理)の共通項を
うまく落とし所にしてもらいたい。

忍が白い衣装を着てるのは医者だからなんだけど、
今回はそういう場面があっても
あまり広げる感じではなかった。

            採点 5.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

VOICE[ヴォイス]  第7話

演出:松山博昭
脚本:金子茂樹

解剖を嫌がる遺族の気持ちは法医学モノの定番だけど、
解剖が苦手な羽井(佐藤智仁)の話も絡めていたので
それなりのまとまりはあった。

ただ、旦那さん(石橋蓮司)が解剖を承諾した気持ちの変化や
羽井が法医学を続けていく決意を表す部分に関しては、
そんなに説得力がなかったと思う。

このあたりには力を入れずに
アイテムをつなげた謎解きに時間を割くから
人間を深く描くドラマにはならないんだろうな。
まあ、今の月9はそれがデフォルトだからいいんだけど。

それにしても、亡くなった奥さんが
赤座美代子だったのでちょっとビックリ。
贅沢なキャスティングだなあ。

            採点 6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/02/23

本日も晴れ。異状なし  第6話

演出:武藤淳
脚本:藤本有紀

白瀬(坂口憲二)が島の駐在になった理由が明かされた。
6話まで引っ張るような話ではなかったけど、
白瀬が東京で決意したことと今回の内容は
それなりにリンクしていたと思う。

ただ、今回のネタを蒔く前半は何の工夫もなかったし、
最後に育江(岡本麗)たちが
ナオミ(青山倫子)を島に迎え入れるところも、
単に手のひらを返したようにしか見えなくて安っぽかった。

これまで今ひとつ存在理由が薄かった片岡(遠藤憲一)が
島へ来たところで終わったので、
もう少し白瀬の過去が膨らむといいんだけど。

            採点 5.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

銭ゲバ  第6話

演出:大谷太郎
脚本:岡田惠和

冒頭の社長になった風太郎(松山ケンイチ)のやり方とか、
三國造船としての会社の経営とか、
細かいところはツッコミどころも多々あったけど、
全体的な内容は今回もすごかった。

とくに、おかしくなったフリをしていた緑(ミムラ)が
風太郎にすべてをぶつけるシーン。
あのえぐり方はその前の風太郎の行動からの繋がりも含めてすごかった。
腹を括って作ってるなあ。

前回、インパクトのあるシーンがあった茜(木南晴夏)も、
緑に対して自分は愛されていると言いつつ、
“何か言ってよ”と緑にすがるシーンもあったりして、
丁寧に人物像を描いていたと思う。
このまったくタイプの違う女性陣の描き方はとくに見応えがあった。

風太郎の母・桃子に似ている女性として
ホームレス(奥貫薫)が登場した件は、
やや分かりやすさの方へ傾きすぎた面もあると思う。

でも、全体のバランスや、
緑にこっぴどく言われたあとに
風太郎がそのホームレスが死んだことを知る流れまで含めると、
あれはあれで良かったんじゃないだろうか。

とにかく、このドラマの本気度がさらに伝わって、
かなり見応えのある回だった。

            採点 7.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

RESCUE〜特別高度救助隊〜  Mission5 救助編

演出:倉貫健二郎
脚本:山浦雅大

SRが出場する現場では
要救助者が亡くなっているケースも多いという点で、
大地(中丸雄一)や手塚(増田貴久)の葛藤を描いたのは
悪くなかったと思う。

ただ、見せ方は相変わらず。
笑って見ればいいんだろうけど、
シラけたりイライラしたりするところも多かった。

最後の救出シーンも説明不足で状況がよく分かんないし…。
酸素ボンベのしくみはどうなのかとか、
水による浮力はどうなのかとか。

それでも今回は最後の手塚の涙で
それなり締まったので“よし!”ってことで。

            採点 5.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

歌のおにいさん  Act・5

演出:長江俊和
脚本:永田優子

うらら(片瀬那奈)が健太(大野智)を
ウソの恋人役にするということで、
もう少しコメディ寄りになるのかと思ったけど、
親子関係を軸にしたかなりマジメなトーンだった。

健太が光雄(小野武彦)とケンカするシーンなんかは
さくら(須藤理彩)も絡めてすごく良かったと思う。
最後に歌った「七つの子」も意外としっとり聴かせたし。

でも、黒柳徹子のゲスト出演はいらなかったな。
流れを止めた感じで残念だった。

            採点 6.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

ラブ・シャッフル  Vol.6

演出:坪井敏雄
脚本:野島伸司

菊田(谷原章介)の元恋人に似ている人物は
やっぱり旺次郎(松田翔太)だった。
でも、白衣を着ていたので、
アーティストではなくて同じ医師か。

とりあえず、菊田の旺次郎に対するこだわりは、
2週目のシャッフルに変化をつける要素になりそう。

玲子(小島聖)の旦那(尾美としのり)が登場して
2人の関係が語られたパーツは、
野島伸司の作品では比較的よくあるロジックだった。

最終的に誰かとカップルになるかどうかは別にして、
玲子をどう救うかも後半の見どころか。
前回から今回の前半にかけて
宇佐美(玉木宏)の魅力はかなり落ちていたので、
この部分では宇佐美に期待したい。

あとは芽衣(貫地谷しほり)の気になる相手だけど、
それこそ消去法で諭吉(DAIGO)かも。
その気になるポイントが4話で芽衣が諭吉に言った
“可哀想な人、でも可愛い”だったりしたら、
意外と芽衣と愛瑠(香里奈)にも共通点があるのかもしれない。

海里(吉高由里子)に動きが出てきたので、
そこも2週目のシャッフルは面白くなりそう。
菊田が海里に救われたりしたらなお面白い。

            採点 7.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

リセット  #6

演出:白川士
脚本:山上ちはる
脚本監修:林誠人
脚本協力:福田雄一

やっぱりホラーっぽさに徹することができなくて、
ゆるいテイストになってしまう感じ。
深夜枠なんだし、最後は梓(藤本美貴)が襲われるところで
終わってもよかったと思うけど…。

