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2009/05/14

アイシテル〜海容〜  第5話

演出:久保田充
脚本:吉本昌弘

ホームレスのおばあさんが大空真弓だったことに、
施設の中でアップになるまで気がつかなかった。

まあ、それはいいとして、
これまでいろいろと前フリはあったんだけど、
結局、智也(嘉数一星)の“誰にも言えないこと”は
ドラマのオリジナルに変更されていた。

連ドラの場合、原作通りなら
それはそれでテーマが伝わりづらくなったとは思う。
でも、やっぱり“誰にも言えないこと”とするには
インパクトが足りなくなってしまったんじゃないだろうか。

ホームレスのおばあさんに抱きつかれたとか、
ボヤの原因を作ってしまったとか、
おばあさんにケガをさせたらしいとか、
細かい要素の積み重ねになっていたのも効果が薄かったと思う。

智也がさつき(稲森いずみ)との約束を守らなかったことを悔やむ、
という部分を立てるのなら、
逆に大人ならまったく気にしないような
もっと些細なことでもよかったかもしれない。

ただ、昆虫のエピソードはかなり効いていて、
智也がおばあさんのところへ通っていたのも
昆虫の話をしたかったらしいというは良かったと思う。
そのあたりから智也が清貴(佐藤詩音)にむかついた原因を描けば
筋は通るような気がする。

もうひとつの大きな出来事は、
美帆子(川島海荷)がさつきに被害者家族だと名乗った上で
“あんたが死んでみれば”と言ってしまったこと。
これはどうなんだろう。

謝罪が届かなければ非常識と言われ、
花をたむければ無神経と言われる加害者側の描き方は
そんなに悪くないと思う。

でも、清貴に“消えちゃえばいい”と言ったことをずっと後悔して
やっと聖子(板谷由夏)とも分かり合えていた美帆子が、
この言葉を言ってしまったのはちょっと違和感があった。
誰かがさつきに突きつけなければいけないセリフなのは分かるけど。

とりあえず、智也の“誰にも言えないこと”を変更したことで
海容へのハードルはむしろ高くなったかもしれないので、
終盤の描き方には期待したい。

            採点 6.0(10点満点平均6)


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