September 17, 2004
南くんの恋人 最終回
監督:佐藤嗣麻子
脚本:中園ミホ
すごい明るい終わり方(笑)
まあ、いいか。
南くん(二宮和也)とちよみ(深田恭子)が
月下の泉で千次(北村総一郎)の無事を祈っただけでなく、
事故に遇った2人のことを
今度は千次が祈って助けるという展開には
それなりの盛り上がりがあった。
なぜ小さくなってしまったのかという部分は気にせず、
単にラブストーリーとして描くなら
こういう終わり方もアリだろう。
少なくともハッピーエンドを望んでいた人は多かっただろうし。
ただ、個人的には、
小さくなってしまった理由も絡めながら
原作通りにちよみの死までを描いた
岡田惠和版の方がやっぱり好きだった。
なぜちよみは小さくなったのか、
なぜ死ななければならなかったのか、
そこをどう解釈するかが
この原作の面白さでもあると思うので。
南くんとちよみのラブシーンは
なかなか良かった。
採点 6.0(10点満点平均6)
脚本 ★★☆☆☆
演出 ★★☆☆☆
配役 ★★☆☆☆
主題歌 ★★★☆☆
音楽 ★★★☆☆
新鮮さ ★★☆☆☆
話題性 ★★☆☆☆
平均採点 6.18(10点満点平均6)
September 17, 2004 in 南くんの恋人 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
September 10, 2004
南くんの恋人 第10話
監督:佐藤嗣麻子
脚本:中園ミホ
前回の終わりから想像すると
日下部(田辺誠一)はもう少し別の絡ませ方をすると思ってたのに…。
意外と普通のキャラだったな。
で、結局、千次(北村総一郎)には
そのままの姿で会うことに。
ちよみ(深田恭子)が“恋人の南くんです”と紹介するところと、
南くん(二宮和也)が千次に結婚の許しを得るシーンは
さすがにカタルシスがあった。
最終回はハラハラさせつつも
結局はメルヘンの範囲で物語を終わらせそう。
ここまで来るとそれも致し方なしか。
採点 6.5(10点満点平均6)
September 10, 2004 in 南くんの恋人 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
September 03, 2004
南くんの恋人 第9話
監督:大垣一穂
脚本:中園ミホ
前半は怒ったちよみ(深田恭子)が可愛かったし、
終盤はお母さん(名取裕子)を絡めながら
ちよみと野村さん(宮地真緒)の心情を描いてホロっとさせた。
“愛する人を守るためなら
世界中の人に嘘をついてもかまわない”
というお母さんの言葉は良かったな。
最後に野村さんを抱きしめながら話す言葉も
ちゃんと野村さんとちよみ2人に話しかけていたし。
ちよみと野村さんの関係においては
セックスができる、できないまで話をしたのが
意味があって良かった。
あと、野村さんがちよみを連れて歩くシーンができたことで、
男はポケット、女はバックという対比ができたのも
ちょっと面白かった。
ここまで来ると、
ちよみの存在を知る人間がどこまで広がるのか、
というのが興味の的。
それによってラストの雰囲気も変わってくるような気がする。
採点 6.5(10点満点平均6)
September 03, 2004 in 南くんの恋人 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
August 27, 2004
南くんの恋人 第8話
監督:大垣一穂
脚本:中園ミホ
押入の中で仁王立ちしてるちよみ(深田恭子)は
ちょっとカッコ良かった。
南くん(二宮和也)のお母さん(名取裕子)は
すでにあらゆることに関して気がついているようで、
次回以降の行動が楽しみになった。
大原(石井智也)は今回も良かったな。
常にドタバタなんだけどいいヤツっぷりを発揮していた。
しかし、ラストはどうするつもりなんだろう。
ひよった終わり方だけはして欲しくないんだけど。
原作が大好きで、
岡田惠和がドラマ化した前作は悔しくて見てないという
中園ミホに賭けてみるか。
採点 6.5(10点満点平均6)
August 27, 2004 in 南くんの恋人 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
August 20, 2004
南くんの恋人 第7話
監督:木内麻由美
脚本:中園ミホ
前回の最後にちよみ(深田恭子)が残していった置き手紙は
なかなか良かったけど、
結局、その後は今までと同じようなことしか描けなかった。
今回は脚本だけでなく、
演出、編集も良くなかったな。
監督の経験の浅さがもろに出た感じ。
次回に期待しよう。
採点 5.5(10点満点平均6)
August 20, 2004 in 南くんの恋人 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
August 13, 2004
南くんの恋人 第6話
監督:佐藤嗣麻子
脚本:中園ミホ
南くん(二宮和也)とちよみ(深田恭子)、
南くんと野村さん(宮地真緒)、
それぞれの関係がよく描けていたと思う。
小さくなったちよみを見て
最初はビックリした謎の老人(桜井センリ)が、
今後、どこまで絡んで来るのか、
とりあえずそこに注目したい。
“ちっちゃい私は気楽でいいや。
妊娠なんてありえないし”
というちよみのセリフは、
元々の内田春菊の発想をうまく盛り込んでいたと思う。
採点 6.5(10点満点平均6)
August 13, 2004 in 南くんの恋人 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
August 06, 2004
南くんの恋人 第5話
監督:佐藤嗣麻子
脚本:福間正浩、中園ミホ
ずいぶん手の込んだ方法で
千次(北村総一郎)とちよみ(深田恭子)を会話させた。
でも、そこまでしてビデオを否定する必要もなかったような…。
ラストを変えるつもりなのかな。