アンリ(田中直樹)をああいうキャラクターにした段階から
どっちつかずの作品になっちゃったんだろううなあ。

            採点 5.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

ありふれた奇跡  第七回

演出:谷村政樹
脚本:山田太一

すごいなあ、やっぱり山田太一は。
とくに翔太(加瀬亮)が再び中城家へ訪れて
朋也(岸部一徳)から厳しく責め立てられる展開は見応えがあった。
単に翔太の過去に絡めるだけでなく、
朋也、桂(戸田恵子)、静江(八千草薫)の人物像まで
しっかり描いているところが見事だったと思う。

その一件をあとで桂と静江が
加奈(仲間由紀恵)に話すシーンも良かった。
翔太がいくつか話してないことがあったという部分は
妙にリアリティーがあって、
それだけに朋也が翔太に対して居丈高な態度を取ったことを
加奈が気にする表情に真実味が出た。

こういう細かいところで加奈と翔太の結びつきが
どれくらい深まっているのかを表現したりするところは、
本当に丁寧だと思う。

四郎(井川比佐志)と静江が喫茶店で会うシーンが、
また両方の気持ちが分かるいい場面だった。
翔太の過去を理解した上で何とか力になってやりたい四郎と、
加奈の過去を知らないままに孫の幸せを願う静江の違いも
すでに視聴者には伝わっているだけに、
せつない感じもあった。

その静江が家ではちょくちょく家族の部屋を覗いているようで、
桂の不倫のこともやっぱり知っているようだったのが
ちょっと面白かった。
人間にはいろんな面があるものだから、
静江にもそういうところがあるのは深みがあって面白かった。

次回はついにその静江も含めた中城家の人間に
加奈の過去が明かされるようで…。
終盤の大きな山場になりそう。

あと、藤本(陣内孝則)にも
もしかしたらまだ話してないことがあるようなシーンもあった。
最終的には家族が支えになるであろう翔太や加奈と違って、
藤本はすでに家族を失っているので、
そのあたりの展開も今後の見どころか。

            採点 7.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/02/19

キイナ〜不可能犯罪捜査官〜  第5話 病院の幽霊

演出:山下学美
脚本:山崎淳也

病院の心霊現象ネタ。
さすがに最初から本当に幽霊の仕業という盛り上げ方もできず、
終盤の科学的な証明もあっさりしたものだった。

結果的に事件としては
キイナ(菅野美穂)がカルテの改ざんを立証すればいいだけだったので、
また作品の個性はあまり出なかった。

塚地武雅がケガをしてなくて
もっとキイナとの絡みがあったら、
別の面白さも出ていたのかなあ、と今回は改めて思った。

            採点 6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

トライアングル  7 上海の夜 引き裂かれた絆

演出:木内健人
脚本:水橋文美江

サチ(広末涼子)と志摩野(堺雅人)の母親は、
上海で志摩野を捨て、大阪でサチを捨てたという
すごい人物像になっていた。

今後、何かのフォローがあるかもしれないけど、
とりあえず、残酷な過去もあるので
必ずしも明らかにする必要はないというような文脈で使われた感じだった。

で、妹であるサチに対する志摩野の思いなどが描かれつつ、
志摩野が亮ニ(江口洋介)の身代わりで殺される展開。
何だかなあ。

清子(風吹ジュン)のサチに対する愛情が
もっとしっかり描けていれば、
“さよなら”で締めた志摩野からサチへの手紙なんかも
さらに感動的になったのかもしれないけど、
清子が本当に記憶をなくしている設定で
いろんな人に疑惑を持たせていたりもしていたので、
今ひとつしっくり来なかった。

一番シラけたのは、
25年前の事件の時に亮ニが何かを見ていて、
時効が過ぎるのを待っていた理由があるとサチに言ったところ。

今までは連ドラとして謎解きで引っ張っても
それなりにテーマをしっかり描いてくれると思っていたけど、
こうなるともうあまり期待できないかもしれない。

秋本(佐々木蔵之介)が
信造(北大路欣也)や均(大杉漣)とも会っていたし、
もうグチャグチャになってきた。

            採点 6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

神の雫  le sixieme verre 6

演出:中島悟
脚本:渡辺雄介

いろんな事実を知って
一度は遺産争いのゲームから降りようとした雫(亀梨和也)が、
第四の使徒をめぐって再びゲームに参加するまでの内容。

それは別にいいんだけど、
やっぱりそんなに厚みのある話にはならなかった。
山小屋のおっちゃんが雫をひとりで山に登らせたり、
帰ってきた雫にフツーにお茶を飲ませていたりするところは
逆にバカバカしくって面白かったけど。

一青(田辺誠一)の大袈裟な“おおおーっ”とかは
何回見ても無条件に笑える。

            採点 5.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

メイちゃんの執事  6

演出:城宝秀則
脚本:古家和尚

メイ(榮倉奈々)に好きだと告白したあとに、
元のお嬢様と執事の組み合わせに戻そうと言った剣人(佐藤健)は
ちょっと格好良かった。
まあ、内容もそれだけだったけど。

「必殺」でも忍者の谷村美月は
やっぱりこちらでも使命を背負ってるわけで、
ついに正体をあらわす展開に。

それにしても
いろいろ物騒な学園だなあ。

            採点 6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/02/17

VOICE[ヴォイス]  第6話

演出:成田岳
脚本:金子茂樹

ついに死者の声ですらなくなった。
代理ミュンヒハウゼン症候群としては、
昨年、子供の点滴に泥水かなにかを混ぜて逮捕された母親が
過去に子供を同じように殺害してしまっていたことが
発覚した事件があったので、
そういう切り口でも作れたとは思う。

でも、そうすると重くなりすぎるというか、
やりきれない事件になってしまうからやめたんだろうなあ。

とりあえあず法医学の分野が
司法解剖や行政解剖だけじゃないところは出ていたし、
佳奈子(石原さとみ)の弟(冨浦智嗣)も登場して
いろんな家族・兄弟の関係があることも軸にしていたし、
話としては比較的よくまとまっていた方だと思う。

