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2009/03/16

銭ゲバ  最終話

演出:大谷太郎
脚本:岡田惠和

最後までやりきったなあ。
想像する幸せな生活と実際にやってきたことが
風太郎(松山ケンイチ)の中でオーバーラップする見せ方は、
予想してないと面食らったかもしれないけど、
各シーンの作り方や編集は良かったと思う。

とくに風太郎と健蔵(椎名桔平)が酒を飲むシーンは
想像の世界でも風太郎の死後にもあったので、
かなりグッと来た。

ただ、ラストはどうなんだろう。
風太郎のセリフの内容自体は必要だったかもしれないけど、
ドラマの見せ方としてはもう少し別の方法でもよかったような気がする。

いや、実際はあの後に風太郎が不様に死を恐れるわけで、
その時間軸を逆にした見せ方自体は秀逸だったと思う。
だから単純にラストシーンの作り方はあれで良かったのか、
というだけのことなんだけども。

見ている側にもいろいろ想像させる
最終回全体の作り方は良かったと思う。
カネを返して元の生活に戻った健蔵、
カネを受け取って生活を立て直した伊豆屋、
新たな銭ゲバとなりそうな春子(志保)などなど、
正解や正しさが曖昧な問題を描いていたからこそ、
捉え方がいろいろになる作り方はむしろ良かった。

個人的には、前回の伊豆屋のシーンで
風太郎が悟った自らの死を完遂させたことと、
想像する世界で茜(木南晴夏)と幸せに暮らしていたことで
かなり納得がいった。

そういう意味では伊豆屋にお金を送ったことも
一貫性はあったと思う。
最後の最後は不様に怯えて死んでいったのも、
人間・風太郎を見られて良かった。

賛否両論ある作品だったとは思うけど、
とにかく描きたいことをブレずにやったところはスゴかった。
いろんな方面に迎合して日和るドラマが多い中、
徹底してやりきった姿勢は評価されていいと思う。
土曜9時枠では「女王の教室」以来か。
たまにこういうのをやってくれると
新鮮な気持ちでドラマが見られるからいい。

あと、この作品は役者の頑張りもスゴかったけど、
映像や音楽も質が高かった。
それが全体のクオリティーも上げたと思う。

当然、見る人によって好き嫌いはあっただろうし、
最終回は全否定という人もいるだろうけど、
コミック原作のドラマ化としてはかなりの逸品だった。

            採点 7.5(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★★
                演出  ★★★★★
                配役  ★★★★★
                主題歌 ★★★★★
                音楽  ★★★★★
                新鮮さ ★★★★☆
                話題性 ★★★☆☆

          平均採点 7.11(10点満点平均6)


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