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2009/06/29

ぼくの妹  最終話

演出:金子文紀
作:池端俊策

タイトル通り兄と妹の関係に絞って描いた、
妙にリアリティのあるいい最終回だった。

颯(長澤まさみ)が庭師の築山(波岡一喜)と
結婚すると言い出したくだりも、
颯のキャラクターが出ていて良かったと思う。

これからもあんな風に
颯は盟(オダギリジョー)に心配をかけていくんだろうし、
それに振り回されながらも盟は颯の世話を焼いて、
お互いに支え合っていくんだろうということがよく出ていた。

結婚はしないけど颯がウエディングドレスを着るシーンもあって、
あの2人だけの家族写真は沁みるものがあった。

九鬼(千原ジュニア)は盟にだけ挨拶をして
田舎の実家に去っていったけど、
颯と九鬼の別れのシーンがなかったことで、
将来を想像できる範囲を残したところも良かったと思う。

花畑は九鬼の父親である櫻井(大滝秀治)が残したものだし、
颯と九鬼の将来が100%ないとも言い切れない。
もちろん、ドラマとしてはそこにこだわる必要もなく、
男運のない妹を兄が心配しながらも見守るという
その兄妹関係は描けていたので良かった。

盟があのまま地方医療の現場にシフトしていくのか、
機美(西原亜希)との関係がどうなるのかなどを
ハッキリ描かなかったのも良かったと思う。

ストーリーとしての盟と颯の結末をハッキリ描かなかったことで、
むしろ兄と妹の永遠のつながりが浮き立ったと思う。

全体的には、そういうテイストが分かってきた
4話以降あたりからはすごく良かったと思う。
ただ、序盤は派手なストーリー展開で、
どこに落ち着かせたいのかがちょっと分かりにくかった。

里子(ともさかりえ)の死も、
盟・颯の兄妹と九鬼の関係をつなぐ意味や
九鬼のキャラクターを描く上では重要だったけど、
あそこまで事件性を高める必要があったのかどうかは疑問だった。

弁護士の瀬川(田中哲司)も
颯のキャラクターを描く上では確かに意味があった。
でも、鈴木砂羽を起用した妻も含めて、
ドラマとしては使い方が中途半端だった気もする。

盟、颯、九鬼、春奈(笹本玲奈)、機美で進行した
後半はすごく面白かっただけに、
序盤のテイストの違いがちょっと残念だった。

            採点 7.5(10点満点平均6)

                脚本  ★★★★☆
                演出  ★★★★☆
                配役  ★★★★★
                音楽  ★★★★☆
                主題歌 ★★★★☆
                新鮮さ ★★☆☆☆
                話題性 ★☆☆☆☆

          平均採点 6.50(10点満点平均6)

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