ドラマの最初の方は佳奈子が料理ができないことを
かなりネタとして使っていたので、
最後のお弁当が妙にきちんと作ってあったのは
ちょっと違和感があった。

            採点 6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/02/16

本日も晴れ。異状なし  第5話

演出:加藤新
脚本:藤本有紀

美波(夏未エレナ)にスポットが当たっていたからか、
島の子供の話にウエイトが掛かっていたからか、
今回は比較的見やすかった。

美波や靖之(太賀)が、
まわりの大人が思う以上に
いろんなことを考えているところは出ていたと思う。

白瀬(坂口憲二)だけでなく、
キヌ(前田美波里)にも何かトラウマがありそうな描写も出てきた。
そのあたりの過去がうまく今の雰囲気の中で描けるといいんだけど。

            採点 6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

銭ゲバ  第5話

演出:狩山俊輔
脚本:岡田惠和

三國造船の社内まで入り込んだ風太郎(松山ケンイチ)は、
かつての派遣仲間・枝野(柄本時生)を使って譲次(山本圭)を殺害。
社長の座まで登りつめるところまで話は進んだ。

その過程での枝野や譲次とのやり取りで、
風太郎が友達や家族という言葉に微妙な反応をするカットは
また丁寧に撮っていたと思う。

そして今回のポイントは、
やっぱり茜(木南晴夏)の描き方。
荻野(宮川大輔)から話を聞いて風太郎の計画を知った緑(ミムラ)が
そのことを茜に伝えた時のリアクションが、
“だから何? そんなのどうでもいいんだよ、お姉ちゃん”

このシーンの茜のセリフは、
最後の“愛してるの、そして必ず私を愛してもらう。
お姉ちゃんには分からないよ、絶対”まで
強烈にインパクトがあった。

風太郎自身の心の揺れと
伊豆屋を含めたまわりの人物像で、
相変わらず単調ではないドラマになっていると思う。

ただ、今回は風太郎が屋上からカネをばらまくシーンが長くて、
個人的にちょっと冷めた感じもあった。
最初からフィクションではあるんだけど、
このドラマのこれまでの見せ方と比較すると
フィクションのトーンが違うという気もして…。

もう少し別の形で
風太郎の気持ちを表して欲しい気もした。

            採点 7.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

お買い物

制作統括:遠藤理史
演出:中島由貴
作:前田司郎
音楽:BANANA
制作:NHK
出演:久米明、渡辺美佐子、市川実日子、山口美也子、山中聡、志賀廣太郎、
   宗近晴見、黒田大輔、後藤飛鳥、ふるごおり雅浩、他

32歳で岸田戯曲賞を受賞した前田司郎の書き下ろしドラマ。
福島の農村に住む老夫婦(久米明・渡辺美佐子)が
東京の渋谷まで買い物に行くだけのシンプルなストーリーだったけど、
じんわりと沁みるいい作品だった。

正直、前半の老夫婦の会話は、
もっと少なくてもよかったんじゃないかという気もした。
足を鍛え直すように2人で一緒にお寺まで散歩に行くところは
ほのぼのとして良かったけど、
いろいろ物忘れがひどくなっているわりには
流ちょうに話すシーンも多かったし。

でも、渋谷のカメラ屋さんまでたどり着いて
そこでカメラをゆっくり見るあたりから、
孫(市川実日子)の部屋に泊まるところなんかはすごく良かった。

とくに孫との距離感と空気感は絶妙だったと思う。
必要以上にベタベタすることなく、
かといって孫が冷たく接するわけでもなく、
お互いがほどよく気を遣っていて、
離れて暮らす老夫婦と孫とのリアルな愛情とやさしさが
滲み出るようなやり取りだった。

老夫婦が主役のドラマであることは間違いないんだけど、
市川実日子の孫のキャラクターがあってこその作品だったと思う。

ストーリーとしては、一通のDMをキッカケに
おじいさんがかつて趣味としていたカメラを思い出し、
その中古カメラの見本市に夫婦で出かけるというだけの話。

でも、そこからわき出てくる老夫婦の昔の想い出や控えめな感情が、
思わず買ってしまったカメラで撮った数枚の写真によって
最後に何とも言えない味わいになって出て、
ジワッと来るラストシーンだった。

普通の人がきちんと丁寧に描かれた
久々にあたたかくなる作品だった。

            採点 7.5(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★★
                演出  ★★★★★
                配役  ★★★★★
                音楽  ★★★★☆
                新鮮さ ★★★☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆


| | コメント (0) | トラックバック (0)

RESCUE〜特別高度救助隊〜  Mission4 訓練編

演出:松田礼人
脚本:八津弘幸

訓練編が終了して、不動(山本裕典)、手塚(増田貴久)、
そして大地(中丸雄一)がSRに配属されることに。

今回も感動させよう、泣かせようの段取りと
オレンジの誇りの連発だったけど、
王道としての体裁は取れていたと思う。

次回からはSRチームになって大人メンバーも増えるので
少し雰囲気が変わるかも。

            採点 6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

歌のおにいさん  Act・4

演出:梶山貴弘
脚本:永田優子

初回から出ていたみちる(高良光莉)は
氷室(戸次重幸)が番組の政権を握る前のレギュラー、
マカロンキッズのメンバーだった。
で、氷室が番組から去ったので正式に復帰。

そのみちるとバレンタインデーを絡めた話で、
ドラマのリハーサルが入っていたみちるの手を引いて、
子供の今だからこそ大事なものがあると、
転校してしまう男の子にチョコレートを渡しに行かせた
健太(大野智)の行動は、
健太のキャラクターを表す意味でも、
ストーリー上の進展や成長を表す意味でも良かった。

あれで健太が明音(千紗)に
約束のチョコレートを届けられないと
それはそれでどうなんだということになるけど、
最終的には明音にも届けられたのでいいんじゃないだろうか。

