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2009/05/21

アイシテル〜海容〜  第6話

演出:吉野洋
脚本:吉本昌弘

美帆子(川島海荷)からさつき(稲森いずみ)に会ったこと、
さつきに言ってしまったことを聞いた聖子(板谷由夏)が、
自分が美帆子を叱ることはできないと自覚しつつ
すぐに富田(田中美沙子)へ連絡した展開は良かった。

被害者の母親としては冷静すぎる対処ではあるんだけど、
聖子が事件直後の失意から多少は立ち直りつつある状況で、
美帆子のこともきちんと考えようとしている描写としては
なかなか良かったと思う。

和彦(山本太郎)が智也(嘉数一星)に面会へ行く展開も良かった。
キッカケとなった彩乃(田畑智子)の言葉には
それほど説得力があったとは思わないけど、
仕事は見つからず、暴れて警察のやっかいになり、
さつきが倒れて入院するという流れの中だったのでムリはなかった。

というか、父親が面会に来ているという言葉を聞いて
智也が驚いて振り向くシーンにかなり感情移入できたので、
やっぱりタイミングとしては良かったと思う。

最後に和彦が泣き崩れるところも、
キャッチボールが楽しかったと言ってもらえたことだけじゃなく、
鉄格子のある扉の向こうに去っていく息子の姿を見て、
やっと現実と向き合うようになった感じが出ていたので、
この和彦と智也のパーツは全体的に良かった。

さらに、智也に会えたことを
和彦が病院にいるさつきに話すシーンも印象的だった。
直前に描写されたことを改めて和彦が話すだけだから
脚本的には仕掛けをしたいところだけど、
あえてそのまま言わせたことで、
和彦の気持ちの高揚が伝わった。

もちろん、今回のメインは、
死んで償うということも頭をよぎったさつきが、
生きていかなくてはいけない、
生きて智也と一緒に償っていかなくてはいけないと
決意することだったと思う。

その上でラストに書いたのが
“生きていくことをどうかお許しください”という2通目の手紙なので。

そのための富田のアドバイスも
敏江(藤田弓子)からの言葉も良かったんだけど、
生きて償っていくために
夫である和彦もここで同じ方向を向けたのは良かったと思う。
まあ、遅いっちゃあ遅いんだけど。

前回の内容は個人的にちょっと失速した印象もあっただけに、
今回はそれをカバーする部分もあって良かった。

            採点 7.0(10点満点平均6)


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