浴衣姿のちよみを見て、
千次が直接“よく似合う”と言ったところがミソなわけだけど、
桜(安倍麻美)も最後は両親(西村雅彦、名取裕子)から
本当によく似合うと言われ、
嬉しそうにお好み焼きの屋台を手伝っていた。
あのシーンを入れていたのは丁寧だったと思う。
採点 6.5(10点満点平均6)
August 06, 2004 in 南くんの恋人 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
July 30, 2004
南くんの恋人 第4話
監督:新城毅彦
脚本:中園ミホ
ちよみ(深田恭子)の母親は駆け落ち後、
夫とともに事故死していたことが明かされた。
ここにはとくに裏がなかったけど、
母親のいとこだった日下部(田辺誠一)の気持ち、
千次(北村総一郎)のちよみに対する想いなどが描かれたので、
ドラマとしての深みはだいぶ出てきた。
ラストでは野村さん(宮地真緒)のキャラも深まったし。
ちよみが南(二宮和也)とちょっとだけ一緒に寝た時の、
“で、何するの?”というセリフと、
南を気遣って自分のベッドに戻るシーンも良かったな。
別に下世話な意味だけでなく。
このシーンがあったから
最後の“やっぱり元に戻りたい”が余計に活きたと思う。
採点 6.5(10点満点平均6)
July 30, 2004 in 南くんの恋人 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
July 23, 2004
南くんの恋人 第3話
監督:新城毅彦
脚本:中園ミホ
もうテレビでは水着にならないと言ってたのに
宮地真緒が白のビキニ姿を披露。
これがキャスティングの大きな理由か。
今回はその野村さん(宮地真緒)の内面を描きながら
南くん(二宮和也)とちよみ(深田恭子)の信頼を深めた。
テレビ版「南くんの恋人」は普通の三角関係ではなく、
南くんとちよみ、南くんと野村さん、という
個別の関係がひとつの見どころなので、
今後も野村さんは丁寧に描いて欲しい。
南くんの両親(西村雅彦、名取裕子)の絡め方は
今回くらいが丁度いいと思う。
採点 6.0(10点満点平均6)
July 23, 2004 in 南くんの恋人 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
July 16, 2004
南くんの恋人 第2話
監督:佐藤嗣麻子
脚本:中園ミホ
多少、せつない感じが出てきた。
ちよみ(深田恭子)が書道をやっていることが、
南くん(二宮和也)とつき合うことになるシーンにも、
千次(北村総一郎)との連絡にもうまく使われていた点が良かった。
あと、ちよみの母親が千次の前から同じように消えていた、
というのが今回のトピックか。
まさか母親も…!?
全然関係ないけど、
魚屋のお兄さんが貴山侑哉だよね?
内田春菊の今の旦那さん。
シーン的には何でも駅伝の練習と受け取られる描写は面白かった。
いずれにしても、
宮地真緒が今後の課題であることには変わりがなさそうだ。
採点 6.0(10点満点平均6)
July 16, 2004 in 南くんの恋人 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
July 09, 2004
南くんの恋人 第1話
企画:高橋浩太郎
プロデュース:黒田徹也
協力プロデュース:照喜名隆、布施等
監督:佐藤嗣麻子
脚本:中園ミホ
原作:内田春菊「南くんの恋人」
音楽:住友紀人
主題歌:「瞳の中のGalaxy」嵐
制作協力:ザ・ワークス
制作:テレビ朝日
出演:深田恭子、二宮和也、宮地真緒、田辺誠一、北村総一朗、西村雅彦、
名取裕子、安倍麻美、石井智也、石橋奈美、田澤有里朱、荻野なお、
桜井センリ、貴山侑哉、剛州、大塚洋、来須修二、他
10年前の連ドラと大きく違うのは、
ちよみ(深田恭子)の父親がいないこと。
テレ朝のコミック原作モノには欠かせない
草刈正雄パパが昔はすごく良かったんだけど…。
初回ではなぜちよみの両親がいないのか明かされなかったけど、
祖父(北村総一朗)のセリフから
ちよみの母親と祖父の間に何かしらの確執があった様子。
ちよみと南(二宮和也)の担任・日下部(田辺誠一)が
ちよみの親戚でもあるという設定なので、
彼にも草刈正雄パパ的な役割がいくのかな。
田辺誠一は「人間の証明」にも出ているので大変そう。
10年前は千葉麗子が演じていた野村さんは、
リサコから麗花と名前を変えて宮地真緒が演じることに。
…これはどうなんだろう。
あの髪型はアリなの?
ていうか、宮地真緒って
もともと大人っぽい美人タイプじゃないからな。
この役はかなり厳しそうな気がする。
原作はエロティックな部分もかなりあるけど、
ドラマではそのあたりがカットされて、
単行本化の際に書き加えられた衝撃的なラストシーンも
前作はファンタジーの範囲で感動的に描かれた。
ある意味、セカチュー的に。
果たして今回はうまくいくのかな。
ちよみが書道に打ち込んでいるというのは新しいアプローチ。
あと、屋久島というアイテムも。
このあたりはぜひうまく使って欲しい。
初回は不安点も多々あったけど、
しばらくは様子をみてみよう。
採点 5.5(10点満点平均6)
July 09, 2004 in 南くんの恋人 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
July 02, 2004
南くんの恋人
『南くんの恋人』 7/8〜
テレ朝系 木曜9時 期待度 ★★★☆☆
内田春菊のコミックが原作で、
94年に「月曜ドラマ・イン」で連ドラ化された作品。
10年前は高橋由美子・武田真治がちよみ・南を演じたが、
今回は深田恭子・二宮和也が演じる。
テレ朝のコミック原作シリーズが始まった記念碑的作品で、
当時は岡田惠和の脚本が光っていた。
今回は中園ミホが書く。
深田恭子はなにげにデカイ、というイメージがあるが、
身長16cmのピュアな恋を見せて欲しい。