次回からの雰囲気はまた変わるかもしれないものの、
マカロンキッズVSうらら(片瀬那奈)は
新たな抗争として楽しめそう。

テレ朝だからか、高良光莉がホリプロだからか、
みちるが出演予定のドラマは「氷点」じゃなくて「沸点」だった。

            採点 6.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

ラブ・シャッフル  Vol.5

演出:土井裕泰
脚本:野島伸司

一周まわってそれぞれの相手は元の組み合わせ。
でも、本来のパートナーとのシーンはそれほど多くなく、
何人かは別の相手に興味があることが示された。

最初は旺次郎(松田翔太)や菊田(谷原章介)とともに
ドッキリで宇佐美(玉木宏)にモーションをかけた愛瑠(香里奈)も、
最終的には本当に宇佐美が気になっている様子。

ただ、今回は宇佐美のダメっぷりがかなり描かれたので、
また同情から始まっていると言えなくもない。
まあ、前回のラストがあんな感じだったので、
少しは愛瑠も宇佐美の本質を見てるとは思うけど。

旺次郎と海里(吉高由里子)のシーンがまた印象的だった。
その前の菊田と海里のやり取りから考えても、
菊田の元恋人に似ている人物は旺次郎なんじゃないかという気もしてきた。

自殺した菊田の恋人もアーティストで、
“怪物”になれずにつぶれたとか。
菊田が最後の組み合わせで海里にくっつけたのも旺次郎だしなあ。
今のところ旺次郎か、一周まわって海里か、
どちらかの可能性が高い気がする。

今回はまたカボスやらパンダやら
つまらないダジャレが多かったし、
日本チャチャチャのシーンも狙いすぎで
本筋からズレる部分はしょっぱかった。

次回は玲子(小島聖)の旦那も出てきそうだし、
菊田の秘密が明かされるのかもしれないし、
コメディっぽさはもうどうでもいいから
2週目のシャッフルでさらに人物像を深く描いて欲しい。

            採点 6.5(10点満点平均6)


| | コメント (1) | トラックバック (0)

リセット  #5

演出:岡本浩一
脚本:渡邉睦月
脚本監修:林誠人
脚本協力:福田雄一

リセットしないパターンで、
しかもパッピーな終わり方だった。
隣のおばあちゃん(石井トミコ)まで含めて。

ただ、個人的にはたける(新井浩文)が
バスから降りるシーンはいらなかったと思う。
バレンタインのプレゼントを手にした
たけるの表情とかだけで表現してもよかったんじゃないだろうか。

アンリ(田中直樹)は相変わらずウザイけど、
それ以外はきれいにまとまった内容だった。

            採点 6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

ありふれた奇跡  第六回

演出:田島大輔
脚本:山田太一

加奈(仲間由紀恵)の過去は
やはり中絶して子供が産めなくなっているということだった。
フラッシュバックの映像は、
誰にも知られないように外国で中絶していたため、
それを思い出してのこと。

その時の心理としては、
付き合っていた男が同じ時期に
別の女性にも中絶させていたということで、
並ぶように中絶するのは惨めで悔しかったと説明された。

この加奈の過去自体は想像を超えるものではなかったけど、
そのあとが山田太一らしい話の持っていき方だったと思う。

2人で話すと翔太(加瀬亮)が格好いいことを言いそうだからと
藤本(陣内孝則)を同席させて加奈が話し始めたところから始まって、
自分本位に考えていいから、ゆっくり、時間をかけて、
リアルに考えて欲しいと言う加奈、藤本。

待てない、急いでしまう翔太、
悪気のない静江(八千草薫)の曾孫が見たいという言葉に
子供を持つ気はない、欲しいと思っていないと言ってしまう翔太。

祖母にそんなことを言った翔太に
怒っているけど実際は怒る気持ちが高ぶらない加奈。
このあたりの展開は実に見応えがあった。

前回がああいう終わり方だったので、
同席してもらうのが藤本というところに
若干、違和感はあったけど、
加奈が死のうとしたことがあるのを知っているのは
翔太と藤本だけなので、
それは仕方がないと思う。

加奈から話を聞いた翔太が、
子供のこと、親子のことを改めて考えていく終盤は、
他の登場人物も自然に絡んでくる流れで
うまくできてるな、という印象だった。

神戸(松重豊)が子供の絵を見せるシーンは面白かったし、
翔太の母親の律子(キムラ緑子)がムキになって話すシーンと
ラストカットは意外とグッと来た。

あと、翔太と加奈のことで
朋也(岸部一徳)が重夫(風間杜夫)と四郎(井川比佐志)に
会いに来るシーンのやり取りも面白かった。
事前に重夫が中城が訪ねてくるのを中島と勘違いしてる段取りがあったので、
言い合ってる最中に重夫がシルバーナさんと口走っても
四郎がまた間違えたくらいの反応しかしないところがまた面白かったし。

とにかく家族の話への波及の仕方と、
繊細な心の動きの描写が見事な回だったと思う。

            採点 7.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/02/12

キイナ〜不可能犯罪捜査官〜  第4話 死を鑑る占い

演出:猪股隆一
脚本:松田裕子

本当にネタがないのか、
またしてもよくある内容だった。
今さら占いネタって…。

「VOICE」と同じように
もう作品の個性はどうでもよくなってる感じ。

小池栄子の高校からの同級生役で
同じ「美少女H」組の黒坂真美が出てきたのが
ちょっと懐かしい組み合わせだった。

            採点 6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

博多はたおと

制作統括:有田康雄
演出:清水拓哉
脚本:西田多加子
音楽:おかもとだいすけ
エンディングテーマ:「花びらふわり」紫織
制作:NHK福岡
出演:星野真里、竜雷太、草村礼子、鶴賀皇史朗、酒瀬川真世、久世卓也、
   中野弘子、りゅう雅登、清水一彰、森紀子、坪内陽子、今田萌、他

福岡発の地域ドラマ、第6弾。
博多織の職人養成学校を舞台に、
主人公の春子(星野真里)が成長し、
職人としての第一歩を踏み出すまでのドラマ。

約800年の歴史がある博多織をモチーフにしながら、
一本の帯に思いを織り込むこと、
師弟の絆を軸に技術を継承することを、
ブレずに描いているところが良かった。

斬新なストーリー展開があったわけじゃないものの、
お祭りイベントの春子のスピーチから
春子が師匠の岩井(竜雷太)に見守れながら
祖母(草村礼子)の想い出の帯を織るあたりは見応えがあった。

