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2009/02/23

ありふれた奇跡  第七回

演出:谷村政樹
脚本:山田太一

すごいなあ、やっぱり山田太一は。
とくに翔太(加瀬亮)が再び中城家へ訪れて
朋也(岸部一徳)から厳しく責め立てられる展開は見応えがあった。
単に翔太の過去に絡めるだけでなく、
朋也、桂(戸田恵子)、静江(八千草薫)の人物像まで
しっかり描いているところが見事だったと思う。

その一件をあとで桂と静江が
加奈(仲間由紀恵)に話すシーンも良かった。
翔太がいくつか話してないことがあったという部分は
妙にリアリティーがあって、
それだけに朋也が翔太に対して居丈高な態度を取ったことを
加奈が気にする表情に真実味が出た。

こういう細かいところで加奈と翔太の結びつきが
どれくらい深まっているのかを表現したりするところは、
本当に丁寧だと思う。

四郎(井川比佐志)と静江が喫茶店で会うシーンが、
また両方の気持ちが分かるいい場面だった。
翔太の過去を理解した上で何とか力になってやりたい四郎と、
加奈の過去を知らないままに孫の幸せを願う静江の違いも
すでに視聴者には伝わっているだけに、
せつない感じもあった。

その静江が家ではちょくちょく家族の部屋を覗いているようで、
桂の不倫のこともやっぱり知っているようだったのが
ちょっと面白かった。
人間にはいろんな面があるものだから、
静江にもそういうところがあるのは深みがあって面白かった。

次回はついにその静江も含めた中城家の人間に
加奈の過去が明かされるようで…。
終盤の大きな山場になりそう。

あと、藤本(陣内孝則)にも
もしかしたらまだ話してないことがあるようなシーンもあった。
最終的には家族が支えになるであろう翔太や加奈と違って、
藤本はすでに家族を失っているので、
そのあたりの展開も今後の見どころか。

            採点 7.5(10点満点平均6)


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