あのあたりはとくにワンシーンずつ丁寧に撮った感じが伝わって、
かなり好印象だった。

メインキャストを福岡出身者にしなかったのは
今回が初めてらしいけど、
3人ともすごく合っていたと思う。

地域性を追求しただけでない、
かなり上質のドラマだった。

            採点 7.0(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★☆
                演出  ★★★★☆
                配役  ★★★★☆
                音楽  ★★★☆☆
                新鮮さ ★★★☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆


| | コメント (0) | トラックバック (0)

トライアングル  6 哀しき殺人者

演出:白木啓一郎
脚本:水橋文美江

やっとサチ(広末涼子)と志摩野(堺雅人)の関係が明らかに。
でも、血が繋がっているという設定だった。
そうなるとサチが捨てられた経緯とかはどうするんだろう。

とりあえず秋本(佐々木蔵之介)の名前もまた出てきたし、
これをキッカケに上海へ舞台を移すことになりそう。

富岡(谷原章介)による新藤(宅麻伸)殺害の部分では、
またテーマに関することが少し描かれた。
世間にとってはどうでもいい事件でも、
たとえ時効という形で犯人に罪を問えなくなったとしても、
決して忘れることができない人たちがいる、というようなことが。

ただ、謎解きの方にウエイトがかかってるので
取って付けたようになってしまっているのが残念だった。

新藤に接触してきた人物がいることが明かされたり、
ここへきてサチの父親・均(大杉漣)が
信造(北大路欣也)のもとにまで現れるなど、
さらに謎は深まるばかり。

で、ラストでは舜(稲垣吾郎)が
信造に寝返ったという描写まであった。
ここは舜が仕掛けてる可能性も高いけど、
信造が受け入れたということは
警察の上層部に問題があることは確かなのかも。

出だしのパリロケがあまり効果的ではなかったので、
上海ロケは何とか意味あるものにして欲しい。

            採点 6.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

神の雫  le cinquieme verre 5

演出:石尾純
脚本:渡辺雄介

雫(亀梨和也)が一青(田辺誠一)との関係を知って
感情が爆発するあたりから、
一青が雫を引っぱたくあたりまでは悪くなかった。

本間(田口浩正)の話もあっさりはしていたものの、
雫が第三の使徒を見つける過程としては比較的スムーズだったので
ストーリーの流れはそんなに停滞しなかった。
まあ、本当はもっとがっつりと人間ドラマが見たいんだけど。

このドラマ化のテイストとしては
まとまっていた方だと思う。

            採点 6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

メイちゃんの執事  5

演出:石川淳一
脚本:古家和尚

メイ(榮倉奈々)が本郷家の跡取り候補だと分かっても
クラスメートがびびることはなく、
みるく(吉田里琴)が所属する謎の研究機関は
学園にずかずかと入ってきて、
詩織(山田優)が指示するとその研究機関は
あっさりと撤退する。
この世界のヒエラルキーはどうなってるんだろう。

毎回スポットが当たるお嬢様と執事の関係なんかは
それなりに面白い部分もあるのに、
細かいところがいろいろ雑で残念。

            採点 6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

VOICE[ヴォイス]  第5話

演出:石井祐介
脚本:金子茂樹

親子の絆を描いたシンプルな話。
ただ、大己(瑛太)たちが真実にたどり着くまでのデータが
もうほとんど法医学とは関係なかった。

これなら推理小説研究会みたいな
サークル仲間の設定でもよかったような気がする。

大己と佳奈子(石原さとみ)だけでなく、
亮介(生田斗真)と玲子(矢田亜希子)も
何となく雰囲気が良くなってきた感じ。
子役の子は可愛かった。

            採点 6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/02/09

本日も晴れ。異状なし  第4話

演出:山本剛義
脚本:藤本有紀

“みんなが先生”であるべきという内容の話。
いろんな立場の人の意見や考え方が入っていたので、
全体的な内容はそんなに悪くなかった。

白瀬(坂口憲二)の過去も少しずつ出てくるんだけど、
島にいる白瀬の雰囲気からかけ離れてる感じがして、
つながった話として興味が持てないのが残念。

            採点 5.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

銭ゲバ  第4話

演出:大谷太郎
脚本:岡田惠和

風太郎(松山ケンイチ)の芝居が成功して
茜(木南晴夏)との結婚を譲次(山本圭)が了承。
風太郎は計画通りに三國家へ深く入り込むものの、
健蔵(椎名桔平)が三國家までやって来て、
オレにも一枚噛ませろと言う展開になった。

カネを渡して追い返そうとする風太郎。
でも、裏の「警官の血」では殺人も犯した公安の刑事だった椎名桔平が
家政婦の春子(志保)の動きから庭の異変に気が付いて、
風太郎にとんでもないプレッシャーをかけるという行動に出た。

今回は目まぐるしく変わる風太郎の心理が
とくによく出ていたと思う。
一度、三國家を出た風太郎が
なかなか迎えに来ない三國家の連中にイライラしたり、
計画がうまくいったあとに伊豆屋でご飯を残したり、
掘り起こされた庭にアセったり…。

銭ゲバとなって生き抜こうとする風太郎が
伊豆屋のような人たちの価値観を目にするところも意味があった。

思い通りに進む部分と計画が破綻していく部分、
そこに揺れる気持ちが描かれるバランスは今回も良かったと思う。

風太郎が気持ちを吐露するシーンがナレーションではなく、
口に出してしゃべっているので、
あまりひとりでのセリフが長くなると
リアリティに欠けてしまう心配もややある。

今回で言えば、三國家を出る時に
屋敷を振り返りながらしゃべるところとか。
あのあたりだけはもう少し工夫して欲しい。

            採点 7.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

RESCUE〜特別高度救助隊〜  Mission3 訓練編

演出:松田礼人
脚本:山浦雅大

古賀(浅利陽介)は出動中ではなく、
たまたま遭遇した事故で
ケガ人を救出中に亡くなるというストーリーだった。

とくに古賀の体力やスキルの低さが命取りになったわけではなく、
大地(中丸雄一)が責任を感じるという切り口もない内容。
結果的に仲間を失うという山場はあったものの、
これまでと話の深さはあまり変わらなかった。

それにしても相変わらず日本のドラマは
スポンサーの都合で資材の落下が多いなあ。
大地の子供時代の演じてるのは「ラブレター」の健太(澁谷武尊)だけど、
あっちでもこっちでも資材が落ちすぎ。

大地と不動(山本裕典)の反発と協力も
いつものように分かりやすい見せ方だったけど、
最後に不動がおにぎりを食べるシーンは
それなりにまとまりが出たと思う。

            採点 5.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

歌のおにいさん  Act・3

演出:高橋伸之
脚本:永田優子

健太(大野智)が歌った公開生放送が高視聴率だったため、
テレビ局の専務(鶴田忍)のひと言で氷室(戸次重幸)が降板。
うらら(片瀬那奈)がメインを勤める展開に。

子供番組としてはダメでも視聴率がいいから
氷室がさらにもてはやされる、という展開でも
シニカルで面白かったんだけど、
さすがにそれではドラマが進展しないので
新体制は、うらら、健太、守(丸山隆平)、
そこに子供たちが加わるという形になった。

いきなり健太がメインではなく、
あっさり氷室を裏切ったうららがメインになったところが、
ストーリーとしても見せ方としても良かった。
片瀬那奈のコメディエンヌぶりも楽しめるし、
子供番組として成立させつつ
健太にも大袈裟に文句を言えるキャラが残るし。

今回は氷室が去っても
まだ子供番組で歌ったり笑ったりできない健太が、
何とかこの場所で頑張っていこうと決意するまでだったけど、
笑わせるところとマジメなところのバランスは良かったと思う。

健太が気持ちを入れ替える過程は
もう少し丁寧に描いてもよかったような気はする。
みちる(高良光莉)が健太を呼びに来て
わたる(清水優哉)に踊りを教えるところで
もうワンシーンなにか入れるとか。
そうすれば最後にわたるから言われるお礼で健太が決意する部分にも
もっと説得力が出たと思うんだけど。

でも、次回からは健太のさらなる成長が
これまでとはまた違った形で見られそう。

            採点 6.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

ラブ・シャッフル  Vol.4

演出:山室大輔
脚本:野島伸司

玲子(小島聖)のセリフによると
菊田(谷原章介)がもっとも意味を持たせた最後の組み合わせ。
その言葉通りにかなり見応えがあった。

まず、ダブルデートにも至った
宇佐美(玉木宏)と愛瑠(香里奈)、
芽衣(貫地谷しほり)と諭吉(DAIGO)の組み合わせでは、
諭吉のキャラクターがとくに時間を割いて描かれた。

お金を払うことで人間関係を維持してきた諭吉に
宇佐美が最後に友人としてお金を使わせたところはちょっと泣けた。
そこに至る過程での宇佐美の行動も
芽衣との関係を考えた上で会社を辞める決意と重なっていたし、
愛瑠は誰よりも諭吉のことを分かっていたし、
芽衣も芽衣らしい言葉で諭吉を励ましていたし、
このパーツはかなり面白かった。

アシストしあっていた宇佐美と諭吉の影で
宇佐美の相手が愛瑠ならいいと芽衣が言っていたのも、
今後の展開を考えると興味深い。

旺次郎(松田翔太)と海里(吉高由里子)、
菊田と玲子という2つの組み合わせは、
エロスとタナトスが交差したような感じ。

旺次郎と海里があそこまでいくとは思わなかったけど、
海里と玲子のシーンが象徴的で面白かった。

で、シーン自体は分断されていたものの、
今後への興味をかき立てられたのが菊田と玲子の会話。
その中でラブシャッフルのメンバーの中に
自殺した菊田の恋人に似ている人間がいるらしいことも語られた。

もし、それがラブシャッフルを提案した目的のひとつなら、
愛瑠か海里ということになる。
あとのふたりは提案したあとに会っているので。
ラブシャッフルはあくまでも実験で、
あとからそのことに気づいたのなら
他のふたりも含まれるわけだけど。

ただ、菊田の元恋人が女性と決めつけるのもこの場合は危険。
そのあたりも今回はどちらでも取れるように作ってあった。

とにかくいい意味で野島伸司らしさが出た
かなり面白い回だった。

            採点 7.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

リセット  #4

演出:岡本浩一
脚本:林誠人
脚本協力:福田雄一

いい人だと思っていた幼馴染み(川田広樹)の方が
実は悪かったという、よくあるパターン。

でも、このドラマでは2通りの人生があって、
2度目のリセットで消去してしまった方では
その幼馴染みが死んでいるので、多少は変化が出せたか。

まあ、リセットしなくても戸谷(井坂俊哉)は罪を犯しているので
どちらも悲惨な結果であるのはいつものことなんだけど。

ああ、それにしてもアンリ(田中直樹)が出てくると
無条件にイライラする。

            採点 5.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

ありふれた奇跡  第五回

演出:谷村政樹
脚本:山田太一

重夫(風間杜夫)と朋也(岸部一徳)の趣味を女装にしたのは、
全体のバランスを考えて柔らかくしようとしたからかも。
それくらい今回は他が不穏で重い内容だった。

静江(八千草薫)が桂(戸田恵子)に昔は不倫していたと
「岸辺のアルバム」を彷彿とさせるセリフを言ったシーンも、
一見、桂を気遣ったようでもあったけど、
最後は桂の不倫を知っていてワザと言ったのではないか、
というような雰囲気だった。

重夫と朋也もこれが最後と2人で女装姿のまま街へ出たのに、
最終的には重夫がそれでさらに開眼してしまって、
まだ女装を続けたいと言いだして2人の関係に緊張が走った。

そしてラストの加奈(仲間由紀恵)と藤本(陣内孝則)のシーンも。
あそこは店内の2人のポジションを考えると
ちょっと強引な流れではあったけど、
抱きしめる相手もいない、酒を飲むことも許されない藤本に、
加奈が“めずらしくない”“それでも生きていくしかない”と言うところは
かなり重い内容だった。

加奈の過去はやはり子供に関することだったけど、
あのフラッシュバックはどういう意味なのか。
養子を迎えるつもりなのか。

この部分はそれ以上の進展はなかったけど、
中盤に差し掛かってかなり大きな変化があった回だった。

            採点 7.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/02/05

キイナ〜不可能犯罪捜査官〜  第3話 蘇る死者

演出:山下学美
脚本:吉田智子

もうネタ切れってこともないんだろうけど、
今回は死んだと思われた人が生きていた例を
いくつか紹介した程度で、
内容は普通の事件だった。

こうなるとキイナ(菅野美穂)の
映像記憶能力だけが特徴のドラマになってしまう感じ。

それにしても毎回冒頭に山崎(平岡祐太)が
不思議な事件に呆れるノリで始められると面白くないなあ。
少なくともドラマの設定としては特別班という
特殊なチームが設けられてるんだし、
山崎や他の刑事たちが
いつまでも同じようなリアクションをしていると
うざったい感じがしてくる。

もう少し捜査一課内の雰囲気には
変化を出していって欲しい。

            採点 6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

トライアングル  5 隠された真実

演出:三宅喜重
脚本:水橋文美江

どうやら清子(風吹ジュン)は
本当に記憶をなくしていたという設定らしい。
病院ではサチ(広末涼子)の前で
佐智絵(志田友美)の話を普通にしてたし。

そうなるとあの時のサチの涙は
娘を亡くした清子のことを思ってというより、
自分が清子の娘ではなくなったことの方が大きいと思うんだけど、
そのあたりを印象づけてる描き方でもなかったなあ。

同級生たちの気持ちは
やや説明っぽいセリフではあったけど説明された。
“あの頃は悪いことをしたヤツはお巡りさんに連れて行かれるって信じてた”
“人を殺しても捕まらないヤツがいるなんて知らなかった”などなど。

そして亮ニ(江口洋介)からは
“誰が誰に殺されようが3日も経てば忘れる”というセリフもあった。
このあたりがこの作品のテーマにも関わるわけだけど、
あのシーンは少し強引だったような気もする。
富岡(谷原章介)と堀米(マギー)が来たのも唐突だったし、
次回への布石を打つために話の流れもちょっと不自然だった。

でも、丸山(小日向文世)が警察功労特別賞を辞退して
亮二と舜(稲垣吾郎)と一緒に捜査に出るところは、
ベタだけどそんなに悪くなかった。
本気で25年前の事件を探るというスタンスがハッキリ出たので。
賞状を破りかけてやっぱり返したところも、
丸山のキャラクターが出ていて良かったと思う。

そしてラストは新藤(宅麻伸)の死体が
唯衣(相武紗季)の車から発見されるシーンで終了。
事前に信造(北大路欣也)が唯衣の元へ現れるなど、
相変わらず意味ありげな展開は多かった。

            採点 6.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

神の雫  le quatrieme verre 4

演出:中島悟
脚本:渡辺雄介

第三の使徒は2週に渡って描かれることに。
本間(田口浩正)との勝負はまたあっさりしていたものの、
雫(亀梨和也)と一青(田辺誠一)の過去に関することと
最後のロベール(竹中直人)の言葉で
内容的にはかなり見応えが出た感じ。

ワインの表現だけじゃなく、
こういうところで広げてくれると、
限られた時間のドラマでも
それなりに興味は湧いてくると思う。

            採点 6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

メイちゃんの執事  4

演出:木下高男
脚本:古家和尚

メイ(榮倉奈々)と理人(水嶋ヒロ)、
泉(岩佐真悠子)と木場(夕輝尋太)の話自体は
前回に続いてそれなりに意味はあったと思う。

でも、細かいところの見せ方はずいぶん雑だった感じ。
メイと剣人(佐藤健)の絡みなんか、
もう少し丁寧に撮ってもよさそうなのに。
ライダーキックだけあればいいのか、このドラマは。

詩織(山田優)の本格参戦で
また雰囲気が変わるかも。

            採点 6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/02/03

VOICE[ヴォイス]  第4話

演出:松山博昭
脚本:金子茂樹

亮介(生田斗真)が法医学を続けると
父親(名高達郎)に言うキッカケの話としては、
内容的にそんなに悪くなかったと思う。

でも、終盤で大己(瑛太)が
五十嵐(田中圭)が死んだ理由を説明するところで
プライドという言葉を使ったあたりでワケが分からなくなった。
あそこの表現はプライドじゃないだろうに。

あと、小学生の時にエビフライを食べた理由を
大己が五十嵐の父親(小野武彦)に隠れた真実みたいに説明してたけど、
ああいう状況ならその時に父親にも報告がいってたと思う。

もちろん、土曜日に「銭ゲバ」で殺された田中圭が
月曜日に「VOICE」で司法解剖されてたというのが
ドラマとしては最大のツッコミどころなんだけど、
それ以外にも脚本的にはまたツッコミどころが多かった。

大己と佳奈子(石原さとみ)が2人でじゃれあう部分は、
“トマトに塩”のところだけちょっと面白かった。

            採点 6.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/02/02

本日も晴れ。異状なし  第3話

演出:武藤淳
脚本:藤本有紀

今回も島の生活にストレスを貯めている
うらら(松下奈緒)の話のようでいて、
じつは島だけに限らない話になっているという内容。

それにしても季節が悪いなあ。
本日も晴れ、とかいっても
曇りじゃないかってくらい雲が多いし、日差しは弱いし。

基本的には本島で撮ってるようなので、
スカッとした青が少ないのもツライ。

            採点 5.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

銭ゲバ  第3話

演出:狩山俊輔
脚本:岡田惠和

さすがにもう主人公が人を殺すシーンは省略。
それだけにあの状況から風太郎(松山ケンイチ)が
白川(田中圭)を殺して運搬するまでの段取りは、
ちょっと強引だった。

提供スポンサーの表示は
初回からスズキとコカコーラの2社のみという少なさで、
2話からはコカコーラだけになっている状況。
あのあたりをリアルにやるのはムリなのかも。

でも、今回も風太郎の銭に対する執着と幸福に対する渇望、
残酷さとやさしさ、強さと弱さなどは出ていたと思う。

あと、茜(木南晴夏)の心理描写も丁寧な感じ。
風太郎がワザと刺されたあとの病院で
緑(ミムラ)がすぐに風太郎に駆け寄った時の表情とか。

映像のカット割りなども含めた全体のクオリティは
やっぱり高いと思う。

            採点 7.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

RESCUE〜特別高度救助隊〜  Mission2 訓練編

演出:倉貫健二郎
脚本:八津弘幸

今回も分かりやすい内容に終始。
でも、仲間を見捨てないという思いで
大地(中丸雄一)が古賀(浅利陽介)を訓練に残して、
それが最悪の選択になる可能性も出てきたので、
次回の見せ方はちょっと期待できるかも。

とにかく訓練生が8人まで減ったので、
少し変化が出そう。

            採点 5.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

ラブ・シャッフル  Vol.3

演出:山室大輔
脚本:野島伸司

菊田(谷原章介)のかつての恋人が
自殺していたことが明かされつつ、
菊田の口からハッキリと
エロスとタナトスという切り口についての説明があった。

その菊田と愛瑠(香里奈)の組み合わせでは、
愛瑠の方から“悲しいのに笑わないで”というセリフがあり、
最後に菊田がひとりで泣き崩れるシーンがあったり、
同情する愛瑠に菊田からそういう愛し方はいけないと注意があったり、
ラブシャッフルしていく中で
それぞれの本質がさらけ出されていくデートは今回も続いた。

宇佐美(玉木宏)と海里(吉高由里子)のところも、
デートの途中で宇佐美が軽い気持ちで死にたいと言ったあとに
海里が目の取れかかったパンダを欲しがり、
それを宇佐美がUFOキャッチャーで取る展開に。

最後に宇佐美がギャラリーに見守られて活躍するというのは
前回と同じ流れなんだけど、
無表情だった海里にも動きが出た内容だった。

芽衣(貫地谷しほり)と旺次郎(松田翔太)の組み合わせで、
宇佐美との未来がないことは分かっているのに離れられない芽衣が
旺次郎と寝たと宇佐美に嘘をつき、
その嘘に旺次郎が付き合う流れも2人の個性が出て面白かった。
あのパーツは最後に芽衣が旺次郎にキスをしたことで
より深みが出たと思う。

ヘンにコメディテイストになっていなければ
それなりに見応えはあるんだけどなあ。
依然としてやたらと浮いた掛け合いがあったりするところはツライ。

あと、廊下でのパジャマパーティー。
あれだけの高級マンションなんだから
エレベーターホールに椅子とテーブルくらいある設定でもよかったのに…。
そこまでじゃなくても、
せめてもう少しそこで飲みたいと思わせるようなスペースを作るとか。

かなり重要なセリフがやり取りされる現場なのに、
どうにも落ち着かない感じがするのがもったいない。

            採点 7.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

リセット  #3

演出:山田勇人
脚本:古賀直樹
脚本監修:林誠人
脚本協力:福田雄一

2通りの人生の選択に関しては、
SP1話目くらいの分かりやすさがあった。
それだけに、リセットしても細山(ほっしゃん。)が
採用されてしまうあたりは、
もっと説得力を出して欲しかったけど。

木南晴夏は「銭ゲバ」に続いて不幸な運命。
でも明るいところも見られたのは良かった。

            採点 5.5(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

ありふれた奇跡  第四回

演出:谷村政樹
脚本:山田太一

加奈(仲間由紀恵)と翔太(加瀬亮)の家族に物語が広がってきた。
父親の重夫(風間杜夫)と朋也(岸部一徳)が
同じ趣味を持つ知り合い同士という部分は
事前に情報が流れていたんだけど、
加奈の母親・桂(戸田恵子)は不倫をしていたという設定だった。

「岸辺のアルバム」では八千草薫が不倫をしている主婦の役で
家族の崩壊を描いていたわけだけど、
同じような設定を用いて逆のテーマをどう描いていくのか、
そこはちょっと興味がある。

そういえば「岸辺のアルバム」では
電話の会話をセリフに多用していたのに対して、
このドラマではメールを多く使っていたりもする。
意識してかどうかは分からないけど、
主題歌も洋楽だし、共通点はやっぱり多いような気がする。

今回はまず、翔太の祖父・四郎(井川比佐志)が最高だった。
股引から着物へ着替えたところは思わず笑った。
あと、相変わらず翔太の微妙な感情の変化を
四郎だけは読み取ってしまうところも。
あれは重夫との対比という意味でも面白かった。

で、そんな田崎家を見ていると、
男3人の職人の家でありながら
中城家より関係は密なような気がする。
男を作って出ていった律子(キムラ緑子)に対する重夫の対応や
前回の律子と翔太のシーンなんかを見ても。

中城家は、桂が不倫をしていたというだけでなく、
朋也と桂の会話、静江(八千草薫)と桂の関係などの描写から
かなり冷たい印象がある。
むしろ加奈がいることで家族の関係が保たれてる感じ。

やっぱり田崎家と中城家は、
翔太と加奈が死のうとしたことを知っているかどうかも含めて
違いを出していると思う。

桂の不倫相手(吹越満)とのシーンは、
新聞紙に雑に包まれた人形と見つからない10万円が
やけにせつなかった。
不倫の終わりだったというだけじゃなくて、
桂の根本的な喪失感も出ていたと思う。

加奈と翔太の関係は、
一気に進んでブレーキをかけて、という展開だったけど、
傷を抱えながらも惹かれていく気持ちと
縛られていても踊りたいというアイリッシュダンスの絡め方は
象徴的で良かった。

アイルランドに関するエピソードがすでに物語に入っていて、
そのあとにアイルランドのエンヤの主題歌が決まったらしいけど、
あのダンスのシーンで流れる主題歌も良かった。

            採点 7.0(10点満点平均6)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »